JPH0459743A - ナフタレン誘導体 - Google Patents

ナフタレン誘導体

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JPH0459743A
JPH0459743A JP2168889A JP16888990A JPH0459743A JP H0459743 A JPH0459743 A JP H0459743A JP 2168889 A JP2168889 A JP 2168889A JP 16888990 A JP16888990 A JP 16888990A JP H0459743 A JPH0459743 A JP H0459743A
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沖田 真
Hiroshi Shirota
代田 寛
Masayuki Tanaka
政行 田中
Toshihiko Kaneko
敏彦 金子
Katsuya Tagami
克也 田上
Shigeki Hibi
滋樹 日比
Yasushi Okamoto
康 岡本
Seiichiro Nomoto
野本 誠一郎
Takeshi Suzuki
鈴木 赳
Kenichi Chiba
健一 千葉
Masaki Goto
正樹 後藤
Ryoichi Hashida
亮一 橋田
Hideki Ono
英樹 小野
Hideto Ohara
大原 秀人
Hideki Sakurai
桜井 英樹
Shigeru Soda
左右田 茂
Yoshimasa Machida
町田 善正
Koichi Katayama
片山 幸一
Isao Yamatsu
功 山津
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はナフタレン誘導体に関する。更に詳しく述べれ
ば、医薬として優れた作用を有するナフタレン誘導体に
関する。
〔発明の背景及び先行技術〕
インターロイキン−1(以下単にIL−1と称する)は
マクロファージ、好中球などから産生される蛋白質で、
炎症及び免疫系の中心的な因子であり、慢性関節リウマ
チに代表される自己免疫疾患や炎症性疾患等との関係が
明確になりつつある。
特に最近の報告によれば、慢性関節炎、ことに慢性関節
リウマチ患者の滑液中にIL−1が検出され、更に滑液
中にあるリンパ球遊走因子は主としてIL−1であるこ
と、更に活動期のリウマチ患者の末梢血単球はIL−1
産生能が先進していることなどが判明している。
そこで本発明者等は主としてIL−1の産生を抑制する
ことにより、慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患及び
炎症性疾患等の疾病の治療・予防に応用しようと試みた
慢性関節リウマチは原因不明の慢性炎症性疾患であり、
薬物的な治療としては、非ステロイド抗炎症薬等が用い
られているが、治療効果、副作用の面で有用性が十分で
ない。
本発明者等は、IL−1産生抑制作用を有する化合物に
ついて長年にわたって検討を重ねてきたが、ナフタレン
誘導体が優れた作用を有することを見出した。
ナフタレン誘導体としては、例えば特開昭61−263
943号が5−リポキシゲナーゼ阻害作用を有している
として開示されている。
〔発明の構成及び効果〕
本発明は上述の背景を考慮して、優れたIL−1産生抑
制作用を有する化合物について探索研究を行ってきた結
果、次の化学構造式で表されるナフタレン誘導体が所期
の目的を達することができることを見出し、完成した。
即ち、本発明の目的化合物は次の一般式(I)で示され
るナフタレン誘導体又はその薬理学的に許容できる塩で
ある。
〔式中、R1は水素原子、低級アルキル基又はアシル基
を意味する。
R2は独立して水素原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、アルコキシアルコキシ基、アリールアルコキシ
基、ヘテロアリールアルコキシ基、ハロゲン原子、シク
ロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、水酸基、置
換されてもよいアリール基、アリール基が置換されてい
てもよいアリールアルキル基、ヘテロアリール基又はヘ
テロアリールアルキル基を意味する。
R3,R4は同−又は相異なって水素原子、低級アルキ
ル基、低級アルケニル基、置換基を有してもよいアリー
ル基、アリール基が置換されていてもよいアリールアル
キル基、アリール基が置換されていてもよいアリールア
ルケニル基、シクロアルキル基、アルコキシアルキル基
、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基、カル
ボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノアルキル基、
シアノ基を意味する。
R5は式−0R7(式中R7は水素原子又は低級アル(
式中R11,R9は同−又は相異なる水素原子、低級ア
ルキル基を意味するか、又はR11,R9はR8,R’
が結合している窒素原子と一緒になって酸素原子あるい
は窒素原子を含んでもよい環を形成することができる。
) で示される基を意味する。
R6は独立して水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシアルキル基、低級アルコキシ基、水
酸基、アミノ基、アリールアルキル基、アリール基を意
味する。
mは0又は1〜2の整数を意味し、nは0又は1〜4の
整数を意味する。〕 本明細書において、ナフタレン環のそれぞれの炭素の位
置番号は次の通りとする。
本発明化合物(I)における上記の定義において、R1
,R2,R3,R4,R1+、 R?、 R1及びR′
の定義の中に見られる低級アルキル基とは、炭素数1〜
6の直鎖もしくは分岐状のアルキル基、例えばメチル基
、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、
イソブチル基、5ec−ブチル基、tert−ブチル基
、ペンチル基(アミル基)、インペンチル基、ネオペン
チル基、tert−ヘンチル基、1−メチルブチル基、
2−メチルブチル基、1.2−ジメチルプロピル基、ヘ
キシル基、イソヘキシル基、1−メチルペンチル基、2
−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、1゜1−
ジメチルブチル基、1.2−ジメチルブチル基、2,2
−ジメチルブチル基、l、3−ジメチルブチル基、2,
3−ジメチルブチル基、3,3−ジメ、チルブチル基、
1−エチルブチル基、2−エチルブチル基、1.1.2
−)ジメチルプロピル基、1.2.2−)ジメチルプロ
ピル基、1−エチル−1−メチルプロピル基、1−エチ
ル−2−メチルプロピル基などを意味する。これらのう
ち好ましい基としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基などを挙げることができるが、最も
好ましい基はメチル基、エチル基である。
R3,R’の定義にみられる低級アルケニル基とは、上
記の炭素数1〜6の低級アルキル基から誘導されるアル
ケニル基を意味する。
R2の定義にみられる低級アルコキシ基とは、上記の炭
素数1〜6の低級アルキル基から誘導される低級アルコ
キシ基を意味するが、好ましい例としては、例えばメト
キシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、インプロポキ
シ基、n−ブトキシ基などを意味する。
R2の定義にみられるハロゲン原子とは、塩素、臭素、
ヨウ素、フッ素を意味する。
R2の定義中シクロアルキル基としては、例えばシクロ
プロピル、シクロブチノヘシクロペンチノペシクロヘキ
シノベシクロヘブチルなどの炭素数3〜7のシクロアル
キル基をいう。
シクロアルキルアルキル基とは、上記のシクロアルキル
基から誘導される基をいい、代表的なものとしては、例
えばシクロペンチルメチル、シクロプロピルメチル、シ
クロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル基などを挙
げることができる。
R2,R6の定義にみられるアリール基とは、フェニル
基、ナフチル基などをいい、これらはメチル基、エチル
基などの低級アルキル基、ハロゲン原子、低級アルコキ
シ基などで置換されていてもよい。アリール基が置換さ
れていてもよいアリールアルキル基とは、上記のアリー
ル基から誘導されたアリールアルキル基を意味する。
最も好ましい基としては、例えばベンジル基、フェネチ
ル基などを挙げることができる。
R2,R3,R4の定義におけるヘテロアリール基とは
、ピリジル基、フリル基、ピリミジル基など複素環から
誘導された基をいい、ヘテロアリールアルキル基とは、
例えばピリジルメチル基などを意味する。
R2,1lt3.1lt4の「置換されてもよいアリー
ル基コの定義において、置換基としては、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基などの低級アルキル基、メト
キシ基、エトキシ基などの低級アルコキシ基、ハロゲン
原子などを意味し、「アリール基が置換されていてもよ
いアリールアルキル基」とは、上記の置換されていても
よいアリール基から誘導された基をいう。
R2の定義中アルコキシアルコキシ基とは、上記の低級
アルコキシ基から誘導される基を意味するが、例えばメ
トキシエトキシ基、エトキシエトキシ基、メトキシプロ
ポキシ基などをいう。
また、アリールアルコキシ基とは、上記のアリール基か
ら誘導される基を意味するが、例えばベンジルオキシ基
、フェネチルオキシ基などをいう。更にヘテロアリール
アルコキシ基とは、上記のへテロアリール基から誘導さ
れる基をいう。
また、R6の定義における低級アルコキシアルキル基と
は、上記の低級アルコキシ基の定義から誘導される基を
意味するが、例えばエトキシエトキシ基、メトキシプロ
ポキシ基、エトキシエトキシ基などを意味する。
R1の定義にみられるアシル基とは、脂肪族飽和カルボ
ン酸、脂肪族不飽和カルボン酸、炭素環式カルボン酸又
は複S環式カルボン酸のような有機酸の残基が挙げられ
るが、具体的には、例えばホルミル、アセチル、プロピ
オニノヘブチリル、イソブチリノペバレリル、イソバレ
リノペヒハロイルなどの低級アルカノイル基、ペンゾイ
ノペ トルオイル、ナフトイルなどのアロイル基、フロ
イル、ニコチノイノペイソニコチノイルなどのヘテロア
ロイル基などを挙げることができる。
またR3. R’の定義中jR8,R9が結合している
窒素原子と一緒になって酸素原子あるいは窒素原子を含
んでもよい環を形成する」とは、例えば次のような基を
挙げることができる。
本発明化合物の特徴とするところは、ナフタレン環の1
の位置が式−0R1(式中R1は前記の意味を有する)
で示される置換基で置換され、2の位置が式−C=[ニ
ーCUR5(式中R3,R’及びR5R3R’ は前記の意味を有する)で示される基で置換されている
構造を有することである。
この場合、Ryは水素原子である場合又はアシル基であ
る場合が最も好ましい。アシル基の中でもアセチル基の
場合が最も好ましい。
R3,R’の上記の定義のうち最も好ましい場合は、そ
れぞれ独立して水素原子、低級アルキル基、アリール基
、置換されても良いアリールアルキル基の場合である。
また−殺伐(1)において、式−(R”)、で表される
基は、独立して水素原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、アルコキシアルコキシ基、アリールアルコキシ
基、ヘテロアリールアルコキシ基、ハロゲン原子、シク
ロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、水酸基、置
換されてもよいアリール基、アリール基が置換されてい
てもよいアリールアルキル基、ヘテロアリール基又ハヘ
テロアリールアルキル基を意味する。
「独立して」とは、mが2であるときナフタレン環の3
位又は4位での置換基が同一であっても異なっていても
よいという意味である。即ち換言すれば、式(I)は下
記の式(I”)でも示される。
(式中、R1,R3,R4,R5,R6,nは前記の意
味を有し、R”、 Rbは同−又は相異なる水素原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルコキシアルコ
キシ基、アリールアルコキシ基、ヘテロアリールアルコ
キシ基、ハロゲン原子、シクロアルキル基、シクロアル
キルアルキル基、水酸基、置換されてもよいアリール基
、アリール基が置換されていてもよいアリールアルキル
基、ヘテロアリール基又はヘテロアリールアルキル基を
意味する。) これらのうち好ましい場合を挙げれば、m=1であり 
R2がナフタレン環の4の位置である場合である。
更に一般式(I)において、式−(R6)。で表される
基は、独立して水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシアルキル基、低級アルコキシ基、水
酸基、アミノ基、アリール基、アリールアルキル基を意
味する。「独立して」とは、nが2.3又は4であると
き、ナフタレン環の5〜8位での置換基が同一であって
も異なっていてもよいという意味である。即ち換言すれ
ば、式(1)は下記の式(I”)でも示される。
(式中、RI、 R2,R3,R4,Rf+、 、は前
記の意味を有し、R’、 R’、 R@、 R’は同−
又は相異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシアルキル基、低級アルコキシ基、水
酸基、アミノ基、アリール基又はアリールアルキル基を
意味する。) 本発明において、最も好ましい化合物群は次の一般式(
A)で示されるナフタレン誘導体又はその薬理学的に許
容できる塩である。
X 〔式中、R1は水素原子、低級アルキル基又はアシル基
を意味する。
R″は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、
アルコキシアルコキシ基、アリールアルコキシ基、ヘテ
ロアリールアルコキシ基、)飄ロゲン原子、シクロアル
キル基、シクロアルキルアルキル基、水酸基、置換され
てもよいアリール基、アリール基が置換されていてもよ
いアリールアルキル基、ヘテロアリール基又はヘテロア
リールアルキル基を意味する。
R3,R4は同−又は相異なって水素原子、低級アルキ
ル基、低級アルケニル基、置換基を有してもよいアリー
ル基、アリール基が置換されていてもよいアリールアル
キル基、アリール基が置換されていてもよいアリールア
ルケニル基、シクロアルキル基、アルコキシアルキル基
、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基、カル
ボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノアルキル基、
シアン基を意味する。
R5は式−0R7(式中R7は水素原子又は低級アル(
式中R@、 R9は同−又は相異なる水素原子、低級ア
ルキル基を意味するか、又はR8,R’はR’、 R”
が結合している窒素原子と一緒になって酸素原子あるい
は窒素原子を含んでもよい環を形成することができる。
)で示される基を意味する。
R’は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級
アルコキシ基、低級アルコキシアルキル基、水酸基、ア
ミノ基、アリールアルキル基、アリール基を意味する。
〕 即ち、本発明化合物の一般式(I) において、m、n
のいずれも1であり R2がナフタレン環の4の位置〔
式(A)におけるR″〕であり、R6がナフタレン環の
8の位置〔式(A) におけるRy〕にある場合である
式(A)  において、R1は水素原子である場合が最
も好ましく、次いでアシル基である場合が好ましい。
RXは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、
アルコキシアルコキシ基、アリールアルコキシ基、ヘテ
ロアリールアルコキシ基、ノ\ロゲン原子である場合が
好ましい。
R3,R’は上記の定義の置換基において好ましい基と
しては、同−又は相異なる水素原子、低級アルキル基の
場合である。
R5としては、式−OR’で表される場合が好ましく、
中でもR7が水素原子又は低級アルキル基である場合が
最も好ましい。
R’としては、水素原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、ハロゲン原子、アリール基、アリールアルキル
基などが好ましい。
尚、本発明において薬理学的に許容できる塩とは、慣用
の無毒性塩類であり、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫
酸塩、燐酸塩などの無機酸塩、例えば酢酸塩、マレイン
酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホ
ン酸塩、トルエンスルホン酸塩などの有機酸塩、又は例
えばアルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸などの
アミノ酸との塩などを挙げることができる。
更に、Na、に、 Ca、 Mgなどの金属塩をとるこ
ともあり、本発明の薬理学的に許容できる塩に包含され
る。
本発明の化合物は、分子内に不斉炭素を有し、種々の立
体異性体が存在する場合もあるが、本発明においては、
その各々あるいはその混合物のいずれもが本発明に包含
されることは言うまでもない。
更に、化合物によっては水和物を形成する場合は、それ
らも本発明に包含されることは言うまでもない。
本発明化合物は種々の方法で製造できるが、これらのう
ちで代表的な方法について述べれ(f以下の通りである
(一連の式中H1,R2,R3,H4,R5,R6,m
及びnは前記の意味を有する。) 即ち、一般式(II)で表されるアルデヒド又はケトン
化合物に一般式(III)、 (IV)又は(V)で表
されるリン酸エステルあるいはホスホニウム塩を常法に
よりWittig反応せしめ、目的物質(I)を得るこ
とができる。
一般式(IV)にふいて、Rfi、 R1は低級アルキ
ル基を示すが、通常はエチル基の場合が最も好ましい。
これらの反応は塩基の存在下で行うことが好ましい結果
を与える。
塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナ
トリウムアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエ
トキシド、t−BuOKSMeLl。
n−BuLiなどがあげられる。
溶媒としては、無溶媒又はメタノーノペエタノールなど
のアルコール類、ベンゼン、テトラヒドロフラン、ジメ
トキシエタン、ジメチルホルムアミド(DMF) 、ジ
メチルスルホキシドなどが用いられる。反応温度は一り
0℃〜溶媒の沸点であるが、好ましくは約0〜70℃で
ある。
また、R5が水酸基である目的物質は次の方法によって
も製造することができる。
一般式(1)で表される目的物質はR5が式−OR’(
式中R7は上記の意味を有する)で表される基である場
合で、R7が低級アルキル基である場合はエステル体と
なっているが、このエステル体(Vl)を常法により加
水分解することにより、目的物質の一つであるカルボン
酸(VII)  とすることができる。
(一連の式中R’、 R2,R3,R’、 R’、 R
’、 m及びnは前記と同様の意味を有する。) 上言己式(Vll)で表される目的物質において、トラ
ンス体、シス体が所望の場合は、それぞれ出発物質とし
ての化合物(Vl)としてトランス体又はシス体を用い
ることにより容易に得ることができる。
本反応の溶媒としては、水あるいは水と混和しろる溶媒
、例えばメタノール、エタノール、テトラヒドロフラン
、アセトニトリノ収アセトンなどから適宜選択された溶
媒中、塩基の存在下に常法により加水分解する。
塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのア
ルカリ金属炭酸塩あるいは水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムなどの水酸化アルカリがあげられる。
反応温度は約0℃又は室温から溶媒の沸点である。
一般式(1)で表される目的物質において R1が水素
原子である目的物質、即ちナフタレン環の1の位置が水
酸基である化合物は、次の方法によって製造することが
できる。
(一連の式中、R2,R3,R4,R5,Rg、 m及
びnは前記の意味を有し、Yは水酸基の保護基を意味す
る。)即ち、一般式(Vlll)で表される水酸基が適
当な保護基で保護されている化合物を出発物質とし、こ
れを常法により脱保護して、目的物質の一つである化合
物(JX)を得ることができる。
保護基としては、例えばベンジル基、p−メトキシベン
ジル基、フラン−2−イル基、ピラン−2−イル基など
のほか、アセタール系の保護基、例えばメトキシメチル
基、エトキシメチル基、メトキシエトキシメチル基など
をあげることができるが、最も好ましい基としてはメト
キシメチル基をあげることができる。
本反応の溶媒としては、水あるいは水と混和しろる溶媒
、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテ
ル類、メタノーノペエタノールなどのアルコール類、ア
セトン、アセトニトリルなどがあげられる。また、酢酸
エチルなどのエステル類、ベンゼン、トルエンなどの芳
香族炭化水素類も用いることができる。
酸としては、塩酸、硫酸、p−)ルエンスルホン酸、D
−10−カンファースルポン酸などがあげられる。
反応温度は一り0℃〜溶媒の沸点であるが、好ましくは
室温から溶媒の沸点である。
更にR1がアシル基である目的物質、即ちナフタレ’y
%の1の位置がアシルオキシ基でアル化合物は、例えば
次のような方法で製造することができる。
(式中R2,R3,R’、 R5,Rr′、 m及びn
は前記)意味を有し、R1+はアシル基を意味する。)
即ち、ナフトール誘導体(IX)を常法により、例えば
無水酢酸、所望のカルボン酸又は酸ハロゲン化物、無水
カルボン酸などの反応性酸誘導体などのアシル化剤とピ
リジンなどの脱酸剤を約り℃〜溶媒の沸点までの温度で
反応させ、目的物の一つである一般式(X)で表される
トランス−アシルオキシ誘導体を容易に得ることができ
る。この場合、置換基によってはトランス体、シス体が
あり、通常はトランス体が得られる。
本発明の化合物を製造する際の出発物質である上述の一
般式(I I)で表される化合物は新規化合物であり、
医薬として優れた作用を有する本発明のナフタレン誘導
体を製造する際の重要な中間体として有用である。
出発物質の製造方法A 上記の製造方法において、出発物質として用いられる一
般式(II)で表される化合物のうち、R1が水酸基の
保護基で保護されており、R3が水素原子である化合物
(Xrl)  は、例えば次の方法によって製造できる
(式中、R2,R’、 m、 nは前記の意味を有する
。)即ち、一般式(XI)で表される化合物と強塩基、
例えばn−ブチルリチウムとを反応させ、N、N−ジメ
チルホルムアミドを作用させることにより、アルデヒド
誘導体(Xll)を得ることができる。この際溶媒とし
ては、エーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類
を用い、−78℃〜30℃、好ましくは一り0℃〜室温
で反応を行うことができる。
出発物質の製造方法B 上記の製造方法Aにおいて、一般式(Xlりで表される
化合物のうち、R2が水素原子又は低級アルキル基であ
る場合は、例えば次の製造方法によって製造することも
できる。
H (XIV) (XV) (式中、R’、 m、 nは前記の意味を有する。)即
ち、一般式(XIII)で表されるナフトール誘導体を
、例えばオルトギ酸メチノペオルトギ酸エチルなどのオ
ルトエステル誘導体、ジクロロメチルメチルエーテルな
どと反応させ、ヒドロキシアルデヒド誘導体(XIV)
又は(XV)  を得ることができる。この際、触媒と
して塩化アルミニウム、四塩化チタンなどをあげること
ができる。反応溶媒としては、例えばジクロロメタン、
クロロホルム、ベンゼン、トルエンナトカアケられる。
得られるヒドロキシアルデヒド誘導体(XIV)を常法
により、例えば水素化ナトリウム、ジイソプロピルエチ
ルアミンなどを塩基とし、クロロメチルメチルエーテル
などと反応させ、アルデヒド誘導体(XVI)を得るこ
とができる。
出発物質の製造方法C 製造方法Aにおいて、一般式(XII)で表される化合
物のうちR2がハロゲンで、m=1である場合は、例え
ば次の製造方法によって製造することができる。
H (式中、R6,0は前記の意味を有し、Xはハロゲンを
意味する。) 即ち、ヒドロキシアルデヒド誘導体(XVII)を、例
えば塩化スルフリル、臭素などのハロゲン化剤と反応さ
せ、ハロゲン化物(XVIII)を得ることができる。
得られるハロゲン化物(XVIII)を常法により、例
えば水素化ナトリウム、ジイソプロピルエチルアミンな
どの脱酸剤を用いてクロロメチルメチルエーテルと反応
させ、一般式(XIX)で表されるアルデヒド誘導体を
得ることができる。
出発物質の製造方法り 製造方法Aにおいて、一般式(XI)で表される化合物
のうちR2がメチル基で、m=1である場合は、例えば
次の製造方法によって製造することができる。
HO CH3 (式中、R6,nは前記の意味を有する。
HO CI([1 即ち、ヒドロキシアルデヒド誘導体(XX)を、例えば
水素化アルミニウムリチウムと塩化アルミニウムを一2
0℃から室温で反応させ、一般式(XXI)で表される
ナフトール誘導体を得ることができる。反応溶媒として
は、テトラヒドロフランなどのエーテル類が挙げられる
次いで、1−ナフトール誘導体(XXI)を常法通り、
例えば水素化ナトリウム、ジイソプロピルエチルアミン
などの塩基を用いてクロロメチルメチルエーテルと反応
させて、ナフトール誘導体(XXII)を得ることがで
きる。
出発原料の製造方法E 製造方法Aにおいて、一般式(XI)で表される化合物
のうちR2が低級アルキル基、アリール基が置換されて
もよいアリールアルキル基又はヘテロアリールアルキル
基で、m=1である場合は、例えば次の製造方法によっ
て製造することができる。
口CH20CH3 OCH20CH。
(式中、R6,nは前記の意味を有し、RIOは低級ア
ルキル基、アリール基又はヘテロアリール基を意味し、
Acはアセチル基を意味する。)即ち、ヒドロキシアル
デヒド誘導体(XX)を常法通り、例えば水素化ナトリ
ウム、ジイソプロピルエチルアミンなどの脱酸剤を用い
てクロロメチルメチルエーテルと反応させ、アルデヒド
誘導体(XXIII)を得ることができる。
得られるアルデヒド誘導体(XXIII)を、例えばア
ルキルリチウム試薬やグリニヤール試薬と反応させ、ア
ルコール誘導体(XXmを得ることができる。反応溶媒
はエーテノペテトラヒドロフランなどを挙げることがで
きる。
得られるアルコール誘導体(XXIV)を常法通り、具
体的にはピリジンを脱酸剤として無水酢酸と室温から6
0℃まで加熱し、アセチル化し、アセテート(XXV)
を得ることができる。
得られるアセテート(XXV)を、例えばパラジウム炭
素などの触媒を用いて接触水素添加すると、還元体(X
XVI)を得ることができる。反応溶媒としては、メタ
ノーノペエタノールなどのアルコールL 酢酸エチル、
テトラヒドロフランなどが挙げられる。反応温度は具体
的には室温で行うことができる。
出発原料の製造方法F 製造方法Bにおいて、−殺伐(Xlll)で表される化
合物のうち、R2が水素原子で、R6が低級アルキル基
又はアリール基が置換されてもよいアリールアルキル基
で、n−1である場合に、例えば次の製造方法によって
製造することができる。
(式中、R11は低級アルキル基又はアリール基を意味
し、ACはアセチル基を意味する。)即チ、1.8−ナ
フタレンカルボラクトン(XXVII)を、例えばアル
キルリチウム、グリニヤール試薬などと反応させ、ケト
ン誘導体(XXVIII)を得ることができる。反応溶
媒としては、エーテノペテトラヒドロフラン、ヘキサン
などを挙げることができる。反応温度は一90℃〜60
℃であり、好ましくは一80℃〜0℃で、ある。
得られるケトン誘導体(XXVIII)を常法に従って
、例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウム
リチウムなどの還元剤を用いて還元すると、ジオール誘
導体(XXIX)を得ることができる。
得られたジオール誘導体(XXIX)を常法通り、例え
ばピリジンなどの脱酸剤を用いて無水酢酸と水冷から室
温で反応させ、ジアセテー) (XXX)を得ることが
できる。
得られたジアセテー) (XXX)を、例えばパラジウ
ム炭素などの触媒を用いて接触水素添加すると、還元体
(XXXI)を得ることができる。反応溶媒としては、
メタノーノペエタノールなどのアルコール類、酢酸エチ
ノペテトラヒドロフランなどが挙げられる。反応温度は
具体的には室温で行うことができる。
得られる還元体(XXXI)を常法通り加水分解し、ナ
フトール誘導体(XXXII)を得ることができる。
次に本発明の効果を詳細に述べるために1.本発明化合
物の代表化合物についての薬理実験例を以下に示す。
実験例 健常成人男子よりクエン酸存在下で静脈血を採取した。
この血液からFicoll/Paque比重遠心法によ
り単核細胞を得た。細胞を3回Ha・nk’s溶液で洗
浄後、非動化自己血清を10%含んだRPM11640
培養液に2〜3×106個/m1になるように浮遊させ
た。この浮遊液を24穴プレートに0.5−ずつ入れて
、37℃、5%CO2/95%airで2時間培養した
。RPM11640で3回培養プレートをゆるやかに洗
浄して、非付着細胞を除去した後の接着細胞を単球とし
て実験に用いた。
被験薬はエタノールに溶解し、エタノールの最終濃度が
0.1%になるように培地に加えた。
30分後にリポポリサッカライドを最終濃度1μg/−
になるように添加し、37℃、5%CO7/95%ai
rで18時間培養した。
培養後、培養上清はミリポアフィルタ−を通過させて細
胞外IL−1の測定試料とした。また、接触細胞に新た
に培養液を加えて細胞を超音波で破砕した後、ミリポア
フィルタ−を通過させて細胞内IL−1の測定試料とし
、IL−1の産生抑制率を算出した。
結果を表1に示す。
尚、IL−1の定量は次の方法に従った。
IL−1の定量 IL−1の定量は常法に従い、C3H/HeJマウスの
胸腺細胞を用い、1μm27d!のフィトヘマグルチニ
ン(Difco社製)存在下でのIL−1による増殖反
応を〔3日〕−チミジンの取り込みを指標にして行った
ヒト単球からのIL−1産生を検討する際は、標準IL
−1としてリコンビナントヒトI L −IB (Ge
nzyme社製)を、ソノ他ノ場合はりコンビナンドヒ
トI L −1cr(Genzyme社製)を用い、そ
の標準曲線をもとに測定試料のIL−1量(Unit/
r++jりを算出した。対照との比較から各被験薬のI
L−1産生抑制率を求tた。
表 ] 表 1 (続き) 上記の実験例により、本発明化合物は、優れたインター
ロイキン−1産生抑制作用を有することが明らかである
更に、本発明の化合物はIL−1に代表されるサイトサ
インあるいは各種炎症性メデイエータ−の産生遊離を抑
制又は阻害することが判明しており、これらの作用に基
づく医薬として有用である。
従っ′て、本発明化合物は慢性関節リウマチ、全身性エ
リテマトーデス、全身性強皮症、べ一チェット病、結節
性動脈周囲炎、潰瘍性大腸炎、活動性慢性肝炎、糸球体
腎炎などをはじめとする各種自己免疫疾患;変形性関節
炎、痛風、アテローム硬化症、乾癖、アトピー性皮膚炎
、肉芽腫を伴う肺疾患、各種脳炎など炎症症状が病態の
基本になっている難治性各種疾患の治療及び予防に有効
である。
これらの他に全身症状として発熱、急性期反応蛋白ある
いは赤沈先進を伴う病態、更にはある種の糖尿病の治療
・予防剤として有効である。
IL−1、特にIL−1βは末梢において痛覚過敏を引
き起こすペプチドであることが示唆されていることから
、鎮痛作用も期待できる。
本発明化合物をこれらの疾患の治療・予防剤として投与
する場合、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、シロップ
剤などとして経口的に投与してもよいし、また坐剤、注
射剤、外用剤、点滴剤として非経口的に投与してもよい
が、本発明の場合は、経口剤として投与することが好ま
しい。
投与量は、疾患の種類、症状の程度、年令などにより著
しく異なるが、経口剤としてヒトに投与する場合は、0
.001〜20mg/kg 、好ましくは0.01〜1
5mg/kgであり、更に好ましくはO11〜10mg
/kgを1日1〜4回にわけて投与する。
経口・非経口投与のための製剤化は、通常の製薬的に許
容できる担体を用い、常法により製造する。
注射剤、点滴剤などを調製する場合は、生薬に必要によ
りpH調整剤、緩衝剤、安定化剤、可溶化剤などを添加
し、必要ならば凍結乾燥などを行って、常法により皮下
・筋肉・静脈内用注射剤、点滴注射剤とする。
〔実 施 例〕
次に本発明化合物及びその製造方法をさらに説明するた
めに実施例を記載するが、本発明はこの実施例に限定さ
れるものではない。
なお、以下の実施例で使用する原料化合物の製造方法を
参考例で説明する。
下記、参考例、実施例において、φはフェニル基、Ac
はアセチル基を意味する。
注)核磁気共鳴スペクトルデータにおいて、水酸基及び
カルボン酸のピークが検出されないものもある。
1.8−ナフタレンカルボラクトン30gのテトラヒド
ロフラン(300mff)溶液に一60℃窒素雰囲気で
1.9Mフェニルリチウムシクロヘキサン−ジエチルエ
ーテル(70:30)溶液187dを一40℃以下で滴
下した。滴下後、室温まで昇温しながら3時間攪拌した
。反応液に水を加え、希塩酸で中和し、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、溶媒を留去した。
得られる結晶を酢酸エチル−イソプロピルエーテルにて
洗浄し、濾取すると、標記化合物24、8 gが褐色結
晶として得られた。
・’H−NMR(400MHz、 CDCl5)  δ
;7.05(m、2H)、 7.44〜7.62(m、
6H)、 7.84(m、 2H) 、 8.03 (
+n、 LH)グネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。
得られる結晶性残渣をイソプロピルエーテルで洗浄し、
濾取すると、標記化合物17.2 gが褐色結晶として
得られた。
・’H−NMR(400!、lHz、 CDCl5) 
 δ:3.52(br、s、IH)、 6.52(m、
LH)、 7.0Hdd。
J=1.1Hz、 6.6)1z、 IH)、 7.1
8〜7.41 (m、 9H)。
7、47 (d、 J=8.21(z、 LH)、  
7.84(dd、 J=1.1Hz。
8.4Hz、LH)、 9.15(m、LH)8′−ヒ
ドロキシ−1′−ベンゾナフトン24,8gのエタノー
ル(200mlり溶液に室温で水素化ホウ素ナトリウム
3.9gを加え30分間攪拌した。反応液を氷水に注ぎ
希塩酸で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を
無水硫酸マ8− (1−ヒドロキシ−1−フェニルメチ
ル)−1−ナフトール17.2 gと無水酢酸19.5
−のピリジン(100ml)溶液を室温で2時間攪拌し
、80℃で1時間加熱した。反応液を濃縮した後、酢酸
エチルを加え、水と飽和食塩水で洗浄した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒留去後、得られる濃
緑色油状物をエタノール400rdに溶かし、10%パ
ラジウム炭素(50%含水品)Igを加え、60℃、5
0kg/cm2で24時間接触水素添加した。触媒を濾
去した後、濾液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(3%酢酸エチル/ヘキサン)で精製すると、
標記化合物12.9 gが白色結晶として得られた。
・’H−NMR(90M)Iz、 CDCl5)δ;1
.96(s、3H)、 4.58(s、2H)、 6.
90〜7.76(m、IIH) で乾燥し、溶媒を留去すると、標記化合物10、2 g
が褐色結晶として得られた。
・’HNMR(90MHz、 CDCl5)δ;4.6
8(s、2H)、 5.03(br、s、LH)、 6
.56(ddJ=IHz、7)1z、IH)、 6.9
6〜7.41(m、9H)。
7、61(dd、 J=2Hz、 7Hz、 LH)酢
酸8−ベンジル−1−ナフチル12.9 gとIN水酸
化ナトリウム58mj!のメタノール/テトラヒドロフ
ラン(120mE150mN)溶液を室温で1時間攪拌
した。反応液に希塩酸を加え中和し、有機層を飽和炭酸
水素ナトリウムと飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグ
ネシウム8−ベンジル−1−ヒドロキシ−4−ナフタレ
ン力ルバルデヒドの合成 フタレン力ルバルデヒド0.7gが黄褐色油状物として
得られた。
HD 8−ベンジル−1−ナフトール10.2 gのジクロロ
メタン(60mllり溶液に氷冷下で四塩化チタン9.
4mj!を滴下した。黒紫色反応液にα。
α−ジクロロメチルメチルエーテル6.2mlを滴下し
、室温まで昇温しながら2時間攪拌した。反応液に水冷
下で氷水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去すると、結晶性
残渣が得られた。結晶をテトラヒドロフラン−酢酸エチ
ルで洗浄すると、8−ベンジル−1−ヒドロキシ−4−
ナフタレンカルバルデヒド4.5gが褐色結晶として得
られた。濾液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(2%酢酸エチル/ヘキサン)にて精製すると、
8−ベンジル−1−ヒドロキシ−2−す・’H−NMR
(90MHz、  DMSO−d6)δ;4.68(s
、2H)、 6.84〜7.68(m、8H)、 7.
87(d、J=7Hz、IH)、 9.16(m、IH
)、  10.08(s、LH)。
11、43(s、 LH) O’H−NMR(90M)lz。
4、82 (s、 2H) 。
(s、1)1) CDC1,)δ; 7.08〜7.77(m、l0H)、  9.92(b
) 8−ベンジル−1−ヒドロキシ−4−メチ2.56(S
、3H)、 4.’70(S、2H)、  4.87(
br、s、LH)。
6、49(d、 J=7Hz、 LH)、 6.94〜
7.46(m、 8H)。
7、79 (m、 1)1) 水素化アルミニウムリチウム1.9gのテトラヒドロフ
ラン(80rnfり懸濁液に一20℃で8−ベンジル−
1−ヒドロキシ−4−ナフタレンカルバルデヒド4.4
gのテトラヒドロフラン(70rnl)溶液を加え、続
いて塩化アルミニウム2.24 gをゆっくり加え、室
温まで昇温しながら1.5時間攪拌した。反応液を一5
℃に冷却し、水をゆっくり加えた。更に希塩酸を加えエ
ーテル抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(5%酢酸エチル/ヘキサン)で精製すると、標記化合
物3.0gが淡緑褐色結晶として得られた。
・’!(−NMR(90M)lz、 CDC13)δ;
8−ベンジルー1−ヒドロキシ−4−メチル−1−ナフ
トール3.0gのジクロロメタン(20mf)溶液に四
塩化チタン2.7ml?を水冷下で加え、20分間攪拌
した。反応液にα、α−ジクロロメチルメチルエーテル
1.8mf!を滴下し、室温まで昇温しながら1時間攪
拌した。
反応液を氷冷し、氷水を加え酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫鼠マグネシウムで乾
燥後、溶媒を留去した。
得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
5%酢酸エチル/ヘキサン)で精製すると、標記化合物
0.96 gが黄色結晶として得られた。
一’H−NMR<90)AHz、 CDC13)δ;2
.56(s、3H)、 4.82(s、2H)、 7.
01〜7.90(m、9H)、 9.82(s、LH)
・’ HNMR(90!、IH2,CDC13)δ;2
.67(d、J=IHz、3H)、  3.47(s、
3H)、  4.78(s、2H)、  4.85(s
、2H)、  7.04〜8.00(m、9tl)。
12、44(s、 IH) の合成 φ)IiIC)I・[]C1(・ H3 8−ベンジル−1−ヒドロキシ−4−メチル−2−ナフ
タレンカルバルデヒド0゜96gのジクロロメタン(5
−)溶液に過剰量のジイソプロピルエチルアミンとクロ
ロメチルメチルエーテルを加え室温で一晩攪拌した。反
応液を短いシリカゲルカラムクロマトグラフィーに通じ
ると、標記化合物1.7gが粗油状物として得られた。
4−ヒドロキシ−5−メチル−1−ナフタレンカルバル
デヒド85gを水素化アルミニウムリチウム52gのテ
トラヒドロフラン(31)溶液に一10℃でゆっくり加
え、その後、塩化アルミニウム63gを3℃で加え、室
温で2時間攪拌した。反応液に氷水、IN塩酸を加え、
酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5%酢酸
エチル/ヘキサン)にて精製すると、標記化合物74g
が淡褐色結晶として得られた。
・’H−NMR(90M)lz、 CDCl5)δ;2
、55(s、 3H)、 2.93(s、 3H)、 
4.96(br、 s、 LH)。
6、54(d、 J=7Hz、 LH)、 7.00(
d、 J=7Hz、 LH)。
6、96〜7.22(m、 IH)、 7.28(t、
 J=8Hz、 LH)。
7、55 (br、 cl、 J=8Hz、 LH)4
.8−ジメチル−1−ナフトール153gのジクロロメ
タン(1,21)溶液に0℃で四塩化チタン195rn
1を加え、続いてジクロロメチルメチルエーテル130
m1を滴下し、0℃で30分間攪拌した。反応液に氷水
を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。抽出液を濃
縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5
%酢酸エチル/ヘキサン)にて精製すると、標記化合物
82gが黄色結晶として得られた。
・融点;97〜99℃ ・’HNMR(90MH2,CDCl5)δ;2.52
(d、J=IHz、3H)、 2.92(s、3H)、
 7.10(S、IH)、 7.16(br、d、J=
8Hz、IH)、 7.43(t、 J=8Hz、 L
H)、 7.60(br、 d、 J=8Hz、 LH
)。
9、72(s、 LH)、 13.18(s、 IH)
H3 IH)、  7.76(br、d、J=8Hz、1)1
)、  10.46(s、LH)4,8−ジメチル−1
−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルバルデヒド82gの
ジクロロメタン(31)溶液に、0℃でジイソプロピル
エチルアミン714m1.クロロメチルメチルエーテル
200mj!を滴下し、室温で1時間攪拌した。
反応液に水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を
水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(3%酢酸エ
チル/ヘキサン)にて精製すると、標記化合物60gが
赤橙色結晶として得られた。
・融点;48〜49℃ ・’H−NMR(90MHz、 CDCl、)δ;2.
61(d、J=Ez、3H)、 2.89(s、3H)
、 3.52(s、3H)、 5.02(s、28)、
 7.’26(br、d、J=8Hz。
LH)、 7.43(t、J=8Hz、IH)、 7.
62(d、J=IHz。
8−エチル−1−ナフトール5.0gのジクロロメタン
(40rnIり溶液に、氷冷下凸塩化チタン6.37r
nI!、ジクロロメチルメチルエーテル4.27dをゆ
っくり加えた。30分間攪拌した後、水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を留去し、析出する結晶を30%クロロホルム
−゛イソプロピルエーテルで洗浄すると、標記化合物2
.8gが淡褐色結晶として得られた。
−’l(−NMR(400MHz、 CI]C13) 
 δ;1、33 (t、 J=7.3Hz、 3H)、
 3.38 (Q、 J=7.3Hz。
2H)、 7.00(d、J=8Hz、IH)、 7.
32(d、J=8Hz。
LH)、 7.54(t、J=8)1z、LH)、 7
.77(d、J=8Hz。
IH)、 9.25(d、J=8)1z、1)1)、 
10.14(S、IH)。
10、26 (br、 s、 IH) (社) 8−エチル−4−メチル−1−ナフトールの合
成 5−エチル−4−ヒドロキシ−1−ナフタレンカルバル
デヒド2.8gを参考例2(b)と同様に処理すると、
標記化合!2.3gが淡褐色油状物として得られた。
O’HNMR(400MHz、  CDCl*)  δ
;1.33(t、J=7.3Hz、3H)、  2.5
8(s、3H)、  3.35(q、 J=7.3Hz
、 2H)、  5.18(s、 IH)、  6.6
3(d、 J=7.5)1z、 IH)、  7.10
(d、J=7.58Z、1)1)、  7.27(d、
 J=7Hz、 LH)、  7.41 (dd、 J
=7Hz、 8)1z、 IH)。
7、79 (d、 J=8Hz、 18)8−エチル−
4−メチル−1−ナフトール2.3gのN、N−ジメチ
ルホルムアミド溶液(20m7’)に、水冷下で55%
水素化ナトリウム0、59 gをゆっくり加えた。10
分間攪拌した後、クロロメチルメチルエーテル1.12
m1’ヲユっくり加えた。室温で20分間攪拌後、反応
液を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムて乾燥した。溶
媒を留去し、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(3%酢酸エチル/ヘキサン)で精製すると
、標記化合物2.74 gが淡黄色油状物として得られ
た。
・’HNMR(400MHz、 CDC13)  δ;
1.32(t、J=7.3)+2,3H)、 2.60
(S、3H)、 3.34(q、J=7.3Hz、2H
)、 3.55 (s、 3H) 、 5.33 (s
2H)、 7.03(cl、J=7.7Hz、IH)、
 7.18 (d、 J=7.7Hz、 LH)、 7
.29(d、 J=7Hz、 IH)、 7.42(d
d、 J・7Hz、 8Hz、 LH)、 7.80(
d、 J=8Hz、 IH)合成 ルリチウムへキサン溶液11.1m12をゆっくり加え
た。滴下後、室温まで昇温し、5時間攪拌した。再び5
℃に冷却し、N、N−ジメチルホルムアミド1.84m
1を加えた。30分間攪拌後、20−の水を加え、酢酸
エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を留去し、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(5%酢酸エチル/ヘキサン)で精製すると
、標記化合物2.6gが黄色油状物として得られた。
・’HNMR(400MH2,CDC13)  δ;1
、30 (t、 J=7.3Hz、3H)、 2.66
(s、3H)、 3.33(q、J=7.3Hz、2H
)、 3.55(s、3H)、 5.09(s、2H)
7、43 (d、 J=7Hz、 IH) 、 7.5
6 (dd、 J=7Hz、 8Hz。
LH)、 7.72(s、IH)、 7.87(d、J
=8Hz、IH)。
10、50 (s、 1ft) 8−エチル−1−メトキシメトキシ−4−メチルナフタ
レン2.74 gの無水エーテル溶液(20ml)に窒
素気流下5℃で1.6Mn−ブチ(a)  酢酸1−(
4−メトキシメトキシ−5−メ[11゜ 8−プロピル−1−ナフトールを参考例4と同様に処理
すると、標記化合物が褐色油状物として得られた。
・’H−NMR(90MHz、 CDCl5)δ;0、
94(t、 J=7Hz、 3H)、 2.60 (d
、 J=IHz、 3H)。
3.04〜3.32(m、2H)、 3.50(s、3
H)、 5.02(s、2H)。
7゜31(dd、 J=2Hz、 8)1z、 IH)
、 7.46(t、 J=8Hz、 IH)。
7.63(s、 LH)、 7.76(dd、 J=2
Hz、 8Hz、 IH)。
10、41 (s、 IH) 4−メトキシメトキシ−5−メチル−1ナフタレン力ル
バルデヒド440mg(D無水x −チル溶液(10m
l)  に、窒素気流下−50℃で1.4Mメチルリチ
ウムエーテル溶液1.5mlをゆっくり加えた。滴下後
、室温まで昇温し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し
、得られる残渣をピリジン10m1に溶解した。室温で
無水酢酸0.36dを加えた後、50℃で1時間攪拌し
た。反応液を希塩酸に加え、酢酸エチルで抽出した。水
洗後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を留去し、得られる残渣をシリカゲル力ラムクロマトグ
ラフィー(5%酢酸エチル/ヘキサン)で精製すると、
標記化合物510mgが無色油状物として得られた。
・’H−NMR(400MHz、 CDC13)  δ
;1、68(d、 J=6.4Hz、 3H)、 2.
10(s、 3H)、 ’2.93(s、3H)、 3
.54(s、3H)、 5.33(s、3H)、 6.
57(q、J=6.4Hz)、 7.07(d、J=8
flz、IH)、 7.25(d、J=8Hz、1t(
)、 7.38(m、IH)、 7.48(d、J=8
Hz、IH)、 7.86(d、J=8)lz、1)1
)去した後、溶媒を留去し、得られる残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(3%酢酸エチル/ヘキサン
)で精製すると、標記化合物330mgが無色油状物と
して得られた。
・’H−N!JR(400MHz、 CDC13)  
δ;1、33(t、 J=7.5Hz、 3H)、 2
.93(s、 3H)、 3.01(q、 J=7.5
Hz、 2)1)、 3.54(s、 3H)、 5.
30(s、 2H)。
7、01(d、 J=7.9Hz、 IH)、 7.2
0(d、 J=7.9Hz、 LH)。
7.23(d、J=7Hz、IH)、 7.36(dd
、J=7Hz、8Hz。
IH)、 7.85(d、 J=8Hz、 1)1)合
成 酢酸1−(4−メトキシメトキシ−5−メチル−1−ナ
フタレニル)エチル510mgのメタノール溶液(20
miりに、10%パラジウム炭素(50%含水晶) 5
0mgを加え、常温常圧で12時間水素添加を行った。
パラジウム炭素を濾4−エチルー1−メトキシメトキシ
−8−メチルナフタレンを参考例4(6)と同様に処理
すると、標記化合物が黄色油状物として得られた。
−’H−NMR(400MHz、 CDCl5)  δ
;1.37(t、J=7.5Hz、3H)、 2.93
(s、3H)、 3.07(q、J=7.5Hz、2H
)、  3.57(s、3H)、  5.09(s、2
H)。
7、35 (d、 J=7Hz、 LH)、 7.51
 (dd、 J=7Hz、 8Hz。
LH)、 7.73(s、IH)、 7.92(d、J
=8Hz;IH)。
10、49 (s、 IH) 8−エチル−1−ナフトールを参考例4(C)。
(6)と同様に処理すると、標記化合物が淡褐色結晶と
して得られた。
・融点; 41.5〜42.5℃ ・’H−NMR(90MHz、 CDC13)δ;1.
31(t、J=7Hz、3H)、 3.30(q、J=
7)1z;2H)。
3.53(s、3H)、 5.09(s、2H)、 7
.21〜7.87(m。
5H)、  10.46(s、LH) r 8−メチル−1−ナフトールを参考例2(a)と同様に
処理して得られる1−ヒドロキシ−8−メチル−2−ナ
フタレンカルバルデヒド2.0 gのクロロホルム溶液
(30−)に−30℃で臭素0.58m1!をゆっくり
加えた。20分間攪拌した後、水を加え、クロロホルム
で抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留
去し、得られた残渣をジクロロメタン30rrLI!に
溶かした。これに水冷下でN、N−ジイソプロピルエチ
ルアミン3.64mA’、りoロメチルメチルエーテル
1.6mt’をゆっくり加えた後、室温で30分間攪拌
した。反応液に水を加え、ジクロロメタンで抽出し。無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、得られる
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%酢
酸エチル/ヘキサン)で精製すると、標記化合物2.9
6 gが黄色結晶として得られた。
・融点;99〜100℃ ・’HNMR(90MH2,CDC13)δ;2.88
(s、3H)、 3.52(s、3H)、 5.04(
s、2H)。
7、16〜7.58(m、 2H)、 7.92〜8.
20(m、 2H)。
10、26 (s、 LH) 1−ヒドロキシ−8−メチル−2−ナフタレンカルバル
デヒド1.86 gのベンゼン溶液(30mJlりに塩
化スルフリル0.88mfを加え、70℃で1時間加熱
した。室温まで冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽
出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し
た。得られる黄色結晶をジクロロメタン30mfに溶か
し、水冷下でN、Nジイソプロピルエチルアミン3.4
rd、クロロメチルメチルエーテル1.49dをゆっく
り加えた。
室温で30分間攪拌した後、反応液に水を加え、ジクロ
ロメタンで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を留去し、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(5%酢酸エチル/ヘキサン)で精製する
と、標記化合物2.20 gが淡黄色結晶として得られ
た。
・融点;86〜87℃ ・’H−NMR(400M)Iz、 CDCl5)  
δ;2.93(s、3H)、 3.57(s、3)1)
、 5.11(s、2H)。
7、43 (d、 J=7tlz、 IH) 、 7.
60 (dd、 J=7)1z、 8Hz、 IH) 
7.97(s、LH)、 8.21(d、J=8Hz、
1)1)、 10.42(s、 LH) キシ−2−ナフタレンカルバルデヒド (E) 3−(4,8−ジメチル−1−ヒドロキシI 8−ベンジル−1−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルバ
ルデヒド0.7 gのベンゼン(10ml’)溶液に塩
化スルフリル0.25mf!を加え、70℃で10分間
加熱した。室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られる黄色結
晶を10mj!のジクロロメタンに溶解し、過剰量のジ
イソプロピルエチルアミンとクロロメチルメチルエーテ
ルを加え、室温で1時間攪拌した。水を加えた後、酢酸
エチルで抽出し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を留去すると、標記化合物が得られた。精製するこ
となく反応に使用した。
H3 55%水素化ナトリウム0.7gの1.2−ジメトキシ
エタン(20d)懸濁液に水冷下でホスホノ酢酸トリエ
チル3,5gの1.2−ジメトキシエタン(5−)溶液
を滴下し、5分間攪拌した。4,8−ジメチル−1−メ
トキシメトキシ2−ナフタレンカルバルデヒド1.9g
の1,2−ジメトキシエタン(10mf)溶液を滴下し
、水冷下で30分間攪拌した。水を注ぎ、酢酸エチルで
抽出した。有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。
溶媒留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1
0%酢酸エチル/ヘキサン)で精製すると、標記化合物
2.3gが淡黄色結晶として得られた。
・融点;70〜72℃ ・’H−NMR(90MHz、 CDC13)δ;IJ
4(t、J=7Hz、3H)、 2.59(d、J=I
Hz、3H)。
2.86(s、3H)、 3.62(s、3H)、 4
.24(Q、J=7Hz。
2t()、 4.92(s、2H)、 6.40(d、
J=16Hz、IH)。
7.06〜7.26(m、IH)、 7.23(t、J
=8Hz、IH)。
7、38 (br、s、 LH) 、 7.67 (d
d、 J=2Hz、 8Hz、 LH)ペン酸の合成 (E) −3−(4,8−ジメチル−1−メトキシメト
キシ−2−ナフタレニル)−2−プロペン酸エチル58
gのエタノール(700Tnl) m液にIN水酸化ナ
トリウム水溶液550mj!を加え、30分間還流した
。反応液を濃縮し、酢酸エチルで洗浄後、水層を希塩酸
で酸性とした。析出した結晶を濾取し、水、酢酸エチル
、エーテルで洗浄し、乾燥すると、標記化合物48.7
gが淡黄色結晶として得られた。
・融点;161〜162℃ ” H−NMR(90MHz、 CDCIs−DCDC
l5−Dδ;2.61(s、3H)、 2.87(s、
3H)、 3.60(s、3H)。
4.93(s、2H)、 6.40(d、J=16Hz
、IH)、 7.00〜7.45(m、2H)、 7.
40(s、LH)、 7.70(dd、J=2Hz、8
Hz、IH)、 8.23(d、J=16Hz、LH)
、 9.47(br、 s、 IH) (C)  (E)  −3−(4,8−ジメチル−1−
ヒドロキの合成 実施例2〜9 参考例2,4〜10で得られたアルデヒドとホスホノ酢
酸トリエチルを用いて実施例1と同様に処理して表2の
実施例2〜9の化合物を得た。
(ε)−3−(4,8−ジメチル−1−メトキシメトキ
シ−2−ナフチル)プロペン酸4.8gのアセトン(1
00mf)溶液に濃塩酸2mlを加え、2時間還流した
。反応液を水に注ぎ、析出した結晶を濾取し、減圧乾燥
した。これをジクロロメタンで洗浄すると、標記化合物
2.18 gが黄色結晶として得られた。
・融 点;139℃以上(分解) O’HNMR(90MHz、 DMSO−ds)δ;2
.50(s、3H)、 2.88(s、3H)、 6.
32(d、J=16Hz、IH)、 7.11(d、J
=8)1z、IH)、 7.40(s、18)。
7、51 (t、 J=8Hz、 IH)、 7.59
 (d、 J=8Hz、 IH)。
8、09(d、 J=16Hz、 IH)、 9.34
(br、 s、 IH)実 ン酸 施 例 ドと適当なWittig試薬を用いて実施例1と同様に
処理して表3の実施例11〜13の化合物を得た。
参考例7で得た8−エチル−1−メトキシメトキシ−2
−ナフタレンカルバルデヒドと2−ジニトキシホスフイ
ニル−3−フェニルプロピオン酸エチルを用いて実施例
1と同様に処理すると、標記化合物が黄色結晶として得
られた。
・融点;137〜138℃ 一’H−NMR(90M)12. CDC13−DCD
C13−Dδ;1.32(t、J=7Hz、3tl)、
 3.32(q、J=7Hz、2H)。
3.82(s、2H)、 6.92〜7.36(m、9
H)、 7.50(dd、 J=1.8Hz、 7Hz
、 LH) 、 7.90 (s、 LH)実施例11
〜13 参考例3で得られた4、8−ジメチル−1−メトキシメ
トキシ−2−ナフタレンカルノイルデヒ実施例14 実施例1ら)で得られる(E) −3−(4,8−ジメ
チル−1−メトキシメトキシ−2−ナフタレニル)−2
−プロペン酸0.8gのテトラヒドロフラン(20ml
り溶液に窒素雰囲気、水冷下でトリエチルアミン0.7
8m1!、続いてジエチルクロロホスフェ−)0..8
1−を滴下し、30分間攪拌した。
得られる懸濁液にピペリジン0.56mj!を加え、室
温で一晩攪拌した。水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(40%酢酸エチル/ヘキサン)で精製す
ると、無色油状物0.7 gが得られた。この油状物を
アセトン20m1に溶解し、濃塩酸0.5mj?を加え
、室温で2時間攪拌した。析出する結晶を濾取し、アセ
トンと水で洗浄し、乾燥すると、標記化合物0.45 
gが淡黄色結晶として得られた。
・融 点;165〜166℃ ・’H−N!JR(400MHz、 DMS[]−dd
)  δ;1.38〜1.65(m、6H)、 2.5
1(s、3H)、 2.87(s、3H)。
3、40〜3.75 (m、 4ft) 、 4.60
(br、s、LH)、 7.14(dcl、J=2Hz
、15Hz、IH)、 7.20(br、d、 J=7
Hz、LH)。
7.35(m、IH)、 7.66〜7.72(m、2
H)、 8.04(dd。
J=2Hz、 15Hz、 LH)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は水素原子、低級アルキル基又はアシル
    基を意味する。 R^2は独立して水素原子、低級アルキル基、低級アル
    コキシ基、アルコキシアルコキシ基、アリールアルコキ
    シ基、ヘテロアリールアルコキシ基、ハロゲン原子、シ
    クロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、水酸基、
    置換されてもよいアリール基、アリール基が置換されて
    いてもよいアリールアルキル基、ヘテロアリール基又は
    ヘテロアリールアルキル基を意味する。 R^3、R^4は同一又は相異なって水素原子、低級ア
    ルキル基、低級アルケニル基、置換基を有してもよいア
    リール基、アリール基が置換されていてもよいアリール
    アルキル基、アリール基が置換されていてもよいアリー
    ルアルケニル基、シクロアルキル基、アルコキシアルキ
    ル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基、
    カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノアルキル
    基、シアノ基を意味する。 R^5は式−OR^7(式中R^7は水素原子又は低級
    アルキル基を意味する)で示される基又は式▲数式、化
    学式、表等があります▼(式中R^8、R^9は同一又
    は相異なる水素原子、低級アルキル基を意味するか、又
    はR^8、R^9はR^8、R^9が結合している窒素
    原子と一緒になって酸素原子あるいは窒素原子を含んで
    もよい環を形成することができる。) で示される基を意味する。 R^6は独立して水素原子、ハロゲン原子、低級アルキ
    ル基、低級アルコキシアルキル基、低級アルコキシ基、
    水酸基、アミノ基、アリールアルキル基、アリール基を
    意味する。mは0又は1〜2の整数を意味し、nは0又
    は1〜4の整数を意味する。〕 で表されるナフタレン誘導体又はその薬理学的に許容で
    きる塩。 2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は水素原子、低級アルキル基又はアシル
    基を意味する。 R^2は独立して水素原子、低級アルキル基、低級アル
    コキシ基、アルコキシアルコキシ基、アリールアルコキ
    シ基、ヘテロアリールアルコキシ基、ハロゲン原子、シ
    クロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、水酸基、
    置換されてもよいアリール基、アリール基が置換されて
    いてもよいアリールアルキル基、ヘテロアリール基又は
    ヘテロアリールアルキル基を意味する。 R^3は水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基
    、置換基を有してもよいアリール基、アリール基が置換
    されていてもよいアリールアルキル基、アリール基が置
    換されていてもよいアリールアルケニル基、シクロアル
    キル基、アルコキシアルキル基、ヘテロアリール基、ヘ
    テロアリールアルキル基、カルボキシ基、カルボキシア
    ルキル基、アミノアルキル基、シアノ基を意味する。 R^6は独立して水素原子、ハロゲン原子、低級アルキ
    ル基、低級アルコキシアルキル基、低級アルコキシ基、
    水酸基、アミノ基、アリールアルキル基、アリール基を
    意味する。mは0又は1〜2の整数を意味し、nは0又
    は1〜4の整数を意味する。〕 で表されるナフタレン誘導体又はその薬理学的に許容で
    きる塩。 3 請求項1記載のナフタレン誘導体又はその薬理学的
    に許容できる塩を有効成分とするインタ−ロイキン−1
    の産生抑制剤。 4 請求項1記載のナフタレン誘導体又はその薬理学的
    に許容できる塩を有効成分とするインタ−ロイキン−1
    の産生抑制作用が有効な疾患の治療・予防剤。 5 疾患が慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス
    、全身性強皮症、ベーチェット病、結節性動脈周囲炎、
    潰瘍性大腸炎、活動性慢性肝炎、糸球体腎炎、変形性関
    節炎、痛風、アテローム硬化症、乾癬、アトピー性皮膚
    炎、肉芽腫を伴う肺疾患又は各種脳炎である請求項4記
    載の疾患の治療・予防剤。
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