JPH0459456A - 車両用ブレーキ圧力制御装置 - Google Patents

車両用ブレーキ圧力制御装置

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JPH0459456A
JPH0459456A JP17122290A JP17122290A JPH0459456A JP H0459456 A JPH0459456 A JP H0459456A JP 17122290 A JP17122290 A JP 17122290A JP 17122290 A JP17122290 A JP 17122290A JP H0459456 A JPH0459456 A JP H0459456A
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益弘 近藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ホイールシリンダに供給するブレーキ圧力を
連続的に制御することが可能な車両用ブレーキ圧力制御
装百に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、例えばアンチスキッド制御装置においてホイール
シリンダのブレーキ圧力の調節は、電磁弁によりマスク
シリンダ(圧力発生源)、ホイールシリンダ及びリザー
バ間の連通、遮断を切換えることによって行われていた
。特に、特公昭51−6308号公報においては、上記
電磁弁をパルス状の制御電流によって駆動することによ
り、ホイールシリンダのブレーキ圧力の増減正勾配を変
更可能なアンチスキッド制御装置が示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のアンチスキッド制御装置にお
いて、電磁弁による連通、遮断の切換えを行うと、その
切換えに伴い油撃現象が生じる。
この泊り現象によって、ホイールシリンダのブレーキ圧
力に大きな圧力脈動が発生し、その振動がサスペンショ
ン等を介して車体に伝達される。このため、電磁弁によ
る連通、遮断の切換えの毎に油撃現象による作動音や車
体の振動が発生し、運転者に不快怒を与えるという問題
がある。さらに、上記油撃現象はマスクシリンダにも影
響を及ぼし、上記と同様に圧力脈動が発生する。この圧
力脈動は、ブレーキペダルに振動を発生させ、運転者の
ブレーキフィーリングを損なうという問題がある。
上記のような油撃現象に基づく作動音や振動の発生は、
特にブレーキ圧力が高くなる増圧時に顕著に現れる。
また、アンチスキッド制御装置を代表例として説明した
が、アンチスキッド制御装置以外でも、ホイールシリン
ダのブレーキ圧力を従来の電磁弁を用いて調節する装置
においては同様な問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、特にホイ
ールシリンダのブレーキ圧力の増圧を滑らかに行うこと
により、ブレーキ圧力の増圧時に発生する作動音や振動
を低減することが可能な車両用ブレーキ圧力制御装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明による車両用ブレー
キ圧力制御装置は、 油圧発生源とホイールシリンダとの間に設けられ、前記
油圧発生源によって発生される油圧と前記ホイールシリ
ンダに供給される油圧との差圧を連続的に調節する差圧
制御弁と、 前記ホイールシリンダとリザーバとの間に設けられ、前
記ホイールシリンダと前記リザーバとの連通を少なくと
も許容、遮断する弁装置と、車両の走行状態を検出する
走行状態検出手段と、前記走行状態検出手段によって検
出される前記車両の走行状態に基づいて、前記油圧発生
源によって発生される油圧と前記ホイールシリンダに供
給される油圧との目標差圧を演算し、前記差圧制御弁に
対して制御信号を出力する制御手段とを備えることを特
徴とする。
〔作用〕
上記構成によれば、ホイールシリンダに供給される油圧
は、増圧時には差圧制御弁により油圧発生源が発生する
油圧に対する差圧によって連続的に制御される。このた
め、増圧時に油撃現象に起因する圧力脈動の発生を低減
することが可能となり、滑らかにホイールシリンダの油
圧を増圧することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に本発明の車両用ブレーキ圧力制御装置をアンチ
スキッド制御装置として用いた実施例を示す。
なお、第1図においては1車輪についてのみ図示してい
るか、他の車輪についても同様に構成される。第1図に
おいて、マスクシリンダ2とホイールシリンダ4をつな
く配管10.11の間に差圧制御弁100が設けられて
いる。この差圧制御弁100は、マスクシリンダ圧力P
sとホイールシリンダ圧力P。の圧力差ΔP(−PN 
 Pt=)を制御するものである。また、ホイールシリ
ンダ4とリザーバ8をつなぐ配管11.12の間に常閉
型の電磁切換弁7が設けられている。すなわち、ホイー
ルシリンダ圧力P8は、差圧制御弁100により増圧さ
れ、電磁切換弁7によって減圧される。また、リザーバ
8へ流出されたブレーキ液はポンプ9により配管13を
経てマスクシリンダ2と差圧制御弁100をつなぐ配管
10に戻される構成となっている。
なお、1はブレーキペダル、3はブレーキブースタ、5
は車輪、6は車輪5の車輪速度を検出する車輪速度セン
サである。この車輪速度センサ6の検出信号は電子制御
装置(ECU)20に入力される。ECU20は、この
検出信号に基づき、車輪5のロック傾向を演算して、差
圧制御弁100、電磁切換弁7、ポンプ9を駆動する駆
動信号を出力し、ホイールシリンダ圧力P8を制御する
第2図に差圧制御弁100の構造を示す。差圧制御弁1
00は、磁性材からなるコア101、ヨーク102、プ
レート103、アーマチャ104、プレート103にろ
う付された非磁性材の円筒体103a、非磁性材のワッ
シャ106及び樹脂モールドされた電磁コイル114か
ら主に構成されている。アーマチャ104は円筒体10
3a内を摺動自在に組み付けられており、電磁コイル1
14が励磁されると、その電磁吸引力により、コア10
1方向へ移動する。すると、アーマチャ104に固定さ
れているボール105が、コア101に形成されたシー
ト部111に着座し、配管10に通じている流路101
aと室112との連通を遮断する。一方、電磁コイル1
14が励磁されていない時は、アーマチャ104はスプ
リング108a、108bによってシート部111を開
放する方向に付勢力を受け、ワッシャ106に当接する
位置で静止している。また、アーマチャ104には穴1
07が形成されており、室112と室113とを連通し
ている。また、110はOリングである。
次に、本実施例の作動を第1図および第2図を用いて説
明する。
(i)通常ブレーキ時 通常ブレーキ時においては、ECU20は差圧制御弁1
00および電磁切換弁7いずれに対しても駆動信号を出
力しない。このため差圧制御弁100はマスクシリンダ
2とホイールシリンダ4とを連通状態にしており、また
、!破切換弁7はホイールシリンダ4とリザーバ8の連
通を遮断状態にしている。従って、運転者がブレーキペ
ダル1を踏み込むことによって発生するマスクシリンダ
圧力P。は、配管10、差圧制御弁100、配管11を
介してホイールシリンダ4へ直接伝えられる。
(11)アンチスキッド制御時 走行中のブレーキ動作によって車輪5のロック傾向が強
くなると、アンチスキッド制御が開始され、差圧制御弁
100、電磁切換弁7によってホイールシリンダ圧力P
。が調節される。
ここで、増圧時には電磁切換弁7は駆動信号が与えられ
ず、差圧制御弁lOOに通電される電流値に応じてホイ
ールシリンダ圧力P。の増圧が行われる。その様子を第
3図を用いて説明する。
差圧制御弁100の電磁コイル114に電流が通電され
て励磁されると、アーマチャ104のボール105がシ
ート部111に着座する方向に電磁吸引力Fえが発生す
る。ここで、アーマチャ104には電磁吸引力F。以外
に3つの力が作用している。すなわち、第1の力として
アーマチャ104には、常時スプリング108a、10
8bによってシート部111を開放する方向にバネ力F
が作用している。また、第2の力として、アーマチャ1
04に固定されたボール105がシート部111に着座
した時のシート面積Sに対して、シート部111を開放
する方向にマスクシリンダ圧力P、4ニよる付勢力F、
4 (=P1.1xS)が作用している。さらに、第3
の力として、上記シート面積Sに対するホイールシリン
ダ圧力P。による付勢力Ft、+  (=Pti xS
)がアーマチャ104のボール105をシート部111
に着座させる方向に作用している。
上記アーマチャ104に作用する力が釣り合った時点で
、アーマチャ104のボール105が、シー)部111
に着座し、この時点でマスクシリンダP、及びホイール
シリンダ圧力P、がともに安定する。すなわち、これら
4つの力F、4.Fw、Fs。
F、のバランスから次式■が得られる。
FM +Fs =Fh +Ft        ・・・
・・・00式により、マスクシリンダ圧力Pイとホイー
ルシリンダ圧力Pいとの差圧ΔPが次式■′によって表
される。
ここで、ハネ力F、は一定であり、かつシート面積Sも
一定であるため、マスクシリンダ圧力P14とホイール
シリンダ圧力P1.lとの差圧ΔPが第4図に示す如く
、電磁吸引力F、によって制御することができる。この
電磁吸引力FEは電磁コイル114の励磁電流I2に比
例した値となる。このため、励磁電流IEを調節し、電
磁吸引力F、を制御することにより、マスクシリンダ圧
力PMとホイールシリンダP。との差圧ΔPを制御する
ことができる。
ここで、例えば、第5図に示す如く、励M1電流カIt
+(1iif[引力F v+ ) ’T: 上記差圧力
ΔP + トなっている時に励磁電流をItz(Iえ2
<It+)とし電磁吸引力をF。2に変化させた場合に
ついて考える。電磁吸引力FEの低下により、アーマチ
ャ104に作用する力のバランスがくずれ、アーマチャ
104をシート開放方向へ付勢する力の方が大きくなる
。このため、アーマチャ104がワッシャ106方向へ
移動し、シート部111が開放されてブレーキ液がマス
クシリンダ2からホイールシリンダ4へ流入する。その
結果、ホイールシリンダ圧力Pユが上昇し、ホイールシ
リンダ圧力P1による付勢力F。が大きくなる。そして
、差圧ΔPが第4図に示すように、電磁吸引力FEZに
対応する差圧ΔP2まで低下すると、アーマチャ104
に作用する力がバランスする。これにより、再びボール
105がシート部111に着座して、ホイールシリンダ
圧力P1.lが(Ps−Δp、)で保たれる。
ここで、本実施例においては、差圧制御弁100のスプ
リング108a、l08bのバネ定数Ka。
Kbの和K (=Ka+Kb)が、アーマチャ104の
ストロークに対する電磁吸引力F、の変化率よりも大き
く設定されている。このため、マスクシリンダ圧力P、
とホイールシリンダ圧力Pwとの差圧ΔPが電磁吸引力
Fizに対応する差圧ΔP。
に近づく時には、その差圧ΔP2に近づくほどアーマチ
ャ104のボール105が徐々にシート部111に着座
する。従って、ボール105とシート部111の間の流
路が徐々に絞られる様に変化し、ホイールシリンダ圧力
P1.lは第5図に示す様に滑らかに増圧される。
上述した様にホイールシリンダ圧力P8は、電磁切換弁
7を非駆動状態とし、かつ差圧制御弁100の励磁電流
■1を小さくして行くことにより、滑らかに増圧を行う
ことができる。
ホイールシリンダ圧力P1を保持する場合は、it電磁
切換弁を非駆動状態とし、かつ差圧制御弁100の励磁
電流I、を最大にすれば良い。これにより、差圧制御弁
100も電磁切換弁7も遮断状態となり、ホイールシリ
ンダ4に対するブレーキ液の流出入が生じないため、ホ
イールシリンダ圧力P8が保持される。
また、ホイールシリンダ圧力P8を減圧するときには、
差圧制御弁100の励磁電流IEを最大にした状態で電
磁切換弁7を駆動し、電磁切換弁7を連通状態にする。
このとき、ホイールシリンダ4のブレーキ液が電磁切換
弁7を介してリザーバ8へ流出するため、ホイールシリ
ンダ圧力P。
が減圧される。なお、アンチスキッド制御中ばポンプ9
が駆動され、リザーバ8内のブレーキ液が配管10に戻
される。
次に、ECU20が実行するアンチスキッド制御の制御
手順を第6図のフローチャート及び第7図(a)〜(e
)のタイムチャートを用いて説明する。
第6図において、ステップ500では、車輪速度センサ
6からの検出信号に基づいて車輪速度■8が演算される
。ステップ501では、ステップ500にて演算された
車輪速度■、に基づいて車輪加速度■。が演算される。
ステップ502では、ステップ500,501にて演算
された車輪速度■い、車輪加速度■1を用いて推定車体
速度■飄及びその加速度■3が演算される。ステップ5
03では、ステップ502で演算された推定車体速度V
□に基づいて、車輪のロック傾向を判定するための基準
速度■3を演算する。すなわち、推定車体速度■8をK
。倍(例えばK。−0,7〜0.95)し、目標とする
スリップ率に対応する速度を求め、その速度からオフセ
ット速度■。を引いたものを基準速度V、とする。
V、  −K。・V、−V。        ・・・・
・・■ここで、Ko  ・■8からオフセット速度■。
をひくのは、推定車体速度■6が小さくなったときにも
、推定車体速度■、と基準速度■、とにオフセット速度
V。よりも大きい速度差を持たせるためである。
ステップ504では、ステップ502.503で演算さ
れた推定車体加速度■おと基準速度■。
とに基づいて、車輪のロック傾向を表すパラメータ(以
下、車輪パラメータと呼ぶ)Wを次式■によって演算す
る。
W=A ・ (V、−V、)+B −(V、1−V、)
・・・・・・■ ここでA、Bは正の定数である。
式■で算出される車輪パラメータWは、W〉0のとき、
車輪ロック傾向がなく、W〈0のときロック傾向がある
ことを意味し、IWlの値は口1.り傾向の強さを表す
ステップ505では、すでにアンチスキッド制御が開始
されているか否かを判定し、制御が開始されていればス
テップ508に進み、開始されていなければステップ5
06に進む。
ステップ506では車輪のロック傾向が判定される。す
なわち、ステップ504で求めた車輪パラメータWと制
御開始レヘルーに、(K、:正の定数)とを比較し、W
<−に、と判定されると車輪にロック傾向があるものと
して、ステップ507に進む。一方、ステップ506で
W−≧−K、と判定されると、車輪にロック傾向がない
ものとしてステップ520へ進む。
ステップ507ではポンプ9を駆動(ON状態)してア
ンチスキッド制御を開始する。
ステップ508では、車輪パラメータWが0より大きい
状態が、Te秒(例えば0.5〜2秒)゛以上継続して
いるか否かが判定される。この判定結果が肯定であると
、車輪のロック傾向は完全に抑えられたものとしてステ
ップ519に進み、アンチスキッド制御を終了する。す
なわち、ステップ519では、ポンプ9を非駆動状態(
OFF状態)にすると共に、差圧制御弁100、電磁切
換弁7への通電を停止する(OFF状態)。一方、ステ
ップ508での判定結果が否定である時には、車輪のロ
ック傾向がまだ完全に抑えられていないとして、ステッ
プ509に進み、アンチスキッド制御が継続される。す
なわち、ステップ509では車輪パラメータWを増圧レ
ベルKu  (Ku  :正の定数)と比較し、W>K
LIと判定されるとステップ511に進む。一方、ステ
ップ509でW≦KUと判定されるとステップ510に
進む。ステップ510では、車輪パラメータWを減圧レ
ヘルーに0(KD:正の定数)と比較し、W<−に、と
判定されるとステップ517に進み、W−≧−KDと判
定された時はステップ515に進む。ここで、ステップ
511に進むと増圧処理、ステップ515に進むと圧力
保持処理、ステップ517に進むと減圧処理がなされる
。すなわち、ステップ509゜510によって車輪パラ
メータWの値に応じたホイールシリンダ圧力P1.lの
調圧制御が選択される。
ステップ511ではマスクシリンダ圧力PMとホイール
シリンダ圧力P。の圧力差ΔPの目標差圧ΔP、tが演
算される。
ここで、目標差圧ΔPTは以下の様にして演算される。
〈減圧または保持状態から増圧に変わった時〉前回、増
圧状態から減圧または保持に変わった時の目標差圧をΔ
proとすると、目標差圧ΔP。
を ΔPア −ΔPTo+ΔPK          ・・
・・・・■として求める。ここで、八PKは定数(例え
ば0〜10気圧)である。
〈増圧を継続している時〉 目標差圧ΔP、は次式■により求める。
ΔPアーΔPT+11−11  KF  −W    
・・・・・・■ここで、ΔPtい−1,は1サイクル前
に演算した目標差圧、K、は正の定数、Wは車輪パラメ
ータであり、車輪パラメータWの大きさに応じて目標差
圧ΔP、が演算される。
ステップ512ではステップ511で求めた目標差圧Δ
Pアに応じて、それに対応する差圧制御弁100の励磁
電流値■2が演算される。ステップ513ではステップ
512で求めた励磁電流IEを出力し、差圧制御弁10
0を駆動する。ステップ514では電磁切換弁7に対す
る通電電流値を零として、電磁切換弁7を非通電状態(
OFF状B)にする。以上により、ホイールシリンダ圧
力P、の増圧が行われる。
ステップ515では、差圧制御弁100に対して最大励
磁電流IEw+□を出力し、差圧制御弁100を遮断状
態とする。ステップ516では電磁切換弁7に対する通
電電流値を零として、電磁切換弁7を非通電状態として
、ホイールシリンダ圧力P、を保持する。
ステップ517では、差圧制御弁100に対して最大励
fm’@、 * I E a a xを出力し、差圧制
御弁100を遮断状態とする。ステップ518では電磁
切換弁7に所定の電流を通電して、電磁切換弁7を連通
状態として1.ホイールシリンダ圧力P。を減圧する。
なお、第6図に示すフローチャートは、例えば55se
c毎に実行される。
次に第6図のフローチャートによって実行されるホイー
ルシリンダ圧力Pいの制御を第7図(a)〜(b)のタ
イムチャートを用いて説明する。
第7図(a)〜(e)はアンチスキッド制御中の各速度
V、、V3.V、、車輪パラメータW、目標差圧ΔPt
電磁切換弁7の駆動信号、マスクシリンダ圧力Ps。
ホイールシリンダ圧力P、1の変化を、横軸に時間をと
って表したものである。
第7図(a)〜(e)において、時刻t1〜t2では車
輪パラメータWが増圧レベルKUよりも大きいため、増
圧処理が行われる。すなわち、時刻t1〜t2では、前
述の式■に従って目標差圧ΔPTが演算され、目標差圧
ΔP、は次第に小さくなり、ホイールシリンダ圧力P1
が上昇する。時刻t2になると車輪パラメータWが増圧
レベルKLI以下となり、圧力保持処理が行われる様に
なるが、前述した様に、この時の目標差圧ΔP、を増圧
状態から減圧または保持に変わった時の目標差圧62丁
〇として記憶しておく。
時刻t2〜t3では車輪パラメータWが増圧レベルK。
以下で、かつ制御開始レベルーKo以上であるため、圧
力保持処理が行われる。すなわち、差圧制御弁100に
対して最大励磁電流I EIIMXを出力しく第7図で
は目標差圧ΔP1を最大としているが、同し意味である
)、電磁切換弁7は遮断状態のままにする。時刻t3に
なると車輪パラメータWが制御開始レベル−に、よりも
小さくなるため、減圧処理が実行される。すなわち、差
圧制御弁100に対して最大励磁電流I Emaxを出
力し、かつ!破切換弁7に所定電流を通電して電磁切換
弁7を連通状態にする。この処理により、ホイールシリ
ンダ圧力ΔP8が減圧され、車輪のロック傾向が抑制さ
れる。なお、減圧処理において差圧制御弁100に対し
最大励磁電流I Emaxを出力するのは、ホイールシ
リンダ圧力P。が下がった時にも、マスクシリンダ2側
から差圧制御弁100を介してホイールシリンダ4にブ
レーキ液が流入しない様にするためである。時刻t4に
なると車輪パラメータWが制御開始レベル−に9以上と
なり、再び圧力保持処理が行われる。時刻t、になると
車輪パラメータWが増圧レベルKuよりも大きくなり、
再び増圧処理が行われる。ここで、ホイールシリンダ圧
力P8が保持から増圧に変化する時刻t、では、前述の
式■によって目標差圧ΔP1が演算される。すなわち、
時刻tz  (前回の増圧から保持に変化した時刻)の
目標差圧ΔP7゜にΔPK  (正の定数)を加えたも
のを時刻t、での目標差圧ΔPTとする。これにより、
ホイールシリンダ圧力P。は前回の減圧直前の圧力付近
まで素早く上昇する。この時、マスクシリンダ圧力P、
とホイールシリンダ圧力P、1との実際の差圧ΔPが目
標差圧ΔP、に近づ(はど、アーマチャ104のボール
105とシート部111間の流路面積が絞られるために
、ホイールシリンダ圧力P8は滑らかに脈動なく増圧さ
れる。続いて時刻t。
〜L6では式■に従って目標差圧ΔP、が演算される。
ここで、時刻t、において目標差圧ΔP、をΔPTOか
ら求めるのは、ホイールシリンダ圧力Puを素早く減圧
開始直前の圧力付近まで復帰させるためであり、これに
より、必要な制動力を早く得ることができる。さらに前
回、増圧から減圧または保持に処理が変更されたときの
目標差圧ΔPア。
に定数ΔPKを加えるのは、制動効率を考慮した場合、
最適圧力が減圧開始直前の圧力より少し小さい圧力と考
えられるためである。
つまり、減圧直前の圧力で車輪にロック傾向が発生した
わけであり、ロック傾向が発生しない最大圧力(アンチ
スキッド制御における最適圧力)は、減圧直前の圧力よ
り少し小さい圧力である。
前述の第1の実施例では、車輪パラメータWが制御開始
レベル−K。よりも小さいとき、単純に電磁切換弁7を
駆動してホイールシリンダ圧力P8の減圧を行っていた
。しかしながら、減圧と保持を組み合わせて緩減圧を行
うことにより、車輪パラメータWに応じた減圧速度を得
る様にしても良い。この場合、ホイールシリンダ圧力に
は圧力脈動が生しることになるが、車輪ロックが起こり
易いすべり易い路面では、ホイールシリンダ圧力が低く
制御されていることが多い。このため、電磁切換弁7の
駆動に伴う圧力脈動幅は小さく、それによる作動音、振
動は小さいものである。さらに、電磁切換弁7をホイー
ルシリンダ圧力P。とリザーバ8の圧力との差圧ΔP′
を調節する差圧制御弁に置き代えて、減圧時にもホイー
ルシリンダ圧力に圧力脈動が生じない様にしても良い。
また、第1の実施例では、式■のΔPKを定数としてい
たが、前回の減圧時間(第7図のt4t3)に応じてΔ
PKを変化させる様にしても良い。すなわち、減圧時間
が短いときには、ΔPxを小さい値とし、減圧時間が長
くなるにつれてΔPxの値を大きくする。
また、第1の実施例では電磁力F、を電磁コイル114
に通電する励磁電流値で制御する例を示した。しかし、
電磁コイル114の駆動信号を第8図に示す様なデユー
ティ信号とし、そのデユーティ比t/T(例えば、1 
m5ec< T < 100 m5ec)を制御するこ
とによって電磁力F、を制御する様にしても良い。
また、本発明は、第1実施例の様な還流式(クローズト
ループタイプ)のアンチスキッド制御装置だけでなく、
公知の非還流式(オープンループタイプ)のアンチスキ
ッド制御装置に使用しても何らさしつかえない。
以上の実施例では、本発明をアンチスキッド制御装置に
適用した例を説明したが、本発明はトラクションコント
ロール装置や通常ブレーキの制動力配分に適用しても非
常に有効である。
〔効果] 以上説明したように本発明によれば、ホイールシリンダ
のブレーキ圧力の増圧を滑らかに行うことが可能となり
、ブレーキ圧力の増圧時に発生する作動音や振動を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成を示す構成図、第2図は
第1図に示す差圧制御弁の構造を説明する説明図、第3
図は第1図に示す実施例の作動を説明する説明図、第4
図は第1図に示す差圧制御弁の特性を示す特性図、第5
図(a) 、 (b)は第1図に示す実施例の作動を説
明するタイムチャート、第6図は第1図に示す実施例の
制御手順を示すフローチャート、第7図(a)〜(e)
は第6図に示すフローチャートによる制御結果を示すタ
イムチャート、第8図は差圧制御弁の電磁コイルの駆動
信号の他の例を示す波形図である。 1−−フレーキペダル、2−マスクシリンダ 3ブレー
キブースタ、4−ホイールシリンダ 5車輪56−車輪
速度センサ、7−電磁切換弁8リザーバ、9−ポンプ、
10,11 12.13−配管、20−電子制御装置(
ECU)、100−差圧制御弁 代理人弁理士  岡 部   隆 (ほか1名) 眞騙卵票 竺眞

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 油圧発生源とホィールシリンダとの間に設けられ、前記
    油圧発生源によって発生される油圧と前記ホィールシリ
    ンダに供給される油圧との差圧を調節する差圧制御弁と
    、 前記ホィールシリンダとリザーバとの間に設けられ、前
    記ホィールシリンダと前記リザーバとの連通を少なくと
    も許容、遮断する弁装置と、車両の走行状態を検出する
    走行状態検出手段と、前記走行状態検出手段によって検
    出される前記車両の走行状態に基づいて、前記油圧発生
    源によって発生される油圧と前記ホィールシリンダに供
    給される油圧との目標差圧を演算し、前記差圧制御弁に
    対して制御信号を出力する制御手段とを備えることを特
    徴とする車両用ブレーキ圧力制御装置。
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