JPH0459021B2 - - Google Patents

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JPH0459021B2
JPH0459021B2 JP59278331A JP27833184A JPH0459021B2 JP H0459021 B2 JPH0459021 B2 JP H0459021B2 JP 59278331 A JP59278331 A JP 59278331A JP 27833184 A JP27833184 A JP 27833184A JP H0459021 B2 JPH0459021 B2 JP H0459021B2
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JP
Japan
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voltage
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electrostatic precipitator
charging
charging rate
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JP59278331A
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Shigeki Base
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気集じん器(以下EPと略す)の荷
電制御において、荷電率を最適に制御することに
より、処理ガス中のダスト比抵抗が大きい場合に
省エネルギ運転を実現し得るEPの自動運転装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は、従来のEP用電源装置の構成図であ
り、交流電源ACは、サイリスタ制御装置1から
点弧信号でサイリスタ2を点弧することにより調
節され、高圧変圧器3、整流器4、直流リアクト
ル5を経て、EP6に直流高電圧が印加される。
このとき電圧検出器7は、EPに印加している電
圧を検出し、サイリスタ制御装置1にフイードバ
ツクしている。この場合、荷電率DUTY(周期性
を持つ波形で、荷電時間T1と休止時間T2とする
とDUTY=T1/T1+T2で示される値)は、サイリ スタ制御装置1に接続された手動設定器8により
手動にて設定を行うようになされている。
第5図はEPの性能指標値Ixと荷電率DUTYと
の関係を示すグラフで、ダスト比抵抗Rd1〜Rd3
をパラメータにとつている。ここで、Rd1(1010Ω
cm以下)<Rd2(1011Ωcm程度)<Rd3(1012〜1013Ω
cm)であり、一般にEPで取扱うガスの中に含ま
れるダストの比抵抗Rdが1011Ωcm程度以上にな
ると、上に凸の曲線となるが、EPの運転条件
(ばいじん性状、ガス組成等)によりIx最大、す
なわち効率最大となるDUTYが変化する。
第6図は連続荷電(DUTY=1)のときの消
費電力を100%として求めた消費電力比Prと荷電
率DUTYとの関係を示したものである。この第
6図からDUTYとPrとは略比例関係にあり、
DUTYが小さい程消費電力は少なくなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第5図および第6図の関係から、処理ガス中の
ダスト比抵抗が1011Ωcmを上廻るEPを運転する
際に、最も少ない消費電力で必要な集じん効率を
得るためには、EPの運転条件に応じて最適な荷
電率を設定する必要があるが、従来はこの荷電率
設定を手動で行つていたため、EPの運転条件に
即応し、常に最適状態を維持することは不可能で
あつた。
本発明は上記事情により提案されたもので、そ
の目的とするところは、上記欠点をなくすため電
圧信号を演算して求めた性能指標値Ixを集じん効
率の指標として、所定の集じん効率が得られる任
意の値に設定し、この設定値を維持できる最低の
荷電率にて運転することにより、消費電力の大幅
な節減を図ると共に、EPの運転条件の変化にも
即応できるEPの自動運転装置を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による電気集じん器の自動運転装置は、
電気集じん器と、交流電源電圧を直流高電圧に変
換し、上記電気集じん器に供給する高圧電源回路
と、この高圧電源回路より電気集じん器に供給さ
れる直流電力を、T1時間供給した後、T2時間供
給を停止する間欠荷電動作を繰り返すように制御
する間欠荷電制御手段と、上記電気集じん器に印
加される電圧を検出する電圧検出手段と、この電
圧検出手段により検出された電圧信号を演算処理
して得た性能指標値(荷電々圧の最大値と平均値
との積)を所定の集塵効率が得られる値に設定す
ると共に、上記間欠荷電制御手段における荷電率
(T1/T1+T2)を初期設定値より順次下げてい
き、上記性能指標値が設定値より下がつた時点で
その直前の設定値内に収まつている時の荷電率と
する荷電率制御手段とを具備してなることを特徴
とするものである。
〔作用〕
本発明によれば、電圧信号を演算して所定の集
じん効率が得られる性能指標値Ixを設定し、この
設定値を維持できる最低の荷電率でEPを自動運
転することにより、第5図に示すIx−DUTY曲
線および第6図に示すPrとDUTYとの関係を組
合せ、これによりEPの消費電力を大幅に減少さ
せるとともに、EPの運転条件の変化にも即応さ
せて省エネルギ効果が得られるようにして、前記
従来の問題点を解消し得るようにしたものであ
る。
〔実施例〕
本発明の一実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成を示す図であ
り、第4図に示されたものと同一部分には同一符
号を付して説明する。第1図において、第4図に
示されたものと異なるところは、第4図における
サイリスタ制御装置1に接続された手動設定器8
の代りに、電圧検出器7により制御される省エネ
ルギ形の荷電率制御装置9を設け、これによりサ
イリスタ制御装置1を制御するようになされてい
ることである。その他の各部の構成およびその作
用は第4図について説明したものと同一であるか
ら、その説明を省略する。なお、第1図に示した
回路において、サイリスタ2、高圧変圧器3、整
流器4、直流リアクトル5は、高圧電源回路を構
成している。また、サイリスタ制御装置1は、サ
イリスタ2に対して間欠荷電制御手段を有するも
ので、荷電率制御装置9からの制御信号に基づい
て荷電率(T1/T1+T2)を可変設定する。
第2図A,B,Cはそれぞれ高抵抗ダスト
(Rd<1012Ωcm)を取扱うEPに本発明を適用した
場合の原理を説明するための図で、第2図Aは高
抵抗ダストの場合のIx−DUTY曲線を示す図、
第2図Bは制御周期Tcにて本発明を実施したと
きのIxの時間変化を示す図、第2図Cは同じく消
費電力比Prの時間変化を示す図である。
第3図は第2図A,B,Cの動作を行うための
アルゴリズムをフローチヤートで示したものであ
る。
上記本発明の一実施例の作用について説明す
る。
まず、本発明の原理について説明する。
EPの集じん効率ηは、一般に次のDeutchの式
で与えられる。
η=1−e-〓A/Q(%) ……(1) ここでA:集じん面積(m2)、Q:ガス量
(m3/s) また、ωはダスト移動速度で、 ω=α・V1・V2(m/s) ……(2) V1:電圧最大値、V2:電圧平均値、α:定数で
ある。
(1),(2)式より、集じん効率:ηは、電圧の最大
値V1と電圧平均値V2の積Ixによつて左右され、
Ixが大きくなればηも大きくなる。言いかえる
と、Ixは集じん効率を知るうえで最も有効な指標
となる。ダスト比抵抗Rdをパラメータとしたと
きのIxと荷電率DUTYとの関係を示す第5図か
ら、EPで取扱うガスの中に含まれるダストの比
抵抗Rdによつて、Ix−DUTY曲線は、第5図の
a〜cのように変化するため、EPの運転条件に
よりIx、すなわち集じん効率ηが最大となる荷電
率が変化することがわかる。また、荷電率
DUTYは、第6図に示すように消費電力比Prと
比例関係にあるため、EPの運転条件に応じて最
適な荷電率を設定すれば、処理ガス中のダスト比
抵抗が1011Ωcmを上廻る場合消費電力の大幅な節
減が可能となる。
次に、高抵抗ダストを処理するEPでの本発明
の実施例を第1図〜第3図により説明する。第1
図において、省エネルギ形荷電率制御装置9は電
圧検出器7により検出した電圧信号を、演算処理
し、求めた制御指標値Ixと荷電率との関係を第3
図のフローチヤートにもとづき自動的に省エネル
ギ効果の最も高い荷電率を保つように制御を行
う。
IxとDUTYとの関係が第2図Aに示すような
高抵抗ダスト(Rd>1012Ωcm)を処理するEPで、
連続荷電(荷電率=1)時のIxを効率指標設定値
SECLとして制御を始めた場合、第3図のフロー
チヤートを制御周期Tcごとに繰り返し実行する。
まず最初のIxを算出して荷電率を下げ、次の制御
周期以降は、前回のIx値と今回のIx値の差からIx
の増加、減少傾向を読みとり、さらに今回のIxが
効率指標設定幅(SECL+K)を上廻つている
か、(SECL−K)を下廻つているか、または
(SECL±K)に収まつているかを判別し、荷電
率DUTYの増減を決定したのち、今回のデータ
を旧データとする。このような制御を行つた結
果、荷電率DUTYは第2図Bのように集じん効
率の指標値Ixが効率指標設定幅内に収まる最低の
値に保たれる。この制御に有効なDUTYの範囲
は、1/1〜1/20であるため、T1=1のとき、T2
0〜19の値をとる。また、効率指標設定値SECL
は制御対象EPが所定の集じん効率を得られる状
態のIx値をもつて決定するもので、一般に連続荷
電(DUTY=1)時のIx値である。従つて、本
発明は、ダスト比抵抗Rdが1011Ωcmを上廻る場
合有効となる。なお、制御装置9には例えばマイ
コンユニツト(図示せず)が組込まれており、こ
のマイコンユニツトで第3図に示すフローチヤー
トに基づき自動的に制御するものである。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば第3図のフローチヤ
ートに従つて、第2図Bのように荷電率の自動設
定を行つた結果、以下の如き優れた効果が得られ
る。
(1) 従来手動で行つていた荷電率設定を自動化で
き、EPの運転条件に応じて最適な荷電状態が
維持できる。
(2) 中・高抵抗ダストを処理するEPにおいては、
低い荷電率にてIxのピークがみられるため、低
荷電率での運転時に大きな省エネルギ効果が得
られる。例えば、第2図Cの場合、t=0から
t1の間、連続荷電を行つた場合に対して、本発
明によればわずか38%の電力消費ですむことに
なる。(斜線部が省エネルギ効果で約62%)。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示す図、第
2図A,B,Cはそれぞれ本発明の原理を説明す
るための図、第3図は本発明の一実施例の作用を
説明するためのフローチヤート図、第4図〜第6
図はそれぞれ従来例を説明するための図である。 1……サイリスタ制御装置、2……サイリス
タ、7……電圧検出器、9……荷電率制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電気集じん器と、交流電源電圧を直流高電圧
    に変換し、上記電気集じん器に供給する高圧電源
    回路と、この高圧電源回路より電気集じん器に供
    給される直流電力を、T1時間供給した後、T2時
    間供給を停止する間欠荷電動作を繰り返すように
    制御する間欠荷電制御手段と、上記電気集じん器
    に印加される電圧を検出する電圧検出手段と、こ
    の電圧検出手段により検出された電圧信号を演算
    処理して得た性能指標値(荷電々圧の最大値と平
    均値との積)を所定の集塵効率が得られる値に設
    定すると共に、上記間欠荷電制御手段における荷
    電率(T1/T1+T2)を初期設定値より順次下げ
    ていき、上記性能指標値が設定値より下がつた時
    点でその直前の設定値内に収まつている時の荷電
    率とする荷電率制御手段とを具備したことを特徴
    とする電気集じん器の自動運転装置。
JP27833184A 1984-12-27 1984-12-27 電気集じん器の自動運転装置 Granted JPS61153161A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58170555A (ja) * 1982-03-30 1983-10-07 Origin Electric Co Ltd 電気集塵装置の運転方法

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