JPS6064653A - 電気集塵器の制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気集塵器の制御方法に関する。

一般に電気集塵器は直流の高電圧を出力する荷電装置を
備え、この荷電装置からの電圧により気体中に浮遊する
粉塵等に電荷を与え、この荷電された粉塵等を集塵電極
に付着させて気体中から粉塵等を分離除去するものであ
る。

このような電気集塵器（以下ＢＰという）において、従
来層Ｐ用電源装置で運転を行う場合、例えば第１図にＩ
弓Ｐの高圧直流電源装置（パワーパック）及びＢＰの概
略で示すように、交流電源ＡＣはサイリスタ制御装置１
からの点弧信号でサイリスタ２を点弧することにより調
節され、高圧変圧器３、整流器４、直流リアクトル５を
経てＦＳＰｇに供給される。

一方電流検出器７および電圧検出器８はＢＰ６に供給さ
れている電流、電圧を検出し、サイリスタ制御装置１ヘ
フイードバツクしている。

ＥＰの間欠荷電運転を行う場合、あらかじめ荷電率−集
塵性能を実測しておき、これにより荷電率を手動設定器
９により設定していたため荷電率−集塵性能特性の実測
に多くの時間を要し、所要要員が多く必要でコスト高で
あり、また上記特性はガス性状の変化により変るため、
考えられるガス性状に対し、全ての特性を実測する必要
がある。例えば石炭だきボイラ用ＢＰでは。

石炭種が変る毎に特性を実測しておく必要がある。

さらに最適荷電状態を維持するために運用上で操作に手
間がかかるなどの欠点があった。

本発明は上記の事情に鑑みて提案されたもので、その目
的とするところは、上記欠点をなくすため集塵性能の指
標となる値すなわちな圧のビークｆＭ　ｘ電圧の平均値
を検出しながら荷電率を自動的に変化させ、電圧信号を
最適値に設定することにより、間欠荷電の効果をより高
めると共に遡源設備のランニングコストの低減をはかる
ことができる電気集塵器の制御方法を提供する１こある
。

本発明による電気集塵器の制御方法は集塵部に直流高′
心王を口（給する荷電装置を備え、前記荷は装置から電
圧信号と電流信号を：倉出する手段を備えた電気集塵器
において、制御装置により前記重圧のピーク値と平均値
を演算し、演算処理して得られた値にもとずき荷電率を
前記制御装置で自効的に変化させ、電圧１３号を最適値
に設定することを特徴とし、フィードバック信号のうち
電圧信号の特徴すなわち、電圧のピーク値（Ｖｐ）電圧
の平均値（Ｖｍ）を検出し、演算処理して得られた値Ｖ
ｐｘＶｍ　にもとずき間欠荷電の荷電率を自動的に変化
させ、ＶｐｘＶｍが最大値（ＥＰ性能も最大となる）と
なる荷電率で運転する方法に係るもので、ＥＰ荷電電圧
波形の実際と集塵理論とを実験データをもとにして結合
させ、集塵理論式をそのままソフトウェアで作成するこ
とにより容易にＢＰの最適荷電運転ができるようにした
ものである。

本発明の一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する
。

第２図は本発明方法を実施するために用いられる電気集
塵器用電源装置の一例の構成を示す概略図、第３図は本
発明方法による間欠荷電自動制御プログラムのフローチ
ャート図、第４図は第２図におけるマイコンユニットの
構成を示すブロック図である。

筆２図において１２は交流電源ＡＣが供給されるサイリ
スタ回路であり、同サイリスタ回路１２から交流電源Ａ
Ｃを高圧変圧器１３の一次側に入力する。この高圧変圧
器１３の２次側から整流器１４に交流電源が入力しこの
整流器１４はダイオード、コイル等からなり直流リアク
トル１５を経て直流高電圧とＥＰＪ６の放電極Ａに入力
する。

このＥＰｘ６はｒｌｌ、電極人のコロナ放電によって荷
′１う゛された気体中の粉塵等を付着させる集塵電極Ｂ
を備えている。

さらに高圧変圧器１３の２次側から電圧信号Ｖ。

を検出する電圧検出器１８を設ける。この電圧検出器１
８は検出した電圧信号Ｖｉ　を制御装置２０に内設した
マイコンユニット２１に入力する。

このマイコンユニット２１には２４３図に示す自動制御
プログラムがインプットされており、電圧検出器１８か
らの電圧信号Ｖｉ　の電圧ピーク値Ｖｐ（ｗ）及び電圧
平均値Ｖｍを検出し、この両者を、演す処理して得られ
た値Ｖｐ（ｗ）ｘＶｍにもとすき間欠荷電の荷電率を自
動的に変化さ−ｔ）、Ｖｐ（ｕ）　ｘＶｍが最大値とな
る荷電率でサイリスク回路１２に制御信号Ｃを入力し、
サイリスタ回路１２のスイッチング動作を制御する。

また高圧変圧器Ｉ３の一次側に電流検出器ｚ７を設は制
御装置２０にフィードバックしている。

このように構成される集塵器において、制御信号Ｃに制
御されて直流高電圧をＥＰ１６の放電極Ａに供給すると
、放電極Ａのコロナ放電によって気体中の粉塵等が荷電
される。この荷電された粉塵等が接地さ４れた集塵電極
Ｂに静電力によって付着し気体中から粉塵等を分離除去
できることになる。

上記本発明の一実施例の方法について説明する。

まずＢＰ集庖性能を表わす理論式を説明する。

集塵性能：η＝１−ｅ　Ｑ　川・・・・（１）ダスト移
動速度：ω＝αＶ　り　ｅ　Ｖｍ　・・曲・（２）ここ
でＡ：集塵面積　Ｑ：ガス量　α：定数である。

（１１、（２１式で示すように集塵性能ηは電圧ピーク
値Ｖｐ（ｍ）と電圧平均値Ｖｍの積によって左右されＶ
ｐ　（ｗ　）　ｘ　Ｖｍが大鎗くなＮればηも大きくな
る。従って間欠荷電運転をする場合このＶｐ　（ｗ　）
　ｘ　Ｖｍの値を最大とするような荷電率に設定すれば
集塵性能を最高とすることができろうそこで第３図に示
すように周期的にＶｐ（［）ｘＶｍを演算処理し新、旧
データ間の比較にもとすき荷電率を自動的に変化させる
制御を行えばＢＰにとって最適な間欠荷電自動運転が実
現できることになる。

なお上記作用は逆電離を呈しないＢＰにつき概ね適用で
きることが実験でも確認、実証されている。これは荷電
率（’／Ｔ＋　＋Ｔｔ　、　’ｆ’ｓ　＝荷電時間で一
定値、Ｔ、＝休み時間で可変値）すなわちＴ、を変化さ
せることにより電源装置（１１！Ｉから見たＢＰの等価
インピーダンスが変化するため結果としてＶｐ（＋ｉｍ
）ｘＶｍ値の変化として表われてくるものである。

次に第２図〜第４図にもとずき実施例を説明する。、電
圧検出器１８により検出した電圧は第４図に示すマイコ
ンユニット２１内で処理され制御信号Ｃとして制７１ｊ
ｌ装討２０からアウトプットされる。その順序は、 ｆｌｌＥＰの荷電眠ＦＥＶは一定周期で絶縁アンプ３１
及び人／Ｄ変換器３２を経て中央処理装置３３（以下Ｃ
ＰＵという）に取込まれる。

（２）　ＣＰＵ３３では電圧ピーク値Ｖｐ（ＩＩＩＫ）
ノ！識及び電圧平均値Ｖｍの計算が行なわれ、さらにＶ
ｐ（ｗ）・Ｖｍ値の演算処理も行なわれる。

（３）　この電圧ピーク値Ｖｐ（Ｗ）及び電圧の平均値
ＶｍをチェックすることによりＶ　ｐ　（ＴＭｔ）　ｘ
　Ｖｍが最大になるよう荷電率が自動的に変更される。

（第３図参照） （４）上装置ｌ＋　、　！２１　、　（３１はメモリ（
Ｒ，ＯＭ）３４に記憶されたプログラムによって行なわ
れる。

Ｆ５１　Ｉ１０ポート３５、オペレータコンソールイン
ターフェイス３６、オペレータコンソール３７は各々電
源装置の運転停止、操作デーとインプットデータは消え
る。

すなわち１１本発明では上記したように電圧検号Ｖｉ　
の電圧ピーク値Ｖｌ）ＣＭ）と電圧平均値Ｖｍの積をめ
ることができ、これにより荷電率を自動的に変化させ、
電圧信号を最適値に設定することができる。

以上により従来間欠荷電を行う場合は一旦集塵性能を手
計測により実測し荷電率−集塵性能の関係をめた後％最
適荷電率を決定していたため多大のコストおよび時間を
要し、燃料の変化および・燃焼条件の変化に即応するこ
とが困難であったが、本発明によれば次のような効果を
得ることができる。

（１）上１ｅのような従来からの方法は不要となり。

大巾なコスト低減が可能となり、特に装置のメンテナン
スが省力化できる。

（２）　常にＥＰを最適な荷電状Ｂｌこすることができ
る。

（３）　荷電装置の自動最適運転により省エネ効果が期
待できる。

１４１　Ｖｐ（Ｍ）・Ｖｍの値を媒塵濃度に置き換える
ことにより本発明方法を煤塵濃度フィードバック制御に
組み人ね、ることができる。

【図面の簡単な説明】

ソ１回は従来例の構成を示すｌｉ！略図、第２図は本発
明方法を実施するために用いられる電気集塵器用電源装
置の一例の構成を示す概略図、第３図は本発明方法によ
る間欠荷電自動制御プログラムのフローチャート図、第
４図は第２図におけるマイコンユニットの構成を示すブ
ロック図である。 １２・・・サイリスタ回路、１６・・・電気巣塵器、１
７・・・電流検出器、１Ｂ・・・電圧検出器、２ｏ・・
・制御装置、２１・・・マイコンユニット。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 集塵部に直流高電圧を供給する荷電装置を備え、前記荷
   電装置から電圧信号と電流信号を検出する手段を備えた
   電気集塵器において、制御装置により前記電圧のピーク
   値と平均値を演算し、演算処理して逼られた値にもとづ
   き荷電率を前記１ｂ制御装置で自動的に変化させ、電圧
   信号を最適値に設定することを特徴とする電気集塵器の
   制御方法。