JPH045888Y2 - - Google Patents

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JPH045888Y2
JPH045888Y2 JP1984080672U JP8067284U JPH045888Y2 JP H045888 Y2 JPH045888 Y2 JP H045888Y2 JP 1984080672 U JP1984080672 U JP 1984080672U JP 8067284 U JP8067284 U JP 8067284U JP H045888 Y2 JPH045888 Y2 JP H045888Y2
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spring
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cartridge tank
wick
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JP1984080672U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、地震等により重錘が揺動したときに
はその重錘の揺動に伴つて作動する作動板により
係止爪と歯車等の係合部材との係止状態を解除
し、灯芯を自動降下させて消火せしめるようにす
るとともに、燃料タンクに載置するカートリツジ
タンクの抜去時にも灯芯を降下させ消火せしめる
ようにした芯上下式石油燃焼器に関する。
(ロ) 従来の技術 従来此種石油燃焼器に関しては実開昭52−
11238号公報、実開昭52−11239号公報等があり、
以下その欠点について述べる。
先ず、実開昭52−11238号公報においては、カ
ートリツジタンクの抜去時には作動板と連動板と
を介して重錘をスプリングの付勢により傾動させ
て対震消火装置を動作させているために、長期間
使用した場合、重量の重い重錘を持ち上げるスプ
リングの力が低下しやすく、また、スプリングの
付勢力が強い場合には衝撃により重錘が傾動しや
すく消火しやすくなつたり、重錘が復帰せず使用
できなくなる等の問題点が発生していた。
また、実開昭52−11239号公報においては、上
蓋を開放すると連動棒が移動して作動板の弾性に
よつて係止片を作動させて対震消火装置を作動さ
せるものであり、長期間使用した場合には前記作
動板の弾性力は低下してしまうものであり、また
スプリング等を使用した場合には上蓋の重量が軽
いために作動板が復帰しない等の問題点が発生し
ていた。
更に、他の従来装置として実開昭57−100050号
公報や実公昭52−26263号公報があるが、前者の
ものはフロート式の水混入検知装置の作動レバー
と対震消火装置の作動レバーが一体構造のため、
水混入検知装置が対震消火装置の働きを妨げやす
くなり、異常震動時の安全性に問題があつた。ま
た、後者のものはカートリツジタンクの載置時
に、給油時安全装置としての係止レバーの一旦を
直接ラチエツト等の係合部材に係合させて灯芯の
上昇状態を保持するようにしたものであり、地震
等による器具の異常震動時には自動消火できない
欠点があつた。
(ハ) 考案の効果 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、カートリツジタンクの給油時及び地震等の器
具の異常震動時の安全性を確保すると共に対震消
火装置の感震特性の低下を防止できるようにした
芯上下式石油燃焼器の提供を目的としている。
(ニ) 考案の構成 このために本考案では、上下動自在な灯芯を設
けた燃料タンクと、該燃料タンクの燃料受部上に
着脱自在に載置せるカートリツジタンクと、常時
は作動板のスプリングによつて係止爪と歯車等の
係合部材とを係止させ、重錘の揺動時は重錘の揺
動に伴つて作動する作動板により係止爪と係合部
材との係止状態を解除して前記灯芯を自動降下さ
せ、消火せしめるようにした対震消火装置と、前
記カートリツジタンクの抜去時に前記対震消火装
置を動作させ、消火せしめるようにした給油時安
全装置とを備えた芯上下式石油燃焼器において、
前記給油時安全装置は前記カートリツジタンクの
載置時に該カートリツジタンクに接するタンク当
接部、及び前記対震消火装置の作動板に作用する
作動部を有する回動部材と、前記作動板のスプリ
ングのバネ力に拮抗するバネ力を前記回動部材に
付与する給油時消火用スプリングとを備え、前記
カートリツジタンクの載置時には前記カートリツ
ジタンクの重みを利用して前記回動部材を一方向
に回動せしめることによつて前記回動部材の作動
部と前記対震消火装置の作動板とを離間させ、且
つ前記カートリツジタンクの抜去時には前記給油
時消火用スプリングのバネ力を利用して前記回動
部材を逆方向に回動させ前記対震消火装置の作動
板を回動せしめることによつて前記係止爪と前記
係合部材との係止状態を解除するように構成して
いる。
(ホ) 実施例 以下本考案の一実施例を図に基づき説明する。
1は一本の金属製の線材を折曲加工して成る回
動部材としての回動軸で、一端を略L字状に折曲
形成してタンク当接部2を形成すると共に他端を
該当接部2と略180度の位相差を有して略L字状
に折曲形成して作動部3を形成している。また該
回動軸1は燃料タンク4の上部に設けた断面L字
状の基台5に切起して形成した複数の爪片6にて
回動自在に枢支されている。また該回動軸1途中
適所には突出部7を設け、該突出部7の両端には
ワツシヤ8,8を設けて前記基台5に開設した開
口9縁部に該ワツシヤ8,8が当接することによ
り該回動軸1の左右への移動を防止している。
10は前記回動軸1の右端部に巻回したスプリ
ングで、一端を前記基台5の上板5Aに他端を前
記当接部2に係止しており、該当接部2は常時上
方へ起きるように付勢している。そして、前記回
動軸1、基台2及び給油時消火用のスプリング1
0にて給油時安全装置Sを構成している。
11は芯上下装置で、芯上下軸12の後端に形
成されたピニオン13の回転によつて灯芯14を
止着している芯支持金具15の外周に固定したラ
ツク体16を上昇させることにより灯芯14を上
昇させるものである。また前記芯上下軸12には
芯降下用のスプリング17が巻回しており、該軸
12の回動による灯芯14の上昇と共に灯芯14
を降下するように蓄力付勢する。そして灯芯14
の上昇時に前記スプリング17に蓄力された付勢
力に抗して係合部材としてのラチエツト歯車18
の歯19に後述の対震消火装置20の作動板21
の係止爪22が係合しラチエツト歯車18の戻り
回転を阻止している。
20は対震消火装置で、感震器としての重錘2
3と、下部に円板24を有する支持軸25と、該
支持軸25を遊挿する透孔26が穿設され前記重
錘23の揺動により回動する作動板21とから構
成される。該作動板21にはその端部にラチエツ
ト歯車18の歯19に係合する係止爪22が設け
られている。
27は作動板21を反重錘側にわずかに延長す
るように係止爪22部分の作動板21に固定した
係合板で、この係合板27の延長先端部分は前記
回動軸1他端の作動部3と対峙しており、前記燃
料タンク4の燃料受部28に着脱可能に載置せる
カートリツジタンク29の載置時には作動部3と
間隔を存している。そして、この係合板27はカ
ートリツジタンク29の抜去時に作動部3により
下方へ押圧され、前記重錘23を揺動させること
なく、作動板21を作動させる。又、前記係合板
27が下方へ押圧されて作動板21が時計方向に
回動すると、係止爪22によるラチエツト歯車1
8の係止が解除されることになる。
尚この係合板27は作動板21と一体に形成し
てもよい。
以上の構成により以下その動作について説明す
る。先ず第1図の実線で示すようにキヤツプ弁を
有するカートリツジタンク29が燃料受部28上
にあるときには、該タンク29によりスプリング
10に抗して回動軸1の当接部2は下方へ押し下
げられると共に作動部3は係合板27と離間して
略水平位置にある。
ここで給油或いは灯芯14交換等によりカート
リツジタンク29を燃料受部28から抜去する
と、前記回動軸1の当接部2と該タンク29下部
との係合はなくなるので、スプリング10の付勢
力により該回動軸1が回動して当接部2は二点鎖
線で示すように上方へ回動する。このため作動部
3が係合板27を下方へ押圧し第1図の二点鎖線
で示す位置へ移動させるから、ラチエツト歯車1
8と係止爪22との係合は解除される。したがつ
て芯降下用スプリング17により該歯車18及び
芯上下軸12を回動させるから、芯支持金具15
を介して灯芯14は降下して消火されるものであ
る。
(ヘ) 考案の効果 本考案による芯上下式石油燃焼器は以上の如く
構成したものであるから、下記に示すような効果
を奏する。
カートリツジタンクの載置時には給油時安全
装置のタンク当接部が該カートリツジタンクに
押下げられることによつて作動部が対震消火装
置の作動板と離間するものであるから、カート
リツジタンクを載置した状態の通常使用時には
給油時安全装置は重錘の感震動作に何ら悪影響
を与えず、対震消火装置の感震特性を良好に維
持することができ、従つて給油時における安全
装置として対震消火装置を利用したにも拘ら
ず、地震等の器具の異常震動時にも充分な安全
性を確保できる。
カートリツジタンクの抜去時には給油時安全
装置の作動部が対震消火装置の重錘を揺動させ
ることなく作動板を回動せしめて係止爪と係合
部材との係止状態を解除するように構成したも
のであるから、給油時における安全性の確保は
勿論の事、動作が確実で且つ長期に亘つて使用
しても給油時安全装置の作動性能の低下を防止
することができ、更に構成も簡単にでき実用的
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案燃焼器の正面図、第2図は本考
案燃焼器の一部破断せる平面図である。 1……回動軸(回動部材)、2……当接部、3
……作動部、10……スプリング、12……芯上
下軸、17……給油時消火用スプリング、18…
…ラチエツト歯車、20……対震消火装置、21
……作動板、22……係止爪、23……重錘、2
7……係合板、29……カートリツジタンク、S
……給油時安全装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下動自在な灯芯を設けた燃料タンクと、該燃
    料タンクの燃料受部上に着脱自在に載置せるカー
    トリツジタンクと、常時は作動板のスプリングに
    よつて係止爪と歯車等の係合部材とを係止させ、
    重錘の揺動時は重錘の揺動に伴つて作動する作動
    板により係止爪と係合部材との係止状態を解除し
    て前記灯芯を自動降下させ、消火せしめるように
    した対震消火装置と、前記カートリツジタンクの
    抜去時に前記対震消火装置を動作させ、消火せし
    めるようにした給油時安全装置とを備えた芯上下
    式石油燃焼器において、前記給油時安全装置は前
    記カートリツジタンクの載置時に該カートリツジ
    タンクに接するタンク当接部、及び前記対震消火
    装置の作動板に作用する作動部を有する回動部材
    と、前記作動板のスプリングのバネ力に拮抗する
    バネ力を前記回動部材に付与する給油時消火用ス
    プリングとを備え、前記カートリツジタンクの載
    置時には前記カートリツジタンクの重みを利用し
    て前記回動部材を一方向に回動せしめることによ
    つて前記回動部材の作動部と前記対震消火装置の
    作動板とを離間させ、且つ前記カートリツジタン
    クの抜去時には前記給油時消火用スプリングのバ
    ネ力を利用して前記回動部材を逆方向に回動させ
    前記対震消火装置の作動板を回動せしめることに
    よつて前記係止爪と前記係合部材との係止状態を
    解除するように構成したことを特徴とする芯上下
    式石油燃焼器。
JP8067284U 1984-05-31 1984-05-31 芯上下式石油燃焼器 Granted JPS60196150U (ja)

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JP8067284U JPS60196150U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 芯上下式石油燃焼器

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JPS60196150U JPS60196150U (ja) 1985-12-27
JPH045888Y2 true JPH045888Y2 (ja) 1992-02-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6428414A (en) * 1987-07-22 1989-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd Kerosene burner

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JPS5226263U (ja) * 1975-08-15 1977-02-24

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JPS57100050U (ja) * 1980-12-10 1982-06-19

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JPS5226263U (ja) * 1975-08-15 1977-02-24

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JPS60196150U (ja) 1985-12-27

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