JP2547508Y2 - 芯昇降式液体燃料燃焼器の消火装置 - Google Patents

芯昇降式液体燃料燃焼器の消火装置

Info

Publication number
JP2547508Y2
JP2547508Y2 JP1990058667U JP5866790U JP2547508Y2 JP 2547508 Y2 JP2547508 Y2 JP 2547508Y2 JP 1990058667 U JP1990058667 U JP 1990058667U JP 5866790 U JP5866790 U JP 5866790U JP 2547508 Y2 JP2547508 Y2 JP 2547508Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
fire extinguishing
lever
core
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990058667U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0417254U (ja
Inventor
豊和 城内
博亮 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP1990058667U priority Critical patent/JP2547508Y2/ja
Publication of JPH0417254U publication Critical patent/JPH0417254U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2547508Y2 publication Critical patent/JP2547508Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、石油ストーブ等の芯昇降式液体燃料燃焼器
の消火装置に関する。
〈従来技術〉 従来のポータブル石油ストーブには給油時にカートリ
ツジタンクを引き抜くと、消火装置によつて自動的に消
火が行なわれる機構が設けられていた(実開昭64-1273
号参照)。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来技術において、カートリツジタンクには、タ
ンク内の残油量を見るために、のぞき窓が設けられてい
るが、タンク内の残油量は常に目視で確認しなければな
らないため、給油を忘れると芯の空焼きが始まり、燃焼
の臭いが発生するなどの問題点があつた。
本考案は、上記に鑑み、カートリツジタンクの残油量
が少なくなると自動的に消火が行なわれる消火装置の提
供を目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案による課題解決手段は、第1,2,4,8図の如く、
感震機構の作動に関連して芯を消火位置に復帰させる消
火機構と、着脱自在のカートリツジタンクとを具備する
芯昇降式液体燃料燃焼器において、前記消火機構にタン
ク検知レバーが回転自在に軸支され、該検知レバーの一
端が装着状態のカートリツジタンクの下部に当接するよ
う配置され、該検知レバーは、装着状態のカートリツジ
タンクの下部に当接するよう配置され、かつ前記感震機
構に連動され、前記カートリツジタンクを引き上げた時
に前記感震機構を作動させるため前記検知レバーを上動
させるスプリングが設けられ、該スプリングは、前記カ
ートリツジタンク内の液体燃料がある一定量以下になる
と、前記検知レバーを上動させることによりカートリツ
ジタンクを持ち上げて感震機構を作動させる強さに設定
されたものである。
〈作用〉 上記課題解決手段において、感震機構に連動されたタ
ンク検知レバーに設けられたスプリングをカートリツジ
タンク内の残油量がある一定以下になつたときの総重量
よりも強くし、タンクを引き抜いた時、およびカートリ
ツジタンクの残油量が少なくなつた時、タンク検知レバ
ーが働き感震機構を作動させて消火を行なう。
したがつて、カートリツジタンクの残油量が少なくな
つた時、または、カートリツジタンクを引き抜くだけで
消火が行なえる。
〈実施例〉 [燃焼タンクの構成] 第1図は燃焼タンク部の実施例の分解図である。第1
図において、1は中央部に芯内筒2を立設した燃焼タン
クである。この芯内筒2と芯外筒3との間には芯ホルダ
ー4を有する芯5が上下摺動自在に介挿されている。
6は前記芯ホルダー4の中腹部外周面に装着された芯
ホルダーアングルで、芯5に切りかかれた孔5aに入れら
れる。芯ホルダーアングル6には中央部に孔6aを有して
いる。この孔6aに芯調節軸7に締結された回転アングル
8の一端部にかしめられたピン9が挿入される。
芯調節軸7は、燃焼タンク1の側面に設けられた孔1a
に挿入され、芯調節軸受け10の貫通孔10aに挿入されて
いる。
芯調節軸受け10は、燃焼タンク1の孔1aに挿入された
後、ビスで締結される。
11は油漏れ防止のためのパツキンで、芯調節軸受け10
と燃焼タンク1間に固定される。
12は芯調節軸7を常時芯内筒2方向へ付勢させる芯調
節軸バネで、このバネ12を安定させるために、バネワツ
シヤ13が挿入されている。
14は芯外パツキンで、燃焼タンク1と芯外筒3の間に
固定される。15は芯天で、芯内筒2上部に固定される。
[芯昇降部の構成] 第2図および第3図は、芯上下装置の正面図と分解斜
視図である。
(感震機構の構成) まず感震機構の構成を示す。
16は基板19の上面に締結された支持台17上に載置され
るおもりで、この下端部にはくさり18が取着されてい
る。
20は基板19の裏面に段付ピン21により回転自在に軸支
されたL字型の係止板である。この係止板20の上方の遊
端部には、前記おもり16のくさり18の下端部が挿入後く
さり止め22によつて取着されている。
また、係止板20の下方の遊端部には、く字形の抜き孔
20aが形成され、この抜き孔20aの中ほどには、後述する
可動板24のピン26を係止する係止部20bが形成されてい
る。
また、係止板20の下方遊端部には、後述するタンク検
知レバー62に当接する逆三角形の突設部20cが形成され
ている。
(消火機構の構成) 次に消火機構の関係を示す。
第3図において、23は基板19の中央部分にある円孔19
aに挿入後かしめられた軸受で、前記芯調節軸7が挿入
自在な貫通孔23aが形成されている。
24は前記軸受23に挿入する円孔24aを中央部に形成し
軸受23によつて回転自在に軸支された可動板である。こ
の可動板24の左端には後述する消火レバー37に係止する
第一ピン25がかしめられ、右端には前記係止板20の係止
部20bに係止する第二ピン26がかしめられている。第一
ピン25は、基板19に設けられた抜き孔19bを貫通してい
る。また、第二ピン26は、基板19の後方に設けられた切
欠部19cから前記係止板20の抜き孔20aを貫通するよう形
成されている。また、可動板24の左端上方には、可動板
24を常時時計方向に付勢する可動板スプリング27が設け
られている。
28は可動板24と同軸上に回転自在に軸支された作動板
である。この作動板28の中央に軸受23に挿入する孔28a
が形成されている。また、作動板28の左端には消火レバ
ー37の係止部37aに係止する第三ピン29がかしめられて
いる。また、作動板28の左方中ほどには、後述する芯調
レバー30を回転自在に支持するための円孔28bが設けら
れている。
さらに、作動板28の左端上方部には、作動板28を常時
時計方向に付勢する芯降下スプリング56を取り付けるた
めのアングル部28cが形成されている。
30は前記作動板28の左方の円孔28bに段付ピン31で回
転自在に軸支された芯調レバーである。この芯調レバー
30の左端部には、操作用のツマミ(図示せず)を挿入す
るアングルが形成されている。また、芯調レバー30の中
央部の円孔30aには微調ピン32がかしめられている。そ
して、芯調レバー30の右端部の段付ピン31挿入用の円孔
30bの左右には、作動板28から浮かした状態で、芯調レ
バー30を軸支するために、Z曲げされたアングル部30c,
30dが形成されている。
33は降下板で、これは、前記芯調レバー30にかしめら
れた微調ピン32に挿入されるよう中央部に小判孔33aが
形成されている。また、降下板33の上方左端部には後述
する回転カム53の突起53aを受ける受け部33bが設けられ
ていると共に、中央部上方には、同じく回転カム53の押
し下げ部53bを受け摺動しながら降下する摺動部33cが形
成されている。また、降下板33の右端には基板19の上方
の曲げ部19dに当接する折曲部33dが形成されている。さ
らに、降下板33の小判孔33aの下方には、前記作動板28
のアングル部28cの裏面に当接する突起33eが形成されて
いる。
34は降下板33を軸支するためのプツシユナツトで、微
調ピン32に挿入し固定する。
35は降下板33を常に時計方向に付勢する復帰スプリン
グで、前記芯調レバー30の上方部と降下板33の右方の孔
33fに引つ掛けられている。
37は消火レバーで、これは、基板19の裏面に、段付ピ
ン36によつて回転自在に軸支されている。消火レバー37
の下端には、前記作動板28にかしめられたピン29が係止
される係止部37aが形成され、中央部上方には前記可動
板24にかしめられたピン25が入り込む開口部37bが形成
されている。また、消火レバー37の右端には、消火レバ
ー37を常時時計方向(表面から見て)に付勢する消火レ
バースプリング38が設けられている。さらに、消火レバ
ー37の上端には、後述する回転カム53の裏面にある突設
ピン53cが当接するけり上げ部37cが形成されている。
次に芯の上昇および下降を行なわせるギヤードモータ
部について説明する。39はDCモータで、支板40の中央の
円孔40aに挿入後、取付ネジ41によつて支板40に固定さ
れる。
42は平歯車で、モータ39のシヤフト39aに挿入されて
いる。平歯車42は、第1段歯車43にかみ合い、第1段歯
車43から第2段歯車44、第3段歯車45、第4段歯車46と
それぞれかみ合つており、第4段歯車46は、シヤフト歯
車47とかみ合つている。第1、第2、第3、第4段歯車
43,44,45,46は、2本のシヤフト48,49によつて回転自在
に軸支される。シヤフト歯車47のシヤフトは、支持本体
50の中央の貫通孔50aに挿入され回転自在に軸支され
る。
51はストツパーで、支持本体50の上部のシヤフト50b
で回転自在に軸支されている。支持本体50と支板40と
は、前記歯車42〜47などを中に挿入後、取付ネジ52によ
つて固定される。
このギヤードモータ組品は、支持本体50の右方の上下
の爪部50cが基板19上部の角孔19eに挿入され、取付ネジ
により基板19に固定される。
53は回転カムで、基板19に取り付けられたギヤードモ
ータ組品から突出しているシヤフト歯車47のシヤフトの
先端に取付ネジ54により固定される。回転カム53には、
前記降下板33の受け部33bに当接する突起53aが突設され
ると共に、降下板33の摺動部33cを押し下げる押し下げ
部53bが形成されている。回転カム53の裏面には、前記
消火レバー37の上端のけり上げ部37cに当接する突設ピ
ン53cが形成されている。また、回転カム53の側面には
基板19の上部の角孔19Fに取り付けられた停止用スイツ
チ55をOFFさせるための突起53d,53eが2箇所形成されて
いる。押し下げ部53bの先端には前記芯降下スプリング5
6の一端を取り付けるための段部53Fが形成されており、
芯降下スプリング56は、ここに挿入後、取付ネジ57によ
り保持される。
58は連結板で、芯調節軸7に固定され、左方のへの字
型の孔58aは、前記微調ピン32に挿入し、芯昇降装置の
動作を芯5に伝える。
(タンク検知レバーの構成) 60は基板19に取付ネジ61によつて固定されるアングル
で、このアングル60に、タンク検知レバー62が段付ピン
63によつて回転自在に軸支されている。64はタンク消火
用スプリングで、アングル60とタンク検知レバー62とに
取付けられている。
このタンク消火スプリング64は、カートリツジタンク
65内の液体燃料がある一定量以下になると、カートリツ
ジタンク65を持ち上げて感震機構を作動させる強さに設
定されている。
[次に操作の一連の動作に関して説明する] まず、カートリツジタンク65がセツトされている場合
は、第2図の如く、タンク検知レバー62の先端62aが下
方に押され、タンク消火用スプリング64が伸びた状態で
セツトされている。
(手動による芯上操作) この場合、感震機構には何ら影響がなく芯上げセツト
が可能になる。
この後、手動で行つた場合の動作について説明する
と、芯調レバー30の先端に取り付けられた操作用のツマ
ミ(図示せず)を第2図の状態から下方に押し下げる
と、段付ピン31で回転自在に軸支された芯調レバー30は
反時計方向に回転する。そうすると、芯調レバー30の屈
折部下部30eが作動板28のアングル部28cの上面に当た
り、作動板28を押し下げる。これにより、作動板28は軸
受け23を中心に反時計方向に回転する。作動板28が反時
計方向に回転すると、その右方下部の曲げ部28dが可動
板24の下部に当たり、可動板24は軸受け23を中心に反時
計方向に回転する。そうすると、可動板24の右端のピン
26は、基板19を介して係止板20の下方遊端部の抜き孔20
aを貫通しているので、ピン26は係止板20の抜き孔20aを
下方から上方へ移動し、係止部20bより上方へ移動す
る。
係止板20は、段付ピン21によつて回転自在に軸支され
ているが、左方が重いため、表面から見て常時反時計方
向に回転しようとする。このため、操作ツマミを押し下
げるのを少しゆるめると、これまでの動きと逆に動きピ
ン26が少し下がり、係止部20bに引つ掛かかる。
可動板24には、常時、時計方向に付勢する可動板スプ
リング27が設けられているが、可動板24が反時計方向に
回転した後、ピン26が係止部20bに係止されるため、可
動板スプリング27は伸びた状態でセツトされる。
また、係止板20の抜き孔20aは、下方が係止部20bより
左方になる様な逆くの字形の抜き孔であり、また、ピン
26が抜き孔20aの最下部でくさり18が取着されているた
め、ピン26が係止部20bの位置では、くさり18と係止板2
0との取着部分に隙間ができている。
おもり16は、倒立した状態でセツトされるので、地振
や、衝撃などで倒れると、くさり18によつて、係止板20
が時計方向に引つ張られ、係止部20bにあるピン26がは
ずれ、可動板スプリング27の力によつて、下方に移動す
る。ピン26が下方に移動すれば、係止板20は左方が重い
ため、反時計方向に回転してくさり18を引張るので、お
もり16は自動的に倒立状態に戻される。
また、可動板24の左端にあるピン25は、可動板24の反
時計方向の回動により、基板19にある抜き孔19bを上方
から下方へ移動し、消火レバー37にある開口部37bに入
り込む。また、作動板28の左端にかしめられているピン
29は、作動板28の反時計方向の回動により、上方から下
方へ移動し消火レバー37下端の係止部37aに係止され
る。作動板28には常時上方向に付勢する芯降下スプリン
グ56が設けられているが(作動板28は軸受け23に軸支さ
れているため、時計方向に付勢される)、作動板28が反
時計方向に回転した後、ピン29が係止部37aに係止され
るため、芯降下スプリング56は伸びた状態でセツトされ
る(第4図参照)。
可動板24の右端のピン26が係止板20の係止部20bに係
止され、少し遅れて作動板28の左端のピン29が消火レバ
ー37の係止部37aに係止されるように設計されているた
め、作動板28の右方下部の曲げ部28dと可動板24の下部
には少しの隙間ができた状態でセツトされる。
芯調レバー30にかしめられた微調ピン32に挿入された
連結板58は、右方が芯調節軸7の先端に締結されている
ため、作動板28の回転に合わせて芯調節軸7を中心に反
時計方向に回転する。これに合わせて芯調節軸7も回転
し、回転アングル8が反時計方向に回転、先端のピン9
を介して芯ホルダー4に取着されている芯5は上昇し、
セツト状態となる。
消火レバースプリング38は、作動板28のピン29が係止
部37aに係止されやすいように設けられている。降下板3
3は、復帰スプリング35によつて常に時計方向に付勢さ
れているため、右方の折曲部33dが基板19の上方の曲げ
部19dと摺動しながら、上方から下方へ移動する。
芯の微調整は、今までの動作で芯がセツトされた状態
から、芯調レバー30を引き上げると、芯調レバー30が段
付ピン31を中心に時計方向に回転し、芯調節軸7に締結
された連結板58も時計方向に回転し、一連の動作によ
り、芯5が下降する。しかし、可動板24および作動板28
は、それぞれ係止されているため、係止状態を保つ。降
下板33は芯調レバー30の回転に伴い、基板19の上方曲げ
部19dを摺動しながら上昇するが、下方の突起33eが作動
板28のアングル部28cの裏面に引つ掛かかり、小判孔33a
の上部を中心に反時計方向に回転する。
芯調レバー30をさらに引き上げると、下方の突起33e
が作動板28のアングル部28cからはずれ、復帰スプリン
グ35の力によつて降下板33が時計方向に回転する。この
とき、降下板33の折り曲げ部33dが基板19の上方の曲げ
部19dに当たり、動作音がする。
下方の突起33eを芯5が燃焼調節範囲の下限になると
はずれるように設計しているので、燃焼調節範囲下限が
音で確認できる。
さらに、芯調レバー30を引き上げると、同様の一連の
動作で、芯5が消火位置まで下降し、消火する。
この状態から芯上げ動作を行うには、芯調レバー30を
押し下げると、作動板28、可動板24はセツトされた状態
なので、芯調レバー30および、降下板33のみ動作を行
う。降下板33が下方に移動すると、下方の突起33eが作
動板28のアングル部28cに当たるが、中央の小判孔33a内
で微調ピン32が移動するため、突起33eがアングル部28c
からはずれ、円滑にすべり込む。
[次に感震機構が作動した場合について説明する] 倒立状態でセツトされたおもり16が地震や、衝撃で倒
れると、係止板20が時計方向に回転し、係止部20bに係
止されている可動板24のピン26がはずれ、可動板24が可
動板スプリング27の力によつて時計方向に回転を始め
る。
このとき、作動板28にはピン29の係止をはずす力がか
からないので係止の状態を保つているが、前記の様に係
止板20の係止部20bと消火レバー37の係止部37aは少しず
れて係止されるため、作動板28の右方下部の曲げ部28d
と可動板24の下部との隙間分しか可動板24が移動しない
が、ピン25が時計方向に回転し、消火レバー37の開口部
37bの上方面37dに当たり、消火レバー37を反時計方向に
回転させ、下部の係止部37aに係止されているピン29を
はずし、可動板24および作動板28がそれぞれ可動板スプ
リング27、芯降下スプリング56の力によつて時計方向に
回転し、これによつて、一連の動作により芯が降下し消
火する。
[次にモータでの芯上下操作について説明する] 第6図において、Eは3Vの乾電池、55は停止用マイク
ロスイツチ、59は点火用消火用スイツチで押している間
オンするもので、石油ストーブの本体前面側またはカー
トリツジタンク収納部の蓋上面に設けられている。
点火用消火用スイツチ59を押すと、回路が閉になり、
モータ39に通電され回転する。モータ39が回転を始める
と、回転カム53の上部に取り付けられた停止用スイツチ
55が突起53d,53eからはずれ、閉となる。点火用消火用
スイツチ59および停止用スイツチ55は回路的に並列に接
続されているため、点火用消火用スイツチ59をはなして
も、回転を続け、回転カム53の突起53d,53eが停止用ス
イツチ55を押すと自動停止する。
回転カム53の突起53d,53eは、消火位置53eと点火位置
53dの2箇所あり、第5図は、消火位置53eにある時の装
置の状態で、この状態から点火用消火用スイツチ59を押
すと、モータ39が通電され回転を始める。モータ39のシ
ヤフト39aに挿入されている平歯車42も回転し第1〜第
4歯車43,44,45,46もそれぞれ回転し、シヤフト歯車47
に伝える。モータ39の回転数とシヤフト歯車47の回転数
の比率は約300:1に設定されているため、モータ39のト
ルクはそのまま約300倍でシヤフト歯車47に伝えられ
る。ギヤードモータ組品にはストツパー51が設けられて
いるため、シヤフト歯車47は常に時計方向にしか回転し
ない。
シヤフト歯車47の先端に締結された回転カム53も時計
方向に回転すると、突起53aが、降下板33の受け部33bに
当たり、降下板33は、中央部小判孔33a上部を中心に反
時計方向に回転する。降下板33は反時計方向に回転を続
けると、次に降下板33の摺動部33cが回転カム53の押し
下げ部53bに当たり、回転カム53の回転に合わせて、降
下板33が押し下げられる。
このとき、降下板33の受け部33bは回転カム53の突起5
3aからはずれている。降下板33が押し下げられることに
なり、芯調レバー30を押し下げた状態と同じになる。回
転カム53の押し下げ部53bが最下点に来た時に芯調レバ
ー30を最も押し下げた状態になるよう、降下板33の小判
孔33aと摺動部33cの距離を設計しているので、回転カム
53が回転を続けると、降下板33が逆に上方に移動する
が、手動と同じ様に可動板24のピン26、作動板28のピン
29がそれぞれ係止されセツトされる。前記の様に、可動
板24、作動板28がセツトされると、一連の動作により、
芯5が上昇セツトされる。
降下板33はセツトされると、押し下げ部53bと、摺動
部33cがはなれ、復帰スプリング35によつて時計方向に
回転し、回転カム53よりはなれる。回転カム53の押し下
げ部53bの先端の段部53Fと、作動板28のアングル部28c
に取り付けられた芯降下スプリング56は回転カム53の回
転と同時に作動板28が押し下げられるため、ほとんど伸
びない状態で、芯上げセツトを行うことになり、芯上げ
時は、モータ39にかかる負荷が少なくて済む。
芯上げセツトを行なつた後も、回転カム53は側面の突
起53d,53eが、上部の停止用スイツチ55をOFFするまで回
転を続け停止すると芯降下スプリング56の一端を取り付
けている作動板28は下方でセツトされているため、伸び
た状態でセツトされる。これでモータでの芯上げセツト
が行なわれた状態である。
次にモータでの芯下げは、芯上げ状態から点火用消火
用スイツチ59を押すと、前記の様に一連の動作により、
回転カム53が回転し、第4図の点火位置53dから回転を
始める。回転カム53が回転を始めると、裏面にある突設
ピン53cが消火レバー37の上端のけり上げ部37cに当接
し、消火レバー37は段付ピン36を中心に反時計方向(表
面から見て)に回転するため、下部の係止部37aに係止
されているピン29がはずれ、作動板28が軸受け23を中心
に、芯降下スプリング56によつて時計方向に回転し一連
の動作によつて芯が降下する。
このとき、可動板24は、おもり16が倒れない限り、係
止がはずれないため、可動板24はセツト状態を保つの
で、次からの芯上げ動作は可動板24をセツトする必要が
無い。そのため、負荷が少なくて済む。回転カム53は回
転を続け消火位置53eで停止する。
回転カム53の裏面の突設ピン53cは、芯降下スプリン
グ56が回転カム53中心の真横に来た時に消火レバー37の
けり上げ部37cに当接するように設計されているととも
に、芯降下を行なつた後も回転カム53が消火位置まで回
転するので、芯降下スプリング56の一端は上方まで伸ば
される。そのため、たとえば、芯にタールなど付着して
芯降下が悪くなつても芯降下時よりもつと強い力で付勢
されるため、より良い芯降下力が得られる。
モータ39で芯上げ操作を行なつた以外は常に降下板33
は回転カム53より復帰スプリング35によつてはずされて
いるため、前記の様にセツト状態よりの手動消火、対震
消火も可能であり、また、手動セツトも可能であるた
め、常にモータ、手動ならびに対震消火が可能である。
[次に給油時自動消火について説明する] 第4図はカートリツジタンク65の油が満たんでセツト
した状態で、タンク検知レバー62の先端62aがタンク底
面に当たり、下方に押された状態でセツトされている。
このとき、タンク消火用スプリング64は伸びた状態でセ
ツトされている。タンク消火用スプリング64のバネ圧は
カートリツジタンク65内の残油量がある一定以下になつ
たときの総重量より強く設定してある。
そして、燃焼を続けてカートリツジタンク65内の残油
量がある一定以下になると、第8図に示すようにタンク
検知レバー62は、タンク消火用スプリング64により、段
付ピン63を中心に反時計方向(前方から見て)に回転す
る。このときタンク検知レバー62の曲げ部上面62bが係
止板20の突設部20cに当接しながら突設部20cの斜辺を上
方へ移動するので、係止板20は、検知レバー62により左
方へ押されてピン21を中心に時計方向へ回転する。その
ため、後は感震機構が作動した場合と同様に一連の動作
によつて芯が降下し、消火する。
また、残油量がある一定以下になる前にカートリツジ
タンク65を引き抜いても、上記と同様な動作を行ない消
火する。
カートリツジタンク65内の残油量がある一定以下、ま
たはタンク65を引き抜いた状態で、モータでのボタン操
作、手動での芯上げ操作を行なつてもタンク検知レバー
62が係止板20の突設部20cを押し上げているため、芯上
げセツトができない。
このように、常にカートリツジタンクを引き抜いた
時、またはカートリツジタンク内の残油量がある一定以
下になれば、自動的に消火が行なえる。
また、モータドライブ方式の芯上下装置に限らず、手
動のレバー式の芯昇降装置においても同様の効果があ
る。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案によれば、カー
トリツジタンクの有無に応じて消火機構を動作させるタ
ンク検知レバーを利用することにより、カートリツジタ
ンクを引き上げた時だけでなく、カートリツジタンク内
の残油量が少なくなつた時に、検知レバーが少しでも上
動すると、消火機構の作動により自動的に芯降下し、消
火することができ、芯が空焼きするのを防止でき、臭い
の発生をおさえることができる。
また、消火するのを忘れた場合でも確実に消火するこ
とができ、安全性を向上することができ、また、どの消
火装置にも取付可能であるといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に用いる燃焼タンク部の分解斜視図、 第2図は本考案の芯上下装置の要部正面図、 第3図は本考案の芯上下装置の要部分解斜視図(歯車部
は拡大している)、 第4図は同装置の点火時の状態を示す要部正面図、 第5図は同装置の消火時の状態を示す要部正面図、 第6図は回路図、 第7図は同装置のカートリツジタンクを引き抜いた時の
状態を示す図、 第8図は同装置のカートリツジタンク内の残油量が少な
くなつた状態を示す図である。 16:おもり、20:係止板、20a:抜き孔、20b:係止部、20c:
突設部、24:可動板、25,26:ピン、28:作動板、33:降下
板、37:消火レバー、53:回転カム、62:タンク検知レバ
ー、64:タンク消火用スプリング、65:カートリツジタン
ク。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】感震機構の作動に関連して芯を消火位置に
    復帰させる消火機構と、着脱自在のカートリツジタンク
    とを具備する芯昇降式液体燃料燃焼器において、前記消
    火機構にタンク検知レバーが回転自在に軸支され、該検
    知レバーは、装着状態のカートリツジタンクの下部に当
    接するよう配置され、かつ前記感震機構に連動され、前
    記カートリツジタンクを引き上げた時に前記感震機構を
    作動させるため前記検知レバーを上動させるスプリング
    が設けられ、該スプリングは、前記カートリツジタンク
    内の液体燃料がある一定量以下になると、前記検知レバ
    ーを上動させることによりカートリツジタンクを持ち上
    げて感震機構を作動させる強さに設定されたことを特徴
    とした芯昇降式液体燃料燃焼器の消火装置。
JP1990058667U 1990-06-01 1990-06-01 芯昇降式液体燃料燃焼器の消火装置 Expired - Lifetime JP2547508Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990058667U JP2547508Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 芯昇降式液体燃料燃焼器の消火装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990058667U JP2547508Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 芯昇降式液体燃料燃焼器の消火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0417254U JPH0417254U (ja) 1992-02-13
JP2547508Y2 true JP2547508Y2 (ja) 1997-09-10

Family

ID=31584486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990058667U Expired - Lifetime JP2547508Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 芯昇降式液体燃料燃焼器の消火装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2547508Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113899080A (zh) * 2021-09-16 2022-01-07 列斯丽(深圳)技术有限公司 一种油田加热炉的锅炉燃烧器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63259317A (ja) * 1987-04-15 1988-10-26 Mitsubishi Electric Corp 液体燃料の燃焼停止制御装置
JPS641273U (ja) * 1987-06-19 1989-01-06
JPH071085B2 (ja) * 1989-04-26 1995-01-11 松下電器産業株式会社 石油燃焼器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0417254U (ja) 1992-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2547508Y2 (ja) 芯昇降式液体燃料燃焼器の消火装置
JPS583169B2 (ja) 芯上下式石油燃焼器の消火装置
JP3737645B2 (ja) 石油ストーブ
JP2779715B2 (ja) 液体燃料燃焼機器の芯昇降装置
JPS636565Y2 (ja)
JP2812155B2 (ja) 自動小燃焼機構付石油燃焼器
JPS643935Y2 (ja)
JPH0249449Y2 (ja)
JPH0113002B2 (ja)
JP3823131B2 (ja) 石油ストーブ
JPS61231317A (ja) 芯上下式石油スト−ブ
JPS643937Y2 (ja)
JPH0424311Y2 (ja)
JPH0229413Y2 (ja)
JPS604711A (ja) 芯上下式燃焼装置
JPH0150803B2 (ja)
JPH0129373Y2 (ja)
JP3828310B2 (ja) 石油ストーブ
JPH0212420Y2 (ja)
JPH03160216A (ja) 石油燃焼器
JPS6119285Y2 (ja)
JPH029216Y2 (ja)
JP2688726B2 (ja) 液体燃料燃焼器の芯昇降装置
JPH0223939Y2 (ja)
JPH0438964B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term