JPH0458477B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0458477B2
JPH0458477B2 JP21686184A JP21686184A JPH0458477B2 JP H0458477 B2 JPH0458477 B2 JP H0458477B2 JP 21686184 A JP21686184 A JP 21686184A JP 21686184 A JP21686184 A JP 21686184A JP H0458477 B2 JPH0458477 B2 JP H0458477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
compound
lower alkyl
dithiol
compounds
Prior art date
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Expired
Application number
JP21686184A
Other languages
English (en)
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JPS6197281A (ja
Inventor
Kazuo Ogawa
Akira Nakai
Naruo Mitani
Yasuhide Yamazaki
Toshihiro Hamakawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taiho Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP21686184A priority Critical patent/JPS6197281A/ja
Publication of JPS6197281A publication Critical patent/JPS6197281A/ja
Publication of JPH0458477B2 publication Critical patent/JPH0458477B2/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は新規な1,3−ジチオール誘導体に関
するものである。 (従来の技術) 後記一般式(1)で表わされる1,3−ジチオール
誘導体において、Rが低級アルキル基である1,
3−ジチオール化合物は、例えば特公昭49−
35272、特開昭51−144734及び特開昭52−83751等
に記載された公知化合物である。これら公知の
1,3−ジチオール化合物は肝疾患治療剤として
有効であることが報告されているが、その問題点
として胃腸障害が現われることがある。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的はより優れた肝疾患治療効果を有
し、更に副作用の胃腸障害が軽減された新規な
1,3−ジチオール誘導体を提供することにあ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明は一般式 [式中Xは酸素原子またはイオウ原子、Rは置換
低級アルキル基(置換基としてはモルホリノ基、
5−メチルイソキサゾリル基、フラニル基、チエ
ニル基及びテトラハイドロフリル基)及びチアニ
ル基を示す。ただしRがテトラハイドロフリル基
で置換された低級アルキル基の時、Xは酸素原子
ではない。]で表わされる1,3−ジチオール誘
導体に係る。 ここで低級アルキル基の好適な例としては、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル等のC1〜C4
アルキル基を挙げることができる。また本発明は
置換基Rに基づく光学異性体も包含するものであ
る。 本発明の上記一般式(1)で示される1,3−ジチ
オール誘導体は文献未載の新規化合物であり、肝
疾患治療剤として有用である。 本発明の一般式(1)で示される1,3−ジチオー
ル誘導体は例えば以下の方法により製造される。 溶媒中、水素化ナトリウム等の存在下、一般式
(2)で示される化合物に、2−メチルチオ−1,3
−ジチオリウムアイオダイド(3)を作用させる方法
で、次の反応式で表わされる。 (式中X、Rは前記と同じ) 反応に使用される溶媒としては、例えばジオキ
サン、テトラハイドロフラン(THF)、1,2−
ジメトキシエタン等のエーテル類が好適に使用さ
れる。また化合物(2)と(3)の使用割合は等量使用す
るのが有利である。反応温度も適宜選択すればよ
いが一般に0℃〜室温程度で行うのが有利であ
る。 尚、本反応において出発原料として用いられる
化合物(2)は文献未載の新規化合物であり、例えば
マロン酸ジクロライド(4)より以下に示す工程によ
つて製造される。 (式中X、Rは前記と同じ) 即ち化合物(4)に塩基の存在下、アルコール又は
チオール(5)を作用させることにより化合物(2)が得
られる。 上記方法により得られた本発明化合物(1)の単離
精製は、例えば抽出、再結晶、カラムクロマトグ
ラフイー等の通常の操作によつて行なわれる。 以下本発明の1,3−ジチオール誘導体の合成
例を実施例として、さらに出発原料化合物の合成
例を参考例として次に説明する。 参考例 1 N−(2−ヒドロキシエチル)−モルホリン2.8
mlを乾燥ジクロルメタン50mlに溶解しトリエチル
アミン3.5mlを加える。氷冷下に、マロン酸ジク
ロライド1.3mlを乾燥ジクロメタン2.5mlに溶解し
た溶液を滴下する。室温で3時間撹拌を行い、反
応後氷水に注ぎ、有機層は分取し無水硫酸マグネ
シウムで乾燥する。乾燥後、溶媒を留去し残液は
カラムクロマトグラフイー(展開溶媒;クロロホ
ルム:メタノール=10:1)にて分離精製し油状
物[化合物A]2.7g(71%)を得る。1 H−NMR(CDCl3),δ(ppm) 4.23(4H、t、J=6),3.9〜3.5(8H、m), 3.33(2H、s),2.8〜2.3(12H、m) 参考例 2〜7 参考例1と同様にして化合物B〜Gを合成し
た。 尚、化合物B〜Gの物理恒数に関しては第1表
に示す。 実施例 1 乾燥THF(20ml)に50%水素化ナトリウム0.39
gを加え氷冷下ジ−N−エチル−モルホリンマロ
ネート[化合物A]2.7gを滴下する。次に室温
で1時間撹拌を行い、再び氷冷し2−メチルチオ
−1,3−ジチオリウムアイオダイド2.3gを加
え、室温で3時間撹拌する。反応後水を加えて酢
酸エチル60mlで2回抽出する。無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、溶媒を留去し残渣はシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイー(展開溶媒;クロロ
ホルム:メタノール=20:1)にて精製し、
mp79〜80℃の結晶[化合物1]1.04g(30%)
を得た。尚、元素分析、1H−NMRを第2表に示
す。 実施例 2〜7 実施例1と同様の操作により化合物B〜Gを原
料として化合物2〜7を合成した。尚、化合物2
〜7の物理恒数を第2表に示す。表中のMSはマ
ススペクトル、1H−NMRはプロトン核磁気共鳴
を示す。元素分析において(C)は計算値、(F)は分析
値を示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中Xは酸素原子またはイオウ原子、Rは置換
    低級アルキル基(置換基としてはモルホリノ基、
    5−メチルイソキサゾリル基、フラニル基、チエ
    ニル基及びテトラハイドロフリル基)及びチアニ
    ル基を示す。ただしRがテトラハイドロフリル基
    で置換された低級アルキル基の時、Xは酸素原子
    ではない。]で表わされる1,3−ジチオール誘
    導体。
JP21686184A 1984-10-16 1984-10-16 1,3−ジチオ−ル誘導体 Granted JPS6197281A (ja)

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JP21686184A JPS6197281A (ja) 1984-10-16 1984-10-16 1,3−ジチオ−ル誘導体

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JP21686184A JPS6197281A (ja) 1984-10-16 1984-10-16 1,3−ジチオ−ル誘導体

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JPS6197281A JPS6197281A (ja) 1986-05-15
JPH0458477B2 true JPH0458477B2 (ja) 1992-09-17

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