JPH045821Y2 - - Google Patents

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JPH045821Y2
JPH045821Y2 JP9316583U JP9316583U JPH045821Y2 JP H045821 Y2 JPH045821 Y2 JP H045821Y2 JP 9316583 U JP9316583 U JP 9316583U JP 9316583 U JP9316583 U JP 9316583U JP H045821 Y2 JPH045821 Y2 JP H045821Y2
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plunger
spool
cylinder
spring
core
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JP9316583U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、流体の流量を電気的に比例制御する
電磁比例制御弁に関する。
従来この種の電磁比例制御弁は、概略第1図に
示すように構成されていた。これを簡単に説明す
ると、全体を符号1で示す電磁比例制御弁は、電
磁制御部2と流量制御部3とから大別して構成さ
れる。そのうち、電磁制御部2は、後述する流量
制御部3において流量制御を行なうスプール部4
aをその軸線方向の一端(図中下端側)に具備し
てなる可動部であるプランジヤ4と、これを摺動
自在に支持する筒状シリンダ5と、このシリンダ
5上端が固着されるとともにその一部がシリンダ
5内に臨んで前記プランジヤ4と対向するコア6
と、このコア6と協動して前記プランジヤ4を吸
引動作させるように前記シリンダ5周囲に配設し
たボビン7に巻回されたコイル8と、前記プラン
ジヤ4、コア6間に介装されたプランジヤ4を前
記コイル8およびコア6による電磁力と逆方向
(図中下方向)に付勢するスプリング9などを備
えている。そして、これら各構成部材は、全体が
略逆有底筒状に形成されたケーシング10とその
開口端を閉塞するスペーサ11とで形成される空
間内に収容して配置されている。なお、前記スペ
ーサ11の略中央には、前記シリンダ5の下端側
を貫通して配設する開口11aが形成されてい
る。また、図中12は前記コア6の上端部をケー
シング10側に固定するねじである。
一方、流量制御部3は、上述した電磁制御部2
側のスペーサ11の外側でその軸線方向に連設し
て設けられるボデイ13を備え、このボデイ13
の軸線方向には、前記プランジヤ4を収容したシ
リンダ5の下端部を収容保持する大径な保持孔1
3aと、これに連続して形成され前記プランジヤ
4と一体のスプール部4aを摺動自在に支持する
スリーブ14が嵌入される小径孔13bと、これ
に連続してボデイ13の下端に開口する通路孔1
3cとが一連に形成されている。また、このボデ
イ13の下端および側部には、互いに直交する方
向に流体の流入、出通路を形成するパイプ体1
5,16が固設され、その一方のパイプ体15は
前記ボデイ13内の通路孔13cに接続され、さ
らに他方のパイプ体16は前記スリーブ14が嵌
入される小径孔13bの周壁部に一部に開口して
接続されている。
そして、この小径孔13b内に嵌め込まれたス
リーブ14の外周部の一部には、前記パイプ体1
6によつて形成される流体通路に連通するように
して、スリツト14aがその軸線方向に沿つて形
成され、このスリツト14aはスリーブ14内で
摺動するプランジヤ4のスプール部4aにて開閉
されることによりその開口面積が決定され、その
結果この部分を流れる流体の流量が制御されるも
のである。
なお、このような流量制御部3と前述した電磁
制御部2とは、前記プランジヤ4を収容したシリ
ンダ5の下端外周部と、ボデイ13の保持孔13
aの内周部とによつてその軸線方向を位置決めさ
れて組付け固定される。
そして、このような構成による電磁比例制御弁
1において、コイル8に通電されると、ケーシン
グ10、コア6、スペーサ11およびプランジヤ
4によつて構成される磁気回路により、プランジ
ヤ4には入力電流に応じた電磁力が吸引作用し、
その結果プランジヤ4はこの吸引作用力とコア6
との間に介装されたスプリング9の付勢力とが平
衡する位置まで移動することとなり、これに伴な
つてスリーブ14内で動くスプール部4aにより
スリツト14aが開閉制御されて流体の流量が所
望の量に制御されるものである。
ところで、上述した従来構造による電磁比例制
御弁1によれば、プランジヤ4とその下端側に連
設されたスプール部4aとがそれぞれシリンダ
5、スリーブ14内で別々に摺動動作するため、
これらの同心性が大きく要求されるが、このよう
な同心度を維持して電磁駆動部2と流体制御部3
とを連結して固定するには各部の制度を厳密に形
成しなければならず、その製造コストが非常に高
価となるといつた欠点があつた。
また、このような電磁比例制御弁1では、上述
した同心性を適切に保つために、プランジヤ4の
軸受としてそのスプール部4aとこれが内接する
スリーブ14とを利用することが一般に行なわれ
ているが、このような構成では、プランジヤ4に
作用する吸引力に偏荷重が生じた場合、その軸受
としてのスプール部4aとスリーブ14との間で
大きな偏荷重が発生し、これらスリーブ部4aと
スリーブ14との間での摩擦力が増大することと
なり、その結果電流に対するプランジヤ4の変位
量に大きなヒステリシスが生じ、適切な流量制御
が行なえないといつた欠点があつた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、プランジヤからスプールを別体として形
成するとともに、このスプールをスプリングを用
いてプランジヤ側に押圧支持するという簡単な構
成によつて、上述した問題点を一掃し、安価でし
かも性能面でも優れてなる電磁比例制御弁を提供
するものである。
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第2図は本考案に係る電磁比例制御弁の一実施
例を示すものであり、同図において第1図と同一
部分あるいは相当する部分には同一番号を付して
その説明は省略する。
さて、本考案によれば、流量制御部3におい
て、スリツト14aを有するスリーブ14内で摺
動動作するスプール20を、電磁制御部2側のプ
ランジヤ4と別体に形成するとともに、このスプ
ール20をプランジヤ4側に付勢してこれを押圧
支持する第2のスプリング21をプランジヤ4と
反対側の端部に付設したところに特徴を有してい
る。なお、ボデイ13側でスリーブ14を保持す
る小径孔13bに連続する通路孔13cを段付き
孔とし、スプリング21の他端を掛止するように
した理由は明らかであろう。
そして、このような構成によれば、スプール2
0はスプリング21によりプランジヤ4側に付勢
されているため、コイル8への通電による吸引力
でプランジヤ4がシリンダ5内を上方に移動する
と、このスプール20のこれに追従して上方に移
動し、また通電が断たれると、プランジヤ4に作
用するスプリング9の付勢力で共に下方に移動す
ることは明らかであろう。
ここで、通電時においては、プランジヤ4に
は、電磁吸引力とプランジヤ4側のスプリング9
の付勢力、さらにスプール20側のスプリング2
1による付勢力が加わり、これらがバランスする
ようにしてプランジヤ4の移動量が決定されるも
ので、これらを考慮してプランジヤ4に作用する
電磁吸引力を適宜設定すればよいものである。勿
論、スプール20側のスプリング21はこのスプ
ール20をプランジヤ4側に押圧してこれに追従
して動作させるもので、その付勢力はスプリング
9よりも十分に弱いものでよいものである。
そして、このような構成によれば、プランジヤ
4とスプール20とは別体構造で、単に対向する
一対のスプリング9,21の付勢力により接し、
共に追従して動作するものであるため、従来のよ
うな同心性は要求されず、互いにその軸心がずれ
ていたとしても、そんれぞれの動きには何ら支障
ないものである。したがつて、プランジヤ4での
吸引力に偏荷重が生じたとしても、これがスプー
ル20とスリーブ14との摺動動作に悪影響を及
ぼすといつた問題は生ぜず、これにより入力電流
に応じたプランジヤ4の変位量にヒステリシスが
生じることはなく、性能面で優れているといつた
利点がある。また、電磁駆動部2と流量制御部3
の工作上の同心度の誤差もプランジヤ4とスプー
ル20との接触面にて吸収され、軸線方向の変化
量には影響を及ぼさず、これにより各部を精度よ
く、簡単かつ安価に製作できるものである。
なお、本考案は上述した実施例構造には限定さ
れず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更する
ことは自由で、またその用途としても種々の分野
に適用し得るものである。
以上説明したように、本考案によれば、電磁比
例制御弁において、流量制御部のスプールと、電
磁駆動部のプランジヤを別体とし、かつ互に対向
する一対のスプリングにて接触させて追従動作さ
せるようにしたので、簡単かつ成形容易でしかも
安価な構成にもかかわらず、両者間での同心性等
の問題がなくなり、プランジヤに生じる電磁力に
よる偏荷重や、スプールとプランジヤの同心度誤
差に伴なう偏荷重をなくし、電流に対するスプー
ルの変位量のヒステリシスをなくし、入力電流に
応じた精度のよい流量制御を行なうことができる
等の実用上種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の一例を示す断面図、第2図
は本考案の一実施例を示す断面図である。 1……電磁比例制御弁、2……電磁駆動部、3
……流量制御部、4……プランジヤ、5……シリ
ンダ、6……コア、8……コイル、9……スプリ
ング、13……ボデイ、14……スリーブ、14
a……スリツト、15,16……パイプ体、20
……スプール、21……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状に形成されたシリンダ、このシリンダ内の
    軸方向一端に固定されたコア、このコアに対向配
    置され、上記シリンダに沿つて軸方向に摺動自在
    に支持されたプランジヤ、上記シリンダ外周に設
    けられ、通電により上記プランジヤを上記コア側
    に吸引動作させるコイル、このコイルによる吸引
    力と逆方向に上記プランジヤを付勢するスプリン
    グ、上記プランジヤと別体に形成され、軸方向に
    摺動自在に支持されるとともに、この摺動により
    流体通路の開口面積を連続的に開閉制御するスプ
    ール、このスプールを上記プランジヤに押圧する
    第2のスプリングを備えたことを特徴とする電磁
    比例制御弁。
JP9316583U 1983-06-15 1983-06-15 電磁比例制御弁 Granted JPS59196782U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9316583U JPS59196782U (ja) 1983-06-15 1983-06-15 電磁比例制御弁

Applications Claiming Priority (1)

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JP9316583U JPS59196782U (ja) 1983-06-15 1983-06-15 電磁比例制御弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59196782U JPS59196782U (ja) 1984-12-27
JPH045821Y2 true JPH045821Y2 (ja) 1992-02-18

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ID=30223828

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9316583U Granted JPS59196782U (ja) 1983-06-15 1983-06-15 電磁比例制御弁

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JPS59196782U (ja) 1984-12-27

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