JPH0457677A - カップ状砥石 - Google Patents

カップ状砥石

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JPH0457677A
JPH0457677A JP16917190A JP16917190A JPH0457677A JP H0457677 A JPH0457677 A JP H0457677A JP 16917190 A JP16917190 A JP 16917190A JP 16917190 A JP16917190 A JP 16917190A JP H0457677 A JPH0457677 A JP H0457677A
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cup
grinding
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grinding fluid
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Heizaburo Nakagawa
平三郎 中川
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浩二 小川
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Noritake Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カップ状砥石に関し、特にその内周側空間内
へ研削液を簡単に且つ効率良く導入する技術に関するも
のである。
従来の技術 カップ形砥石、リング形砥石、さら形砥石等、環状の外
周壁を備え、その外周壁の端面、すなわち研削面が被削
平面と摺接させられることによりその被削平面を研削す
る形式の力・ンブ状砥石が知られている。このようなカ
ップ状砥石を用いて湿式平面研削を行う場合には、たと
えば第8図に示すように、通常、砥石と被削材との摺接
面近傍に向かって研削液を放出するための研削液供給管
を配設し、その管から研削液を研削面に供給するのであ
るが、被削材の被削平面と力・ンプ状砥石の研削面とは
面接触させられることから、このような砥石を用いる場
合には、外部から供給される研削液が研削面に充分供給
されない。このため、研削能率を維持しようとすると、
研削焼け、研削割れ等が発生するなど、研削液の効果が
不十分であり、被削材の研削品質が充分に得られなかっ
た。
発明が解決すべき課題 これに対し、研削液を導入するための供給穴が設けられ
た回転軸と、研削液供給管とその回転軸の供給穴とをシ
ールしつつ接続する接続装置等を備えた研削液導入装置
を使用することにより、回転軸の端部に固定されたカッ
プ状砥石の外周壁内Gζ研削液を直接的に供給すること
が提案されている。この装置によれば、砥石内部に導入
された研削液は、砥石の回転に伴う遠心力により砥石と
被削材との摺接面に充分供給され得るため、研削焼け、
研削割れ等が好適に防止される。しかし上記装置は、特
にカップ状砥石が小径の場合には、そのカップ状砥石を
固定する回転軸の径も小さ(なるため、回転軸に穴を開
けることにより剛性が損なわれるだけでなく、研削液供
給管と回転軸の供給穴とを接続する接続装置の構造が複
雑となるなど、装置が複雑且つ高価となるのである。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その目的とするところは、前記研削液導入装置のような
特殊な装置を必要とすることなく、簡単な構成で充分に
カップ状砥石の外周壁内に研削液を導入できるカップ状
砥石を提供することにある。
課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、環状の外周壁を備え、その外周壁の端面が被削平面
と摺接させられることによりその被削平面を研削する形
式のカップ状砥石であって、研削液を前記外周壁内に導
き入れるためにその外周壁を貫通して形成された研削液
導入穴を含むことにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、カップ状砥石の外周壁に当たるよう
に放射された研削液が、カップ状砥石の外周壁を貫通し
て形成された研削液導入穴を通して外周壁内に導き入れ
られて、砥石と被削材との摺接面に供給される。このた
め、前記研削液導入装置のような特殊な装置を必要とす
ることなく、カップ状砥石の外周壁を貫通する研削液導
入穴を設けるという簡単な構成により、研削液を充分に
カップ状砥石の外周壁内に供給することができる。
ここで、前記研削液導入穴は、好適にはその中心軸が前
記外周壁の中心線を通る径方向の線と直交する方向に設
けられる。
また、前記研削液導入穴は、好適には、前記外周壁の外
周側から内周側へ向かうに従って被削材側へ向かうよう
に傾斜した状態で設けられる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、カップ形砥石10は、金属製のコア部
12および砥石部22から構成されている。コア部12
は、環状の外周壁14とその一端の底部16とを備えた
有底円筒状を成しており、その底部16には、カップ形
砥石10を固定するための図示しない回転軸を挿通させ
る中央穴18が開口させられている。第2図および第3
図に詳しく示すように、コア部12の外周壁14には、
研削液を外周壁14内に導入するための穴20が等間隔
に4個配置させられている。これら穴20は、各々外周
壁14の内壁面の接線ABに平行な状態で、且つ外周壁
14の外周側壁面から内周側壁面に向かうに従って砥石
部22へ向かうように傾斜させられた状態で各々外周壁
14を貫通させられている。第2図に示すように、本実
施例では、穴20の内壁面上の線であって、回転方向の
最も上流側に位置する線ABが、外周壁14の中心線C
を通る径方向の線りと外周壁14の内周面との交点Aを
通過させられており、その線ABが外周壁14の内周面
の接線と一致させられている。すなわち、線ABと中心
線りとの角αが90°に設定されている。また第3図に
示すように、穴20の中心線Hの、上記線Cに直交する
面(水平面)Mに対する傾斜角βは25°に設定されて
いる。
また、上記砥石部22は、たとえばダイヤモンド砥粒或
いはCBN砥粒などを砥材とする超砥粒砥石であって、
環状平形を成しており、その一端面がコア部12の外周
壁14の端面と接着剤などにより固着されている。
このように構成されたカップ形砥石10は、その中央穴
18に図示しない回転軸が挿通させられた状態でナツト
により締め着けられて固定され、その回転軸により回転
駆動されつつ被削材26に接触させられて平面研削が行
われる。第4図および第5図に示すように、研削液放出
管28は、それから放出された研削液が、カップ形砥石
10の回転方向と対向する向きであって、穴20の中心
線Hと略一致する方向に放出されるように、外周壁14
の近傍に配設されている。研削液放出管28から放出さ
れた研削液は4個の穴20からカップ形砥石10の外周
壁14内に積極的に導き入れられる。第5図および第6
図は、この吸引作用を詳しく説明するためのものである
すなわち、第5図のカップ形砥石10の平面図において
、砥石軸と一体的に回転しているカップ形砥石10の穴
20に向かって、放射速度■。で研削液放出管28から
放出された研削液の粒子Pには、穴20の線ABに沿っ
た壁面ABと衝突した瞬間において、X方向にVsCO
5θ、X方向にV、sinθの速度がそれぞれ加えられ
る。つまり、この時点で液粒子Pが外周壁14の内部に
向かう速度■は、壁面ABと粒子間に粘性がないと仮定
すると、 V −V 、sinθ+■。
となる。
ところが、穴20を通過して外周壁工4の内部に導き入
れられた液粒子Pは、粘性力によってカップ状砥石10
と同じ方向に回転し始めるので、カップ形砥石10の回
転に伴う遠心力により砥石10と被削材26の摺接面、
すなわち研削面24に供給される。このため、従来の研
削液導入装置のような特殊な装置を必要とすることなく
研削液を摺接面に充分供給し得ることとなり、小径のカ
ップ状砥石においても研削焼け、研削割れ等が好適に防
止されて、高能率且つ高性能な研削が簡単な構成で可能
となる。
しかも、本実施例においては、第3図に示すように、穴
20は水平面との傾斜角β=25”の角度を有して外周
壁14を貫通させられているため、穴20を通過する液
粒子Pにも同様に被削材26側へ向かう力が作用し、穴
20によって外周壁14内に導き入れられた研削液は積
極的に穴20周辺から離隔されて、下方、すなわち研削
面24に向かって流動させられる。このため、穴20が
水平に(β=0°)開けられる場合に比較して、旦外周
壁14内に導かれた研削液が遠心力により穴20から外
周壁14外に向かうことが好適に防止されて、−層能率
良く研削液をカップ形砥石10内に導き入れることが可
能となるのである。
第7図は、上記効果を裏付けるための実験データであっ
て、研削液の吸引量とカップ形紙石100回転数との関
係を示している。この実験は、第1図におけるカップ形
砥石100穴20の数が8個であって傾斜角β=30°
であるNo、 1砥石と、β=0°の穴20を有するN
o、2砥石に関して同一の条件下において行なわれたも
のである。図から明らかなように、No、 2砥石およ
びN001砥石における研削液の吸引作用は、1500
0r、p、m以下、更に好適には12000r、p、−
以下で共に有効に得られるのである。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、
本発明は、その他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例のカップ形砥石10はカップ形
であったが、リング形、さら形等、環状の外周壁を備え
、その外周壁の端面が被削平面と摺接させられることに
より被削平面を研削する形式の砥石であればよいのであ
る。
また、前述の実施例のカップ形砥石10は、金属製のコ
ア部12および砥粒から成る砥石部22から構成されて
いたが、全体が砥粒により構成されていてもよい。
また、前述の実施例の砥石部22は超砥粒砥石から構成
されていたが、炭化珪素砥粒或いは溶融アルミナ砥粒か
ら構成された砥石であっても差支えない。
また、前述の実施例の穴20は、外周壁14の内周面の
接線ABと中心線りとの角α=90°且つ水平面Mとの
傾斜角β=25°の角度で外周壁14を貫通させられて
いたが、α=0°〜90゜β=0°〜45°であればよ
く、α=0″かっ/またはβ=0°であっても、一応の
効果が得られる。
また、前述の実施例の穴20は、外周壁14に等間隔で
4個貫通させられていたが、不等間隔でも差支えなく、
また、数は環状壁14の剛性が保たれる範囲であれば5
個以上でもよく、1乃至3個でも一応の効果が得られる
のである。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例のカップ形砥石を示す斜視
図である。第2図は、第1図のカップ形砥石の平面図で
ある。第3図は、第1図のカップ形砥石の一部切り欠い
た部分断面図である。第4図は、第1図の実施例のカッ
プ形砥石を用いた平面研削を説明する図である。第5図
および第6図は、第4図における研削液の吸引作用を詳
しく説明する図である。第7図は、本発明のカップ形砥
石における、研削液吸引量とカップ形砥石の回転数との
関係を示すグラフである。第8図は従来のカップ形砥石
を示す第4図に相当する図である。 10:カップ形砥石 12:コア部 14:外周壁 20:穴(研削液導入穴) 22:砥石部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)環状の外周壁を備え、該外周壁の端面が被削平面
    と摺接させられることにより該被削平面を研削する形式
    のカップ状砥石であって、 研削液を前記外周壁内に導き入れるために該外周壁を貫
    通して形成された研削液導入穴を含むことを特徴とする
    カップ状砥石。
  2. (2)前記研削液導入穴は、その中心軸が前記外周壁の
    中心線を通る径方向の線と直交する方向に設けられてい
    る請求項1のカップ状砥石。
  3. (3)前記研削液導入穴は、前記外周壁の外周側から内
    周側へ向かうに従って被削材側へ向かうように傾斜した
    状態で設けられている請求項1または2に記載のカップ
    状砥石。
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