JPH0455321A - フェライト微粉末の製造方法 - Google Patents

フェライト微粉末の製造方法

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JPH0455321A
JPH0455321A JP16553890A JP16553890A JPH0455321A JP H0455321 A JPH0455321 A JP H0455321A JP 16553890 A JP16553890 A JP 16553890A JP 16553890 A JP16553890 A JP 16553890A JP H0455321 A JPH0455321 A JP H0455321A
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fine powder
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Akira Konno
明 今野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、接着剤や塗料等に混練することで磁気シール
ド材として利用されるフェライト微粉末の製造方法に関
するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、フェライト焼結体の研磨により生ずるフェラ
イト研磨粉を600〜900℃で熱処理することにより
、異物の脱脂、酸化を図り、粒径の均一なフェライト微
粉末を製造可能とするものである。
〔従来の技術〕
例えばフェライト焼結コアを接着してトランスや磁気ヘ
ッド等を作成する場合、接着剤層が非磁性材であるため
に、磁気抵抗が大きくなって漏れ磁束が多くなり、磁気
効率が低下する傾向にある。
このような状況から、接着剤中にフェライト微粉末を混
合して軟磁気特性を付与する試みがなされている。(例
えば特開昭63−75080号)ところで、前述の接着
剤等に混入されるフェライト微粉末の製造方法としては
、焼結したフェライトコアを粉砕機で粉砕する方法や、
原料粉を水と一緒に高速回転するノズルから吹き出し高
温乾燥したものを焼成する方法等が知られている。
しかしながら、前者では、機械的な粉砕によるものであ
るため、均一な粒子径とすることは困難である0例えば
、アトマイザ−、ロッドミルによる微粉砕では、数μm
から数十μm程度に粒子径がばらつく。
一方、後者では、得られる微粉末が中空なものとなり、
高密度充填用のフェライト微粉末としては不適当である
〔発明が解決しようとする課題] 上述のように、従来の製法では、得られるフェライト微
粉末の均一性や密度等の点で難があり、その改善が望ま
れている。
そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案された
ものであって、微細で高密度を有し、しかも粒径の均一
なフェライト微粉末を得ることが可能な製造方法を提供
することを目的とする。
〔諜脛を解決するための手段〕
本発明は、上述の目的を達成するために、フェライト焼
結体を研磨することにより生じたフェライト研磨粉を脱
水、乾燥した後、600〜900(で熱処理することを
特徴とするものである。
(作用〕 フェライト焼結体を研磨することにより生じたフェライ
ト研磨粉は、微細な粉末であり粒径も均一である。
このフェライト研磨粉に対して600〜900°Cで熱
処理を施すと、異物(例えば機械オイル等の高分子成分
や研磨剤等)は分解して揮散し、いわゆる脱脂された状
態となる。
本発明では、この異物が除去されたフェライト研磨粉が
フェライトm粉末として再利用される。
(実施例〕 以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
本実施例では、フェライト研磨粉として、ロータリート
ランスのコアの加工で生じた研磨スラリを使用した。
すなわち、ロータリートランスのコアとして使用される
フェライト焼結コアは、面精度を出すために#200〜
#600の砥石で研磨されるが、二のときに出る研磨ス
ラリを冷却水と一緒に磁石を利用して集め、脱水処理を
した。
次いで、この研磨スラリに含まれている異物を除くため
篩分けを行い、乾燥した。
このままでは、機械オイル等の高分子や研磨剤。
金属粉等が含まれているため、混線用、充填用のフェラ
イト微粉末としては使用できない。
そこで、これらを除去するため600〜900℃の高温
で熱処理(焼成)を行った。
その結果、異物が脱脂、酸化され、混練用、充填用とし
て良好なフェライトm粉末が得られた。
また、得られたフェライト微粉末は、研磨粉を原料とし
ているために均一な粒径を有しており、しかもその粒径
は1〜5umと非常に微細なものであった。
上述のフェライト微粉末は、接着剤と混合させ5あるい
は粉体塗装用の塗料に混練することによって磁気シール
ド材、またはそれらの接着剤として利用することが考え
られる。
そこで、実際に得られたフェライト微粉末を用いて接着
剤を作成した。
接着剤としてはセメダイン社製、#1500二液性エポ
キシ及びEP106−液性エポキシを用い、これに重量
比で1:1の割合で研磨粉の熱処理によって得られたフ
ェライト微粉末を混合した。
そして、このフェライト微粉末入り接着剤を用いてフェ
ライト焼結コアの接着を行った。
一般に、フェライト焼結コアを接着してチョークやトラ
ンスを作成する場合、そのギャップ面の精度によってイ
ンダクタンスにばらつきが生じ、特にギャップが小さい
場合の影響は非常に大きい。
そのため、これまでトランスやチョークを組み立てる場
合、ギャップ面(接合面)を紙ヤスリ等で磨きインダク
タンスを合わせて組み立てている。
ところが、先のフェライト微粉末入り接着剤を用いた場
合、インダクタンスのばらつきは±30%であったもの
が±lθ%程度に抑えることができた。したがって、こ
のフェライト微粉末入り接着剤を使用することで、イン
ダクタンスのばらつきを非常に小さなものとすることが
でき、不良率を低下することができるものと期待される
また、本実施例で得られたフェライト微粉末は、接着剤
ばかりでなく、種々の材料と混合して各種磁気シールド
材として利用することが可能である。
例えば、セメント等の建材と混合することで、ビル等の
TV電波反射防止用に利用することができる。この場合
、フェライト微粉末の粒径はかなり粗めのもの(例えば
数十μm〜数百μm程度)でも良い。
同様に、各種塗料に混合し、これを塗布することによっ
て電波吸収材として利用することも可能である。かかる
塗料を電子機器の必要部分に塗布すれば、シールド効果
が期待できノイズ対策上有利である。
とが可能である。
さらに、本発明においては、これまで廃棄されてきたフ
ェライト研磨粉を再利用しているので、製造コストの点
で非常に有利であり、フェライト微粉末を安価に製造す
ることが可能である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. フェライト焼結体を研磨することにより生じたフェライ
    ト研磨粉を脱水、乾燥した後、600〜900℃で熱処
    理することを特徴とするフェライト微粉末の製造方法。
JP16553890A 1990-06-26 1990-06-26 フェライト微粉末の製造方法 Expired - Fee Related JP2871002B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462444B1 (ko) * 1995-11-30 2006-03-27 유니챰 가부시키가이샤 남성용소변처리대
JP2007097645A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Daio Paper Corp 体液吸収性物品

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KR100462444B1 (ko) * 1995-11-30 2006-03-27 유니챰 가부시키가이샤 남성용소변처리대
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