JPH0455026Y2 - - Google Patents

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JPH0455026Y2
JPH0455026Y2 JP1986109133U JP10913386U JPH0455026Y2 JP H0455026 Y2 JPH0455026 Y2 JP H0455026Y2 JP 1986109133 U JP1986109133 U JP 1986109133U JP 10913386 U JP10913386 U JP 10913386U JP H0455026 Y2 JPH0455026 Y2 JP H0455026Y2
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rail
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lifting
chuck
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案はワーク等の被移送物を持ち上げて移送
するためのキヤリヤの駆動装置に関するものであ
る。
(2) 従来の技術 一般に工場内等において支持柱に略水平に架設
される搬送レールにキヤリヤを往復走行可能に支
持し、このキヤリヤによつてワーク等の被移送物
を移送する場合に、前記キヤリヤは搬送レールに
片持状に支持するのが一般的である。ところがこ
のようなものにおいて、キヤリヤに支持される被
移送物の重量が大になると、キヤリヤの支持部に
撓みを生じキヤリヤの移動に安定性、円滑性を欠
き作業能率が悪くなるという不都合があつた。そ
こでこのような不都合を解消すべくキヤリヤの、
搬送レールへの支持部分を補強したものが知られ
ている(実開昭60−53486号公報参照)。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところが前記従来のものではキヤリヤ全体の構
造が複雑化するとともにその重量増を招くばかり
でなく重量バランスがとりにくくなり、キヤリヤ
に部分的な歪みを生じてキヤリヤを安定して円滑
に移送するのが困難になるという問題がある。
本考案は上記実情にかんがみてなされたもの
で、搬送レールを走行するキヤリヤは、構造簡単
で軽量であり、しかも重量バランスがきわめてよ
く、搬送レールに沿つて軽快、円滑で、しかも安
定性よく走行し、キヤリヤに吊持される支持プレ
ートを円滑、軽快に移送することができるように
したキヤリヤの駆動装置を提供することを目的と
するものである。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案によれば、前記目的達成のため被移送物
を持ち上げて移送するためのキヤリヤの駆動装置
であつて、支持柱により略水平方向に架設される
搬送レールと;この搬送レールを取囲むように配
設されるキヤリヤと;前記キヤリヤの左右方向中
央部に設けられ、前記搬送レールの外面に固着し
た案内レールに係合して該キヤリヤを前記搬送レ
ールに沿つて往復走行させるための転動案内装置
と;前記キヤリヤの左右方向一側に設けられて前
記搬送レールと連動し、該キヤリヤを搬送レール
に沿つて往復走行駆動するための走行用モータ
と;前記キヤリヤの左右方向両側に前記案内レー
ルから略等距離をおいてそれぞれ昇降可能に設け
られ下端に支持プレートを吊設した左右一対の昇
降支持棒と;前記キヤリヤの左右方向他側に設け
られ、前記左右一対の昇降支持棒と連動してそれ
らを同調昇降するための昇降用モータ;とを備え
たことを特徴としている。
(2) 作用 上記構成によれば、搬送レール上の案内レール
に対しキヤリヤ自体が左右にバランスよく配備さ
れ、しかもキヤリヤ上において比較的重量の大き
な上記走行用モータ及び昇降用モータが左右にバ
ランスよく振り分け支持され、しかもまた被搬送
物を吊持して比較的大荷重となる支持プレートも
左右一対の昇降支持棒を介してキヤリヤ上に左右
にバランスよく支持される。それらの結果、走行
用モータの作動時には案内レール上をキヤリヤが
左右に極めてバランスよく走行することができ、
また昇降用モータの作動時にはキヤリヤに対し支
持プレートが左右一対の昇降支持棒を介して左右
に極めてバランスよく昇降することができ、その
間、キヤリヤは常に安定姿勢に保持される。また
上記キヤリヤ等の左右の重量バランスが良好なこ
とから、それらの補強箇所も必要最小限に止める
ことができる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明する。
第1,第2図において、基礎1上には、間隔を
存して一対の支柱2,2が立設され、これらの支
柱2,2によつて略水平に搬送レール3が架設さ
れる。
搬送レール3下には、該レール3と略直交して
第1、第2コンベアC1,C2が配設され、第1コ
ンベアC1は被移送物である。第1ワーク(エン
ジンのクラツチケース)W1を搬送し、その搬出
端4には、前記第1ワークW1が複数個(4個)
位置決めされる。また第2コンベアC2は、他の
被搬送物である、第2ワーク(エンジンのトラン
スミツシヨンケース)W2を搬送し、その搬出端
5には前記第2ワークW2が複数個(4個)位置
決めされる。
第1搬送レール3下において、前記第1コンベ
アC1の一側には走行可能な仕切板載置バケツト
6が配置され、さらに該バケツト6の一側には走
行可能な第1ワーク収納バケツト7が並列して配
置される。また第2コンベアC2の一側には走行
可能な第2ワーク収納バケツト8が配置される。
前記搬送レール3にはキヤリヤ9が往復走行
(第1,2図左右走行)可能に懸吊される。
次に前記キヤリヤ9の構成について説明する
と、第3図において前記搬送レール3の上面、お
よび下面中央部には、その長手方向に沿う上部案
内レール10および下部案内レール11が固着さ
れ、さらに搬送レール3の一側面(第3図左側
面)の上部寄りには、その長手方向に沿つてブラ
ケツト12が固着され、このブラケツト12に下
面に歯を有するラツク13が固着される。
第3図に示すように前記キヤリヤ9は、前記搬
送レール3を間隙を存して取り囲む方形状のキヤ
リヤ枠体15を備え、このキヤリヤ枠体15は、
上部横桁16、下部横桁17、左側縦桁18およ
び右側縦桁19とよりなる。前記キヤリヤ枠体1
5は転動案内装置Gによつて搬送レール3に走行
可能に支持される。次に該装置Gの構成について
説明すると、上部横桁16の中央部には中央案内
ローラ20が水平軸線回りに回転自在に支承され
るとともにその両側に一対の左、右案内ローラ2
1,212が垂直軸回りに回転自在に支承され、
前記中央案内ローラ20は上部案内レール10の
上面に転動自在に係合され、また左、右案内ロー
ラ211,212は上部案内レール10の左右側面
に該レール10を挟持するように転動自在に係合
される。また前記キヤリヤ枠体15の下部横桁1
7の中央部には、中央案内ローラ22が水平軸線
回りに回転自在に支承されるとともにその両側に
一対の左、右案内ローラ231,232が垂直軸線
回りに回転自在に支承される。前記中央案内ロー
ラ22は下部案内レール11の下面に転動自在に
係合され、また左、右案内ローラ231,232
下部案内レール11の左右側面に該レール11を
挟持するように転動自在に係合される。
キヤリヤ枠体15の左側縦桁18には走行用モ
ータ25が一体的に支持されており、このモータ
25のモータ軸26はキヤリヤ枠体15内に向け
て突出しており、その突出端にピニオン27が固
着されている。このピニオン27は、前記ラツク
13に噛合されており、前記走行用モータ25を
正、逆回転駆動すれば、前記キヤリヤ9は上、下
部案内レール10,11に沿つて前記搬送レール
3の両端側面に固着されるストツパS1,S2に当た
るまで往復走行(第1図左右方向)することがで
きる。
第4図に示すようにキヤリヤ枠体15の上部に
は、駆動軸28が軸受29,30を介して水平軸
線回りに回転自在に横架されている。この駆動軸
28の左右両端部はキヤリヤ枠体15よりも外方
に突出していて、そこに左、右駆動ピニオン3
1,32が固着される。
キヤリヤ枠体15の右側縦桁19の上部には、
ブラケツト33を介して昇降用モータ34が一体
的に支持され、このモータ34のモータ軸35は
カツプリング36を介して前記駆動軸28に連結
されている。またキヤリヤ枠体15の左、右縦桁
18,19の上、下両端には、それぞれ左、右軸
受筒37,38および39,40が同一縦軸線に
それぞれ固着され、左軸受筒37,38には左昇
降支持棒41が昇降自在に貫通され、また右軸受
筒39,40には右昇降支持棒42が昇降自在に
貫通されている。而して左、右昇降支持棒41,
42は前記上、下部案内レール10,11から左
右方向に略等距離をおいて配設されるものであ
り、その左、右昇降支持棒41,42の側面には
左、右ラツク43,44がそれぞれ設けられ、こ
れらの左、右ラツク43,44は前記左、右駆動
ピニオン31,32にそれぞれ噛合されている。
したがつて前記昇降用モータ34が正、逆駆動さ
れると、カツプリング36を介して駆動軸28が
回転駆動され、左、右駆動ピニオン31,32お
よびそれらに噛合されるラツク43,44を介し
て左、右昇降支持棒41,42を同調して昇降作
動することができる。左、右昇降支持棒41,4
2の上端にはストツパ46,47がそれぞれ固着
され、これらのストツパ46,47は前記左、右
軸受筒37,39の上面と衝合して左、右昇降支
持棒41,42の下限位置が規制される。
前記対をなす左、右昇降支持棒41,42の下
端には、前記搬送レール3に対して直交して略水
平に延びる支持プレート48が一体に吊持され
る。この支持プレート48には等間隔を存して4
組の吊持ユニツトU1〜U4が支持される。これら
のユニツトU1〜U4は、それぞれ前記第1および
第2ワークW1,W2をチヤツクするための第1、
第2チヤツク機構50,51を備えるとともに後
述する仕切板Pを吸着するための吸着装置52を
備えるが、吊持ユニツトU1,U3とU2,U4とでは
吸着装置52の取付位置において若干相違してお
り、また吊持ユニツトU1とU3には後述するよう
に仕切板Pの有無を検出する検出バー85が垂設
される。
次に吊持ユニツトU1について、その構成を詳
細に説明すると、これは前記第1コンベアC1
よつて搬送されてくる第1ワーク(クラツチケー
ス)W1をチヤツクする第1チヤツク装置50
(第5〜7図)、後述する第2コンベアC2によつ
て搬送されてくる第2ワーク(トランスミツシヨ
ンケース)W2をチヤツクする第2チヤツク装置
51(第8,9図)、および前記仕切板載置バケ
ツト6上に積載される合成樹脂材等の弾性体より
なる仕切板Pを吸着する吸着装置52とを備えて
いる。
前記チヤツク装置50は、第5〜7図に示すよ
うに主チヤツク機構53、副チヤツク機構54お
よび位置決めピン55とより構成されている。
次に第5図を参照して前記主チヤツク機構53
の構造を説明すると、支持プレート48には軸受
部材56が固着され、この軸受部材56には、上
端にストツパフランジ57を設けた中空円筒状の
ホルダ58が懸吊されている。前記ストツパフラ
ンジ57の上面にはシリンダ59が載設され、こ
のシリンダ59の作動端に前記ホルダ58内を挿
通する作動ロツド60の上端が連結される。前記
ホルダ58の下部にはチヤツク片61が枢支ピン
62をもつて前後に揺動自在に枢支され、このチ
ヤツク片61の上端と、前記作動ロツド60はリ
ンク63を介して連接されている。前記チヤツク
片61は、ホルダ58の下端に一体に形成される
中空のチヤツクピン64内に出入り自在に収めら
れる。軸受部材56とホルダ58の段部間には、
緩衝ばね65が介在され、チヤツクピン64の先
端が後述するメインシヤフト支持孔73に入ら
ず、第1ワークW1に衝き当たつたときは緩衝ば
ね65を圧縮しつつチヤツクピン64はホルダ5
8およびシリンダ59とともに上昇し、図示しな
いリミツトスイツチ等で感知して異常を知らせる
ことができる。
また前記副チヤツク機構54は第6図に示すよ
うに支持プレート48に固着のブラケツト66に
ベルクランク状の副チヤツク片67が前後に揺動
可能に枢支68され、この副チヤツク片67の基
端には、支持プレート48に設けたシリンダ69
の作動端が連結される。
前記位置決めピン55は第5図に示すように、
支持プレート48に上下動可能に吊設され、緩衝
ばね70により下方に弾発付勢されている。
支持プレート48を下降すれば、位置決めピン
55は第1ワークW1の位置決めピン孔72(第
5,7図)に嵌入され、また主チヤツク機構53
のチヤツクピン64は、第1ワークW1のメイン
シヤフト支持孔73に嵌入される。ここでシリン
ダ59および69を同時作動すれば、作動ロツド
60およびリンク63を介してチヤツク片61が
回動されるとともに副チヤツク片67が回動さ
れ、チヤツク片61はメインシヤフト支持孔73
の内端面に係合するとともに副チヤツク片67が
第1ワークW1のフランジ部74に係合される。
したがつてこのチヤツク状態のまま支持プレート
48を上昇させれば、第1ワークW1をチヤツク
したまま持ち上げることができる。
前記第2チヤツク装置51は、第8,9図に示
すように膨脹式チヤツク機構75とガイドピン7
6とよりなる。前記チヤツク機構75は従来公知
のもので、支持プレート48に吊設される支持ロ
ツド77の下部に径方向に膨縮可能な膨縮体78
を支持して構成され、また前記ガイドピン76は
支持プレート48に吊持される支持ロツド79の
下端に支持される。
支持プレート48を下降すれば、前記ガイドピ
ン76は第2ワークW2のメインシヤフト孔80
に嵌入され、また膨脹式チヤツク機構75の膨縮
体78はカウンタシヤフト支持孔81に挿入され
る。ここで膨縮体78を膨脹してこれをカウンタ
シヤフト支持孔81に密接係合したのち支持プレ
ート48を上昇すれば、第2ワークW2をチヤツ
クしたまま持ち上げることができる。
さらに前記吸着装置52は、第10図に示すよ
うに支持プレート48の一側に固着したブラケツ
ト82に伸縮シリンダ84を略鉛直に設け、この
シリンダ84の下端に吸盤83を取付けて構成さ
れる。
4つの吊持ユニツトU1〜U4のうち、2つの吊
持ユニツトU1,U3の吸着装置52には仕切板検
出バー85(第3,10図)が付設される。この
検出バー85は支持プレート48に伸縮シリンダ
86を介して昇降可能に垂設されており、第10
図に示すように検出バー85の下端が積み重ねら
れる仕切板Pの上面に接触してその有無を検出す
ることができる。
次にこの実施例の作用について説明する。
第1,2図に示すように第1コンベアC1
搬出端4上にはそれによつて搬送される4個の
第1ワーク(クラツチケース)W1が位置決め
してストツクされる。
次に走行用モータ25を駆動すれば、ピニオ
ン27およびラツク13を介してキヤリヤ9が
搬送レール3に沿つて走行し第1コンベアC1
上にくる。この場合キヤリヤ9は前記転動案内
装置Gを介して搬送レール3上に支持されるの
で、該キヤリヤ9が走行中にガタついたり、横
振れしたりすることなく円滑、軽快に搬送レー
ル3上を走行する。
次に昇降用モータ34を駆動すると、カツプ
リング36を介して駆動軸28が回転され、こ
れに固着されるピニオン31,32、およびこ
れに噛合されるラツク43,44を介して左、
右昇降支持棒41,42が同調下降し、それら
の下端に支持される支持プレート48が下降す
る。この場合対をなす左、右昇降支持棒41,
42はキヤリヤ枠体15の左右に支持されて搬
送レール3の左右に対称的に配置され、しかも
キヤリヤ枠体15の一側に走行用モータ25
が、またその他側に昇降用モータ34が支持さ
れるので、キヤリヤ9の搬送レール3に対する
重量バランスがきわめてよく左、右昇支持棒4
1,42下に支持される支持プレート48を円
滑、軽快に並行下降することができる。
支持プレート48の下降により4組の吊持ユ
ニツトU1〜U4は、第1コンベアC1上の4つの
第1ワークW1に向つて下降し、前記吊持ユニ
ツトU1〜U4のうち第1チヤツク装置50を構
成する、主チヤツク機構53、副チヤツク機構
54、および位置決めピン55が協働して前述
のように第1コンベアC1上の4つの第1ワー
クW1をチヤツクする(第5,6および7図参
照)。
前記チヤツクが終了したら昇降モータ34の
逆転によりキヤリヤ9を上昇させる。
次に走行用モータ25の作動によりキヤリヤ
9を第1図右方向に走行して第1ワーク収納バ
ケツト7の上方に移動させる。そして昇降用モ
ータ34の作動により支持プレート48を下降
し、前記第1チヤツク装置50のチヤツク解除
により4つの第1ワークW1を第1ワーク収納
バケツト7の床面もしくは仕切板P上に移載す
る。
第1ワーク収納バケツト7への4つの第1ワ
ークW1の移載が終了したらキヤリヤ9を再び
第1コンベアC1上に移動させて支持プレート
48を下降させて該第1コンベアC1の搬出端
4に既に位置決めストツクされている4つの第
1ワークW1をチヤツクして前述のと同じ作
動により4つの第1ワークW1を第1ワーク収
納バケツト7に移載する。
以上により第1ワーク収納バケツト7に4個
ずつの第1ワークW1が並列して2列に移載さ
れると、キヤリヤ9を仕切板載置バケツト6上
に移動させ、4つの吊持ユニツトU1〜U4を下
降する。ワーク検出バー85は仕切板Pの有無
を検出し、これが仕切板Pを検出すると、吸着
装置52が下降し、その下端の吸盤83が一枚
の仕切板Pを吸着する。
吸盤83が仕切板Pを吸着するとキヤリヤ9
を上昇させ、再び第1ワーク収納バケツト7上
まで走行し、吸着装置52の作動を解除して仕
切板Pを該バケツト7の、既に積載されている
4組2列の第1ワークW1上に設置する。
前記仕切板Pの、第1ワーク収納バケツト7
への設置の終了により第1ワークW1の収納バ
ケツト7への段積みの一サイクルが終了し、再
び前記〜の作用を繰り返す。
而してキヤリヤ9が前述の仕切板Pの移送作
業時間中に、第1コンベアC1の搬出端4には
4つの第1ワークW1が次々と搬送されてそこ
に位置決めストツクされる。
ところでこの実施例ではキヤリヤ9により第1
収納バケツト7への第1ワークW1の段積みと並
行して第2コンベアC2で搬送される第2ワーク
(トランスミツシヨンケース)W2を第2ワーク収
納バケツト8にも段積みすることも可能にしたも
ので、以下にその手順について説明する。
′ 前述のように第1コンベアC1の搬出端4上
の4個の第1ワークW1をキヤリヤ9により第
1ワーク収納バケツト7に移載する間に、第2
コンベアC2の搬出端5に4つの第2ワークW2
が位置決めストツクされる。すると直ちにキヤ
リヤ9が第2コンベアC2上に移動し、4つの
吊持ユニツトU1〜U4に設けられる膨脹式チヤ
ツク機構75とガイドピン76とで、第2コン
ベアC2の搬出端5に位置決めストツクされる
4つの第2ワーク(トランスミツシヨン)W2
を前述のようにしてチヤツクする(第8,9図
参照)。
′ 次いでキヤリヤ9を第2ワーク収納バケツ
ト8上に走行して前記4つの第2ワークW2
該バケツト8に積載する。
′ 第2ワークW2の第2ワーク収納バケツト8
への積載終了後は、キヤリヤ9は第1コンベア
C1上に走行し、その搬出端4に位置決めされ
る他の4つの第1ワークW1を第1ワーク収納
バケツト7に移載する。
′ 第1ワーク収納バケツト7に4組2列の第
1ワークW1が載置されると、前述のように吸
着装置52により仕切板載置バケツト6から一
枚の仕切板Pを吸着して第1ワーク収納バケツ
ト7に載置する。
′ ′項における仕切板Pの移送中に第2コン
ベアC2の搬出端5には4個の第2ワークW2
順次に搬送されて位置決めストツクされる。
′ 次いでキヤリヤ9を第2コンベアC2上に走
行し、該コンベアC2上の4個の第2ワークW2
をチヤツクして第2ワーク収納バケツト8に積
載する。そして第2ワークW2が4組3列に前
記バケツト8に積載されると、キヤリヤ9は、
第1ワーク収納バケツト7と同じように仕切板
載置バケツト6から仕切板Pを吸着して第2ワ
ーク収納バケツト8上の、4組3列の第2ワー
クW2の上方に載置する。
′ 以上′〜′の作用を繰り返すことによつ
て第1、第2ワーク収納バケツト7,8に複数
の第1、第2ワークW1,W2をそれぞれ段積み
することができる。
C 考案の効果 以上の実施例により明らかなように本考案によ
れば、ワーク等の被移送物を持ち上げて移送する
ためのキヤリヤの駆動装置は、支持柱により略水
平方向に架設される搬送レールと;この搬送レー
ルを取囲むように配設されるキヤリヤと;前記キ
ヤリヤの左右方向中央部に設けられ、搬送レール
の外面に固着した案内レールに係合して該キヤリ
ヤを搬送レールに沿つて往復走行させるための転
動案内装置と;キヤリヤの左右方向一側に設けら
れて搬送レールと連動し、該キヤリヤを搬送レー
ルに沿つて往復走行駆動するための走行用モータ
と;キヤリヤの左右方向両側に案内レールから略
等距離をおいてそれぞれ昇降可能に設けられ下端
に支持プレートを吊設した左右一対の昇降支持棒
と;キヤリヤの左右方向他側に設けられ、左右一
対の昇降支持棒と連動してそれらを同調昇降する
ための昇降用モータ;とを備えるので、搬送レー
ル上の案内レールに対しキヤリヤ自体を左右にバ
ランスよく配備することができる上、そのキヤリ
ヤ上において比較的重量の大きな上記走行用モー
タ及び昇降用モータを左右にバランスよく振り分
け支持することができ、のみならず、被搬送物を
吊持して比較的大荷重となる支持プレートも左右
一対の昇降支持棒を介してキヤリヤ上に左右にバ
ランスよく支持することができ、以上の結果、搬
送レール上の案内レールにキヤリヤを左右に極め
てバランスよく走行案内支持させることができる
と共に、そのキヤリヤに左右一対の昇降支持棒を
介して支持プレートを左右に極めてバランスよく
昇降案内支持させることができるから、キヤリヤ
は常に安定姿勢に保持され、走行用モータと搬送
レール間、昇降用モータと昇降支持棒間の各連動
部の構造を特別に複雑化しなくてもそれら連動部
の作動を常に良好に保つことができ、従つて上記
各連動部の構造簡素化と耐久性向上を図りつつ、
キヤリヤ延いては被搬送物の左右および上下各方
向への移送を極めて円滑、軽快に行うことができ
る。しかも上記キヤリヤ等の左右の重量バランス
が良好なことから、それらの補強箇所も必要最小
限に止めることができ、装置の一層の構造簡素化
に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案方法の実施に使用される搬送装置の全体
概略側面図、第2図はその平面図、第3図は第1
図−線拡大断面図、第4図は第3図−線
横断面図、第5図は第1チヤツク装置の要部縦断
側面図、第6図は第5図−線断面図、第7図
は第5図の矢視図、第8図は第2チヤツク装置
の縦断面図、第9図は第8図の矢視図、第10
図は吸着装置の側面図である。 W1,W2……被移送物としての第1、第2ワー
ク、G……転動案内装置、2……支持柱、3……
搬送レール、9……キヤリヤ、10,11……
上、下部案内レール、25……走行用モータ、4
1,42……左、右昇降支持棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被移送物W1,W2を持ち上げて移送するための
    キヤリヤの駆動装置であつて、支持柱2により略
    水平方向に架設される搬送レール3と;この搬送
    レール3を取囲むように配設されるキヤリヤ9
    と;前記キヤリヤ9の左右方向中央部に設けら
    れ、前記搬送レール3の外面に固着した案内レー
    ル10,11に係合して該キヤリヤ9を前記搬送
    レール3に沿つて往復走行させるための転動案内
    装置Gと;前記キヤリヤ9の左右方向一側に設け
    られて前記搬送レール3と連動し、該キヤリヤ9
    を搬送レール3に沿つて往復走行駆動するための
    走行用モータ25と;前記キヤリヤ9の左右方向
    両側に前記案内レール10,11から略等距離を
    おいてそれぞれ昇降可能に設けられ下端に支持プ
    レート48を吊設した左右一対の昇降支持棒4
    1,42と;前記キヤリヤ9の左右方向他側に設
    けられ、前記左右一対の昇降支持棒41,42と
    連動してそれらを同調昇降するための昇降用モー
    タ34;とを備えたことを特徴とする搬送装置に
    おけるキヤリヤ駆動装置。
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