JPH0454919Y2 - - Google Patents

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JPH0454919Y2
JPH0454919Y2 JP1986046328U JP4632886U JPH0454919Y2 JP H0454919 Y2 JPH0454919 Y2 JP H0454919Y2 JP 1986046328 U JP1986046328 U JP 1986046328U JP 4632886 U JP4632886 U JP 4632886U JP H0454919 Y2 JPH0454919 Y2 JP H0454919Y2
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bottom plate
pallet
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pallets
transport
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、加工を終了した直後の鋳物粗材等
の高温部材を次の加工位置まで搬送するのに用い
られる搬送パレツトの構造の技術分野に属する。
而して、この考案はフラツトな底板の外縁部に
側板が立設され、該底板の上面に所定数の高温部
材が載置された状態で所望位置まで駆動ローラ等
によつて搬送されるようにされた高温部材の搬送
パレツト構造に関する考案であり、特に、底板上
に載置された高温部材に対する冷却性の向上と段
積みを可能にするための工夫が施された高温部材
の搬送パレツト構造に係る考案である。
〈従来の技術〉 周知の如く、近時各種製造産業において作業の
省力化、自動化が急速に進み、従来作業者の手作
業に頼つていたほとんどの作業が機械による作業
に変換されつつあり、又、各種作業を行う機械装
置も日々改良が重ねられ、その作業は増々効率化
されるようになつてきている。
而して、一般に各種金属製品を製造するに際し
て鋳造手段が用いられることが多く、その場合、
砂型等の鋳型によつて鋳物粗材が造形された後、
造形された該鋳物粗材が次段の作業位置まで搬送
され、そこで鋳物粗材に各種切削加工等が施され
て所望製品に仕上げられる。
そして、鋳物粗材を鋳造工程から次段の切削等
の工程に移送するに際しては、トロリーコンベア
やベルトコンベアが用いられることが多く、又、
鋳物粗材を一旦箱型の搬送パレツトに載置し、そ
のパレツトをフオークリフトや駆動ローラで搬送
する等の手段が用いられることもある。
而して、鋳物粗材を載置するかかる搬送パレツ
トは一般に方形状の底板の外縁部に側板が立設さ
れ、該底板の上面に数個の鋳物粗材をランダムに
載置するようにされている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述従来態様の搬送パレツトは
底板上に造形後の鋳物粗材等の高温部材がランダ
ムに載置されるため、高温部材相互にが密接する
等して各高温部材の冷却性が悪くなることがある
という不具合があり、又、底板は側板により全方
向を囲繞されているために冷却エアの流通性が良
くないという欠点もあつた。
更に又、従来の搬送パレツトは駆動ローラで搬
送される場合には1個づつ横送りされ、しかも、
1パレツト当りの載置高温部材の数は限られてい
るため、高温部材の搬送効率が悪いという不利点
もあつた。
而して、搬送パレツトにおいては、これまで発
明協会発行の公開技報85−4645号、或いは、同85
−14631号に示されるように組立て自在にされる
等のように工夫された態様が案出され、又、一般
の包装装置においては、発明協会発行の公開技報
85−7914号に開示されるようにその上面と下面に
凸部と凹部を形成し、複数の包装装置を積み上げ
るに際して各包装装置の凸部と凹部を互いに係合
させるようにした態様等が案出されているが、上
述問題点を解決すべく高温部材の搬送パレツトは
未だ開発されていない。
この考案の目的は上述従来技術に基づく高温部
材の搬送パレツトの問題点を解決すべき技術的課
題とし、載置される高温部材に対する冷却性を損
うことなくその搬送効率を確実に向上させるよう
にして、各種産業における搬送技術利用分野に益
する優れた高温部材の搬送パレツト構造を提供せ
んとするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を
要旨とするこの考案の構成は前述課題を解決する
ために、フラツトな底板の外縁部に側板が立設さ
れている高温部材の搬送パレツト構造において、
底板の上部に高温部材相互を離隔する治具が設け
られ、側板に該高温部材冷却用のエア流通開口部
が形成され、更に底板の上面の前後端部に該底板
とフオークリフトのリフトフオーク挿入用の開口
を形成する断面コの字型のフレームが固設され、
又底板の上部に位置決めピンが突設されると共に
底板の下面に該位置決めピンに対応するピン挿入
穴が形成されている技術的手段を講じたものであ
る。
〈作用〉 而して、側板に囲繞された底板がその上部に位
置決めピンを突設されるとともにその下面の位置
決めピンに対応する部位にピン挿入穴を設けら
れ、複数の搬送パレツトが互いの位置決めピンと
ピン挿入穴を係合させることによつて多段に積み
上げられ、横ずれ等が生じないようにされ、更
に、底板の上方に高温部材に対する治具が設けら
れて底板上に載置された所定数の高温部材を該治
具によつて互いに離隔して保持するようにされる
と共に、複数の搬送パレツトが多段に積み上げら
れて搬送される際に、その側板に設けられたエア
流通開口部から冷却エアが流入するようにされ、
それにより段積みされた搬送パレツト内の高温部
材が搬送時にも冷却され、駆動ローラ等のコンベ
ヤ等に載置されて搬送され、又、フオークリフト
のリフトフオークを底板の上設フレームの端部開
口に挿入して搬送するようにしたものである。
〈実施例〉 次に、この考案の1実施例を図面に基づいて説
明すれば以下の通りである。
1、1′はこの考案の要旨の中心を成す搬送パ
レツトであり、機械製造工場等の鋳造工程にて造
形された高温部材としての鋳物粗材を次段工程ま
で駆動ローラを利用して移送するに際して用いら
れる態様である。
2は底板であり、各コーナー部にピン挿入穴3
……を穿設された方形状の平プレートより成り、
その上面の前後各端縁部には断面略コの字状のフ
レーム4が固設され、更に、その上面には該フレ
ーム4の外側面と面一となるようにプレート5が
立設され、かかる底板2の上面の左右各端縁部に
はエア流通開口部としての切欠き6を有するプレ
ート7が立設されている。
そして、これらフレーム4、プレート5、及
び、プレート7によつて搬送パレツト1の側板が
形成されている。
而して、フレーム4、プレート5、及び、プレ
ート7に縁部を囲繞された底板2の上面には一対
の治具8,8が設けられており、各治具8は一対
のL字状フレーム9,9とその間に架設されたガ
イドバー10より成り、各L字状フレーム9が底
板2の上面と断面略コの字状のフレーム4の側面
にその各先端部を接合されて固定されている。
そして、該フレーム4の端面は開口をフオーク
リフトのリフトフオーク挿入口とされている。
又、底板2の上面に固定された断面略コの字状
のフレーム4,4の各端部上面には断面略L字状
の支持プレート11が固設され、各支持プレート
11の上面には位置決めピン12が螺着されてい
る。
更に又、底板2の左右の端縁部に立設されたプ
レート7,7には、各々その外側面にフツクとし
ての一対の突起13,13が付設され、パレツト
移送装置のクランプ爪14……が係合されるよう
にされている。
上述構成において、前段の鋳造工程にて造型さ
れた図示しない鋳物粗材の高温部材は搬送パレツ
ト1の底板2上に治具8にガイドされて載置さ
れ、該搬送パレツト1は所定数の鋳物粗材を底板
2上に載置されると、そのプレート7,7に付設
された突起13……を移送装置のクランプ爪14
……に係合されて図示しない駆動ローラ上に載置
される。
そして、最初の搬送パレツト1が該駆動ローラ
上に載置されると、続いて次の搬送パレツト1′
に同様にして所定数の鋳物粗材の高温部材が収納
され、その搬送パレツト1′は底板2の下面のピ
ン挿入穴3……に駆動ローラ上に載置された搬送
パレツト1の位置決めピン12……が対応的に嵌
入されるようにして該搬送パレツト1の上面に載
置される。
このようにして、駆動ローラ上に載置された搬
送パレツト1の上方には鋳物粗材を収納した搬送
パレツト1′が順次段積みされ、所定量段積みさ
れると搬送パレツト1,1′……は駆動ローラに
よつて次段工程まで移送される。
而して、該搬送パレツト1,1′……が段積み
され、駆動ローラ上を移送されるに際しては、最
下段の搬送パレツト1の底板2は平プレートより
成るために各搬送パレツト1,1′の設定通りの
搬送が可能になり、又、各搬送パレツト1,1′
相互にピン挿入穴3……と位置決めピン12……
を係合されているため、搬送時にずれや転倒を生
じることはいとんど無い。
そして、搬送パレツト1,1′の位置決めピン
12……はねじ込みにより着脱自在にされている
ため、該位置決めピン12に傷みを生じた場合に
は適宜新しいものと交換される。
そして、段積みされた搬送パレツト1,1′…
…に載置された鋳物粗材は各搬送パレツト1,
1′……内に於いて治具8,8によつて互いに所
定間隔を介して保持されているために、熱の放出
効率が良く、又、移送時には各パレツト1,1′
……のプレート7,7の切欠き6,6よりその内
部に冷却エアが流入されるため、効率良く冷却さ
れる。
更に又、底板2の上面に固設された断面略コの
字状のフレーム4は、その端面の開口をフオーク
リフトのリフトフオーク挿入口とされていること
から、駆動ローラが使用出来ない場合には駆動ロ
ーラに代つてフオークリフトによつて搬送され
る。
尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、その他の種々の態様
が採用可能である。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、基本的に、収納され
る鋳物粗材等の高温部材に対する冷却効率を低下
させることなく段積み搬送出来るようにして確実
に該高温部材の搬送効率を向上させることが出来
るという優れた効果が奏される。
即ち、底板の上部に高温部材に対する治具が設
けられるようにしたことにより、複数の高温部材
を治具にガイドさせて互いに離隔状態に載置する
ことが出来、それにより底板上に載置された高温
部材の熱放出効率が高まるという効果が奏され
る。
又、底板の上部に位置決めピンが突設され、該
位置決めピンに対応する他の搬送パレツトの底板
の下面にピン挿入穴が形成され、複数の搬送パレ
ツトを互いの位置決めピンとピン挿入穴を係合さ
せて段積みを行うことが出来るため、搬送に際し
ての搬送パレツト相互の積みずれや転倒が確実に
防止されるという効果が奏される。
更に又、底板を囲繞する側板にエア流通開口部
が形成されるようにしたことにより、複数の搬送
パレツトが段積みされた際に該エア流通開口部か
ら冷却エアを取り入れ、底板上に載置された高温
部材を確実に冷却することが出来るという効果が
奏される。
更に、搬送パレツトの段積みが可能となるため
効率の良い駆動ローラ等による自動搬送を採用出
来、それによつて搬送がスムーズになり、鋳物粗
材を搬送するような場合には付着した中子砂の飛
散等が少なくなるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の1実施例を示す斜視図であ
る。 2……底板、4,5,7……側板、1,1′…
…搬送パレツト、6……エア流通開口部、12…
…位置決めピン、3……ピン挿入穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フラツトな底板の外縁部に側板が立設されてい
    る高温部材の搬送パレツト構造において、底板の
    上部に高温部材相互を離隔する治具が設けられ、
    側板に該高温部材冷却用のエア流通開口部が形成
    され、更に底板の上面の前後端部に該底板とフオ
    ークリフトのリフトフオーク挿入用の開口を形成
    する断面コの字型のフレームが固設され、又底板
    の上部に位置決めピンが突設されると共に底板の
    下面に該位置決めピンに対応するピン挿入穴が形
    成されていることを特徴とする高温部材の搬送パ
    レツト構造。
JP1986046328U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0454919Y2 (ja)

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JP1986046328U JPH0454919Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JP1986046328U JPH0454919Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JPS62159434U JPS62159434U (ja) 1987-10-09
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