JPH0720085Y2 - コンベヤ用ウエア - Google Patents

コンベヤ用ウエア

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JPH0720085Y2
JPH0720085Y2 JP1985106778U JP10677885U JPH0720085Y2 JP H0720085 Y2 JPH0720085 Y2 JP H0720085Y2 JP 1985106778 U JP1985106778 U JP 1985106778U JP 10677885 U JP10677885 U JP 10677885U JP H0720085 Y2 JPH0720085 Y2 JP H0720085Y2
Authority
JP
Japan
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conveyor
wear
curling
tip
chips
Prior art date
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Application number
JP1985106778U
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JPS6213912U (ja
Inventor
義俔 松本
文雄 井上
Original Assignee
三友工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工作機械等から排出される渦巻き状にカール
したカーリングチップを所定の回収場所に搬送するチッ
プ搬送用コンベヤのウェアの改良に関する。
〔従来技術〕
近年、工作機械の分野においても省力化が進み、工作機
械のみならずその周辺機器を含む工作設備全体の自動化
が行われている。
このように複数の機械が一つのシステムを構成する設備
においては、各機械の一つ一つが常に円滑に稼動するこ
とがシステム全体の稼動の良否を決めるため、各構成機
械には単一で使用する場合に比べてより高度な信頼性が
要求される。
上記するように、工作機械を中心とする工作設備の構成
機械の一つとして、工作機械から排出されるチップを、
工作機械に連係させて所定の回収場所まで搬送するチッ
プ搬送用コンベヤがある。
このチップ搬送用コンベヤは、通常、工作機械から排出
されるチップを回収場所に設置された回収容器まで搬送
するもので、コンベヤ終端部から直接にチップを回収容
器に落下させるようにコンベヤはその終端部を高くして
傾斜状に設置されることが多い。
第4図は従来のウェアを備えたコンベヤの一部斜視図で
ある。
図において、1はコンベヤで、その搬送面1aは、所定幅
を有する多数の金属板をその縁部で隣合う金属板と屈曲
自在に順次接合して無端ベルト状をなすもので、コンベ
ヤ1を傾斜状に設置してもチップがずり落ちないよう
に、コンベヤ搬送面1aには、所定間隔を採り搬送面1aを
横切って板状のウェア2が突設してある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、工作機械から排出されるチップが、第3図に
示すような渦巻き型にカールしたカーリングチップ3の
場合、上記するようにウェア2が板状をなすものでは、
ウェア2上にはカーリングチップ3周りの隙間3aが挟ま
ることがあり、コンベヤ終端部において搬送面1aが反転
してウェア2が下向きにっても、ウェア2には挟着状態
にあるカーリングチップ3がそのまま残り、ウェア2に
挟着状態にあるカーリングチップ3がコンベヤ1とフレ
ーム等の固定部分との隙間に入り込んで詰まるようなこ
とがあり、コンベヤ1の運転停止とか、コンベヤの固定
部分あるいはウェア等を破損させることに発展すること
もある。
このような異常事態が発生すると、単にコンベヤだけの
運転停止では済まなくなり、工作機械を含むシステム全
体の稼動を停止させることにもなり、設備全体の稼動率
を低下させて経済的にも極めて大きな損失となる。
また、作業者にとってはコンベヤが停止する度に、異常
事態発生原因とされるカーリングチップを狭隘な空間に
入って排除する厄介な復旧作業を余儀無くされる。
本考案は、上記の点に鑑みなされたものであって、チッ
プ搬送用コンベヤのウェアを改良してウェアに対するカ
ーリングチップの挟着を無くし、工作設備全体の稼動率
の向上に寄与するコンベヤ用ウェアを提供することを目
的とする。
〔問題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、カーリングチップを搬送するコンベヤにおいて、コ
ンベヤ搬送面上に所定間隔を採り、コンベヤ搬送面を横
切って突設されるウェアであって、ウェア上端に円柱状
円弧面部を形設し、該円弧面部の直径を、取扱いカーリ
ングチップ周りの平均的隙間寸法より大きく設定したこ
とを特徴とするコンベヤ用ウェアにある。
〔作用〕
上記のように構成した本考案のウェアを備えたコンベヤ
によれば、コンベヤ搬送面の傾斜には無関係に、工作機
から排出されるカーリングチップがウェア上に落下して
も、ウェア上端に形設した円柱状円弧面部において円弧
面周方向に滑ってコンベヤ搬送面上に落ち着く。
また、カーリングチップ周りの隙間の大きさからして、
仮令、カーリングチップがウェア上に挟まるようなこと
があっても、円柱状円弧面部上でのウェアの挟着状態は
甚だ不安定なものとなり、搬送途中で振動等が加わると
簡単に外れる。また、そのままコンベヤ終端部に達して
コンベヤ搬送面が反転するのに伴ってウェアが下向きに
なる動きで、挟着点を中心とする左右のバランスを崩し
て外れるか、またはウェアが下向きになってチップ自体
の重みが加わって外れ、ウェア上に残ることはない。
〔実施例〕
以下、本考案を実施例に基づいて図面を参照しながら具
体的に説明する。
第1図は本考案のウェアを備えたコンベヤの一部斜視
図、第2図は第1図A−A線におけるウェアの断面図で
ある。
図において、コンベヤ1の搬送面1a構成は第4図と同じ
くする。
本考案においては、コンベヤ1の搬送面1aを横切って突
設されるウェア4は、その上端に円柱状円弧面部4aを形
設し、該円弧面部4aの直径d(最大厚み部)を、取扱い
カーリングチップ3周りの平均的隙間一寸法sより大き
く設定したもので、円柱状円弧面部4a下部は括れてウェ
ア基部4bに連続させたものである。
従って、普通にはウェア4上に落下したカーリングチッ
プ3は円柱状円弧面部4aを滑って搬送面1aに落ち着くも
ので、ウェア4に対してカーリングチップ3が挟着する
ことはないものである。
しかし、外力の作用等によってカーリングチップ3がそ
の隙間寸法sを拡げてウェア4に対して挟着するような
ことがあっても、第2図に示すように円柱状円弧面部4a
は、その厚みtが上方にいくに従って小さくなって丸い
ために、挟着状態は極めて不安定なものとなり、コンベ
ヤ1の運転に伴う振動やコンベヤ搬送面1aの反転に伴う
ウェア2の下向きの動き等で簡単に外れるものである。
〔効果〕
上記のように本考案は、チップ搬送用コンベヤの搬送面
に突設したウェア上端に円柱状円弧面部を形設したこと
により、次のような効果を奏する。
(1)工作機械から排出されるカーリングチップがウェ
アに挟着することがなくなり、また、挟着しても極めて
不安定な状態で簡単に外れるから、カーリングチップを
確実に回収場所まで搬送すると共に、ウェアに挟着する
カーリングチップに起因してのコンベヤ停止や破損を防
止することができ、工作設備全体の稼動率を向上する。
(2)ウェアに対するカーリングチップの挟着に起因し
て停止したコンベヤを復旧させるのに、作業者は狭隘な
場所に潜り込んで行う厄介な復旧作業から解放され、作
業者の労働条件改善の面でも大きな効果を有する。
(3)ウェアに挟着するカーリングチップに起因しての
コンベヤの度々の停止やその復旧作業を必要としないか
ら、コンベヤのレイアウト(配置)を自由に選択するこ
とを可能にする。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案のウェアを備えたコンベヤの一部斜視
図、第2図は第1図A−A線におけるウェアの断面図、
第3図はカーリングチップの斜視図、第4図は従来のウ
ェアを備えたコンベヤの一部斜視図である。 1…コンベヤ、1a…搬送面、2…ウェア、3…カーリン
グチップ、3a…カーリングチップの隙間、4…ウェア、
4a…円柱状円弧面部、4b…ウェア基部、d…円柱状円弧
面部の直径、s…カーリングチップの隙間寸法。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーリングチップを搬送するコンベヤにお
    いて、コンベヤ搬送面上に所定間隔を採り、コンベヤ搬
    送面を横切って突設されるウェアであって、ウェア上端
    に円柱状円弧面部を形設し、該円弧面部の直径を、取扱
    いカーリングチップ周りの平均的隙間寸法より大きく設
    定したことを特徴とするコンベヤ用ウェア。
JP1985106778U 1985-07-11 1985-07-11 コンベヤ用ウエア Expired - Lifetime JPH0720085Y2 (ja)

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JP1985106778U JPH0720085Y2 (ja) 1985-07-11 1985-07-11 コンベヤ用ウエア

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JP1985106778U JPH0720085Y2 (ja) 1985-07-11 1985-07-11 コンベヤ用ウエア

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Publication Number Publication Date
JPS6213912U JPS6213912U (ja) 1987-01-28
JPH0720085Y2 true JPH0720085Y2 (ja) 1995-05-10

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ID=30982450

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985106778U Expired - Lifetime JPH0720085Y2 (ja) 1985-07-11 1985-07-11 コンベヤ用ウエア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5223748U (ja) * 1975-08-08 1977-02-19

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JPS6213912U (ja) 1987-01-28

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