JP6474481B1 - 搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークを傷つけることなく、コンベア上に配置すること。【解決手段】搬送システムは、ワークを搬送する搬送システムであって、ワークの搬送方向に並んで配列され、搬送方向に交差する交差方向に延び、交差方向に移動可能に形成されておりワークを支持する複数の爪部を有し、ワークの搬送面の法線方向に移動可能に形成されたフォークと、ワークが載置される複数の突出部を有し、突出部の間に爪部が進入可能に形成され、突出部が搬送方向に動くことによりワークを搬送するコンベアとを備える。【選択図】図1

Description

ワークを搬送する搬送システムに関する。
近年、レーザ加工機等の加工機におけるワークの加工及び該加工に係るワークの搬入及び搬出を自動化した搬送システムが知られている。このような搬送システムの一例として、幅方向に亘って突出した複数の板状桟部(スラットという)が所定の間隔で配置されたパレット(スキッドパレットという)と、複数の爪部を有するフォークとを用いた搬送システムがある。
この搬送システムでは、フォークの爪部の間隔がスキッドパレットのスラットの間隔に合わせて形成されている。そして、フォークの爪部がスキッドパレットに載置されたワークの両幅方向から、ワーク下側に位置するスラットの間に挿入される。この状態で、ワークは、両側から複数の爪部によって抱えられるようにしてスキッドパレットから持ち上げられる。
持ち上げられたワークがフォークからコンベアに渡される際には、移動先であるコンベア上において、爪部がワークの両側を支持した状態で、対向する爪部の互いの先端の間隔がワークの幅方向に広げられ、ワークの幅以上になると、ワークがフォークからコンベアに渡されるようになっている。
特開2016−130990号公報
上述した搬送システムでは、ワークがフォークからコンベアに渡される際には、爪部がワークを支持した状態で、爪部の互いの先端の間隔がワークの幅方向に広げられる。このとき、爪部がワークと擦れ合うため、ワークを傷つける場合があった。
さらに、上述した搬送システムでは、対向する爪部の先端の間隔がワークの幅以上に広げることで、ワークをフォークからコンベアに落下させている。このため、レーザ加工後の加工済ワークであった場合、コンベアに落下した際の衝撃により、切り抜かれたパーツ部分(製品ワークという)が未加工部分(残材ワークという)から外れたり、ワークが傷ついたりすることがあった。
このとき、製品ワークが残材ワークと重なる位置にずれると、作業者が残材ワークの下から製品ワークを取り出すのに手間を要したり、残材ワークと重なった製品ワークを取り出す作業そのものが人力では困難であったりする場合もあり、作業効率の低下に繋がっていた。
そこで、本発明は、ワークを損傷することなく、コンベア上に配置可能な搬送システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としての搬送システムは、加工によって切り抜かれた製品ワークと前記製品ワーク以外の残存ワークとが一体になった加工済ワークを搬送する搬送システムであって、前記加工済ワークの搬送方向に並んで配列され、前記搬送方向に交差する交差方向に延び、交差方向に移動可能に形成されており前記加工済ワークを支持する複数の爪部を有し、前記加工済ワークの搬送面の法線方向に移動可能に形成されたフォークと、前記加工済ワークが載置される複数の突出部を有し、前記突出部の間に前記複数の爪部が進入可能に形成され、前記突出部が前記搬送方向に動くことにより前記加工済ワークを搬送するコンベアと、を備え、前記コンベアが前記フォークから前記加工済ワークを受け取る位置に配置されている
本発明に係る搬送システムによれば、フォークが加工によって切り抜かれた製品ワークと前記製品ワーク以外の残存ワークとが一体になった加工済ワークの搬送面の法線方向に移動されて、加工済ワークを支持する複数の爪部が、コンベアに設けられた突出部の間に進入することにより、フォークが加工済ワークを支持した状態を維持したまま、コンベアがフォークから加工済ワークを受け取ることができる。これにより、加工済ワークをフォークからコンベアに落下させることなく、フォークにより支持した状態でコンベアに載置することができる。したがって、本発明に係る搬送システムによれば、加工済ワークを損傷することなく、コンベア上に配置することができる。
これらの態様によれば、ワークを傷つけることなく、コンベア上に配置することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る搬送システム1がワークWを搬送する様子を説明する正面図である。 図2は、搬送システム1におけるフォーク10を図1の矢印II方向から見た平面図である。 図3は、搬送システム1におけるコンベア20を図1の矢印III方向から見た平面図である。 図4は、本発明の実施形態に係る搬送システム1がワークWをコンベア20上に載置した様子を説明する正面図である。 図5は、図4に示す状態におけるフォーク10とコンベア20の近傍を拡大して示す要部拡大図である。 図6は、本発明の実施態様に係る搬送システム1がワークWをコンベア20上に載置した後、離脱する前の様子を説明する正面図である。 図7は、図6に示す状態におけるフォーク10とコンベア20の近傍を拡大して示す要部拡大図である。 図8は、本発明の実施形態に係る搬送システム1におけるコンベア20の一例を説明する側面拡大図である。 図9は、図8に示すコンベア20の要部を矢印IX方向からみた平面図である。
[搬送システムの説明]
本発明の実施形態に係る搬送システムについて、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る搬送システム1がワークWを搬送する様子を説明する正面図である。
図1に示すように、搬送システム1は、フォーク10と、コンベア20とを備える。フォーク10は、所定のパレットからワークWを移動するために用いられる。コンベア20は、フォーク10からワークWを受け取って所定方向に搬送する。
本実施形態において、ワークWとは、板状に成形された金属であり、一例として、レーザ加工機により所定のパーツ部分が切断加工済であって、パーツ部分を未加工部分から取り外す前の状態のものをいう。したがって、本実施形態では、ワークWを加工済ワークWという場合がある。また、加工済ワークWから切り抜かれたパーツ部分を製品ワークといい、製品ワーク以外の未加工部分を残材ワークという。
また、上述のパレットとは、図示しないが、複数の突出した桟部(スラットという)が所定の間隔で配置された、いわゆるスキッドパレットである。
図1に示す搬送システム1において、コンベア20によるワークWの搬送方向MDは、紙面奥側から手前側に向かう方向である。フォーク10は、可動部30を介して、支持柱31に支持されたレール32に、搬送方向MDに交差する交差方向CD(ワークWの幅方向に一致する)及びワークWの搬送面の法線方向Zに移動可能に取り付けられている。なお、レール32は、交差方向CDにおいて、図示しない位置まで延長されている。
図2は、搬送システム1におけるフォーク10を図1の矢印II方向からみた平面図である。
図1及び図2に示すように、フォーク10は、ワークWを支持する複数の爪部11を有し、上述した可動部30に連結されている。また、フォーク10は、爪部11を支持する支持部12と、支持部12に連結されたアーム部13と、アーム部13を動かすためアーム可動部14と、アーム可動部14が取り付けられたベース部15とを備える。
複数の爪部11のそれぞれは、交差方向CDに延びており、ワークWの搬送方向MDに並んで配列されている。また、フォーク10は、ワークWにおける交差方向CD両側に対応する位置に、複数の爪部11を一対、備える。すなわち、フォーク10において、複数の爪部11は、ワークWの幅方向両側に対応する位置に配置されている。
また、フォーク10は、複数の爪部11によって支持されるワークWの交差方向CDにおける端部W1,W2をガイドするためのガイド部材16,17を備える。ガイド部材16,17には、フォーク10の爪部11を挿入するための開口16a(図5に図示)が形成されている。
フォーク10において、アーム可動部14は、アーム部13を交差方向CDに移動するように構成されている。これにより、アーム部13に連結された支持部12に支持された爪部11は、ワークWの幅方向に、対向する先端の間隔を広げる、或いは狭めるように動くことができる。
図3は、搬送システム1におけるコンベア20を図1の矢印III方向からみた平面図である。
図1及び図3に示すように、コンベア20は、ワークWが載置される複数の突出部21を備える。また、図1及び図3には図示されていないが、複数の突出部21を搬送方向MDに動かす可動部22を備える(後述の図8参照)。コンベア20において、突出部21及び可動部22からなる本体部分が脚部23によって支持されている。
本実施形態において、突出部21の各々は、交差方向CDに延びる桟部を構成しており、爪部11が進入可能な間隔を開けた状態で、互いに搬送方向MDに連結されている。また、突出部21は、後述する可動部22によって、ワークWが載置された状態で、搬送方向MDに動くように構成されている。コンベア20については、後段にて、図8及び図9を用いて詳説する。
続いて、搬送システム1において、フォーク10がコンベア20に向けて下降されたときの状態について説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る搬送システム1がワークWをコンベア20上に載置した様子を説明する正面図である。また、図5は、図4に示す状態におけるフォーク10とコンベア20の近傍を拡大して示す要部拡大図である。
搬送システム1において、ワークWを支持するフォーク10がコンベア20にワークWを渡す際には、フォーク10の爪部11が突出部21の間に進入する位置まで、フォーク10が下降する。
図5に示すように、コンベア20における突出部21の、その基底部21bからワークWに当接する上端部21tまでの突出高さd1は、爪部11の厚さd2よりも長く形成されている。また、図5に示すように、突出部21の上端部21tの搬送方向MDにおける長さLは、従来の板状に形成された桟部の搬送方向MDにおける厚みよりも大きい。
このため、フォーク10は、ワークWが突出部21の上端部21tに当接した後も、爪部11がワークWから離れるまで、更に下降することができる。また、突出部21の上端部21tにおいて、ワークWを安定して支持できる。
また、図5には、上述したガイド部材16,17のうち、ガイド部材16が示されている。ガイド部材16は、フォーク10の爪部11に支持されているワークWがコンベア20の幅からずれないように、ワークWの端部W1をガイドするものである。ガイド部材16には、爪部11が挿入されるための開口16aが形成されている。
続いて、搬送システム1において、フォーク10がコンベア20にワークWを渡した後の状態を説明する。
図6は、本発明の実施態様に係る搬送システム1がワークWをコンベア20上に載置した後、離脱する前の様子を説明する正面図である。また、図7は、図6に示す状態におけるフォーク10とコンベア20の近傍を拡大して示す要部拡大図である。
搬送システム1は、フォーク10を下降させて、ワークWを突出部21の上端部21tに当接し、爪部11をワークWから離れるまで更に下降させてワークWをコンベア20に載置した後、爪部11の先端がワークWの幅以上になるまで、爪部11をワークWの幅方向(交差方向CD)に広げる。
[搬送システム1によるワークWの移動及び搬送動作の説明]
次に、上述した構成を備えた搬送システム1が、スキッドパレットからコンベア20にワークWを移動する動作について、図1、図4及び図6を用いて説明する。
搬送システム1は、例えば、図1の紙面左側に配置されたスキッドパレット(不図示)から、フォーク10によってワークWを取り上げて、可動部30を駆動し、ワークWを交差方向CDに、コンベア20上まで移動する。
搬送システム1は、図4に示すように、可動部30によって、フォーク10をコンベア20に向けて移動させる。搬送システム1は、コンベア20に設けられた突出部21の間に、爪部11を納めるように、フォーク10を下降する。このとき、搬送システム1は、コンベア20における突出部21が下降するフォーク10の爪部11と干渉しない位置に停止するように制御する。また、搬送システム1は、ワークWが突出部21の上端部21tに当接した後もワークWから爪部11が離れるまでフォーク10を下降する。これにより、ワークWが突出部21の上端部21tに載置される。
フォーク10がワークWから離れた状態で、図6に示すように、搬送システム1は、アーム可動部14によってアーム部13を交差方向CDに動かし、対向する一対の爪部11同士を、その先端の間隔がワークWの幅以上になるまで広げる。
搬送システム1は、爪部11の先端の間隔をワークWの幅以上に広げた後、フォーク10を法線方向Zに移動させることにより、コンベア20から離脱する。
以上の動作により、搬送システム1は、加工済ワークWをスキッドパレットからコンベア20に移動することができる。
[コンベア20の説明]
続いて、本実施形態に係る搬送システム1におけるコンベア20の一形態について説明する。図8は、本発明の実施形態に係る搬送システム1におけるコンベア20の一例を説明する側面拡大図である。また、図9は、図8に示すコンベア20の要部を矢印IX方向からみた平面図である。
本実施形態において、コンベア20は、複数の突出部21が設けられたものであり、コンベア20は、突出部21を搬送方向MDに駆動する可動部22を備える。
コンベア20において、突出部21を搬送方向MDに動かす可動部22の一例としては、ローラチェーン24とチェーンホイール25からなる駆動機構が挙げられる。チェーンホイール25は、図示しない駆動モータと連結されている。
ローラチェーン24は、一対の内プレート231,233と、一対の外プレート232,234とを備える。一対の内プレート231,233は、ローラ235及びブッシュ(図示しない)を介して対向して組み合わされ、内リンク236を構成する。
個々の内リンク236は、外プレート232,234と、ピン237,238からなる外リンク239によって連結されることにより、ローラチェーン24が構成されている。
ローラチェーン24には、突出部21を取り付けるための複数の台座26が設けられている。ピン238が台座26の取り付け部材として兼用されている。
台座26には、ボルト27のための開孔26hが形成されており、ボルト27によって、台座基材26Bを介して突出部21が取り付けられている。これにより、突出部21を備えた無端コンベアが構成されている。
また、台座26及び突出部21からなる搬送部28の間には、ローラチェーン24が露呈しないように、台座基材26Bには、ローラチェーン24の一部を覆うカバー部材29が設けられている。
以上のように構成されたコンベア20によれば、突出部21にワークWが載置された状態で、突出部21を搬送方向MDまたは搬送方向MDの反対方向に動かすことができる。
[作用・効果]
本発明の実施形態によれば、フォーク10がワークWの搬送面の法線方向Zに移動されて、ワークWを支持する複数の爪部11が、コンベア20に設けられた突出部21の間に進入する。これにより、ワークWをフォーク10からコンベア20に落下させることなく、フォーク10により支持した状態でコンベア20に渡すことができる。
したがって、本実施形態に係る搬送システム1によれば、ワークWを損傷することなく、コンベア20上に配置することができる。また、ワークをフォークから落下させる従来の方式に比べて作業騒音を抑制することができる。
また、搬送システム1では、フォーク10は、ワークWの幅方向両側に対応する位置に、複数の爪部11を備える。これにより、ワークWは、幅方向両側からフォーク10によって支持されるため、ワークWを安定して移動することができる。したがって、移動中におけるワークWの損傷を防止できる。
また、搬送システム1は、搬送方向MDにおける突出部21の停止位置を制御することにより、コンベア20における突出部21が下降するフォーク10の爪部11と干渉することを防止できる。また、搬送システム1において、コンベア20における突出部21の基底部21bからワークWに当接する上端部21tまでの突出高さd1は、爪部11の厚さd2よりも長く形成されている。このため、コンベア20に設けられた突出部21の間に、爪部11を納めるようにフォーク10を下降させて、ワークWが突出部21の上端部21tに当接した後も、フォーク10を更に下降させることができる。これにより、ワークWをコンベア20に載置した後で、ワークWから爪部11を離すことができる。
また、これにより、ワークWがコンベア20の突出部21に載置された後、爪部11の先端がワークWの幅以上になるまでワークWの幅方向に広げられる際に、爪部11とワークWとが擦れ合うことがない。
また、従来の板状桟部では、ワークWを支持する桟部が板状であったために、ワークWとの接点において、板状桟部からワークWに圧が加わりやすく、製品ワークを傷つけるおそれがあった。これに対して、搬送システム1では、突出部21の上端部21tの搬送方向MDにおける長さLは、従来の板状に形成された桟部の搬送方向MDにおける厚みよりも大きく形成されている。このため、搬送システム1によれば、突出部21の上端部21tでワークWにかかる圧が分散されるため、製品ワークを傷つけること無く搬送できる。
したがって、ワークWを損傷することなく、コンベア20上に配置することができる。また、ワークWから離れた爪部11がコンベア20の基底部21bに干渉することも防止できる。
また、搬送システム1は、ワークWをフォーク10により支持した状態を支持したまま、コンベア20の上端部21tに載置できる。このため、落下の衝撃の発生を防止できる。また、加工済ワークWにおいて、製品ワークが残材ワークから外れることを防止できる。
したがって、搬送システム1において、ワークWをコンベア20に載置した後に、例えば、製品ワークを取り出す場合には、製品ワークが残材ワークから外れて重なっている状態ではないため、製品ワークを取り出す作業を効率よく行うことができる。したがって、作業性が向上する。また、製品ワークが残材ワークから外れることがないため、ワークWから製品ワークを取り出すまで、製品ワークと残材ワークとを一体の状態で搬送できる。これにより、製品ワークを傷つけること無く搬送できる。
また、搬送システム1は、複数の爪部11によって支持されるワークWの交差方向CDの端部W1,W2をガイドするガイド部材16,17を備える。このため、フォーク10がワークWを支持した状態において、交差方向CDに移動したり、停止したりを繰り返した場合などに、ワークWの交差方向CDへずれを防止することができる。
したがって、ワークWを安定して移動することができる。また、これにより、ワークWのずれによるワークWと爪部11との擦れを防ぐことができ、ワークWの損傷を防止できる。
搬送システム1において、コンベア20は、複数の突出部21が移動可能に設けられたものである。これによれば、コンベア20は、突出部21においてワークWを支持した状態で、搬送方向MDに搬送することができる。突出部21は、搬送方向MDに動くが、突出部21とワークWとの間は摺動しないため、搬送過程において、コンベア20によるワークWの損傷を防止できる。
また、搬送システム1は、ワークWを支持することのできる複数の突出部21を可動させるコンベア20を備えたことにより、ワークWを載置した状態で、フォーク10によってワークが載置された位置から、少なくともワークWのサイズに対応する移動量を移動させることで、次のワークWを配置することができる。また、コンベア20におけるワークWの載置位置と、次のワークWの載置位置との間隔は、ワークWのサイズに応じて適宜調整可能であり、ワークWの搬送制御の自由度が高められる。ひいては、作業性を向上させることができる。
また、搬送システム1によれば、例えば、コンベア20の搬送方向の終端部に、残材ワークを回収するためのパレット等を配置することによって、コンベア20によって搬送された残材ワークを、搬送路外のパレットに移動させることができる。
また、搬送システム1によれば、ワークWの搬送方向を変更する際には、コンベア20の設置位置を変更すれば済むため、工場内におけるワークWの搬送路のレイアウトの自由度も高められる。
また、コンベア20においては、台座26及び突出部21からなる搬送部28の間に、ローラチェーン24が露呈しないように、ローラチェーン24の一部を覆うカバー部材29が設けられている。このため、レーザ加工機によるドロスやプレス機によるバリ等が剥がれ、可動部22の内部に落下することを防止できる。
[その他の実施形態]
本発明の実施形態に係る搬送システム1において、図1,図2に示す構成は一例であって、爪部11の数、爪部11の長さ及び他の部材のサイズとの比率等は、図示されたものに限定されない。爪部11同士の間隔及び爪部11の間隔に対応するコンベア20の突出部21同士の間隔は、ワークWのサイズ、重量等に応じて変更可能である。
従来の搬送システムであれば、例えば、ワークから製品ワークの取り出しは人為的に行われていた。また、この取り出し工程を自動化する場合には、CCDカメラ等を用いて、コンベア上に載置されたワークにおける製品ワークの位置を検出し、検出した位置情報に基づいて、取り出し用のロボットアーム等を動かす制御を行う必要があった。
これに対して、本実施形態に係る搬送システム1によれば、製品ワークと残材ワークとを一体の状態に支持しつつ、フォーク10によって加工済ワークWをスキッドパレットからコンベア20に移動させることができる。このため、コンベア20上に配置された加工済ワークWにおいて、製品ワークは、レーザ加工機において用いられた加工図面通りに配置されていることになる。
したがって、搬送システム1によれば、例えば、コンベア20によって搬送されたワークWから製品ワークの取り出しを自動化する場合でも、ロボットアームを加工図面に基づいて動かす制御を行えばよい。このため、CCDカメラ等を用いて現状の製品ワークの位置を検出する処理及びこの処理に係る別のシステムを不要にできる。
また、レーザ加工機の加工図面を読み込ませることができれば、既存のロボットアームを用いることができるため、イニシャルコストを抑えることができる。
本実施形態に係る搬送システム1において、コンベア20において、突出部21を搬送方向MDに動かす可動部22の一例としては、ローラチェーン24とチェーンホイール25からなる駆動機構について説明したが、コンベア20の形態は、図8及び図9に示した機構に限定されない。
例えば、ローラチェーン24には、突出部21は、台座26に対してボルト27以外の方法で取り付けられていてもよい。
また、図8及び図9に示すコンベア20では、台座26及び突出部21からなる搬送部28の間にローラチェーン24が露呈しないように、台座基材26Bにローラチェーン24の一部を覆うカバー部材29が設けられている。これに対して、台座基材26Bの一部が隣接する台座26側に延伸されて、この延伸部同士が重複するように構成されていてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は、本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
1 搬送システム
10 フォーク
11 爪部
12 支持部
13 アーム部
14 アーム可動部
15 ベース部
16,17 ガイド部材
16a 開口
20 コンベア
21 突出部
21b 基底部
21t 上端部
22 可動部
23 脚部
24 ローラチェーン
25 チェーンホイール
26 台座
26h 開孔
27 ボルト
28 搬送部
29 カバー部材
30 可動部
31 支持柱
32 レール
231 内プレート
232 外プレート
235 ローラ
236 内リンク
237,238 ピン
239 外リンク
W1,W2 端部
L 長さ
d1 突出高さ
d2 厚さ

Claims (7)

  1. 加工によって切り抜かれた製品ワークと前記製品ワーク以外の残存ワークとが一体になった加工済ワークを搬送する搬送システムであって、
    前記加工済ワークの搬送方向に並んで配列され、前記搬送方向に交差する交差方向に延び、交差方向に移動可能に形成されており前記加工済ワークを支持する複数の爪部を有し、前記加工済ワークの搬送面の法線方向に移動可能に形成されたフォークと、
    前記加工済ワークが載置される複数の突出部を有し、前記突出部の間に前記複数の爪部が進入可能に形成され、前記突出部が前記搬送方向に動くことにより前記加工済ワークを搬送するコンベアと、
    を備え、
    前記コンベアが前記フォークから前記加工済ワークを受け取る位置に配置された、搬送システム。
  2. 請求項1に記載の搬送システムであって、
    前記コンベアにおける前記突出部の基底部から前記加工済ワークに当接する端部までの突出高さが前記爪部の厚さよりも長く形成された、搬送システム。
  3. 請求項1又は2に記載の搬送システムであって、
    前記フォークは、前記複数の爪部によって支持される前記加工済ワークの前記交差方向の端部をガイドするガイド部材を備えた、搬送システム。
  4. 請求項3に記載の搬送システムであって、
    前記コンベアは、前記突出部の間にカバー部材を備えた、搬送システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の搬送システムであって、
    前記フォークは、前記加工済ワークにおける交差方向における両側に対応する位置に一対の前記複数の爪部を備えた、搬送システム。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の搬送システムであって、
    前記フォークは、前記加工済ワークが前記突出部の上端部に当接した後も前記爪部が前記加工済ワークから離れるまで下降される、搬送システム。
  7. 請求項6に記載の搬送システムであって、
    前記コンベア上には、前記製品ワークを取り出す取り出し部と、前記製品ワークが取り出された後の前記残材ワークを前記コンベア外に移動する搬出部とが設けられる、搬送システム。
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