JPH0454673Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0454673Y2 JPH0454673Y2 JP3741286U JP3741286U JPH0454673Y2 JP H0454673 Y2 JPH0454673 Y2 JP H0454673Y2 JP 3741286 U JP3741286 U JP 3741286U JP 3741286 U JP3741286 U JP 3741286U JP H0454673 Y2 JPH0454673 Y2 JP H0454673Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- auxiliary coil
- mounting member
- deflection yoke
- separator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 18
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 7
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 1
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、不要輻射レベルの低減を図つた偏
向ヨークに関し、詳しくは不要輻射レベルを低減
する補助コイルを装着した偏向ヨークに関する。
向ヨークに関し、詳しくは不要輻射レベルを低減
する補助コイルを装着した偏向ヨークに関する。
例えば、西独VDE(Verband Deutscher
Elektorotechniker)規格で要求される不要輻射
規制周波数は、10KHz以上となつており、陰極線
管表示装置では、水平偏向電流により発生する不
要輻射が問題となる。
Elektorotechniker)規格で要求される不要輻射
規制周波数は、10KHz以上となつており、陰極線
管表示装置では、水平偏向電流により発生する不
要輻射が問題となる。
不要輻射は、水平偏向電流が流れる偏向ヨー
ク、フライバツクトランス、水平幅調整コイル、
および水平直線性調整コイルの漏れ磁界がその原
因となるが、外部への不要輻射量のうち、偏向ヨ
ークが約70%、フライバツクトランスが約20%、
その他の水平幅調整コイルなどが約10%の割合を
占めている。
ク、フライバツクトランス、水平幅調整コイル、
および水平直線性調整コイルの漏れ磁界がその原
因となるが、外部への不要輻射量のうち、偏向ヨ
ークが約70%、フライバツクトランスが約20%、
その他の水平幅調整コイルなどが約10%の割合を
占めている。
第4図は、従来の不要輻射防止装置を備えた陰
極線管表示装置の一部分解斜視図で、1はシヤー
シ、2は陰極線管、3は偏向ヨーク、4はフライ
バツクトランス(以下、FBTと略記する。)で、
図示していない水平幅調整コイルなどの不要輻射
発生源とともに、良導電性の金属板または磁性体
で形成されている放熱板5、カバー6およびシヤ
ーシ1でとり囲み、偏向ヨーク3、FBTその他
の水平偏向電流が流れる構成部品から輻射される
漏れ磁界を内部に閉じ込めることにより、外部へ
の不要輻射レベルの低減を図つていた。
極線管表示装置の一部分解斜視図で、1はシヤー
シ、2は陰極線管、3は偏向ヨーク、4はフライ
バツクトランス(以下、FBTと略記する。)で、
図示していない水平幅調整コイルなどの不要輻射
発生源とともに、良導電性の金属板または磁性体
で形成されている放熱板5、カバー6およびシヤ
ーシ1でとり囲み、偏向ヨーク3、FBTその他
の水平偏向電流が流れる構成部品から輻射される
漏れ磁界を内部に閉じ込めることにより、外部へ
の不要輻射レベルの低減を図つていた。
従来の不要輻射防止装置は、磁気遮蔽板で不要
輻射発生源をとり囲む構成としているので、表示
装置の構造上に大きな制約をうけるばかりでな
く、装置の放熱が悪くなるという問題点があり、
さらにコスト高になるという問題点があつた。
輻射発生源をとり囲む構成としているので、表示
装置の構造上に大きな制約をうけるばかりでな
く、装置の放熱が悪くなるという問題点があり、
さらにコスト高になるという問題点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、磁気遮蔽板で囲むことなく、
安価に構成できる不要輻射防止装置を備えた偏向
ヨークを得ることを目的とする。
になされたもので、磁気遮蔽板で囲むことなく、
安価に構成できる不要輻射防止装置を備えた偏向
ヨークを得ることを目的とする。
この考案による偏向ヨークは、水平偏向コイル
の前側わたり線部の外周面を覆うセパレータの前
側端部に装着されている補助コイル取付部材と、
上記水平偏向コイルとほぼ同形のくら形に形成さ
れて上記取付部材の溝内に前側コイル辺が収容さ
れるとともに水平偏向電流が通電される補助コイ
ルとを備えたものである。
の前側わたり線部の外周面を覆うセパレータの前
側端部に装着されている補助コイル取付部材と、
上記水平偏向コイルとほぼ同形のくら形に形成さ
れて上記取付部材の溝内に前側コイル辺が収容さ
れるとともに水平偏向電流が通電される補助コイ
ルとを備えたものである。
補助コイルには水平偏向電流が通電されて磁束
を発生し、偏向ヨークの不要輻射レベルを低減す
る。補助コイル取付部材は、標準形の偏向ヨーク
に取りつけることにより、上記補助コイルを備え
た偏向ヨークを安価に製造できる。
を発生し、偏向ヨークの不要輻射レベルを低減す
る。補助コイル取付部材は、標準形の偏向ヨーク
に取りつけることにより、上記補助コイルを備え
た偏向ヨークを安価に製造できる。
第1図はこの考案の一実施例の斜視図で、7は
フエライトコア、8はトロイダル形垂直偏向コイ
ル、9はセパレータ、10はセパレータ9の前側
端部9aに嵌着されている補助コイルの前側取付
部材、11はセパレータ9の後側端部9bに係止
爪11bで掛け留められている補助コイルの後側
取付部材、12はセパレータ9の内側に装着され
ているくら形水平偏向コイルの3〜10%の巻数で
もつてほぼ同形に成形されている補助コイルで、
その前側のコイル辺12aは取付部材10の外周
面に形成されている溝10a内に収容され、後側
のコイル辺12bは、取付部材11の外周面に形
成されている溝11aの内部に収容されて偏向ヨ
ーク3に装着されている。
フエライトコア、8はトロイダル形垂直偏向コイ
ル、9はセパレータ、10はセパレータ9の前側
端部9aに嵌着されている補助コイルの前側取付
部材、11はセパレータ9の後側端部9bに係止
爪11bで掛け留められている補助コイルの後側
取付部材、12はセパレータ9の内側に装着され
ているくら形水平偏向コイルの3〜10%の巻数で
もつてほぼ同形に成形されている補助コイルで、
その前側のコイル辺12aは取付部材10の外周
面に形成されている溝10a内に収容され、後側
のコイル辺12bは、取付部材11の外周面に形
成されている溝11aの内部に収容されて偏向ヨ
ーク3に装着されている。
第2図aは前側取付部材10の斜視図、第2図
bは後側取付部材の斜視図である。
bは後側取付部材の斜視図である。
第3図は補助コイル12の作用を説明するため
の図で、垂直偏向コイルとセパレータとを取除い
た偏向ヨークの側面図である。図において、13
は水平偏向コイルで、13aはその前側わたり線
部、13bは後側わたり線部で、水平偏向電流が
流されたとき、破線の矢印14で示した向きの漏
洩磁束が発生する。12a,12bは補助コイル
12の前後のわたり線部13a,13bにそれぞ
れ沿つて配設されている前後のコイル辺で、一点
鎖線の矢印15で示した向きの磁束を発生して漏
洩磁束14による不要輻射レベルを低減する作用
を行う。なお、この実施例では、補助コイル12
が発生する磁束15の向きが漏洩磁束14と逆極
性となる極性でもつて水平偏向電流を通電した例
を示したが、機種によつては順極性とした方が不
要輻射レベルが低減する場合があるので、不要輻
射レベルを計測しながら通電電流の極性と電流量
とを調節して最低レベルとなるように調節する。
の図で、垂直偏向コイルとセパレータとを取除い
た偏向ヨークの側面図である。図において、13
は水平偏向コイルで、13aはその前側わたり線
部、13bは後側わたり線部で、水平偏向電流が
流されたとき、破線の矢印14で示した向きの漏
洩磁束が発生する。12a,12bは補助コイル
12の前後のわたり線部13a,13bにそれぞ
れ沿つて配設されている前後のコイル辺で、一点
鎖線の矢印15で示した向きの磁束を発生して漏
洩磁束14による不要輻射レベルを低減する作用
を行う。なお、この実施例では、補助コイル12
が発生する磁束15の向きが漏洩磁束14と逆極
性となる極性でもつて水平偏向電流を通電した例
を示したが、機種によつては順極性とした方が不
要輻射レベルが低減する場合があるので、不要輻
射レベルを計測しながら通電電流の極性と電流量
とを調節して最低レベルとなるように調節する。
補助コイル12の前後の取付部材10,11を
設けたのは、標準タイプの偏向ヨークに補助コイ
ルを装着できるようにするためのもので、前側取
付部材10の内面は、セパレータ9の前側端部9
aの外周面に嵌着しうる形状に形成されており、
また、後側取付部材11は、セパレータ9の後側
端部9bに係止され、溝10a,11a内に補助
コイル12のコイル辺12a,12bを収容して
位置決めし、適当な手段でもつて固定する。この
ような保持部材10,11を用いると、補助コイ
ルを備えた偏向ヨークを安価に製造するこができ
る。
設けたのは、標準タイプの偏向ヨークに補助コイ
ルを装着できるようにするためのもので、前側取
付部材10の内面は、セパレータ9の前側端部9
aの外周面に嵌着しうる形状に形成されており、
また、後側取付部材11は、セパレータ9の後側
端部9bに係止され、溝10a,11a内に補助
コイル12のコイル辺12a,12bを収容して
位置決めし、適当な手段でもつて固定する。この
ような保持部材10,11を用いると、補助コイ
ルを備えた偏向ヨークを安価に製造するこができ
る。
なお、上記実施例では、前側取付部材10およ
び後側取付部材11を設けた例を示したが、前側
取付部材10のみを設け、補助コイル12の後側
コイル辺12bはセパレータ9の後側端部9bに
接着テープで貼付けるなどの方法で固着しても同
様の効果が得られる。
び後側取付部材11を設けた例を示したが、前側
取付部材10のみを設け、補助コイル12の後側
コイル辺12bはセパレータ9の後側端部9bに
接着テープで貼付けるなどの方法で固着しても同
様の効果が得られる。
この考案は、偏向ヨークのセパレータの前側端
部の外周面に嵌着されている補助コイルの前側取
付部材と、水平偏向コイルとほぼ同形のくら形に
巻回され水平偏向電流が通電される補助コイルと
を備え、補助コイルの前側コイル辺を上記前側取
付部材の外周面に形成されている溝内に収容して
位置決めし、固着する構成としたから、標準タイ
プの偏向ヨークに簡単な構成の取付部材を併用す
ることにより、補助コイルを容易に装着すること
ができ、安価な不要輻射レベルの低い偏向ヨーク
が得られる。
部の外周面に嵌着されている補助コイルの前側取
付部材と、水平偏向コイルとほぼ同形のくら形に
巻回され水平偏向電流が通電される補助コイルと
を備え、補助コイルの前側コイル辺を上記前側取
付部材の外周面に形成されている溝内に収容して
位置決めし、固着する構成としたから、標準タイ
プの偏向ヨークに簡単な構成の取付部材を併用す
ることにより、補助コイルを容易に装着すること
ができ、安価な不要輻射レベルの低い偏向ヨーク
が得られる。
第1図はこの考案の一実施例の斜視図、第2図
aはこの実施例の前側取付部材の斜視図、第2図
bは同じく後側取付部材の斜視図、第3図はこの
考案の補助コイルの作用を説明するための図、第
4図は従来の不要輻射防止装置の一部分解斜視図
である。 3……偏向ヨーク、9……セパレータ、9a…
…前側端部、9b……後側端部、10……前側取
付部材、10a……溝、11……後側取付部材、
11a……溝、12……補助コイル、12a……
前側コイル辺、12b……後側コイル辺、13…
…水平偏向コイル、13a……前側わたり線部。
なお、図中、同一符号はそれぞれ同一、または相
当部分を示す。
aはこの実施例の前側取付部材の斜視図、第2図
bは同じく後側取付部材の斜視図、第3図はこの
考案の補助コイルの作用を説明するための図、第
4図は従来の不要輻射防止装置の一部分解斜視図
である。 3……偏向ヨーク、9……セパレータ、9a…
…前側端部、9b……後側端部、10……前側取
付部材、10a……溝、11……後側取付部材、
11a……溝、12……補助コイル、12a……
前側コイル辺、12b……後側コイル辺、13…
…水平偏向コイル、13a……前側わたり線部。
なお、図中、同一符号はそれぞれ同一、または相
当部分を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 水平偏向コイルとほぼ同形のくら形に形成さ
れて水平偏向電流が通電される補助コイルと、
外周面に上記補助コイルの前側コイル辺が収容
される溝を形成するとともに上記水平偏向コイ
ルの前側わたり線部を覆うセパレータにおける
前側端部に装着される補助コイルの前側取付部
材とを備えてなる偏向ヨーク。 (2) 補助コイルの後側コイル辺が収容される溝を
形成するとともにセパレータの後側端部に装着
される補助コイルの後側取付部材を備えた実用
新案登録請求の範囲第1項記載の偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3741286U JPH0454673Y2 (ja) | 1986-03-12 | 1986-03-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3741286U JPH0454673Y2 (ja) | 1986-03-12 | 1986-03-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62149154U JPS62149154U (ja) | 1987-09-21 |
JPH0454673Y2 true JPH0454673Y2 (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=30848716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3741286U Expired JPH0454673Y2 (ja) | 1986-03-12 | 1986-03-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0454673Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-12 JP JP3741286U patent/JPH0454673Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62149154U (ja) | 1987-09-21 |
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