JPH0454575Y2 - - Google Patents

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JPH0454575Y2
JPH0454575Y2 JP156987U JP156987U JPH0454575Y2 JP H0454575 Y2 JPH0454575 Y2 JP H0454575Y2 JP 156987 U JP156987 U JP 156987U JP 156987 U JP156987 U JP 156987U JP H0454575 Y2 JPH0454575 Y2 JP H0454575Y2
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cassette
tape
light
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prism
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、デジタルオーデイオテーププレーヤ
において、テープスタートとテープエンドとを検
出するためのテープ検出機構に関するものであ
る。
(従来の技術) 近年の著しい技術進歩に伴い、音響の分野にお
いては、回転ヘツドにテープを巻付けてデジタル
信号の記録・再生を行なうデジタルオーデイオテ
ーププレーヤ(以下DATと称す)の研究、開発
が進められており、従来のアナログ方式のテープ
プレーヤに比べて極めて高い音質を得られるとい
う長所から、大きく注目されている。このDAT
においては、従来のテーププレーヤと同様に、
巻戻しモードによりテープスタートまで巻き戻さ
れた時点で自動的にプレイモードやストツプモー
ドを行なつたり、プレイモードや早巻きモード
によりテープエンドまで巻取られた時点で自動的
にストツプモードやリバースモードを行なつたり
するために、テープスタート及びテープエンドを
検出するテープ検出機構が設けられている。
このテープ検出機構は、テープの両端部に設け
られた透光性を有するリードテープ部を検出する
光学利用の機構であり、灯台方式とプレズム方式
との2種類の機構が存在している。
このうち、プリズム方式とは、第2図A,Bに
示すように、カセツト1の側面1aに、テープ走
行路に沿つて上下に設けられたプリズム方式の入
射口2と出射口3と、カセツト1のテープ走行路
の内側に設けられたプリズム4とを使用し、カセ
ツト装着時には入射口2を介してテープ5に光6
を放射するものである。このプリズム方式におい
て、テープ5のリードテープ部が光路上に重なつ
た際には、入射された光6はプリズム4に至り、
ここでUターンして出射口3から出射され、カセ
ツト外部の出射光路上に設けられた受光部に送ら
れる。
また、灯台方式とは、第2図Bに示すように、
カセツト1の側面1aに、プリズム方式の出射口
3と並べて設けられた灯台方式の出射口7を使用
し、カセツト1の装着状態においては、第1図に
示すようにカセツト1内の略中央に位置する発光
ダイオード等の光源8からテープ5に光9を放射
するものである。この灯台方式において、テープ
5のリードテープ部が光路上に重なつた際には、
光源8から放射された光9は出射口7に至つてこ
こからカセツト1の外部に出射され、光源8と出
射口7とを結ぶ延長上に配設された受光部10に
送られる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、従来の灯台方式のテープ検出機構に
おいて、DAT用のカセツトのテープ検出を行う
際には次のような問題点を生ずる。
即ち、DAT用のカセツト1において、通常プ
リズム4は赤外線透過樹脂にて形成されている
が、このようなカセツト1の中には、プリズム4
だけでなく、広い範囲に渡つて赤外線透過樹脂を
使用した種類のものが存在しており、このような
カセツト1においては、概して、生産性の向上の
観点から、プリズム4が他の赤外線透過樹脂部分
と一体に成形されている。
また、DAT用のカセツトにおいては、上述し
たプリズム方式と灯台方式の二通りのDATに対
応するために、前述した通り、その側面1aに、
プリズム方式の出射口3と灯台方式の出射口7と
が並べて設けられ[第2図B参照]ている。
さらに、以上のような赤外線透過樹脂を主体と
して形成されたカセツト1は、概して、第1図A
に示すように、その赤外線透過部材11(ハツチ
ングで示された部分)の一部に、テープ5よりも
カセツト1の側面1a側、即ち、出射口3,7側
へ突出する突出部分11aが構成されている。
そして、このようなカセツト1を、灯台方式の
DATにおいて使用した場合には、テープエンド
あるいはテープスタートでなくても、赤外線透過
部材11に入射した光の一部が、その突出部分1
1aを通つてプリズム方式の入射口2または出射
口3から漏れる可能性がある。そのため、この光
を受光部10で受光することにより、誤つてテー
プエンドあるいはテープスタートを検出してしま
う場合がある。
上記のように、従来のテープ検出機構において
は、赤外線透過樹脂を主体としたカセツトを使用
した際、赤外線透過部材の突出部分を通つて漏れ
た光により、誤つてテープスタートまたはテープ
エンドを検出する恐れがあつた。
なお、このような問題点は、第1図Aに示すよ
うに、赤外線透過部材を主体としたカセツトに限
らず、フレームの一部を赤外線透過部材で構成
し、かつ、この赤外線透過部材の一部を用いてプ
リズムを構成し、さらに、赤外線透過部材がテー
プからカセツトの側面側に突出する突出部分を含
む構成を有する種類のカセツトについても、同様
に存在していた。
本考案は、このような問題点を解決するために
提案されたものであり、その目的は、灯台方式の
機構において、フレームの一部または全部を赤外
線透過部材で構成し、この赤外線透過部材の一部
を用いてプリズムを構成し、さらに、赤外線透過
部材がテープからカセツトの側面側に突出する突
出部分を含む構成を有するカセツトを使用した際
に、赤外線透過部材の突出部分を通つてプリズム
方式の入射口または出射口から漏れた光を、受光
部に対して遮断可能とすることにより、誤動作の
恐れのない優れたテープ検出機構を提供すること
である。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案のテープ検出機構は、フレームの一部ま
たは全部を構成する赤外線透過部材と、この赤外
線透過部材の一部を用いてフレームの左右に構成
されたプリズムと、フレームの側面に設けられた
プリズム方式の入射口及び出射口と、灯台方式の
出射口とを有し、赤外線透過部材がテープから前
記側面側に突出する突出部分を含む構成を有する
カセツトを使用するものである。
また、光学装置としては、カセツト装着時にカ
セツト内に位置するように光源を配設すると共
に、カセツト装着時に光源とカセツトの灯台方式
の出射口とを結ぶ延長線上に位置するように受光
部を配設する。
そして、以上のような構成に加えて、カセツト
装着時に、カセツトの側面に位置してプリズム方
式の入射口及び出射口を遮蔽する遮光部材を設け
たことを特徴としている。
(作用) 本考案は、以上のような構成を有することによ
り、光源から放射された光が、赤外線透過部材の
突出部分を通つてプリズム方式の入射口または出
射口から漏れた場合でも、この光を受光部に対し
て確実に遮断できるため、テープエンドあるいは
テープスタートの誤検出を生ずることがない。
(実施例) 以下に、本考案の一実施例を第1図A,Bを参
照して具体的に説明する。
第1図A,Bに示すように、カセツト1を挿入
する左右のカセツトホルダ13L,13Rの側面
13aには、光源8から灯台方式の出射口7を介
して出射された光9を受光部10に送るための開
口部13aが設けられている。この開口部13b
は、第1図Bに示すように、光源8から受光部1
0に至る検出光路方向において、カセツト1の側
面1aに設けられた灯台方式の出射口7と重なる
位置に形成されており、且つその寸法形状は灯台
方式の出射口7に合せられている。従つて、この
開口部13b以外のホルダ側面13a全体が、カ
セツト1の側面1aに設けられたプリズム方式の
入射口2及び出射口3からの光12を受光部10
に対して遮断する遮光部材の機能を有している。
以上のような構成を有する本実施例において
は、従来、赤外線透過部材11の突出部分11a
を通り、カセツト1の側面1aに設けられたプリ
ズム方式の入射口2または出射口3から漏れて、
受光部10に達していた光12が、カセツトホル
ダ13L,13Rの側面13aによつて受光部1
0への光路を絶たれる。従つて、テープ5の記録
部が走行途中にある場合に誤つてテープスタート
またはテープエンドを検出する恐れはない。
特に、本実施例においては、カセツトホルダを
遮光部材として使用する構成であるため、部品点
数を低減でき、また、組立作業も容易である。
そしてまた、本実施例のテープ検出機構は、第
1図Aに示す様な、赤外線透過部材11を主体と
したカセツトに限らず、フレームの少なくとも一
部を赤外線透過部材で構成し、かつ、この赤外線
透過部材の一部を用いてプリズムを構成し、さら
に、赤外線透過部材がテープからカセツトの側面
側に突出した構成を有する他の各種のカセツトを
使用した場合に同様に適用可能であり、同様に優
れた作用効果を得られるものである。
なお、本考案は成形実施例に限定されず、例え
ば遮光部材としては、カセツトホルダの開口部1
3bから受光部10に至るカセツトホルダ外部の
光路上に別部材のカバー等を設ける構成も可能で
ある。また、必ずしも、灯台方式の出射口7の周
囲全面を覆う必要はなく、プリズム方式の入射口
2と出射口3との両方を覆うことで充分な効果を
得られる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案においては、カセ
ツト装着時にカセツトの側面に位置してプリズム
方式の入射口及び出射口を遮蔽するような遮光部
材を設けるという簡単な構成により、赤外線透過
部材の突出部分を通してフリズム方式の入射口ま
たは出射口からカセツト外部に漏れた光を、常に
受光部に対して遮断できるため、誤動作の恐れの
ない簡略な構成のテープ検出機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bはそれぞれ本考案によるテープ検
出機構の一実施例を示す平面図と側面図、第2図
A,BはそれぞれDAT用のカセツトの一部を示
す断面図と側面図である。 1……カセツト、1a……カセツトの側面、2
……プリズム方式の入射口、3……プリズム方式
の出射口、4……プリズム、5……テープ、6,
9,12……光、7……灯台方式の出射口、8…
…光源、10……受光部、11……赤外線透過部
材、11a……突出部分、13L,13R……カ
セツトホルダ、13a……カセツトホルダの側面
(遮光部材)、13b……開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) カセツトのテープスタートとテープエンドと
    を光学的に検出するテープ検出機構において、 フレームの一部または全部を構成する赤外線
    透過部材と、この赤外線透過部材の一部を用い
    てフレームの左右に構成されたプリズムと、フ
    レームの側面に設けられたプリズム方式の入射
    口及び出射口と、灯台方式の出射口とを有し、
    前記赤外線透過部材がテープから前記側面側に
    突出する突出部分を含む構成を有するカセツト
    と、 前記カセツト装着時に、前記カセツト内に位
    置するように配設された光源と、 前記カセツト装着時に、前記カセツトの側面
    に位置して前記プリズム方式の入射口及び出射
    口を遮蔽するように配設された遮光部材と、 前記カセツト装着時に、前記光源と前記カセ
    ツトの前記灯台方式の出射口とを結ぶ延長線上
    に位置するように配設された受光部を有するこ
    とを特徴とするテープ検出機構。 (2) 遮光部材が、カセツトホルダの側面に形成さ
    れたものである実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のテープ検出機構。 (3) 遮光部材が、灯台方式の出射口に重なる部分
    のみを開口部とし、灯台方式の出射口の周囲を
    遮蔽するものである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のテープ検出機構。
JP156987U 1987-01-09 1987-01-09 Expired JPH0454575Y2 (ja)

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