JPH0454458B2 - - Google Patents

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JPH0454458B2
JPH0454458B2 JP58207432A JP20743283A JPH0454458B2 JP H0454458 B2 JPH0454458 B2 JP H0454458B2 JP 58207432 A JP58207432 A JP 58207432A JP 20743283 A JP20743283 A JP 20743283A JP H0454458 B2 JPH0454458 B2 JP H0454458B2
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JP
Japan
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ultrasonic
angle
endoscope
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probe
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JP58207432A
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JPS6099238A (ja
Inventor
Shinichi Kondo
Chitose Nakatani
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication of JPS6099238A publication Critical patent/JPS6099238A/ja
Publication of JPH0454458B2 publication Critical patent/JPH0454458B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、内視超音波診断装置に関する。
〔発明の背景〕
従来、超音波診断装置の多くは、体表から体内
に超音波パルスを照射し、その反射波を受信して
生体内情報を得るものである。近年、その他に、
体腔内に超音波探触子を挿入し、生体臓器近くか
ら超音波パルスを送受波する内視超音波診断法が
行なわれつつある。この方法によると対象物の間
に介在する皮下脂肪層等による音波減衰が少ない
ため、高周波による高分解能化が可能となり、高
精度の生体情報が得られる。
上記内視超音波診断装置(略して、超音波内視
鏡)の例として、第1図は体腔内に挿入される先
端部11の構成を示す断面図である。超音波内視
鏡は、光学的に観察する手段としての内視鏡と付
設して使用されるのが一般的であり、その構成を
第1図に従つて以下に説明する。
先端部11は、側視型のもので、照明光を伝達
し出射するライトガイド12の出射端に隣接して
配置した直角プリズム13と結像レンズ14の光
学結像系により、イメージガイド15の端面に結
像する。その像は、イメージガイド15を伝達
し、体外の観察光学系(ここでは説明しない)に
より体内表面像を得る。
超音波振動子2は、音波送受面が回転軸20と
平行になるように取り付けられていて、オリーブ
油等の超音波伝達媒体19と生体との音響結合用
音響ケース18を介して、矢印Aの方向に超音波
を送受波する。回転軸20に取り付けられた超音
波振動子2及び音波吸収用ダンパー材17は、フ
レキシブルシヤフト16を介して体外に配置した
モータの回転によりZ軸の回りに回転し、Z軸と
垂直な面内の断層像を得る。回転軸20は軸受2
2で支持され、軸受22は先端部11の内壁に周
囲を固定された軸受支持台21で支持固定されて
いる。振動子2からの信号は、回転軸20と接触
しているスリツプリング25を介して、回転側信
号線23から固定側信号線24に信号伝達され、
ケーブル10を通つて、図示しない信号処理する
回路系に接続され、Z軸に垂直な断面の像を得
る。
以上のように構成された従来の超音波内視鏡に
おいて、例えば第2図で示したように、十二指腸
30に前記内視鏡の先端部11を挿入し、膵臓3
1などを診断する場合、単一振動子を回転走査す
るため、先端部11を固定すると断面Bしか撮像
できない。膵臓31の異なる断面(例えばB′)
を撮像するためには、十二指腸内30で先端部1
1を矢印の方向に移動する必要がある。また、第
2図において断面B、B′は紙面に垂直な断面を
想定しているが、血管などの観察においては、紙
面に対して傾いた断面の情報が要求されるが、そ
の場合、十二指腸内で先端部11を屈曲させる必
要がある。しかし、狭い管内で先端部を操作し、
異なる断面を撮像することは非常に困難である。
さらに、先端部11を移動して、異なる断面の情
報を得たとしても、その移動量(先端部の相対位
置)を正確に知らなければ、被検体の3次元情報
(患部サイズなど)を測定することができない。
〔発明の目的〕
本発明は、このような従来の超音波内視鏡の問
題を解決するためになされたもので、振動子エレ
メントの配列方向の任意方向に超音波ビームを走
査することが可能な電子セクタ走査方式と従来超
音波内視鏡で採用している機械的ラジアル走査
(またはセクタ走査)を結合し、探触子の回転角
に同期してビームの偏向角を変化させることによ
り、先端部の患部近傍に固定したままで、患部の
任意断面を撮像可能とし、また、各断面の相対位
置を明確に設定できるようにしたことを特徴とす
る。
〔発明の概要〕
本発明の詳細を述べる前に、本発明で用いる従
来の電子セクタ方式について簡単に説明する。
第3図は、超音波ビームの偏向方法について図
示したものである。第3図に示すように、点音源
とみなすことのできる小さい振動子32a〜32
nを間隔dでn個直線配列し、これら各振動子を
制御駆動部33によつて次式で示される遅延時間
tiのパルス34a〜34nで駆動する。
ti=id/vsinθ ……(1) vは媒体内の音速である。
各振動子から放射される球面波の合成波は、音
波の干渉により、偏向角θの方向に伝播する。し
たがつて、この遅延時間tiを変化させて各振動子
32a〜32nを駆動することにより、偏向角θ
を任意に設定できる。受波の指向性も、同様の方
法で制御することができる。
上記ビーム偏向方式による電子セクタ走査式装
置の基本構成を第4図に示す。制御信号発生器4
4からの信号をもとにデジタル可変遅延回路42
で作られた、デジタル的にコントロールされたn
個の送信トリガーを、送信パルス発生器41に接
続する。送信パルス発生器41は振動子の数と同
じだけ設置されていて、n個の振動子40は(1)式
で示した時間差tiで超音波を送信する。体内から
反射されたエコーは、n個の振動子40に受波さ
れ、アナログ可変遅延回路43で、(1)式で示した
時間tiだけ遅延させて、n個の受波信号が加算さ
れる。この出力は受信増幅器45に接続され、信
号の大きさに応じた輝度変調出力を作つている。
一方、掃引信号発生器46で超音波ビームの方向
を示すための掃引信号を作り、これらの信号がブ
ラウン管表示装置47に接続され、一本の超音波
ビームに対応したラスターができ、輝度変調表示
される。制御信号発生器44から順次超音波ビー
ムとラスターをわずかずつ偏向させるようなコン
トロール信号を発生させていくので、断層像が順
次完成されていく。
上記電子セクタ走査用探触子を超音波内視鏡に
内蔵しても、振動子の配列方向に平行な断面しか
撮像できない。そこで、本発明では、上記電子セ
クタ用探触子を超音波内視鏡に内蔵し、なおか
つ、電子セクタ用探触子を回転走査し、その回転
角βに対応してビーム偏向角θを順次変化させる
ことにより、回転軸Zを任意に切断するような断
面像を得ることができる。
以下に、本発明の方式の詳細について説明す
る。第5図aは、内視鏡先端部に固定した座標系
x−y−zにおける断層面とビーム偏向角の関係
を示す図である。探触子の回転軸をZ軸とし、そ
れに垂直な面をx−y平面とする。今、断層面と
x−y平面のなす角がθ0であるような面で撮像す
る場合を考える。偏向角が0°の送波方向OSをx
軸とし、x軸からの探触子回転角βに対する送波
方向ORの偏向角θとブラウン管上の表示角度α
の関係はそれぞれ次式で与えられる。
α(β)=tan-1(tanβ/cosθ0) ……(3) したがつて、回転角βがわかれば、断層面の傾
きθ0に対する偏向角θと表示角度αが求まる。θ0
を任意に設定することにより、第5図bで示すよ
うに、Z軸に対して傾いた断面A′、A″を先端部
11に固定したままで撮像することができる。ま
た、Z軸の回りにβ0だけ回転した座標系x′−y′−
zを基準に断層面を想定すれば、すなわち、β′=
β+β0を(2)式に代入して偏向角θ(β)を求めれ
ば、第5図bにおいて紙面と傾いた面で撮像する
ことができる。
〔発明の実施例〕
次に、上記方法による本発明の実施例を、第6
図に示した基本構成図を用いて説明する。図の4
0はセクタ走査用探触子、41は送信パルス発生
器、42はデジタル可変遅延回路、43はアナロ
グ遅延回路、44は制御信号発生器、45は受信
増幅器、46は掃引信号発生器、47はブラウン
管表示装置であり、上記各構成部の動作は、第4
図の説明で述べた動作と同様である。ただし、本
発明では、探触子40は、回転伝達用フレキシブ
ルシヤフト52を介してモータ51により回転す
る。探触子40の回転角度βは送波角度間隔Δβ
=360°/M(Mはラスター数)ごとに回転角度検
出器48により測定され、制御信号発生器44に
入力される。断層面の決定パラメーターθ0,β0
は、マニユアル(例えばキーボード)により演算
器50に入力され、(2)、(3)式に従つて、ラスター
数Mに対応するだけ、θ(βj)、α(βj)計算し、
メモリー49に書き込まれる。但し、 βj=j×Δβ(j=1〜M) ……(4) である。制御信号発生器44では、回転検出器4
8から入力された回転角βiに対応して、メモリー
49から偏向角θ(βj)を読み出し、(1)式で示し
た遅延時間tiを発生するようなコントロール信号
を、デジタル遅延回路42に送信する。また、同
時にメモリー49からラスター表示方向α(βj
を読み出し、表示装置47の表示角がα(βi)に
なるような掃引信号を作るために、コントロール
信号を掃引信号発生器46に送信する。上記構成
に従つて、順次回転角βjによつて、超音波ビーム
とラスターがわずかずつ偏向するようにコントロ
ール信号が発生するので、任意の断層面(θ0
β0)の撮像が行なわれる。
次に、本発明による超音波内視鏡の先端部11
の構成を第7図により説明する。セクタ走査用超
音波振動子3は、音波送受面が回転軸20と平行
になるように取り付けられていて、オリーブ油等
の超音波伝達媒体19と生体との音響結合用音響
ケース18を介し、振動子の各素子に与えた遅延
送波パルスによつて垂直方向Aとはθ0だけ偏向し
た方向A′に超音波を送受波する。回転軸20に
取り付けられたセクタ用振動子3及びダンパー材
17は、フレキシブルシヤフト16を介して体外
に配置したモータの回転によりZ軸の回りに回転
し、Z軸を傾き90°−θ0で切断するような面の断
層像を得る。回転軸20は軸受22で支持され、
軸受22は先端部11の内壁に周囲を固定された
軸受支持台21で支持固定されている。セクタ用
振動子3の各エレメントからのn本の信号線23
は、中空の回転軸20と中空のフレキシブルシヤ
フト16の内部を通つて、体外に配置したモータ
側で、図示しないn極のスリツプリングを介して
信号処理回路系に接続されている。等角度にM等
分した反射パターンを印刷してある円盤状反射体
27は、回転軸20に対して垂直に取り付けられ
ていて、反射型ホトセンサ28は、その反射パタ
ーンを検出することにより振動子3の回転角度検
出信号を発生する。第6図で示した信号処理回路
系によりこの回転角度検出信号に同期して超音波
ビームの偏向角とラスターの表示方向を順次変え
ることにより、上述したとおり任意断層像が得ら
れる。
上記実施例において、セクタ用振動子3の機械
的走査は、フレキシブルシヤフトを用いてZ軸の
回りを360°回転するラジアル走査について説明し
たが、その他の手段により振動子3をZ軸の回り
に往復回動する機械的セクタ走査と電子セクタ走
査を結合して任意断面撮像を行なうことも、全く
同様の構成により実施可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、電子セ
クタ走査と機械的ラジアル走査を結合し、探触子
の回転角に同期してビームの偏向角を変化させる
ことにより、短時間で超音波内視鏡の先端部を体
内で固定したまま、任意断面の撮像が行なえる。
また、各断面の相対位置は、明確に設定すること
が可能なので、各断層像の集合を被検体の超音波
3次元情報として用いることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超音波内視鏡の先端部構成の概
略を示す縦断面図、第2図は従来の超音波内視鏡
による膵臓の撮像位置を示す図、第3図は電子セ
クタ走査における超音波ビームの偏向方法を示す
模式図、第4図は電子セクタ走査装置の信号処理
基本構成を示すブロツク図、第5図aは内視鏡先
端部の座標系における断層面とビーム偏向角の関
係を示す図、第5図bは本発明の超音波内視鏡に
よる撮像位置を示す図、第6図は本発明の実施例
を示すブロツク図、第7図は、本発明の超音波内
視鏡の先端部構成の概略を示す縦断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電子セクタ探触子をその電子セクタ走査方向
    と交わる方向に回転走査し、超音波ビームを送受
    波する内視超音波診断装置であつて、上記電子セ
    クタ走査方向及び回転走査方向と異なる所定の平
    面断面上に送波超音波ビームがあるように、電子
    セクタ探触子の回転角のそれぞれに対応して上記
    送波超音波ビームの偏向角をそれぞれ設定し、任
    意の平面断面の撮像を行なうことすることを特徴
    とする内視超音波診断装置。
JP20743283A 1983-11-07 1983-11-07 内視超音波診断装置 Granted JPS6099238A (ja)

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JP20743283A JPS6099238A (ja) 1983-11-07 1983-11-07 内視超音波診断装置

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JP20743283A JPS6099238A (ja) 1983-11-07 1983-11-07 内視超音波診断装置

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JPS6099238A JPS6099238A (ja) 1985-06-03
JPH0454458B2 true JPH0454458B2 (ja) 1992-08-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2564360Y2 (ja) * 1991-12-17 1998-03-09 アロカ株式会社 超音波診断装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5781332A (en) * 1980-11-10 1982-05-21 Ito Kenichi Ultrasonic diagnostic device

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JPS5781332A (en) * 1980-11-10 1982-05-21 Ito Kenichi Ultrasonic diagnostic device

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JPS6099238A (ja) 1985-06-03

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