JPH0454446Y2 - - Google Patents

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JPH0454446Y2
JPH0454446Y2 JP1983145612U JP14561283U JPH0454446Y2 JP H0454446 Y2 JPH0454446 Y2 JP H0454446Y2 JP 1983145612 U JP1983145612 U JP 1983145612U JP 14561283 U JP14561283 U JP 14561283U JP H0454446 Y2 JPH0454446 Y2 JP H0454446Y2
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JP
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dew condensation
active material
electrode active
cylinder
electrodes
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JP1983145612U
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JPS6051461U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はビデオテープレコーダ(VTR)で使
用される結露センサに関する。
(ロ) 従来技術 VTRの回転ヘツドを内蔵するガイドシリンダ
はアルミニウム製であつて、熱容量の関係から、
VTR設置環境の温度の急激な変化があると、シ
リンダ表面に露を生じ、磁気テープがシリンダ表
面に張りつき、そのまま磁気テープの駆動が続行
されれば磁気テープが破損するといつた事態が生
じる。
この為従来より、結露を検出するセンサをガイ
ドシリンダに直接又は近接して配し、結露が生じ
た時にはテープ走行を停止する構成が採用されて
いる。従来使用されていた結露センサは、感湿抵
抗体を利用したものである。その特性を第1図に
示す。この種の結露センサは基本的には絶縁され
た2つの電極と、この電極を覆つて形成された感
湿膜とによつて形成される。この感湿膜に使用さ
れる感湿抵抗体は水分を吸収すると抵抗値が第1
図の如く急激に大きくなる。この変化を検出し
て、シリンダの結露を判別する。
上記従来例において問題となるのは抵抗の変化
を検出するものである以上、常に電圧センサに対
して印加しなければならず、電力消費が生じるこ
とである。さらに第1図の特性から明らかな様
に、VTRにとつて正常な状態すなわち非結露状
態における電力消費が大きいことがある。これで
はVTRの正常な動作、例えば録画動作中でも、
結露検出部における電力消費であり、ポータブル
VTRなど電源として電池を使用した場合におい
て、特に不利となる。結露検出部での電力消費に
より、電池寿命が短縮されるおそれがあるからで
ある。
(ハ) 考案の目的 本考案は上記の点に鑑み為されたものであつ
て、電力消費がなく、特にポータブルVTRに用
いて好適な結露センサを提供することを目的とす
る。
(ニ) 考案の構成 本考案では、絶縁基板上に正極活物質による電
極と負極活物質による電極とを対向して形成し、
さらに両電極間を連結する吸湿により電解質とな
る薄膜を形成したことを特徴とするものである。
(ホ) 実施例 第2図に本考案の一実施例の平面図を示す。同
図において、1はセラミツク製の絶縁基板で、こ
の基板1上に正極活物質による電極2及び負極活
物質による電極3が蒸着などの周知の方法によつ
て形成されている。4はこれらの両電極2,3に
またがつて設けられた吸湿により電解質となる薄
膜で、スパツタリング又は蒸着により形成され
る。ここでこれらの両電極2,3並びに薄膜4に
ついて説明を加えておく。負極3としては卑なる
金属であるZn又はMgが用いられ、薄膜4は吸湿
により電解質NaClが用いられ、更に電極2とし
ては、負極3を構成するZn又はMgと反応して塩
を構成するイオン、具体的にはClイオンを含む例
えばAgClなどの正極活物質が用いられる。そし
て第3図に示すように、以上のような構成の結露
センサ5をVTRのシリンダ6の天面に取り付け
る。
一方、このように結露センサ5をシリンダ6の
天面に取り付けたVTRの設置場所の環境が急変
した場合、このシリンダ6周囲に結露が生じ、シ
リンダ6の天面に固定された結露センサ5上に露
が付着し、薄膜4を構成している薄膜4はNaCl
溶液を構成する。即ち、このように吸湿によつて
結露センサ5は塩化銀電池を構成することにな
る。
結露センサ5上の結露により、電極2,3間に
は電圧が発生し、結露検出回路ではこの電圧が所
定のレベル以上であることを検出してシリンダが
結露状態にあることを判別する。
電極間に発生する電圧は原理上14Vであるが、
実際にこの電圧が取り出せるわけではない。そこ
で積層型の電池に倣つて直列に接続する構成をと
れば、所定電圧の得られる構成が実現できる。
結露検出によりVTRのヒータ等が動作して、
シリンダ及び結露センサの露が消滅する。これに
よりNaClの薄膜が乾燥してイオンの電導がなく
なつて、電極間に発生した電圧がなくなる。これ
によつて、シリンダの結露が解消されたことが検
出できる。
(ヘ) 考案の効果 上記した如く、本考案によれば電源を必要とし
ない結露センサが得られるので、省電力化が図
れ、ポータブルVTRに用いて特に有用である。
また本考案においては正極活物質として、負極活
物質と反応して塩を構成するイオンを含んでいる
材料を用いるので、正極から結露センサにおける
電池作用は可逆的であるとともにその電池作用は
継続して行われ、その結露検出感度は極めて高
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の結露センサの特性図、第2図は
本考案一実施例の平面図、第3図は結露センサを
シリンダに固定した状態の斜視図である。 主な図番の説明、1……絶縁基板、2,3……
電極、4……薄膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁基板と、該基板上に形成された正極活物質
    による電極及び負極活物質による電極と、該両電
    極にまたがつて形成された吸湿により電解質とな
    る薄膜とよりなり、上記正極活物質は、負極活物
    質と反応して塩を構成するイオンを含んでいるこ
    とを特徴とした結露センサ。
JP14561283U 1983-09-19 1983-09-19 結露センサ Granted JPS6051461U (ja)

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JPS6051461U JPS6051461U (ja) 1985-04-11
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JP2011209013A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Denso Corp 結露センサ
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