JPH0454445B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、家具構造物、特にオフイスチエアー
であつて、座部と、この座部に連接されているか
又はフレキシブルに結合された背当部と、この背
当部を直立位置へ又は傾斜位置へ押しやるための
ばね部材と、アンダーフレームとを有しており、
このアンダーフレームが、前記座部の前縁部範囲
でこの座部を連接形式で支承するための水平に延
びるフロント軸受けパイプと、前記座部の下側に
配置された後部の水平な軸受けパイプとを有して
おり、少なくとも１つの半径方向に突出するカム
を備えた水平な支持シヤフトに不動に接続され
た、前記背当部をほぼヒツプレベルで連接形式で
支えるための少なくとも１つの支持レバーが設け
られている形式のものに関する。

前記形式のオフイスチエアーは、例えばドイツ
連邦共和国特許出願公開第3036993号明細書及び
アメリカ合衆国特許出願第244679号明細書で既に
提案されている。この公知のオフイスチエアーに
おいては、座部の傾斜度及び背当部の角度は、直
立又は鉛直な位置と後方に傾斜した安楽な位置と
の間でチエアー内で座つている人が重心を移動す
ることによつてそれぞれあらかじめ決められた範
囲内で自動的に変えられるようになつている。

例えば一般的なオフイスチエアーにおいては、
チエアーの背当部を直立位置又は鉛直位置でロツ
クできるようになつていることが望ましい。この
ため、いわゆる空気ばねを備えたロツキング起工
が提案されているが、このような空気ばねは比較
的トラブルの多い部材であつて、この部材は例え
ばダメージを蒙つたり又は故障した場合にチエア
ーの使用者によつて直ちに交換することのできな
いものである。

また、ピン増の係止部の対応する係止開口には
はまり込む形式の純粋にメカニツクなロツキング
機構も提案されているが、このようなメカニツク
なロツキング機構は、特に操作部材が、チエアー
使用者が操作するために身体をねじる必要のある
座席位置に設けられているので不便である。ま
た、このようなロツキング機構はしばしばかさば
つているので、チエアーの美観をそこなう結果に
なる。

また、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第
2332596号明細書によれば、座部と背当部とをい
わゆる同期的に調節する形式のチエアーが提案さ
れており、この公知例においては、座部の後縁部
が、隣接する背当部に直接又は下方の軸受ブロツ
クを介して連接されている。

また、例えばドイツ連邦共和国実用新案第
7721954号明細書及び同第7815561号明細書によれ
ば、座部の表面を前部表面と後部表面とに分割し
てこれらの前部表面と後部表面とをヒンジ結合す
ることが提案されている。この提案によれば、前
部表面と後部表面と背当部とから成る３つの身体
支持表面が、その傾斜度を変えることができるよ
うになつているが、そのつどの姿勢に対して適合
させることは、著しく高価な製造費用を必要とす
る。

本発明の目的は、家具構造物、例えばオフイス
チエアーで、座部及び（又は）背当部を傾斜位置
でロツクするためのロツキング機構を有し、この
ロツキング機構が、座席使用者が座つている時に
操作しやすい寸法の操作機構を備えていて、この
操作機構がチエアーのメカニカル機構内部にかく
れて配置されていてチエアーの外観をそこなうこ
とのないようなものを提供することである。

本発明によるオフイスチエアーは、チエアーの
ベースフレームのアンダーフレームに連接された
ロツキングレバーを備えたロツキング機構を有し
ており、このロツキングレバーは力伝達部材によ
つて、フロント軸受けパイプ内を貫通し操作レバ
ーによつて回転可能である操作スリーブに連接さ
れており、前記ロツキングレバーは係止部材とし
てのカムの運動路に旋回侵入又はスイング侵入さ
せられるようになつている。

本発明の利点は、ロツキング機構のための操作
部材を座部表面の下側、特に座部の前縁部及び座
部の一方の側縁部に近接して配置することができ
るので、座部使用者は操作部材を例えば左手で好
都合に操作して、座席を直立位置にも後方へ傾斜
した位置にも持たらすことができるという点にあ
る。

本発明によれば、操作力の伝達は、オフイスチ
エアーに一般的に設けられているフロント軸受け
パイプによつて取り囲まれた操作スリーブによつ
て行なわれる。その結果この力伝達作業は外部か
らほとんど見えることはない。

さらに、本発明の別の利点は、ロツキングレバ
ーが設けられている場合に、比較的小さい寸法で
構成された力伝達部材によつて力の伝達を行なう
ことができるので、力伝達部材の各部は、フロン
ト軸受けパイプと後部の支持シヤフトとを有する
アンダーフレームの範囲内に多かれ少なかれかく
して配置することが可能である。

有利には、本発明によつて構成されたロツキン
グ機構は、支持シヤフトが下方に平行に突出する
２つのカムを備えていて、これらのカムが、らせ
ん状の圧縮ばねによつて取り囲まれたコントロー
ルロツドの二また球面継手に連接された形式のオ
フイスチエアーに使用される。

本発明によれば、前記形式で構成されたオフイ
スチエアーにおいて、ロツキングレバーは、アン
ダーフレームの箱状のケーシング区分に設けられ
た２つのらせん状の圧縮ばねの間の中央に支承さ
れていて２つのロツキングアームを有しており、
これらのロツキングアームはそれぞれ２つの二ま
た球面継手に設けられたストツパ部材に対応する
位置に配置されている。ロツキングアームは、有
利にはケーシング区分の底部でこのケーシング区
分の支持装置を取り囲んでおり、この場合、ロツ
キング機構は特にコンパクトに構成されかつ完全
にかくして配置されると同時に左右対称な力の分
割が得られる。

本発明の別の実施態様によれば、軸受けパイプ
は、操作スリーブから半径方向に突出するピンを
貫通させるための外周方向に延びるスロツト状の
穴又は開口を備えており、力伝達部材はピンに連
接されている。

有利には、力伝達部材は剛ワイヤより成つてい
るが、ブレーキケーブル又はこれと類似のものよ
り構成してもよい。

本発明の別の実施態様によれば、スロツト状の
穴間合は開口内に挿入されたピンの位置をコント
ロールするためのもどり止め部材が設けられてお
り、このもどり止め部材は、ほぼヘアピン形状に
湾曲された板ばねとして形成されている。前記ピ
ンはこの板ばね内で旋回可能になつていて、この
板ばねの後脚部は箱状のケーシング区分に取りつ
けられており、この板ばねがピンの２つの終端旋
回位置間でもどり止めを形成する。

本発明によるチエアーの支持シヤフトは下方に
平行に延びる２つのカムを有しており、これらの
２つのカムはそれぞれらせん状圧縮ばねによつて
取り囲まれたコントロールロツドの二また球面軸
受に連接されている。この二また球面軸受は、チ
エアーの支持部材を迂回するためのブリツジに不
動に結合されている。

本発明の第１の目的は先行技術において生じた
欠点を簡単な手段で克服することができるような
チエアーを提供することである。

本発明の第２の目的は、簡単な構造でそれ故製
造費用が安価であるようなチエアー、例えばオフ
イスチエアーを提供することである。

本発明の第３の目的は、座部及び（又は）背当
部を特別な傾斜位置でロツクするためのロツキン
グ機構を有していて、このロツキング機構は、座
席使用者が座つている時に容易に手のとどく位置
にあつて、しかもチエアーの機械的なシステム内
にかくすことができるようなオフイスチエアーを
提供することである。

また、本発明の第４の目的は、チエアーの美的
外観をそこなうことがないように配置されたロツ
キング機構を有するチエアーを提供することであ
る。

次に図面に示した実施例について本発明の構成
を具体的に説明する。

第１図及び第２図では、いわゆるオフイスチエ
アーが示されている。このオフイスチエアーは支
持パイプ１１として構成されたアンダーフレーム
１と支持部材としての支持アーム２とを有してい
る。この支持アーム２は、支持パイプ１１の上端
部から前方に延びて座部４のほぼ中央下部に位置
する平らに広がる箱状のケーシング区分として構
成されている。この支持アーム２を形成する平ら
な箱状のケーシング区分はその前端部で水平に配
置されたフロント軸受部材としてのフロント軸受
けパイプ３を有しており、このフロント軸受けパ
イプ３には座部４の前方区分が連接されている。
支持シヤフト５は支持パイプ１１の上端部に回転
可能に取りつけられているか、又は座部４の下側
から所定の間隔を保つて、支持アーム２を形成す
る箱状のケーシング区分を後端部に回転可能に取
りつけられている。支持シヤフト５の両端部６ａ
には、支持レバー６の一端部が不動に取りつけら
れいる。支持レバー６の他端部はぼぼヒツプレベ
ルポイント８でチエアーの背当部７に連接されて
いる。座部４と背当部７とは合成樹脂シエルより
一体に成形されていて、ほぼ直角な区分を有する
中央接続区分９で可動に又はフレキシブルに互い
に接合されている。

例えば座部４の下側へ前方左側かどに手動操作
レバー１０が設けられている。この手動操作レバ
ー１０は第３図で解るようにフロント軸受けパイ
プ３から外側に延びる操作スリーブ１６に取りつ
けられている。この手動操作レバー１０は、第１
図に示した鉛直又は直立位置にあるチエアー及び
（又は）背当部７を後述する形式でロツクさせる
ためのロツキング機構を操作するためのものであ
る。第１図に示された手動操作レバー１０の上方
操作位置で背当部７はロツクされた状態にあり、
これに対して第２図に示された手動操作レバー１
０の下方操作位置で背当部７はロツク解除状態に
あり、これによつて背当部７の傾斜位置を変える
ことができる。

第３図に示したように、支持パイプ１１と協働
して支持アーム２を形成する箱状のケーシング区
分は支持パイプ１１の対応する部分に配置されて
いるか又は取りつけられている。支持アーム２の
後縁部には支持シヤフト５を取りつけるため軸受
部材１２が配置されている。この支持シヤフト５
には、第３図及び第５図に示したように支持パイ
プ１１の両側で半径方向下方延びるカム１３，１
４が設けられている。

フロント軸受けパイプ３は、支持アーム２を形
成する箱状のケーシング区分の前方壁部２１に取
りつけられている。フロント軸受けパイプ３内に
は操作スリーブ１６が配置されている。フロント
軸受けパイプ３は、支持アーム２の範囲で外周方
向に延びるスロツト状の穴又は開口１７を備えて
いる。スロツト状の穴又は開口１７には、操作ス
リーブ１６に不動に結合されたピン１８か貫通し
ている。ピン１８には、例えばワイヤ又はケーブ
ル又はこれと類似の固い材料より成る力伝達部材
が接続されている。この力伝達部材１９は手動操
作レバー１０からの力又は運動をロツキング機構
のロツキングレバー２０に伝達する。既に述べた
ように、力伝達部材１９に剛性なワイヤを使用す
るかわりにブレーキワイヤを使用してもよい。

支持アーム２を形成する箱状のケーシング区分
内には仕切部材又は壁部材２２が配置されてい
る。この仕切部材又は壁部材２２は支持アーム２
の前方壁部２１に対して平行に配置されている。
拡張部材２３は、壁部材２２と前方壁２１との間
の空間又は間隔を調節するために設けられてい
る。壁部材２２は、この壁部材２２を貫通して延
びる２つのコントロールロツド２４，２５を有し
ており、この２つのコントロールロツド２４，２
５はその前端部で二または球面軸受２６，２７を
有している。この二また球面軸受２６，２７に
は、例えば接続ピン又はボルト２８，２９のよう
な取りはずし可能な取りつけ部材によつてカム１
３，１４が連接されている。各二また球面軸受２
６，２７は円板２６ａ，２７ａと、この円板２６
ａ，２７ａと壁部材２２との間で緊締されたらせ
ん状の圧縮ばね３０，３１とを有している。この
圧縮ばね３０，３１はコントロールロツド２４，
２５をそれぞれ取り囲んでいる。拡張部材２３を
調節することによつてらせん状の圧縮ばね３０，
３１のバイアス又はばね特性を調節することがで
きる。二また球面時受２６，２７はさらに、フロ
ント軸受けパイプ３に面する接合面を備えたスト
ツパ部材３２，３３を有している。

フロント軸受けパイプ３と支持シヤフト５とに
対して平行に配置された、ピン３５を調節するた
めの軸受３４は、支持アーム２を形成する箱状の
ケーシング区分の底部に設けられている。ロツキ
ングレバー２０は、平面図で見てほぼＨ字状の形
状を有していて、脚２０ａ，２０ｂによつてボル
ト３５の突出する両端部に取りつけられている。
ロツキングレバー２０の自由な脚は旋回可能に取
りつけられていて、ストツパ部材３２，３３の前
方に配置されたロツキングアーム３６，３７とし
て形成されている。ロツキングアーム３６，３７
は、手動操作レバー１０を操作することによつて
力伝達部材１９を介してストツパ部材３２，３３
に向かう方向で及びストツパ部材３２，３３から
離れる方向で旋回するようになつている。特に第
３図に示されているように、力伝達部材１９はピ
ン３８に係合しており、このピン３８はボルト３
５に対してほぼ直角方向に配置されていてこのボ
ルト３５から所定の間隔を保つてロツキングレバ
ー２０に取りつけられている。さらに第５図の拡
大図で解るように、カム１３，１４の接続ピン又
はボルト２８，２９のための二または球面軸受２
６，２７、ボルト３５のための軸受け３４とはそ
れぞれ開放軸受シエル２６′，２７′として構成さ
れている。

操作レバー及び（又は）ロツキング機構全体の
２つの終端位置を確保するために、板ばね３９が
設けられている。この板ばね３９は、第４図で解
るように、ヘアピン形に成形されている。板ばね
３９の後脚部４０は穴又は開口４１（第３図参
照）の範囲で支持アーム２の前方壁部２１に取り
つけられていて、板ばね３９はその２つのばね脚
部４２，４３でピン１８を取り囲んでいる。この
２つの脚部４２，４３はその中央範囲で互いに近
づくように下り曲げられていて戻り止め段部４４
を形成している。この戻り止め段部４４は、手動
操作レバー１０が２つの終端位置間で移動させら
れる際に、ピン１８の力に打ち負かされる程度の
戻り止め力を形成している。

第３図で１点鎖線で示されているように、二ま
た球面軸受２６，２７は支持パイプ１１を迂回す
るブリツジ４５によつて固く結合されていて、こ
うして特に高い程度で左右対象に力を分配させる
ことによつて、曲げモーメント及び傾倒作用が避
けられる。

第３図に示されているように、ロツキング機構
は非常にコンパクトにスペースを制約して構成さ
れていて調節可能であつて、しかもその他の装
置、例えば拡張部材２３、又は座部を鉛直方向で
調節するための連結部材４７を備えた操作スリー
ブ４６を支持アーム２を形成する箱状のケーシン
グ区分内に配置することができる。

第１図乃至第５図の実施例において、圧縮ばね
３０，３１が、背当部７を直立位置又は鉛直位置
の方向に押しつけていて、支持アーム２を形成す
るケーシング区分内で座部４を下方に配置されて
いるのに対して、第６図乃至第９図の実施例にお
いては、湾曲されたアームレスト４８が設けられ
ており、このアームレスト４８は、第６図におけ
る背当部７の直立位置でこの背当部７に応力を加
えないように湾曲部４９でフレキシブルに構成さ
れている。

アームレスト４８は、その前方下端部で、フロ
ント軸受パイプ３内を貫通して延びるシヤフト５
０の不動に結合されていて、フロント軸受パイプ
３に設けられた操作スリーブ１６，４６に不動に
結合されている。これによつて両アームレスト４
８の同期的運動が可能である。この実施例では、
背当部７をロツキングさせるためにＶ字形のロツ
キングレバー５１が使用されている。このロツキ
ングレバー５１は、支持アーム２を形成する箱状
のケーシング区分の下部側でボルト３５を中心に
して旋回可能に取りつけられている。

第１図乃至第５図の実施例においては、ロツキ
ングレバー５１は、力伝達部材１９と手動操作レ
バー１０とを介して旋回させられる。この場合ロ
ツキングレバー５１のロツキングアーム５２，５
３はカム１３，１４のすぐ手前で旋回させられ
る。

本発明は図示の実施例にのみ限定されるもので
はない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるチエアーの第１実施例の
背当部直立状態又は基本状態を示した側面図、第
２図は第１図によるチエアーの背当部傾斜状態を
示した側面図、第３図は第１図によるチエアーの
ロツキング機構を矢印方向から見た拡大図、第
４図は第３図によるロツキング機構を２つの終端
位置で確保するための戻り止めばね部材の拡大
図、第５図は第３図によるロツキング機構の概略
図な部分的横断面図、第６図は本発明によるチエ
アーの第２実施例の背当部直立状態又は基本状態
を示した側面図、第７図は第６図によるチエアー
の背当部傾斜状態を示した側面図、第８図は第６
図によるチエアーのロツキング機構を矢印方向
で見た拡大図、第９図は第８図の−線に沿つ
た断面図である。 １……アンダーフレーム、２……支持アーム、
３……フロント軸受けパイプ、４……座部、５…
…支持シヤフト、６……支持レバー、６ａ，６ｂ
……端部、７……背当部、８……ヒツプレベルポ
イント、９……中央接続区分、１０……手動操作
レバー、１１……支持パイプ、１２……軸受け部
材、１３，１４……カム、１６……操作スリー
ブ、１７……穴又は開口、１８……ピン、１９…
…力伝達部材、２０……ロツキングレバー、２０
ａ，２０ｂ……脚、２１……前方壁部、２２……
壁部材、２３……拡張部材、２４，２５……コン
トロールロツド、２６，２７……二また球面軸
受、２６′，２７′…開放軸受シエル、２６ａ，２
７ａ……円板、２８，２９……接続ピン又はボル
ト、３０，３１……圧縮ばね、３２，３３……ス
トツパ部材、３４……軸受、３４′……軸受シエ
ル、３５……ボルト、３６，３７……ロツキング
アーム、３８……ピン、３９……板ばね、４０…
…後脚部、４１……穴又は開口、４２，４３……
ばね脚部、４４……戻り止め段部、４５……ブリ
ツジ、４６……操作スリーブ、４７……連結部
材、４８……アームレスト、４９……湾曲部、５
０……シヤフト、５１……ロツキングレバー、５
２，５３……ロツキングアーム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ チエアーであつて、座部４と、この座部４の
   フレキシブルに結合された背当部７と、この背当
   部７をほぼ鉛直位置へ押しやるための手段と、前
   記背当部７と前記座部４及びこの座部の前縁部に
   連接されたフロント軸受部材３とを支持するため
   の支持手段と、前記背当部７を鉛直位置及び少な
   くとも１つの傾斜位置でロツクするためのロツキ
   ング手段とが設けられており、該ロツキング手段
   が、前記支持手段に旋回可能に固定されたロツキ
   ングレバー２０と、前記ロツキング手段に操作可
   能に接続された、前記フロント軸受部材３内を貫
   通して延びる操作スリーブ１６，４６と、該操作
   スリーブ１６，４６と前記ロツキングレバー２０
   との間に介在された力伝達部材１９とから成つて
   おり、前記背当部７を鉛直位置で又は少なくとも
   １つの傾斜位置で選択可能にロツクさせるため
   の、前記ロツキングレバー２０と協働する係止手
   段が設けられていることを特徴とする、チエア
   ー。 ２ 前記支持手段が、支持アーム２、前記座部４
   の後部範囲を支持するために、この座部から下方
   に所定の間隔を保つてほぼ水平に配置された支持
   シヤフト５と、この支持シヤフト５と前記背当部
   ７との間に配置された少なくとも１つの支持レバ
   ー６とから成つている、特許請求の範囲第１項記
   載のチエアー。 ３ 少なくとも１つの前記支持レバー６の一端部
   ６ａが前記支持シヤフト５に不動に結合されてい
   て、他端部６ｂが前記背当部７に旋回可能に結合
   されている、特許請求の範囲第２項記載のチエア
   ー。 ４ 少なくとも１つの前記支持レバー６の前記他
   端部６ｂがチエアーのほぼヒツプレベル８で前記
   背当部７に結合されている、特許請求の範囲第３
   項記載のチエアー。 ５ チエアーの両側に配置された少なくとも２つ
   の支持レバー６が設けらている、特許請求の範囲
   第４項記載のチエアー。 ６ 前記係止手段が、前記支持アーム２に旋回可
   能に取りつけられた、前記力伝達部材１９に作用
   接続されたロツキングレバー２０と、このロツキ
   ングレバー２０と協働するように前記支持シヤフ
   ト５に配置された少なくとも１つのカム１３，１
   ４とから成つている、特許請求の範囲第１項記載
   のチエアー。 ７ 前記支持アーム２が、チエアーのアンダーフ
   レームを形成するケーシングとして構成されてお
   り、該ケーシングに前記ロツキングレバー２０が
   取りつけられていて少なくとも１つの前記カム１
   ３，１４と協働する少なくとも１つのロツキング
   アーム３６，３７を有しており、前記ケーシング
   が、チエアーの底部の方向に延びる支柱状の支持
   部１１を有していて、前記少なくとも１つのロツ
   キングアーム３６，３７が前記支柱状の支持部１
   １の片側に配置されている。特許請求の範囲第６
   項記載のチエアー。 ８ 前記支持アーム２がチエアーのアンダーフレ
   ームを形成するケーシングとして構成されてお
   り、該ケーシングに前記ロツキングレバー２０が
   取りつけられていて、該ロツキングレバー２０が
   少なくとも２つのロツキングアーム３６，３７を
   有しており、前記ケーシングが支柱状の支持部１
   １を有しており、前記少なくとも２つのロツキン
   グアーム３６，３７が前記支柱状の支持部１１の
   両側に配置されていてこの支持部１１を取り囲ん
   でおり、前記支持シヤフト５に少なくとも２つの
   カム１３，１４が配置されていて、前記少なくと
   も２つのロツキングアーム３６，３７が、前記少
   なくとも２つのカム１３，１４とそれぞれ協働す
   るように配置されている、特許請求の範囲第６項
   記載のチエアー。 ９ 前記力伝達部材１９が、前記操作スリーブ１
   ６，４６に設けられたピン１８を有していて、前
   記フロント軸受部材３が前記ピン１８を移動可能
   に調節するために外周部でスロツト状の開口１７
   を備えたパイプ部材をより成つており、前記ピン
   １８が前記操作スリーブ１６，４６から半径方向
   外側へ延びて前記力伝達部材１９に接続されてい
   る、特許請求の範囲第１項記載のチエアー。 １０ 前記力伝達部材１９がワイヤより成つてい
   る、特許請求の範囲第９項記載のチエアー。 １１ 前記力伝達部材１９がブレーキケーブルよ
   り成つている、特許請求の範囲第９項記載のチエ
   アー。 １２ 前記ピン１８の両終端位置を規定するため
   に戻り止め部材３９が設けられている、特許請求
   の範囲第９項記載のチエアー。 １３ 前記戻り止め部材３９が、支持手段として
   の前記ケーシングに取りつけられた脚部を備えた
   ばね部材と、戻り止め範囲を規定する段部４４と
   を有している、特許請求の範囲第１２項記載のチ
   エアー。 １４ 前記ばね部材がほぼヘアピン形の形状を有
   していて、支持手段としての前記ケーシングに取
   りつけられた前記脚が前記ばね部材の後区分を形
   成している、特許請求の範囲第１３項記載のチエ
   アー。 １５ 背当部７をほぼ鉛直位置へ押しやるための
   前記手段が少なくとも２つのコントロールロツド
   ２４，２５と、これらのコントロールロツド２
   ４，２５をそれぞれ取り囲む一対の圧縮ばね３
   ０，３１と、前記コントロールロツド２４，２５
   を前記カム１３，１４にそれぞれ接続するための
   部材と、これらの部材を、力を左右対称に分配で
   きるように互いに結合するための部材とから成つ
   ている、特許請求の範囲第１項記載のチエアー。 １６ 前記コントロールロツド２４，２５をカム
   １３，１４に接続するための前記部材が二または
   球面軸受２６，２７より成つており、該二または
   球面軸受２６，２７を互いに結合するための前記
   部材が、支柱状の支持部を迂回するために、チエ
   アーの底部側に配置されたブリツジ４５より成つ
   ている、特許請求の範囲第１５項記載のチエア
   ー。 １７ 前記１対のコントロールロツド２４，２５
   が互いにほぼ平行に配置されており、前記カム１
   ３，１４が前記支持シヤフト５から下方へ突出す
   るように配置されており、前記二または球面軸受
   ２６，２７が前記コントロールロツド２４，２５
   を前記カム１３，１４にそれぞれ接続するように
   なつている、特許請求の範囲第１６項記載のチエ
   アー。 １８ チエアーの片側に少なくとも１つのアーム
   レスト４８が設けられており、背当部７をほぼ鉛
   直位置に押しやるための前記手段が、少なくとも
   １つの前記アームレスト４８に設けられた弾性部
   分より成つている、特許請求の範囲第１項記載の
   チエアー。 １９ 前記係止部材が、前記支持アーム２に旋回
   可能に取りつけられ前記力伝達部材１９に作用接
   続されたロツキングレバー５１と、このロツキン
   グレバー５１と協働するように前記支持シヤフト
   ５に配置された少なくとも１つのカム１３，１４
   とから成つている、特許請求の範囲第１項記載の
   チエアー。 ２０ 前記支持シヤフト５に少なくとも２つのカ
   ム１３，１４が設けられていて、前記ロツキング
   レバー前記カム１３，１４とそれぞれ協働するよ
   うになつている、特許請求の範囲第１９項記載の
   チエアー。 ２１ 前記背当部７の高さ位置を調節するための
   部材が前記支持手段に設けられている、特許請求
   の範囲第１項記載のチエアー。 ２２ 前記係止部材が、前記支持手段に旋回可能
   に取りつけられ１対のロツキングアーム５２，５
   ３を有するロツキングレバー５１と、チエアーを
   ロツク及びロツク解除するためにこのロツキング
   レバーとそのつど協働するための、前記支持手段
   に取りつけられた１対のカム１３，１４と、この
   カム１３，１４を前記支持部材に取りつけるため
   の部材とから成つている、特許請求の範囲第１項
   記載のチエアー。 ２３ 前記カム１３，１４が、前記フロント軸受
   部材３に対してほぼ平行に配置された支持シヤフ
   ト５の両端部にそれぞれ設けられており、背当部
   ７をほぼ鉛直位置に押しやるための前記手段によ
   つて供給された力を調節するための部材が設けら
   れていて、この部材を前記カム１３，１４に接続
   するための部材が設けられている、特許請求の範
   囲第２２項記載のチエアー。 ２４ 背当部３をほほ鉛直位置に押しやるための
   前記手段が、前記支持手段の壁部材２２と前記カ
   ム１３，１４との間に介在された１対のコントロ
   ールロツド２４，２５と、この各コントロールロ
   ツド２４，２５を取り囲む圧縮ばね３０，３１と
   から成つており、背当部３をほぼ鉛直位置に押し
   やるための該手段によつて供給された力を調節す
   るための前記部材を前記カムに接続するための前
   記部材が、前記コントロールロツドを前記カムに
   それぞれ接続するための球面軸受より成つてい
   る、特許請求の範囲第２３項記載のチエアー。