JPH045424A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はエンジンの冷却装置に係り、詳しくは、冷却
水を循環させることによりエンジンを冷却するエンジン
の冷却装置に関する。

［従来の技術］ 例えば、自動二輪車に備えられるエンジンの冷却装置に
は、エンジンとラジェータとを配管して冷却水が循環で
きるようにし、ラジェータにより冷却された冷却水を水
ポンプの駆動で、エンジンのウォータジャケットに導き
、エンジンを冷却するものがある。

このラジェータはエンジンの前方で上方位置に配置され
、走行風でエンジンの冷却で暖められた冷却水を効果的
に冷却するようになっている。

また、水ポンプは例えはクランクケースに取付けられ、
クランク軸やドライブ軸等で駆動され、ラジェータから
の冷却水をまずクランクケースのウォータジャケットに
導き、ついでシリンダブロックのウォータジャケットに
導いてエンジンを冷却し、この暖められた冷却水をシリ
ンダヘッドからラジェータへ送るようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、このように水ポンプがクランクケースに取付
けられ、クランク軸成いはドライブ軸近傍に配置するも
のでは、ラジェータとの配管が長くなり、その分冷却水
の水量が多く軽量化の点で不利であり、デザイン上も好
ましくない。

このため、例えば、木ポンプをエンジンのシリンダヘッ
ドに備えると、ラジェータとの配管を短縮することがで
き、前記のような課題が解消されるが、この場合木ポン
プをシリンダヘッドに簡単な構造で取付け、しかもシー
ル性能を向上させる必要がある。さらに、水ポンプを備
えることで、エンジンがシリンダ軸方向へ長くならない
ようにすると共に、水ポンプの駆動源の確保が問題とな
る。

この発明はこのような実状に鑑みてなされたもので、水
ポンプをシリンダヘッドに取付けることで、ラジェータ
との配管を短縮し、しかも水ポンプをシリンダヘッドに
簡単な構造で、かつシール性能を向上させて取付け、さ
らにエンジンのシリンダ軸方向の長さを抑え、かつ水ポ
ンプの駆動源の確保が容易なエンジンの冷却装置を提供
することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 前記課題を解決するために、この発明は、冷却水を循環
させることによりエンジンを冷却するエンジンの冷却装
置において、前記エンジンのシリンダヘッドの側部に取
付凹部を形成し、この取付凹部に冷却水を循環させるた
めの水ポンプをいんろう係合して取付け、この水ポンプ
をカムシャフトにより駆動させることを特徴としている
。

［作用コ この発明では、エンジンのシリンダヘッドの側部に取付
凹部を形成し、この取付凹部に水ポンプをいんろう係合
しており、木ポンプの取付けが簡単で、かつ水ポンプを
取付けることでエンジンがシリンダ軸方向へ長くなるこ
とはない。しかも、水ポンプがシリンダヘッドの取付凹
部にいんろう係合しているため、シール構造が簡単で、
かつシール性を向上させることができる。

また、エンジンのシリンダヘッドに水ポンプを取付ける
ことで、ラジェータとの配管が短くなり、簡素化されて
デザイン上も有利であり、冷却水の水量が少なく軽量化
が可能になる。

さらに、水ポンプがシリンダヘッドの側部に取付けられ
るため、水ポンプが近接して配置されているカムシャフ
トにより駆動され、水ポンプの駆動源の確保が容易で、
しかもカムシャフトに常に負荷がかかった状態になり、
カムシャフトの回転変動が抑えられ、エンジンの機械的
な騒音を低減することができる。

［実施例コ 次に、添付図面と共に、この発明の実施例を詳細に説明
する。

第１図はこの発明の実施例を通用した自動二輪車の側面
図、第２図はへラドカバーを取外したエンジンの平面図
、第３図は′１ｊＳ２図の側面図、第４図は水ポンプと
カムシャフトとの噛合状態を示す概略図である。

図中符号１は自動二輪車で、自動二輪車１のヘッドバイ
ブ２にはフロントフォーク３が旋回可能に設けられてい
る。ヘッドバイブ２にはメインフレーム４及びダウンチ
ューブ５が連結され、このメインフレーム４及びダウン
チューブ５の後端は連結フレーム６で接続され、これら
のフレームで囲まれる部分に単気筒のエンジン７が塔載
されている。連結フレーム６にはリヤアーム８が揺動可
能に設けられ、このリヤアーム８に後輪９が設けられて
いる。

エンジン７のクランクケース１０にはシリンダブロック
１１が載置され、このシリンダブロック１］にはシリン
ダヘッド１２が載置され、さらにシリンダヘッド１２に
ヘットカバー１３が設けられている。

エンジン７を冷却するラジェータ１４がダウンチューブ
５に取付けられ、ラジェータ１４はエンジン７の前側の
上方位置に配置され、走行風で冷却される。ラジェータ
１４とエンジン７とは配管１５．１６で接続され、水ポ
ンプ１７の駆動で配管１５．１６を介して冷却水をエン
ジン７とラジェータ１４を循環させるようになりている
。

配管１５はシリンダヘッド１２の頂部とラジェータ１４
の上部とを連結し、配管１６はシリンダヘッド１２に取
付けた木ポンプ１７とラジェータ１４の下部とを連結し
ている。水ポンプ１７の駆動で、ラジェータ１４からの
冷却水が配管１６を介して供給され、この冷却水は木ポ
ンプ１７からシリンダブロック１１のウォータジャケッ
トへ供給され、さらにシリンダヘッド１２のウォータジ
ャケットから配管１５を介してラジェータ１４に送られ
て循環する。

エンジン７のシリンダヘッド１２の側部には取付凹部１
８が形成され、この取付凹部１８に水ポンプ１７の内側
ケース１９に形成した取付部１９ａがいんろう係合され
、このいんろう保合部はシール部材２０でシールされて
いる。内側ケース１９には外側ケース２１が接合され、
この内側ケース１９と外側ケース２１はボルト２２でシ
リンダヘッド１２の側部に締付固定され、この内部にポ
ンプ室２３が形成されている。ポンプ室２３にはポンプ
羽根２４が配置され、このポンプ羽根２４はポンプ軸２
５に圧入して固定されている。

ポンプ軸２５は内側ケース１９の取付部１９ａに軸受２
６を介して回動可能に支持され、この軸受２６とポンプ
室２３側はシール部材２７が、ざらにポンプ軸２５のポ
ンプ室２３側にはカラー２８を介してシール機構２９が
備えられ、このシール部材２７やシール機構２９でポン
プ室２３の水とポンプ軸２５の潤滑部とのシールを行な
っている。

ポンプ軸２５にはポンプギヤ３０が固定され、このポン
プギヤ３０はカムシャフト３１の端部に設けられた駆動
ギヤ３２に噛合している。カムシャフト３１の他端部に
はカム駆動ギヤ３３が設けられ、このカム駆動ギヤ３３
がカムチエーン３４を介してエンジン７の図示しないク
ランク軸へ連結され、クランク軸によってカムシャフト
３１が回転される。カムシャフト３１のカム３１ａで、
図示しない吸気バルブや排気バルブが駆動され、この吸
気バルブや排気バルブの作動で、所定のタイミングで吸
気通路３６や排気通路３７が開閉される。

水ポンプ１７の外側ケース２１には配管１６が挿着され
、ポンプ室２３にラジェータ１４から冷却水が供給され
、また内側ケース１９には吐出通路３８が形成され、ポ
ンプ室２３の冷却水を吐出通路３８からシリンダブロッ
ク１１のウォータジャケットへ圧送するようになってい
る。

このように、エンジン７のシリンダヘッド１２の側部に
取付凹部１８を形成し、この取付凹部１８に水ポンプ１
７の内側ケース１９の取付部１９ａをいんろう係合して
おり、これで取付部の接合面積が大きくなり、木ポンプ
１７を簡単かつ確実にシリンダヘッド１２に取付けるこ
とができる。

また、木ポンプ１７の内側ケース１９の取付部１９ａが
シリンダヘッド１２の取付凹部１８にいんろう係合し、
このいんろう保合部でシールするため、シール部材２０
の取付けが簡単で、しかもシール性を向上させることが
できる。

また、エンジン７のシリンダヘッド１２に水ポンプ１７
を取付けることで、エンジン７のシリンダ軸方向の長さ
を抑え、しかもラジェータ１４への配管１５．１６が短
くなり、その分簡素化されてデザイン上も有利であり、
冷却水の水量が少なく軽量化が可能になる。

ざらに、水ポンプ１７が近接して配置されているカムシ
ャフト３１により駆動されるため、水ポンプ１７の駆動
源の確保が容易で、しかもカムシャフト３１に常に負荷
がかかった状態になり、カムシャフト３１の回転変動が
抑えられ、機械的な騒音を低減することができる。

第５図乃至第７図は他の実施例であるエンジンの冷却装
置を示し、第５図は水ポンプ部を断面したエンジンの側
面図、第６図は水ポンプ部を断面したシリンダヘッドの
平面図、第７図は水ポンプの側面図である。

この実施例では一対の水ポンプ１７が４気筒のエンジン
７の両側部に備えられており、このそれぞれの木ポンプ
１７の構成は前記実施例と同様であるので、詳細な説明
は省略する。

エンジン７のシリンダヘッド１２には吸気側カムシャフ
ト３１１及び排気側カムシャフト３１２が回動可能に備
えられている。この吸気側カムシャフト３１１及び排気
側カムシャフト３１２の中央部にはスプロケット３１３
，３１４が設けられ、このスプロケット３１３，３１４
はカムチエーン３１５を介してクランク軸３！６の中央
部に設けられたスプロケット３１７に連結されている。

吸気側カムシャフト３１１の両端部にはポンプ駆動ギヤ
３５が設けられ、このポンプ駆動ギヤ３５は水ポンプ１
７のポンプ軸２５に設けられたギヤ３０に噛合している
。

左右一対の水ポンプ１７は、その内側ケース１９に形成
された取付部１９ａかがシリンダへラド１２に形成され
た取付凹部１８にいんろう係合され、内側ケース１９及
び外側ケース２１がボルト２２でシリンダヘッド１２の
側部に取付けられている。

水ポンプ１７の外側ケース２１には配管１６が挿着され
、ポンプ室２３にラジェータから冷却水が供給され、ま
た内側ケース１９には吐出通路３８が形成されている。

ポンプ室２３の冷却水は水ポンプ１７の駆動で、吐出通
路３８からシリンダブロック１１のウォータジャケット
へ圧送される６なお、この冷却水は吐出通路３８からシ
リンダヘッド１２のウォータジャケットへ圧送するよう
にしてもよく、この場合には吐出通路３８はシリンダヘ
ッド１２の中央部に形成すると、吸気通路等と干渉する
ことがなく、しかもシリンダヘッド】２の冷却性が向上
する。

このように、左右一対の水ポンプ１７をシリンダヘッド
１２の両側側部に備えることて、大型のエンジンでも効
率的にエンジン冷却を行なうことができる。

［発明の効果］ 前記のように、この発明では、エンジンのシリンダヘッ
ドの側部に取付四部を形成し、この取付凹部に冷却水を
循環させるための水ポンプをいんろう係合して取付ける
から、エンジンのシリンダ軸方向の長さを抑えて、水ポ
ンプをシリンダヘッドの側部に簡単に取付けることがで
き、しかもいんろう係合することでシール性を向上させ
ることができる。

また、エンジンのシリンダヘッドに水ポンプを取付ける
ことで、ラジェータへの配管が短くなり、簡素化されて
デザイン上も有利であり、冷却水の水量が少なく軽量化
が可能になる。

さらに、水ポンプは近接して配置されているカムシャフ
トにより駆動されるから、水ポンプの駆動源の確保が容
易で、しかもカムシャフトに常に負荷がかかった状態に
なり、カムシャフトの回転変動が抑えられ、エンジンの
機械的な騒音を低減することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を適用した自動二輪車の側面
図、第２図はへラドカバーを取外したエンジンの平面図
、第３図は第２図の側面図、第４図は水ポンプとカムシ
ャフトとの噛合状態を示す概略図、第５図乃至第７図は
他の実施例であるエンジンの冷却装置を示し、′Ｍ５図
は水ポンプ部を断面したエンジンの側面図、第６図は水
ポンプ部を断面したシリンダヘッドの平面図、第７図は
水ポンプの側面図である。 図面中符号７はエンジン、１１はシリンダブロック、１
２はシリンダヘッド、１４はラジェータ、１５．１６が
配管、１７は水ポンプ、１８は取付凹部、１９は内側ケ
ース、１９ａは取付部、２１は外側ケース、３１，３１
１ ３１２はカム シャフトである。 ｌ 第 図 交 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷却水を循環させることによりエンジンを冷却するエン
   ジンの冷却装置において、前記エンジンのシリンダヘッ
   ドの側部に取付凹部を形成し、この取付凹部に冷却水を
   循環させるための水ポンプをいんろう係合して取付け、
   この水ポンプをカムシャフトにより駆動させることを特
   徴とするエンジンの冷却装置。