JPH0454202Y2 - - Google Patents

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JPH0454202Y2
JPH0454202Y2 JP1986178791U JP17879186U JPH0454202Y2 JP H0454202 Y2 JPH0454202 Y2 JP H0454202Y2 JP 1986178791 U JP1986178791 U JP 1986178791U JP 17879186 U JP17879186 U JP 17879186U JP H0454202 Y2 JPH0454202 Y2 JP H0454202Y2
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JP
Japan
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sheet
adhesive
paint
vinyl monomer
repair
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JP1986178791U
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JPS6385639U (ja
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車塗膜の補修塗装用シートに関
し、さらに詳しくは、補修作業が着色塗装シート
を貼り付けるだけで可能であり、作業時間が短
く、かつ補修作業が容易な自動車損傷塗膜補修用
シートに関するものである。
[従来の技術] 従来、自動車の塗膜における浅く、損傷面積の
狭いキズの補修においては、一般に板金塗装業者
に補修を依頼することは比較的少なく、オーナー
自体がエアゾール塗料で塗装するか、タツチアツ
プ用塗料を刷毛などを用いて塗布するなどして損
傷部を補修しているのが現状である。
しかし、このような補修では、見栄えが悪く、
耐久性にも限界がある。さらに塗装そのものにつ
いてもオーナーに馴染みが薄いため、DIY(Do it
yourself)的な塗料の利用も敬遠しがちであり、
損傷部を未補修のままの状態にしていることが多
いのが実情である。
[発明が解決しようとする問題点] そこで、本考案者は、前記したような補修塗装
にかかる煩わしさをなくし、塗装に経験のない初
心者においても、容易かつ短時間で塗装塗膜の損
傷部分を補修することができる方法を見出すこと
を目的に鋭意研究を重ねた結果、本考案の完成に
至つたものである。
すなわち、本考案は、ポリ塩化ビニル製又はポ
リウレタン製ベースシートの片面に、水酸基含有
ビニル系単量体を必須成分とするビニル系単量体
混合物を共重合して得られるガラス転移温度5〜
80℃のビニル系樹脂を脂肪族イソシアネートによ
り架橋した自動車補修塗膜層を形成し、他方の面
に防錆剤を含有する接着剤層及び離型性シートを
積層してなることを特徴とする自動車補修塗装用
貼り付け型シートに係る。
本考案の自動車補修塗装用貼り付け型シートの
例の断面図を第1図に示す。図面中1はベースシ
ートを、2は補修塗膜層を、3は接着剤層を、4
は設けられる離型性シートをそれぞれ示してい
る。
以下、本考案の自動車補修塗装用貼り付け型シ
ートの構成要素である各層について説明する。
ベースシート1は、合成樹脂製フイルムであつ
て柔軟性を害さない程度の薄膜であればよく、好
適なものは塩化ビニルシートおよびポリウレタン
シートである。
補修塗膜層2は従来から自動車の補修塗装に用
いられている塗料であればいずれの塗料を用いて
形成してもよい。好ましい補修塗膜層としては、
水酸基含有ビニル系単量体を必須成分とするビニ
ル系単量体混合物を共重合して得られるガラス転
移温度5〜80℃程度のビニル系樹脂を脂肪族ポリ
イソシアネートにより架橋した塗膜層を挙げるこ
とができる。この硬化層によれば、物性、表面光
沢、光沢保持性、平滑性等に優れた耐久美粧性の
塗膜が得られるという効果がある。
この塗膜層は、通常、例えば2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート等の水酸基含有ビニル
系単量体を1〜50重量%程度含有するビニル系単
量体混合物を共重合して得られる5〜80℃程度の
ガラス転移温度を有するビニル系樹脂を、硬化剤
成分である脂肪族ポリイソシアネート好ましくは
テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート等の長鎖脂肪族ポリイソシア
ネートで架橋したものである。ビニル系樹脂と脂
肪族ポリイソシアネートの配合割合は、水酸基1
モル当りのイソシアネート基の当量が0.5〜2.0程
度となる割合とするのが適当である。
塗膜層2は、通常の着色顔料以外にアルミニウ
ム等の金属粉末顔料を配合して、メタリツクとす
ることも可能である。この場合には、金属粉末顔
料の変色を避けるため、その上にさらにクリヤー
層を設けることが好ましい。
接着剤層3は、従来から使用されているものと
同様の接着剤によつて10〜40μの厚さに形成され
る。接着剤としては、一般に使用されている合成
ゴム系、ポリアクリル酸エステル系等のものを使
用でき、その形態も溶液型、エマルジヨン型の何
れも使用できる。
接着剤層3には防錆剤を混和してもよい。防錆
剤を混和することにより塗膜損傷部位の金属が露
出している部分に本考案のシートを適用しても防
食上安全なものになる。
防錆剤としては、通常塗料等に使用される防錆
顔料・防錆剤を接着剤の固型分に対し0.5〜10重
量%の割合で使用すればよい。
防錆剤としては、例えば、モリブデン酸亜鉛、
モリブデン酸カルシウム、リン酸亜鉛、メタほう
酸バリウム、シアナミド亜鉛、モリブデン酸亜鉛
カルシウム、リン酸アルミニウム、ロジンアミ
ン、亜硝酸ジシクロヘキシルアミン、タンニン酸
誘導体、イミダゾリン誘導体、オキサゾリン誘導
体などがあげられる。
離型性シート4は、従来からこの種のシートに
使用されているものと同様のものを何れも使用で
きる。例えば、シリコン、ワツクス、弗素樹脂等
の公知の離型剤で処理した離型性良好な紙或いは
フイルム、その他それ自体離型性を有するポリプ
ロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂フイルム等
の公知の離型性シートを使用できる。
本考案のシートは、利用しやすいようにハート
型、丸型、星型、短冊型などに大きさを変えて縁
取りをした切れ目を入れておくと使用に便利であ
り、車の救急絆創膏としての効果が期待される。
[考案の作用効果] 本考案の補修塗装用シートの貼り付けは所望形
状に切り抜いた後、必要に応じて設けられた離型
性シートを接着剤層との界面で剥離し露出した接
着剤層の表面を自動車塗膜の損傷箇所に圧接せし
めるという簡単な作業によつて行なわれる。
[実施例] 以下、実施例を挙げて、本考案を更に具体的に
説明する。
実施例 1 第1図に示す本考案シートを製造した。
ベースシートとしては、厚さ100μのポリ塩化
ビニルフイルムを使用した。このフイルムの片面
上にアクリルポリオール(固形分60重量%、関西
ペイント社製、商品名「レタンPG−80No.531ホ
ワイトベース」)100重量部、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート系硬化剤(固形分75重量%)25部及
びシンナー50〜90重量部の組成よりなる塗料をス
プレー塗装し、60℃で約30分間乾燥して30μの塗
膜層を形成した。
次いで、前記シートの他の面に接着剤層をアク
リル樹脂系感圧性接着剤(帝国インキ製造社製、
商品名「セリコールCAT1100S」)にロジンアミ
ンを樹脂分に対して10重量%配合したもの用いて
膜厚5μになるように形成した。その上にシリコ
ンコーテイングした秤量80g/m2の厚さのクラフ
ト紙(離型性シート)を重ねて本考案のシートを
得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の自動車補修塗装用貼り付け
型シートの例の断面図である。図面中の記号は次
のものを示す。 1……ベースシート、2……塗膜層、3……接
着剤層、4……離型性シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリ塩化ビニル製又はポリウレタン製ベースシ
    ートの片面に、水酸基含有ビニル系単量体を必須
    成分とするビニル系単量体混合物を共重合して得
    られるガラス転移温度5〜80℃のビニル系樹脂を
    脂肪族ポリイソシアネートにより架橋した自動車
    補修塗膜層を形成し、他方の面に防錆剤を含有す
    る接着剤層及び離型性シートを積層してなること
    を特徴とする自動車補修塗装用貼り付け型シー
    ト。
JP1986178791U 1986-11-20 1986-11-20 Expired JPH0454202Y2 (ja)

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JPS6385639U JPS6385639U (ja) 1988-06-04
JPH0454202Y2 true JPH0454202Y2 (ja) 1992-12-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58128954U (ja) * 1982-02-24 1983-09-01 日東電工株式会社 装飾用シ−ト

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JPS6385639U (ja) 1988-06-04

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