JPH0454129A - 鹿茸微粉末の製造方法 - Google Patents
鹿茸微粉末の製造方法Info
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- JPH0454129A JPH0454129A JP2164978A JP16497890A JPH0454129A JP H0454129 A JPH0454129 A JP H0454129A JP 2164978 A JP2164978 A JP 2164978A JP 16497890 A JP16497890 A JP 16497890A JP H0454129 A JPH0454129 A JP H0454129A
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Landscapes
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は製法医薬品の原料である鹿茸の粉末を製造する
方法に関する。
方法に関する。
(発明の背景)
鹿茸の薬物利用を記録した古文献は復製以後であるが、
その薬効は、「神農本草経」に「気を益し、志を強くし
、歯を生じ、老いず」とあり、主に益精、耐泡の目的に
供され、元朝時代には、更に皮膚疾患にも用いられてい
た。
その薬効は、「神農本草経」に「気を益し、志を強くし
、歯を生じ、老いず」とあり、主に益精、耐泡の目的に
供され、元朝時代には、更に皮膚疾患にも用いられてい
た。
また1日華子本草」には、「男子の腰腎の虚冷、脚線の
無力を補い、夜中夢に鬼と交接し、精が自ら浴出する」
とあり、末代以後は、専ら精力増強、不老長寿を期待し
て用いている。
無力を補い、夜中夢に鬼と交接し、精が自ら浴出する」
とあり、末代以後は、専ら精力増強、不老長寿を期待し
て用いている。
近年に至って、ソ連のPavlenkoらは、シベリア
地方および中国東北部民族の鹿茸に対する薬用効果に注
目し、研究を続けた結果、鹿茸が疲労、衰弱状態にある
臓器、血管、運動筋組織ならびに神経細胞などに極めて
興味ある作用を示すことを[認し、古米から鹿茸の薬効
が決して、荒唐無格のものでないことを証明している。
地方および中国東北部民族の鹿茸に対する薬用効果に注
目し、研究を続けた結果、鹿茸が疲労、衰弱状態にある
臓器、血管、運動筋組織ならびに神経細胞などに極めて
興味ある作用を示すことを[認し、古米から鹿茸の薬効
が決して、荒唐無格のものでないことを証明している。
さて、その鹿茸とは、マンシュウアカツカ(馬鹿)およ
びマンシュウシカ(梅孔度、孔度)の雄のまだ角化して
いない、若しくは、わずかに角化した効用(袋用)を切
り取って、乾燥したもので、前者の効用を「馬鹿茸」、
後者のものを「孔度茸」と称しており、現在日本に輸入
される中国およびシベリア産のものは、この2種類のも
のに限られ、特に前者が主である。
びマンシュウシカ(梅孔度、孔度)の雄のまだ角化して
いない、若しくは、わずかに角化した効用(袋用)を切
り取って、乾燥したもので、前者の効用を「馬鹿茸」、
後者のものを「孔度茸」と称しており、現在日本に輸入
される中国およびシベリア産のものは、この2種類のも
のに限られ、特に前者が主である。
雄鹿は、生後2年目の3〜4月頃から袋用が生え始め、
その後毎年春になると鹿茸の基部である花盤が脱落し、
そこから俗にFM!謄」と称する袋用が新生する。磨請
は急速に成長し、45日はどで、約10cm(これを接
子という)、55日で約15cm(これを二盆茸という
)、70日を経ると20〜30cm(それを三盆茸とい
う)に達する。
その後毎年春になると鹿茸の基部である花盤が脱落し、
そこから俗にFM!謄」と称する袋用が新生する。磨請
は急速に成長し、45日はどで、約10cm(これを接
子という)、55日で約15cm(これを二盆茸という
)、70日を経ると20〜30cm(それを三盆茸とい
う)に達する。
三省茸は通常2個の側枝なもっており、側枝の数によっ
て四私茸、五盆茸と称する。
て四私茸、五盆茸と称する。
中国ではこのように鹿茸の成長度合により種々の商品名
がつけられ、また商品規格および価格が異なっている。
がつけられ、また商品規格および価格が異なっている。
鹿茸になる袋用な鋸で翼角の基部から切り落すことを1
−鋸耳」というが、この鋸茸は、普通生育3年目の着座
から行い、毎年5月中旬〜7月上旬が採取期で、接子お
よび二曾茸は、年に2度採取する。
−鋸耳」というが、この鋸茸は、普通生育3年目の着座
から行い、毎年5月中旬〜7月上旬が採取期で、接子お
よび二曾茸は、年に2度採取する。
切り取った鹿茸は、内部に血液を多く含んでいるため腐
敗し易く、速やかに加工しなければならない。
敗し易く、速やかに加工しなければならない。
鹿茸は通常これらを三等分し、先端から、土台、中台、
下台と称して販売されるが、土台は品質良好で高価であ
る。
下台と称して販売されるが、土台は品質良好で高価であ
る。
(従来の技術)
さて、このように、太古の時代から高貴薬として珍重さ
れてきた鹿茸ではあるが、実際にその利用実態を見てみ
ると、その流通にあっては、乾燥鹿茸をそのまま又は、
薄く横切するか縦切して、鍋上で炒め、酒に浸して食さ
れているにすぎない。
れてきた鹿茸ではあるが、実際にその利用実態を見てみ
ると、その流通にあっては、乾燥鹿茸をそのまま又は、
薄く横切するか縦切して、鍋上で炒め、酒に浸して食さ
れているにすぎない。
しかしながら、この方法では、日本人および西洋人には
、あまりに原始的で、現代人のセンスに適合しがたい問
題がある上に、酸敗や変色、カビなど品質上の問題もあ
って、広くこれを利用するに至らず、種々の薬効をもつ
この折角の鹿茸も、一部民族の間で利用されるにすぎな
かった。
、あまりに原始的で、現代人のセンスに適合しがたい問
題がある上に、酸敗や変色、カビなど品質上の問題もあ
って、広くこれを利用するに至らず、種々の薬効をもつ
この折角の鹿茸も、一部民族の間で利用されるにすぎな
かった。
現今、世界的に人工的に生産される新薬は優れた薬効が
認められる反面、副作用等問題があって、自然薬である
漢方薬に対する期待が高まっているにかかわらず、この
薬効の大なる鹿茸が今一つ一般に普及するに至らないこ
との一つの要因はこの点にある。
認められる反面、副作用等問題があって、自然薬である
漢方薬に対する期待が高まっているにかかわらず、この
薬効の大なる鹿茸が今一つ一般に普及するに至らないこ
との一つの要因はこの点にある。
(発明が解決しようとする課題)
このゆえに、品質的にも安全で、現代医薬料としてハイ
センスな用途に適する鹿茸100%の微粉末の出現が待
望されるのである。
センスな用途に適する鹿茸100%の微粉末の出現が待
望されるのである。
本発明は、この点に鑑みて、医薬品原料として有益な鹿
茸微粉末の製造法を提供せんとするもので、本発明方法
によって得られる鹿茸微粉末によれば、それ単体として
の医薬品化は勿論のこと、他の生薬との添加配合も可能
な、新しい滋養強壮剤としての用途開発分野が拓けるな
ど、極めて有益である。
茸微粉末の製造法を提供せんとするもので、本発明方法
によって得られる鹿茸微粉末によれば、それ単体として
の医薬品化は勿論のこと、他の生薬との添加配合も可能
な、新しい滋養強壮剤としての用途開発分野が拓けるな
ど、極めて有益である。
(課題を解決するための手段)
本発明は、マンシュウアカシカ若しくは、マンシュウシ
カの若雄鹿に生えた袋用な切り取って、これを直ちに沸
騰水中に浸漬して、耳内の血液を洗い流した後、風乾す
る、鹿茸を調整する第一工程と、次にこれを火に焙って
、毛を焼き去ってから、これを適当な大きさに切断する
第二工程と、次にこれを一196℃の液体窒素中に浸漬
して、低温脆性を与えたあと、そのまま液体窒素雰囲気
中で一気に粉砕する第三工程とから成ることを特徴とす
る鹿茸100%微粉末の製造方法である。
カの若雄鹿に生えた袋用な切り取って、これを直ちに沸
騰水中に浸漬して、耳内の血液を洗い流した後、風乾す
る、鹿茸を調整する第一工程と、次にこれを火に焙って
、毛を焼き去ってから、これを適当な大きさに切断する
第二工程と、次にこれを一196℃の液体窒素中に浸漬
して、低温脆性を与えたあと、そのまま液体窒素雰囲気
中で一気に粉砕する第三工程とから成ることを特徴とす
る鹿茸100%微粉末の製造方法である。
(実 施 例)
以下、本発明の実施例を詳述する。
まず、マンシュウアカシカの生後3年目の若雄鹿に生え
た袋用を鋸で切り取っていく。切り取った袋用は、直ち
に沸騰水中に15〜20秒間浸漬しては引き上げ、これ
を数回繰り返して耳内の血液を完全に洗い出す。
た袋用を鋸で切り取っていく。切り取った袋用は、直ち
に沸騰水中に15〜20秒間浸漬しては引き上げ、これ
を数回繰り返して耳内の血液を完全に洗い出す。
茸の色が淡くなって切り目部分に白味ができ、卵黄の臭
いがしてきたら、この操作を止めて、自然乾燥する。
いがしてきたら、この操作を止めて、自然乾燥する。
これまでの工程に約2〜3時間を要するが1〜〜2日毎
に同操作を数度繰り返したあと、最後に風乾室に吊るし
て、約1ケ月をかけて、完全に乾燥した鹿茸100kg
を得た。
に同操作を数度繰り返したあと、最後に風乾室に吊るし
て、約1ケ月をかけて、完全に乾燥した鹿茸100kg
を得た。
このようにして調整された鹿茸は、水分5%以下の硬い
固形物であるが、全体が茶褐色の短い毛で被われている
為、これを火で焙って毛を焼き去ったあと、土台、中台
、下台の三等分の大きさに切断する。
固形物であるが、全体が茶褐色の短い毛で被われている
為、これを火で焙って毛を焼き去ったあと、土台、中台
、下台の三等分の大きさに切断する。
次いで、これを−196°Cの液体窒素に浸漬して、低
温脆性を浴びせたあと、そのまま液体窒素雰囲気中で一
気に粉砕し鹿茸100%の微粉末98kgを得た。
温脆性を浴びせたあと、そのまま液体窒素雰囲気中で一
気に粉砕し鹿茸100%の微粉末98kgを得た。
この液体窒素雰囲気中での凍結粉砕システムの概要は次
のとおりである。
のとおりである。
図面に示すように、フリージングホッパ−(1)とこれ
の下部にスクリューフィーダー(2)を連通状態に設置
し、このスクリューフィーダー(2)の下流に通路を介
して粉砕!(3)を設け、粉砕機により粉砕された粉体
を通路を経てサイクロン式捕集装置(4)に捕集して、
これより製品粉体な取り出すように構成された粉砕シス
テムを用いる。上記フリージングホッパ−(1)、スク
リューフィーダー(2)及び粉砕!(3)内へは、液体
窒素タンク(5)からパイプ(6)を通じて一196°
Cの液体窒素がそれぞれ供給される。
の下部にスクリューフィーダー(2)を連通状態に設置
し、このスクリューフィーダー(2)の下流に通路を介
して粉砕!(3)を設け、粉砕機により粉砕された粉体
を通路を経てサイクロン式捕集装置(4)に捕集して、
これより製品粉体な取り出すように構成された粉砕シス
テムを用いる。上記フリージングホッパ−(1)、スク
リューフィーダー(2)及び粉砕!(3)内へは、液体
窒素タンク(5)からパイプ(6)を通じて一196°
Cの液体窒素がそれぞれ供給される。
したがって、フリーノングホッパ−(1)、スクリュー
フィーダー(2)及び粉砕機(3)内は一196℃の超
低温雰囲気にある。
フィーダー(2)及び粉砕機(3)内は一196℃の超
低温雰囲気にある。
717−ジングホツパー(1)内に、原料である三つに
切断された鹿茸が投入されると、鹿茸はスクリューフィ
ーダー(2)を経て粉砕!(3)に至る過程で完全に凍
結し、そのまま同し低温雰囲気下にある粉砕Jfl<
3 )に至り、ここで微粉砕され、サイクロン式捕集装
置(4)に集められ、鹿茸100%の微粉末製品として
取呂される。
切断された鹿茸が投入されると、鹿茸はスクリューフィ
ーダー(2)を経て粉砕!(3)に至る過程で完全に凍
結し、そのまま同し低温雰囲気下にある粉砕Jfl<
3 )に至り、ここで微粉砕され、サイクロン式捕集装
置(4)に集められ、鹿茸100%の微粉末製品として
取呂される。
こうして得られた鹿茸微粉末は、−196°Cの液体窒
素中で一気に粉砕されるために熱や空気による酸化もな
い、鹿茸特有の薬効成分のそのまま保有した品質上も安
全な製品である。
素中で一気に粉砕されるために熱や空気による酸化もな
い、鹿茸特有の薬効成分のそのまま保有した品質上も安
全な製品である。
(発明の効果)
本発明によって得られる鹿茸微粉末は、極めて高品質で
ある上に、200メツシユ以下の粒度になっているため
、流通や加工が容易であり、多用途に適した新しい医薬
品原料としてきわめて有用である。
ある上に、200メツシユ以下の粒度になっているため
、流通や加工が容易であり、多用途に適した新しい医薬
品原料としてきわめて有用である。
図面は本発明製法に使用する凍結粉砕システムの一例を
示す系統図である。 特許出願人 岩谷産業株式会社
示す系統図である。 特許出願人 岩谷産業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、マンシュウアカジカ若しくはマンシュウジカの若雄
鹿に生えた袋角を切り取つて、これを直ちに沸騰水中に
浸漬して、茸内の血液を洗い流した後、風乾する、所謂
鹿茸を調整する第一工程上記鹿茸を火に焙つて、 毛を焼き去ってから適当な大きさに切断する第二工程 これを−196℃の液体窒素中に浸漬して低温脆性を与
えたあと、そのまま液体窒素雰囲気中で一気に粉砕する
第三工程 以上の工程から成ることを特徴とする鹿茸微粉末の製造
方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2164978A JPH0686386B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 鹿茸微粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2164978A JPH0686386B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 鹿茸微粉末の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0454129A true JPH0454129A (ja) | 1992-02-21 |
JPH0686386B2 JPH0686386B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=15803508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2164978A Expired - Lifetime JPH0686386B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 鹿茸微粉末の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0686386B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002091857A1 (en) * | 2001-05-17 | 2002-11-21 | Cyclogen Co., Ltd | Health food and method for preparation thereof |
KR100380880B1 (ko) * | 2000-04-18 | 2003-04-18 | 이재철 | 동결진공건조에 의한 절편녹용의 대량생산방법 |
KR100470495B1 (ko) * | 2002-05-14 | 2005-02-07 | 김승용 | 녹용분말의 제조방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63112522A (ja) * | 1986-10-30 | 1988-05-17 | Osaka Yakuhin Kenkyusho:Kk | トナカイの角からなる滋養強壮薬品 |
-
1990
- 1990-06-22 JP JP2164978A patent/JPH0686386B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63112522A (ja) * | 1986-10-30 | 1988-05-17 | Osaka Yakuhin Kenkyusho:Kk | トナカイの角からなる滋養強壮薬品 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100380880B1 (ko) * | 2000-04-18 | 2003-04-18 | 이재철 | 동결진공건조에 의한 절편녹용의 대량생산방법 |
WO2002091857A1 (en) * | 2001-05-17 | 2002-11-21 | Cyclogen Co., Ltd | Health food and method for preparation thereof |
KR100470495B1 (ko) * | 2002-05-14 | 2005-02-07 | 김승용 | 녹용분말의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0686386B2 (ja) | 1994-11-02 |
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