JPH0454119A - 5―リポキシゲナーゼ阻害剤 - Google Patents

5―リポキシゲナーゼ阻害剤

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JPH0454119A
JPH0454119A JP16236490A JP16236490A JPH0454119A JP H0454119 A JPH0454119 A JP H0454119A JP 16236490 A JP16236490 A JP 16236490A JP 16236490 A JP16236490 A JP 16236490A JP H0454119 A JPH0454119 A JP H0454119A
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carbon atoms
lower alkyl
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Application number
JP16236490A
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Inventor
Hirozumi Inoue
井上 博純
Hiroshi Kurokuzuhara
黒葛原 啓
Ichiro Ikezawa
池沢 一郎
Hoten Uchida
内田 奉典
Matsuo Kikuchi
松夫 菊地
Kenkichi Sugano
菅野 賢吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は5−リポキシゲナーゼ阻害剤に関する。
〔従来の技術〕
S RS −A (Slow Reacting 5u
bstance of Anaphylaxis)は、
気管支平滑筋の収縮、血管透過性の亢進作用等の生理作
用を有する各種アレルギー反応の原因物質であり、その
本体はロイコトリエン(LT)C,、D4 、R4等で
あることが知られており、強い白血球遊走作用を有する
L T B sは、各種炎症性疾、告へ関与することが
知られている。また、アラキドン酸からのLTの生合成
には5−リポキシゲナーゼが関与することも知られてい
る。
このため、5−リポキシゲナーゼ活性を阻害することに
よって、LTの生合成を抑制し、これが関与する各種ア
レルギー性疾患及び各種炎症性疾患を予防・治療するこ
とができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、優れたLT生成抑制作用、抗アレルギー作用
及び抗炎症作用を有する5−リポキシゲナーゼ阻害剤を
提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、次の一般式で示される新規4−アミノフェノ
ール誘導体又はその薬理的に許容しうる塩を有効成分と
する5−リポキシゲナーゼ阻害剤に関する。
(但し、R’及びR2は低級アルキル基、低級アルカノ
イル基又はシクロアルキル基、R3及びR4は水素原子
又は低級アルキル基、R5は低級アルコキシ−低級アル
キル基、シアノ基で置換されていてもよい炭素数3〜9
個のアルキル基置換メチル基又は式ニーY−R6で表さ
れる基、Yは1〜4個の二重結合又は三重結合を有する
炭素数4〜14個の2価の炭化水素基、R6は水素原子
、水酸基、置換されていてもよいシクロアルケニル基又
は含酸素複素単環式基置換オキシ基、Aは酸素原子又は
硫黄原子を表す。) 本発明の有効成分である4−アミノフェノール誘導体(
1)及びその薬理的に許容しうる塩は、優れた5−リポ
キシゲナーゼ阻害作用を有し、ロイコトリエン(LT)
の関与する各種アレルギー疾患の治療・予防に有用であ
る。
本発明の有効成分である4−アミノフェノール誘導体の
好ましい例としては、−i式(I)において、R1,R
4が上記定義の通りであり、R5が炭素数2〜8個のア
ルコキシ−アルキル基、シアノ基で置換されていてもよ
い炭素数3〜9個のアルキル基置換メチル基、1〜4個
の二重結合を有し炭素数3〜7個のシクロアルケニル基
で置換されていてもよい炭素数4〜14個の1価の炭化
水素基、又は1〜4個の三重結合を有し水酸基もしくは
テトラヒドロピラニルオキシ基で置換されていてもよい
炭素数4〜14個の1価の炭化水素基であるものがあげ
られる。
また、薬効上より好ましい化合物としては、R1及びR
2が低級アルキル基、R3及びR4が水素原子又は低級
アルキル基、R5が炭素数3〜6個のアルキル基置換メ
チル基又は1〜4個の二重結合を有する炭素数4〜14
個の1価の炭化水素基であるものがあげられる。
本発明において、低級アルキル基、低級アルコキシ基、
低級アルカノイル基、シクロアルキル基及びシクロアル
ケニル基の好ましい例としては、それぞれ炭素数1〜4
個のアルキル基、炭素数1〜4個のアルコキシ基、炭素
数2〜5のアルカノイル基、炭素数3〜7のシクロアル
キル基及び炭素数3〜7のシクロアルケニル基があげら
れる。
また、4−アミノフェノール誘導体(1)の薬理的に許
容しうる塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム
塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩等のアルカリ土類
金属塩、アルミニウム塩等の塩基性塩があげられる。
本発明の5−リポキシゲナーゼ阻害剤は経口的にも非経
口的にも投与することができる。非経口的に投与する場
合の剤型としては、例えば、注射剤、軟膏剤、エアゾー
ル剤等が、経口投与する場合の剤型としては、錠剤、カ
プセル剤、顆粒剤、シロップ剤、乳剤、懸濁液剤等があ
げられる。
本発明の有効成分である4−アミノフェノール誘導体(
1)又はその薬理的に許容しうる塩の投与■は投与経路
、患者の年齢、体重、状態及び疾患の種類などによって
異なるが、一般に0.3〜300 mg/kg/日の範
囲であるのが好ましい。
本発明の有効成分である4−アミンフェノール誘導体(
1)は、例えば、一般式 (但し、ZOは保護されていてもよい水酸基を表し、R
1−R4は前記と同一意味を有する。)で示されるアミ
ノフェノール誘導体又はその塩と一般式 (但し、R5及びAは前記と同一意味を有する。)で示
されるカルボン酸(もしくはチオカルボン酸)化合物、
その塩又はその反応性誘導体とをペプチド合成の常法に
従い縮合反応させ、ZOが保護された水酸基である場合
には、生成物から更に常法により保護基を除去して製造
することができる。
また、4−アミノフェノール誘導体(1)のうち、R5
が低級アルコキシ−エチル基である化合物は、一般式 (但し、R1−R4及びAは前記と同一意味を有する。
) で示される化合物又はその塩と低級アルカノールとを脱
酸剤の存在下に縮合反応させて製造することもできる。
尚、本発明の有効成分である4−アミノフェノール誘導
体(1−)の内、R4が低級アルキル基である化合物は
、R4が水素原子である化合物を常法によりアルキル化
して製造することもでき、Aが硫黄原子である化合物は
、Aが酸素原子である化合物を、例えば五硫化リン等の
硫化剤で処理して製することもできる。
さらに、必要とあれば、R5が式: −Y−R”で示さ
れる基であって、かつR6が含酸素複素単環式基置換オ
キシ基である化合物(1)を常法によりエーテル加水分
解して、R6が水素原子である4−アミノフェノール誘
導体(1)を製造することもできる。
実験例1 5−1ボキシー −ゼ ラ・ノドの培養好塩基球性白血病細胞株RBL−1細胞
より5−リポキシゲナーゼを含む酵素液を調製し、イン
ドメタシン・塩化カルシウム・アデノシン三リン酸及び
被検物質の存在下、放射性標識したアラキドン酸を基質
として反応させた。反応液の一定量を薄層上にスポット
して展開分離後、酵素反応産物5−HETE (5−ヒ
ドロキシエイコサテトラエン酸)画分の放射活性を測定
することにより5−リポキシゲナーゼ活性の指標とした
被検物質の5−リポキシゲナーゼ阻害活性は、対照試験
における反応を50%抑制する濃度IC6゜(μM)で
表示した。
[Biochimica et Biophysica
 Acta  795巻458頁(1984年)記載の
M、Furukawaらの方法]実験結果は下記第1表
及び第2表記載の通りである。
第  1  表 実験例2 0イコト茸エンB モルモットにカゼインを腹腔内投与することにより好中
球を主体とする細胞の浮遊液を調製し、被検物質の存在
下アラキドン酸及びカルシウムイオノフオアA2318
7と反応させた。生成されたロイコトリエンB、は、溶
媒抽出後、高速液体クロマトグラフィーを用いて標準ロ
イコトリエンB4に相当するピークの面積より定量した
。被検物質のロイコトリエンB4生成阻害作用は、濃度
10−6Mにおける阻害%で表示した。
[ProsLagrandins  31巻358頁(
1986年)記載のM、B、Douglassらの方法
〕 実験結果は下記第3表及び第4表記載の通りである。
第3表 実験例3 0イコ 1エンC 卵白アルブミンで感作したモルモットの肺を細片とし、
被検物質及びインドメタシンの存在下卵白アルブミンと
反応させて生ずるロイコトリエンC4を溶媒抽出し、ラ
ジオイムノアッセイにより定量した。被検物質のロイコ
トリエンC1生成阻害作用は、検体濃度10−’Mにお
ける阻害%で表示した。
実験結果は下記第5表記載の通りである。
第5表 第6表 実験例4 PAF任 IM マウス腹腔内に被検物質を投与し、30分後にLD、。
相当量のPAFを尾静脈より投与して、PAF投与1時
間後の生存率を求めた。
下記第6表の化合物は、30mg/kg n¥1腔内投
与で生存率1ooxを示した。
実験例5 PAN珠 ゛フローゼ SD系雌雄性ラット体重=180〜220g〕にビュー
ロマイシン・アミノヌクレオシド(PAN)の100 
mg/kgを静脈内投与して蛋白尿を惹起し、投与6日
目に、尿中蛋白量を測定した。その後(PAN投与投与
6冫目検体100n+g/kg  (少量の非イオン性
界面活性剤(Tween 80)を用いて生理食塩水5
Inlに懸濁〕を腹腔内投与し、検体投与1日後の尿中
蛋白排泄量を測定した。
実験結果は下記第7表記載の通りである。
第7表 ン性界面活性剤(Tween 80)を用いて生理食塩
水5dに懸濁〕を1回ずつ投与した。以降9日間、午前
と午後に同量の検体を各1回腹腔内投与し、抗体投与開
始から10日後の尿中蛋白排泄量を測定した。
実験結果は下記第8表記載の通りである。
第8表 * :検体懸濁液の代わりに、 投与した。
同量の生理食塩水を *本:PAN投与後の日数を表す。
実験例6 家兎より調製した抗ラット糸球体基底膜抗体血清をSD
系雌雄性ラット体重:170〜215g)に尾静脈から
投与し、腎炎を惹起した。抗体投与直後及び6時間後に
、検体50mg/kg C少量の非イオ*:検体懸濁液
の代わりに、同量の生理食塩水を各回投与した。
実験例7 刑assive he mann ” SD系雌雄性ラット体重:170〜215g)にウサギ
γグロブリン5o+gとアジュバント(Freund’
scomplete adjuvant)のエマルジョ
ン0.2dを皮下投与し、翌日、抗FxlAウサギ抗血
清を静脈内投与して腎炎を想起した。抗血清投与直後及
び6時間後に検体50+ag/kg  (少量の非イオ
ン性界面活性剤(Tween 80)を用いて10dに
懸濁〕を1回ずつ投与した。以降19日間、午前と午後
に同量の検体を各1同経口投与し、抗体投与開始から1
5日後及び20日後の尿中蛋白排泄量を測定した。
実験結果は下記第9表記載の通りである。
第  9  表 実験例8 P、 acnes” 7週令の層性Ba1b/cマウスにプロピオニバクテリ
ウム・アクネス(PropionibacLerium
 acnes)加熱死菌2.5■を静脈内投与し、約1
週間後にリポポリサッカライド(LPS)1ggを追加
静脈内投与して急性肝不全を誘導した。検体はLPS投
与投与1荊 量の非イオン性界面活性剤(Tween 80)を用い
て蒸留水10dに懸濁〕をそれぞれ経口投与した。
LPS投与投与6稜 ク・ピルヴイック・トランスアミナーゼ(GPT)及び
グルタミンク・オキサロアセテインク・トランスアミナ
ーゼ(GOT)活性を測定した。
実験結果は下記第10表記載の通りである。
第10表 傘*:抗血清投与後の日数を表す。
*:カルメン単位で表す。
製造例1 アルゴン気流下に4−アミノ−2.6−シメチルフエノ
ール1.5gを酢酸エチル50dに懸濁し、水冷下に炭
酸水素ナトリウム2.5gの水50d溶液を加える。撹
拌下にイソペンタノイルクロリド1.32gを加え、1
0分間激しく撹拌したのちクロロホルム抽出する。抽出
液を10%塩酸及び水で洗浄し、乾燥後濃縮する。残渣
をイソプロピルエーテル−イソプロビルアルコールより
再結晶して4−イソペンタノイルアミノ−2.6−ジメ
チルフェノール1、81 gを得る。
M,  p, 160.5〜161.5“C製造例2 水冷下に3.7.11−)リメチルー(2Z,6E )
 −2。
6、10−ドデカトリエン酸0.9 gのアセトニトリ
ル10 ml 溶液に、トリエチルアミン578■、つ
いでジエチルホスホロクロリデート854■を加え30
分撹拌した後、4−アミノ−2.6−ジメチルフェノー
ル522■を加え室温で反応させる。反応液に氷片を加
えイソプロピルエーテル抽出し、抽出液を10%塩酸、
水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗
浄し、乾燥後溶媒を留去する。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー〔溶媒:酢酸エチル−ヘキサン(1
: 3) )で精製して4− (3,7,11−)ジメ
チル−(2Z、6E ) −2,6,10−ドデカトリ
エノイルアミノ] −2,6−ジメチルフェノール58
0■を得る。
M a s s (m/e):335 (M’)、 2
86.219.137製造例3〜20 対応原料化合物を製造例1又は2と同様に処理して下記
第11表及び12表記載の化合物を得る。
第11表 第 表 製造例21 (1)4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルアニリン
200■及びヘキサン酸3I11を150°Cで3時間
撹拌する0反応液にエーテル10Idを加え、10%水
酸化ナトリウム水溶液及び水で洗浄し、乾燥後溶媒を留
去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔
溶媒:クロロホルム−エタノール(10:1))で精製
して、溶出液からN−(4−ベンジルオキシ−3,5−
ジメチルフェニル)ヘキサンアミド260■を油状物と
して得る。
M a s s (m/e)  : 325.234(
2)上記(1)の生成物160■をエタノール15m及
びテトラヒドロフラン5d中、10%のパラジウム炭素
50■の存在下、常温常圧で接触還元する。
反応液からパラジウム−炭素を濾去し、濾液より溶媒を
留去する。残渣をイソプロピルエーテルより再結晶して
4−ヘキサノイルアミノ−2,6ジメチルフ工ノール9
6mgを得る。
M、  p、 110.5〜112°C製造例22〜2
4 対応原料化合物を製造例1、製造例2又は製造例2l−
(1)のいずれか及び製造例2l−(2)と同様に処理
して下記第13表記載の化合物を得る。
第13表 実施例25 4− (12−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ
)−5,10−ドデカシイノイルアミノ〕−2,6−ジ
メチルフェノールをメタノール10mfl 及びP−1
ルエンスルホン酸45■の混合物と共に60°C12時
間撹拌したのち氷を加え酢酸エチルで抽出する。抽出液
を水、5%炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水及び水で洗
浄後、乾燥し、溶媒を留去する。残渣を酢酸エチル−ヘ
キサンより再結晶して4−(12−ヒドロキシ−5,1
0ドデカシイノイルアミノ)−2,6−ジメチルフェノ
ール230■を得る。
M、p、105〜107°C 製造例26 (1)4−アミノ−2,6−ジメチルフェノール及びア
クリロイルクロリドを製造例1と同様に処理して4−ア
クリロイルアミノ−2,6−ジメチルフェノールを得る
M、  p、210.5〜213°C (2)上記(1)の生成物1.5g及び炭酸カリウム1
3gをエタノール中で還流する。反応液を氷水中に注ぎ
、酢酸エチルで抽出する。抽出液を水洗、乾燥後、残渣
を酢酸エチル−ヘキサンより再結晶して4   (3−
エトキシプロピオニル)アミノ2.6−シメチルフエノ
ール1.7gを得る。
M、p、110〜113.5 °C C製何例7 (1)N−(4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルフ
ェニル)オクタンアミド3.6gのジメチルスルホキシ
ド50d溶液に96%水酸化カリウム715■を加える
。この反応液にヨウ化メチル174gを加えて撹拌する
0反応液を、水に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出する。
抽出液を水洗、乾燥後溶媒を留去してN−メチル−N−
(4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルフェニル)オ
クタンアミド3.4gを油状物として得る。
M a s s (s+/e)  : 367(M”)
、 276、150(2)上記(1)の生成物を製造例
2l−(2)と同様に処理し、イソプロピルエーテルか
ら再結晶することにより4−(N−メチル−N−オクタ
ノイルアミノ)−2,6−シメチルフエノール2.01
 gを得る。
M、p、:97.5〜99°C 製造例28 4−(ヘキサノイルアミノ)−2,6−シメチルフエノ
ール1.82gのピリジン301d溶液を五硫化リン1
.53 gと共に1時間還流したのち減圧濃縮する。残
渣に水を加えて1.5時間撹拌した後酢酸エチルで抽出
する。抽出液を10%塩酸、水で洗浄し、乾燥後溶媒を
留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
〔溶媒:ヘキサンー酢酸エチル(1:1))で精製後、
溶出液から得られる結晶ヲイソプロビルエーテルーヘキ
サンより再結晶して4−(ヘキサンチオイル)アミノ−
2゜6−シメチルフーエノール0.85gを得る。
M、p、113〜114°C 参考例1 (1)2−n−プロピルフェノール50gの塩化メチレ
ン溶液にトリエチルアミンを加え、更に、水冷下、アセ
チルクロリドの塩化メチレン溶液を加え、攪拌した後、
洗浄、乾燥、溶媒を留去する。残渣にクロロベンゼン、
ついで塩化アルミニウムを加え還流する。冷却後、反応
液に氷片を加え、10%水酸化ナトリウム水溶液でアル
カリ性とし、室温でll拌、アルミニウムコンプレック
スを分解する。
ついで、10%塩酸でpH4としたのち、エーテルで抽
出し、洗浄、乾燥後、減圧濃縮する。残渣をシリカゲル
カラムで分離精製して、6−アセチル−2−(n−プロ
ピル)フェノール30.1gを油状物として得る。
(2)硝酸銅(II)  ・3水和物を無水酢酸と室温
で撹拌し、コンプレックスを作る。一方、上記(1)で
得られた生成物14gの無水酢酸溶液に、水冷下、上記
コンプレックスを加える。室温で攪拌した後、氷水中に
性別し、酢酸エチル抽出、洗浄、乾燥後、溶媒を留去す
る。残渣をシリカゲルカラムで精製して、6−アセチル
−4−ニトロ−2−(n−プロピル)フェノール10g
を油状物として得る。
(3)上記(1)で得られた生成物10gのエタノール
溶液に、塩化スズ・2水和物を加え、還流する。冷却後
、5%炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチル抽
出し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣を塩酸塩にし
て、6−アセチル−4−アミノ−2−(n−プロピル)
フェノール・塩酸塩8.7gを得る。
m、  p、 217〜219°C(分解)参考例2 (1)2,3.6−)リメチルフェノール6.8g、酢
酸、ジメチルホルムアミド、水の混合物に、水冷下、亜
硝酸ナトリウム水溶液を滴下し、同温で攪拌したのち、
析出晶をろ取、乾燥後、イソプロピルエーテル−n−ヘ
キサンから再結晶して2,36−ドリメチルー4−ニト
ロソフェノール7.56gを得る。
m、  p、 181〜1B3°C(分解)(2)上記
(1)で得られた生成物5.0gのエタノール溶液に1
0%塩酸及び鉄粉を加え、還流したのち、ろ過する。ろ
液をアルカリ性下、酢酸エチル抽出し、洗浄後、塩酸塩
とし、濃縮、さらにエーテルで洗浄して、2,3.6−
)ジメチル−4−アミノフェノール・塩酸塩3.7gを
得る。
m、p、303°C(分解) 参考例3 (1) 1− (テトラヒドロビラン−2−イルオキシ
)−2,7−オクタジイン1.94gのテトラヒドロフ
ラン溶液に、アルゴン気流下に一10°Cで1.56M
n−ブチルリチウムのヘキサン溶液を加え、同温で撹拌
し、さらに1−ブロモ−3−クロロプロパンのヘキサメ
チルホスホリックトリアミド溶液を加える。反応混合物
を室温で一夜撹拌したのち、水を加え、イソプロピルエ
ーテルで抽出し、水洗、乾燥後、濃縮して11−(テト
ラヒドロピラン−2−イルオキシ)−1−クロロ−4゜
9−ウンデカジイン2.4gを油状物として得る。
(2)上記(1)で得られた化合物をジメチルホルムア
ミド及び水の混液に溶解し、シアン化カリウムを加えて
80°Cで撹拌する。反応液に水を加え、エーテル抽出
し、水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去する。残渣をシルカ
ゲルカラムで精製して1−シアノ−11−(テトラヒド
ロビラン−2−イルオキシ)−4,9−ウンデカジイン
1.15gを油状物として得る。
(3)上記(2)で得られた化合物のエタノール及び水
の混液に、水酸化カリウムを加え、80°Cで撹拌する
。該溶液を10%塩酸でpH6〜7とした後、エタノー
ルを減圧留去する。残渣を水で希釈後、酢酸エチル抽出
し、乾燥後、濃縮し、残査をシリカゲルカラムで精製し
て12−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−5
,10−ドデカジイン酸600 l11gを油状物とし
て得る。
〔発明の効果〕
本発明の5−リポキシゲナーゼ阻害剤は、その優れた酵
素阻害作用にもとづき、種々の原因により引き起こされ
るLTの生合成を効果的に抑制する。また、有効成分で
ある4−アミノフェノール誘導体(1)は、低毒性であ
り医薬として高い安全性を有する。例えば、4−(3,
7−シメチルー (2E、 6B) −2,6−オクタ
ジニノイルアミノ)−2,6−シメチルフエノールをマ
ウスに2000mg/kg経口投与し、2日後まで観察
したが死亡例は認められなかった。
このため、本発明の5−リポキシゲナーゼ阻害剤は、L
Tにより引き起こされる各種アレルギー性及び炎症性疾
患、例えば気管支喘息、アレルギー性鼻炎、じんま疹、
乾唐、痛風、関節炎、腎炎、肝炎等の治療・症状の緩和
及び/又は予防に用いることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R^1及びR^2は低級アルキル基、低級アル
    カノイル基又はシクロアルキル基、R^3及びR^4は
    水素原子又は低級アルキル基、R^5は低級アルコキシ
    −低級アルキル基、シアノ基で置換されていてもよい炭
    素数3〜9個のアルキル基置換メチル基又は式:−Y−
    R^6で表される基、Yは1〜4個の二重結合又は三重
    結合を有する炭素数4〜14個の2価の炭化水素基、R
    ^6は水素原子、水酸基、置換されていてもよいシクロ
    アルケニル基又は含酸素複素単環式基置換オキシ基、A
    は酸素原子又は硫黄原子を表す。) で示される4−アミノフェノール誘導体又はその薬理的
    に許容しうる塩を有効成分としてなる5−リポキシゲナ
    ーゼ阻害剤。 2、R^5が炭素数2〜8個のアルコキシ−アルキル基
    、シアノ基で置換されていてもよい炭素数3〜9個のア
    ルキル基置換メチル基、1〜4個の二重結合を有し炭素
    数3〜7個のシクロアルケニル基で置換されていてもよ
    い炭素数4〜14個の1価の炭化水素基、又は1〜4個
    の三重結合を有し水酸基もしくはテトラヒドロピラニル
    オキシ基で置換されていてもよい炭素数4〜14個の1
    価の炭化水素基である請求項1記載の5−リポキシゲナ
    ーゼ阻害剤。 3、R^1及びR^2が低級アルキル基、R^3及びR
    ^4が水素原子又は低級アルキル基、R^5が炭素数3
    〜8個のアルキル基置換メチル基又は1〜4個の二重結
    合を有する炭素数4〜14個の1価の炭化水素基である
    請求項1記載の5−リポキシゲナーゼ阻害剤。 4、抗アレルギー剤及び/又は抗炎症剤である請求項1
    、2又は3記載の5−リポキシゲナーゼ阻害剤。 5、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、じん麻疹、乾癬、
    痛風、関節炎、腎炎、肝炎の治療・予防剤である請求項
    1、2、3又は4記載の5−リポキシゲナーゼ阻害剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5254590A (en) * 1991-03-08 1993-10-19 Adir Et Compagnie Acylaminophenol compounds
WO2001021166A1 (en) * 1999-09-21 2001-03-29 The Regents Of The University Of California Treatment and prevention of hepatic disorders
WO2003003987A3 (en) * 2001-07-06 2003-07-17 Univ Ohio State Res Found Solid phase synthesis of arylretinamides

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