JPH0454064A - 画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は画像読取装置に係り、特にイメージスキャナ
、複写機、ファクシミリ等に適用して、透過原稿および
反射原稿の画像取り込みを行う場合に原稿を均一に押え
るに好適な画像読取装置に関する。

［従来の技術］ 第４図、第５図は例えば特開昭６４−２５６６７号公報
に記載された従来の画像読取装置を示すもので、第４図
は構成要部の概略側面図、第５図は全体の構成を示す斜
視図である。各図において、（１）はガラス板（２）の
上に置かれた原稿、（３）はガラス板（２）の下部に位
置し、原稿（１）を照射するための下部蛍光灯（３ａ）
と原稿（１）からの反射光を光電変換するための光電変
換素子（３ｃ）と原稿（１）からの反射光を光電変換素
子（３ｃ）上に結像するためのロッドレンズアレイ（３
ｂ）から構成される読取ユニット、（１５）は原稿（１
）の上部に位置し原稿（１）をガラス板（２）に押し付
は固定しながら上部蛍光灯（１９）からの光を透過でき
るようにした白色の拡散板、（２４）は装置本体（２６
）を構成する下部外装、（２２）は拡散板（１５）を固
定した上部外装、（２３）は上部蛍光灯（１９）とその
図示しない機構部および上部外装（２２）と拡散板（１
５）からなる原稿カバーであり、この原稿カバー（２３
）は装置本体（２６）に対して図示しないヒンジを支点
として開閉できるような構造とされる。

以上のような構成において、次にその動作を説明する。

通常原稿である反射原稿の読み取りを行う場合、装置本
体（２６）に固定されたガラス板（２）の上に原稿（１
）を置き、この原稿（１）を押えるようにして原稿カバ
ー（２３）をヒンジ部（２５）を支点として閉じる。こ
の時、原稿カバー（２３）の上部外装（２２）に固定さ
れている拡散板（１５）により原稿（１）をガラス板（
２）に押圧する。そして、読取ユニット（３）を構成す
る下部蛍光灯（３ａ）とロッドレンズアレイ（３ｂ）と
光電変換素子（３ｃ）により原稿（１）上の画像の読み
取りを行う。さらに、この読取ユニット（３）による一
連の読み取り動作は読取ユニット（３）を第４図の矢印
ａ方向に原稿（１）と平行に移動することで原稿（１）
全体の読み取りを行う。

また、読み取り対象となる原稿（１）がＯＨＰシート等
の透過原稿の場合は、上記と同様に拡散板（１５）によ
りガラス板（２）に押圧された原稿（１）に対して上部
蛍光灯（１９）を点灯し、この光を拡散板（１５）と原
稿（１）を透過させて原稿（１）上の画像をロッドレン
ズアレイ（３ｂ）により等倍像として光電変換素子（３
Ｃ）上に結像して光電変換し、原稿（１）の読み取りを
行う。そして、この一連の読み取り動作を上記の反射原
稿の場合と同様に読取ユニット（３）と上部蛍光灯（１
９）を矢印ａ方向に移動させながら行うことにより原稿
（１）全体の読み取りを行う。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の画像読取装置は以上のように構成されているので
、原稿カバー（２３）の回転支点が図示しないヒンジと
なっており、原稿（１）をガラス板（２）に押し付は固
定する場合に、原稿（１）の全面に対して拡散板（１５
）を均一に押し付けるのが難しく、原稿（１）の浮き上
がりによる読み取り画像の劣化を生じるという解決すべ
き課題があった。

この発明は上記のような課題を解決するためになされた
もので、原稿カバーの回転支点であるヒンジ部に関係な
く原稿押えを上下方向に独立に可動に構成することで原
稿の均一な押えを可能として良好な原稿の読み取りを実
現した画像読取装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、この発明は、原稿上の画像
を読み取り電気信号に変換するための読取手段と、前記
読取手段と前記原稿の間に介在して前記原稿を密着して
載置するための透明板手段と、前記透明板手段に対して
前記原稿を均一に押し付けるための押付板手段と、前記
押付板手段を前記原稿面に対して垂直に移動可能にしか
も弾性的に保持する原稿カバー手段を備え、前記原稿面
全体を透明板手段に対して均一に押し付ける画像読取装
置を提供するものである。

［作用］ 上記手段において、この発明の画像読取装置は、原稿上
の画像を読取るための読取手段と前記原稿の間に前記原
稿を載置するために透明板手段が配置されるが、これに
対して原稿カバー手段により前記原稿を透明板手段に押
し付けるための押付板手段を前記原稿面に対して垂直に
しかも可動に弾性的に保持することにより、前記原稿面
全体を透明板手段に対して均一に押し付けており、前記
読取手段による前記原稿の読取りの信頼性を高めている
。

［実施例］ 以下、図面を参照しながら、この発明の詳細な説明する
。

第１図はこの発明の一実施例に係る画像読取装置の断面
正面図、第２図は第１図の構成における原稿カバーの断
面側面図、第３図は本実施例の画像読取装置の全体構成
を示す斜視図である。各図を通じて、（３ｄ）は読取ユ
ニット（３）においてロッドレンズアレイ（３ｂ）と光
電変換素子（３ｃ）を保持するためのガイドブロック、
（３ｅ）は読取ユニット（３）においてガイドブロック
（３ｄ）を保持するベース板、（４）は読取ユニット（
３）に固定され内部に軸受け（６）を圧入されているキ
ャリッジ、（５）はガラス板（２）と平行に下部フレー
ム（１３）に取り付けられ、キャリッジ（４）の軸受け
（６）に挿入されて読取ユニット（３）の移動案内とな
るガイドシャフト、（７）は読取ユニット（３）の駆動
用のモータ、（８）はモータ（７）の駆動軸に結合され
るモータ歯車、（９）はモータ歯車（８）と噛み合い連
結される減速歯車、（１０）は減速歯車（９）に同軸で
固定さた駆動プーリ、（１１）は従動プーリ、（１２）
は駆動プーリ（１０）と従動プーリ（１１）の間に架装
されキャリッジ（４）を介して読取ユニット（３）を駆
動する駆動ベルト、（１３）は下部外装（２４）の内側
に配置されモータ（７）やキャリッジ（４）を装置する
下部フレーム、（１４）はガラス板（２）を上部外周か
ら押え込み固定するためのガラスホルダ、（１６）は原
稿カバー（２３）において拡散板（１５）の外周下部面
に接触して拡散板（１５）を保持するためのホルダ、（
１７）は拡散板（１５）の外周上面に取り付けられ拡散
板（１５）を下部方向に押し付けるためのスポンジ状の
弾性部材、（１８）は弾性部材（１７）の上部に接触し
弾性部材（１７）の固定と拡散板（１５）の上部方向へ
の移動量を規制するためにホルダ（１６）に固定された
ストッパ、（２０）は上部蛍光灯（１９）の両端部に取
り付けられた蛍光灯ホルダ、（２１）はホルダ（１６）
や蛍光灯ホルダ（２０）を保持するために上部外装（２
２）内に配置される上部フレーム、（２５）は装置本体
（２６）と原稿カバー（２３）を接続し、原稿カバー（
２３）を開閉するために図示しないバネ材を組み入れた
ヒンジ部である。

なお、原稿カバー（２３）内に組み込まれる上部蛍光灯
（１９）は蛍光灯ホルダ（２０）に保持されながら複数
本が拡散板（１５）面を均一に照射するように配置され
る。

以上述べたような構成において、次にその動作を説明す
る。

画像の読み取りに当たって、原稿（１）をセットする場
合、先ず原稿（１）を装置本体（２６）のガラス板（２
）上面に置き、原稿カバー（２３）をヒンジ部（２５）
を回転支点として閉じる。この時、拡散板（１５）は弾
性部材（１７）により下方向に押し付けられているため
に原稿（１）の厚さ分だけ原稿（１）面から反力を受け
る。その結果、拡散板（１５）は弾性部材（１７）の弾
性力に抗して上部に移動しながら原稿（１）の全面に対
して均一な押し付は力を作用させる。その結果、原稿（
１）はガラス板（２）面に対して均一に押し付けられる
ため、読取ユニット（３）による良好な画像の読み取り
が可能である。また、原稿（１）が書籍等の厚いもので
ある場合、拡散板（１５）の上部への移動量はストッパ
（１８）により規制されることになり、一定量以上は移
動できないようにしである。

以上のようにして、原稿（１）のガラス板（２）上への
設定が終了すると、原稿（１）が反射原稿の場合、下部
蛍光灯（３ａ）が点灯して原稿（１）を照射する。この
原稿（１）からの反射光をロッドレンズアレイ（３ｂ）
により等倍像として光電変換素子（３ｃ）上に結像する
ことで光電変換し、原稿（１）上の画像の読み取りが実
施される。さらに、モータ（７）の回転駆動を減速歯車
（９）、駆動プーリ（１０）、駆動ベルト（１２）を介
してキャリッジ（４）に伝達し、キャリッジ（４）に固
定されている読取ユニット（３）をガイドシャフト（５
）に沿って原稿（１）に平行に移動することにより原稿
（１）全体の画像の読み取りを行うことができる。

また、読み取り用の原稿（１）がＯＨＰシート等の透過
原稿の場合、上記と同様に拡散板（１５）によりガラス
板（２）に押圧された原稿（１）に対して原稿カバー（
２３）内に複数個配置された上部蛍光灯（１９）を点灯
することにより拡散板（１５）を介して原稿（１）の全
面を均一に照射する。その結果、光は原稿（１）を透過
して原稿（１）上の画像をロッドレンズアレイ（３ｂ）
を介して等倍像として光電変換素子（３ｃ）上に結像し
、光電変換素子（３ｃ）はこれを光電変換する。そして
、この一連の原稿（１）上の画像の読み取りは読取ユニ
ット（３）を原稿（１）に対して平行に移動させること
により原稿（１）の全面について実施される。

以上のような動作を通じてガラス板（２）上にセットさ
れる原稿（１）は拡散板（１５）を弾性的に支持する弾
性部材（１７）の作用により、ガラス板（２）上に全面
均一な力で押し付けられ、読取ユニット（３）に対する
光学的な読み取り距離が一定の範囲に規制されるため、
原稿（１）上の画像の良好な読み取りが可能となる。

なお、上記実施例では弾性部材（１７）としてスポンジ
状のものを例示したが、板バネ等のバネ材を用いても同
様の効果を得ることができる。また、上部蛍光灯（１９
）は原稿カバー（２３）内に複数設ける必要はなく、読
取ユニット（３）と同期して原稿カバー（２３）内を移
動するような構成としてもよい。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、拡散板を原稿カバー
に対して弾性的に保持し、原稿を原稿台に均一に押し付
けることができるように構成したので、原稿全体を原稿
台であるガラス板に密着させることが可能となり、原稿
の浮き上がりを抑制して良好な画像の読み取りを可能と
した画像読取装置を得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る画像読取装置の断面
正面図、第２図は第１図の構成における原稿カバーの断
面側面図、第３図は第１図の画像読取装置の全体構成を
示す斜視図、第４図は従来の画像読取装置の構成要部の
概略側面図、第５図は従来の画像読取装置の全体の構成
を示す斜視図である。 図において、（１）は原稿、（２）はガラス板、（３）
は読取ユニット、（３ａ）は下部蛍光灯、（３ｂ）はロ
ッドレンズアレイ、（３ｃ）は光電変換素子、（３ｄ）
はガイドブロック、（３ｅ）はベース板、（４）はキャ
リッジ、（５）はガイドシャフト、（６）は軸受け、（
７）はモータ、（８）はモータ歯車、（９）は減速歯車
、（１０）は駆動プーリ、（１１）は従動プーリ、（１
２）は駆動ベルト、（１３）は下部フレーム、（１４）
はガラスホルダ、（１５）は拡散板、（１６）はホルダ
、（１７）は弾性部材、（１８）はストッパ、（１９）
は上部蛍光灯、（２０）は蛍光灯ホルダ、（２１）は上
部フレーム、（２２）は上部外装、（２３）は原稿カバ
ー　（２４）は下部外装、（２５）はヒンジ部、（２６
）は装置本体である。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　原稿上の画像を読み取るための読取手段と、前記読取
   手段と前記原稿の間に介在し前記原稿を載置するための
   透明板手段と、前記透明板手段に対して前記原稿を押し
   付けるための押付板手段と、前記押付板手段を前記原稿
   面に対して垂直に可動に弾性的に保持する原稿カバー手
   段を備えることを特徴とする画像読取装置。