JPH0454033B2 - - Google Patents

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JPH0454033B2
JPH0454033B2 JP4674085A JP4674085A JPH0454033B2 JP H0454033 B2 JPH0454033 B2 JP H0454033B2 JP 4674085 A JP4674085 A JP 4674085A JP 4674085 A JP4674085 A JP 4674085A JP H0454033 B2 JPH0454033 B2 JP H0454033B2
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JP
Japan
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locking
key
inner cylinder
disc
notch
Prior art date
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Application number
JP4674085A
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English (en)
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JPS61207770A (ja
Inventor
Hiroyuki Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Takigen Manufacturing Co Ltd filed Critical Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP60046740A priority Critical patent/JPS61207770A/ja
Priority to US06/833,160 priority patent/US4667493A/en
Priority to EP19860102651 priority patent/EP0195293B1/en
Priority to DE8686102651T priority patent/DE3666713D1/de
Priority to KR1019860001626A priority patent/KR900002462B1/ko
Publication of JPS61207770A publication Critical patent/JPS61207770A/ja
Publication of JPH0454033B2 publication Critical patent/JPH0454033B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、外筒に内筒を回転可能に嵌め込み、
内筒内に前後に重ねて複数枚の施錠円板を嵌め込
み、施錠円板の半円形鍵孔に挿通した鍵の半円形
ないし扇形断面の操作部で各施錠円板を所定角度
回して、サイドバーによる内筒の回転拘束を解除
する円板型シリンダー錠に関するものである。
(従来の技術) 特公昭54−41960号公報に開示された従来の円
板型シリンダー錠では、外筒の前面壁の中央に円
形の鍵差込み孔を設け、外筒の筒状壁の内面に互
いに逆傾斜の二つの斜面を有する受溝を前後方向
に設け、内筒の筒状壁を外筒の筒状壁に回転可能
に嵌め込み、ストツパー部材によつて内筒の前後
方向への移動を阻止している。
内筒の筒状壁に幅広開口部と幅狭開口部を相対
向させて前後方向に設け、内筒の筒状壁に複数枚
の施錠円板を前後に重ねて回転可能に嵌め込み、
各施錠円板の中央部に半円形の鍵孔を設け、前記
幅広開口部の対向する内側面間で移動する回転角
度規制突起と、互いに逆傾斜の二つの斜面を有す
る切欠部とを外周面に設けてある。
横断面円形のサイドバーを前後方向に配置して
前記幅狭開口部に嵌め込み、サイドバーを内筒の
半径方向に移動させて、外筒の受溝と施錠円板の
切欠部に係脱させてある。
鍵には横断面が半円形ないし扇形であり、円弧
面を挟む二つの腹面の一方によつて、施錠円板を
切欠部が幅狭開口部に対面する位置まで回転さ
せ、他方の腹面によつて、施錠円板を切欠部が幅
狭開口部に対面しない位置まで回転させる施錠円
板操作部を、長さ方向に沿つて前後に複数個設け
てある。
(発明が解決しようとする問題点) この円板型シリンダー錠では、鍵をすべての施
錠円板の鍵孔に挿通した後、鍵を所定方向に回転
させると、鍵の施錠円板操作部の一方の腹面に押
されて、対応する各施錠円板がそれぞれの所定角
度だけ内筒に対して回転し、複数の施錠円板の各
切欠部が内筒の幅狭開口部に対面した位置におい
て一直線上に整列する。
この段階で鍵によつて内筒に回転力を与える
と、該幅狭開口部と外筒の受溝に跨がつて係合し
ていたサイドバーは、該受溝の一方の斜面に押さ
れて半径方向に沿つて内向きに移動し、前記整列
した施錠円板の各切欠部と前記幅狭開口部に跨が
つて係合する。
この内向き移動によつてサイドバーが外筒の受
溝から完全に脱出するため、外筒に対する内筒の
回転拘束が解除され、内筒は鍵によつて所定の解
錠方向に回転可能となる。そのため、内筒の後端
部の螺子軸部に取付けた止め金板は、施錠位置か
ら解錠位置へと回転操作される。
しかしながら、この円板型シリンダー錠では、
鍵が全ての施錠円板の鍵孔に挿通されていない状
態においても、鍵を回転させることができるた
め、鍵が到達していない後位の施錠円板が不回転
のまま取残されることになる。このときには、全
ての施錠円板の切欠部が前後方向の一直線上に整
列しないため、サイドバーが内筒の半径方向に移
動して外筒の受溝から脱出することがなく、外筒
に対する内筒の回転拘束は解除されない。
このように内筒が外筒に対して回転不能である
ため、内筒の螺子軸部に取付けた止め金板は、施
錠位置に維持され、解錠方向には回転しないので
あるが、前記のように鍵が回転できたために、止
め金板が解錠位置まで回されたものと誤解し、鍵
が挿通された施錠円板を逆回転させて、鍵を引抜
いてしまう。その場合には、鍵が挿通されなかつ
た施錠円板の鍵孔と、鍵が挿通された施錠円板の
鍵孔が不揃いとなる。
このように鍵の中の中途半端な挿入と逆回転に
よつて鍵孔が不揃いになつたときには、次に鍵を
各施錠円板の鍵孔に差込む際に、完全に差込まな
いうちに鍵の先端が途中の施錠円板に突き当つて
しまう。このときには、鍵をその度に左右に振動
させながら、後位の施錠円板の鍵孔へと差込んで
行かなければ、鍵の差込み操作が円滑に行えない
難点がある。
内筒が施錠位置や解錠位置に来たことを認識す
るためにデテント機構を錠に設けることも行われ
ているが、従来の一般的なデテント機構は、内筒
に半径方向の受孔を設け、該受孔に収容したデテ
ント用小球をバネで付勢して、内筒の回転終端時
に外筒の内周面のデテント用凹部と係合させるも
のである。
このようなデテント機構では、該小球のために
専用の収容スペースを確保する必要があるため、
その分だけ錠の小型化が制約され、また、部品点
数も増えるため、製作加工のコストの節減も制約
される難点がある。
従つて、本発明の目的は、鍵が全ての施錠円板
の鍵孔に差込まれない限り、鍵を回転させること
ができないため、複数の施錠円板の鍵孔が途中で
不揃いとなることがなく、鍵の差込み操作が常に
円滑になされると共に、省スペースで低コストの
デテント機構を備えた円板型シリンダー錠を提供
することである。
(問題点を解決するための手段) 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明する
と、本発明の円板型シリンダー錠は、基本的構成
部品として外筒1と内筒2と鍵3と複数枚の施錠
円板5とサイドバー7を備えている。
外筒1には、前面壁20の中央部に円形の鍵差
込み孔21を設け、該前面壁20の背後の筒状壁
22の内面に、互いに逆傾斜の二つの斜面16
a,16bを有する受溝16を前後方向に設けて
ある。
内筒2は、筒状壁25が外筒1の筒状壁22に
回転可能に嵌め込まれ、ストツパー部材23によ
つて前後方向への移動を阻止され、筒状壁25に
は幅広開口部15と幅狭開口部9を相対向させて
前後方向に設けてある。
各施錠円板5は、内筒2の筒状壁25に前後に
重ねて回転可能に嵌め込まれ、中央部に半円形の
鍵孔4を設け、幅広開口部15の内側面15a,
15bの間を移動する回転角度規制突起27と、
互いに逆傾斜の二つの斜面8a,8bを有する切
欠部8とを外周面に設けてある。
サイドバー7は、横断面が円形であり、前後方
向に配置して幅狭開口部9に嵌め込まれ、内筒2
の半径方向に移動して外筒1の受溝16と施錠円
板5の切欠部8に係脱する。
鍵3は、横断面が半円形ないし扇形であり、円
弧面32aを挟む二つの腹面の一方の腹面32b
によつて、施錠円板5を切欠部8が幅狭開口部9
に対面する位置まで回転させ、他方の腹面32c
によつて、施錠円板5を切欠部8が幅狭開口部9
に対面しない位置まで回転させる施錠円板操作部
32を、長さ方向に沿つて前後に複数個設けてあ
る。
本発明の要旨は、上記円板型シリンダー錠に鍵
3の回転を制御する一枚の制御円板6を付加した
ことである。
この制御円板6は、内筒2の筒状壁25の最前
部に回転可能かつ内筒2の直径方向に移動可能に
嵌め込まれ、施錠円板5と同様に、幅広開口部1
5の内側面15a,15bの間を移動する回転角
度規制突起14と、互いに逆傾斜の二つの斜面3
1a,31bを有する切欠部31を外周面に設け
てある。
制御円板6の外周面には制止突起12が更に設
けられ、制止突起12は、内筒2の筒状壁25の
前端部に設けた制止溝13に係脱するものであ
り、制止突起12と切欠部31の間隔は制止溝1
3と幅狭開口部9の間隔よりも広く設定され、制
止突起12には制止溝13aの摺接する斜面12
aを設けてある。
制御円板6には、鍵3の横断面の半円形を直径
方向に沿つて平行移動させたときの軌跡に相当す
る形状の鍵孔30を、制御円板6の中央部に設
け、内筒2の直径方向にとつた鍵孔30の長さ
を、同方向にとつた施錠円板5の鍵孔4の長さよ
りも、制止突起12の突出長さ分だけ長く設定
し、鍵孔30の円弧面部分に係止突起10を設け
てある。
鍵3の円弧面部3aには、制御円板6の係止突
起10が係合する係止溝18を長さ方向に沿つて
設け、鍵3が最後位の施錠円板5まで挿入された
時、係止突起10が入り込む逃げ凹部11を、係
止溝18に直角に接続して円弧面部3aに設け、
逃げ凹部11の深さを制止突起12の突出長さに
等しく設定してある。
鍵3には、横断面が半円形であり、円弧面33
aを挟む二つの腹面33b,33cの一方の腹面
33bによつて、制御円板6を切欠部31が幅狭
開口部9に対面する位置まで回転させ、他方の腹
面33cによつて、制御円板6を切欠部31が幅
狭開口部9に対面しない位置まで回転させる制御
円板操作部33を鍵3に設け、制御円板操作部3
3を最前位の施錠円板操作部32の前に配置して
ある。
サイドバー7の後端部の小径部7aにコイルバ
ネ39を嵌め合わせ、サイドバー7のバネ受け肩
部7bと内筒2の内底部のバネ受け鍔部38との
間で圧縮したコイルバネ39によつて、サイドバ
ー7を前方に摺動付勢してある。
内筒2が施錠位置にあるときサイドバー7の前
端部7cが係合するデテント用凹部40と、内筒
2が解錠位置にあるときサイドバー7の前端部7
cが係合するデテント用凹部41を外筒1の前面
壁20に設けてある。デテント用凹部40とデテ
ント用凹部41にはサイドバー7の前端部7cと
摺接するテーパー内面40aとテーパー内面41
aを設けてある。
(作用) 第1図に示した施錠状態では、サイドバー7が
外筒1の受溝16と内筒2の幅狭開口部9に跨が
つて係合しており、幅狭開口部9が各施錠円板5
の外周面で閉塞されているため、内筒2は外筒1
に対して回転不能に拘束されている。また、制御
円板6は制止突起12が内筒2の制止溝13に係
合しているため、内筒2に対して回転不能に拘束
されている。サイドバー7の前端部7cは外筒1
のデテント用凹部40に係合している。
鍵3を外筒1の鍵差込み孔21から制御円板6
の鍵孔30に挿入すると、鍵孔30の係止突起1
0が鍵3の係止溝18に係合する。鍵3が各施錠
円板5の鍵孔4に挿入されるにつれて、係止突起
10は係止溝18内を摺動し、鍵3の先端部が最
後位の施錠円板5の鍵孔4まで完全に挿通される
と、係止突起10は逃げ凹部11に対面した位置
まで到達している。
ここで、鍵3に対し第2図において時計回り方
向、すなわち解錠方向の回転力を与えると、制御
円板6は制止突起12の斜面12aを内筒2の制
止溝13の縁部13aに摺接させることによつ
て、内筒2の直径方向に沿つて内向きに移動し、
第3図に示したように制御円板6の係止突起10
が鍵3の逃げ凹部11に入り込む。
このように制止突起12が制止溝13から脱出
することによつて、内筒2に対する制御円板6の
回転拘束が解除され、鍵3も回転可能となる。そ
こで、鍵3を第3図において時計回り方向に回す
と、制御円板6は鍵3の制御円板操作部33の一
方の腹面33bに押されて所定角度だけ回転し、
第4図に示したように制御円板6の切欠部31が
内筒2の幅狭開口部9に対面した位置まで移動す
る。
これと同時に、各施錠円板5も鍵3の施錠円板
操作部32の一方の腹面32bに押されてそれぞ
れの所定角度だけ回転し、各施錠円板5の切欠部
8も内筒2の幅狭開口部9に対面した位置まで移
動する。
ここで、鍵3を更に時計方向に回すと、サイド
バー7は受溝16の一方の斜面16aに押される
ため、受溝16から押し出される。内筒2の半径
方向に沿つて内向きに移動したサイドバー7は、
上記のように前後方向の一直線上に整列している
制御円板6の切欠部31と各施錠円板5の切欠部
8に入り込み、サイドバー7は切欠部8,31と
幅狭開口部9に跨がつて係合する。
そのため、鍵3からの回転力は、制御円板6と
施錠円板5とサイドバー7を介して内筒2に伝達
され、第5図に示したように内筒2は解錠位置ま
で回転させられる。このとき、サイドバー7は切
欠部8,31の一方の斜面8a,31aに押され
る。
内筒2が解錠方向に回転するとき、サイドバー
7の前端部7cはデテント用凹部40のテーパー
内面40aに摺接するため、デテント用凹部40
から押し出され、サイドバー7はコイルバネ39
の付勢に抗して後方に若干摺動する。
内筒2が第5図の解錠位置まで回転する間、サ
イドバー7の前端部7cは外筒1の前面壁20に
摺接し、内筒2が解錠位置に到達した時、サイド
バー7はコイルバネ39の付勢によつて前進摺動
し、前端部7cが別のデテント用凹部41に係合
する。
鍵3を第5図において反時計回り方向、すなわ
ち施錠方向に回すと、サイドバー7の前端部7c
はデテント用凹部41のテーパー内面41aに摺
接するため、デテント用凹部41から押し出さ
れ、サイドバー7はコイルバネ39の付勢に抗し
て後方に若干摺動する。内筒2が施錠方向に回転
する間、サイドバー7の前端部7cは外筒1の前
面壁20に摺接する。また、サイドバー7は切欠
部8,31の他方の斜面8b,31bに押され
る。
切欠部8,31の大部分が内筒2の幅狭開口部
9に対面する位置に来た時、サイドバー7が切欠
部8,31から一部押し出されて、受溝16に一
部入り込み、サイドバー7は受溝16の他方の斜
面16bによつて受溝16へと更に誘導される。
このようにしてサイドバー7が幅狭開口部9と
受溝16に跨がつて係合することによつて、内筒
2は外筒1に対して回転不能に拘束される。この
施錠位置において、サイドバー7はコイルバネ3
9の付勢によつて前進摺動し、前端部7cがデテ
ント用凹部40に係合する。
更に鍵3を反時計回り方向に回すと、各施錠円
板5が施錠円板操作部32の他方の腹面32cに
押され、制御円板6が制御円板操作部33の他方
の腹面33cに押されて、第3図に示した位置ま
で回転させられ、この位置で制御円板6が内筒2
の直径方向に沿つて外向きに移動して、制御円板
6の制止突起12が内筒2の制止溝13に係合す
る。
制止突起12が制止溝13に落ち込むことによ
つて、制御円板6の係止突起10が鍵3の逃げ凹
部11から離脱するため、鍵3は施錠円板5の鍵
孔4と制御円板6の鍵孔30から順次抜かれ、最
後に外筒1の鍵差込み孔21から抜き取られる。
(実施例) 図示の実施例ではスペーサー円板19を制御円
板6と最前位の施錠円板5の間、並びに接続の施
錠円板5,5同士の間に配置してある。スペーサ
ー円板19の中央部には鍵3が空転する円形鍵孔
28を設けてある。スペーサー円板19の外周面
には、内筒2の幅広開口部15に密に嵌め込まれ
る回転止め突起34と、内筒2の幅狭開口部9に
対面する切欠部29とを設けてある。切欠部29
にはサイドバー7が係脱する。
内筒2の筒状壁25の後端部には、止め金板3
5が嵌められる螺子軸部26を連設してある。外
筒1の筒状壁22の後端部には、止め金板35の
回転角度の制限用円板36が係脱する制限突起1
7を設けてある。該止め金板35と制限用円板3
6はナツト37によつて抜止め固定される。スト
ツパー部材23は内筒2の内周溝24に嵌め込ま
れている。
鍵違いを得るために、施錠円板5の回転角度規
制突起27と切欠部8との間の間隔は、施錠円板
5ごとに相異ならせてあり、これに対応して、鍵
3の各施錠円板操作部32は、腹面32bと32
cの中心に対する開き角度が相異なつている。
(発明の効果) 以上のように本発明の円板型シリンダー錠で
は、内筒2の筒状壁25の最前部に嵌め込まれた
制御円板6は、外周面の制止突起12が内筒2の
制止溝13に係合することによつて回転を拘束さ
れており、鍵3は制御円板6の鍵孔30の係止突
起10に鍵4の係止溝18が係合することによつ
て回転を拘束されているのであるが、鍵3が制御
円板6の背後にある全ての施錠円板5の各鍵孔4
に挿通されたとき、該係止突起10が係止溝18
に直角に接続した逃げ凹部11と対面する位置に
到達し、この段階で鍵3に所定方向の回転力を与
えると、制止突起12が斜面12aを制止溝13
の縁部13aに摺接させることによつて内筒2の
直径方向に移動し、前記係止突起10が該逃げ凹
部11に係合したとき、制止突起12が制止溝1
3から完全に脱出することによつて、制御円板6
の回転拘束が解除され、鍵3は各施錠円板操作部
32と制御円板操作部33によつて全ての施錠円
板5と制御円板6をそれぞれ所定角度回転させ、
サイドバー7による内筒2の回転拘束を解除する
ことができる。
すなわち、本発明の円板型シリンダー錠では、
最後位の施錠円板5の鍵孔4に至るまで鍵3を完
全に差込まなければ、制御円板6の回転拘束を解
除できず、鍵3を回転させることができないた
め、解錠不成立のまま前位の施錠円板5だけを逆
転させることによつて、複数枚の施錠円板5の鍵
孔4を途中で不揃いにすることはあり得ず、鍵の
差込み操作は常に円滑になされる。
また、本発明の円板型シリンダー錠では、サイ
ドバー7の前端部7cが外筒1のデテント用凹部
40またはデテント用凹部41に係合する時の衝
撃音や指先への振動感触によつて、施錠位置や解
錠位置を明確に認識できるのであるが、このデテ
ント機構では、サイドバー7がデテント部材を兼
ねているので、従来の小球を組み込むデテント機
構と比較して、デテント部材のために専用の収容
スペースを確保する必要がなく、省スペースとな
つて錠全体の小型化が可能であると共に、部品点
数の減少によつて、製作加工のコストを節減する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る円板型シリン
ダー錠の縦断面図であり、外筒と内筒のみが断面
で示されている。第2図は施錠状態において鍵を
挿入したときの第1図のA−A線断面図である。
第3図は制御円板の制止突起が内筒の制止溝から
脱出したときにおける第2図に対応した断面図で
ある。第4図は施錠円板の切欠部と制御円板の切
欠部が内筒の幅狭開口部に対面したときにおける
第2図に対応した断面図である。第5図はサイド
バーが外筒の受溝から脱出して幅狭開口部と前記
切欠部に係合した解錠状態における第2図に対応
した断面図である。第6図は前記シリンダー錠に
使用した内筒の正面図であり、第7図は該内筒の
右側面図である。第8図は前記シリンダー錠に使
用される鍵の右側面図であり、第9図は第8図の
B−B線断面図である。第10図は前記シリンダ
ー錠に使用した外筒の背面図である。第11図は
第8図のC−C線断面図である。 1……外筒、2……内筒、3……鍵、4……鍵
孔、5……施錠円板、6……制御円板、7……サ
イドバー、7a……小径部、7b……バネ受け肩
部、8……切欠部、9……幅狭開口部、10……
係止突起、11……逃げ凹部、12……制止突
起、13……制止溝、14……回転角度規制突
起、15……幅広開口部、16……受溝、17…
…制限突起、18……係止溝、19……スペーサ
ー円板、20……前面壁、21……鍵差込み孔、
22……筒状壁、23……ストツパー部材、24
……内周溝、25……筒状壁、26……螺子軸
部、27……回転角度規制突起、28……円形鍵
孔、29……切欠部、30……鍵孔、31……切
欠部、32……施錠円板操作部、33……制御円
板操作部、34……回転止め突起、35……止め
金板、36……制限用円板、36……ナツト、3
8……バネ受け縁部、39……コイルバネ、40
……デテント用凹部、40a……テーパー内面、
41……デテント用凹部、41a……テーパー内
面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 前面壁20の中央部に円形の鍵差込み孔21
    を設け、前面壁20の背後の筒状壁22の内面
    に、互いに逆傾斜の二つの斜面16a,16bを
    有する受溝16を前後方向に設けた外筒1と; 外筒1の筒状壁22に筒状壁25が回転可能に
    嵌め込まれ、ストツパー部材23によつて前後方
    向への移動を阻止され、筒状壁25に幅広開口部
    15と幅狭開口部9を相対向させて前後方向に設
    けた内筒2と; 内筒2の筒状壁25に前後に重ねて回転可能に
    嵌め込まれ、中央部に半円形の鍵孔4を設け、幅
    広開口部15の内側面15a,15bの間を移動
    する回転角度規制突起27と、互いに逆傾斜の二
    つの斜面8a,8bを有する切欠部8とを外周面
    に設けた複数枚の施錠円板5と; 横断面が円形であり、前後方向に配置して幅狭
    開口部9に嵌め込まれ、内筒2の半径方向に移動
    して外筒1の受溝16と施錠円板5の切欠部8に
    係脱するサイドバー7と; 横断面が半円形ないし扇形であり、円弧面32
    aを挟む二つの腹面の一方の腹面32bによつ
    て、施錠円板5を切欠部8が幅狭開口部9に対面
    する位置まで回転させ、他方の腹面32cによつ
    て、施錠円板5を切欠部8が幅狭開口部9に対面
    しない位置まで回転させる施錠円板操作部32
    を、長さ方向に沿つて前後に複数個設けた鍵3と
    から成る円板型シリンダー錠において、 筒状壁25の最前部に制御円板6を回転可能か
    つ内筒2の直径方向に移動可能に嵌め込み、幅広
    開口部15の内側面15a,15bの間を移動す
    る回転角度規制突起14と、互いに逆傾斜の二つ
    の斜面31a,31bを有する切欠部31と、内
    筒2の筒状壁25の前端部に設けた制止溝13に
    係脱する制止突起12とを、制御円板6の外周面
    に設け、制止突起12と切欠部31の間隔を制止
    溝13と幅狭開口部9の間隔よりも広く設定し、
    制止溝13の縁部13aに摺接する斜面12aを
    制止突起12に設け; 鍵3の横断面の半円形を直径方向に沿つて平行
    移動させたときの軌跡に相当する形状の鍵孔30
    を、制御円板6の中央部に設け、内筒2の直径方
    向にとつた鍵孔30の長さを、同方向にとつた施
    錠円板5の鍵孔4の長さよりも、制止突起12の
    突出長さ分だけ長く設定し、鍵孔30の円弧面部
    分に係止突起10を設け; 鍵3の円弧面部3aに制御円板6の係止突起1
    0が係合する係止溝18を長さ方向に沿つて設
    け、鍵3が最後位の施錠円板5まで挿入された
    時、係止突起10が入り込む逃げ凹部11を、係
    止溝18に直角に接続して円弧面部3aに設け、
    逃げ凹部11の深さを制止突起12の突出長さに
    等しく設定し; 横断面が半円形であり、円弧面33aを挟む二
    つの腹面33b,33cの一方の腹面33bによ
    つて、制御円板6を切欠部31が幅狭開口部9に
    対面する位置まで回転させ、他方の腹面33cに
    よつて、制御円板6を切欠部31が幅狭開口部9
    に対面しない位置まで回転させる制御円板操作部
    33を鍵3に設け、制御円板操作部33を最前位
    の施錠円板操作部32の前に配置し; サイドバー7の後端部の小径部7aにコイルバ
    ネ39を嵌め合わせ、サイドバー7のバネ受け肩
    部7bと内筒2の内底部のバネ受け鍔部38との
    間で圧縮したコイルバネ39によつて、サイドバ
    ー7を前方に摺動付勢し; 内筒2が施錠位置にあるときサイドバー7の前
    端部7cが係合するデテント用凹部40と、内筒
    2が解錠位置にあるときサイドバー7の前端部7
    cが係合するデテント用凹部41を外筒1の前面
    壁20に設け、デテント用凹部40とデテント用
    凹部41にサイドバー7の前端部7cと摺接する
    テーパー内面40aとテーパー内面41aを設け
    たことを特徴とする円板型シリンダー錠。
JP60046740A 1985-03-09 1985-03-09 円板型シリンダ−錠 Granted JPS61207770A (ja)

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JP60046740A JPS61207770A (ja) 1985-03-09 1985-03-09 円板型シリンダ−錠
US06/833,160 US4667493A (en) 1985-03-09 1986-02-27 Disc type cylinder lock
EP19860102651 EP0195293B1 (en) 1985-03-09 1986-02-28 A disc type cylinder lock
DE8686102651T DE3666713D1 (en) 1985-03-09 1986-02-28 A disc type cylinder lock
KR1019860001626A KR900002462B1 (ko) 1985-03-09 1986-03-07 원판형 실린더 정(錠)

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