JPH0453Y2 - - Google Patents

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JPH0453Y2
JPH0453Y2 JP1988116352U JP11635288U JPH0453Y2 JP H0453 Y2 JPH0453 Y2 JP H0453Y2 JP 1988116352 U JP1988116352 U JP 1988116352U JP 11635288 U JP11635288 U JP 11635288U JP H0453 Y2 JPH0453 Y2 JP H0453Y2
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JP
Japan
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substrate
annular
holding mechanism
substrate holding
sputtering
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JP1988116352U
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JPH0238465U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスパツタリング装置の基板保持機構に
関するものである。
(従来の技術と解決すべき課題) 従来、スパツタリング装置の基板保持機構とし
て、永久磁石を利用したものがある。
しかしながら、前記形式のものでは、永久磁石
からの磁束が外部空間に漏洩する。
したがつて、この基板保持機構を、電離雰囲気
(各種プラズマ、イオンおよび電子の存在空間)
中で使用すると雰囲気に種々の影響を与えるた
め、使用できない。
また、垂直状態の回転パレツトに設けた円形開
口部に基板を保持して、この基板を自転・公転さ
せながらスパツタ処理するスパツタリング装置に
おいては、基板を回転パレツトの円形開口部に回
転自在に取り付ける必要があるが、前記基板保持
機構を用いると、構造は簡単であるが、前記理由
により採用出来なかつた。
そのため、基板の回転パレツトへの取り付け
は、基板内外周にカバーをネジ止めして、両カバ
ーで回転パレツトに取り付けるネジ止め方式や、
基板をスプリングクリツプで回転パレツトに取り
付けるスプリングクリツプ方式で採用されてい
る。
しかしながら、いずれの方式も装着は確実に行
えるが、前者にあつては脱着が面倒である。ま
た、後者にあつては基板がプラスチツク等の柔ら
かい材料であると、基板に歪みが生じやすく、か
つ、脱着時にスプリングと基板との摩擦によりダ
ストが生じやすいという問題点を有する。
したがつて、本考案は、前記永久磁石を使用す
るものの磁束の外部への漏洩を防止または軽減
し、電離雰囲気中でも使用することのできるスパ
ツタリング装置の基板保持機構を提供することを
目的とする。
(課題を解決すべき手段) 本考案は、前記目的を達成するために、垂直状
態の回転パレツトに設けた円形開口部に基板を保
持して、この基板を自転・公転させながらスパツ
タ処理するスパツタリング装置の基板保持機構に
おいて、前記基板保持機構を、前記円形開口部に
回転自在な遊嵌状態に設けた環状基体と、該環状
基体に吸着固定され、前記基板を保持する磁性材
からなる環状の被吸着体とで構成するとともに、
前記環状基体に、所定間隔をもつて並設され、互
いに磁極が逆となつた永久磁石対を少なくとも一
対設けたものである。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面にしたがつて説明
する。
第1図および第2図は、本考案の第1実施例を
示し、スパツタリング装置20は、モータ等の駆
動装置21により回転する垂直状態の回転パレツ
ト22に設けた円形開口部23に、本考案に係る
基板保持機構25により基板24を保持して、回
転パレツト22の回転により基板24を自転・公
転させながらスパツタ処理を行うものである。
基板保持機構25は、基体である環状ホルダー
本体26と、この環状ホルダー本体26の両側に
位置して、環状ホルダー本体26とで2枚の基板
24を保持する被吸着体である環状カバー32,
32とからなる。
すなわち、環状ホルダー本体26は、回転パレ
ツト22の開口部23に回転自在な遊嵌状態に配
設されるもので、その外周中央部に、前記開口部
23よりやや小径の環状溝部27を有する一方、
その内周中央部に前記基板24の外径よりやや小
径の開口部28を有する。
また、環状ホルダー本体26の開口部28の周
囲に両側から基板24の外径より大径の環状段部
29,29が設けられ、その中間に仕切部30が
形成されている。さらに、前記環状段部29,2
9より外方の環状ホルダー本体26の環状基部3
1には、所定間隔をもつて並設され、磁性が互い
に逆となつた永久磁石対35,35が複数対設け
てある。
一方、環状カバー32,32は前記環状ホルダ
ー本体26の外側に配置されるもので、その外径
は前記回転パレツト22の開口部23の外径より
大きく、かつ、内周部に前記環状ホルダー本体2
6の段部29に嵌合する環状突部33を有する。
また、この環状突部33には前記基板24が嵌合
する段部34を有する。
なお、前記環状ホルダー本体26と環状カバー
32とはいずれも磁性材からなる。
そして、2枚の基板24,24を回転パレツト
22に装着するには、まず、環状カバー32の段
部34に基板24を嵌合し、その後、環状ホルダ
ー本体26の段部29内に環状カバー32の環状
突部33を嵌合すれば、永久磁石対35の磁力に
より環状カバー32,32と環状カバー本体26
を固定するものである。
したがつて、基板24を回転パレツト22の開
口部23に装着した状態では、第3図に示すよう
に、その磁束は閉ループを形成し、磁束が外部に
漏洩することがない。
第4図は、第1実施例が回転パレツト22の開
口部23に2枚の基板24を装着する場合である
に対し、1枚の基板24を装着する第2実施例を
示し、1枚の環状カバー32で基板24を環状ホ
ルダー本体26に装着するもので、前記環状カバ
ー32は基板24の成膜側に位置させて、スパツ
タ処理に実質的に影響がある一方側(成膜側)の
みに磁束の閉ループを形成するようにしたもの
で、他の構成は第1実施例とほぼ同様のため、第
1実施例と同一部分に同一符号を付し説明を省略
する。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案において
は、被吸着体は磁性材からなり、かつ、基体に設
ける永久磁石対は、その磁極を逆にして所定間隔
をもつて並設されているため、被吸着体が基体に
吸着されると、その磁束は閉ループを形成するた
め外部に磁束が漏洩することがない。
したがつて、本考案に係るスパツタリング装置
の基板保持機構は、電離雰囲気中でも使用するこ
とができ、また、基板等の脱着を簡単容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
し、第1図はスパツタリング装置の概略図、第2
図は基板保持機構の断面図、第3図は本考案に係
る磁石対の磁束を示す図で、第4図は第2実施例
を示す断面図である。 22……回転パレツト、23……開口部、24
……基板、26……基体、32……被吸着体、3
5……永久磁石対。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直状態の回転パレツトに設けた円形開口部に
    基板を保持して、この基板を自転・公転させなが
    らスパツタ処理するスパツタリング装置の基板保
    持機構において、前記基板保持機構を、前記円形
    開口部に回転自在な遊嵌状態に設けた環状基体
    と、該環状基体に吸着固定され、前記基板を保持
    する磁性材からなる環状の被吸着体とで構成する
    とともに、前記環状基体に、所定間隔をもつて並
    設され、互いに磁極が逆となつた永久磁石対を少
    なくとも一対設けたことを特徴とするスパツタリ
    ング装置の基板保持機構。
JP1988116352U 1988-09-02 1988-09-02 Expired JPH0453Y2 (ja)

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JP1988116352U JPH0453Y2 (ja) 1988-09-02 1988-09-02

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JP1988116352U JPH0453Y2 (ja) 1988-09-02 1988-09-02

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JPH0238465U JPH0238465U (ja) 1990-03-14
JPH0453Y2 true JPH0453Y2 (ja) 1992-01-06

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ID=31358811

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JP1988116352U Expired JPH0453Y2 (ja) 1988-09-02 1988-09-02

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5349667A (en) * 1976-10-16 1978-05-06 Spodig Heinrich Adhesive plate with permanent magnet
JPS58126978A (ja) * 1982-01-22 1983-07-28 Hitachi Ltd 基板の保持装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52110538U (ja) * 1976-02-16 1977-08-23

Patent Citations (2)

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JPS5349667A (en) * 1976-10-16 1978-05-06 Spodig Heinrich Adhesive plate with permanent magnet
JPS58126978A (ja) * 1982-01-22 1983-07-28 Hitachi Ltd 基板の保持装置

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Publication number Publication date
JPH0238465U (ja) 1990-03-14

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