JPH0453967A - 電子写真平版印刷版の印刷汚れ防止法 - Google Patents

電子写真平版印刷版の印刷汚れ防止法

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JPH0453967A
JPH0453967A JP16387690A JP16387690A JPH0453967A JP H0453967 A JPH0453967 A JP H0453967A JP 16387690 A JP16387690 A JP 16387690A JP 16387690 A JP16387690 A JP 16387690A JP H0453967 A JPH0453967 A JP H0453967A
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printing plate
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Yuji Takagami
裕二 高上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、非画像部溶出型電子写真平版印刷用原版の製
版において、電子写真平版印刷用原版側面部におけるト
ナーの付着を防止し、それに起因する印刷汚れを防止す
る電子写真平版印刷版の印刷汚れ防止法に関する。
〔従来の技術およびその問題点〕
今日、平版オフセット印刷版としては、ジアゾ化合物と
フェノール樹脂を主成分とするポジ型感光剤やアクリル
系モノマーやプレポリマーを主成分とするネガ型感光剤
を用いる28版などが実用化されているが、これらはす
べて低感度のため、あらかじめ画像記録された銀塩写真
フィルム原版を密着露光して製版を行っている。一方、
コンピュータ画像処理と大容量データの保存およびデー
タ通信技術の進歩によって、近年では、原稿入力、補正
、編集、割付から頁組まで一貫してコンピュータ操作さ
れ、高速通信網や衛星通信により即時遠隔地の末端プロ
ッターに出力できる電子編集システムが実用化している
。特に、即時性の要求される新聞印刷分野において電子
編集システムはもちろん、そこからのデータにより印刷
版が直接得られる製版システムについても実用化されつ
つある。現在、このような製版システムにおいては、電
子写真プロセスを利用し、レーザー光源(半導体レーザ
ー、He−Neレーザー、等)露光によるシステムが種
々の面から有望視されている。
また、このようなシステムにおいては、下記のような溶
出型の電子写真平版印刷版が、従来から使用されている
28版と同様な印刷条件で印刷することが可能なため、
有利に使用される。その主な製版工程としては、印刷用
原版を帯電、露光、現像を行い、トナーにより画像を形
成し、トナーが付着しない非画像部を溶出液により除去
し、予め親水化処理を施した支持体表面を露出させ印刷
版とする。ここでトナーにより保護された画像部は親油
性であるから、オフセット印刷が出来るのである。
かかる印刷用原版を製造する方法としては、般にシート
状或はコイル状のアルミニウム板に、例えば、砂目だで
、陽極酸化、化学的処理等の種々の表面処理を単独また
は適宜組み合わせて行い、その後電子写真感光層を塗布
、乾燥してから所望のサイズに裁断する方法が取られる
このような電子写真平版印刷用原版を画像露光および上
述のような処理、とくに電子写真液体反転現像処理をし
て得られた印刷版を用いて印刷する場合、通常の枚葉印
刷機により印刷版のサイズよりも小さい紙に印刷すると
きのように、印刷版の側面部に相当する部分が印刷面と
ならない場合にはなんら問題無いか、例えば新聞印刷の
ような輪転機を用いてロール状の紙に連続して印刷する
場合には、印刷版の側面部も紙面に入ってしまい、現像
により側面部に付着したトナーがインク受理性のため、
印刷版の側面部に着肉したインクは紙に印刷されて汚れ
となり、印刷物の商品価値を著しく損ねてしまう結果と
なる。
電子写真反転現像において印刷版の側面部にトナーが現
像されるのは、該側面部は裁断により導電性支持体が露
出しており、帯電工程において帯電せしめても電位保持
能がないために反転現像の際トナーを反発する力が側面
部になく、さらに電極の保持のため該側面部以上に張り
出した現像電極より印加されるバイアス電圧により、側
面部へのトナーの付着を誘発するためである。
印刷版としていわゆるPS版を用いた場合における、印
刷版側面部インク汚れを防止する方法には特開昭59−
97146号公報に開示された方法があるが、そこに記
載された不感脂化処理を電子写真平版印刷版の側面部に
施しても、電子写真反転現像方法による現像処理を行っ
た場合には、側面部には電位が保持されないため、処理
しない場合と同様にトナーにより現像されてしまい、印
刷時にインク汚れが発生する。更に、特開昭63−74
063号公報、同63−128350号公報に記載され
た方法によっても、側面部を被覆した樹脂や塗膜等を製
版前に剥離するため、結果的には現像時に導電性の支持
体表面が露出し、電位が保持されずトナーが現像されて
しまう。このように従来から開示されているPS版を対
象とした方法では、特に電子写真反転現像を行う電子写
真平版印刷用原版に対してはそのプロセスの違いから膚
足いく結果は得られない。
そこで、電子写真平版印刷版の側面部に起因する印刷汚
れを防止する方法としては、例えば特開昭63−178
240号公報に開示された方法があるが、多版数処理に
より、また長期間の停機におけるCO2によるアルカリ
溶出処理での溶出能の低下が生じた場合、この方法によ
り処理された印刷版は、印刷枚数の増加によっては側面
部にインク汚れが発生する懸念がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、電子写真現像処理を施しても、側面部
に起因するインク汚れが発生することの無い電子写真平
版印刷版を得ることのできる製版方法を提供することで
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は鋭意検討の結果、上述のような側面部に付
着したトナーに起因する印刷汚れを防止する方法として
、実質的に側面部の溶出時間を非画像部溶出時間よりも
長くなるようにすれば、現像で側面部にトナーが付着し
たとしても、溶出によりトナーが除去されて存在しなく
なり、印刷しても側面部に起因するインク汚れは発生し
ないことを見いだした。
つまり、非画像部溶出型電子写真印刷用原版をトナー現
像処理した後、画像部に影響しない範囲の側面部及びそ
の周辺部に、非画像部の溶出に用いる溶出液成分含有液
を、非画像部溶出処理に先だって塗布する。
そののち、非画像部溶出処理を行えば、側面部において
は溶出液成分含有液が塗布された時点から溶出が開始さ
れ実質的に側面部に対する溶出時間は非画像部と同時に
溶出する場合に比べ長くすることが出来る。これにより
、側面部にトナーが付着したとしても溶出することがで
き、もしくはトナーの膨潤により剥離することが可能に
なる。
また、電子写真湿式反転現像を行い製版する場合には、
特に電位を持たない側面部はトナーの付着は著しいが、
現像装置の実質的にバイアス電圧を印加する現像電極の
板進行方向に対して水平方向の幅を、版の幅と同等ある
いはそれ以下としたものを用いれば、側面部に付着する
トナーは、そうでないものに比べ激減するから、本発明
の方法がより有効に使用できる。またさらに、電子写真
平版印刷用原版の側面部に、製版前予め帯電工程により
電位を保持し、かつ溶出液に可溶の電位保持層を設ける
ことは、尚−層本発明の効果が増加するので望ましい。
さらに、溶出工程に於て電子写真印刷用原版の側面部の
溶出を促進するための、摺動もしくは回転ブラシ等を設
置する事も本発明の効果を向上させる。
本発明に係わる非画像部溶出処理に先だって側面部に塗
布される溶出液成分含有液としては、後の溶出処理工程
に於て溶出液に混入するから、混入しても非画像部溶出
能に悪影響を及ぼさないものがよい。つまり非画像部溶
出に用いる溶出液と同組成のものが好ましい。更に好ま
しくは、成分が同じでその溶出能をさらに高めたものを
用いるのがよい。
その塗布の方法としては、スポンジ等を用いて塗布する
方法、内径9.5mm程度の中空パイプから液を吐出し
塗布する方法等がある。
本発明に係わる溶出液としては、使用する電子写真製版
システムにより決定される。つまり、用いる電子写真平
版印刷用原版の非画像部をどの様なプロセスで溶出する
かにより決まるものであり、−概には規定できないが、
トナーにより形成された画像部以外を溶出出来るものな
らば使用可能である。
例えばアルカリ可溶性の光導電層を持つ印刷用原版を用
いるならばアルカリ剤を含有し緩衝能を有するものが望
ましい。アルカリ剤としては、般式S i 02 /M
20 (M=N aSK)で表現される珪酸塩、アルカ
リ金属水酸化物、また燐酸、炭酸アルカリ金属及びアン
モニウム塩等の無機アルカリ剤、エタノールアミン類、
エチレンジアミン、プロパンジアミン類、トリエチレン
テトラミン、モルホリン類の有機アルカリ剤、及びこれ
らの混合物が挙げられるが、特に上記珪酸塩が強い緩衝
能を示すため、本発明に係わる溶出液は少なくともこの
珪酸塩を含有するものが好ましく、さらにこれにアルカ
リ金属水酸化物等のその他のアルカリ剤を添加したもの
が望ましい。本発明に係わる溶出液には更に特開昭55
−25100号公報記載のイオン性化合物、特開昭55
−95946号公報記載の水溶性力チオニックポリマー
、特開昭56−142528号公報記載の水溶性両性高
分子電解質、特開昭58−75152号公報記載の中性
塩、特開昭58−190952号公報記載のキレート剤
、特開平1−177541号公報記載の液粘度調整剤、
特開昭63−2266号公報記載の防屑剤や殺菌剤、及
び各種界面活性剤、天然及び合成水溶性ポリマー等の公
知の成分を必要に応じ含有させることが出来る。
溶出液に於ける溶媒は、上記成分を安定して分散溶解し
得るものであれば特に限定されないが、水が更に好まし
くはイオン交換した水が有利に用いられる。また、上記
アルカリ剤を除いた溶出液組成を含有する溶液に於て、
実質的に溶出が起こらない量で、上記成分をより安定的
に混合分散するため、溶出液有効成分と共に最小限度の
有機溶剤を添加含有しても良い。
本発明に係わるトナーは、溶出液に対してレジスト性を
有する樹脂成分を含有していることが必要である。例え
ば上述のような溶出液に対応する樹脂成分としては、例
えばメタクリル酸、メタクリル酸エステル等から成るア
クリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニルとエチレンま
たは塩化ビニル等との共重合体、塩化ビニル樹脂、塩化
ビニリデン樹脂、ポリビニルブチラールの様なビニルア
セタール樹脂、ポリスチレン、スチレンとブタジェン、
メタクリル酸エステル等との共重合物、ポリエチレン、
ポリプロピレン及びその塩化物、ポリエチレンテレフタ
レートやポリエチレンイソフタレート等のポリエステル
樹脂、ポリカプラミドやポリへキサメチレンアジポアミ
ド等のポリアミド樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂
、アルキッド樹脂、ビニル変性アルキッド樹脂、ゼラチ
ン、カルボキシメチルセルロース等のセルロースエステ
ル誘導体、その他ワックス、蝋等が挙げられる。
また、トナーには現像或は定着等に悪影響を及ぼさない
範囲で、色素や電荷制御剤を含有させることも出来る。
本発明に用いられる電子写真平版印刷用原版に設けられ
ることが望ましい電位保持層の電位保持能としては、帯
電条件、露光条件、溶出条件、印刷用原版の表面電位保
持能、用いるトナーの電気的・化学的性質、製版画像内
容、等により変動はあるものの、数ボルトから数百ボル
トの範囲にあれば好適である。また、この電位保持層に
はさらに溶出液可溶性も必要である。例えば、上述のよ
うな溶出液を使用するのであれば、ある程度の電位保持
能を持つ下記に示すアルカリ可溶性樹脂等が使用できる
。例えば、スチレン−無水マレイン酸共重合体、マレイ
ン酸エステル樹脂、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合
体、フェノール樹脂、スチレン−ブチルアクリレート−
アクリル酸の共重合体、ブチルメタアリレート−ブチル
アクリレート−メタアクリル酸の共重合体、2−エチル
へキシルアクリレート−メタアクリル酸共重合体、スチ
レン−無水マレイン酸ハーフエステル共重合体、酢酸ビ
ニル−クロトン酸共重合体、等が挙げられる。これらは
、もちろん単独で用いても良いが、2つ以上の組合せで
も使用できる。
また、これらの樹脂を用いて作成した電位保持層形成用
塗布液には、必要に応じて、光導電層と同様に、可塑剤
あるいは界面活性剤、その他の添加剤を加えてもよい。
さらに、認識性を高めるために染料や顔料等を含有させ
ることも可能である。
電位保持層形成用塗布液の溶媒の例としては、ジクロロ
メタン、ジクロロエタン、クロロフォルム等のハロゲン
化炭化水素類、メタノール、エタノール、2−プロパツ
ール、1−ブタノール等のアルコール類、アセトン、2
−ブタノン、シクロヘキサノン等のケトン類、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、2−メトキシエチルア
セテート等のグリコールエーテル類、オキソラン、オキ
サン、ジオキサン等の環状エーテル類、酢酸エチル、酢
酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル類等が挙げられる
電位保持層の設置方法としては、電位保持層形成用塗布
液を、乾燥後適正な膜厚になるように、電子写真式印刷
用原版の側面部に、塗布、乾燥する。塗布方法としては
、例えば刷毛による塗布、ローラーによる塗布、スポン
ジによる塗布、不織布による塗布、またはスプレー塗布
等が挙げられる。また、塗布しようとする電子写真印刷
版用原版を多数枚(例えば1000枚)積み重ねた状態
、あるいは−枚づつでも塗布するこきができるが、いず
れの場合においても適正な膜厚で均一に塗布することが
必要である。あるいは、あらかじめそれらの樹脂等を適
正な厚みのフィルムに成形し、それを側面部に貼付して
も良い。これらの場合の適正な膜厚というのは、前記し
たように、得られた印刷用原板に製版過程において帯電
させたときに、数ボルトから数百ボルト範囲の電位を保
持し得る膜厚である。
また、電位保持層と側面部との間に印刷汚れ性をさらに
改善する目的、あるいは溶出工程における溶出性を向上
させる目的で、水溶性樹脂またはアミノ酸等の親水性化
合物を含有させた中間層を設けても良い。
本発明に用いられる電子写真平版印刷用原版としては導
電性基板上に少なくとも一層以上の光導電層を有するも
のである。
導電性基板としては、導電性表面を有し、かつ耐水性の
プラスチックシートもしくは耐水性の紙、あるいはアル
ミニウム板、亜鉛板等の金属板などが用いられ、その厚
さは、0. 1〜3mmが好ましく、特に0.1〜0.
5mmが好ましい。これらの基板の中でも粗面化され、
陽極酸化皮膜を有するアルミニウム板が好適である。ま
た、本発明に適用されるアルミニウム板は、その組成、
表面処理等が限定されるものではな〈従来公知、公用の
印刷版用素材のものを適宜利用することができる。
このような導電性基板の上に、従来公知の電子写真感光
層を設ける。電子写真感光層に用いる光導電性材料とし
ては、従来から知られている数多くの無機あるいは有機
の化合物を用いることができる。例えば、無機の光導電
性材料としては、セレンおよびセレン合金、アモルファ
スシリコン、Cd5CdSe、Cd5Se、Zn0SZ
nS等が上げられる。また、有機光導電性材料としては
、a)米国特許第3112197号明細書等に記載のト
リアゾール誘導体、 b)米国特許第3189447号明細書等に記載のオキ
サジアゾール誘導体、 C)特公昭37−16096号公報等に記載のイミダゾ
ール誘導体、 d)米国特許第3542544号、同3615402号
、同3820989号明細書、特公昭45−555号、
同51−10983号、特開昭51−93224号、同
55−108667号、同55−156953号、同5
6−36656号公報等に記載のボリアリールアルカン
誘導体、e)米国特許第3180729号、同4278
746号明細書、特開昭55−88064号、同55−
88065号、同49−105537号、同55−51
086号、同56−80051号、同56−88141
号、同57−45545号、同54−112637号、
同55−74546号公報等に記載のピラゾリン誘導体
及びピラゾロン誘導体、 f)米国特許第3615404号明細書、特公昭51−
10105号、同46−3712号、同47−2833
6号、特開昭54−83435号、同54−11083
6号、同54−119925号公報等に記載のフェニレ
ンジアミン誘導体、g)米国特許第3567450号、
同3180703号、同3240597号、同3658
520号、同4232103号、同4175961号、
同4012376号明細書、西独国特許(DAS)11
10518号、特公昭49−35702号、同39−2
7577号、特開昭55−144250号、同56−1
19132号、同56−22437号公報等に記載のア
リールアミン誘導体、h)米国特許第3526501号
明細書記載のアミノ置換カルコン誘導体、 i)米国特許第3542546号明細書等に記載のN、
N−ビカルバジル誘導体、 j)米国特許第3257203号明細書等に記載のオキ
サゾール誘導体、 k)特開昭56−46234号公報等に記載のスチリル
アントラセン誘導体、 ■)特開昭54−110837号公報等に記載のフルオ
レノン誘導体、 m)米国特許第3717462号明細書、特開昭54−
59143号(米国特許第4150987号に対応)、
同55−52063号、同55−52064号、同55
−46760号、同55−85495号、同57−11
350号、同57−148749号、同57−1041
44号公報等に記載のヒドラゾン誘導体、 n)米国特許第4047948号、同4047949号
、同4265990号、同4273846号、同429
9897号、同4306008号明細書等に記載のベン
ジジン誘導体、 0)特開昭58−190953号、同59−95540
号、同59−97148号、同59−195658号、
同62−36674号公報等に記載のスチルベン誘導体
、 p)特公昭34−10966号公報に記載のポリビニル
カルバゾール及びその誘導体、 q)特公昭43−18674号、同43−19192号
公報に記載のポリビニルピレン、ポリビニルアントラセ
ン、ポリ−2−ビニル−4−(4−−ジメチルアミノフ
ェニル)−5−フェニルオキサゾール、ポリ−3−ビニ
ル−N−エチルカルバゾール等のビニル重合体、 r)特公昭43−19193号公報に記載のポリアセナ
フチレン、ポリインデン、アセナフチレン/スチレン共
重合体等の重合体、 S)特公昭56−13940号公報等に記載のピレン/
ホルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾール/ホルムア
ルデヒド樹脂等の縮合樹脂、t)特開昭56−9088
3号、同56−161−550号公報等に記載の各種ト
リフェニルメタンポリマー U)米国特許第3397086号、同4666802号
、特開昭51−90827号、同52−655643号
、特開昭64−2061号、同644389号等に記載
の無金属或は金属(酸化物)フタロシアニン及びナフタ
ロシアニン、及びその誘導体等がある。
尚、本発明に係わる有機光導電性化合物は、a)〜U)
に挙げられた化合物に限定されず、これまで公知の有機
光導電性化合物を用いることが出来る。これらの有機光
導電性化合物は、所望により2種類以上を併用すること
か可能である。
また、光導電体の感度の向上や所望の波長域に感度を持
たせるためなどの目的で、各種の顔料、染料等を併用す
ることが出来る。
電子写真印刷版用感光体に於ては、光導電性化合物自体
が皮膜性を有する場合もあるが、光導電性化合物単独で
は皮膜性を有さない場合は、結着樹脂を併用することが
出来る。本発明に用いられる電子写真平版印刷版の光導
電層は、最終的に非画像部光導電層を除去する必要があ
るか、この工程は光導電層の溶出液に対する溶解性とト
ナー画像の溶出液に対するレジスト性との相対的関係に
よって決定され、−概に表現出来ないが、少なくとも結
着樹脂としては、前述の溶出液に可溶或は分散可能な高
分子化合物が好ましい。酸無水物基或はカルボン酸基を
有するモノマー含有共重合体及びフェノール樹脂は、電
子写真印刷版用感光体とした場合の電荷保持力が高く、
従って有利に使用することが出来る。
酸無水物基を有するモノマー含有共重合体としては、ス
チレンと無水マレイン酸との共重合体が好ましい。カル
ボン酸基を有するモノマー含有共重合体としては、スチ
レンとマレイン酸モノエステルとの共重合体、アクリル
酸或はメタクリル酸とそれらのアルキルエステル、アリ
ールエステルまたはアラルキルエステルとの二元以上の
共重合体が好ましい。また、酢酸ビニルとクロトン酸の
共重合体も良い。フェノール樹脂中特に好ましいものと
しては、フェノール、0−クレゾール、m−クレゾール
、或はp−クレゾールとメタナールまたはエタナールと
を酸性条件下で縮合させたノボラック樹脂を挙げること
が出来る。結着樹脂は単独でも、或は2種以上を混合し
て用いても良い。
本発明に使用される電子写真平版印刷版は、常法に従っ
て光導電層を導電性支持体上に塗布して得られる。光導
電層の作成に当たっては、光導電層を構成する成分を同
一層中に含有させる方法、或は二層以上の層に分離して
含有させる方法、例えば電荷担体発生物質と電荷担体輸
送物質を異なる層に分離して用いる方法等が知られてお
り、何れの方法にても作成することか出来る。塗布液は
、光導電層を構成する各成分を適当な溶媒に溶解して作
成するが、顔料等の溶媒に不溶な成分を用いる時は、ボ
ールミル、ペイントシエイカー、ダイノミル、等の分散
機により平均粒径0.01〜5μmに分散して用いる。
光導電層に使用する結着樹脂、その他の添加剤は顔料等
の分散時或は分散後に添加することが出来る。この様に
して作成した塗布液を回転塗布、ブレード塗布、デイツ
プ塗布、ロッドバー塗布、スプレー塗布の様な公知の方
法で支持体上に塗布乾燥して電子写真平版印刷版を得る
ことが出来る。
光導電層には必要に応し、光導電性化合物及び結着樹脂
の他に光導電層の柔軟性、塗布面状等の膜物性を改良す
る目的で、可塑剤、界面活性剤、その他の添加物を添加
できる。
導電性支持体と光導電層との間には、密着性や電子写真
特性等の向上のため、必要に応じ中間層を設けても良い
本発明に於て使用する電子写真平版印刷版は、前述の電
子写真平版印刷用原版を用いて公知の操作によって作成
することが出来る。則ち、暗所で実質的に一様に帯電し
、画像露光により静電潜像を形成する。露光方法として
は、キセノンランプ、タングステンランプ、蛍光灯等を
光源として反射画像露光、透明陽画フィルムを通した密
着露光や、レーザー光、発光ダイオード等による走査露
光が挙げられる。走査露光を行なう場合は、He−Ne
レーザー、He−Cdレーザー、アルゴンイオンレーザ
−、クリプトンイオンレーザ−、ルビーレーザー、YA
Gレーサー、窒素レーザー、色素レーザー、エキサイマ
ーレーザー、G a A s / GaAlAs、In
GaAsPの様な半導体レーザ、アレキサンドライトレ
ーザー、銅蒸気レーザー等のレーザー光源による走査露
光、或は発光ダイオード、液晶シャッタを利用した走査
露光(発光ダイオードアレイ、液晶シャッタアレイ等を
用いたラインプリンタ型の光源も含む)によって露光す
ることが出来る。
次に、上記静電潜像を、本発明の、微細な画像を形成出
来、再現性良い印刷版を作成するのに好適である液体反
転現像方法によって現像する。印加するバイアス電圧の
範囲は、印刷用原版の非画像部の表面電位や用いるトナ
ーの電気的性質等により異なるため一層には規定できな
いが、通常は5v〜数100■であり、この範囲にあれ
ば好適である。
用いるトナーの極性は、反転現像の場合、用いる印刷用
原版が帯電する極性と同極性で、また印加するバイアス
電圧の極性もそれらと同極性であれば、+、−のいずれ
も問題なく使用できる。
トナー画像は公知の定着法、例えば加熱定着、圧力定着
等により定着出来る。この様に形成したトナー画像をレ
ジストとして、非画像部光導電層および側面部電位保持
層を溶出液により除去し、ガムびき等の処理をして印刷
版が作成出来る。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。な
お、「%」及び「部」は他に指定の無い限り、それぞれ
重量%及び重量部を示すものとする。
実施例I J l51050アルミニウムシートを60℃、10%
NaOH水溶液に浸漬し、アルミニウム溶解量が6 g
lrdになる様にエツチングした。水洗後、30%硝酸
水溶液に1分間浸漬して中和し、充分水洗した。その後
、0.7%硝酸水溶液中で、20秒間電電解面化を行な
い、50℃、20%硫酸水溶液中に浸漬して表面を洗浄
した後、水洗した。更に、20%硫酸水溶液中で陽極酸
化処理を施して、水洗、乾燥することにより、印刷版用
支持体を作成した。
この支持体表面処理面に、ペイントシエイカーにて1時
間分散させた下記の光導電層組成物をバーコーターで塗
布後、90℃5分間乾燥して電子写真平版印刷版を作成
した。この時、光導電層の塗布量は4.5g/mであっ
た。
光導電層塗液組成 ブチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(メタク
リル酸40%)        18部焦合属フタロシ
アニン          4部酢酸ブチル     
         60部2−プロパツール     
     18部得られた印刷用原版を、坪量50g/
mの紙の片面に厚さ10μmのポリエチレンをラミネー
トした合紙のポリエチレン面が光導電層に接するように
挟んで50枚積み重ね、ギロチンカッターで400mm
X295mmのサイズに裁断し、裁断した全側面に下記
中間層組成物をスポンジにより塗布した。室温での乾燥
後、被覆量はIg/rriであった。
中間層組成物 30%アラビアガム水溶液       70部85%
燐酸             5.6部硝酸ナトリウ
ム           1. 4部硫酸マグネシウム
            1部純水         
        22部上述の処理を行った平版印刷版
の中間層上に、下記電位保持層組成物をスポンジにより
、感光層の表面電位か約300vとなるように帯電させ
た場合にその側面の保持する電位(保持電位)が20■
となるように塗布、乾燥させた。
電位保持層組成物 ラウリルメタクリレート−メタクリル酸共重合体(平均
分子量:15000)        10部メタノー
ル              90部このようにして
作成された平版印刷版を暗所にてコロナ放電を与えて表
面電位(VO)が約+300■となる様に帯電させた後
、半導体レーサー(780nm)を用いて走査画像露光
(画像部域は350mmX280mm)L、直ちに正電
荷トナー(三菱製紙■製、LOM−EDI[[)で、液
体反転現像(現像バイアス電圧150V)を行なった。
引続き熱定着を行った後、側面部に下記に示す溶出液を
295mm幅の両側面にスポンジにて画像部域にかから
ないように塗布し、約10秒後、下記に示す自動溶出機
を用い、溶出液、水洗液、及びリンス液により製版処理
を行なった。
自動溶出機 溶出槽とそれに続く水洗槽、リンス槽(各種の容量は2
0L)とを有し、トナー現像済みの電子写真平版印刷版
を搬送する駆動装置と、各処理槽の処理液を貯溜槽→ポ
ンプースプレーノズルー貯溜槽のサイクルで循環させる
装置、溶出槽及び水洗槽には溶出促進のための回転式ブ
ラシ装置、及び各処理槽への補充装置を有する自動機を
用いた。
溶出液組成 珪酸ナトリウム水溶液(SiO□分30分量0重量%0
2/Na2Oモル比2.5)   20部水酸化カリウ
ム             1部純水       
          79部水洗液組成 ジオクチルスルホこはく酸ナトリウム 0,1部純水 
              99.9部リンス液組成 くえん酸              0.8部リン酸
(85%水溶液)0.5部 デカグリセリルモノラウレー)    0.05部純水
                100部この様な溶
出工程後の電子写真平版印刷版の側面部におけるトナー
の存在は確認されなかった。
この後−船釣な方法を用いてガムびきした後、オフセッ
トフオーム輪転印刷機(浮田工業■製0W−200ER
)を用いて、印刷用紙(三菱製紙■製 ダイヤフオーム
45 坪量52.3g/−紙幅470mm)に、図1に
示した印刷状況にて常法により印刷したところ、10万
枚印刷後の印刷物には、印刷版の側面に相当するインク
汚れは見られなかった。
実施例2 側面部に中間層及び電位保持層を持たない他は実施例1
と同様な電子写真平版印刷版を用いて、実施例1と同様
にトナー現像を行なったところ、電子写真平版印刷版の
側面部には、トナーの付着が認められた。引続き実施例
1と同様に現像、定着処理を行なった。その印刷版の側
面部に下記溶出液成分含有液を塗布した。塗布終了から
5秒後に実施例1と同様に溶出処理を行った。溶出工程
後の印刷版の側面部にはトナーは存在しておらず、実施
例1に従い印刷したところ、同様に印刷物には側面部に
相当するインク汚れは見られなかった。
溶出液成分含有液組成 珪酸ナトリウム水溶液(S102分30重量%、S I
 O2/ N a 2 Qモル比2.5)    5部
水酸化カリウム            10部純水 
               85部実施例3 電子写真平版印刷版は実施例1と同様に作成し、溶出工
程における溶出用処理液は自動溶出機に投入後、溶出製
版処理を補充すること無しに2000版処理したものを
用いた以外はすべて実施例1と同様な処理を行なった。
この製版された印刷版を用いて実施例1と同様に印刷を
行ったところ、10万枚印刷後の印刷物に、印刷版の側
面に相当するインク汚れは発生しなかった。
比較例1 実施例1と同様に印刷版を作成し、同様にトナー現像を
行った。ただちに定着し、側面部にいかなる処理も施さ
ず実施例1と同様の溶出以降の工程を行なった。
溶出工程における溶出用処理液は自動溶出機に投入後、
溶出製版処理を補充するこ止無しに2000版処理した
ものを用いた。
この製版された印刷版を用いて実施例1と同様に印刷を
行ったところ、10万枚印刷以前から、印刷物には印刷
版の側面に相当するインク汚れの発生が見られた。
比較例2 電子写真平版印刷版の、裁断後の側面部に如何なる処理
も施さず、実施例1と同様なトナー現像および定着処理
を行ったところ、側面部にトナーによる現像がみられた
。この後印刷版の側面部に溶出液を塗布する工程を省略
し、実施例1と同様な溶出工程以降の処理を施した。こ
のように製版された印刷版を用いて実施例1と同様な印
刷を行なったところ、印刷直後から印刷物には側面部に
対応するインク汚れが発生した。
〔発明の効果〕
本発明によれば、非画像部溶出型電子写真平版印刷版を
電子写真現像処理を施して印刷版とし、該印刷版サイズ
よりも大きな被印刷物に印刷を行う場合においても、印
刷版の側面部に対応するイ図1は、オフセットフオーム
輪転印刷機に印刷版を取り付は印刷している状態を示す
概略部分斜視図である。
1・・・版胴   12・・・ブランケット胴3・・・
圧胴 4・・・電子写真印刷用原版 5・・・電子写真印刷用原版の側面部 6・・・版取り付は部 7・・・印刷用紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非画像部溶出型電子写真平版印刷版を製版する方法にお
    いて、該印刷版をトナー現像後、非画像部溶出前に、画
    像にかからない側面部およびその周辺部に溶出液成分含
    有液を塗布することを特徴とする電子写真平版印刷版の
    印刷汚れ防止法。
JP16387690A 1990-06-21 1990-06-21 電子写真平版印刷版の印刷汚れ防止法 Pending JPH0453967A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007221030A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Disco Abrasive Syst Ltd 基板の加工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007221030A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Disco Abrasive Syst Ltd 基板の加工方法

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