JPH0453681A - ビトリファイド砥石及びその製造方法 - Google Patents
ビトリファイド砥石及びその製造方法Info
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- JPH0453681A JPH0453681A JP16132990A JP16132990A JPH0453681A JP H0453681 A JPH0453681 A JP H0453681A JP 16132990 A JP16132990 A JP 16132990A JP 16132990 A JP16132990 A JP 16132990A JP H0453681 A JPH0453681 A JP H0453681A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は立方晶窒化ホウ素（以下、ＣＢＮという）粒を
砥粒としたビトリファイド砥石及びその製造方法に関す
る。
砥粒としたビトリファイド砥石及びその製造方法に関す
る。
ＣＢＮ粒を砥粒として用いてなる砥石は従来より知られ
ており、この砥石は主に金属加工用に使用されている。
ており、この砥石は主に金属加工用に使用されている。
このＣＢＮ砥石はＣＢＮ粒を固めるボンド（結合材）に
よってメタルボンド砥石、レジンボンド砥石、ビトリフ
ァイドボンド砥石と３種類に分類される。ビトリファイ
ドボンドはセラミックス質で耐熱性、耐摩耗性にすぐれ
、かつ、切味もよく、安定した研削ができる。
よってメタルボンド砥石、レジンボンド砥石、ビトリフ
ァイドボンド砥石と３種類に分類される。ビトリファイ
ドボンドはセラミックス質で耐熱性、耐摩耗性にすぐれ
、かつ、切味もよく、安定した研削ができる。
このＣＢＮビトリファイド砥石の構造を第４図に示す。
同図に示すように、ＣＢＮ粒１とビトリファイドボンド
３と気孔４からなり立っており、中にはアルミナ砥粒、
炭化ケイ素砥粒などの骨材５を用いる場合もある。この
ようにビトリファイドボンドは気孔４を有しているため
、ほかのボンド砥石のように、チップポケットをわざわ
ざ作る必要がないという大きな特徴をもっている。
３と気孔４からなり立っており、中にはアルミナ砥粒、
炭化ケイ素砥粒などの骨材５を用いる場合もある。この
ようにビトリファイドボンドは気孔４を有しているため
、ほかのボンド砥石のように、チップポケットをわざわ
ざ作る必要がないという大きな特徴をもっている。
従来のビトリファイド砥石は第５図に示すとおり、被削
材７とのこすり合い、切くず６の干渉等の影響でＣＢＮ
粒１よりボンド３の摩耗が進行するため、やがて、ボン
ド３が砥粒１をささえきれなくなり、砥粒１が脱落しや
すくなる。
材７とのこすり合い、切くず６の干渉等の影響でＣＢＮ
粒１よりボンド３の摩耗が進行するため、やがて、ボン
ド３が砥粒１をささえきれなくなり、砥粒１が脱落しや
すくなる。
ボンドがＣＢＮ粒をおさえる力はボンドの把持力及びボ
ンドとＣＢＮ粒との接着力である。
ンドとＣＢＮ粒との接着力である。
ビトリファイドボンドでは気孔をもたせるため、レジン
ボンドのように全面把持していないので把持力はそれほ
ど高くとれず、したがって接着力が重要となる。しかし
、ＣＢＮとビトリファイドボンドは反応しないため、接
着力はほとんど期待できない。
ボンドのように全面把持していないので把持力はそれほ
ど高くとれず、したがって接着力が重要となる。しかし
、ＣＢＮとビトリファイドボンドは反応しないため、接
着力はほとんど期待できない。
また、砥石の減りを少なくするためにも、接着力を高め
る必要がある。
る必要がある。
これは第６図に示すとおり、ＣＢＮ粒の粒径は約１００
μｍと小さく、また形状も多種あり、同一方向にそろえ
て焼成することは困難であるため、把持面積があまり変
わらなくても形状によって把持力が異なり、第６図（ａ
）のような逆三角形の砥粒は脱落し易く、第６図（５）
の砥粒は脱落しにくい。そこで、把持力のみで砥粒を保
持していたのでは、砥石各部で耐摩耗性に分布が生じ、
砥石使用中に偏摩耗が生じて形くずれする。それを解消
するためにはボンドと砥粒との接着力を主にして砥粒を
保持すればよい。なぜなら、把持面積は砥粒の姿勢によ
ってあまり差がないから、接着力にはそれぼどばらつき
が生じないからである。
μｍと小さく、また形状も多種あり、同一方向にそろえ
て焼成することは困難であるため、把持面積があまり変
わらなくても形状によって把持力が異なり、第６図（ａ
）のような逆三角形の砥粒は脱落し易く、第６図（５）
の砥粒は脱落しにくい。そこで、把持力のみで砥粒を保
持していたのでは、砥石各部で耐摩耗性に分布が生じ、
砥石使用中に偏摩耗が生じて形くずれする。それを解消
するためにはボンドと砥粒との接着力を主にして砥粒を
保持すればよい。なぜなら、把持面積は砥粒の姿勢によ
ってあまり差がないから、接着力にはそれぼどばらつき
が生じないからである。
なお、ビトリファイド砥石はＣＢＮ表面の酸化膜とビト
リファイドボンドが反応して接着するとも言われている
が、反応生成物はＢ２Ｏ５等のもろくて強度の低い酸化
物であるため接着力が弱い。
リファイドボンドが反応して接着するとも言われている
が、反応生成物はＢ２Ｏ５等のもろくて強度の低い酸化
物であるため接着力が弱い。
本発明は上記技術水準に鑑み、ＣＢＮ粒とビトリファイ
ドボンドとの接着力が強いビトリファイド砥石を提供し
ようとするものである。
ドボンドとの接着力が強いビトリファイド砥石を提供し
ようとするものである。
本発明は
（１）金属によって被覆された立方晶窒化ホウ素粒をビ
トリファイドボンド中に散在させてなることを特徴とす
るビトリファイド砥石。
トリファイドボンド中に散在させてなることを特徴とす
るビトリファイド砥石。
（２）立方晶窒化ホウ素粒を金属で被覆し、これをビト
リファイドボンドと混ぜて焼成することを特徴とするビ
トリファイド砥石の製造方法。
リファイドボンドと混ぜて焼成することを特徴とするビ
トリファイド砥石の製造方法。
である。
本発明のビトリファイド砥石の構成は第１図に示す通り
、ＣＢＮと反応し、かつ、ビトリファイドボンド（Ｓｉ
ｎ、主成分）３と反応する金属２例えばＴｉ、Ａ１でＣ
ＢＮ粒１を被覆して焼成すれば、ＣＢＮとＴｉでＴｉＮ
、 ＳｉＬとＡＩでＡｌ２Ｏ３と強度の高い反応生
成物ができて強く接着できる。
、ＣＢＮと反応し、かつ、ビトリファイドボンド（Ｓｉ
ｎ、主成分）３と反応する金属２例えばＴｉ、Ａ１でＣ
ＢＮ粒１を被覆して焼成すれば、ＣＢＮとＴｉでＴｉＮ
、 ＳｉＬとＡＩでＡｌ２Ｏ３と強度の高い反応生
成物ができて強く接着できる。
上記方法で金属２を被覆したＣＢＮ粒１をビトリファイ
ドボンド３と混ぜ合せて、プレス成形、焼成等の製造工
程を経て、ビトリファイドボンド砥石を作成する。
ドボンド３と混ぜ合せて、プレス成形、焼成等の製造工
程を経て、ビトリファイドボンド砥石を作成する。
被覆した金属とビトリファイドボンドが強力に接着し合
うため、ＣＢＮ粒の脱落が激減し、砥石寿命が大巾に改
善される。第５図に示すように、研削中には切くず６に
より、紙粉付近のボンドが選択的にえぐり取られるため
、これがＣＢＮ粒の脱落原因となる。
うため、ＣＢＮ粒の脱落が激減し、砥石寿命が大巾に改
善される。第５図に示すように、研削中には切くず６に
より、紙粉付近のボンドが選択的にえぐり取られるため
、これがＣＢＮ粒の脱落原因となる。
したがって、本発明のように砥粒とボンドの接着力を高
めれば、砥粒の脱落を少くすることができる。
めれば、砥粒の脱落を少くすることができる。
また、砥粒保持力も強固となるため切れ味が持続する。
本実施例ではＣＢＮ砥粒の外周にセラミック系ガラス質
のボンドとよく接合するＡ１及びＴ１の金属層をＣＢＮ
粒の外周に０．０５〜１．０μｍ被覆し、ビトリファイ
ドボンドと混ぜ合せ、焼成してＣＢＮビトリファイド砥
石を製作した。ＣＢＮ粒度は１７０メツシユ、集中度（
単位体積ｌ ｃｍ３中の割合）は１００ Ｎ３８０ｍｇ
／ｃｍ’ ）である。
のボンドとよく接合するＡ１及びＴ１の金属層をＣＢＮ
粒の外周に０．０５〜１．０μｍ被覆し、ビトリファイ
ドボンドと混ぜ合せ、焼成してＣＢＮビトリファイド砥
石を製作した。ＣＢＮ粒度は１７０メツシユ、集中度（
単位体積ｌ ｃｍ３中の割合）は１００ Ｎ３８０ｍｇ
／ｃｍ’ ）である。
この得られたＣＢＮビトリファイド砥石を用い、従来の
ＣＢＮビトリファイド砥石との砥石消耗量を比べて第２
図の結果を得た。
ＣＢＮビトリファイド砥石との砥石消耗量を比べて第２
図の結果を得た。
この結果より、Ａ１及びＴｉの金属層の肉厚が０．０５
μｍと僅かでも被覆していれば、狙いどおり砥石の消耗
量は約３０％低減し、切味も従来砥石と大差なく研削で
きる。
μｍと僅かでも被覆していれば、狙いどおり砥石の消耗
量は約３０％低減し、切味も従来砥石と大差なく研削で
きる。
さらに第３図に示す通り、砥石の形くずれも従来砥石よ
り少なく、特に両コーナ部のへだれが少なくなり、高精
度品が得られる。
り少なく、特に両コーナ部のへだれが少なくなり、高精
度品が得られる。
以上述べたように、本発明によれば、砥石の消耗量を大
きく減少させる効果（砥石寿命が長くなる）が生じると
ともに、砥石の形くずれがなく、精度のよい研削が可能
となる砥石を得ることができる。
きく減少させる効果（砥石寿命が長くなる）が生じると
ともに、砥石の形くずれがなく、精度のよい研削が可能
となる砥石を得ることができる。
第１図は本発明のビトリファイド砥石の概略図、第２図
は本発明砥石と従来砥石の砥石消耗量比を示す図表、第
３図は本発明砥石と従来砥石の研削後の砥石形状比較を
示す図、第４図は従来のビ）ＩＪファイド砥石の概略図
、第５図は従来のビトリファイド砥石を用いた研削状態
を示す概略図、第６図は砥粒の接着時の姿勢の一例を示
す。
は本発明砥石と従来砥石の砥石消耗量比を示す図表、第
３図は本発明砥石と従来砥石の研削後の砥石形状比較を
示す図、第４図は従来のビ）ＩＪファイド砥石の概略図
、第５図は従来のビトリファイド砥石を用いた研削状態
を示す概略図、第６図は砥粒の接着時の姿勢の一例を示
す。
Claims (2)
- （１）金属によって被覆された立方晶窒化ホウ素粒をビ
トリファイドボンド中に散在させてなることを特徴とす
るビトリファイド砥石。 - （２）立方晶窒化ホウ素粒を金属で被覆し、これをビト
リファイドボンドと混ぜて焼成することを特徴とするビ
トリファイド砥石の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16132990A JPH0453681A (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | ビトリファイド砥石及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16132990A JPH0453681A (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | ビトリファイド砥石及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0453681A true JPH0453681A (ja) | 1992-02-21 |
Family
ID=15733017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16132990A Pending JPH0453681A (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | ビトリファイド砥石及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0453681A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997037815A1 (en) * | 1996-04-10 | 1997-10-16 | Norton Company | Vitreous grinding tool containing metal coated abrasive |
| CN104669129A (zh) * | 2015-02-11 | 2015-06-03 | 河南富莱特超硬磨具有限公司 | 一种陶瓷镀钛cbn砂轮及其制备方法 |
-
1990
- 1990-06-21 JP JP16132990A patent/JPH0453681A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997037815A1 (en) * | 1996-04-10 | 1997-10-16 | Norton Company | Vitreous grinding tool containing metal coated abrasive |
| CN1080622C (zh) * | 1996-04-10 | 2002-03-13 | 诺顿公司 | 包含金属涂覆的磨料的玻璃质研磨工具 |
| CN104669129A (zh) * | 2015-02-11 | 2015-06-03 | 河南富莱特超硬磨具有限公司 | 一种陶瓷镀钛cbn砂轮及其制备方法 |
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