JPH0453400Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0453400Y2 JPH0453400Y2 JP1985152702U JP15270285U JPH0453400Y2 JP H0453400 Y2 JPH0453400 Y2 JP H0453400Y2 JP 1985152702 U JP1985152702 U JP 1985152702U JP 15270285 U JP15270285 U JP 15270285U JP H0453400 Y2 JPH0453400 Y2 JP H0453400Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical body
- pipe
- holes
- hole
- shaft rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、ビル等の建築現場において、高所な
どの足場を築くために使用される建築用足場パイ
プの連結ピンに関するものである。
どの足場を築くために使用される建築用足場パイ
プの連結ピンに関するものである。
(従来の技術)
従来、ビル等の建築現場において、建築用足場
パイプを接続する場合には、第3図〜第5図に示
すような連結ピンが使用されていた。すなわち、
該連結ピンは短寸のパイプで形成されたピン本体
101と、該本体101の中間に外挿されたカラ
ー102と、該カラー102及び上記ピン本体1
01を貫挿して設けられるハンドルとしての軸杆
103とからなり、該軸杆103は、ピン本体1
01から抜け落ちないように上記カラー102に
切欠した溶接用穴部104から溶接され、該カラ
ー102と共にピン本体101に固着保持されて
いる。
パイプを接続する場合には、第3図〜第5図に示
すような連結ピンが使用されていた。すなわち、
該連結ピンは短寸のパイプで形成されたピン本体
101と、該本体101の中間に外挿されたカラ
ー102と、該カラー102及び上記ピン本体1
01を貫挿して設けられるハンドルとしての軸杆
103とからなり、該軸杆103は、ピン本体1
01から抜け落ちないように上記カラー102に
切欠した溶接用穴部104から溶接され、該カラ
ー102と共にピン本体101に固着保持されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、上述のような構成の従来の連結ピン
では、ピン本体101の両端から外挿された両足
場パイプを、該ピン本体101に対し夫々等分と
なる所定位置に外挿して止めるためには、カラー
102をピン本体101の中間部に取付けねばな
らず、また、前記ハンドルとしての軸杆103を
ピン本体101に固着するのに、カラー102に
軸杆挿通用の穴とは別に溶接用穴部104を穿設
し、この穴部104から溶接によつて該軸杆10
3をピン本体101に固着しなければならなかつ
た。そのため、従来の連結ピンでは、1個当たり
の製作に時間を要し、またパイプ止め用のカラー
102を別に穴加工して取り付けねばならないた
め、コスト高になるといつた問題があつた。更
に、溶接不良によつて軸杆103がピン本体10
1から抜け落ちるといつた懸念もあつた。
では、ピン本体101の両端から外挿された両足
場パイプを、該ピン本体101に対し夫々等分と
なる所定位置に外挿して止めるためには、カラー
102をピン本体101の中間部に取付けねばな
らず、また、前記ハンドルとしての軸杆103を
ピン本体101に固着するのに、カラー102に
軸杆挿通用の穴とは別に溶接用穴部104を穿設
し、この穴部104から溶接によつて該軸杆10
3をピン本体101に固着しなければならなかつ
た。そのため、従来の連結ピンでは、1個当たり
の製作に時間を要し、またパイプ止め用のカラー
102を別に穴加工して取り付けねばならないた
め、コスト高になるといつた問題があつた。更
に、溶接不良によつて軸杆103がピン本体10
1から抜け落ちるといつた懸念もあつた。
本考案はこのような点に鑑みて考案されたもの
であり、その目的とする処は、カラーを用いるこ
となく足場パイプを所定位置に外挿でき、かつ1
個当たりの製作時間を短縮し、更に軸杆の溶接接
合を不用として溶接不良による軸杆の抜け落ちの
懸念を全くなくすようにした建築用足場パイプを
提供することにある。
であり、その目的とする処は、カラーを用いるこ
となく足場パイプを所定位置に外挿でき、かつ1
個当たりの製作時間を短縮し、更に軸杆の溶接接
合を不用として溶接不良による軸杆の抜け落ちの
懸念を全くなくすようにした建築用足場パイプを
提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
そこで、本考案は上記目的を有効に達するため
に次のような構成にしてある。すなわち、筒状本
体の長さ方向中間部複数個所に該本体と略同一の
肉厚で径方向外方に膨出させてなるパイプ止め部
を形成すると共に、筒状本体の径方向で対向する
一対のパイプ止め部にそれぞれ貫通孔を形成し、
該貫通孔間に亘つて筒状本体回転操作用ハンドル
としての軸杆をその両端が筒状本体の外周面から
突出するように貫挿し、更に、前記筒状本体の両
側貫通孔間に位置する軸杆部分を該貫通孔の径よ
りも幅広にプレス変形し、この幅広部により軸杆
を筒状本体の両側貫通孔間で抜け止め状に固定し
た構成にしてある。
に次のような構成にしてある。すなわち、筒状本
体の長さ方向中間部複数個所に該本体と略同一の
肉厚で径方向外方に膨出させてなるパイプ止め部
を形成すると共に、筒状本体の径方向で対向する
一対のパイプ止め部にそれぞれ貫通孔を形成し、
該貫通孔間に亘つて筒状本体回転操作用ハンドル
としての軸杆をその両端が筒状本体の外周面から
突出するように貫挿し、更に、前記筒状本体の両
側貫通孔間に位置する軸杆部分を該貫通孔の径よ
りも幅広にプレス変形し、この幅広部により軸杆
を筒状本体の両側貫通孔間で抜け止め状に固定し
た構成にしてある。
(作用)
筒状本体の長さ方向中間部に形成された上記パ
イプ止め部によつて、該筒状本体の両端から外挿
される建築用足場パイプの端部は該止め部に当接
し、筒状本体に夫々の足場パイプを等分に外挿す
ることができる。また筒状本体のパイプ止め部
に、該本体を回転させるための軸杆を貫通保持さ
せることによつて、溶接することなく該軸杆を筒
状本体に確実に固着できる。
イプ止め部によつて、該筒状本体の両端から外挿
される建築用足場パイプの端部は該止め部に当接
し、筒状本体に夫々の足場パイプを等分に外挿す
ることができる。また筒状本体のパイプ止め部
に、該本体を回転させるための軸杆を貫通保持さ
せることによつて、溶接することなく該軸杆を筒
状本体に確実に固着できる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。
る。
第1図及び第2図に示すように、1は本考案に
係る一実施例の建築用足場パイプの連結ピンであ
つて、該連結ピン1は、筒状本体2と軸杆3とか
ら構成されている。すなわち、該筒状本体2は、
長さ250mm位で径がφ35〜φ40のパイプによつて形
成され、該筒状本体2の上部には、該本体2を径
方向に貫通する切欠溝4が、該本体2の上端5か
ら長さ方向に40mm位まで切欠形成されている。ま
た該切欠溝4の中間には、筒状本体2の径方向に
該切欠溝4と連通する係止孔6が形成されてい
る。この切欠溝4及び係止孔6は、筒状本体2に
外挿する、一方の足場パイプ(図示省略)の突出
軸を該切欠溝4に挿入すると共に、筒状本体2に
設けた後述する軸杆3を把持して回転させること
により上記突出軸を係止孔6に係止させ、この足
場パイプを筒状本体2に接続させるための孔であ
る。また該筒状本体2の下部には、径方向に長穴
状の貫通孔7が形成されている。該貫通孔7は、
筒状本体2に外挿する他方の足場パイプ(図示省
略)の孔と一致させ、この孔から係止軸を該貫通
孔7に貫挿して、該パイプを筒状本体2に接続で
きるようにした孔である。また該貫通孔7は長穴
状にして、前記足場パイプの突出軸を係止孔6に
係止する時に筒状本体2を回転させることができ
るようにしてある。
係る一実施例の建築用足場パイプの連結ピンであ
つて、該連結ピン1は、筒状本体2と軸杆3とか
ら構成されている。すなわち、該筒状本体2は、
長さ250mm位で径がφ35〜φ40のパイプによつて形
成され、該筒状本体2の上部には、該本体2を径
方向に貫通する切欠溝4が、該本体2の上端5か
ら長さ方向に40mm位まで切欠形成されている。ま
た該切欠溝4の中間には、筒状本体2の径方向に
該切欠溝4と連通する係止孔6が形成されてい
る。この切欠溝4及び係止孔6は、筒状本体2に
外挿する、一方の足場パイプ(図示省略)の突出
軸を該切欠溝4に挿入すると共に、筒状本体2に
設けた後述する軸杆3を把持して回転させること
により上記突出軸を係止孔6に係止させ、この足
場パイプを筒状本体2に接続させるための孔であ
る。また該筒状本体2の下部には、径方向に長穴
状の貫通孔7が形成されている。該貫通孔7は、
筒状本体2に外挿する他方の足場パイプ(図示省
略)の孔と一致させ、この孔から係止軸を該貫通
孔7に貫挿して、該パイプを筒状本体2に接続で
きるようにした孔である。また該貫通孔7は長穴
状にして、前記足場パイプの突出軸を係止孔6に
係止する時に筒状本体2を回転させることができ
るようにしてある。
しかして、上記筒状本体2の長さ方向中間部に
は、バルジ加工によつて径方向外方の対向する四
方に膨出させたパイプ止め部8が形成されてい
る。このパイプ止め部8によつて筒状本体2の両
端から外挿した各足場パイプは、該本体2の中間
部でこのパイプ止め部8に当接して停止する。
は、バルジ加工によつて径方向外方の対向する四
方に膨出させたパイプ止め部8が形成されてい
る。このパイプ止め部8によつて筒状本体2の両
端から外挿した各足場パイプは、該本体2の中間
部でこのパイプ止め部8に当接して停止する。
また、対向する1組のパイプ止め部8には、径
方向に軸杆用の貫通孔9が形成されている。そし
て筒状本体2を回転させるために設けられたハン
ドルとしての軸杆3がこの貫通孔9に貫挿されて
いる。更に該軸杆3の中間部は、筒状本体2内で
プレスによつて貫通孔9の径よりも大径となるよ
うに幅広部10に形成され、該幅広部10によつ
て該軸杆3は、筒状本体2から抜け落ちないよう
に確実に保持されている。
方向に軸杆用の貫通孔9が形成されている。そし
て筒状本体2を回転させるために設けられたハン
ドルとしての軸杆3がこの貫通孔9に貫挿されて
いる。更に該軸杆3の中間部は、筒状本体2内で
プレスによつて貫通孔9の径よりも大径となるよ
うに幅広部10に形成され、該幅広部10によつ
て該軸杆3は、筒状本体2から抜け落ちないよう
に確実に保持されている。
尚本考案はパイプ止め部を形成するに当たり、
バルジ加工を用いる外、プレス金型を割形とし
て、該金型を拡径させるごとくしたプレス加工に
よつて形成してもよい。
バルジ加工を用いる外、プレス金型を割形とし
て、該金型を拡径させるごとくしたプレス加工に
よつて形成してもよい。
(考案の効果)
このように本考案は、筒状本体の長さ方向中間
部複数個所に該本体と略同一の肉厚で径方向外方
に膨出させてなるパイプ止め部を形成すると共
に、筒状本体の径方向で対向する一対のパイプ止
め部にそれぞれ貫通孔を形成し、該貫通孔間に亘
つて筒状本体回転操作用ハンドルとしての軸杆を
その両端が筒状本体の外周面から突出するように
貫挿し、更に、前記筒状本体の両側貫通孔間に位
置する軸杆部分を該貫通孔の径よりも幅広にプレ
ス変形し、この幅広部により軸杆を筒状本体の両
側貫通孔間で抜け止め状に固定した構成であるの
で、従来のようにカラーを設けることなく、上記
パイプ止め部によつて、筒状本体の外挿される各
足場パイプを該本体の所定位置に接続することが
できる。また軸杆を筒状本体に溶接することなく
固着保持するようにしてあるので、溶接不良の心
配など全くなく、軸杆が筒状本体から外れるとい
つたことがない。更に従来のように溶接による熱
の作用によつて、筒状本体や軸杆が劣化し強度が
落ちるといつたこともない。更に本考案は部品数
も従来に比べて少なくなり、かつ溶接作業を不用
とする構造であるので、1個当たりの製作コスト
が低減でき、かつ製作時間も大幅に短縮すること
ができる。
部複数個所に該本体と略同一の肉厚で径方向外方
に膨出させてなるパイプ止め部を形成すると共
に、筒状本体の径方向で対向する一対のパイプ止
め部にそれぞれ貫通孔を形成し、該貫通孔間に亘
つて筒状本体回転操作用ハンドルとしての軸杆を
その両端が筒状本体の外周面から突出するように
貫挿し、更に、前記筒状本体の両側貫通孔間に位
置する軸杆部分を該貫通孔の径よりも幅広にプレ
ス変形し、この幅広部により軸杆を筒状本体の両
側貫通孔間で抜け止め状に固定した構成であるの
で、従来のようにカラーを設けることなく、上記
パイプ止め部によつて、筒状本体の外挿される各
足場パイプを該本体の所定位置に接続することが
できる。また軸杆を筒状本体に溶接することなく
固着保持するようにしてあるので、溶接不良の心
配など全くなく、軸杆が筒状本体から外れるとい
つたことがない。更に従来のように溶接による熱
の作用によつて、筒状本体や軸杆が劣化し強度が
落ちるといつたこともない。更に本考案は部品数
も従来に比べて少なくなり、かつ溶接作業を不用
とする構造であるので、1個当たりの製作コスト
が低減でき、かつ製作時間も大幅に短縮すること
ができる。
第1図は本考案に係る一実施例の正面図、第2
図は要部断面図、第3図は従来例の正面図、第4
図は従来例の要部断面図、第5図は従来例のカラ
ーの正面図である。 2……筒状本体、3……軸杆、8……パイプ止
め部、9……貫通孔。
図は要部断面図、第3図は従来例の正面図、第4
図は従来例の要部断面図、第5図は従来例のカラ
ーの正面図である。 2……筒状本体、3……軸杆、8……パイプ止
め部、9……貫通孔。
Claims (1)
- 筒状本体2の長さ方向中間部複数個所に該本体
2と略同程度の肉厚で径方向外方に膨出させてな
るパイプ止め部8を形成すると共に、筒状本体2
の径方向で対向する一対のパイプ止め部8,8に
それぞれ貫通孔9,9を形成し、該貫通孔9,9
間に亘つて筒状本体回転操作用ハンドルとしての
軸杆3をその両端が筒状本体2の外周面から突出
するように貫挿し、更に、前記筒状本体2の両側
貫通孔9,9間に位置する軸杆部分を該貫通孔
9,9の径よりも幅広にプレス変形し、この幅広
部10により軸杆3を筒状本体2の両側貫通孔
9,9間で抜け止め状に固定してなる建築用足場
パイプの連結ピン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985152702U JPH0453400Y2 (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985152702U JPH0453400Y2 (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6261840U JPS6261840U (ja) | 1987-04-17 |
| JPH0453400Y2 true JPH0453400Y2 (ja) | 1992-12-15 |
Family
ID=31070917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985152702U Expired JPH0453400Y2 (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0453400Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5097233U (ja) * | 1974-01-08 | 1975-08-13 | ||
| JPS5745307Y2 (ja) * | 1979-07-27 | 1982-10-06 |
-
1985
- 1985-10-04 JP JP1985152702U patent/JPH0453400Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6261840U (ja) | 1987-04-17 |
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