JPH0453121Y2 - - Google Patents

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JPH0453121Y2
JPH0453121Y2 JP1983009705U JP970583U JPH0453121Y2 JP H0453121 Y2 JPH0453121 Y2 JP H0453121Y2 JP 1983009705 U JP1983009705 U JP 1983009705U JP 970583 U JP970583 U JP 970583U JP H0453121 Y2 JPH0453121 Y2 JP H0453121Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は絶縁トロリー等のトロリー線からクレ
ーンや搬送台車等の移動機器に給電するためのト
ロリー用集電装置を移動機器に設けた支持棒に取
付ける取付部に関するものである。
第1図、第2図は従来のトロリー用集電装置の
構造を示している。第1図において、移動機器
(図示せず)に固定された支持棒101を装置基
部102の嵌合部とクランプ部材103の嵌合部
とで挾持しボルト104で締着することにより、
支持棒101に装置基部102が取り付け支持さ
れている。装置基部102には回動自在にピボツ
ト105が支持され、ピボツト105には半径方
向の圧入ピン106を介してスイングアーム10
7が回動自在に支持されている。108はコイル
ばねであり、ピボツト105とアーム107間に
張設されてアーム107を常時矢印X1方向に付
勢している。アーム107の先端部には第2図に
示すようにブラシホルダー109が設けられてお
り、ホルダー109が絶縁トロリー110に矢印
X2方向摺動自在に嵌合することによつて、絶縁
トロリー110内のトロリー線(図示せず)にホ
ルダー109内のブラシ(図示せず)が当接し、
通電線からブラシに電力が伝達される。111は
絶縁被覆リード線であり、ブラシと移動機器の接
続端子(図示せず)間を電気的に連結している。
絶縁トロリー110よりブラシホルダ109内
のブラシ及びリード線111を介して移動機器に
電力が供給されるが、(a)電気容量が1台の集電装
置では不足する場合、(b)移動機器が頻繁に往復動
する場合(アーム107に方向性があるため)、
(c)絶縁区分等によつて電車線110に中断箇所が
ある場合(ブラシの非集電状態をなくしたい場
合)等には、上述の絶縁トロリー用集電装置11
2に加えて、第1図に仮想線で示すように同様の
構造を有するもう一つの絶縁トロリー用集電装置
112′を支持棒101を中心に対称的に設ける
必要が生じる。
この場合、上記従来の構成では、クランプ部材
103の代りに集電装置112′の装置基部(集
電装置112の装置基部102と同一構造)の嵌
合部を支持棒101に当接させ、支持棒101を
集電装置112および112′の装置基部のそれ
ぞれの嵌合部により抱合挾持し、両装置基部をボ
ルト104で締着することになる。
従つて、従来の構成では、集電装置が単一のい
わゆるシングルの場合と集電装置が1対のいわゆ
るタンデムの場合とで、取付具が異なり不便であ
る。また、保守のため或は集電装置をタンデムか
らシングルに変更する等のために、集電装置を支
持棒から取外す或は支持棒に再取付けする場合
に、一方の集電装置を取外す或は再取付けすれ
ば、同時に相手側の集電装置も取外し或は再取付
けしなければならない不具合がある。
本考案は上記の不便、不具合を一掃し、集電装
置をシングルで取付ける場合も集電装置をタンデ
ムに取り付ける場合も、同一の簡単な取付具によ
り取付けることができ、一方の集電装置の取外
し、再取付けを他方の集電装置と無関係に行うこ
とができるようにしたものである。以下図面に基
づいて本考案を説明する。
第3図は本考案の実施例の取付部を備えたトロ
リー用集電装置の一部縦断側面図である。第3図
において、移動機器(図示せず)に固定された水
平方向に延長する支持棒1に集電装置2の装置基
部3に一体に形成された当接部4を当接すると共
に、支持棒1を跨ぐUボルト5の両端すなわち開
口側端部をナツト6により装置基部3に締着する
ことによつて集電装置2が支持棒1に固定されて
いる。Uボルト5の取付位置は、第4図に示すよ
うに、Uボルト5のU字状の一側端が装置基部3
の中心線X4に接する位置となるように調整され
ている。従つて第3図に示すように、支持棒1の
中心線を通る垂直面X5を基準として集電装置2
と略面対称に集電装置2と同一の構造を有する集
電装置2′を支持棒1に固定した場合に、第4図
に示すように両Uボルト5,5′は支持棒1上に
中心線X4上において両Uボルト5,5′のU字状
の一側端同士が互いに当接するようにそれぞれ配
置される。なお、集電装置2′は集電装置2と同
一の構造を有しているので、装置2′についての
説明は省略する。
第3図において、装置基部3の上端部及び下端
部にそれぞれ設けられたブラケツト7,8には垂
直方向のピボツト9が回動自在に嵌合しており、
ピボツト9に固定された半径方向の2本の圧入ピ
ン10,11によつて抜止めが施されている。下
端のブラケツト8の下方にワツシヤを介して位置
する圧入ピン11の両端突出部には、後述するリ
ード線12を支持する支持部材13の上部の股状
に分岐した係合部14が回動自在に嵌合してい
る。なお支持部材13とリード線12とは、線1
2に巻かれたプラスチツクバンド15がビス16
によつて部材13に締着されることにより連結さ
れている。
両ブラケツト7,8の略中間の位置において、
ピボツト9に、ピボツト9の中心線O1及びピン
10,11に対し直角な方向に圧入ピン17を装
着し、ピン17に断面が下開き略コ字形の板金製
のスイングアーム18の基部を嵌合することによ
り、スイングアーム18をピボツト9にピン17
を中心に回動自在の状態で支持している。なおピ
ボツト9への圧入ピン17の取付け位置は、ピン
17の方向に見て(第3図)わずかな距離L1
け中心O1に対しアーム18の先端側(支持棒1
と逆側)に偏心している。更にピボツトピン9に
は、ブラケツト7とピン17との中間において中
心線O1を通りかつピン17と平行に圧入ピン1
9を嵌合固着しており、支持部材13と同一形状
のフツクリンク20の係合部21がピン19に回
動自在に嵌合している。フツクリンク20にはば
ね機構22の中心軸23の一端に形成された鉤部
23aが係合し、又中心軸23はスイングアーム
18の上面に形成された長孔18a(第4図)を
通り、スイングアーム18の先端部下方に迄延び
ている。軸23の先端部には雄ねじが形成され、
ちようナツト24が螺合すると共に松葉ピン25
によりナツト24の抜止めが施されている。一方
スイングアーム18の中央部にはピン17と平行
な2本の圧入ピン25,26が嵌合固定され、ピ
ン25,26は中心軸23を上下より摺動自在に
挾持しており、ピン25,26とちようナツト2
4との間にはばね受座金27,28を介してコイ
ルばね29が縮設されている。
側面から見た形状が上開きの略コ字形の軸受部
材30は、その一端の屈曲部30aをアーム18
の上面に設けた孔に通りかつ掛止めることによ
り、また部材30の他端の湾曲部をアーム18に
嵌合固定された圧入ピン31に掛止めることによ
りスイングアーム18の先端部に固定されてい
る。アーム18の先端部上面及び部材30の下面
には略垂直方向に同心の孔が形成され、ブツシユ
32が回動自在に嵌合している。ブツシユ32の
上端には、第5図に示すように上開き略コ字形の
クランプ部材33が載置され、ボルト34及びナ
ツト35によつてクランプ部材33はブツシユ3
2と一体的に結合され、スイングアーム18の先
端部に縦軸回りに回動自在に支持されている。
第5図に示すように、クランプ部材33はブラ
シホルダー36を挟む軸受部37,38を有して
おり、一方の軸受部37には抜止め部材39がス
ポツト溶接等により固着されている。両軸受部3
7,38にはそれぞれ、第6図に示すような溝4
0が形成されている。U溝40の下端は円弧面4
1であり、円弧面41に連なる両側は上方にゆく
に従い間隔が広がる直線的な傾斜面42,43を
形成している。溝40にはブラシホルダー36
(第5図)に突設された突起44,45が嵌合し
ている。突起44,45は第6図に示すように下
端に円弧面46を有し、円弧面46に連なる互い
に平行な平行面47,48を有しており、突起4
4,45の中央部には1条の溝49を有してい
る。溝49は製作時に正確に寸法出しをするため
にいわゆるひけ防止のために設けている。第3図
に示すように、抜止め部材39の上部は二股状に
延び上端部に形成されたボルト受部50,51間
にボルト52を架設することにより、ホルダー3
6の突起44の抜け止めが施されている。
ブラシホルダー36はポリフエニレンオキサイ
ド樹脂やポリカーボネート等を射出成形等により
一体成形した絶縁性の部材である。ホルダー36
は、第5図に示すように両側に略平行かつ垂直方
向のガイド壁53,54を有すると共に、第4図
に示すように両ガイド壁53,54間に数条の支
持壁55を有し、支持壁55の中央に形成された
溝56にはガイド壁53,54と平行な姿勢で導
電性に金属板より成るブラシ57の下部が圧入嵌
合されている。小型のブラシ57を使用する場合
には、支持壁55aに設けられた厚みの薄い当接
壁58にブラシ57の端部を当接させ、一方第4
図のブラシホルダー36の左半部に仮想線で示し
たように、大型のブラシ57′を使用する場合に
は当接壁58を除去し、ブラシホルダー36の両
端に設けられたガイド部59の溝60にブラシ5
7′の端部を当接させる。ブラシ57,57′の下
端部には第3図に示すように移動機器の接続端子
に連結されるリード線12の一端がボルト61に
より締着されている。
ブラシホルダー36は、図示しない絶縁トロリ
ーに下方より矢印X6方向摺動自在に嵌合し、ブ
ラシ57が絶縁トロリー中のトロリー線(図示せ
ず)に当接する。この当接力は、ばね機構22に
よりスイングアーム18が圧入ピン17を中心に
矢印X7方向に弾性的に付勢されることにより与
えられる。
次に集電装置の取付方法を説明する。支持棒1
に1対のトロリー用集電装置2および2′を取り
付ける場合には、次のように行なう。一方の絶縁
トロリーの集電装置2の基部3の当接部4を支持
棒1に当て、支持棒1を跨ぐUボルト5の両端部
を装置基部3に挿通しナツト6により締着する。
その際第4図に示すように、予め他方の絶縁トロ
リー装置2′用のUボルト5′を、装置基部3と支
持棒1との間に嵌め込んでおく。そして第3図に
仮想線で示すように、他方の絶縁トロリーの集電
装置2′の当接部4′を支持棒1に当て、垂直面
X5を基準として絶縁トロリーの集電装置2と略
面対称に装置基部3′を配置し、ナツト6′により
装置基部3′にUボルト5′を締着して装置2′を
支持棒1に固定する。このとき、Uボルト5,
5′の各装置基部3,3′への締着位置は、当該ボ
ルト5,5′のU字状の一側端が装置基部の中心
線上に位置するように装置基部中心に対し偏心し
た位置に設けてあるから、第4図に示すように両
Uボルト5,5′は、それらのU字状の一側端同
士が中心線X4上において互いに当接する固定状
態となる。
以上説明した本考案によると、集電装置を支持
棒を跨ぐUボルトにより支持棒に締着するに当
り、Uボルトの側端が装置基部の中心線に接する
ようにUボルトを支持棒上に位置させているの
で、簡単な構成のUボルトを用いながら、二個の
集電装置を支持棒の中心を通る垂直面に略面対称
に設置することを可能とし、従つて二個の集電装
置のブラシがトロリー線に正しく当接することを
可能にしている。
また、移動機器に設けた支持棒1に単一の集電
装置を取付けるシングル取付けの場合も、1対の
集電装置2および2′を支持棒1に略面対称に取
付けるタンデム取付けの場合も、同一構成の単一
種の取付具、Uボルトを用いて取付けることがで
きるので、取付具の構成が簡単で安価であるだけ
でなく、シングル取付けかタンデム取付けかに合
わせて取付具を準備する必要がなく、便利であ
る。
更に、本考案による取付部においては、タンデ
ム取付けをしている場合においても、相手側の集
電装置の取付けに影響を与えることなく独立に、
一方の集電装置を取外し、また再取付をすること
ができるので、集電装置の保守、或はタンデム取
付けからシングル取付けへの変更等が簡単である
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトロリー用集電装置の取付部を
説明する一部縦断側面図、第2図は集電装置の先
端部側の説明図である。第3図および第4図は本
考案による取付部を備えたトロリー用集電装置の
一部縦断側面図および平面図である。第5図は第
4図の−線断面図、第6図は第5図の矢視
図である。 1……支持棒、2,2′……トロリー用集電装
置、3,3′……装置基部、4,4′……当接部、
5,5′……Uボルト、X4……装置基部の中心
線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トロリーから給電される移動機器に設けた支持
    棒に、該移動機器の移動方向と直交し支持棒の中
    心を通る平面を基準として略面対称となるように
    配置される2個のトロリー用集電装置を、それぞ
    れ支持棒を跨ぐUボルトにより取付け支持するこ
    とができる取付部であつて、前記支持棒と集電装
    置の基部とを締着するUボルトは、その開口部が
    集電装置側を向くように、かつU字状の一側端が
    集電装置基部の中心線上に位置するように集電装
    置基部中心に対し偏心させて設けたことを特徴と
    するトロリー用集電装置の取付部。
JP970583U 1983-01-25 1983-01-25 絶縁トロリ−の集電装置の取付け構造 Granted JPS59117201U (ja)

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JPS59117201U JPS59117201U (ja) 1984-08-08
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5716072B2 (ja) * 1975-01-24 1982-04-02

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611525Y2 (ja) * 1976-02-05 1981-03-16
JPS5716072U (ja) * 1980-06-30 1982-01-27

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5716072B2 (ja) * 1975-01-24 1982-04-02

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