JPH0452604Y2 - - Google Patents

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JPH0452604Y2
JPH0452604Y2 JP2821187U JP2821187U JPH0452604Y2 JP H0452604 Y2 JPH0452604 Y2 JP H0452604Y2 JP 2821187 U JP2821187 U JP 2821187U JP 2821187 U JP2821187 U JP 2821187U JP H0452604 Y2 JPH0452604 Y2 JP H0452604Y2
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compressor
heat exchanger
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reheater
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、ドライ(除湿)運転機能を有する空気
調和機に関する。
(従来の技術) 空気調和機にあつては、圧縮機、四方弁、室外
熱交換器、減圧装置および室内熱交換器等を順次
連通してなる冷凍サイクルを内蔵し、圧縮機から
の高温冷媒を室外熱交換器、減圧装置、室内熱交
換器の順で循環させることにより室外熱交換器が
凝縮器として作用しかつ室内熱交換器が蒸発器と
して作用する冷房サイクルを形成し、室内熱交換
器近傍に取付けられた室内フアンを運転して室内
空気を室内熱交換器を通すことにより冷却および
除湿を行ない冷風として吹出す、いわゆる冷房運
転を行なうようにしたものがある。
また、この種の空気調和機のなかには、上記室
内熱交換器の近傍に再熱器を設け、室内熱交換器
で冷却、除湿された空気を再熱器で加熱すること
により除湿空気として室内に吹出す、いわゆるド
ライ運転を行なうようにしたものがある。
しかるに、冷房運転機能とドライ運転機能とを
有する空気調和機においては、冷凍サイクルによ
る冷房能力と再熱器による加熱能力とが等しくな
いために、ドライ運転時に冷風が吹出され、室内
の温度が低下することがあつた。そこで、冷凍サ
イクルの冷却能力に見合つた加熱能力を有する再
熱器を使用すると、再熱器への入力が大きくなり
すぎて消費電力が増大するおそれがあつた。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように、従来のこの種の空気調和機に
おいては、ドライ運転時に冷風が吹出されて室内
温度が低下し、除湿の快適性が損われるおそれが
ある上、快適性を求めようとすると消費電力の増
大を招き経済性の悪いものとならざるをえなかつ
た。
そこで本考案は、冷風吹出しによる室温低下を
防止し得、快適なドライ運転が可能となる上、消
費電力を軽減でき、経済性の向上をはかり得る空
気調和機を提供することを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案の空気調和機は、少なくとも圧縮機、室
外熱交換器、減圧装置、室内熱交換器を順次連通
してなる冷凍サイクルと、前記室内熱交換器の近
傍に取付けられる室内フアンと、この室内フアン
の運転により前記室内熱交換器を通る空気を再熱
する再熱器と、前記圧縮機を断続的に動作させる
圧縮機制御手段と、前記圧縮機の断続動作時に前
記再熱器を断続的に動作させる再熱器制御手段と
を備え、前記再熱器を、前記圧縮機の断続動作に
対して少なくとも立上がり時間を早めて断続動作
させるようにしたものである。
(作用) このような手段を講じた空気調和機であれば、
圧縮機が動作する以前に再熱器が動作するので圧
縮機動作開始時に既に再熱器が充分な放熱を行な
つており、冷風が吹出されることはない上、再熱
器を断続的に動作させるので消費電力は軽減され
る。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例の構成図である。同
図において1は圧縮機であり、この圧縮機1に四
方弁2、室外熱交換器3、減圧装置として例えば
膨脹弁4、および室内熱交換器5などが順次連通
されて冷凍サイクルが構成される。そして、室外
熱交換器3の近傍には室外フアン6が配設され、
室内熱交換器5の近傍には室外フアン7および再
熱器であるところの電気ヒータ(以下再熱ヒータ
と称する)8が配設される。
制御部9はマイクロコンピユータおよびその周
辺回路などからなり、商用交流電源10に接続さ
れ、空気調和機全般にわたる制御を行なうもので
ある。この制御部9には室外フアン6を駆動する
ための室外フアンモータ6M、室内フアン7を駆
動するための室内フアンモータ7M、再熱ヒータ
8を接続するヒータ駆動回路11、圧縮機1、四
方弁2が接続されるとともに、室内温度を測定す
る室内温度センサ12、「暖房」「冷房」「除湿」
の運転モードを選択するための切換スイツチを有
する操作部13などが接続される。ヒータ駆動回
路11は電源10と再熱ヒータ8との接続間に設
けられており、制御部9の指令に応じて再熱ヒー
タ8の通電を行なうものである。
このように構成れた本実施例において、切換ス
イツチにより「暖房」運転モードが選択される
と、制御部9は圧縮機1を起動するとともに、室
外フアン6および室内フアン7を起動する。「暖
房」運転モードにおいて圧縮機1がオンすると、
四方弁2の作動により第1図における破線矢印の
方向に冷媒が流れて暖房サイクルが形成され、室
内熱交換器5が凝縮器、室外熱交換器3が蒸発器
として作用する。そして、室内フアン6の運転に
より室内空気が室内熱交換器5を通つて循環し、
室内熱交換器5で加熱された後、温風として室内
に吹出される。
一方、切換スイツチにより「冷房」運転モード
が選択されると、制御部9は四方弁2を切換える
とともに圧縮機1を起動し、かつ室外フアン6お
よび室内フアン7を起動する。「冷房」運転モー
ドにおいて圧縮機1がオンすると、第1図におけ
る実線矢印の方向に冷媒が流れて冷房サイクルが
形成され、室外熱交換器3が凝縮器、室内熱交換
器5が蒸発器として作用する。そして、室内フア
ン6の運転により室内空気が室内熱交換器5を通
つて循環し、室内熱交換器5で冷却、除湿された
後、冷風として室内に吹出される。
また、「除湿」運転モードが選択されると、制
御部9は圧縮機1を断続的に動作させるととも
に、再熱ヒータ8が圧縮機1の動作時に断続的に
通電するようにヒータ駆動回路11を動作させ
る。また、室外フアン6を圧縮機1の運転周期に
対応して駆動し、かつ室内フアン7を加熱ヒータ
8の通電周期に対応して駆動する。「除湿」運転
モードにおいて圧縮機1がオンすると、第1図に
おける実線矢印の方向に冷媒が流れて冷房サイク
ルが形成され、室外熱交換器3が凝縮器、室内熱
交換器5が蒸発器として作用する。そして、室内
フアン6の運転により室内空気が室内熱交換器5
を通つて循環し、室内熱交換器5で冷却、除湿さ
れ、再熱ヒータ8の放熱により加熱された後、除
湿風として室内に吹出される。
第2図は本実施例における「除湿」運転モード
時の圧縮機1、室外フアン6、室内フアン7、お
よび再熱ヒータ8の運転制御パターンを時間共通
にして示すタイムチヤートである。同図におい
て、T1は圧縮機1および室外フアン6の1周期
運転時間を示し、T2は室内フアン7および再熱
ヒータ8の1周期運転時間を示しており、T1=
T2である。また、t1は室内フアン7および再熱
ヒータ8の非動作時間を示し、t1+t2は圧縮機1
および室外フアン6の非動作時間を示している。
そして、圧縮機1、室外フアン6、室内フアン7
および再熱ヒータ8は同時に立下がる。すなわ
ち、圧縮機1および室外フアン6は起動後[T1
−(t1+t2)]時間経過したならば動作を中断し、
(t1+t2)時間経過したならば再度起動する。ま
た、室内フアン7および再熱ヒータ8は圧縮機1
および室外フアン6の起動時に対しt2秒前に起動
し、(T2−t1)時間経過したならば中断し、t1時
間経過したならば再度起動する。
このように、本実施例によれば、ドライ運転時
に制御部9の作用により圧縮機1および室外フア
ン6を断続的に動作させるとともに室内フアン7
および再熱ヒータ8を圧縮機1および室外フアン
6よりもt2時間だけ立上がり時間を早めて断続的
に動作させるようにしたので、次のような効果を
奏し得る。すなわち、t2時間として再熱ヒータ8
が通電してから十分に放熱するまでの時間(例え
ば1〜2分)を設定することより、圧縮機1オン
直後の冷風が速やかに加熱されて室内に吹出され
るので、使用者が冷風感を感じることがない上、
冷風による室温低下を生じるおそれがない。した
がつて、快適なドライ運転を行なうことができ
る。また、室内フアン7と再熱ヒータ8とを同時
にOFFしているので、圧縮機1をOFFした直後
に室内熱交換器5に付着するドレンを再加熱およ
び再蒸発させることがない。さらに、再熱ヒータ
8を断続的に動作させるので、ヒータ8への通電
時間が短くなり、除湿量に対する消費電力の割合
を示す除湿効率が大幅に向上しうる。よつて、消
費電力の軽減をはかり得、省エネルギー化を達成
できる。
なお、前記実施例では制御部9により圧縮機
1、室外センサ6、室内センサ7および再熱ヒー
タ8を第2図に示すタイムチヤートにしたがつて
タイミング制御する場合を示したが、これに限定
されるものではなく、例えば、第3図に示すよう
なタイミングで断続運転を行なうようにしてもよ
い。すなわち、圧縮機1および室外フアン6の断
続運転に対して、再熱ヒータ8の立上がり時間を
ta時間だけ早めるとともに、立下り時間をtb時間
だけ遅延させ、かつ、室内フアン7を連続運転さ
せるようにしたものである。こうすることにより
除湿風の温度が上昇し、室内温度が比較的低温の
場合であつても快適なドライ運転を行なうことが
できる。ここで、室内フアン7を連続運転とした
のは比較的長時間通電される再熱ヒータ8による
加熱温度の上昇を防ぐためのものあり、前記実施
例と同様に再熱ヒータ8と同期して断続運転させ
るようにしてもよい。なお、第3図において、
T3は再熱ヒータ8の運転周期、T4は圧縮機1お
よび室外フアン6の運転周期であり、T3=T4で
ある。また、t3は再熱ヒータ8の非動作時間、t4
は圧縮機1および室外フアン6の非動作時間を示
している。
また、前記実施例では圧縮機1、再熱ヒータ8
などの断続運転周期を固定とした場合を示した
が、例えば室温センサ12により検出される室内
温度に応じて可変としてもよい。このほか、本考
案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能で
あるのは勿論である。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案によれば、冷風吹
出しによる室温低下を防止し得、快適なドライ運
転が可能な上、消費電力を軽減でき、経済性の向
上をはかり得る空気調和機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す系統
図、第2図は同実施例の動作説明用タイムチヤー
ト、第3図は本考案の変形例を説明するためのタ
イムチヤートである。 1……圧縮機、3……室外熱交換器、5……室
内熱交換器、6……室外フアン、7……室内フア
ン、8……再熱ヒータ、9……制御部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも圧縮機、室外熱交換器、減圧装
    置、室内熱交換器を順次連通してなる冷凍サイ
    クルと、前記室内熱交換器の近傍に取付けられ
    る室内フアンと、この室内フアンの運転により
    前記室内熱交換器を通る空気を再熱する再熱器
    と、前記圧縮機を断続的に動作させる圧縮機制
    御手段と、前記圧縮機の断続動作時に前記再熱
    器を断続的に動作させる再熱器制御手段とを具
    備し、前記再熱器は、前記圧縮機の断続動作に
    対して少なくとも立上がり時間を早めて断続動
    作することを特徴とする空気調和機。 (2) 前記再熱器制御手段は、前記室内フアンの運
    転中にのみ再熱器を動作させることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の空気調
    和機。
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JPS63137231U JPS63137231U (ja) 1988-09-09
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