JPH0452470Y2 - - Google Patents

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JPH0452470Y2
JPH0452470Y2 JP1176786U JP1176786U JPH0452470Y2 JP H0452470 Y2 JPH0452470 Y2 JP H0452470Y2 JP 1176786 U JP1176786 U JP 1176786U JP 1176786 U JP1176786 U JP 1176786U JP H0452470 Y2 JPH0452470 Y2 JP H0452470Y2
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JP
Japan
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pinion
engine
backing plate
starter motor
buffer member
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JP1176786U
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JPS62126571U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はエンジンの始動用に用いられるスター
タモータに関し、特に軸方向に移動してエンジン
側のリングギヤと係脱するピニオンの戻り時の衝
撃音低減対策に関する。
〈従来の技術〉 従来のスタータモータとしては、例えば第4図
に示すようなものがある(昭和60年8月トヨタ自
動車株式会社発行「トヨタコロナ新型車解説書第
3−60頁参照)。また、その中のピニオン機構を
第5図に示してある。
これについて説明すると、クランキング時には
スタータスイツチのONにより先ず電磁アクチユ
エータ1によりシフトレバー2を介してピニオン
シヤフト3と共にピニオン4が軸方向に図で右方
へ移動してエンジン側のリングギヤ5に噛合う。
そして、噛合う直前からモータ6への通電が開始
されて、モータシヤフト7によりオーバランニン
グクラツチ8を介してピニオンシヤフト3と共に
ピニオン4が回転駆動され、この回転がエンジン
側のリングギヤ5に伝えられて、エンジンが始動
される。エンジンが始動すると逆にピニオン4が
回される結果となるが、このときはオーバーラン
ニングクラツチ8の作用でピニオン4のみが空転
する。スタータスイツチがOFFになると、電磁
アクチユエータ1内のリターンスプリングの作用
でシフトレバー2が戻り、またリターンスプリン
グ9の作用でピニオンシヤフト3と共にピニオン
4が図で左方に移動してリングギヤ5から外れク
ラツチ8を支持するリテーナ部10に当接すると
共に、モータ6が停止する。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来のスタータモー
タにあつては、クランキング後のピニオン4の戻
り時にピニオン4がリテーナ部10に当たると、
ピニオン4とリテーナ部10とが共に金属製であ
るため、大きくかつ耳ざわりな衝撃音が発生し、
特にピニオン4の歯数が多く慣性重量が大きい程
顕著であるという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、簡
単な構成でピニオンの戻り時の衝撃音を低減する
ことを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、本考案は、ピニオンのリテーナ部と
の当接面に緩衝部材と該緩衝部材を保護する当て
板とを設け、かつ、この当て板の外周部にバネ性
を有する係止部を形成して、この係止部をピニオ
ン内側に設けた環状溝に嵌合して係止させる構成
とした。
〈作用〉 上記の構成においては、ピニオンのリテーナ部
側への戻り時の当接による緩衝音を緩衝部材の作
用で低減できる。また、緩衝部材の保護用の当て
板の係止部を嵌入するだけで装着できる。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を第1図〜第3図に基
づいて説明する。但し、従来例と同一部分には同
一符号を付して説明を省略し、異なる部分につい
てのみ説明する。
ピニオン4のリテーナ部10との当接面に第2
図に示すような緩衝部材としてのゴムシート11
を当て、更に第3図に示すような当て板12を当
ててある。この当て板12の外周部には適当間隔
でバネ性を有する係止部13を形成してある。そ
して、これらの係止部13をピニオン4内側に設
けた環状溝14にバネ作用を利用して嵌め込むこ
とにより、当て板13を係止し、かつこの当て板
13でゴムシート11を押さえてある。
次に作用を説明する。
クランキング時にスタータスイツチをONにす
ると、前述のようにピニオンシヤフト3と共にピ
ニオン4が第1図で右方へ移動してリングギヤ5
に噛合う。そして、ピニオン4の回転によりリン
グギヤ5が回転して、エンジンが始動する。
クランキング後、スタータスイツチをOFFに
すると、前述のようにピニオン4が元に戻り、そ
の際、当て板12がリテーナ部10に当接する。
しかし、当て板12の背部には緩衝部材としての
ゴムシート11が設けられているので、当接によ
る衝撃音は低減される。
また、この当て板12は外周部の係止部13の
バネ作用を利用してピニオン4内側の環状溝14
に嵌め込む構造であり、手で挿入できて作業性が
良く、しかも一度嵌め込んだら確実に抜止めされ
る。さらに、この当て板12はゴムシート11を
押さえ、これを保護する役目も果たす。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、クランキ
ング後のピニオンの戻り時のリテーナ部への当接
による衝撃音を緩衝部材の作用で低減し、耳ざわ
りにならなくすることができる。また、緩衝部材
を保護する当て板をその外周部のバネ性を有する
係止部をピニオン内側の環状溝に嵌入して係止さ
せることにより装着するようにしたため、装着時
の作業性が良く、固定も確実となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すスタータモー
タのピニオン機構の断面図、第2図A,Bは同上
実施例における緩衝部材の正面図及び断面図、第
3図A,Bは同上実施例における当て板の正面図
及び断面図、第4図は従来例を示すスタータモー
タ全体の断面図、第5図は従来例におけるピニオ
ン機構の断面図である。 1……電磁アクチユエータ、2……シフトレバ
ー、3……ピニオンシヤフト、4……ピニオン、
5……リングギヤ、6……モータ、7……モータ
シヤフト、8……オーバーランニングクラツチ、
10……リテーナ部、11……ゴムシート、12
……当て板、13……係止部、14……環状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランキング時に軸方向の一方の移動してエン
    ジン側のリングギヤと噛合い、クランキング後に
    軸方向の他方に移動してリングギヤから外れリテ
    ーナ部に当接するピニオンを備えるエンジン用ス
    タータモータにおいて、ピニオンのリテーナ部と
    の当接面に緩衝部材と該緩衝部材を保護する当て
    板とを設け、かつ、この当て板の外周部にバネ性
    を有する係止部を形成して、この係止部をピニオ
    ン内側に設けた環状溝に嵌合して係止させるよう
    にしたことを特徴とするエンジン用スタータモー
    タ。
JP1176786U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0452470Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1176786U JPH0452470Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1176786U JPH0452470Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62126571U JPS62126571U (ja) 1987-08-11
JPH0452470Y2 true JPH0452470Y2 (ja) 1992-12-09

Family

ID=30799282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1176786U Expired JPH0452470Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

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JP (1) JPH0452470Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9105808B2 (en) 2007-01-10 2015-08-11 Gentherm Incorporated Thermoelectric device
US9335073B2 (en) 2008-02-01 2016-05-10 Gentherm Incorporated Climate controlled seating assembly with sensors

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9105808B2 (en) 2007-01-10 2015-08-11 Gentherm Incorporated Thermoelectric device
US9335073B2 (en) 2008-02-01 2016-05-10 Gentherm Incorporated Climate controlled seating assembly with sensors

Also Published As

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JPS62126571U (ja) 1987-08-11

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