JPH0451956A - 蒸気浴室装置 - Google Patents

蒸気浴室装置

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JPH0451956A
JPH0451956A JP16050790A JP16050790A JPH0451956A JP H0451956 A JPH0451956 A JP H0451956A JP 16050790 A JP16050790 A JP 16050790A JP 16050790 A JP16050790 A JP 16050790A JP H0451956 A JPH0451956 A JP H0451956A
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JP
Japan
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steam
bathroom
temperature
door
bath
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JP16050790A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Kita
喜多 成弘
Enyo Kuroda
黒田 演庸
Yutaka Kamimura
豊 上村
Yoshiyuki Adachi
足立 義幸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、蒸気を室内に吐出し蒸気浴を行う家庭用の蒸
気浴室装置に関する。
従来の技術 従来、この種の蒸気浴室装置は、蒸気浴室での入浴動作
の管理はすべて入浴者に依存し、たとえば、入浴時間は
健康者では通常10〜15分程度が適度とされ、入浴者
自身が入浴タイマなどにより時間管理していた。また、
入浴時の浴室ドア開・閉も入浴者の規律ある動作に委ね
られ、不要な蒸気を室外に漏らさぬよう細心の注意を払
っていた。
さらに、浴室内が何らかの不都合により入浴適温を超え
る高温に上昇したとき、この高温に入浴者が気付き、常
識的判断に基づき危険な浴室内には入室しないとされて
いた。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記手段では、従来の一般的であまり危険を伴
わない通常の浴室と変わる点がなく、蒸気を使用するこ
とにより快適な蒸気浴を提供する反面、高温の蒸気を家
庭で取扱うことに対する備えに欠けるものであった。
具体的に説明すると、まず、うっかり操作を誤り蒸気浴
室のドアが少し開いた状態で、入浴準備のため蒸気を吐
出したり、また多数の家族が浴室に出入りするごとにド
アが開閉され、この間−度でもドアの閉止が十分でなく
隙間が開いていたりすると、誰かが気付くまで蒸気の漏
洩が続く、そして、この高温の蒸気は、浴室外の他室の
壁面や備品などに結露水として付着し、これらを加熱損
傷するなど、ドアの操作ミスによる事故を発生するとい
う問題があった。
また、家庭用では浴室も狭く、普通−人ごとに入浴する
ことが多い。そして、入浴中に突発的な発病、たとえば
失神や心臓障害などの歩行不能な身体異常をきたすと、
家族の他の者が気付くまで意志に反して長時間蒸気浴室
に在室し、脱水症を招くなどの危険への対応策に欠けて
いた。
また、蒸気浴室の室温制御系が故障し蒸気浴室が異常高
温となる危険な状態のとき、入浴者が不用意に入室し異
常高温に触れると、火傷を負ったり前記突発的な発病の
原因となるなども考えられ、この予防的措置が取られて
いないという問題もあった。
本発明は上記問題を解決するもので、蒸気浴室外への蒸
気の漏洩量を抑制し、高温となった危険な浴室への入室
を不能とし、また許容時間以上の入浴を規制するなど蒸
気浴およびその装置の安全性を図ることを目的としてい
る。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の第1の課題解決手
段は、蒸気浴室のドアの開閉状態を検出してドアの閉止
状態で蒸気吐出運転を可とし、ドアの開放状態では蒸気
吐出操作時に蒸気吐出を不可としてドア開放灯を点滅し
、すでに蒸気吐出中のドア開放時では蒸気吐出を停止す
るスイッチ部を設け、また蒸気浴室内の入浴者の有無を
検出する浴室状態検出部と、この浴室状態検出部によっ
て入浴者の在室を検出後一定時間経過したときと蒸気吐
出中に入浴者の退室を検出したときは蒸気吐出を停止す
る第1安全タイマを設け、さらに前記一定時間と同等以
内の時間内で入浴者が入浴時間を任意に設定し、この設
定した任意時間の経過後は蒸気吐出を停止する入浴タイ
マを設け、そして蒸気浴室の室温が温度設定部の最高温
度を超えて上昇すると前記最高温度より高い温度で動作
してその信号により蒸気吐出を停止する過昇温度センサ
と、入浴者が蒸気浴室に入・退出すると点灯消灯する室
内照明および入浴表示灯とを設けて構成したものである
第2の課題解決手段は、前記入浴タイマによる入浴設定
時間経過後か、蒸気浴室内の人の在室を検出後、前記第
1安全タイマによる一定時間経過後かのいずれかの後、
さらに設けた第2安全タイマより別途定めた時間以上浴
室内に入浴者が在室するときと、過昇温度センサが動作
したときは配設した警告灯と警音器が動作し、後者の場
合でさらに入浴者が不在のときはドアを口、りして、蒸
気浴室内への入室を不能とし、前者の場合は前記入浴表
示灯を点灯から点滅に切替えるようにした構成を備えた
ものである。
作用 本発明は上記第1の課題解決手段により、スイッチ部を
設けてドアが開放状態では運転操作をしても蒸気が吐出
せず、ドア開放状態であることをランプを点滅して報知
し、すでに蒸気吐出中にドアを開くと蒸気吐出が停止す
るようにしているのでドアの閉め忘れなどがあっても蒸
気が蒸気浴室外に漏れることがない。また浴室状態検出
部と第1安全タイマを設けているので、入浴タイマ設定
の有無にかかわらず一定時間経通後か、この途中に人が
退室すると蒸気吐出が停止し、このため、入浴者のタイ
マ設定忘れなどがあっても必要以上の蒸気吐出が生じな
いのである。さらに人が菓気浴室に入・退出すると室内
照明および入浴表示灯が各々点灯・消灯するので人の入
、退出が外から容易に分かる。
そして、通常の温度制御系が正常に動作せず温度設定部
の最高温度を超えて蒸気がなお吐出されると、過昇温度
センサが動作して蒸気吐出を停止するので、室温の異常
な上昇を防止できるのである。
また、第2の課題解決手段により、過昇温度センサの動
作時や蒸気吐出操作時で、この操作前よりドアが開放し
ていたときには、警告灯の点滅と警音器が鳴るので蒸気
浴室の異常を室外に報知することができ、同時に前者の
場合では入浴者不在のときはドアをロックして入室を不
能とするため人が誤って入ることがない。
さらに、第2安全タイマを設けることにより入浴時間が
長引き自動的に蒸気吐出が停止した後、なお入浴者が蒸
気浴室内に在室し一定時間を経過すると、警告灯を点滅
し警音器を鳴らし入浴表示灯を点灯から点滅に切替える
ので、入浴者が蒸気浴室で異常状態にあることを外部に
報知できる。
実施例 以下、本発明の蒸気浴室装置の一実施例を図面を参照し
て説明する。
第1図〜第3図に示すように、住居内の一画に壁2.ド
ア3で密閉空間を形成した蒸気浴室の浴室1は、水を加
熱して蒸気を発生する蒸気発生機4から搬送管5を経由
し、吐出口6より浴室l内に蒸気を吐出する。一方、浴
室1内に設けた温度制御盤7は、室温を検出する温度セ
ンサ25と過昇温度を検出する過昇温度センサ26を通
気性のあるガラリ24内に内蔵し、また前記温度センサ
25の検出温度を室温表示板2日に表示し、入浴者が入
浴時間を設定もすると入浴途中の残余入浴時間を知らせ
、タイムアツプすると蒸気吐出を停止する入浴タイマ2
0と、浴室1外に設けた運転スイッチ12を操作したと
き、本蒸気浴室装置の運転状態を点滅と点灯で表示する
(下記浴室l外の運転灯15と同一動作をする)運転灯
23と、たとえば40°C〜55°Cの範囲内で蒸気浴
に適した温度を各入浴者が体力などに合わせ設定する温
度設定部21と、下記浴室1外の温度設定部13の設定
温度を表示する設定温表示部22とを備え、さらにこの
温度設定部13の設定温度と前記入浴者の温度設定部2
1による設定温度が異なる場合には後者を優先するよう
にし、さらに下記浴室l外の警告ブザー19と同一動作
をする警告ブザー30と、本蒸気浴室装置を浴室1内で
操作する運転スイッチ27を備えている。なお、入浴タ
イマ20は、約15分間のタイマ設定時間を有し、各入
浴者の体力や健康状態などによりこの時間内で希望の時
間を設定すると、設定後入浴タイマ20が時間計測し、
操作つまみ29が回転して残りの入浴予定時間を示す。
この最高入浴設定時間の15分は、強健な体力の保持者
が比較的高温で温度設定して入浴し、強度な入浴効果を
受ける許容限度で、普通の体力を有した健康者は、中間
の設定温度で約10分の入浴時間が適切である。
次に、浴室l外に設けられた操作盤9は上記したように
、本装置を浴室1外から操作する運転スイッチ12と、
前記浴室内の温度制御盤7に設けたものと同じ機能の温
度設定部13と、浴室1をこの設定温度に向は加熱運転
中は点滅し、設定温度近辺で動作し入浴準備が完了した
ときや入浴中は常時点灯する運転灯15と、入浴者が正
常な状況で入浴中は点灯し、後述する異常な状況で入浴
中は点滅する入浴灯17と、室温と前記浴室l内の温度
設定部21の設定温度を示す室温表示板16と、浴室1
のドア3が開放されていると点滅するドア開放灯14と
、さらに過昇温度センサ26と下記第2安全タイマが動
作時に点滅する警告灯18と警告音を出す警告ブザー1
9とを備える。
また、浴室1は、その詳細な構成は図示しないが、ドア
3とこのドア3を受ける壁2の部分にスイッチ部10を
設け、ドア3が壁2に対し蒸気漏れを生じないレベルに
閉止されると閉止信号を出し、その状態を解かれ隙間を
生じるレベルから完全開放のレベルまでを開放状態とし
て開放信号を出す。
また前記過昇温度センサ26が動作し入浴者が在室しな
いときは、ドア3をロックし開放不能とする電動の閉止
機構を備えている。
さらに、ドア3は、その内外面に各々独立して動作する
内ノブ31と外ノブ11を備え、この両ノブ31、11
を各々押す、引く動作すると異なる信号を出す、そして
、このドア3は室外側に開くものとすると、外ノブ11
をまず引いて次に内ノブ31を引き、前記スイッチ部l
Oの開閉信号とこの両ノブ31゜11の信号を浴室状態
検出部(図示はしない)に送り、この状態を浴室1への
入室信号とする。また、内ノブ31をまず押し次に外ノ
ブ11を押し、前記開閉信号を受けるとこの状態を浴室
1からの退出信号とする。
また、前記浴室状態検出部は記憶回路を備え、前記入室
信号と退室信号を記憶するものとしくただし、両ノブ3
1.11のその他の動作信号は雑信号とし記憶しないも
のとする)、運転初期の両ノブ31、11からの無信号
時と、退室信号を受は次に入室信号を受けるまでの期間
は、入浴者の浴室1内での不在を示す空室と判断し、ま
た入室信号を受は次に退室信号を受けるまでの期間は、
入浴者が浴室1内に在室すると判断し、各判断信号を出
すものとする。
次に、この浴室状態検出部は、本実施例の蒸気浴室装置
を制御する制御器8の制御回路内に収める。そして、制
御器8は、前記入室信号を検出すると時間計測を開始し
、前記入浴許容限度時間を15分と設定し、この時間内
に退室信号を検出したときとこの時間を経過したとき、
蒸気発生機4の運転を停止し蒸気吐出を止め運転灯15
.23を消灯する第1安全タイマ回路を備えている。ま
た、制御器8には前記入浴許容限度15分の設定時間経
過後か、または前記入浴タイマ20の設定時間経過後の
いずれかのとき、その後さらに10分の設定時間後も入
浴者が在室したときは異常入浴状態と判断し、警告灯1
8.警告ブザー30.19を動作する第2安全タイマ回
路を備えている。さらに、制御器8は、浴室1内外の外
部品と電気的に結線され、図中破線と矢印で示すように
信号の送受信と駆動用電力を各部品に供給する。
また、表1には、前記各部品と制御回路の安全性に係る
ものの機能および動作を整理して示し、以下に進める動
作説明の参考資料とする。
C以下余白) 上記した構成に基づき、次に本実施例の動作を説明する
まず、蒸気浴の準備方法を説明すると、操作盤9の運転
スイッチ12をオンし、ドア3が閉止されていないとド
ア3のスインチ部10が制御器8に開放信号を送り、こ
の信号が操作盤9のドア開放灯14と警告灯18を点滅
し、警告ブザー19と温度制御盤7の警告ブザー30を
鳴らし、運転灯15.23は消灯のままとなる。これに
より、ドア3が開放状態のため運転不可であることを報
知するとともに、蒸気を浴室1外に無駄に漏らすことな
く、室外を蒸気で損傷することも自動的に予防される。
なお、本実施例では操作盤9がドア3の至近距離にあり
、あえてこの機能がなくてもドア3の開放状態の発見は
容易だが、たとえば台所などに遠隔設置された場合に効
果を発揮する。
次に、運転スイッチ12を再操作し運転操作を解除し、
かつドア3を閉止後運転スイッチ12を再々操作すると
、この信号が制御器8から蒸気発生機4に入り運転を始
め、ドア開放灯14は点滅せず運転灯15.23が点滅
する。そして、蒸気発生機4で蒸気が発生し、搬送管5
を経由して吐出口6より室内に吐出される。なお、温度
設定部21は、入浴者により設定する温度が異なること
があるため、次回の入浴者が不明のときは通常低い目に
設定される。その後時間の経過につれ浴室1内に吐出さ
れる蒸気は次第に室温を上げ、この状態は温度表示板1
6と設定温表示部22に示され、やがて前記設定温度に
到ると運転灯15.23は点滅から常時点灯に変わり、
入浴準備動作は完了する。その後、温度設定部13で設
定された温度近辺に室温を保持するよう、制御器8は蒸
気発生機4の運転を制御し蒸気供給量を調節する。
次に、入浴者が蒸気浴を行う方法について述べる。
まず、入浴者は自分に適した蒸気浴温度に操作盤9の温
度設定部13を設定し、浴室1内に入室する。このとき
浴室状態検出部が入室を検出し操作盤9の入浴灯17が
点灯し、台所など離れた場所に操作盤9が設置されてい
ると、他の者が入浴者の有無を離れた位置から確認でき
、さらに浴室1の状況を表示灯などにより管理できる。
また、入浴者が浴室1内に入った入室信号を受けて制御
器8は第1安全タイマを約15分間駆動させ、タイムア
ツプすると蒸気発生機4の運転を停止し、蒸気吐出を停
め運転灯15.23を消灯する。そして、このときまで
に入浴者が退室すると浴室状態検出部が退室信号を制御
器8に送り、制御器8の信号により蒸気発生機4の運転
が停止もされ、その結果蒸気吐出が止まるとともに入浴
灯17が消灯し、次回入浴予定者の入浴が可能となった
ことを報知する。
なお、操作盤9が浴室1より遠くの場所にある場合や、
近くにあっても操作を忘れたとき、また入浴中に設定温
度を変更する場合などのため、浴室1内でも室温設定は
可能なように温度制御盤7にも温度設定部21が設けら
れ、操作盤9の設定温度が何℃であるかも設定温表示部
22で確認できる。
次に、第2番以後の入浴者は、あらかじめ操作盤9の運
転スイッチ12をオンし、運転灯15が点滅を始め点灯
に切替ったら入浴する。ただし、前回の入浴により浴室
1が加熱され壁2などの蓄熱量が残っていて、室温表示
板16で室温低下が少ないことが確認されると、運転ス
イッチ12をオンし直ぐに入浴してもよい。また、前回
入浴の終了後速やかに入浴する場合などは、入浴後浴室
1内の運転スイッチ27をオンする方法も選べる。
次に、入浴中は通常静止し、ひたすら身体より発汗させ
るが、この間音楽を聞いたりテレビなどを見るときはあ
まり入浴時間にこだわらないので、自然と長時間の入浴
となる。ところで、発汗作用は血液の循環を活発にし運
動行為に類似するものである。そして、長時間の入浴は
、入浴者の体力に適合しない過度の運動行為と同等の結
果を招き、入浴後に疲労感を伴い好ましくない。そこで
、このような入浴時には、入浴タイマ20を活用し、あ
らかじめ入浴直後に入浴者に遺した入浴時間を設定する
と、タイムアツプ後蒸気吐出が停止し、室温が低下して
体感で入浴者に報知できる。そして、この設定時間は前
記第1安全タイマのそれと同等以下とし、過度の入浴を
規制することができる。
次に、浴室1のスペースが広く複数者が入浴する場合の
入浴方法について説明する。(ただし、本装置の構造上
、複数者が同−設定温度で入浴する場合に限られる。) まず、同時に入浴するときは1人ごとに入浴するときと
同じ入浴要領でよく、したがって入浴タイマ20は最長
時間入浴者に合わせセットし、短時間入浴者は経過時間
で退室時を判断すればよい。
勿論、途中での設定温度変更は自由である。
また、入浴時刻の異なる入浴の場合は、先に入浴してい
る先浴者の途中に後から入浴する後浴者が入浴するが、
後浴者が入室したとき浴室状態検出部が入浴者数を検出
し蒸気浴室装置を制御させるようにすると、制御系が複
雑化し家庭用としての実用性も疑問であり、本蒸気浴室
装置ではこの方式は採用しないものとする。そして、浴
室状態検出部は、後浴者自身がドア3を開閉し入室した
ときは新たに入室検出信号を記憶し、第1安全タイマ回
路の時間計測を開始する。なお、先浴者が入浴タイマ2
0を設定していたときは時間計測のみが継続し、蒸気吐
出を停止する機能は解除される。
そこで、先浴者が入浴タイマの時間などで判断し退室す
るか、または場合により後浴者が先に退室したとき、浴
室状態検出部が退室検出し蒸気吐出を停止し、さらに室
内照明が消灯する。このため、残った入浴者は運転スイ
ッチ23を再操作し、再び蒸気浴を継続することができ
る。さらに後浴者の入室時に、小児などの入室のため浴
室l内よりドア3を開閉しても退室信号とは異なる雑信
号として処理され、このときは先浴者の入室検出信号が
生きているようにしている。そして、このことがら明ら
かなように、この種の入浴時でも、先に入浴者が退出す
る時は、ドア3の閉止を室内側から行うと、後浴者は自
身の入浴時からの第1安全タイマが生きた安全な入浴を
行うことができるのである。
さて、次には本装置の異常動作時および入浴者の異常入
浴行為の防止方法について述べる。
まず、装置自体の異常動作として過昇温度センサ26が
動作する場合について説明する。
浴室1は、正常動作時には室温が上昇し温度設定部13
.21の設定温度になると温度センサ25の信号と温度
設定信号により、制御器8が蒸気発生機4の運転を停止
し蒸気吐出が停止され、その後壁2などが浴室1外に放
熱し室温が低下し、制御器8に予め設定された温度降下
後再び蒸気発生114が運転され蒸気吐出が始まるか、
またはこの間蒸気発生量を減少し浴室1の放熱量に近似
した蒸気を供給し、室温を一定温度域に維持させている
なお、この時は運転灯15.23は点灯を継続する。
ところが、温度センサ25などの部品が異常をきたすと
この制御系が正常動作を示さなくなる。そして、異常動
作の幾つかのパターンの中でも、前記温度制御系の不動
作時は、室温が最高設定温度55℃を超え、放置すると
蒸気温度の100℃を超える温度に至る危険が発生する
。この危険を防止するため過昇温度センサ26を設け、
温度センサ25を有する通常時の温度制御系が不動作時
、最高設定温度55℃以上で通常時誤動作しない近接温
度に温度設定し、可能な限り低温で動作させ、室温の異
常上昇を防止し高温による浴室1の熱劣化や傷損を防止
するようにしている。
また、過昇温度センサ26が動作すると、室温は少なく
とも55℃を超え高温となる。そして、普通の体力の入
浴者であれば、早期に異常を感知し退室するので危険は
ない。しかし、強健な体力の保持者の場合はこの異常に
気付かないことも想定される。このため、浴室1内には
警告ブザー30を設け、過昇温度センサ26が動作する
とこのブザー30を動作させ、警告音を出して退室を促
し、蒸気発生機4を停止し蒸気吐出を止め、運転灯15
.23を消灯する。゛またこのときは、操作盤9の警告
ブザー19と警告灯18も同時に動作させ、浴室lの異
常発生を報知する。さらに、浴室1に入浴者が在室しな
いときは、ドア開閉部に設けたスイッチ部10のロック
機構が、浴室状態検出部の空室検出信号と過昇温度セン
サ26の動作信号により動作し、ドア3をロックし入浴
者の入室を不能とし、高温による火傷事故の発生などを
防止する。
次に、この状況を察知し警告報知を解除するには、運転
スイッチ12を再度オンし、オフ操作をすればよい。た
だし、過昇温度センサ26の設定温度以下に室温が低下
するまで、運転スイッチ12をオンし再操作すると警告
状態が再現され、危険な浴室1内への入室も不可となる
。さらに、通常の温度制御系が正常に修復され、過昇温
度センサ26の警告状態の機械的セットが制御器8でリ
セy)されなければ、再運転操作を繰返しても警告報知
を行いつか運転を不能として正常に動作しない浴室1の
使用を規制し、入浴に対する徹底した安全を図ることが
できるようにしている。
次に、入浴者が不注意のため長時間入浴しないようにし
た、異常入浴行為の防止方法について述べる。
つまり、第1安全タイマ回路の設定の箇所でも述べたよ
うに、単調な蒸気浴行為を快適化する目的で、僅か10
分か15分の短時間でもただひたすら発汗作用に専心す
るのではなく、音楽を聞きテレビを観賞するときなど、
これに熱中すると時間の経過を忘れ不用意な長時間入浴
となる。そこで、入浴者がドア3を開閉し浴室1内に入
室すると、入浴者が入浴タイマ20を設定しなくても、
ドア3の開閉によるスイッチ部10の開閉信号と、ノブ
11゜31を引く操作信号を受は浴室状態検出部が入室
検出し、第1安全タイマにより15分間の時間が入室後
経過すると自動的に蒸気吐出を停止する。これにより、
蒸気熱による浴室1の加熱が停止すると室°内は次第に
温度低下し、入浴者に体感で蒸気浴終了を停止し退室す
るように知らせる。そして、通常この所要時間は5分も
あれば十分であり、入浴者が蒸気浴を終了し退室すると
、第1安全タイマはこの時解除される。
ところが、この入浴中に入浴者に何かの思わぬ事故、た
とえば退室のための意識を喪失する失神症や歩行困難な
どに陥ったりすると、全く無意識や不可抗力のもとに長
時間浴室1に在室することになる。このため、15分で
蒸気吐出をまず止め、その後の加熱能力を低下させるよ
うにし、発汗作用を低減している。そして、このような
緊急事態では、入浴者は早急に他者の介護による処置を
受けなければならない、しかし、第1安全タイマ作動後
のうっかり入浴の規制時間は、あまり短くては以下に述
べる警告報知が頻発し好ましくない。
また、あまり長くては上記緊急事態の報知が遅れること
にもなるため、この時間を10分とし、10分経過する
と警告報知し、警告灯18を点滅し警告ブザー19.3
0を鳴らして家族の他の介護を受けるようにした。そし
て、この動作を第2安全タイマが受持つようにしている
。なお、このときは入浴灯17も点灯から点滅に切替わ
り、過昇温度センサ26の動作時とは区別し、緊急を要
する異常発生であることを強調する。さらに警告音を高
くするなども有効な方法となる。
なお、本実施例に用いたドア3の開閉を検出するスイッ
チ部lOと、ノブ11.31の異なる動作信号と、前記
両信号を受は浴室1内の入浴者の在室の有無を検出し、
入浴灯17に表示する入浴時の浴室1の管理手段は、他
の一般的な浴室の入浴管理などにも応用が容易に可能で
ある。また、この在室有無の検出手段は、従来から浴室
設備に一般的に用いられているドアのノブを改良し、ド
アキャッチ部(図示せず)のスイッチ機構を付加する程
度の設備を従来の浴室内に備えればよく実用性の高いも
のである。さらに、この装置の導入によると、従来から
機械化の進んでいない家庭浴室の管理が、容易でかつ手
間がかからず、台所などの遠隔箇所からも可能となるな
どの便宜、性を提供することができるものである。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、本発明の蒸気
浴室装置によれば、蒸気浴室にスイッチ部を設けてドア
の閉止、開放状態に応じて蒸気吐出運転の可否が実行さ
れるようにしているのでドアの閉め忘れや不十分な閉り
方などがあっても蒸気浴室から室外に蒸気が漏れ出すこ
とがなく、このため浴室外の他室の壁や備品などに結露
水を付着させてそれらの損傷をまねくこともな(なる。
また浴室状態検出部と第1安全タイマを設けているので
入浴者が入浴タイマの設定を忘れて入室しても必要以上
の蒸気吐出が行はれず安心して蒸気入浴ができる。さら
に過昇温度センサの動作によって蒸気吐出を停止するよ
うにしているので室温制御系の不動作があっても、蒸気
浴室の室温が一定温度以上になることがない。したがっ
て浴室の熱劣化や損傷を防ぐことができ、入浴者の安全
を守ることができる。
また、過昇温度センサの動作時や蒸気吐出操作時に、こ
の操作前からドアが開いていたときには警告灯の点滅と
警音器が鳴るようにしているので、蒸気浴室から離れた
所にも浴室の異常を報知でき、同時に過昇温度センサの
動作時は入浴者が浴室内にいないときはドアの閉止をロ
ックするドア口・ツク機構が動作するため入室が不能と
なり誤って入室するなどの事故を防ぐことができる。さ
らに第2の安全タイマを設けて蒸気浴室内の所定の滞在
時間を経過したときは、警告灯の点滅と警音器による報
知および入浴表示灯の点滅による報知を行うので浴室内
の人の異常在室を外部に知らせることができ、事故を未
然に防止することができるなど一般家庭で安心して快適
な蒸気浴が楽しめるようになるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の蒸気浴室装置の一部断面構
成図、第2図は同蒸気浴室装置の操作盤の正面図、第3
図は同蒸気浴室装置の温度制御盤の正面図である。 1・・・・・・浴室(蒸気浴室)、3・・・・・・ドア
、4・旧・・蒸気発生装置、8・・・・・・制御器、9
・旧・・操作盤、1゜・・・・・・スイッチ部、11.
31・・・・・・外ノブ、内ノブ()ブ) 、13.2
1・・・・・・温度設定部、14・旧・・ドア開放灯、
17・・・・・・入浴灯(入浴表示灯) 、18.23
・旧・・警告灯、19、30・・・・・・警告ブザー(
警音器)、25・旧・・温度センサ、26・・・・・・
過昇温度センサ。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名第 図 i百家 (蒸気j容室ノ ド     ア 蒸 )(発 生  11 厘 本!in  冨シ 刺)ff! スイッチ部 外ノブ、内ノブ(l プ) l4−  ドア 隙tII訂 I7−  人5d灯(A層表屓ry) 18.23−−−賢古灯 !百フヴー(lt!fi) X ItTO!”J  tf 場#温虐Cンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)室内に蒸気を吐出する蒸気浴室と、この蒸気浴室
    に蒸気を供給する蒸気発生装置と、前記蒸気浴室に設け
    て人がこの蒸気浴室に出入するためのノブを具備したド
    アと、前記蒸気浴室の室温を検出する温度センサと、前
    記蒸気浴室の室温を蒸気入浴適温範囲内に設定する温度
    設定部と、この温度設定部の最高設定温度を超えた設定
    温度で動作する過昇温度センサと、前記温度センサ、前
    記温度設定部および過昇温度センサの信号によって前記
    蒸気発生装置の運転を制御し前記蒸気浴室への蒸気の供
    給を調節または停止する制御器とを備え、前記ドアの蒸
    気漏れのない閉止状態にすると閉止信号を出して蒸気吐
    出運転を可とし、前記閉止状態を解くと開放信号を出し
    て蒸気吐出運転を不可とするスイッチ部と、蒸気吐出運
    転の開始時あらかじめ前記ドアが開放していると前記ス
    イッチ部の開放信号により点滅するドア開放灯と、前記
    スイッチ部の信号と前記ドアに設けた前記ノブの動作信
    号に基づき前記蒸気浴室内への入浴者の入、退室および
    空在室を検出する浴室状態検出部と、この浴室状態検出
    部によって前記蒸気浴室に人の入室検出時から計測を開
    始し、一定時間経過後の在室検出時および前記一定時間
    内で前記人の退出検出時には蒸気吐出を停止する。 第1安全タイマと、前記一定時間と同等以下の時間内で
    任意時間の設定をし、この設定した任意時間の経過後は
    蒸気吐出を停止し、かつ前記任意時間の設定時は前記第
    1安全タイマの設定が解除されるようにした入浴タイマ
    と、前記浴室状態検出部の信号により入浴者が前記蒸気
    浴室に入室すると点灯し、退出すると消灯する室内照明
    灯および前記蒸気浴室外の操作盤に配した入浴表示灯と
    を設けてなる蒸気浴室装置。
  2. (2)第1安全タイマと入浴タイマのいずれかのタイマ
    が動作して一定時間経過後浴室状態検出部が入浴者の在
    室検出時に動作する第2安全タイマと、この第2安全タ
    イマと過昇温度センサのいずれかの動作時と蒸気吐出運
    転開始時あらかじめドアが開放されているときに動作す
    る警告灯および警音器と、前記過昇温度センサが動作し
    前記浴室状態検出部が空室検出時に前記ドアの開放を不
    能とするドアロック機構とを設け、前記第2安全タイマ
    の動作信号により入浴表示灯を点灯から点滅に切替わる
    ようにしてなる請求項(1)記載の蒸気浴室装置。
JP16050790A 1990-06-19 1990-06-19 蒸気浴室装置 Pending JPH0451956A (ja)

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