JPH0451841A - カップ入り熱加工菓子とその製造方法 - Google Patents

カップ入り熱加工菓子とその製造方法

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JPH0451841A
JPH0451841A JP2159279A JP15927990A JPH0451841A JP H0451841 A JPH0451841 A JP H0451841A JP 2159279 A JP2159279 A JP 2159279A JP 15927990 A JP15927990 A JP 15927990A JP H0451841 A JPH0451841 A JP H0451841A
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禎美 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、混捏されてカップに入れられた生の菓子タネ
が熱加工により焼上げ(焼成)、または蒸された状態で
カップと一体になって製品とされる焼き、蒸し菓子の製
造方法に関し、より具体的には、側壁が重ね部を糊付け
され、その底部に底板が糊付けされカップとして完成さ
れた状態で、その内部に混捏された生の菓子タネを充填
する現行方式に代え、カップの側壁部のみを貼り合せて
折畳み、底板は別にして半製品として輸送し、製菓ブラ
ントンにおいて折畳まれた側壁部を開いて底板を当て、
生の菓子タネを充填、熱加工し、混捏された生の菓子タ
ネを接着剤として、カップの側壁部と底板との接着剤と
して利用する効率化された熱加工菓子の製造方法に関す
る。
[従来の技術] カップ入り熱加工菓子(焼き菓子と称す)には大別して
2種あり、その中の1種は、第5図(A1−(G)に示
されるように、クラフト紙と呼ばれる下級の用紙を使用
して製作した紙カップ(ベーキングカップと呼ばれる)
を用い、内部に薄刃小麦粉と砂糖を主体とし、これに少
量の粉末油脂、乳化液油を添加し充分混合した後、少量
の食塩を溶解した水を加え、バッターfBATTER1
またはドウ(DOUGHI と呼ばれる粘稠な菓子タネ
を流し込んで、注入された菓子タネを、オーブン中で約
180〜200℃で焼成する。
菓子タネは180〜200℃で焼き上がり、第5図(G
l に示すように、カップの上縁を越えて盛り上がり、
 200〜250℃の間の温度で焦げ色を付け色彩感を
向上させた状態で商品とされる。
他の一種は、円形に切り抜いたグラミン紙と呼ばれる高
級紙を形押しして第6図のようにプリーツと呼ばれるヒ
ダのある筒部から成る紙カップ(紙ケースともよばれる
)を作り、アルミニウム箔などの金&:環をカップの外
周に巻いてタガを嵌めた状態に強化して、菓子タネの注
入時と、その後の焼成時でのプリーツと呼ばれるカップ
のヒダの拡開を防止して、菓子タネの注入と焼成を行う
もので、菓子タネの原料としては小麦粉、砂糖および鶏
卵を水で混捏したものである。
本発明の主対象とする熱加工(焼)菓子は、前者に属す
るものであり、カップ用紙としては下級のクラフト紙を
使用する。
ここで、本発明に使用するカップ原料としてのクラフト
紙の説明に入る前に、カップに使用する材料について一
般的に説明する。
菓子や飲料などの容器としてのカップの種類とその材料
としては下記のように、 lひたの る カップ ひだのある、いわゆるプリーツカップは、20〜50枚
の紙を重ねたまま絞り、第6図のように多数のひだのあ
る重積したカップとし、その1枚ずつを中空筒内に収容
し、カップ内に内容物を入れた時の内容物によって加え
られる外向き圧力によりカップが拡がるのを防止する。
しかし、このようなプリーツカップは極めて安価ではあ
るものの、紙質として耐熱性がないことと美観上の理由
により、蒸し菓子には用いられているが、焼菓子にはあ
まり用いられない。
2)アルミ を いたプリーツカップ アルミ箔製カップは主として焼菓子にも使用されてきた
が、既製のプリーツカップに比較し高価であること、価
格の割に高級感をもたらさない点と、アルミニウムが導
電性であるため電子レンジに使用できないため余り広く
は使用されない。
肚1扛皇二ノ 飲料カップは内容物が水分を主とする飲料で、且つ、自
立性が焼菓子などに劣るため、カップの上端の縁を曲げ
込んで(カールし)、また底部を上げ底にして全体とし
ての強度を高めるように加工し、筒部と底部の接合部分
の水密加工を施す。
また、底部の上げ底により内容物の熱が置き場などに伝
達されるのを防止するなどの配慮をしているが、自動化
に適するため価格は平均して下記ベーキングカップの半
値以下で容器の構造の点から見れば比較的低価格(1ヶ
5円程度)である。
焼菓子用カップとしては一般に低級紙に属するクラフト
紙が用いられる。
焼成された状態の焼菓子はある程度の強度と自立性を有
するため、上端縁にカールを施したり。
底部を上げ底にする必要もない。
熱加工菓子では生の菓子ダネをカップに入れて焼成した
時、菓子タネ中の油脂分が紙面に滲みだしたりその後2
00℃程度で焦げ色を与える時、油脂分も茶褐色を帯び
る。
この場合、白色や淡黄色などの薄い色では、それらのシ
ミが汚れとして目立つものである。
このような点から、上質の原料バルブからの製造過程で
晒しを重ねて白色化している高価格の上級紙を使用して
も意味がなく、下級のバルブから作られた原紙の状態で
、また未晒しのためにある程度着色しているクラフト紙
で十分である。
しかしながら、カップ材料としてのクラフト紙には、後
述するようにカップとして成形する上での多くの難点が
あるため、カップ1ケは10円程度となり、原料価格で
上質紙の6分の1のクラフト紙を使用していながら、カ
ップとしてのコストはり、水分には特に敏感であること
がら、クラフト紙は、飲料カップの製造には不適当であ
るが、焼菓子用のベーキングカップとして愛用されるの
は次の理由による。
a)菓子タネ中に添加されている粉末油脂、乳化液油(
ショートニング)などの油脂は、焼成中に溶融し、ある
いは流動性が増大してカップ表面に滲透する。
この場合、製紙工程で紙パルプを晒し脱色して白色にす
るとともに、紙センイを密にして紙質な良化して高級化
した白色の紙を焼菓子用のカップとして使用しても、前
述したように焼菓子のタネ中に、混捏した油脂の滲出と
焦げ色を出すための高温焼成による小麦粉と油脂成分の
黒色化とにより、紙カップの表面が黄色、茶色、黒ずん
だ茶色などのシミとなり美観を損なうので、白色にした
高級紙を使用しても全く意味がないことになる。
b)これに反し、最下級のクラフト紙は、元来脱色処理
を受けていないため素地として薄茶色などを呈し、それ
に第7図fAl 、 (Bl に示すように焦茶色、チ
ョコレート色などの地を印刷し、さらに銀添加された油
成分がカップ面に滲出しても美較を損うことなく、却っ
て素地や銀色印刷の部分が映えて見えるためユーザーか
らも好まれる。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、クラフト紙を使用した加熱処理用カップ
は焼成する際には好都合でも、所定寸法に裁断した材料
素紙からカップとして成形するには下記の諸理由により
多大の困難を伴う。
既に述べたように、センイ密度が粗なため、水分との接
触や温度変化によりカップ材料としての紙の寸法が急速
かつ大きく変化し、また第7図に示すようにカップを成
形する際に、継目4や底板5などの接合のため、のり付
けをすると、のり液作業により変形を極力防止しながら
細心の注意を払いつつカップに成形する必要がある。
2 カップを き  ための き  のこのようにして
成形されたカップがそのままコンベアなどで焼成作業場
に搬送され、菓子材料の充填、オーブンによる焼成が自
動的に連続的に行なわれるのであれば、上記のカップ製
造だけの問題に絞られるが、一般に多(の菓子メーカー
ではそこまで・−貫化、自動化されておらず、カップの
製造はカップの専業メーカーに依存し、購入あるいは外
注の方式を採用している現状である。
カップ成形が専業メーカーに依存される結果、成形され
たカップの製菓メーカーまでの輸送が不可欠となり、元
来内容積のみが大で、周壁や底は紙製で薄く、重量も軽
いカップは輸送コストの関係上、通常は50〜100個
程度の紙カップを、第8図に示すように、それぞれのカ
ップの底を他のカップの空間部に入れて、次々に積重ね
(スクッキングして)、それらを−列とし、このような
積菓子原料の充填、焼成のためにスクッキングされたカ
ップを単に抜取るだけの目的ならば、テーパはできるだ
け大きい程抜取りは容易になる。
しかし、テーパが余りに小であればスクッキングが困難
になり、一方、テーパが大きくなると、各個のカップが
、輸送中の振動や取扱いによりバラバラになるという問
題が生ずる。
2−b) ることになる。
このような状況下で次の問題が発生する。
2−a) 個々のカップを次々に積重ねる際と、トラックなどで輸
送されて到着した紙カップを次々と抜き取るには、完成
されたカップの頂部と底部の直径に、第8図(B)に示
されようになある程度の差、いわゆる抜き勾配と呼ばれ
るテーパ(片側の側面の勾配の2倍)が付けられなけれ
ばならない。
かれた場合、紙カップのテーパが少ないほど、つまりカ
ップの側壁が直立に近いほど高級感を感するため、菓子
メーカーとしてはテーパを極力小さくすることを希望す
る。
2−c) このように紙カップのユーザーである菓子メーカーと紙
カツプ製造者とでは、紙カップのテーパに関しては要求
が相反する、カップメーカーとしては菓子メーカーの要
望にできるだけ副うよう努力せざるを得ない状態にあり
、現状ではテーパは6度以内のものが多い。
この程度では、輸送等の取扱中にスクッキングの度合い
が強まり、嵌合が密になり機械的に1個宛分離するのが
不可能になるのみでなく、手作業で引き抜くにしても、
紙質が弱いこともあってカップが破損するおそれもある
3カツプ用  へのミシン  れ この種のカップ焼菓子はカップ内面に内容物の菓子が焼
き付いているので、食する時には外面のを入れる。
このようなミシン目は、低級紙であるクラフト紙の強度
0紙力)を−層低下させ、カップ製造時の困難さをさら
に増加させる。
また、この種のカップでは底部にも第9図+B)に示す
ようにミシン目を必要とするが、これにより、カップの
筒部下端に紙の底板5を貼る作業に更に難しさを加える
4 カップの1゛告コスト 現在用いられている紙カップは、材料である紙としては
最下級のクラフト紙を用いるため材料費としては低価格
であるが、上記の1)〜3)に述べたように、製作が困
難なことから高級紙を用いた飲料カップに比し、カップ
単価は反って高価格なものになる。
[課題を解決するための手段] て紙カップとして完成して輸送し、製菓工程において菓
子ダネ、即ち小麦粉、砂糖、油脂などを混捏したペース
ト状の原料(ドウ)を、予め成形しである紙カツプ内に
注入するなどして充填してから、次にオーブン内で焼成
するという方法を−新し、側壁部のみをのり付け、乾燥
した後折畳み、底板と分離した状態で製菓プラントまで
輸送するようにして課題を解決した。
より具体的には、輸送のためテーパが不要になるので置
部としてのカップの側壁の展開図として印刷、裁断され
たブランクを手作業または機械化により側壁部として封
筒貼りに貼り合した後折畳み、別に底板ブランクを準備
し、折畳まれた側壁と底板とを分離したままの状態で製
菓プラントに輸送し、折畳まれた側壁を筒状に開いて金
属成形筒の内周に密着させ、カップ側壁が一体に内張す
されている置部とし、この金属筒の底にカップの底とな
る紙の底板を配置し、金属筒の内周に巻き付けられた部
分を側壁とし、紙製の底板を底とし金属成形筒により暫
定的に仮付け状態にされた状態にある直立紙筒の内部に
ペースト状の菓子ダネ筒から引き出されカップ焼菓子と
して完成する。
また、本発明によるカップ焼菓子は、第3図のfA)〜
fD)  と第4図(Al 〜FFl に示される゛よ
うに下記の工程を経て製造される。
↓ 側壁直間−扁平に折畳み→積重ね一 輸送−筒状に復元−金属製成形筒を準備−そのままオー
プン内で焼成すると、菓子ダネ自体を構成する小麦粉、
砂糖、油脂分などが接着剤として作用し、さらに焼成の
ための加熱により乾燥されて接着が固定され、円筒内周
に沿って巻かれたカップの内面と底に付着するとともに
、カップの用紙の継目をも十分に接着する。
焼成が終った時点でカップの縁を掴んで引き出せば、焼
かれた菓子とカップが一体になって金属成形筒内周に配
置→菓子タネ充填−熱加工→熱加工→成形筒から取出し
一菜子製品 〔実施例〕 ■、カップの製造 (1と  ブランク  の  と 断 第1図IA)又は第2図fA+ に示されるように、カ
ップ材料であるクラフト紙に、継ぎ代4を含んだ1個の
直円筒などテーパ無しのカップの側壁部2の展開図多数
を、まとめて印刷した材料紙を準備し、1個ずつの側壁
ブランクとして切断する。
同様に、第1図[Blおよび第2図FB)に示すように
、底板のブランクを打ち抜く。
第1図fclおよび第2図fc)は、それぞれ、前記底
板5の斜視図であり、それぞれ円板5又は円形へ形式5
゛にされている。
第1図および第2図から理解されるように、側壁2と底
板5または5°とのブランクの組み合わせは、側壁の底
部に接着を十分にするためのぼぼ三角形の波形の紋様6
、第1図fAlのように、いわゆるギザギザ6を設けで
ある場合は底板のブランクは単純な平板5でよく、ブラ
ンクの側壁の底部が第2図(A)のように単純な直線で
ある場合は、底板のブランクは第2図fB)とfcl 
に示すように低い側壁7が底部周縁8から立ち上がって
設けられた皿形の底5゛の形状にする。
(2)側壁ブランクの貼り合わせ作業 側壁部ブランクの展開図多数をクラフトロール紙にE印
刷した後、第3図fA)に示すように1ケずつに切断し
、成形貼り合せ金型(図示を省略)を使用し、第3図f
Bl に示されたように、上下が開放された中空直筒1
1として貼り合わせる。
が、底部には底板5との接着のための三角形の波形又は
、頂部の花弁状と同形の凹凸6が付けられるものと、皿
形の底板5°であるため側壁部ブランクの底部に三角形
又は花弁状の波形が付けられていないもの〔第2図(A
)〕がある。
上記の相違により、製菓プラントにおいて、側壁部直間
11と底板5を結合する作業は相違するがカップメーカ
ーでの作業には相違はない。
いずれにしても、側壁部を上下両端が開放された中空直
筒として貼り合わせるだけでよいので、直円筒に限らず
、三角、四角、三角、六角などの直多角柱筒または楕円
断面の小判形直柱筒などにも容易に成形できる。
このようにして貼り合はされた中空筒体を第3図(C)
に示す様に扁平に折畳み、適当数をパックして輸送する
このように、側壁となるブランク1個ずつ切断してから
置部として折畳む代わりに、第3図(Blに示すように
クラフトロール紙に印刷した後、連続封筒貼り方式で連
続状の置部として、これを花弁状又は底部は三角形の波
形凹凸にした置部に切り離すことにより一工程で上下が
開放された中空円筒11を扁平に折畳んだ状態に作って
もよい。
(3)“ プラントでの 月製菓プラントでは折畳まれた側壁部半製品を開いて第
3図(DJに示すように直立筒状に戻す。
2)側壁部と底部の組立ては製造すべき熱加工菓子の数
に応じ設定されたプラントにより、第5図のfDl に
示すような必要数の金属製のカップ成形兼熱加工用の筒
状金具(以下成形筒と略称す)12を準備し、その内周
に直筒状にされたカップ側壁部11を、一方、底部には
カップの底部となる底板5を配置する。
側壁部となる置部11は底板5との密着を良好にするた
め、底板が単純な扁平板5であるか、又は底縁から短い
側壁が立上った皿形のもの5°を成形台13の有無、作
業方向などが相違するので以下に詳細に述べる。
この波形凹凸部6は底板5との結合を強化するものであ
るから、このような凹凸部のあるカップ側壁部は扁平な
底板5と組合せ使用する。
この形式の側壁部直間と扁平な底部を組立てるには、第
5図(A)に示されるように断面が凸字状の成形台13
を使用し、その狭い方の上面から同図(B)に示すよう
に、側壁部直間11を倒立した状態で外挿し、成形台1
1の側縁から突出している波形凹凸部6を第5図fcl
 に示されるように成形台13の上面に沿って倒して、
その上に底板5を置き、第5図(D)に示されるように
焼成用金属筒12を外側から冠せ、第5図fEl に示
されるよう成形筒12を含めて全体を反転させカップの
側壁部11の上部開口を上にし、第5口座」L匹1」L
4 図示は省略するが、成形筒12内に直筒状側壁部11を
自着しても、底面に沿って折り倒す必要がないので、成
形筒12は上部開口部を上にした人まで内周に直間のカ
ップ側壁11を挿入する。
゛この場合には通常皿状底板5°を使用し、側壁部11
を挿入する前、あるいは挿入後のいずれかに底板5゛を
配置してもよい。
周面に密接し、底板5が側壁部11の下端に敷かれた状
態となり、カップの内部への菓子タネの充填と熱加工が
可能になる。
成形筒12として底部が密閉されている型の場合は紙筒
ごと抜出す。
この抜出しを容易にするため、第5図(D)に示すよう
に成形筒12の底部に外部に貫通する小孔15を明けで
ある成形筒の場合は、小孔15から押出し棒により、又
は空気圧などを作用させて焼成された菓子を取り出す。
2l−bl          に   の     
が   られてこの作業は全体としては、成形筒内に仮
止め状態で保持されているカップの側壁部と底部に混捏
された菓子タネをノズルなどを利用して注入し充填する
充填剤のカップの所定数を、成形筒ごと焼成オープン内
に入れ所定の温度で焼成し、さらに焼成温度よりも約2
0℃程度高めの温度で加熱し、菓子表面をコゲ茶色など
に着色させ美Uを与えるものである。以下にその工程ご
とに述べる。
3)−a   タネ バッター の 次に本発明の製菓原料としての菓子タネ(バッター)の
準備から、熱加工完成に至る実施例について述べる。
薄刃小麦粉         100部砂糖     
       50部 )脂              15部合 計 16
5部 上記配合粉末10Kgを充分混合したのち、食塩0.5
部を溶解した水120部でこの混合物を充分混捏して(
粘稠菓子タネ:バッターまたはドウ)を約17にg準備
した。
3)−b   タネの  工 菓子タネが注入されたカップを焼成用のオーブンに入れ
20口度に18分加熱した。
本例においては、巻付け用のアルミニウム円筒型は内径
6011!l、高さ40mmで、この内部に設置したク
ラフト紙筒の高さは50mm、また、この紙筒内に注入
したバッターの量的80ccを注入したクラフト紙筒を
内蔵するアルミニウム製の成形円筒を焼成炉に入れ、2
00℃に18分間加熱した結果、第6図(Gl に示す
ように、クラフト紙筒の前述したように本発明の方法に
よれば、接着剤としての天然又は合成ノリなどを使用し
手作業により紙カップを製造する代りに、紙コツプを展
開図として型取りし印刷した用紙を、適宜50枚束〜1
00枚束、あるいはロール状に裁断したのち封筒状に中
空円筒を折畳んだ状態で輸送し、製菓工程では紙カツプ
1枚ずつを金属筒の内周に巻き付け菓子タネを注入し焼
成するだけで製品が得られるので、下記の効果が達成さ
れる。
1)スクッキングが不要となり、用紙を重ねた状態で輸
送できるので、抜き勾配を配慮したカップ製造が不要に
なる。
2)ノリ中の水分による材料紙の変形、破損が低減でき
る。
3)カップ輸送に比較し輸送コストが大巾に低減できる
4)底部と頂部が開放された中空筒として貼り合わせる
だけでよいので、直円筒に限らず、三角、四角、三角、
六角などの直多角柱筒または楕円断5)全体としてのカ
ップの成形費が低減できる。
6)特に、接着剤としてのノリは封筒状に折畳む際に使
用するだけで、特に側壁部と底部を三次元的に形成接合
するのは菓子タネ自体と、それが焼成された時に生ずる
粘着力によって菓子自体が紙カップの内周と底面に・粘
着しているので、菓子を食べる時には弱い力を加えるだ
けで、菓子とカップが分離し得るので、予めカップの側
面や底にミシン目などを入れておく必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図(A) 、 (Bl 、 (C1と第2図(A)
 、 (B) 、 (C1は本発明による焼き菓子用紙
カップの側壁ブランクと底板ブランクの組み合わせの例
を示す概略図、第3図のfAl 、 (B) 、 fc
lおよび(Dlならびに第4図ば′、本発明によるカッ
プ入り熱加工焼き菓子のカップの側壁となる1簡の製造
工程を示す概略図で、第5図(Al−(Fl は、本発
明によるカップ入り熱加工焼き菓子のカップの側壁直間
と底板の組立て工程を示す概略図で、第6図(A)〜(
G)は、本発明のカップの側壁直間と底板の組立てから
菓子タネのカップ注入ならびにその熱加工による製菓ま
での工程の概略図で、第7図は、従来技術によるひだ付
紙カップの斜視図、第8図は従来技術による側壁部の展
開切断ブランクと、側壁部と底板部とを糊で貼りあわせ
た状態の一例を示す側面図、第9図は、従来技術による
テーパ付きの紙カップを複数個積重ね(スクッキング)
した状態を示す斜視図で、第10図は、従来技術による
テーパ付きの紙カップの側壁と底部でのミシン目を示す
概略側面図である。 図面中の符号 2:側壁部、3:頂部の花弁状の凹凸部、4:合わせ目
、5:底板、6.底部の凹凸部、7:底部から立ち上が
った側壁、 8:皿形底板の外縁部、9:側壁のミシン目、9°・底
部のミシン目、11:側壁直間、12:成形筒、 13
.成形台。 第1圏 (A) ヌ 第 図 第 図 (C) (D) 第 妥 (1”) (△) (C) 第 ア 図 第 図 第 図 (D) (G) 第 図 第 10図 (A) (B)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、紙カップと、このカップ内に充填され小麦粉と砂糖
    を主体とし、これに油脂分などが添加されて、水で混捏
    された菓子タネが所定の温度で熱加工され、前記の紙カ
    ップと一体に成形されて成るカップ入り熱加工菓子にお
    いて、 前記紙カップは、所定の重なり部を含んだ紙カップの直
    筒型の側壁部の展開図として準備された材料素紙が、中
    空直筒として糊付け成形された後折畳まれ、製菓作業の
    前に開かれて前記の中空直筒の状態に戻され、カップと
    しての成形と、菓子タネの充填と、熱加工とのための工
    具の機能を兼ねた底付きの中空金属成形筒の内部に収容
    され、その内部において紙製の底板に押し当てられ前記
    中空金属成形筒により仮止めされた状態で内部に菓子タ
    ネが充填され、所定の温度で熱加工されて熱加工された
    菓子と紙カップの側壁部および底板とが菓子タネの表面
    部を接着剤として一体に結合して製品とされていること
    を特徴とするカップ入り熱加工菓子。 2、製造すべき熱加工菓子の形状、寸法に対して設定さ
    れた寸法を有し、継ぎ目の重ね部をも含めた紙カップの
    側壁の展開図として印刷し裁断した側壁部のブランクと
    、紙カップの底となる底板のブランクとを菓子1個分の
    紙カップの1組のブランクとして準備し、 前記側壁部のブランクを、前記紙カップに対し所定の寸
    法に設定された巻付け型の外周に巻き付けて糊付けし、
    前記紙カップの側壁となる中空直筒として成形した後、
    扁平に折畳み、 この扁平に折畳まれた側壁の部分を再び開いて前記の中
    空直筒に戻し、この中空直筒を、カップとしての成形と
    、菓子タネの充填と、熱加工とのための工具の機能とを
    兼ねた底付きの金属製中空の成形筒の内部に収容し、そ
    の内部において紙製の前記底板を押し当て、前記の側壁
    となる紙製の中空直筒と前記の底板とが前記の中空の金
    属製成形直筒により紙カップとして仮止めされた状態と
    し、 前記仮止めされ状態の紙カップの内部に、小麦粉と砂糖
    を主体とし、これに油脂分などが添加され水で混捏され
    た菓子タネを充填し、所定の温度で熱加工し、熱加工さ
    れた菓子と紙カップの側壁部および底板とを、菓子タネ
    の表面部を接着剤として一体に結合させて製品とするこ
    とを特徴とするカップ入り熱加工菓子の製造方法。 3、請求項2記載の熱加工菓子の製造方法において、前
    記の側壁部のブランクが、底板との接着を確実にするた
    め、その底部周縁に波形の縁取り部を設け、 前記底板ブランクは扁平な底板として形成し、前記側壁
    部のブランクの波形の縁取り部に対し前記の扁平な底板
    をカップの外側から当てて前記金属製の成形直筒により
    紙カップとして仮止めした状態とすることを特徴とする
    カップ入り熱加工焼菓子の製造方法。 4、請求項2記載の熱加工焼菓子の製造方法において、
    前記の側壁部のブランクはその底部周縁が単純な中空筒
    体の開口と成るように形成し、前記底板ブランクは外周
    縁から立ち上がる側壁部を有する皿形状になるように裁
    断し、 前記側壁部ブランクを前記の巻付け型の内周に巻き付け
    て紙カップの側壁部とし、前記底板ブランクをその側壁
    部上部の開口端を上にして挿入して仮止めした状態とし
    一体に接着することを特徴とするカップ入り熱加工焼菓
    子の製造方法。 5、請求項4記載の熱加工菓子の製造方法において、前
    記底板ブランクがその側壁の開口端を下ににして挿入さ
    れ、上げ底状のカップにされた状態で熱加工された焼菓
    子により一体に接着されていることを特徴とするカップ
    入り熱加工焼菓子の製造方法。 6、請求項2から5までの何れかに記載の製造方法にお
    いて、前記巻付け型の底の中心部に開口が明けられて、
    焼成後の熱加工菓子が押し棒、空気圧などを利用して取
    出し可能にされていることを特徴とするカップ入り熱加
    工菓子の製造方法。 7、請求項2から6までの何れかに記載の製造方法にお
    いて、前記の巻き付け型が円筒状であることを特徴とす
    る熱加工菓子の製造方法。 8、請求項2から7までの何れかに記載の製造方法にお
    いて、前記の巻き付け型が断面が楕円形、三角形、四角
    形、六角形などの直立筒状体であることを特徴とする熱
    加工菓子の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131257A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Sadami Ito 加熱接着性食品容器の形成方法
US8267560B2 (en) 2006-11-13 2012-09-18 Isuzu Motors Limited Combination lamp attachment structure
JP2021533050A (ja) * 2018-08-01 2021-12-02 イナスター ホールディングス,リミティド ライアビリティ カンパニー 剥ぎ取り式焼成容器

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