JPH0451741Y2 - - Google Patents

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JPH0451741Y2
JPH0451741Y2 JP1985180649U JP18064985U JPH0451741Y2 JP H0451741 Y2 JPH0451741 Y2 JP H0451741Y2 JP 1985180649 U JP1985180649 U JP 1985180649U JP 18064985 U JP18064985 U JP 18064985U JP H0451741 Y2 JPH0451741 Y2 JP H0451741Y2
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liquid
lid
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liquid container
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は蓋体内に設けたエアーポンプからの加
圧空気によつて内容器内部の液体を一連の液体注
出通路を通して外部に注出し得るようにしたポン
プ注液式液体容器に関するものである。
(従来技術) 従来の一般的なポンプ注液式液体容器において
は、第4図に示すように液体容器本体51の上部
に皿形環状の肩部材57が設けられており、該肩
部材57のほぼ中央部に給液用開口86が形成さ
れている。
ところが、この従来のポンプ注液式液体容器で
は、例えばケトルKから内容器55内に給液する
ときに、ケルト注口Kaから吐出された液体Wが
給液用開口86内にうまく入らずに肩部材57の
上面に注がれ、そのときに該肩部材上面に注がれ
た液体Wの一部が、はね返つて飛沫液Waとなつ
て外部へ飛散したりあるいは注がれた勢いで肩部
材57上面に沿つて流動して(流動液Wb)肩部
材の外縁を乗り越えて液体容器本体外部に流出す
ることがある。特に沸きたての熱湯を注入すると
きには、ケトル注口Kaから水蒸気混じりの液体
が吐出されるため、該ケトル注口Kaから吐出さ
れた直後に飛沫が発生することがある。このよう
にケトル注口Kaから吐出された液体の一部が液
体容器本体外に飛散したり(飛沫液Wa)あるい
は流出したり(流動液Wb)するとその液体で床
面を濡らしたり、ときには火傷の危険があるとい
う問題があつた。
又、従来のこの種(例えば第4図)のポンプ注
液式液体容器では、蓋体は液体容器本体の上部に
おいて全外周面及び上面全体が外部に露出するよ
うな構造とされているため、誤つて液体容器を倒
したときに、蓋体が直接床面などに衝突し易く、
そのように蓋体が直接床面などに衝突したときに
は、仮りに蓋ロツク装置が設けられていたもその
衝突のシヨツクで該蓋体が不用意に開くおそれが
あつた。尚、このように蓋体が開くと、給液用開
口の栓が外れて内容器内の液体が外部に流出する
ようになる。
さらに、従来のこの種の(例えば第4図)のポ
ンプ注液式液体容器では、蓋体液体容器本体の上
部に載置されていて、該蓋体が液体容器本体の上
面よりかなり上方に突出しており、従つて液体容
器の高さか高くなるという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記の如き従来ポンプ注液式液体容
器の問題点に鑑み、内容器内への給液時に液体が
液体容器本体外に飛散あるいは流出するのを防止
し、さらに液体容器全体の高さを低くするととも
に、誤つて液体容器を点灯させたときなどに蓋体
が直接床面などに衝突し難くなるようにしたポン
プ注液式液体容器を提供することを目的とするも
のである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、肩部材を備えた液体容器本体の上部
に蓋体を設けたポンプ注液式液体容器において、
肩部材に、給液用開口の外側を囲う環状の内壁を
形成し、該内壁における少なくとも液体注出側
に、閉蓋状態にある蓋体の上面とほぼ同高さ位置
まで立ち上げた立ち上り壁部を形成し、該立ち上
り壁部で閉蓋状態にある蓋体の外側面の外側をカ
バーしたことを特徴としている。
(作用) 本考案によれば、肩部材に形成した立ち上り壁
部により、給液時に発生する飛沫液が液体容器本
体外部に飛散するのを防止したり、給液時に液体
の一部が肩部材上面に沿つて該肩部材外に流出し
たりするのを阻止することができる。
又、液体容器を誤つて転倒させた場合でも、も
し液体注出側が床面に衝突したときには前記立ち
上り壁部によつて蓋体への衝突が緩和されるよう
になる。
さらに、蓋体は、閉蓋時において肩部材の内壁
内に嵌め込まれるので、該蓋体の上方突出高さが
小さくなる。
(考案の効果) 本考案のポンプ注液式液体容器は次のような効
果がある。
(1) 肩部材に形成した立ち上り壁部により、給液
時に発生し易い飛沫液や、給液の際に肩部材の
上面に沿つて流動する流動液などが、液体容器
本体外部に飛散したりあるいは流出したりする
のを阻止することができる。
(2) 肩部材に形成した立ち上り壁部は、蓋体の外
側面外側をカバーしているので、誤つて液体容
器を転倒させたときにも、該立ち上り壁部で蓋
体を保護でき、それによつて蓋体への衝撃を緩
和し、この衝撃による不都合、例えば蓋体が不
用意に開くのを防止することができる。
(3) 閉蓋時において蓋体が肩部材の内壁内に嵌め
込まれるので、該蓋体の上方突出高さが小さく
なり、それによつて液体容器全体をコンパクト
にできる。
(実施例) 第1図ないし第3図を参照して本考案の好適な
実施例を説明すると、第1図及び第2図は本考案
の第1実施例、第3図には同第2実施例のポンプ
注液式液体容器が示されている。
第1図及び第2図に示す第1実施例のポンプ注
液式液体容器は、液体容器本体1と、該液体容器
本体1の上部に設けられ蓋体を構成する蓋ユニツ
ト2と、液体を外部へ案内するための液体注出通
路8を構成する注液管ユニツト3及び外部注出管
34とを備えて構成されている。
液体容器本体1は、板金製の外ケース6と、該
ケース6の上部に設けた環状の肩部材7とからな
る外装体4内に、真空二重瓶製の内容器5の収容
して構成されている。
肩部材7は、環状外壁11の内側に椀形の環状
内壁12を一体成形して形成されている。環状内
壁12の内部に形成されている空所14は、蓋ユ
ニツト2のほぼ全体を収容し得る程度の大きな容
積を有している。又、環状内壁12の底部には内
容器5内と連通する給液用開口13が形成されて
いる。
液体注出通路8は、縦管31と横管32とを中
間部材33で連結してなる注液管ユニツト3と、
横管32の先端部に下向きに連設される外部注出
管34とで構成されている。
注液管ユニツト3の中間部材33には、肩部材
7の給液用開口13の口縁上部に着座する環状座
35が一体成形されている。この環状座35には
その内側に内容器5内に給液するための比較的大
開口面積を有する開口36が形成されている。こ
の注液管ユニツト3は、液体容器本体1に対して
着脱自在に装着される。
外部注出管34は、肩部材7の環状内壁12の
前部側下端に設けた穴に接続させている。そし
て、注液管ユニツト3のセツト時に、横管32の
先端が環状内壁12の穴を介して外部注出管34
の基端に接続されるようになつている。
蓋ユニツト2は、蓋体21内にベローズ式のエ
アーポンプ9と該エアーポンプ9を操作するため
のポンプ操作板10とを収容し、さらに該蓋体2
1の下面に上記環状座開口36を密閉する栓部材
22を一体的に取付けて構成されている。
肩部材7の前記内壁12には、閉蓋時に蓋体2
1の側周面外側をカバーする立ち上り壁部15が
この内壁12と連続して一体成形されている。こ
の立ち上り壁部15は、この実施例では肩部材7
の環状内壁12の液体注出側部分において閉蓋時
における蓋体21上面とほぼ同高さ位置で且つ周
方向に例えば角度120°程度の範囲だけ形成されて
いるが、すくなくともこの環状内壁12の液体注
出側部分において形成すればよい。
前記蓋ユニツト2は、蓋体21の前側上端部
を、肩部材7の立ち上り壁部15の上端内面に蝶
番20によつて枢着して取付けられている。又、
この蓋ユニツト2は、蓋体21における後側(反
蝶番側)に設けた蓋路部材28の爪28aを、肩
部材環状内壁12内面の後側上端付近に形成した
爪受部30に掛止することによつて肩部材7の上
部に固定されている。尚、蓋ロツク部材28はス
プリングによつてロツク方向(外方向)に付勢さ
れている。
そして、注液管ユニツト3を装着し、蓋ユニツ
ト2を閉じた状態においては、環状座35が肩部
材7の給液用開口13の口縁上部にパツキン37
を介して密接し、栓部材22がパツキン38を介
して環状座開口36の口縁を密閉するようになつ
ている。又、蓋ロツク部材28をロツク解除する
と、蓋ユニツト2を第2図に示すように蝶番20
を中心として前側上方に枢動開放し得るようにな
つている。
第2図に示すように蓋ユニツト2が開放される
と、注液管ユニツト3を抜き出すことなく該注液
管ユニツト3の環状座開口36から内容器5内に
給液することができるようになつている。尚、内
容器5内あるいは注液管ユニツト3を洗浄すると
きには、該注液管ユニツト3は抜き出して行われ
る。
第1図中、符号23は栓部材22を上下に貫通
する如く形成した空気吹込用の空気通路、40は
把手で、該把手40は液体容器の静置時には通常
後側に横倒しされていて、もし液体容器が側方あ
るいは後方に倒されたときには、まず把手40が
床面に接触して、蓋ユニツト2に強い衝撃が加わ
るのを防止し得るようにしている。
次に本実施例の作用について説明すると、内容
器5内に給液する際、例えば第2図に示すように
ケトルKから内容器5内に液体(熱湯)を注入す
る際には、液体が開口36内にうまく入らずに肩
部材7の上面あるいは注液管ユニツト3の上面に
注がれることがある。そのときに該肩部材7ある
いは注液管ユニツト3の上面に注がれた液体Wの
一部が、飛沫液Waとなつて飛散したりあるいは
注がれた勢いで肩部材7上面に沿つて流動(流動
液Wb)したりするが、それらの飛沫液Waある
いは流動液Wbは主としてケトル注口Kaからの液
体吐出方向の前方(立ち上り壁部15側)に向け
て飛散あるいは流動するようになる。しかし、そ
の前方に向けて飛散した飛沫液Waあるいは流動
液Wbは、立ち上り壁部15によつて液体容器本
体1外への流出が阻止されることとなり、その飛
沫液Waまたは流動液Wbによつて床面を濡らし
たり、火傷を負つたりする危険が少なくなる。
又、上記立ち上り壁部15によつて外部への流出
が阻止された飛沫液または流動液は、立ち上り壁
部15の内面15a及び環状内壁12の内面12
aに案内された開口36側に向けて流れ、該開口
36から内容器5内に流入するようになる。
又、誤つて液体容器を転倒させたとき、特に前
側に転倒させたときには、蓋ユニツト2が床面に
接触する前に上設立ち上り壁部15が床面に接触
するようになり、従つて、蓋ユニツト2が加わる
衝撃が小さくなつて、該蓋ユニツト2が不用意に
開き難くなる(蓋ロツク部材28が外れ難くな
る)。
又、蓋ユニツト2の大部分が肩部材7の環状内
壁12内に嵌め込まれているので、液体容器全体
の高さが低くなる。
この第1実施例のポンプ注液式液体容器では、
ポンプ操作板10を押圧すると、エアーポンプ9
からの加圧空気が内容器5内に吹き込まれ、該加
圧空気によつて内容器5内の液体を注液管ユニツ
ト3及び外部注出管34を通して外部へ注出し得
るようになつている。
第3図に示す第2実施例のポンプ注液式液体容
器は、蓋ユニツト2の取付構造の変形例を示した
もので、この第2実施例では、蓋ユニツト2は肩
部材7の上部後側(反注液側)において蝶番20
で枢着されており、該蓋ユニツト2の前部を蓋ロ
ツク部材28によつて立ち上り壁部15上端に形
成した爪受部30に係止してロツクするようにし
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例にかかるポンプ注
液式液体容器の縦断面図、第2図は第1図のポン
プ注液式液体容器の給液状態説明図、第3図は本
考案の第2実施例にかかるポンプ注液式液体容器
の縦断面図、第4図は従来のポンプ注液式液体容
器の給液状態説明図である。 1……液体容器本体、2……蓋ユニツト、3…
…注液管ユニツト、4……外装体、5……内容
器、7……肩部材、8……液体注出通路、9……
エアーポンプ、12……内壁、13……給液用開
口、15……立ち上り壁部、21……蓋体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 給液用開口13を有する肩部材7を備えた外装
    体4内に内容器5を収容してなる液体容器本体1
    の上部に蓋体21を設け、さらにエアーポンプ9
    からの加圧空気によつて前記内容器5内の液体を
    液体注出通路8を通して外部へ注出するようにし
    たポンプ注液式液体容器であつて、 前記肩部材7に、前記給液用開口13の外側を
    囲う環状の内壁12を形成し、 該内壁12における少なくとも液体注出側に、
    閉蓋状態にある前記蓋体21の上面とほぼ同高さ
    位置まで立ち上げた立ち上り壁部15を形成し、 該立ち上り壁部15で閉蓋状態にある蓋体21
    の外側面の外側をカバーした、 ことを特徴とするポンプ注液式液体容器。
JP1985180649U 1985-11-22 1985-11-22 Expired JPH0451741Y2 (ja)

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JP1985180649U JPH0451741Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

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JPS6290045U JPS6290045U (ja) 1987-06-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60171237U (ja) * 1984-04-23 1985-11-13 象印マホービン株式会社 エア−ポツトのエア−ポンプ装置

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JPS6290045U (ja) 1987-06-09

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