JPH0451722B2 - - Google Patents

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JPH0451722B2
JPH0451722B2 JP59025147A JP2514784A JPH0451722B2 JP H0451722 B2 JPH0451722 B2 JP H0451722B2 JP 59025147 A JP59025147 A JP 59025147A JP 2514784 A JP2514784 A JP 2514784A JP H0451722 B2 JPH0451722 B2 JP H0451722B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
boiler
load
amount
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59025147A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60171308A (ja
Inventor
Masaharu Moronaga
Masaru Morio
Yoshio Ikegaya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP59025147A priority Critical patent/JPS60171308A/ja
Publication of JPS60171308A publication Critical patent/JPS60171308A/ja
Publication of JPH0451722B2 publication Critical patent/JPH0451722B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は排ガス中の窒素酸化物を低減する燃
焼方法に関する。
第1図は発電所用大型ボイラにおける窒素酸化
物(NOx)の低減方法を示す。フアンFンDF4
1により燃焼用空気Aは空気予熱器42において
ボイラ排ガスGにより加熱され、ボイラ43のウ
インドボツクス45に供給される。一方排ガスG
の一部はフアン44により昇圧されて、その一部
は混合ガスダンパ29を経て前記燃焼用空気Aと
混合し燃焼用空気中のO2分圧を低下させる。一
方一次ガスダンパ20を経て排ガスGが一次ガス
として下段バーナ部に供給され、かつ火炉底部か
らはガス火炉入口ダンパ7を経て一次ガスが供給
され、ボイラ全体としては二段燃焼が実施され
る。なおバーナ設置部下流側の火炉壁面に対して
アフタエアポート(図示せず)が形成され未燃分
の燃焼が行われる。
従来、以上の構成の燃焼方法を自動的に制御す
る方法としてプログラム制御が実施されていた。
例えばボイラ負荷を上昇させる場合、負荷の上昇
に対応してガス火炉入口ダンバ7、一次ガスダン
パ20、混合ガスダンパ29の開度を増加させ、
燃焼用空気が増加しても燃焼用空気中のO2分圧
が上昇したり、火炉へ直接供給する一次ガスの供
給量が低下したりするのを防止している。しかし
ボイラ負荷に対応するダンパ開度のみをプログラ
ムしておく制御方法のみでは次の様な問題が生じ
る。すなわち、先ず、ボイラ負荷の変化中は空気
量を多めに調節して先行させ燃焼を安定化させよ
うとするためNOxは上昇する傾向にあるが、プ
ログラム制御方式ではこのNOxの上昇を防止す
る制御を行うことが困難である。また、例えば負
荷上昇時には各ダイパの開度を各々大きくする
が、排ガスの全供給量自体は急激に上昇させるこ
とはできないため、各ダンパの開度が一斉に大き
くなつても、必ずしも各ダンパからこの開度に見
合う排ガスが供給されるとは限らず、制御が不安
定となる。
この発明は上述した問題点に鑑み、ボイラ等の
燃焼装置の負荷変動が生じても、NOxの発生量
の増加を防止し得る燃焼方法を提供することにあ
る。
要するにこの発明は、ボイラ燃焼排ガスをボイ
ラ火炉に対して供給し、NOxの発生量を低減す
る燃焼方法において、ボイラの負荷上昇時に、ボ
イラのバーナ部に対して排ガスを供給するライン
に設けたダンパはプラスのバイアスをかけて開度
増加を行い、炉底部またはその近傍に排ガスを供
給するラインに設けた火炉入口ダンパはマイナス
のバイアスをかけて開度増加を云うことを特徴と
するNOxの発生量を低減する燃焼方法であるこ
とを特徴とする。
以下この発明の実施例を説明する。
先ず、第2図においてこの発明に係る方法の概
略について説明する。図中線図Cは燃焼装置たる
ボイラの負荷変化の状態について示しており、時
間T1からT2にかけて負荷をL1からL2に上昇させ
ることを意味している。線図bはこの負荷変化に
対応する一次ガス制御ダンパ20、混合ガスダン
パ29の開度を示し、従来は負荷変化に対応した
破線b1の如く開度D1からD2へ変化させていた。
また火炉入口ダンパ7は破線aの如く開度D3
らD4に、やはりこの負荷変化と対応して開度を
調節していた。しかしこの負荷変化時に、各ダン
パ7,20,29の開度を一斉に大きくすると各
ダンパから供給される排ガス量が不安定となるの
は前述のとおりである。特に負荷上昇に対応して
燃焼用空気量は多めに調節されるので線図b1に示
す制御では燃焼用空気中のO2分圧はボイラ負荷
上昇に伴い上昇し、NOxの発生量が増加してし
まう。このため、負荷上昇が生じた場合、各ダン
パ20及び29は開度D1からD5に直ちに増加さ
せてプラス側にバイアスをかけ、以後ボイラの負
荷変化に対応して、すなわち線図b1に平行なb2
よつて示される如く開度を大きくしてゆく。
一方ガス火炉入口ダンパ7に対しては、線図a2
で示す如く、先ず開度をD3からD7に減少させて
マイナス側にバイアスをかけ、以後D8まで開度
を増加させる。
この様にマイナス側にバイアスをかけることに
よりダンパ20,29に対する排ガス流量を十分
に確保し、これらダンパ20,29からの排ガス
供給量がダンパ開度に確実に確実に対応するよう
にする。これは、二段燃焼法においては、燃焼空
気中のO2分圧の調節がNOxの排出量に直接影響
し、炉底からの排ガス供給はこのO2分圧の調節
に対して補助的役割を演じることによる。
次に時間T2においてボイラの負荷がL2となり
負荷上昇が停止した場合、従来はこの負荷増加の
停止と同時にダンパ開度増加も停止させたが多め
に供給していた空気供給量は一定時間を経過した
T3においてはじめて負荷と対応するので各ダン
パ20,29はこの空気供給量の変化に対応して
徐々に開度を絞り、一方マイナスバイアスをかけ
たダンパ7はこの時間内にダンパ開度増加の速度
を高め、所定の開度D4とする。
第3図は上述した方法を実施する場合の自動制
御の一例を示す。先ずボイラ43の再熱器に対し
て再熱器出口蒸気温度検出器1を設け、これによ
り再熱器出口蒸気温度を計測し、この信号を演算
器2に入力し、あらかじめ入力しておいた設定値
と減算し、その偏差を調節計3に入力し、再熱器
出口蒸気温度が一定となるようガス火炉入口ダン
パ7の基本開度指令信号を作る。一方ボイラ負荷
については、負荷指令信号12を演算器8に入力
してプログラムを作成し、この信号と前記調節計
3からの信号を演算器4に入力して加算し、前記
基本信号を補正して第1補正信号を作る。
一方、この負荷指令信号12は演算器13にも
入力され、この負荷変率を検出し、速度変化率制
御器14においてバイアス量を決定する。このバ
イアス量は第2図の如く、負荷上昇時マイナス側
に移行するようにするため次のようにする。すな
わち、信号設定器9,11、切替器10により行
う整定状態においては演算器13からの信号が加
わらないよう信号設定器11は0%を与え、また
負荷変化中においてのみ信号設定器9により制御
量にバイアスがかかるようにする。また演算器1
5は負荷に対応してゲイン調整を行うよう演算器
16からの信号を掛算する。この様にして定めら
れたバイヤス量は演算器5に入力され前記第1補
正信号をさらに補正して第2補正信号とし、最終
的なダンパ開度調整信号とし、自動手動切替器6
を経てダンパ7の開度を調節する。図中符号50
はバイアス量設定回路を示す。
一方、一次ガスダンパ20、混合ガスダンパ2
9も上述と同様の方法によりその開度が調節され
る。すなわち、52は基本信号用調節計、17は
演算器53において一次補正信号を作成するため
の信号を発する演算器、51はバイアス量設定回
路、符号21ないし27はこの回路構成する要素
であり、21,23は信号設定器、22は切替
器、24,25,26,27は演算器である。ま
た18はこのバイアス量設定回路51からの信号
により最終的な第二補正信号を作成する演算器、
19,28は各ダンパ20,29用の自動手動切
替器である。
この発明を実施することにより各ダンパの開度
調節を常時適正に実施することができ、ボイラ等
の燃焼装置の負荷変動時においても再熱器出口蒸
気温度の保持及びNOxの生成量の増加防止をす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はボイラに対する燃焼排ガス供給系統
図、第2図はダンパ開度及び燃焼装置負荷と時間
との関係を示す線図、第3図はこの発明に係る方
法を実施するための制御装置の系統図である。 7……ガス火炉入口ダンパ、20……一次ガス
ダンパ、29……混合ガスダンパ、43……ボイ
ラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボイラ燃焼排ガスをボイラ火炉に対して供給
    し、NOxの発生量を低減する燃焼方法において、
    ボイラの負荷上昇時に、ボイラのバーナ部に対し
    て排ガスを供給するラインに設けたダンパはプラ
    スのバイアスをかけて開度増加を行い、炉底部ま
    たはその近傍に排ガスを供給するラインに設けた
    火炉入口ダンパはマイナスのバイアスをかけて開
    度増加を行うことを特徴とするNOxの発生量を
    低減する燃焼方法。
JP59025147A 1984-02-15 1984-02-15 ΝOxの発生量を低減する燃焼方法 Granted JPS60171308A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59025147A JPS60171308A (ja) 1984-02-15 1984-02-15 ΝOxの発生量を低減する燃焼方法

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JP59025147A JPS60171308A (ja) 1984-02-15 1984-02-15 ΝOxの発生量を低減する燃焼方法

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JPS60171308A JPS60171308A (ja) 1985-09-04
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ID=12157878

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819608A (ja) * 1981-07-29 1983-02-04 Hitachi Ltd ボイラ自動制御装置

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