JPH0451405A - 避難通路照明蓄光壁装材及び該蓄光壁装材による避難通路照明方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、壁装利および建築物の安全施設に関する。

さらに詳しくは、建物内の非常時に、停電後も蓄光顔料
のりん光による残光で避難誘導に十分な明るさを発揮し
得る壁装利および非常時避難路の照明方法に関する。

ここでいう壁装材とは、紙・織物・布・合成樹脂等の材
質で薄いシート状をなし、壁または天井等に主として装
飾を目的として貼り例けられるものをいう。

［従来の技術］ 建物内部の火災や事故による停電などで電気照明が消却
してしまった非常時の避到８、誘導の標示や施設につい
ては、Ｊ　Ｉ　Ｓ　Ｚ　９　］、　（、）　９安全枕識
月、ＪＩＳＺ９１００蓄光安全標識等において既に標準
化がなされている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、例えば安全標識灯の場合は、停電時には
非常電源にきりかえる電源設備の設置を必要とし、また
、蓄光安全標識による場合は、電源設備は必要ないが、
視認されるのは設置されている近傍に限られるという短
所がある。

本発明は、これらの短所を改良し、夜間に火災や地震が
発生し、停電した場合にも、蓄光性壁装材からのりん光
による光のトンネル効果によって避難通路を視認させ、
避難誘導を容易にするものである。

［課題を解決するための手段」 本発明の第一課題は、壁面および天井の広範囲に貼りつ
けられるような蓄光壁装利の開発であり、第一は、その
壁装材を壁面および天井に、非常口まで連続するように
施工し、蓄光顔料のりん光による賎光で、周辺を視認で
きるようにすることである。

蓄光壁装Ｈは、従来からある壁装第４、例えは紙、織物
、ビニルレザー等から成る壁装月の表面に蓄光顔料を含
む（φｆ′１を塗布するか、又は塩化ビニルなとの合成
樹脂に蓄光顔料を混合し練り込んで、フィルム又はシー
トに成形して製造する。

蓄光顔料としては、硫化カルシウム／ビスマス系（Ｃａ
Ｓ／Ｂｉ）、硫化カルシウム・ストロンチウム／ビスマ
ス系（（Ｃａ、Ｓ　ｒ）Ｓ／Ｂ　ｉ）、硫化亜鉛／銅系
（ＺｎＳ／Ｃｕ）、硫化亜鉛・カドミウＪ−、／銅系（
（Ｚｎ、Ｃｄ）Ｓ／ＣＩＪ）など重版の蓄＞１．−顔料
とその発色性によって選択して使用する。

これらの蓄光顔料を壁装材に塗布する場合は、アクリル
樹脂、塩化ビニル樹脂等の溶液クリヤーや、これらに白
、クリーム色、アイポリ−などの淡色に着色した塗料、
およびアクリル樹脂エマルジョン塗料、酢酸ビニル樹脂
エマルジョン塗料等をバインダーとして、蓄光顔料を均
一に分散させ、蓄光塗料として、通常の塗布手段、例え
はスプレ、フローコーター、ロールコータ−等で紙・織
物・布・合成樹脂等からなるシート状の素Ｈに塗布する
。壁装月の素Ｈによって、直接蓄光塗料を塗布しにくい
ときは、適当な下塗、シーラー等を塗布するなどの前処
理をしてもよい。また蓄光塗料を塗布した−１−に、さ
らに汚れ防止の透明塗料を塗り重ねてもよい。

合成樹脂からフィルム又はシート状に成型する場合は、
例えは塩化ビニル樹脂と可塑剤および添加剤等と蓄光顔
料を混練して押し出し又はカレンターかけて、シート又
はフィルムとする。この際表面に適宜装飾模様をつけて
もよい。

いずれの方法によって製造される壁装オ」にあっても、
蓄光顔料によるりん光輝度が、平均的人間の視認できる
最低の輝度といわれている０、２ｍｃｄ／ｒｒｆ’以１
−になるような蓄光顔料を含ませることが必要であり、
これに経年減衰宇と避ガ１所要時間を考慮すると、消す
Ｊ後のりん光輝度は１０分後で０．３ｍｃｄ／ｒｒｆ’
＜らい残存することが望ましい。

［作用］ このように１２で得られた蓄光壁装材は、裏面に離型紙
（−１き粘着剤層を施した形のものにするか又は接首剤
で、壁面および又は天井と非常口が連らなるように連続
して貼りつける。このように広い面積に施工された蓄光
壁装材は、消灯後も明りの助けとなって、避難誘導をし
やすくすることができる。なおりん光輝度や色、ＩＩ！
］の異なった壁装材を組合せて、壁面等に意匠性をもた
せることも可能である。

［実施例］ 蓄定塗料ニアクリル樹脂エマルジョン塗料アイポリ−（
固形分３６％）に、蓄光顔料、硫化亜鉛／銅系ＧＳＳ　
（根本特殊化学（株））を全固形分のそれぞれ２５％、
４０％になるように分散させて、それぞれ試料Ａ及びＢ
とした。この蓄光塗料をクロス壁紙に約８０ｇ／ｒ＋１
′塗布し、蓄光壁紙とし、試験片をそれぞれＡ−１〜Ａ
、−６およびＢ１、〜Ｂ３とした。この壁紙のりん光輝
度は、ＪＩＳＫ５１２０蓄光顔料に規定する測定方法で
測定した結果は第１表の通りであり、その中の数例につ
いてのりん光輝度の残留曲線は第１図のよってあった。

第１表（りん光輝度の変化） りん光を人間か肉眼で容易に認められる限界強度は０．
２ｍｃｃｌ／ｒｒｒ程度といわれている。試料Ａを塗布
したクロスについて、１×２ｍの大きさの壁紙を、内容
積約２　Ｘ　２　Ｘ　３　ｍの暗室の壁に貼り、消灯後
２０分間観察したが、蓄光壁紙の部分は２０分後におい
ても非常に明るい感じに視認でき　プこ。

「発明の効果」 本発明の蓄光壁装＋１は、蓄光顔料を塗布又は含有さけ
て、電月等の刺激光消却１０分後もりん光輝度０．３ｍ
ｃｄ／ｒｒｆ’以１．の強度を発揮するシート状に成形
したものであるから、建物内及び通路等の壁及び又は天
井等の広範囲への貼り（＝Ｉけ施工が簡単容易であると
共に、停電時にもりん光輝度の炎光によって明るさを確
保できる。また、この蓄完壁装材を建物内や、地下ｉＪ
ｉ等の通路と非常「１との間に連続して貼りつけ施工す
ることにより、停電による消灯時でも長時間通路が明瞭
に視認でき、安心して非常１−１への避難誘導ができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明蓄光壁装材の実施例におけるりん光輝
度残留曲線図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）壁装素材に蓄光顔料を塗布又は含有させてシート
   状に形成し、電灯等の刺激光消灯１０分後のりん光輝度
   ０．３ｍｃｄ／ｍ＾２以上の強度を保有させてなる避難
   通路照明蓄光壁装材。
2. （２）１０分後のりん光輝度０．３ｍｃｄ／ｍ＾２以上
   の強度を有する蓄光壁装材を、非常口に通じる避難路の
   壁面および又は天井に連続的に施工することを特徴とす
   る避難通路照明方法。