JP3010131U - 発光ステンドワッペン - Google Patents

発光ステンドワッペン

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JP3010131U
JP3010131U JP1994014277U JP1427794U JP3010131U JP 3010131 U JP3010131 U JP 3010131U JP 1994014277 U JP1994014277 U JP 1994014277U JP 1427794 U JP1427794 U JP 1427794U JP 3010131 U JP3010131 U JP 3010131U
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JP
Japan
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stained
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JP1994014277U
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Inventor
進 木村
Original Assignee
株式会社パジコ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の品物に容易に貼着することができブラ
ックライトの照射によって有色発光あるいは同色発光す
る発光ステンドワッペンを提供することである。 【構成】 ブラックライトを照射すると有色発光あるい
は同色発光する蛍光顔料を混合分散した合成樹脂エマル
ジョンを基材とする絵の具で透明基板面に発光ステンド
ワッペンを形成し、絵の具の硬化後透明基板面からはが
して各種品物に貼着して使用する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案はブラックライトを照射することによって蛍光発 光する発光ステンドワッペンに関する。さらに詳しくは、本考案はブラックライ トを照射すると有色発光あるいは同色発光する蛍光顔料を混入分散した絵の具に よって彩色形成せしめたもので、各種品物への装飾、自動車のリヤウインド、建 物のインテリア、一般成人の鑑賞用、学校教材などに用いる発光ステンドワッペ ンである。
【0002】
【従来の技術】 ワッペンは紋章を意味するドイツ語である。日本では、服飾用 語としてブレザーなど衣服の胸や袖などの装飾としてつけられているものであっ た。しかし最近では衣服のみならずあらゆる品物に対するアクセサリーとして広 範囲に使用普及しているものであり、その素材も多岐に渡っている。
【0003】 ステンドワッペンは多彩色の模様あるいは形態を表現したもので あり美的効果を高めたものである。しかしこれらは色彩の変化が全くないもので 、ブラックライトの照射によって有色発光あるいは同色発光するが如きものは未 だ開示されていないものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 本考案の目的は、ステンドワッペンの本来の 機能である各種品物に対する装飾、アクセサリーあるいは商品等に貼り付けて商 品の特質特性を明確化ならしめ他商品との差別化を図るという目的をより高度に 活用するため任意の品物に容易に貼着することができブラックライトの照射によ って有色発光あるいは同色発光する発光ステンドワッペンを提供するものである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る発光ステンドワッペンはブラック ライトを照射すると有色発光あるいは同色発光する蛍光顔料を混入分散した合成 樹脂エマルジョンを基材とする絵の具によって透明基板面に形成し該絵の具の硬 化後透明基板面から容易に剥離せしめ適宜各種品物等の面に貼着使用することが できるものである。
【0006】
【作用】 蛍光顔料は蛍光を発する染料を合成樹脂中に適当な濃度に溶解せしめ た固体を粉砕したものであり電磁波による刺激によって発光するものである。刺 激源となる電磁波としては、紫外光線、可視光線による光発光のものがある。ブ ラックライトは320〜400mmの波長域の近紫外線ランプである。
【0007】 蛍光顔料はブラックライトを照射すると蛍光発色する。本考案に 使用する蛍光顔料は自然光では白色や半透明の色が紅色などのカラーとなったり 自然光では青色であったものが赤紫色に発光する有色発光と自然光では光を発し ていない例えば赤色がブラックライトの照射により鮮やかな紅色に同色発光する ものを使用する。
【0008】 本考案に使用する蛍光顔料は、無機系蛍光顔料と有機系蛍光顔料 があり、無機系蛍光顔料は天然に産するものと人工的に合成されたものである。 本考案においてはこれらのいずれも使用することができる。
【0009】 無機系蛍光顔料は例えば硫化亜鉛を基体として銅、銀、マンガン 等を付活剤とした硫化亜鉛系のもの、亜鉛華と無水珪酸との混合物にマンガンを 付活剤とした硫化カルシウム系、サマリウムを付活剤とした硫化ストロンチウム 系、鉛を付活剤としたタングステン酸カルシウム系等を使用することができる。
【0010】 有機系蛍光顔料は例えばユーロピウム錯体、テルピウム錯体ある いはユーロピウム錯体とテルピウム錯体との混合物が使用できる。これらの錯体 の例としてユーロピウム・ヘキサフルオロアセチルアセトン・トリオクチルフォ スフィンオキサイド錯体、テルピウム・ヘキサフルオロアセチルアセトン・トリ オクチルフォスフェート錯体等を使用することができる。
【0011】 ユーロピウム錯体を蛍光顔料に使用した絵の具は自然光では無色 であるがブラックライトを照射すると紅色に有色発光する。テルピウム錯体を蛍 光顔料に使用した絵の具は自然光では無色であるがブラックライトを照射すると 緑色に有色発光する。
【0012】 またユーロピウム錯体を蛍光顔料に使用した絵の具にライトブル ー色の着色顔料を混合すると、自然光では青色であるが、ブラックライトを照射 すると赤紫色に有色発光する。
【0013】 ユーロピウム錯体の蛍光顔料とテルピウム錯体の蛍光顔料を所定 の割合で配合した絵の具は自然光では無色であるがブラックライトを照射すると 黄色、橙色の有色発光をする。
【0014】 蛍光顔料は発光ステンドワッペンに使用する絵の具の全重量に対 して5〜25重量%を配合する。5重量%以下では充分な発色が得られず、25 重量%以上混合してもその効果は向上しない。
【0015】 ここで使用される合成樹脂エマルジョンは塗材、絵の具などに使 用され、塗布乾燥後塗膜としての性能を有していれば良く、アクリル系樹脂エマ ルジョン、酢酸ビニル系樹脂エマルジョン、塩化ビニル系樹脂エマルジョン、塩 化ビニリデン系樹脂エマルジョン、スチレン・ブタジエン系樹脂エマルジョン、 エポキシ系樹脂エマルジョンなどがある。
【0016】 さらにこれらの共重合したもの例えばアクリル/酢酸ビニル共重 合体、塩化ビニリデン/ブチルアキリレート共重合体、エチレン/酢酸ビニル共 重合体等か挙げられる。本考案に係るステンドワッペンに使用する絵の具として アクリル酸エステル系樹脂エマルジョン、酢酸ビニル系樹脂エマルジョン等が好 適に使用される。
【0017】 発光ステンドワッペンに用いる絵の具の色は任意に選択すること ができ、発光ステンドワッペンはブラックライトの照射によって美麗な蛍光発色 をする。色彩の一部は有色発光とし他の一部は同色発光となるように色の配置構 成をすることによって図柄模様は全く別種のものとなったかの如き美的効果を一 段と高めることができる。
【0018】
【実施例】 本考案の実施例を図面に基づき具体的に説明する。
【0019】 図1は透明基板にポリプロピレンの透明薄板を使用し、その上に 発光ステンドワッベンを形成せしめたものである。図2はポリプロピレン透明基 板上に形成せしめた発光ステンドワッペンの絵の具が硬化した後ポリプロピレン 透明基板上から発光ステンドワッペンをはがしている状態である。剥がした発光 ステンドワッペンは任意の品物面に貼着することができる例えば自動車のリャウ インドにこれを貼着した状態を示したのが図3である。自動車の車内後部にブラ ックライト照射装置を設置しこの発光ステンドワッペンに照射することによって 美麗な色彩を醸し出すことができた。
【0020】 図に示した3の部分は顔料の配合されない無色の絵の具にこの絵 の具の全重量に対して15重量%のユーロピウム錯体からなる蛍光顔料を配合し た。自然光では無色であるがブラックライトを照射すると紅色に有色発光する。
【0021】 4の部分は顔料の配合されていない無色の絵の具にこの絵の具の 全重量に対して15重量%のテルピウム錯体からなる蛍光顔料を配合した。自然 光では無色であるがブラックライトを照射すると緑色に有色発光する。
【0022】 5の部分は顔料の配合されていない無色の絵の具にこの絵の具の 全重量に対して18重量%の銅を付活剤とした硫化亜鉛系の蛍光顔料を配合した 。自然光では無色であるがブラックライトを照射すると緑色に有色発光する。
【0023】 6の部分は赤色の絵の具にこの絵の具の全重量に対して13重量 %のユーロピウム錯体からなる蛍光顔料を配合した。自然光では赤色でありブラ ックライトの照射によりより鮮やかな紅色に同色発光する。
【0024】 7の部分は緑色の絵の具にこの絵の具の全重量に対して15重量 %の銅を付活剤とした硫化亜鉛系の蛍光顔料を配合した。自然光で緑色でありブ ラックライトの照射によりより鮮やかな緑色に同色発光する。
【0025】
【考案の効果】 かかる如く各部位別に鋳異なった配合の絵の具を塗布して構成 されたる発光ステンドワッペンをポリプロピレンの透明基板上に形成し、これを はがして各種品物面に貼着してこれにブラックライトを照射することにより自然 光における色の具合と全く異なる鮮明な色の変化をさせることができ、美麗な光 を発する優れた発光ステンドワッペンの美的効果を確認することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ポリプロピレン透明基板に形成した発光ステ
ンドワッペン。
【図2】 ポリプロピレン透明基板からはがす発光ステ
ンドワッペン。
【図3】 自動車のリャウインドに貼着した発光ステン
ドワッペン。
【符号の説明】
1.発光ステンドワッペン 2.ポリプロピレン透明基板 3.紅色の有機系蛍光有色発光部 4.緑色の有機系蛍光有色発光部 5.緑色の無機系蛍光有色発光部 6 赤色の有機系蛍光同色発光部 7.緑色の無機系蛍光同色発光部 8.自動車

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 ブラックライトの照射により有色発光
    又は同色発光する蛍光顔料を混合分散した合成樹脂エマ
    ルジョンを基材とする絵の具によって、各種素材面に形
    成したることを特徴とする発光ステンドワッペン。
  2. 【請求項 2】 透明基板面にステンドワッペンを形成
    し該絵の具の硬化後透明基板面から剥離し各種品物面に
    貼着使用する請求項1記載の発光ステンドワッペン。
JP1994014277U 1994-10-13 1994-10-13 発光ステンドワッペン Expired - Lifetime JP3010131U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013136175A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Sato Holdings Corp 印字用媒体および印字用媒体の真贋判定方法

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