JP2009098725A - 誘導ライン - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の設備交換型や後付け型の誘導ラインを有する建築物は、誘導ラインの大きさや色によっては、既存の設備の景観を崩すことがあった。さらに、設備交換型誘導ラインの場合、既存の設備そのものを蓄光性蛍光材料等を有する設備に交換しなければならず、コスト高となることもあった。
【解決手段】下地(壁や壁の下の幅木、床、天井、階段、着色ガラスなど)と略同色の蓄光性蛍光体を用いることで、既存の設備の景観を崩さない、後付け可能で低コストな誘導ラインを有する建築物を提供する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、災害時などの暗闇において、避難経路を表示し、また階段や壁の位置を認識させるための誘導ラインに関する。
従来、災害時などの暗闇において避難経路の表示等をする建築物を提供するために、既存の設備を蓄光性蛍光材料等を有する設備に交換して提供するもの(設備交換型)と、蓄光性蛍光材料を塗布したテープ等を既存の設備へ後付けして提供するもの(後付け型)とがある。図9に従来から用いられている避難経路表示が備えられた建築物の一例を示した。(a)は、幅木0902aに蓄光性蛍光体材料0901aを埋設した建築物の概念図を示し、(b)は、後付けが可能な、「蓄光性蛍光体部分」0901bとテープ等本体0902bからなる避難経路を表示する誘導ラインを階段0903bに設置した建築物の概念図を示す。
特開2004−19134
通常、建築物に備えられた誘導ラインは、十分な蓄光性を確保するためにアルミン酸ストロンチウム塩(SrAlなど)を母結晶とし、かつ、着色せずに、床面や階段の縁・幅木などに設置されることが一般的である。したがって、誘導ラインの大きさや色によっては、既存の設備の景観を崩すことがある。それは設備交換型、後付け型共、同様である。さらに、設備交換型では、既存の設備そのものを蓄光性蛍光材料等を有する設備に交換しなければならず、コスト高となることもある。
そこで、本件発明では、「蓄光性カラー合成樹脂」(着色剤を添加しても十分な蓄光性を発揮する合成樹脂)(特開2007−84622)を有する蓄光性蛍光体を用いることで、既存の設備の景観を崩さない、後付け可能な誘導ラインを有する建築物を提供する。
暗闇においては、建築物に備えられた誘導ラインが、誘導ラインとしての機能を発揮する建築物であるが、普段は、普通の建築物として既存の設備の景観を崩すことなく周囲に溶け込ませることが可能な建築物を提供できるという効果を奏する。また、本建築物に備えられた誘導ラインは後付け可能であるため、例えば、誘導ラインの配置/デザインを換えたい場合や建築物の色を変えたい場合などの心境や状況の変化に応じて、誘導ラインの取り外しや再取り付けが迅速・容易に行え、かつ、低コストな建築物を提供できる、という効果を奏する。
以下、本件発明の実施の形態について、添付図面を用いて説明する。なお、本件発明は、これら実施形態に何ら限定されるべきものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
なお、以下の実施形態と請求項の関係は次の通りである。実施形態1は、主に請求項1について説明する。実施形態2は、主に請求項2について説明する。実施形態3は、主に請求項3について説明する。実施形態4は、主に請求項4について説明する。実施形態5は、主に請求項5について説明する。実施形態6は、主に請求項6について説明する。
<実施形態1>
<実施形態1の概要>
本実施形態の概要は、壁に壁と略同色の蓄光性蛍光体をもつ誘導ラインを配置した建築物であることを特徴とする。
<実施形態1の構成>
本実施形態の建築物は、照明下で壁と略同色の蓄光性蛍光体からなる、例えば図1で示される外観と図2で示される層構造を持った第一非常時誘導ラインを壁に備えた、例えば図3の概念図で示される建築物である。ここで、「略同色」とは、第一非常時誘導ラインが付されている壁の色相を中心とし、色相環上で±15度の色相をもつ色相範囲の色を指す。左記「色相環」は、マンセル色相環、PCCS色相環、オストワルト色相環、の内、いずれであっても良い。また、ここで、本実施形態の建築物および第一非常時誘導ラインの形状は、図1や図3で示す形状に限定されるものではなく、様々な形状であって良い。
本実施形態の建築物は、照明下で壁と略同色の蓄光性蛍光体からなる第一非常時誘導ラインを壁に備える。その誘導ラインの外観(図1(a))は、「本体部分」(0101a)と、「蓄光性蛍光体部分」(0102a)と、からなる。「本体部分」は、主に透明な樹脂フィルム等からなる。また、「蓄光性蛍光体部分」は、本実施形態の建築物である壁と略同色である「蓄光性カラー合成樹脂」(特開2007−84622)から構成される。本実施形態における「蓄光性蛍光体部分」はライン状に限定されるものでは無く、文字や図形化してもよい(図1(b))。図1(b)の例は、透明なフィルムである「本体部分」(0101b)と、文字と図形で形づくられた本実施形態の建築物である壁と略同色な「蓄光性蛍光体部分」(0102b)からなる誘導ラインである。
本実施形態の建築物(0207a、0207b、0207c)に備えられた誘導ラインの層構造(図2)は、「オーバーラミネートフィルム層」(0201a、0201b)(又は「ラミネート塗料層」(0208c))、「第一粘着層」(0202a、0202b)、「蓄光層(インキ又は塗料)」(0203a、0203b、0203c)、「白色層(インキ又は塗料)」(0204a、0204b、0204c)、「樹脂フィルム層」(0205a、0205b、0205c)、「第二粘着層」(0206a、0206b、0206c)、である。「蓄光層(インキ又は塗料)」は、図1における「蓄光性蛍光体部分」である。その他の部分、すなわち、「オーバーラミネートフィルム層」(又は「ラミネート塗料層」)と、「第一粘着層」と、「白色層(インキ又は塗料)」と、「樹脂フィルム層」と、「第二粘着層」と、が図1における「本体部分」である。
ここで、「オーバーラミネートフィルム層」と「ラミネート塗料層」とは、本体部分に傷が付くのを防止するためのものであり、「第一粘着層」はオーバーラミネートフィルム層と樹脂フィルム層とを接着させるためのものであり、「白色層」は蓄光層の下に印刷又は塗布されることで反射効率を利用して(暗闇での)蓄光層の発光輝度を高めるためのものであり、「樹脂フィルム層」は、蓄光層と白色層のベースとして蓄光層と白色層とを固定するため、かつ、第二粘着層を形成するためのものであり、「第二粘着層」は、誘導ラインを壁等の建築物に固定させるためのものである。
上記における「樹脂フィルム層」の素材としては、「ポリ塩化ビニル」、又は、「ポリエチレンテレフタラート(略してPET)」、又は、「ポリカーボネート」などが考えられる。上記における「ポリ塩化ビニル」とは、一般的な合成樹脂(プラスチック)の一つで、塩化ビニル(クロロエチレン)を重合したものである。「ポリエチレンテレフタラート(略してPET)」とは、ポリエステルの一種であり、エチレングリコール(HO−CH−CH−OH)とテレフタル酸から作られる結晶性樹脂のことである。「ポリカーボネート」とは、モノマー(重合を行う際の基質)単位同士の接合部がすべてカーボネート基(−O−(C=O)−O)で構成される熱可塑性プラスチックのことである。
また、「蓄光層(インキ又は塗料)」と「白色層(インキ又は塗料)」は、「樹脂フィルム層」に印刷又は塗布されるが、「樹脂フィルム層」の上に印刷又は塗布される場合(図2(a))と、「樹脂フィルム層」の裏面に印刷又は塗布される場合(図2(b)、(c))と、があり得る。図2(a)の構造は、オーバーラミネートフィルム層と樹脂フィルム層とで蓄光層と白色層とを挟み込む構造なので、蓄光層と白色層を保護するという効果を奏する。但し、上記構造のため、逆に、オーバーラミネートフィルム層と樹脂フィルム層との間に空気層が形成されてしまいオーバーラミネートフィルム層と樹脂フィルム層とが剥離し易くなるという欠点もある。図2(b)、(c)の構造は図2(a)の上記欠点に鑑み、蓄光層と白色層を樹脂フィルム層の裏面に形成する構造としており、オーバーラミネートフィルム層と樹脂フィルム層との剥離を防止するという効果を奏する。
更に、図2の層構造では、蓄光層の下に白色層を持つ構造を示しているが、本実施形態は、その様な構造に限定されるものでは無く、白色層の無い構造であっても良い。白色層の無い構造であっても蓄光層は暗闇での発光機能を持つ。
本実施形態の建築物は、照明下で壁と略同色の蓄光性蛍光体からなる第一非常時誘導ラインを壁に備えた、例えば図3の概念図で示される建築物である。本実施例の建築物は、具体的には、「本体部分」(0301a、0301b)が透明で「蓄光性蛍光体部分」(0303a、0303b)が壁(0302a、0302b)と照明下で略同色という特徴をもつ誘導ラインが、壁に配置された建築物であり、昼間や電灯点灯時等の明るい状態すなわち誘導ラインの不要時(図3(a))には、誘導ラインの存在が目立たず周囲の景観に溶け込ませることを可能とした建築物である。また、本実施例の建築物は、災害発生時などの暗闇の状態すなわち誘導ラインが必要となる時(図3(b))には、「蓄光性蛍光体部分」(0303b)が発光するため、壁の存在および蓄光ラインに沿った避難経路を避難者に認識させることが可能な建築物である。
具体的には以下のような建築物が考えられる。
第一の例として、白色の壁に、「本体部分」が透明で「蓄光性蛍光体部分」が照明下で白色の誘導ラインを備え付けた建造物であり、照明下では誘導ラインの存在が目立たない建造物であるが、暗闇の状態では、壁に備えられた誘導ラインの「蓄光性蛍光体部分」が青緑色、黄緑色、黄色、青色、赤色、橙色、のいずれか一に発光して誘導ラインとしての効果を発揮する建築物である。
第二の例として、灰色の壁に、「本体部分」が透明で「蓄光性蛍光体部分」が照明下で灰色の誘導ラインを備え付けた建造物であり、照明下では誘導ラインの存在が目立たない建造物であるが、暗闇の状態では、壁に備えられた誘導ラインの「蓄光性蛍光体部分」が青緑色、黄緑色、黄色、青色、赤色、橙色、のいずれか一に発光して誘導ラインとしての効果を発揮する建築物である。
第三の例として、茶色の壁に、「本体部分」が透明で「蓄光性蛍光体部分」が照明下で茶色の誘導ラインを備え付けた建造物であり、照明下では誘導ラインの存在が目立たない建造物であるが、暗闇の状態では、壁に備えられた誘導ラインの「蓄光性蛍光体部分」が青緑色、黄緑色、黄色、青色、赤色、橙色、のいずれか一に発光して誘導ラインとしての効果を発揮する建築物である。
第四の例として、青色の壁に、「本体部分」が透明で「蓄光性蛍光体部分」が照明下で青色の誘導ラインを備え付けた建造物であり、照明下では誘導ラインの存在が目立たない建造物であるが、暗闇の状態では、壁に備えられた誘導ラインの「蓄光性蛍光体部分」が青緑色、黄緑色、黄色、青色、赤色、橙色、のいずれか一に発光して誘導ラインとしての効果を発揮する建築物である。
<実施形態1の効果>
暗闇においては、壁に備えられた誘導ラインが、誘導ラインとしての機能を発揮する建築物であるが、普段は、普通の壁として既存の設備の景観を崩すことなく周囲に溶け込ませることが可能な建築物を提供できるという効果を奏する。また、本建築物に備えられた誘導ラインは後付け可能であるため、例えば、誘導ラインの配置/デザインを換えたい場合や壁の色を変えたい場合などの心境や状況の変化に応じて、誘導ラインの取り外しや再取り付けが迅速・容易に行え、かつ、低コストな建築物を提供できる、という効果を奏する。
<実施形態2>
<実施形態2の概要>
本実施形態の概要は、壁の下部に配置された幅木に、同幅木と略同色の蓄光性蛍光体をもつ誘導ラインを、幅木に沿って配置した建築物であることを特徴とする。
<実施形態2の構成>
本実施形態の建築物は、照明下で壁の下部に配置された幅木と略同色の蓄光性蛍光体からなり幅木に沿って配置される、例えば図4(a)、(b)の概念図で示される第二非常時誘導ラインを備えた建築物である。ここで、本実施形態の建築物の形状は、図4で示す形状に限定されるものではなく、様々な形状であって良い。
本実施例の建築物は、具体的には、「本体部分」(0401a、0401b)が透明で「蓄光性蛍光体部分」(0403a、0403b)が幅木(0404a、0404b)と照明下で略同色という特徴をもつ誘導ラインが、幅木の側面に沿って配置された建築物であり、昼間や電灯点灯時等の明るい状態すなわち誘導ラインの不要時(図4(a))には、誘導ラインの存在が目立たず周囲の景観に溶け込ませることを可能とした建築物である。また、本実施例の建築物は、災害発生時などの暗闇の状態すなわち誘導ラインが必要となる時(図4(b))には、「蓄光性蛍光体部分」(0403b)が発光するため、蓄光ラインに沿った避難経路を避難者に認識させることが可能な建築物である。
具体的には以下のような建築物が考えられる。
第一の例として、黒色の幅木に、「本体部分」が透明で「蓄光性蛍光体部分」が照明下で黒色の誘導ラインを備え付けた建造物であり、照明下では誘導ラインの存在が目立たない建造物であるが、暗闇の状態では、幅木に備えられた誘導ラインの「蓄光性蛍光体部分」が青緑色、黄緑色、黄色、青色、赤色、橙色、のいずれか一に発光して誘導ラインとしての効果を発揮する建築物である。
第二の例として、灰色の幅木に、「本体部分」が透明で「蓄光性蛍光体部分」が照明下で灰色の誘導ラインを備え付けた建造物であり、照明下では誘導ラインの存在が目立たない建造物であるが、暗闇の状態では、幅木に備えられた誘導ラインの「蓄光性蛍光体部分」が青緑色、黄緑色、黄色、青色、赤色、橙色、のいずれか一に発光して誘導ラインとしての効果を発揮する建築物である。
第三の例として、茶色の幅木に、「本体部分」が透明で「蓄光性蛍光体部分」が照明下で茶色の誘導ラインを備え付けた建造物であり、照明下では誘導ラインの存在が目立たない建造物であるが、暗闇の状態では、幅木に備えられた誘導ラインの「蓄光性蛍光体部分」が青緑色、黄緑色、黄色、青色、赤色、橙色、のいずれか一に発光して誘導ラインとしての効果を発揮する建築物である。
なお、幅木の上に沿って幅木と照明下で略同色という特徴をもつ誘導ラインを配置した場合(図4(c)、(d))にも、昼間や電灯点灯時等の明るい状態すなわち誘導ラインの不要時(図4(c))と、災害発生時などの暗闇の状態すなわち誘導ラインが必要となる時(図4(d))とで、幅木の側面に沿って誘導ラインを配置した場合(図4(a)、(b))と同様の効果が得られる。
本実施形態の建築物は、照明下で壁の下部に配置された幅木と略同色の蓄光性蛍光体からなり、幅木に沿って配置される第二非常時誘導ラインを幅木に備える。本誘導ラインの外観および層構造は、実施形態1と同様であるため本説明では省略する。
<実施形態2の効果>
暗闇においては、幅木に備えられた誘導ラインが、誘導ラインとしての機能を発揮する建築物であるが、普段は、普通の幅木として既存の設備の景観を崩すことなく周囲に溶け込ませることが可能な建築物を提供できるという効果を奏する。また、本建築物に備えられた誘導ラインは後付け可能であるため、例えば、誘導ラインの配置/デザインを換えたい場合や幅木の色を変えたい場合などの心境や状況の変化に応じて、誘導ラインの取り外しや再取り付けが迅速・容易に行え、かつ、低コストな建築物を提供できる、という効果を奏する。
<実施形態3>
<実施形態3の概要>
本実施形態の概要は、前記実施形態に加え、床にも床と略同色の蓄光性蛍光体をもつ誘導ラインを、前記実施形態の誘導ラインと連続的に床に配置した、建築物であることを特徴とする
<実施形態3の構成>
本実施形態の建築物は、照明下で床と略同色の蓄光性蛍光体からなる第三非常時誘導ラインを第一又は第二非常時誘導ラインと連続的に床に配置した、例えば図5の概念図で示される建築物である。ここで、本実施形態の建築物の形状は、図5で示す形状に限定されるものではなく、様々な形状であって良い。又、図5は第三非常時誘導ラインと、第一非常時誘導ラインとを、連続的に配置した建築物の例を示している。しかし、本実施形態では第三非常時誘導ラインと第一非常時誘導ラインとの組み合わせに限定されるものではなく、第三非常時誘導ラインと第二非常時誘導ラインとの組み合わせであっても良い。
本実施例の建築物は、具体的には、「本体部分」(0501a、0501b)が透明で、「蓄光性蛍光体部分」(0503a、0503b)が、床(0505a、0505b)に配置された部分では床と照明下で略同色であり、壁(0502a、0502b)に配置された部分では壁と照明下で略同色であるという特徴をもつ誘導ラインが、壁と床に連続的に配置された建築物であり、昼間や電灯点灯時等の明るい状態すなわち誘導ラインの不要時(図5(a))には、誘導ラインの存在が目立たず周囲の景観に溶け込ませることを可能とした建築物である。また、本実施例の建築物は、災害発生時などの暗闇の状態すなわち誘導ラインが必要となる時(図5(b))には、「蓄光性蛍光体部分」(0503b)が発光するため、蓄光ラインに沿った避難経路を避難者に認識させることが可能な建築物である。
本実施形態の建築物は、照明下で床と略同色の蓄光性蛍光体からなる第三非常時誘導ラインを床に備える。本誘導ラインの外観および層構造は、実施形態1と同様であるため本説明では省略する。
<実施形態3の効果>
前記実施形態の効果に加え、更に以下の効果を奏する。すなわち、本実施形態により下地(壁や床、幅木)の色と略同色の蓄光性蛍光体からなる誘導ラインを備えた壁や床、幅木を組み合わせた建築物を提供できる。よって、建築物が変化する部分(例えば壁から床へ変化する部分)でも連続的に誘導ラインを配置できて誘導ラインの途切れが無くなるので、途切れのある誘導ラインよりも非難時の誘導効果を向上した建築物を提供できる、という効果を奏する。
<実施形態4>
<実施形態4の概要>
本実施形態の概要は、前記実施形態に加え、天井も天井と略同色の蓄光性蛍光体をもつ誘導ラインを、前記実施形態の誘導ラインと連続的に天井に配置した、建築物であることを特徴とする
<実施形態4の構成>
本実施形態の建築物は、照明下で天井と略同色の蓄光性蛍光体からなる第四非常時誘導ラインを第一、第二、又は第三非常時誘導ラインと連続的に天井に配置した、例えば図6の概念図で示される建築物である。ここで、本実施形態の建築物の形状は、図6で示す形状に限定されるものではなく、様々な形状であって良い。又、図6は第四非常時誘導ラインと、第一非常時誘導ラインと、第三非常時誘導ラインとを、連続的に配置した建築物の例を示している。しかし、本実施形態では第四非常時誘導ラインと第一非常時誘導ラインと第三非常時誘導ラインとの組み合わせに限定されるものではなく、第四非常時誘導ラインと、第一から第三の非常時誘導ラインのいずれとの組み合わせであっても良い。
本実施例の建築物は、具体的には、「本体部分」(0601a、0601b)が透明で、「蓄光性蛍光体部分」(0603a、0603b)が、天井(0606a、0606b)に配置された部分では天井と照明下で略同色でり、壁(0602a、0602b)に配置された部分では壁と照明下で略同色であり、床(0605a、0605b)に配置された部分では床と照明下で略同色であるという特徴をもつ誘導ラインが、天井と壁と床に連続的に配置された建築物であり、昼間や電灯点灯時等の明るい状態すなわち誘導ラインの不要時(図6(a))には、誘導ラインの存在が目立たず周囲の景観に溶け込ませることを可能とした建築物である。また、本実施例の建築物は、災害発生時などの暗闇の状態すなわち誘導ラインが必要となる時(図6(b))には、「蓄光性蛍光体部分」(0603b)が発光するため、蓄光ラインに沿った避難経路を避難者に認識させることが可能な建築物である。
本実施形態の建築物は、照明下で天井と略同色の蓄光性蛍光体からなる第四非常時誘導ラインを床に備える。本誘導ラインの外観および層構造は、実施形態1と同様であるため本説明では省略する。
<実施形態4の効果>
前記実施形態の効果に加え、更に以下の効果を奏する。すなわち、天井から他の建築物への変化部分でも連続的に誘導ラインを配置できて誘導ラインの途切れが無くなるので、途切れのある誘導ラインよりも非難時の誘導効果を向上した建築物を提供できるという効果を奏する。
<実施形態5>
<実施形態5の概要>
本実施形態の概要は、前記実施形態に加え、階段にも階段と略同色の蓄光性蛍光体をもつ誘導ラインを、前記実施形態の誘導ラインと連続的に階段に配置した、建築物であることを特徴とする
<実施形態5の構成>
本実施形態の建築物は、照明下で階段と略同色の蓄光性蛍光体からなる第五非常時誘導ラインを第一、第二、第三又は第四非常時誘導ラインと階段に連続的に配置した、例えば図7の概念図で示される建築物である。ここで、本実施形態の建築物の形状は、図7で示す形状に限定されるものではなく、様々な形状であって良い。又、図7は第五非常時誘導ラインと、第一非常時誘導ラインとを、連続的に配置した建築物の例を示している。しかし、本実施形態では第五非常時誘導ラインと第一非常時誘導ラインとの組み合わせに限定されるものではなく、第五非常時誘導ラインと、第一から第四の非常時誘導ラインのいずれとの組み合わせであっても良い。
本実施例の建築物は、具体的には、「本体部分」(0701a、0701b)が透明で、「蓄光性蛍光体部分」(0703a、0703b)が、階段(0707a、0707b)に配置された部分では階段と照明下で略同色であり、壁(0702a、0702b)に配置された部分では壁と照明下で略同色であるという特徴をもつ誘導ラインが、階段と壁に連続的に配置された建築物であり、昼間や電灯点灯時等の明るい状態すなわち誘導ラインの不要時(図7(a))には、誘導ラインの存在が目立たず周囲の景観に溶け込ませることを可能とした建築物である。また、本実施例の建築物は、災害発生時などの暗闇の状態すなわち誘導ラインが必要となる時(図7(b))には、「蓄光性蛍光体部分」(0703b)が発光するため、蓄光ラインに沿った避難経路を避難者に認識させることが可能な建築物である。
本実施形態の建築物は、照明下で階段と略同色の蓄光性蛍光体からなる第五非常時誘導ラインを階段に備える。本誘導ラインの外観および層構造は、実施形態1と同様であるため本説明では省略する。
<実施形態5の効果>
前記実施形態の効果に加え、更に以下の効果を奏する。すなわち、階段から他の建築物への変化部分でも連続的に誘導ラインを配置できて誘導ラインの途切れが無くなるので、途切れのある誘導ラインよりも非難時の誘導効果を向上した建築物を提供できるという効果を奏する。
<実施形態6>
<実施形態6の概要>
本実施形態の概要は、前記実施形態に加え、建築物を構成する着色ガラスにも同着色ガラスと略同色の蓄光性蛍光体をもつ誘導ラインを、前記実施形態の誘導ラインと連続的に着色ガラスに配置した、建築物であることを特徴とする
<実施形態6の構成>
本実施形態の建築物は、照明下で構造物を構成する着色ガラスと略同色の蓄光性蛍光体からなる第六非常時誘導ラインを第一、第二、第三、第四又は第五非常時誘導ラインと連続的に前記着色ガラスに配置した、例えば図8の概念図で示される建築物である。ここで、本実施形態の建築物の形状は、図8で示す形状に限定されるものではなく、様々な形状であって良い。又、図8は第六非常時誘導ラインと、第一非常時誘導ラインとを、連続的に配置した建築物の例を示している。しかし、本実施形態では第六非常時誘導ラインと第一非常時誘導ラインとの組み合わせに限定されるものではなく、第六非常時誘導ラインと、第一から第五の非常時誘導ラインのいずれとの組み合わせであっても良い。
本実施例の建築物は、具体的には、「本体部分」(0801a、0801b)が透明で、「蓄光性蛍光体部分」(0803a、0803b)が、着色ガラス(0808a、0808b)に配置された部分では着色ガラスと照明下で略同色であり、壁(0802a、0802b)に配置された部分では壁と照明下で略同色であるという特徴をもつ誘導ラインが、着色ガラスと壁に連続的に配置された建築物であり、昼間や電灯点灯時等の明るい状態すなわち誘導ラインの不要時(図8(a))には、誘導ラインの存在が目立たず周囲の景観に溶け込ませることを可能とした建築物である。また、本実施例の建築物は、災害発生時などの暗闇の状態すなわち誘導ラインが必要となる時(図8(b))には、「蓄光性蛍光体部分」(0803b)が発光するため、蓄光ラインに沿った避難経路を避難者に認識させることが可能な建築物である。
本実施形態の建築物は、照明下で構造物を構成する着色ガラスと略同色の蓄光性蛍光体からなる第六非常時誘導ラインを前記着色ガラスに備える。本誘導ラインの外観および層構造は、実施形態1と同様であるため本説明では省略する。
<実施形態6の効果>
前記実施形態の効果に加え、更に以下の効果を奏する。すなわち、着色ガラスから他の建築物への変化部分でも連続的に誘導ラインを配置できて誘導ラインの途切れが無くなるので、途切れのある誘導ラインよりも非難時の誘導効果を向上した建築物を提供できるという効果を奏する。
実施形態1を説明するための概略図 実施形態1を説明するための断面概略図 実施形態1の建築物の一例を示す概念図 実施形態2の建築物の一例を示す概念図 実施形態3の建築物の一例を示す概念図 実施形態4の建築物の一例を示す概念図 実施形態5の建築物の一例を示す概念図 実施形態5の建築物の一例を示す概念図 従来技術を説明するための概略図
符号の説明
0301 誘導ライン本体部分
0302 壁
0303 誘導ライン蓄光性蛍光体部分

Claims (6)

  1. 照明下で壁と略同色の蓄光性蛍光体からなる第一非常時誘導ラインを壁に備えた建築物。
  2. 照明下で壁の下部に配置された幅木と略同色の蓄光性蛍光体からなり、幅木に沿って配置される第二非常時誘導ラインを幅木に備えた建築物。
  3. 照明下で床と略同色の蓄光性蛍光体からなる第三非常時誘導ラインを第一又は第二非常時誘導ラインと連続的に床に配置した請求項1又は2に記載の建築物。
  4. 照明下で天井と略同色の蓄光性蛍光体からなる第四非常時誘導ラインを第一、第二、又は第三非常時誘導ラインと連続的に天井に配置した請求項1、2又は3に記載の建築物。
  5. 照明下で階段と略同色の蓄光性蛍光体からなる第五非常時誘導ラインを第一、第二、第三又は第四非常時誘導ラインと連続的に階段に配置した請求項1、2、3、又は4に記載の建築物。
  6. 照明下で構造物を構成する着色ガラスと略同色の蓄光性蛍光体からなる第六非常時誘導ラインを第一、第二、第三、第四又は第五非常時誘導ラインと連続的に前記着色ガラスに配置した請求項1,2,3,4又は5に記載の建築物。
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