JPH0451340Y2 - - Google Patents

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JPH0451340Y2
JPH0451340Y2 JP1984201023U JP20102384U JPH0451340Y2 JP H0451340 Y2 JPH0451340 Y2 JP H0451340Y2 JP 1984201023 U JP1984201023 U JP 1984201023U JP 20102384 U JP20102384 U JP 20102384U JP H0451340 Y2 JPH0451340 Y2 JP H0451340Y2
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JP
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freezing
zone
refrigeration
cold air
cooler
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は凍結室と冷蔵室の区劃用仕切壁の一切
を排除し凍結専用ゾーンと冷蔵専用ゾーンとを単
一の内部空間に有する単一の凍結兼用冷蔵室から
なるウオークイン型の急速凍結兼用冷蔵装置に関
する。
(従来の技術) 凍結室は品物から顕熱と潜熱を奪い品物の凍結
を行なうとともに過冷をするところであるに対し
て、冷蔵室は冷凍された品物の過冷を行ないなが
ら定められた室内温度で冷凍品の品質を保持しな
がら保管するところである。このため従来は、魚
貝類、畜肉、野菜、冷菓、冷凍加工食品等の品物
は、最初に夫々専用の凍結室において完全に急速
凍結を行ない、次いで前記凍結室と別区劃である
か、それと仕切壁により区切られた冷凍保管用の
冷蔵室内において保管するという方法がとられて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来技術における独立専用の冷風循環式の
専用凍結は省エネルギー及び作業性の面から改善
の必要がある。すなわち、先ず凍結終了後に一旦
凍結品を外部に持ち出してから冷蔵室内に搬入し
て保管するという行程になるため、品物と一緒に
冷気が外部に流出したり、凍結前には外気温近く
まで上昇している凍結室内を予冷する必要もあ
り、余分なエネルギーを消費しなければならな
い。また建設費が高価であるにもかかわらず、全
国の年間平均稼動率が30%以下と低く、凍結休止
時には他への転換利用の方法も見当らず、経営採
算性の面からも大きな問題をかかえていることに
なる。
本考案は前記従来技術の問題点を解決すること
を目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するために本考案の急速凍結
兼用冷蔵装置は次の構成を有している。すなわ
ち、 凍結専用ゾーン17と冷蔵専用ゾーン16とを
単一の内部空間に有する単一の凍結兼用冷蔵室
A、 該凍結兼用冷蔵室Aの壁面に近接して前記凍結
専用ゾーン17に設けられた凍結兼冷蔵用の一次
冷却器1a,1b、 前記冷蔵専用ゾーン16に近接して設けられた
冷蔵用の二次冷却器2a,2b、 前記一次冷却器1a,1bに連結し該冷却器に
より冷却された冷風の一部を前記凍結専用ゾーン
17に導く急速凍結用ダクト6a,6b,7a,
7b、 前記一次冷却器1a,1bに連結し該冷却器に
より冷却された冷風の他部を前記二次冷却器2
a,2bへ導く冷風ガイドダクト8a,8b、 前記二次冷却器2a,2bに連結し該冷却器に
より更に冷却された前記冷風の他部を前記冷蔵専
用ゾーン16に導く冷風散布ダクト9a,9b を有するとともに、 前記凍結専用ゾーン17は、前記冷風散布ダク
ト9a,9bから流出して前記冷蔵専用ゾーン1
6を冷却した前記冷風の他部が前記急速凍結用ダ
クト6a,6b,7a,7bから流出した前記冷
風の一部とともに導入されるように前記冷蔵専用
ゾーン16に隣接して配置され、 また前記一次冷却器1a,1bは前記凍結専用
ゾーン17を冷却した冷風が導入されるように該
凍結専用ゾーン17内に配置されている単一の凍
結兼用冷蔵室 からなること。
(作用) 凍結兼冷蔵用の一次冷却器により空気を冷却
し、その冷風を二つに分流し、その一部を凍結専
用ゾーンに導くとともに、その他部を冷蔵用の二
次冷却器で更に冷却して冷蔵専用ゾーンに導き、
冷蔵の目的を達成して該ゾーンから流出した冷風
を前記の凍結専用ゾーンに導かれる冷風の一部と
ともに凍結専用ゾーンに導入し、ここで凍結の目
的を達成したのち凍結兼冷蔵用の一次冷却器に再
循環させて再び冷風を冷却することにより凍結と
冷蔵とを省エネルギー的に実施できる。
(実施例) 本考案の実施の一例を説明する。
第1図において、Aは冷凍兼用冷蔵室であつ
て、冷蔵専用ゾーン16には冷凍された冷凍貯蔵
品11a,11bが保管されている。また冷凍兼
用冷蔵室A内の冷蔵専用ゾーン16に隣接する凍
結専用ゾーン17にはプラス温度で熱保有量の大
きい未凍結の被凍結品10a,10bも配置され
ている。
12は外部出入口用の自動防熱扉であつて冷凍
貯蔵品11a,11b及び被凍結品10a,10
bの共用の出入口に利用される。13,14,1
5は透明フリードアで、外部出入口の開口時、外
部より室内に侵入しようとする外気の遮断及び室
内冷気の外部への流出を防止する二重扉の役割を
果すものであり、冷凍兼用冷蔵室A内で急速凍結
の進行中でも外部扉の開閉は自由であり、冷凍兼
用冷蔵室Aの温度が上昇することなく、したがつ
て急速凍結に対する悪影響を防止する。
第2図、第3図により冷風を冷却して分配する
ための構造及び急速凍結と冷蔵の作動について説
明する。被凍結品10a,10bの大きな熱負荷
によつて冷凍兼用冷蔵室A内の温度上昇等の悪影
響を防止するために一次冷却器1a,1bは出入
口の最寄の冷凍兼用冷蔵室側壁に近接して配置し
ている。
二次冷却器2a,2bは冷凍兼用冷蔵室A内の
如何なる位置又は形状で配置してもその機能は発
揮されるが、本実施例においては該冷蔵室A内の
床面有効利用を考慮し、天井に懸垂して配設され
る。これは冷風ガイドダクト8a,8bによつて
一次冷却器1a,1bに接続され、該一次冷却器
1a,1bによつて冷却された冷風の他部を更に
冷却し冷蔵専用ゾーン16に導入し冷凍された保
管品の冷却を行なう。
冷風散布ダクト9a,9bから冷蔵専用ゾーン
16内に吹き出された冷風は冷凍貯蔵品11a,
11bの冷却を行なつたのち、温度の高い被凍結
品10a,10bの冷却を行ない、凍結兼冷蔵用
の一次冷却器1a,1bに流入する。ここで前記
二個所における冷却により吸収した熱を保有する
前記冷風は、被凍結品10a,10bから奪つた
熱量分の放出を行ないながら凍結兼冷蔵用の送風
器4a,4b次いで冷風ガイドダクト8a,8b
を経て冷蔵用の二次冷却器2a,2bに流入し、
ここで冷蔵熱量及び動力用負荷熱量の総量の放出
を行ない、温度を低下して冷風散布ダクト9a,
9bより冷蔵専用ゾーン16内に再度吹き出さ
れ、繰返し循環するものである。
凍結専用冷蔵室A内の冷蔵専用ゾーン16と凍
結専用ゾーン17との間には仕切壁等が存在しな
い単一の内部空間に形成されているので冷風の流
通は自由に行なわれる。
また凍結兼冷蔵用の一次冷却器1a,1bには
凍結兼冷蔵用の送風器4a,4b以外に凍結専用
の送風器3a,3b及び5a,5bが附設されて
おり、これから吹き出される冷風は、送風器3
a,3bについては急速凍結用ダクト6a,6b
により、また送風器5a,5bについては急速凍
結用ダクト7a,7bにより凍結専用ゾーン17
に吹き出されて、被凍結品10a,10bの冷却
を行なつたのち、冷蔵専用ゾーン16から流出す
る冷風とともに凍結兼冷蔵用の一次冷却器1a,
1bに流入する。そして放熱降温した後、冷風は
凍結専用の送風器3a,3b及び5a,5b並び
に凍結兼冷蔵用の送風器4a,4bに分流し、急
速凍結用ダクト6a,6b及び7a,7b並びに
冷風ガイドダクト8a,8bを経てそれぞれのゾ
ーンに吹き出され、このような循環を繰り返すこ
とにより凍結兼用冷蔵室内で冷凍品の貯蔵と急速
凍結の両方を同時に実施することを可能にする。
〔考案の効果〕
従来技術のように、急速凍結室と冷蔵室とを別
個独立に設けることなく、凍結専用ゾーンと冷蔵
専用ゾーンとをウオークイン型の大型の凍結兼用
冷蔵室内に区劃用仕切壁等一切を排除して隣接配
置し、凍結兼用冷蔵室内の凍結専用ゾーンには凍
結兼冷蔵用の一次冷却器を配置し、この冷却器に
より冷却された冷風の一部を冷蔵用の二次冷却器
により更に冷却するようにし、夫々のゾーンに適
度の温度の冷風を分流させるようにしたことによ
り冷凍と冷蔵を行なう場合に省エネルギーの目的
が達成されるとともに冷凍冷蔵の作業性が著しく
向上した。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図は凍結兼用冷蔵室内に被凍結品及び冷蔵貯蔵品
の二種類の温度帯の異なる品物を併存配置した状
態を示す平面図、第2図は該冷蔵室内の一次冷却
器、二次冷却器及びダクト関係の配置を示す平面
図、第3図は本考案の実施例の縦断面図である。 1a,1b……一次冷却器、2a,2b……二
次冷却器、6a,6b,7a,7b……急速凍結
用ダクト、8a,8b……冷風ガイドダクト、9
a,9b……冷風散布ダクト、16……冷蔵専用
ゾーン、17……凍結専用ゾーン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 凍結専用ゾーンと冷蔵専用ゾーンとを単一の
    内部空間に有する単一の凍結兼用冷蔵室、該凍
    結兼用冷蔵室の壁面に近接して前記凍結専用ゾ
    ーンに設けられた凍結兼冷蔵用の一次冷却器、
    前記冷蔵専用ゾーンに近接して設けられた冷蔵
    用の二次冷却器、前記一次冷却器に連結し該冷
    却器により冷却された冷風の一部を前記凍結専
    用ゾーンに導く急速凍結用ダクト、前記一次冷
    却器に連結し該冷却器により冷却された冷風の
    他部を前記二次冷却器へ導く冷風ガイドダク
    ト、前記二次冷却器に連結し該冷却器により更
    に冷却された前記冷風の他部を前記冷蔵専用ゾ
    ーンに導く冷風散布ダクトを有するとともに、
    前記凍結専用ゾーンは、前記冷風散布ダクトか
    ら流出して前記冷蔵専用ゾーンを冷却した前記
    冷風の他部が前記急速凍結用ダクトから流出し
    た前記冷風の一部とともに導入されるように前
    記冷蔵専用ゾーンに隣接して配置され、また前
    記一次冷却器は前記凍結専用ゾーンを冷却した
    冷風が導入されるように該凍結専用ゾーン内に
    配置されている単一の凍結兼用冷蔵室からなる
    ことを特徴とする急速凍結兼用冷蔵装置。 (2) 一次冷却器を冷凍兼用冷蔵室の出入口近傍の
    該冷蔵室壁面に近接して設け、二次冷却器を該
    冷蔵室内の天井に近接して設けることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の急速
    凍結兼用冷蔵装置。
JP1984201023U 1984-12-25 1984-12-25 Expired JPH0451340Y2 (ja)

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JP1984201023U JPH0451340Y2 (ja) 1984-12-25 1984-12-25

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JP1984201023U JPH0451340Y2 (ja) 1984-12-25 1984-12-25

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JPS61114282U JPS61114282U (ja) 1986-07-19
JPH0451340Y2 true JPH0451340Y2 (ja) 1992-12-03

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ID=30762424

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JP1984201023U Expired JPH0451340Y2 (ja) 1984-12-25 1984-12-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4997358A (ja) * 1973-01-22 1974-09-13
JPS52137753A (en) * 1976-05-14 1977-11-17 Hitachi Ltd Refrigerator

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4997358A (ja) * 1973-01-22 1974-09-13
JPS52137753A (en) * 1976-05-14 1977-11-17 Hitachi Ltd Refrigerator

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Publication number Publication date
JPS61114282U (ja) 1986-07-19

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