JPH0451329A - コンテキスト切替装置 - Google Patents

コンテキスト切替装置

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JPH0451329A
JPH0451329A JP16169390A JP16169390A JPH0451329A JP H0451329 A JPH0451329 A JP H0451329A JP 16169390 A JP16169390 A JP 16169390A JP 16169390 A JP16169390 A JP 16169390A JP H0451329 A JPH0451329 A JP H0451329A
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JP
Japan
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task
coprocessor
context
cpu
switching
Prior art date
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JP16169390A
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Tamotsu Iwasaki
保 岩崎
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リアルタイムオペレーティングシステムに利
用する。特に、タスクコンテキストの切替え手段に関す
る。
〔概要〕
本発明は、リアルタイムオペレーティングシステムでの
タスクコンテキストの切替手段において、コプロセッサ
を使用しないタスクにCPUが割当てられるときなどに
コプロセッサコンテキストの退避復帰を省略することに
より、 割込み禁止時間を短縮することができるようにしたもの
である。
〔従来の技術〕
ロボッ)、NC,ファクシミリなどの分野では、発生し
た事象に対する応答性と高速処理が要求される。このよ
うな分野におけるオペレーティングシステムは、 ■ 機能を単純にして処理オーバヘッドを短くすること ■ 割込みの禁止時間を短縮して、発生した事象に対す
る応答性を向上させることに重点を置いて設計され、こ
のようなオペレーティングシステムは特に「リアルタイ
ムオペレーティングシステム」 (以下、RTO3とい
う。)と呼ばれ、第8図にRTO3が動作するシステム
を示す。
RTO3の下では、アプリケーションプログラムはタス
クとして動作する。タスクには優先順位とタスク識別子
とが与えられて管理される。RTO8はそれぞれのタス
クに対応したタスクコントロールブロック(以下、TC
Bという。)を作成し、タスクの管理を行う。このTC
B内にはタスク識別子や優先順位などのタスク固有の情
報が格納されている。TCBは対応するタスクの状態に
応じてRTO3のワーク領域(システムベーステーブル
。以下、SBTをいう。)内で管理される。
RTO3はこのように管理されるタスクの中から状況に
応じた最適なタスクを選択し、CPUを割当ててゆく。
タスクの切替えは様々な状況で発生する。タスクが切替
わる可能性がある代表的な状況としては、■ タスクの
待ち要因の解除、 タスク割込み処理ルーチンによって待ち状態にあるタス
クの待ち要因が解除された場合■ 指定時間の経過待ち
、 一定時間の待ち状態に入ったタスクにおいて、指定した
時間が経過した場合 ■ 要求資源の不足、 資源を獲得しようとしたタスクにおいて、資源が要求数
に満たず、待ち状態に入った場合■ 優先順位の変更、 タスクの優先順位を変更した場合 などがある。
例えば、第8図に示したシステトで、上記の■の状況を
想定する。RTO3は一定時間ごとに発生するインター
バルタイマ805の割込みに対応したRTO3の割込み
処理ルーチンによって時間管理を行っている。あるタス
クが時間経過待ち状態とすると、前述したインターバル
タイマ805の割込みによってRTO3の割込み処理ル
ーチンが起動される。割込み処理ルーチンは時間経過待
ちタスクの待ち時間をチエツクし、指定されている時間
が経過している場合はそのタスクを実行可能状態にする
。このときに、CPUが割当てられていたタスクの優先
順位よりも新たに実行可能状態になったタスクの優先順
位の方が高い場合にタスクの切替えがおこる。
このタスクの切替え動作を第6図および第10図を参照
して説明する。第6図はタスク切替えの処理フローを示
し、第10図はタスクのコンテキストを示す。ここで、
CPUが割当てられていたタスクをタスクBとし、新た
に実行可能状態になったタスクをタスク八とす。
まず、実行可能状態にあるタスクの中から最も優先順位
の高いタスクを探す(ステップ561)。
この場合にはタスクAが選ばれる。次に、このタスクが
CPUが割当てられていたタスクと同一か否かを判定す
る(ステップ562)。CPUが割当てられていたタス
クはタスクBであり、タスクの切替えがおこる。まず、
タスクBのコンテキストを退避する(ステップ563)
。次に、タスクへのコンテキストを復帰する(ステップ
564)。このようにして、タスクBのコンテキストか
らタスクへのコンテキストへと入れ替わり、タスクの切
替えが完了する。
いま、CPUの機能を向上させるためにコプロセッサを
付加する。コプロセッサはCPUと密に結合して動作す
る。また、プログラム上からはCPUの命令セットが拡
張されたように見え、別のプロセッサとして意識する必
要がないなどの特徴をもっている。
第9図は第8図の環境に浮動小数点演算プロセッサが付
加された状態を示す。
前述したように、コプロセッサはCPUと密に動作する
。したがって、コンテキストはこのコプロセッサのコン
テキストが含まれることになる。
コプロセッサがある場合に増加するコンテキストを第1
1図に示す。
次に、タスク切替え処理を第7図を参照して説明する。
第7図はコプロセッサが付加された場合のタスク切替え
処理フローを示す。ここでは、コプロセッサがない場合
と同様の切替え処理を説明する。
まず、実行可能状態にあるタスクの中から最も優先順位
の高いタスクを探す(ステップ571)。
この場合にタスク八が選ばれる。次に、このタスクがC
PUが割当てられていたタスクど同一が否かを判定する
(ステップ572)。CPUが割当てられていたタスク
はタスクBであり、タスクの切替えがおこる。まず、タ
スクBのCPUコンテキストを退避する(ステップ57
3)。次にコプロセッサのコンテキストを退避する(ス
テップ574)。
続いて、タスクAのCPUコンテキストを復帰しくステ
ップ575) 、コプロセッサのコンテキストを復帰す
る(ステップ876)。このようにして、タスクBのコ
ンテキストからタスクAのコンテキストへと入替わり、
タスクの切替えが完了する。
〔発明が解決しようとする課題〕
コプロセッサが付加されるとタスク切替え時に退避復帰
するコンテキストのサイズが増える。コプロセッサなし
の環境では、退避復帰するコンテキストがCPUコンテ
キストのみであるので、サイズが26バイトである。コ
プロセッサありの環境では、これに加えて108バイト
のコプロセッサコンテキストを退避復帰しなければなら
ない。そのサイズの差は実に5倍強にもなる。
このように、RTO3は、処理オーバヘッドと割込み禁
止時間の短縮に重点を置いて設計されなければならない
。したがって、RTO3の処理に常に存在するタスク切
替え処理は処理オーバヘッドを小さくするうえで大きな
比重を持つ。
しかし、タスク切替え時間は、コプロセッサをシステム
に追加することによって大幅に増加することが明らかで
ある。RTO3処理に常に存在する処理が大幅に増加す
ることは、処理オーバヘッドを常に増加させることにな
る。このようなオーバヘッドの増加は、RTO3の性能
上の重大な欠点となる。
また、タスク切替え処理は割付み禁止状態で行われる。
通常、割付み禁止時間が長くなればなるほど、割付みの
受付けが遅延される場合が生じる。
割付みの発生間隔が割付み禁止時間のよりも短い場合は
、発生した割付みが受付けられる前に次の割付みが発生
することになる。このような状況では、既に発生してい
る割付みが無視されることになる。RTO3では割込み
が事象である。その事象に対応し切れなくなる事態が生
じると言うことはRTO3にとって致命的である。
本発明はこのような欠点を除去するもので、タスク切替
処理時間を短縮し、割込み禁止時間を短縮することがで
きるコンテキスト切替装置を提供することを目的とする
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明は、CPUと、このCPUに付加されるコプロセ
ッサと、コプロセッサコンテキストを切替える切替手段
とを備えた系に含まれたコンテキスト切替装置において
、上記系上で動作するオペレーティングシステム上で動
作するタスクの識別子が書込まれる第一レジスタと、タ
スク識別子を保持する第二レジスタと、上記第一レジス
タに書込まれた識別子と上記第二レジスタが保持するタ
スク識別子とを比較する比較部と、上記コプロセッサ内
の演算用レジスタの内容が変更されたことを検出する検
出部と、上記比較部での比較結果が不一致を示し、かつ
、上記検出部が上記演算用レジスタの内容の変更を検出
したことを示すときに、上記切替手段に切替指令を与え
る判定部とを備えたことを特徴とする。
〔作用〕
コプロセッサを使用しないタスクにCPUが割当てられ
るときに、コプロセッサコンテキストの退避復帰を省略
し、また、コプロセッサコンテキストを、次にコプロセ
ッサを使用するタスクにCPUが割当てられるまでその
ままとし、さらに、コプロセッサを使用するタスクであ
っても、CPUが割当てられていた時間内にコプロセッ
サを使用しなかったときは、コプロセッサコンテキスト
の退避復帰を省略する。これにより、割込み禁止時間を
短縮する。
〔実施例〕
以下、本発明の第一実施例を第1図、第2図および第3
図を参照して説明する。
この実施例は、第1図および第9図に示すように、CP
 U2O5と、このCP U2O5に付加されるコプロ
セッサ911 と、コプロセッサコンテキストを切替え
る切替手段とを備えた系に含まれ、上記系上で動作する
オペレーティングシステム上で動作するタスクの識別子
が書込まれるレジスタ102と、タスク識別子を保持す
るレジスタ101 と、レジスタ102 に書込まれた
識別子とレジスタ101が保持するタスク識別子とを比
較するタスク識別子比較部103 と、コプロセッサ9
11内の演算用レジスタ104の内容が変更されたこと
を検出する検出部105と、タスク識別子比較部103
での比較結果が不一致を示し、かつ、検出部105が演
算用レジスタ104の内容の変更を検出したことを示す
ときに、上記切替手段に切替指令を与える判定部106
とを備える。
第1図は第一実施例におけるコプロセッサの内部ブロッ
ク図を示す。第2図は第一実施例のタスク切替え処理フ
ローを示し、第3図は第一実施例における割付み処理フ
ローを示す。
次に、第一実施例の動作を3つの状況を想定して説明す
る。なお、第一実施例では、タスク識別子の最上位ピッ
) (MSB)が「1」のタスクはコプロセッサを使用
し、「0」のタスクは使用しないものとする。
最初に、タスクAおよびタスクBが共°にコプロセッサ
を使用するタスクであり、既にタスクBがコプロセッサ
を使用している場合を説明する。
まず、実行可能状態にあるタスクの中から最も優先順位
の高いタスクを探す(ステップ521)。
この場合にタスクΔが選ばれる。次に、このタスクがC
P U9O3が割当てられていたタスクと同一か否かを
判定するくステップ522)。CP U2O5が割当て
られていたタスクはタスクBであり、タスクの切替えが
おこる。次に、コプロセッサ911にタスクAのタスク
識別子を書込む(ステップ523)。
書込まれたタスクAのタスク識別子はレジスタ102に
保持される。コプロセッサ911内のレジスタ101に
は、タスクBのタスク識別子が格納されている。したが
って、タスク識別子比較部103による両者の比較結果
は「1」になる。ここで、最初に仮定したように、タス
クBはCP U2O5が割当てられていたときにコプロ
セッサ911を使用した処理を実行していたので、検出
部105の出力は「1」になっている。また、タスクA
およびタスクBのタスク識別子のMSBはrl」である
。したがって、コプロセッサ911の割込み端子(IN
T端子)は「1」になり、CP U2O5に対して割込
みを起こす。
割込みが発生ずると、次のような処理を行う。
まず、コプロセッサ911を使っていたタスクのタスク
識別子を得る(ステップ531) 。この場合に、コプ
ロセッサ911を使用していたタスクはタスクBである
。タスクBのコプロセッサコンテキストを退避する(ス
テップ532)。次に、CPU903を次に割当てるタ
スクのタスク識別子を得る(ステップ533)。この場
合はタスクAである。
タスクAのコプロセッサコンテキストを復帰する(ステ
ップ534)。以上の処理の後に割込み処理から復帰す
る。
次に、タスクBのCPUコンテキストを退避する(ステ
ップ524)。そして、タスクAのCPUコンテキスト
を復帰する(ステップ525)。このようにして、タス
クBのコンテキストからタスクAのコンテキストへと入
替わり、タスクの切替えが完了する。
次に、同様な状況でタスクBがコプロセッサ911を使
用していなかった場合も説明する。
まず、実行可能状態にあるタスクの中から最も優先順位
の高いタスクを探す(ステップ521)。
この場合にタスクAが選ばれる。次に、このタスクがC
P U2O5が割当てられていたタスクと同一か否かを
判定する(ステップ522)。CP U2O5が蔀1当
てられていたタスクはタスクBであり、タスクの切替え
がおこる。次に、コプロセッサ911にタスクAのタス
ク識別子を書込む(ステップ523)。
書込まれたタスクAのタスク識別子はレジスタ102に
保持される。コプロセッサ911内のレジスタ101に
は、タスクBのタスク識別子が格納されている。したが
って、タスク識別子比較部103による両者の比較結果
は「1」になる。また、タスクAおよびタスクBのタス
ク識別子のMSBは「1」である。しかし、タスクBは
CP U2O5が割当てられていたときにコプロセッサ
911を使用していなかったので、検出部105の出力
は「0」になっている。したがって、コプロセッサ91
1の割込み端子(INT端子)は「O」になり、CPU
903に対して割込みを起こさない。
続いて、タスクBのCPUコンテキストを退避する(ス
テップ524)。そして、タスクAのCPUコンテキス
トを復帰する(ステップ525)。このようにして、タ
スクBのコンテキストからタスクAのコンテキストへと
入替わり、タスクの切替えが完了する。
最後に、タスクAがコプロセッサ911を使用しないタ
スクであり、タスクがコプロセッサ911を使用するタ
スクであり、既にタスクBがコプロセッサ911を使用
している場合を説明する。
まず、実行可能状態にあるタスクの中から最も優先順位
の高いタスクを探す(ステップ521)。
この場合にタスクAが選ばれる。次に、このタスクがC
P U2O5が割当てられていたタスクと同一か否かを
判定するくステップ522)。CP U2O5が割当て
られていたタスクはタスクBであり、タスクの切替えが
おこる。次に、コプロセッサ911にタスクAのタスク
識別子を書込む(ステップ523)。
書込まれたタスクへのタスク識別子はレジスタ102に
保持される。コプロセッサ911内のレジスタ101に
はタスクBのタスク識別子が格納されている。したがっ
て、タスク識別子比較部103による両者の比較結果は
「1」になる。また、タスクBはCP U2O5が割当
てられていたときにコプロセッサ911を使用していた
ので、検出部105の出力は「1」になっている。しか
し、タスクAのMSBは「O」である。したがって、コ
プロセッサ911の割込み端子(INT端子)は「0」
になり、CP U2O5に対して割込みを起こさない。
続いて、タスクBのCPUコンテキストを退避する(ス
テップ524)。そして、タスクAのCPUコンテキス
トを復帰する(ステップ525)。このようにして、タ
スクBのコンテキストからタスクAのコンテキストへと
入替わり、タスクの切替えが完了する。
本発明の第二実施例を第4図および第5図を参照して説
明する。第4図は第二実施例におけるコプロセッサの内
部ブロック図を示す。第5図は第二実施例のタスク切替
え処理フローを示す。
次に、第二実施例の動作を第一実施例と同様に3つの状
況を想定して説明する。なお、第二実施例でも、タスク
識別子の最上位ピッ) (MSB)が「1」のタスクは
コプロセッサ911 を使用し、「0」のタスクは使用
しないものとする。
最初に、タスクAおよびタスクBが共にコプロセッサ9
11を使用するタスクであり、既にタスクBがコプロセ
ッサ911を使用している場合を説明する。
まず、実行可能状態にあるタスクの中から最も優先順位
の高いタスクを探す(ステップ551)。
この場合にタスクAが選ばれる。次に、このタスクがC
P U2O5が割当てられていたタスクと同一か否かを
判定する(ステップ552)。c p U2O5が割当
てられていたタスクはタスクBであり、タスクの切替え
がおこる。次に、コプロセッサ911にタスクへのタス
ク識別子を書込む(ステップ553)。
書込まれたタスクAのタスク識別子はレジスタ402に
保持される。コプロセッサ911内のレジスフ タ401にはタスクBのタスク識別子が格納されている
。したがって、タスク識別子比較部403による両者の
比較結果は「1」になる。ここで、最初に仮定したよう
に、タスクBはCP U2O5が割当てられていたとき
にコプロセッサ911を使用した処理を実行していたの
で、検出部405の出力は「1」になっている。また、
タスクA、タスクBのタスク識別子のMSBはrl」で
ある。したがって、判定部406の出力は「1」になる
タスクBのCPUコンテキストを退避する(ステップ5
54)。続いて、コプロセッサコンテキストを退避する
(ステップ555)。ここで、判定部40Gの出力は「
1」であり、この命令が実行される。次に、タスクへの
コプロセッサコンテキストを復帰する(ステップ856
)。これも退避命令と同様に実行される。そして、タス
クAのCPUコンテキストを復帰する(ステップ557
)。このようにして、タスクBのコンテキストからタス
クAのコンテキストへと入替わり、タスクの切替えが完
了する。
次に、同様な状況でタスクBがコプロセッサ911を使
用していなかった場合を説明する。
まず、実行可能状態にあるタスクの中から最も優先順位
の高いタスクを探ずくステップ551)。
この場合にタスクAが選ばれる。次に、このタスクがc
 P U2O5が割当てられていたタスクと同一か否か
を判定する(ステップ552)。CP U2O5が割当
てられていたタスクはタスクBであり、タスクの切替え
がおこる。次に、コプロセッサ911にタスクAのタス
ク識別子を書込む(ステップ553)。
書込まれたタスクΔのタスク識別子はレジスタ402 
に保持される。コプロセッサ911内のレジスタ401
にはタスクBのタスク識別子が格納されている。したが
って、タスク識別子比較部403による両者の比較結果
は「1」になる。また、タスクAおよびタスクBのタス
ク識別子のMSBは「1」である。しかし、タスクBは
CP 0903が割当てられていたときにコプロセッサ
911を使用していなかったので、検出部405の出力
は「0」になっている。したがって、判定部406の出
力は「0」になる。
タスクBのCPUコンテキストを退避する(ステップ5
54)。続いて、コプロセッサコンテキストを退避する
(ステップ555)。ここで、判定部406の出力は「
O」であり、この命令が無効になり実行されない。次に
、タスクへのコブロセ・ンサコンテキストを復帰するく
ステップ856)。これも退避命令と同様に実行されな
い。そして、タスクAのCPUコンテキストを復帰する
(ステップ555)。このようにして、タスクBのコン
テキストからタスクAのコンテキストへと入替わり、タ
スクの切替えが完了する。
最後に、タスク八がコプロセッサ911を使用しないタ
スクであり、タスクがコプロセッサ911を使用するタ
スクであり、既にタスクBがコプロセッサ911を使用
している場合を説明する。
まず、実行可能状態にあるタスクの中から最も優先順位
の高いタスクを探す(ステップ551)。
この場合にタスクAが選ばれる。次に、このタスクがC
P U2O5が割当てられていたタスクと同一か否かを
判定する(ステップ552)。CP U2O5が割当て
られていたタスクはタスクBであり、タスクの切替えが
おこる。次に、コプロセッサ911にタスクAのタスク
識別子を書込む(ステ・ツブ553)。
書込まれたタスクΔのタスク識別子はレジスタ402に
保持される。コプロセッサ911内のレジスタ401に
はタスクBのタスク識別子が格納されている。したがっ
て、タスク識別子比較部403による両者の比較結果は
「1」になる。また、タスクBはCP U2O5が割当
てられていたときにコプロセッサ911を使用していた
ので、検出部405の出力は「1」になっている。しか
し、タスクAのMSBは「0」である。したがって、判
定部406の出力は「0」になる。
タスクBのCPUコンテキストを退避する(ステップ5
54)。続いて、コプロセッサコンテキストを退避する
(ステップ555)。ここで、判定部406の出力は「
O」であり、この命令が無効となり実行されない。次に
、タスクへのコプロセッサコンテキストを復帰する(ス
テップ856)。これも退避命令と同様に実行されない
。そして、タスクAのCPUコンテキストを復帰するく
ステップ555)。このようにして、タスクBのコンテ
キストからタスクへのコンテキストへと入替わり、タス
クの切替えが完了する。
〔発明の効果〕
本発明は、以」二説明したように、コプロセッサを使用
しないタスクにCPUが割当てられる場合は、CPUコ
ンテキストと比較してサイズの大きなコプロセッサコン
テキストの退避復帰を省略することができるので、タス
ク切替え時にかかる処理時間を短縮し、割込み禁止時間
を短くすることができ、RTO3にとって致命的となる
割込み処理の遅延を最小限に押さえることができる効果
がある。
また、コプロセッサのコンテキストは、次にコプロセッ
サを使用するタスクにCPUが割当てられるまではその
ままであり、タスク切替え処理時にコプロセッサコンテ
キストは退避されないので、前述したタスクの切替わり
があった後に再びタスクBにCPUが割当てられる場合
に、コプロセッサのコンテキストを切替え処理を省略す
ることができ、このような場合にもまた、タスク切替え
時にかかる処理時間を短縮し、割込み禁止時間を短くす
ることができる効果がある。
さらに、コプロセッサを使用するタスクであってもCP
Uが割当てられていた時間内にコプロセッサを使用しな
かった場合は、コプロセッサコンテキストの退避復帰を
省略するので、このような場合にもまた、タスク切替え
時にかかる処理時間を短縮し、割当み禁止時間を短くす
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例におけるコプロセッサの内
部ブロック図。 第2図は本発明実施例におけるタスク切替えの処理フロ
ー図。 第3図は本発明実施例における割込み処理フロー図。 第4図は本発明第二実施例におけるコプロセッサの内部
ブロック図。 第5図は本発明第二実施例におけるタスク切替えの処理
フロー図。 第6図は従来例のタスク切替えの処理フロー図。 第7図はコプロセッサが付加された場合の従来例のタス
ク切替え処理フロー図。 第8図はRTO3の実行環境を示す図。 第9図はコプロセッサを付加したRTO3の実行環境を
示す図。 第10図はタスクのコンテキストを示す図。 第11図はコプロセッサが付加されている場合に、第1
0図に対して増加するコンテキストを示す図。 101.102.401.402・・・レジスタ、10
3.403・・・タスク識別子比較部、104.404
・・・演算用レジスタ、105.405・・・検出部、
106.406・・・判定部、407・・・命令実行部
、801.901・・・アドレスバス、802.902
・・・データバス、803.903・・・CPU。 804.904・・・割込みコントローラ、805.9
05・・・インターバルタイマ、806.906・・・
RAM、807.907・・・ROM、 808.90
8・・・割込み信号路、809.909・・・割込み受
付は信号路、810.910.912・・・割込み信号
路、911・・・コプロセッサ。 G 実施例の動作 第2図 実施例の動作 第3図 実施例の動作 第5図 従来例の動作 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、CPUと、このCPUに付加されるコプロセッサと
    、コプロセッサコンテキストを切替える切替手段とを備
    えた系に含まれたコンテキスト切替装置において、 上記系上で動作するオペレーティングシステム上で動作
    するタスクの識別子が書込まれる第一レジスタと、 タスク識別子を保持する第二レジスタと、 上記第一レジスタに書込まれた識別子と上記第二レジス
    タが保持するタスク識別子とを比較する比較部と、 上記コプロセッサ内の演算用レジスタの内容が変更され
    たことを検出する検出部と、 上記比較部での比較結果が不一致を示し、かつ、上記検
    出部が上記演算用レジスタの内容の変更を検出したこと
    を示すときに、上記切替手段に切替指令を与える判定部
    と を備えたことを特徴とするコンテキスト切替装置。
JP16169390A 1990-06-19 1990-06-19 コンテキスト切替装置 Pending JPH0451329A (ja)

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JP16169390A JPH0451329A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 コンテキスト切替装置

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JP16169390A JPH0451329A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 コンテキスト切替装置

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ID=15740070

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JP16169390A Pending JPH0451329A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 コンテキスト切替装置

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JP (1) JPH0451329A (ja)

Cited By (4)

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