JPH0451026Y2 - - Google Patents

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JPH0451026Y2
JPH0451026Y2 JP1987187716U JP18771687U JPH0451026Y2 JP H0451026 Y2 JPH0451026 Y2 JP H0451026Y2 JP 1987187716 U JP1987187716 U JP 1987187716U JP 18771687 U JP18771687 U JP 18771687U JP H0451026 Y2 JPH0451026 Y2 JP H0451026Y2
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shield
gas
shielding
welded
shield cover
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JP1987187716U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばチタン厚板を溶接する場合に
その開先の背面部および側面部の酸化防止を行う
ためにこれらの部分を一体的にシールドできるマ
ルチガスシールド装置に関するものである。
[従来の技術] チタン部材を溶接する場合には、チタンの大気
汚染を防止するためにアルゴンガスやヘリウムガ
ス等で溶接部及びその周辺並びに溶接ビード裏面
等高温にさらされる部分をシールドしなければな
らない。チタン部材が薄板の場合はアフタシール
ドとバツクシールドのみでよいが、板厚の場合こ
れらの他にさらにその側面に対するサイドシール
ドをも必要とする。このうちアフタシールドは、
例えば「溶接便覧」第1081〜1082頁(編者 社団
法人溶接学会、昭和60年4月20日第4刷、丸善(株)
発行)に記載されているものを適用することがで
きる。しかし、バツクシールド、サイドシールド
は、従来第3図に示すような方法で行われてい
た。すなわち、被溶接材21,22に形成された
X型開先23の背面部にこれを覆う平箱状のバツ
クシールド装置24を配設し、さらに開先23の
側面部にはそれぞれ同様のサイドシールド装置2
5,26を配設する。そしてこれらのシールド装
置24,25,26にそれぞれガスホース27,
28,29を接続してシールドガスを供給し、板
材上面部の開先23を上記例示のアフタシールド
装置を使用して溶接を行つていた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のようなシールド方法で
は、開先の周辺を個々にシールドするためにそれ
らのシールド装置の固定方法が複雑、困難とな
り、クランプ類も多くなる。また、ガスホースが
多いため取付スペースを広く必要とする。さらに
また、ガス洩れ個所が多く完全シールドが困難で
溶接品質を損なうおそれがあるなどの問題があつ
た。
本考案は、上記の問題点を解消するためになさ
れたもので、開先の周辺を一体的に覆いバツクシ
ールドとサイドシールドを同時に行うことのでき
るマルチガスシールド装置を得ることを目的とす
るものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係るマルチガスシールド装置は、着脱
自在な差込み連結部を有するL型の第1シールド
カバーと第2シールドカバーが開先の背面部およ
び側面部を覆うように配設され、各々のシールド
カバーにはガスホースが分岐状に接続されてお
り、さらに表面が被溶接材の上面に一致するよう
に各シールドカバーにテーブルを設けたものであ
る。
[作用] 本考案によるマルチガスシールド装置では、第
1シールドカバーと第2シールドカバーを連結部
で連結すると、両シールドカバーは一体となつて
被溶接材を横方向から挾みつけ、開先の背面部お
よび側面部を一体的に覆うことができる。したが
つて、分岐状のガスホースを介してシールドガス
を供給すれば該開先の背面部および側面部を同時
にシールドすることができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図により説明する。
第1図は本考案の実施例を一部切り欠いて示す
斜視図、第2図は使用状態の断面図である。
この実施例では、第1シールドカバー1と第2
シールドカバー2はそれぞれL型に形成されたコ
型断面の部材からなり、水平部で嵌め合い状態に
連結される連結部3a,3bを有している。第1
シールドカバー1内にはその水平部と垂直部に沿
つてL型のシールドガス放出パイプ4が配設さ
れ、第2シールドカバー2内にはその垂直部に沿
つてシールドガス放出パイプ5が配設されてい
る。これらのパイプ4,5には長手方向に多数の
ガス放出孔6が設けられており、さらにパイプ
4,5の上方または前方にはシールドガスを均一
に放出するためのネツト7,8が張設されてい
る。また、パイプ4,5には分岐状のガスホース
9a,9bが接続されコツク10を介して図示し
ないガス源に通じている。シールドカバー1,2
の上端はガス排出口11a,12aを有するテー
ブル11,12で閉じられており、これらのテー
ブル11,12の表面は被溶接材21,22の上
面と一致するようにされている。
この実施例は、上記のように構成されており、
次にその使用方法について説明する。
第2図に示すように、被溶接材21,22の開
先23に周りに第1シールドカバー1と第2シー
ルドカバー2をその連結部3a,3bによつて嵌
め合せ横方向から被溶接材21,22に挾みつけ
る。また、必要に応じ適当なクランプ手段により
本装置と被溶接材21または22とをクランプす
る。かくして一体化された第1シールドカバー1
と第2シールドカバー2は開先23の背面部およ
び側面部を覆うことになり、この状態でコツク1
0を開いてシールドガスを供給すればシールドガ
スは分岐状のガスホース9a,9bをそれぞれ経
て第1シールドカバー1内のL型のシールドガス
放出パイプ4と第2シールドカバー2内のシール
ドガス放出パイプ5に至り、それらのパイプ4,
5の多数のガス放出孔6から放出する。さらに放
出されたシールドガスはネツト7,8を通り開先
22の背面部および側面部に均等に接触しこれら
の部分をシールドすることができる。つまり、バ
ツクシールドとサイドシールドを同時に果たすこ
とができる。また、第1シールドカバー1と第2
シールドカバー2内に充満するシールドガスは上
端部に設けられたテーブル11,12のガス排出
口11a,12aより外部に放出されガス置換を
完全にする。また、テーブル11,12は被溶接
材21,22の上面と表面が一致するように設け
られているので、開先23の溶接時そのアフタシ
ールド装置が被溶接材21,22の上端縁に引つ
掛かるようなことがなく端から端までスムーズに
作業を遂行できる。
次に、X型開先23の反対側を溶接する場合は
本装置を反対に取り付けて行えば上記と同様の関
係が被溶接材21,22の上面部および側面部に
ついて維持される。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、分割形式の着脱
自在な第1シールドカバーと第2シールドカバー
によつて厚板材等のバツクシールドおよびサイド
シールドを一体的に行うことができ、ガスホース
の本数も少ないため溶接部の周りが簡潔なものと
なる。また、ガス洩れ個所がないためガス置換が
完全となり溶接品質の向上が計れる。さらに被溶
接材の上面に一致するように各シールドカバーに
テーブルを設けているので、アフタシールドの作
業がしやすいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を一部切り欠いて示
す斜視図、第2図は使用状態の断面図、第3図は
従来例を示す斜視図である。 1……第1シールドカバー、2……第2シール
ドカバー、3a,3b……連結部、4,5……ガ
ス放出パイプ、6……ガス放出孔、7,8……ネ
ツト、9a,9b……ガスホース、10……コツ
ク、11,12……テーブル、11a,12a…
…ガス排出口、21,22……被溶接材、23…
…開先。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被溶接材に形成された開先の背面部および側面
    部をシールドする装置において、前記開先の背面
    部および側面部を一体的に覆うように配設される
    分割形式のL型の第1シールドカバーおよび第2
    シールドカバーと、両シールドカバーに設けられ
    た着脱自在の差込み連結部と、前記各シールドカ
    バー内に配設されたシールドガス放出パイプと、
    これらのシールドガス放出パイプに分岐状に接続
    されたガスホースと、表面が前記被溶接材の上面
    と一致するように前記各シールドカバーに設けた
    テーブルとを備えたことを特徴とするマルチガス
    シールド装置。
JP1987187716U 1987-12-11 1987-12-11 Expired JPH0451026Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987187716U JPH0451026Y2 (ja) 1987-12-11 1987-12-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987187716U JPH0451026Y2 (ja) 1987-12-11 1987-12-11

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Publication Number Publication Date
JPH0196268U JPH0196268U (ja) 1989-06-26
JPH0451026Y2 true JPH0451026Y2 (ja) 1992-12-01

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ID=31478849

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JP1987187716U Expired JPH0451026Y2 (ja) 1987-12-11 1987-12-11

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JP (1) JPH0451026Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57189695U (ja) * 1981-05-28 1982-12-01

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JPH0196268U (ja) 1989-06-26

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