JP3061496B2 - 工作機械のカバー構造 - Google Patents
工作機械のカバー構造Info
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- JP3061496B2 JP3061496B2 JP4352133A JP35213392A JP3061496B2 JP 3061496 B2 JP3061496 B2 JP 3061496B2 JP 4352133 A JP4352133 A JP 4352133A JP 35213392 A JP35213392 A JP 35213392A JP 3061496 B2 JP3061496 B2 JP 3061496B2
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Description
ーク加工時のクーラントや切粉の飛散防止並びに作業者
に対する安全性を確保するためのカバー装置に関するも
のである。
ーラントや切粉の飛散防止並びに作業者に対する安全性
を確保するために、前面に開口部を開閉する扉を有し、
天板と側壁とによって工作機械の周囲全体を覆うカバー
を備えている。
クーラント回収用のクーラントパン2が分離した構成の
工作機械における全体カバー(密閉式)は、クーラント
パン2が板金構成となり、十分な剛性が得られないた
め、ベッド1の左右両側に支柱3を固定し、この支柱3
の上端に梁4を固着してカバー5の天板を梁4に取り付
ける構造としている。
ては、カバー内部の電気配線、油圧配管をカバー外に取
り出す必要があり、前記支柱3及び梁4を配線、配管用
のダクトを兼用する例が多く、図6で示すように、支柱
3上に固着される梁4はカバー5の側壁に設けた切欠6
からカバ−5の内部を通した構成となっている。
と梁4との間には、製造誤差から発生する隙間ができや
すく、また立面の壁面を利用するため、この隙間から外
部へクーラント洩れが発生する。このクーラント洩れを
防止するために、隙間をシール材で塞ぐことが考えられ
るが、構造が複雑になる。
で固定された形態であるため、支柱3がカバー5の外部
に張り出した形となり、カバー5の外側に支柱3による
凹凸が具現して外観を損ねている。
かつクーラント洩れ防止構造を簡単な構造でクーラント
洩れ防止を実現した工作機械のカバー構造を提供するこ
とである。
めの本発明の構成要旨は、ベッドにクーラントを回収す
るクーラントパンが設けられた工作機械の周囲及び上面
を覆い、かつ前面に開口部と、この開口部を開閉する扉
とを備えた工作機械のカバーにおいて、前記ベッドの左
右両側面の複数の個所に固定され、前記クーラントパン
を貫通して直立した下部支柱と、この下部支柱の上端に
結合し前記カバーの上面を支持する上部支柱と、前記下
部支柱と上部支柱との結合部に前記下部支柱が貫通する
クーラントパンの開口穴を塞ぐよう取り付けられたクー
ラント洩れ防止用カバーとを備え、前記下部支柱及び上
部支柱は電気配線、油圧配管等のダクトを構成したもの
である。
柱をクーラントパンを貫通して設けたことにより、支柱
は全てカバー内に位置され、カバーの外観がスッキリと
した形態になり、また、下部支柱と上部支柱との結合部
を利用して取り付けたクーラント洩れ防止用カバーで下
部支柱が貫通するクーラントパンの開口穴を塞ぐため、
クーラント洩れ防止構造が容易に形成される。
る。図1乃至図3において、10は工作機械のベッドで
あり、主軸台12と心押台13とを備えたスライドテー
ブル11と、砥石台14とが載置されている。18は前
記ベッド10上に配設されたクーラント回収用のクーラ
ントパンである。
たカバーである。このカバー15は、工作機械の周囲を
覆う側壁15aと、工作機械の上面を覆う天板15bと
から構成され、側壁の前面にはワークの出し入れや機械
の保守点検等を行うための開口部15cと、この開口部
15cを開閉する扉15dとが設けられている。
り、ベッド10の左右両側面の前後2個所(都合4個
所)に固定されている。
下部支柱17aと、この下部支柱17aの上端に結合さ
れた上部支柱17bとに分割されている。
17aは、図4で示すように、前記クーラントパン18
を貫通して直立している。このクーラントパン18を貫
通させるために、クーラントパン18を切り開いて開口
穴21を設け、切り開き片を立ち上げて開口穴21の周
囲の囲い部材22とする。
bの下端にはフランジ23を設け、このフランジ23の
間に、前記クーラントパン18の開口穴21の囲い部材
22の外周を覆うクーラント洩れ防止用カバー20をパ
ッキンを介して挾み、ボルト25で締め付けて下部支柱
17aと上部支柱17bとを結合する。
向する上部支柱17bの上端間に補強材としてフレーム
19を掛け渡して固定し、このフレーム19上にカバー
15の天板15bの内面を載架して固定する。従って、
下部支柱17a及び上部支柱17bとからなる支柱17
はカバー15の内部に位置される。
る電気配線26及び油圧配管27のダクトを兼用し、カ
バー15の外に配置した油圧配管の接続口28や端子箱
29に引き出される。
ッド10に下部支柱17aを固定し、クーラント洩れ防
止用カバー20を取り付けて上部支柱17bを下部支柱
17aに結合してフレーム19を上部支柱17b上に掛
け渡して固定することにより支柱17による骨組みが形
成され、この支柱17上に密閉式のカバー15を載架固
定することにより支柱17を含めて工作機械はカバー1
5ですっぽりと覆われ、クーラントや切粉の飛散を防止
し、かつ作業者に対する安全性を確保する。
トパン18の開口穴21は、下部支柱17aと上部支柱
17bとの結合部を利用してに取り付けたクーラント洩
れ防止用カバー20で塞がれているため、クーラントパ
ン18の開口穴21からのクーラントの洩れを簡単な構
造で防止している。尚、上記実施例は、支柱17はベッ
ド10の左右両側面の前後2箇所に設けられているが、
この構成に限定されるものではなく、支柱の数や位置を
ベッドの形状等に応じて調整できるものは、勿論であ
る。
る支柱をベッドに固定する下部支柱と、この下部支柱の
上端に結合され、カバーを支持する上部支柱とに分割
し、下部支柱はクーラントパンを貫通して上部支柱と結
合した構成であるから、全ての支柱はカバー内に配置さ
れるため、従来のように支柱がカバー外に露出すること
がなく、カバーの外観がスッキリとした形態になり見栄
えを向上する。さらに、支柱を下部支柱と上部支柱に細
分化したことにより、コンパクトな状態で運搬すること
ができると共に、組付作業が楽になる。
るために、クーラントパンに開口穴を設けることになる
が、上部支柱との結合部を利用して取り付けたクーラン
ト洩れ防止用カバーで塞ぐため、従来のように、製造誤
差の影響を受けるカバーの立面上部に切欠を設けて梁を
貫通する構成よりもクーラント洩れ防止構成を容易に形
成することができ、カバーの形状が簡略化され、製造コ
ストを低減することが可能となる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ベッドにクーラントを回収するクーラン
トパンが設けられた工作機械の周囲及び上面を覆い、か
つ前面に開口部と、この開口部を開閉する扉とを備えた
工作機械のカバーにおいて、前記ベッドの左右両側面の
複数の個所に固定され、前記クーラントパンを貫通して
直立した下部支柱と、この下部支柱の上端に結合し前記
カバーの上面を支持する上部支柱と、前記下部支柱と上
部支柱との結合部に前記下部支柱が貫通するクーラント
パンの開口穴を塞ぐよう取り付けられたクーラント洩れ
防止用カバーとを備え、前記下部支柱及び上部支柱は電
気配線、油圧配管等のダクトを構成していることを特徴
とする工作機械のカバー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4352133A JP3061496B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 工作機械のカバー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4352133A JP3061496B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 工作機械のカバー構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06246581A JPH06246581A (ja) | 1994-09-06 |
JP3061496B2 true JP3061496B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=18422001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4352133A Expired - Fee Related JP3061496B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 工作機械のカバー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3061496B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4710467B2 (ja) * | 2005-07-28 | 2011-06-29 | ブラザー工業株式会社 | 工作機械 |
JP5588787B2 (ja) * | 2010-08-25 | 2014-09-10 | 旭サナック株式会社 | 圧造機 |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP4352133A patent/JP3061496B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06246581A (ja) | 1994-09-06 |
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