JPH075439Y2 - グローブボックスの覗窓取付構造 - Google Patents
グローブボックスの覗窓取付構造Info
- Publication number
- JPH075439Y2 JPH075439Y2 JP12634490U JP12634490U JPH075439Y2 JP H075439 Y2 JPH075439 Y2 JP H075439Y2 JP 12634490 U JP12634490 U JP 12634490U JP 12634490 U JP12634490 U JP 12634490U JP H075439 Y2 JPH075439 Y2 JP H075439Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glove box
- window
- mounting structure
- gasket
- window panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は核燃料施設又は遺伝子工学分野において使用さ
れるグローブボックスの覗窓取付構造に関するものであ
る。
れるグローブボックスの覗窓取付構造に関するものであ
る。
一般にグローブボックスは、核燃料施設や遺伝子工学分
野等で使用されるもので、グローブボックスを形成する
缶体側面に多数のグローブポートと覗窓が設けられ作業
者がグローブポートに設けられたグローブに手を挿入し
覗窓から目視しながら被処理物を操作するものである。
野等で使用されるもので、グローブボックスを形成する
缶体側面に多数のグローブポートと覗窓が設けられ作業
者がグローブポートに設けられたグローブに手を挿入し
覗窓から目視しながら被処理物を操作するものである。
ところで、グローブボックスは被処理物によって種々の
構造が提案実施されている。例えば被処理物が遺伝子工
学分野であるとか又は被曝性の極めて少ない場合は第4
図左方に示すように、枠体2内に複数のグローブポート
3を有する例えば覗窓としてメタクリル樹脂性の透明樹
脂板4、場合によってはガラス板等の透明板を取付けて
グローブボックス1が形成される。
構造が提案実施されている。例えば被処理物が遺伝子工
学分野であるとか又は被曝性の極めて少ない場合は第4
図左方に示すように、枠体2内に複数のグローブポート
3を有する例えば覗窓としてメタクリル樹脂性の透明樹
脂板4、場合によってはガラス板等の透明板を取付けて
グローブボックス1が形成される。
一方、被処理物の被曝性が大であるときは第4図右方に
示されるように、ステンレス板、ポリエチレンや鉛壁等
によりグローブボックス1を形成し、その側面にグロー
ブポート3や透明樹脂板5よりなる覗窓6が形成され
る。
示されるように、ステンレス板、ポリエチレンや鉛壁等
によりグローブボックス1を形成し、その側面にグロー
ブポート3や透明樹脂板5よりなる覗窓6が形成され
る。
そしてこの覗窓として透明樹脂板を取付ける場合の従来
の取付構造は、第5図に示すように透明樹脂板4,5の周
囲にガスケット7を配置し、このガスケット7をグロー
ブボックス1の切欠部8の周囲に当接させた後、環状の
押え金具9をスタットボルト10により取付けるようにな
っている。
の取付構造は、第5図に示すように透明樹脂板4,5の周
囲にガスケット7を配置し、このガスケット7をグロー
ブボックス1の切欠部8の周囲に当接させた後、環状の
押え金具9をスタットボルト10により取付けるようにな
っている。
ところで、このような構造で覗窓を形成したグローブボ
ックスは、透明樹脂板が内部の雰囲気の影響により曇っ
てしまったり傷ついてしまったとき、又はガスケットが
経年劣化したときは所定の性能が出なくなるためこれを
取替える必要が生ずる。
ックスは、透明樹脂板が内部の雰囲気の影響により曇っ
てしまったり傷ついてしまったとき、又はガスケットが
経年劣化したときは所定の性能が出なくなるためこれを
取替える必要が生ずる。
しかしながら前記したような従来の取付構造においては
スタッドボルト10を操作して取外すこととなり、そのた
めグローブボックスが開放され、閉じ込め機能が失なわ
れることとなる。その結果、実質的にはその取替が不可
能となり、グローブボックス全体を新設する必要があっ
た。
スタッドボルト10を操作して取外すこととなり、そのた
めグローブボックスが開放され、閉じ込め機能が失なわ
れることとなる。その結果、実質的にはその取替が不可
能となり、グローブボックス全体を新設する必要があっ
た。
本考案は前記した従来のグローブボックスの覗窓取付構
造の問題点を解決するためになされたものであって、透
明樹脂板やガラス板からなる透明板の周囲をガスケット
で囲み、さらにこのガスケットを周囲にOリングを配置
した押え金具を配置し、この押え金具を透明板の裏面に
配置した支持体と押え金具とにより支持して窓パネル組
立体を構成する。
造の問題点を解決するためになされたものであって、透
明樹脂板やガラス板からなる透明板の周囲をガスケット
で囲み、さらにこのガスケットを周囲にOリングを配置
した押え金具を配置し、この押え金具を透明板の裏面に
配置した支持体と押え金具とにより支持して窓パネル組
立体を構成する。
そしてこの窓パネル組立体をグローブボックスの窓枠内
に前記Oリングが扁平になるように圧入したグローブボ
ックスの覗窓取付構造を提供せんとするものである。
に前記Oリングが扁平になるように圧入したグローブボ
ックスの覗窓取付構造を提供せんとするものである。
前記構成によれば、透明板又はこの透明板の周囲に設け
てあるガスケットを取替える場合は、新たな窓パネル組
立体をグローブボックスに形成され窓枠の外方から圧入
してセットする。
てあるガスケットを取替える場合は、新たな窓パネル組
立体をグローブボックスに形成され窓枠の外方から圧入
してセットする。
するとあらかじめ窓枠に取付けて使用されていた窓パネ
ル組立体はグローブボックス内に押圧移送されることに
なる。次に、作業者がグローブを使用してグローブボッ
クスに設けられた搬出入ポートから取出すことができ
る。
ル組立体はグローブボックス内に押圧移送されることに
なる。次に、作業者がグローブを使用してグローブボッ
クスに設けられた搬出入ポートから取出すことができ
る。
従って、グローブボックス内と外部との遮断性を維持し
たままで覗窓の窓パネル組立体をシール部材と共に交換
することができる。
たままで覗窓の窓パネル組立体をシール部材と共に交換
することができる。
以下第1図乃至第3図に基づき本考案によるグローブボ
ックの覗窓取付構造の一実施例を説明する。
ックの覗窓取付構造の一実施例を説明する。
第1図は覗窓取付部の側面図、第2図は第1図のA−A
矢視図、第3図は第2図のA部分拡大図である。
矢視図、第3図は第2図のA部分拡大図である。
11は、グローブボックスの側面12に直交する方向に折曲
するように設けられた窓枠であって、この窓枠11内に窓
パネル13が取付けられている。
するように設けられた窓枠であって、この窓枠11内に窓
パネル13が取付けられている。
詳述すれば、この窓パネル13は例えばメタクリル樹脂等
で形成された透明樹脂板14(場合によってはガラス板も
使用される)の周囲に、例えばクロロプレンガスケット
の如き材質からなるガスケット15を環状に配置し、この
透明樹脂板14の裏面の周囲を支持する支持体16を配置す
る。次に、この透明樹脂板14の周縁を覆うように構成さ
れた押さえ金具18をボルト19で支持枠16に固定して組立
てる。そしてこの押え金具18の周囲にOリング17を配置
している。
で形成された透明樹脂板14(場合によってはガラス板も
使用される)の周囲に、例えばクロロプレンガスケット
の如き材質からなるガスケット15を環状に配置し、この
透明樹脂板14の裏面の周囲を支持する支持体16を配置す
る。次に、この透明樹脂板14の周縁を覆うように構成さ
れた押さえ金具18をボルト19で支持枠16に固定して組立
てる。そしてこの押え金具18の周囲にOリング17を配置
している。
そして前記覗窓パネル13は、その外型寸法が窓枠11の内
形寸法より僅かに大となるよう、即ち窓枠11内に窓パネ
ル13を挿入したときOリング17が扁平して十分にシール
機能を有するように形成されている。
形寸法より僅かに大となるよう、即ち窓枠11内に窓パネ
ル13を挿入したときOリング17が扁平して十分にシール
機能を有するように形成されている。
かかる構成において、今、窓パネル組立体13、具体的に
は透明樹脂板14(あるいはガラス板)又はガスケット15
を取替える必要がある場合には、別に用意された窓パネ
ル組立体13を窓枠11の外側から窓枠11内に挿入すること
によって予め取付けられていた窓パネル組立体13aは第
2図に点線で示すようにグローブボックス内に移動し、
その取替えが可能になるのである。この取外された旧窓
パネル組立体13は必要に応じてグローブボックスに設け
られた搬出入ポートから取り出される。
は透明樹脂板14(あるいはガラス板)又はガスケット15
を取替える必要がある場合には、別に用意された窓パネ
ル組立体13を窓枠11の外側から窓枠11内に挿入すること
によって予め取付けられていた窓パネル組立体13aは第
2図に点線で示すようにグローブボックス内に移動し、
その取替えが可能になるのである。この取外された旧窓
パネル組立体13は必要に応じてグローブボックスに設け
られた搬出入ポートから取り出される。
以上の説明から明らかなように本考案によるグローブボ
ックスの覗窓取付構造は、透明板の周囲にガスケットを
配置し、このガスケットを周囲にOリングを配置した押
え金具と、支持体とにより支持して窓パネル組立体を構
成し、この窓パネルをグローブボックスの窓枠内に前記
Oリングが扁平するよう圧入して構成されている。
ックスの覗窓取付構造は、透明板の周囲にガスケットを
配置し、このガスケットを周囲にOリングを配置した押
え金具と、支持体とにより支持して窓パネル組立体を構
成し、この窓パネルをグローブボックスの窓枠内に前記
Oリングが扁平するよう圧入して構成されている。
従って、グローブボックスに取付けられている窓パネル
組立体の外部から、同様な構造の窓パネル組立体を押圧
挿入して前記窓パネル組立体毎交換することにより、グ
ローブボックス内の閉じ込め機能を失うことなく、しか
も極めて容易な手段によって覗窓を構成する部品の取替
が容易になり、その結果グローブボックスの効果的活用
を計ることができるという効果がある。
組立体の外部から、同様な構造の窓パネル組立体を押圧
挿入して前記窓パネル組立体毎交換することにより、グ
ローブボックス内の閉じ込め機能を失うことなく、しか
も極めて容易な手段によって覗窓を構成する部品の取替
が容易になり、その結果グローブボックスの効果的活用
を計ることができるという効果がある。
第1図、第2図及び第3図は本考案によるグローブボッ
クスの覗窓取付構造の一実施例であって、第1図は側面
図、第2図は第1図のA−A矢視図、第3図は第2図の
A部拡大図、第4図はグローブボックスの側面図であ
る。 第5図は従来の覗窓取付構造を示す要部断面図である。 1……グローブボックス、2……枠体、3……グローブ
ポート、4,5,14……透明樹脂板、6……覗窓、7,15……
ガスケット、8……切欠部、9,18……押え金具、10……
スタッドボルト、11……窓枠、12……グローブボックス
側面、13……窓パネル、16……支持枠、17……Oリン
グ、19……ボルト。
クスの覗窓取付構造の一実施例であって、第1図は側面
図、第2図は第1図のA−A矢視図、第3図は第2図の
A部拡大図、第4図はグローブボックスの側面図であ
る。 第5図は従来の覗窓取付構造を示す要部断面図である。 1……グローブボックス、2……枠体、3……グローブ
ポート、4,5,14……透明樹脂板、6……覗窓、7,15……
ガスケット、8……切欠部、9,18……押え金具、10……
スタッドボルト、11……窓枠、12……グローブボックス
側面、13……窓パネル、16……支持枠、17……Oリン
グ、19……ボルト。
Claims (1)
- 【請求項1】透明板の周囲にガスケットを配置し、この
ガスケットを周囲に外周面にOリングを配置した押え金
具と、支持体とにより支持して窓パネル組立体を構成
し、この窓パネル組立体をグローブボックスの窓枠内に
前記Oリングが扁平するよう圧入して取付けるようにし
たことを特徴とするグローブボックスの覗窓取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12634490U JPH075439Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | グローブボックスの覗窓取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12634490U JPH075439Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | グローブボックスの覗窓取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0485199U JPH0485199U (ja) | 1992-07-23 |
JPH075439Y2 true JPH075439Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=31873904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12634490U Expired - Fee Related JPH075439Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | グローブボックスの覗窓取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075439Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004279308A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-07 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | グローブボックス用グローブポート |
FR2948223B1 (fr) * | 2009-07-17 | 2011-08-26 | Commissariat Energie Atomique | Instrument, cellule chaude comportant cet instrument et procede de maintenance de cet instrument |
JP7099513B2 (ja) * | 2020-12-22 | 2022-07-12 | 株式会社サタケ | X線照射ユニットを備えた装置のx線遮蔽構造 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP12634490U patent/JPH075439Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0485199U (ja) | 1992-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |