JPS6318958Y2 - - Google Patents

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JPS6318958Y2
JPS6318958Y2 JP4052081U JP4052081U JPS6318958Y2 JP S6318958 Y2 JPS6318958 Y2 JP S6318958Y2 JP 4052081 U JP4052081 U JP 4052081U JP 4052081 U JP4052081 U JP 4052081U JP S6318958 Y2 JPS6318958 Y2 JP S6318958Y2
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JP
Japan
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glove
plate
housing
shielding
radiation
Prior art date
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JP4052081U
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JPS57153300U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は筐体内で放射性物質およびこれを取扱
う機器類を外部から操作するグローブボツクスに
関する。
原子力分野では核燃料物質、ラジオ・アイソト
ープまたは高放射性物質を取扱う場合、グローブ
ボツクス内で行われることが多い、 このグローブボツクスはたとえば第1図に示し
たように4本の支柱1の周囲に遮蔽板2を張つた
筐体3で、一側面の操作用遮蔽板4に多数のグロ
ーブポート5を取着するとともにこのポート5の
近傍にのぞき窓6を設けてなるもので、グローブ
ポート5には第2図に示したようにグローブ9が
気密に取着される。
グローブポート5およびのぞき窓6は筐体3の
内部の放射性物質を扱う機器を該筐体3の内部雰
囲気と遮断した状態で、該筐体3の外部から内部
をのぞきながら作業者により操作するために設け
られており、一般的には側板4に等間隔で多数設
置されている。
第2図は、第1図におけるグローブポート5お
よびのぞき窓6の取付状態を詳細に示す断面図で
ある。
すなわち、遮蔽板4は、アングルからなる支柱
1にスタツドボルト7にパツキング8を介して気
密に固定されて筐体3の一部を構成しており、筐
体3内で扱う放射性物質が発する複数種類の放射
線に対応した遮蔽材を重ね合わせて使用される。
また、遮蔽板4にはグローブポート5が取り付け
られ、グローブポート5には筐体3内に設置され
た機器を操作するためのグローブ9が取り付けら
れている。
またグローブ9はその操作性から一般にゴムで
製造されているため遮蔽機能を有していない。そ
のためにグローブポート5の外側には遮蔽蓋10
が設けられ、遮蔽蓋10はスタツドボルト11に
より遮蔽板4に固定されている。
遮蔽蓋10はグローブ9による作業を必要とす
るときに必要な個所のみ取着され、作業終了後、
再度装着される。この遮蔽蓋10は筐体3の外側
に装着されるため、1個所のみ遮蔽蓋10を外し
てグローブ作業をする場合、他の装着されている
遮蔽蓋10のため筐体3への接近性が損われる欠
点がある。また、遮蔽蓋10は遮蔽板4と同じ材
料で製造され、筐体3内の放射能強度により、形
状、重量とも大きくなり、製造が繁雑になる欠点
がある。
一方、遮蔽板4は、一般に不透明な材料で構成
されている。そこで、グローブ9で操作をするた
めに遮蔽材を混入させたのぞき窓6が設けられて
いる。
のぞき窓6は透明な気密板12が下側に窓枠1
3により構成され、スタツドボルト14によりパ
ツキング15,16を介して遮蔽板4に固定され
ている。こののぞき窓6もグローブポート5と同
様に形状も複雑で筐体3内の視野を出来るだけ広
くするためには形状を大きくする必要があり、重
量、製作等に前記グローブポート5と同様の欠点
がある。なお、グローブポート5は環状押え板1
7によりパツキング15を介して遮蔽板4にボル
ト18で締付け固定され、グローブ9はバンド1
9でグローブポートに取着される。
遮蔽板4には前述したように多数のグローブポ
ート5およびのぞき窓6が設けられ、且つ、気密
機能を有しているため、スタツドボルト11,1
4の溶接グローブポート5おびのぞき窓6用の孔
の加工等、遮蔽板4に対する加工量が多く、且つ
精度を必要としている。また、グローブポート5
およびのぞき窓6等の形状の複雑な付属品が多数
装着されるため、これ等の配置上の制限が生じ、
さらにこの様に遮蔽板4の形状が複雑になる前に
は、窓枠13の取付部の様に薄肉となる部分が生
じる等の欠点がある。
本考案は上記欠点を除去するためになされたも
ので、遮蔽板の気密機能を分離するため、気密保
持板を別置し、またグローブポートをその保持板
の内面に設置することにより、遮蔽能力を変える
ことなく、遮蔽板、遮蔽蓋およびのぞき窓の大幅
な形状簡素化を計つて、経済性の向上を計り、さ
らにグローブやのぞき窓を取着する操作用板の表
面を大幅に平坦化してグローブボツクスに対する
接近性を向上させて、操作性および作業性を向上
できるグローブボツクスを提供することにある。
すなわち、本考案は放射性物質およびこの放射
性物質を取扱う機器を格納しかつ放射線を遮蔽し
気密を保持する筐体と、この筐体の操作用板に気
密に取着された前記機器を該筐体の外部から操作
するためのグローブと、前記筐体内を見渡すため
ののぞき窓を具備したグローブボツクスにおい
て、前記筐体の操作用板は内側が透明材料製気密
保持板と外側が放射線遮蔽とからなる二重構造で
あり、かつ前記気密保持板にグローブを取り着
け、このグローブの対向した位置の前記放射線遮
蔽板に遮蔽蓋を着脱自在に設けるとともに該遮蔽
蓋の近傍に耐放射線性のぞき窓を設けてなること
を特徴とするグローブボツクスである。
以下、本考案に係るグローブボツクスの一実施
例を第3図につき詳しく説明する。
第3図において、符号20は本考案に係るグロ
ーブボツクスの主要部を構成する筐体の操作用板
を部分的に示したもので、この操作用板20は内
側がたとえアクリル板などの透明材料製気密保持
板21と、外側がたとえばステンレス鋼板、ポリ
エチレン、鉛などの合板製放射線遮蔽板22とか
らなる二重構造になつている。気密保持板21お
よび放射線遮蔽板22の両端部はアングル状支柱
1に間隔部材23を介してボルト24,25でそ
れぞれ固定される。
つまり、保持板21の端部にパツキング15を
装着し、間隔部材23の側部下面に形成した切り
欠き26に挿入し、ボルト24で締め付けて支柱
1に気密保持板21を固定する。また遮蔽板22
はボルト25を締めることによつて間隔部材23
に固定する。気密保持板21にはグローブ9を取
着しグローブ9に手を挿入し筐体内を操作するた
めのグローブ取着孔31が形成されている。この
孔31の内周面部には環状パツキング15が装着
され、気密保持板21にやや肉厚の円板状グロー
ブポート27が還状押え板29によりボルト30
で締め付け固定される。
なお、グローブポート27にはグローブ9の開
口端部を固定するためのグローブ取着孔28が形
成され押え板29をボルト30で締め付けること
によつてグローブ9はポート9に固定される。
一方、放射線遮蔽板22には前記保持板21に
設けたグローブ取着孔引と対向する位置に貫通孔
32が形成され、この貫通孔32に遮蔽蓋33が
ボルト34で締め付け固定される。また、遮蔽板
22には遮蔽蓋33からやや離れた位置にのぞき
窓35を固定するための窓用孔36が形成され、
窓用孔36に窓枠37がボルト38で遮蔽板22
に固定されている。窓枠37には二重の鉛入りガ
ラス製のぞき窓35がパツキング39を介して固
定されている。
しかして、上記構成のグローブボツクスにおい
て、筐体内で放射性物質または機器類を操作する
にはボルト34をゆるめて遮蔽蓋33を遮蔽板2
2からはずし貫通孔32から作業者の手を挿入し
グローブ9をはめることによつて作業が行われ
る。したがつて、グローブポート27が保持板2
1の内側に突出しているため筐体に近づいて操作
し易くなるとともにのぞき窓35も従来のように
外方向に突出してないので内部の視野が拡くとれ
る効果がある。また、従来第2図に示す遮蔽板4
は気密部材を兼ねていたのに対して、本考案では
第3図に示すように気密保持板と遮蔽板とを別体
として分離し気密保持機能を気密保持板21にも
たせ、かつのぞき窓35の機能をも併せもたせる
ようにしている。
したがつて、本考案によれば従来のように遮蔽
板が部分的に薄くなつて放射線のストリーミング
が生じていたのを防止して遮蔽機能を向上できる
とともに遮蔽板22の構造が簡単となり、コスト
ダウンを計ることができる効果がある。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、たとえば第4図に示したように遮蔽板2
2に形成した窓用孔36にのぞき窓40を直接ボ
ルト38で締付けて固定すれば窓枠37を省略す
ることができるなど、種々の変形例や応用例があ
ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のグローブボツクスの概念を示す
斜視図、第2図は第1図における要部を拡大して
示す断面図、第3図は本考案一実施例の断面図、
第4図は第3図におけるのぞき窓部分の他の例を
示す断面図である。 1……支柱、2……遮蔽板、3……筐体、4…
…操作用遮蔽板、5……グローブポート、6……
のぞき窓、7……スタツドボルト、8……パツキ
ング、9……グローブ、10……遮蔽蓋、11,
14……スタツドボルト、12……気密保持板、
13……窓枠、17……環押え板、18,24,
25,30,34,38……ボルト、19……バ
ンド、20……操作用板、21……気密保持板、
22……放射線遮蔽板、23……間隔部材、26
……切り欠き、27……グローブポート、28…
…挿入孔、29……環状押え板、31……グロー
ブ取着孔、32……貫通孔、33……遮蔽蓋、3
5,40……のぞき窓、36……窓用孔、37…
…窓枠、39……パツキング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 放射性物質およびこの放射性物質を取扱う機器
    を格納しかつ放射線を遮蔽し気密を保持する筐体
    と、この筐体の操作用板に気密に取着された前記
    機器を該筐体の外部から操作するためのグローブ
    と、前記筐体内を見わたすためののぞき窓を具備
    したグローブボツクスにおいて、前記筐体の操作
    用板は内側が透明材料製気密保持板と外側が放射
    線遮蔽板とからなる二重構造であり、かつ前記気
    密保持板にグローブを取り付け、このグローブの
    対向した位置の前記放射線遮蔽板に遮蔽蓋を着脱
    自在に設けるとともに、該遮蔽蓋の近傍に耐放射
    線性のぞき窓を設けてなることを特徴とするグロ
    ーブボツクス。
JP4052081U 1981-03-23 1981-03-23 Expired JPS6318958Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4052081U JPS6318958Y2 (ja) 1981-03-23 1981-03-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4052081U JPS6318958Y2 (ja) 1981-03-23 1981-03-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57153300U JPS57153300U (ja) 1982-09-25
JPS6318958Y2 true JPS6318958Y2 (ja) 1988-05-27

Family

ID=29837633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4052081U Expired JPS6318958Y2 (ja) 1981-03-23 1981-03-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6318958Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57153300U (ja) 1982-09-25

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