JPS6236625Y2 - - Google Patents

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JPS6236625Y2
JPS6236625Y2 JP1984104321U JP10432184U JPS6236625Y2 JP S6236625 Y2 JPS6236625 Y2 JP S6236625Y2 JP 1984104321 U JP1984104321 U JP 1984104321U JP 10432184 U JP10432184 U JP 10432184U JP S6236625 Y2 JPS6236625 Y2 JP S6236625Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glove
cylindrical body
port
front window
flange
Prior art date
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Expired
Application number
JP1984104321U
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English (en)
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JPS6119797U (ja
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Publication date
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Priority to JP10432184U priority Critical patent/JPS6119797U/ja
Publication of JPS6119797U publication Critical patent/JPS6119797U/ja
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Publication of JPS6236625Y2 publication Critical patent/JPS6236625Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は原子力施設において使用されるグロー
ブボツクス用グローブの保護枠に関する。
原子力研究所や原子力発電所等の原子力施設で
プルトニウムやウラン等の放射性物質を取り扱う
場合には、グローブボツクスを使用することが多
い。
第4図は従来のこのようなグローブボツクスの
一例を表したものである。
このグローブボツクスでは、その内部を外側か
ら見ることができるようにするために、その前面
に透明な前窓11が備えられている。前窓11の
開口部内面には、筒状体12の基端部に外向きの
フランジ13を有してなるグローブポート14の
フランジ13が気密に取り付けられ、グローブポ
ート14の筒状体12は前窓11の外側に突出さ
れている。グローブポート14の筒状体12の外
周面には、筒状体12の内部を介して前窓11の
内部に挿入されたグローブ15の基端部の外側に
折り返された部分が被せられ、オーリング16や
図示しないクランプリングなどによつて気密に取
り付けられている。
ところで、従来のこのようなグローブボツクス
では、グローブ15の折り返し部分が露出してい
るので、この部分の外気や曝気などによる物性劣
化が進行しやすく、また特にグローブポート14
の筒状体12の突出端におけるグローブ15の折
り返し部分に脚立や台車などの硬いものが接触し
た場合には当該部分が破損し、この破損した部分
から放射性物質が漏洩するおそれがあるという問
題があつた。
また、操作者がグローブ15に手を入れて操作
を行うとき、グローブ15は前窓11の内部に向
かつて引つ張られることが多いが、このような場
合にはオーリング16等も引つ張られて浮き上が
り、この浮き上がつた部分におけるグローブ15
とグローブポート14との間に隙間が生じ、この
隙間に放射性物質が進入して溜まつてしまうこと
がある。この結果、グローブ15を交換するため
に古いグローブをグローブボツクス内に挿入しな
がら新しいグローブを装着するとき、前記隙間に
溜まつた放射性物質が漏洩してしまうという問題
があつた。
さらに、前窓11に対するグローブポート14
の取り付け部分の気密性が何らかの理由によつて
損なわれた場合には、この損なわれた部分から放
射性物質が漏洩するおそれがあるという問題があ
つた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、グローブの折り返し部分を保護することがで
き、またオーリング等が引つ張られても浮き上が
らないようにすることができ、さらに前窓に対す
るグローブポートの取り付け部分の気密性が何ら
かの理由によつて損なわれてもこの部分の気密性
を保持することのできるグローブボツクス用グロ
ーブの保護枠を提供することを目的とする。
以下、実施例につき本考案を詳細に説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例におけ
るグローブボツクス用グローブの保護枠を表し、
第3図はこの保護枠を装着した状態におけるグロ
ーブボツクスの一部を表したものである。第3図
において第4図と同一名称部分には同一の符号を
付し、その説明を適宜省略する。
このグローブボツクスでは、グローブポート1
4の筒状体12の部分に保護枠21が装着されて
いる。保護枠21は、塩化ビニルなどの可撓性を
有する合成樹脂によつて形成され、筒状体22の
先端部に内向きのフランジ23を有し、基端部に
外向きのフランジ24を有する構造となつてい
る。筒状体12の内部には必要に応じてオーリン
グ16などを収容するさめの環状溝25が形成さ
れ、また外部にはこれまた必要に応じてクランプ
リングなどを収容するための突出部26が形成さ
れている。
保護枠21の筒状体21はグローブポート14
の筒状体12の外周面におけるグローブ15の折
り返し部分の外周面に密接され、また内向きのフ
ランジ23をグローブボート14の筒状体12の
突出端におけるグローブ15の折り返し部分に密
接され、さらに外向きのフランジ24は前窓13
に密接されて前窓13に対するグローブポート1
1のフランジ12の取り付け部分を閉塞してい
る。
保護枠21の内向きのフランジ23に形成され
た孔27の大きさはこの部分におけるグローブ1
5の内径とほぼ同じ大きさとされ、グローブポー
ト14の筒状体12の突出端におけるグローブ1
5の折り返し部分を十分に被うことができるとと
もに、操作者の手の出し入れの邪魔にならないよ
うになつている。
このグローブボツクスでは、グローブ15の折
り返し部分は保護枠21によつて被われているの
で、この部分の外気や曝気などによる物性劣化は
抑制されることになる。
また、グローブポート14の筒状体12の突出
端におけるグローブ15の折り返し部分は保護枠
21の内向きのフランジ23によつて被われてい
るので、この部分に脚立や台車などの硬いものが
接触しても、この部分が破損することはない。
また、オーリング16等は保護枠21の筒状体
22によつて押さえ付けられることになるので、
操作時にグローブ15が前窓11の内部に向かつ
て引つ張られても、オーリング16等が浮き上が
ることはない。
さらに、前窓11に対するグローブポート14
のフランジ13の取り付け部分は保護枠21の外
向きのフランジ24によつて閉塞されているの
で、この取り付け部分の気密性が何らかの理由に
よつて損なわれても、放射性物質が外部に漏洩す
るのを防止することができる。
以上説明したように本考案によれば、グローブ
の折り返し部分を保護することができ、また前窓
に対するグローブポートの取り付け部分の気密性
が何らかの理由によつて損なわれてもこの部分の
気密性を保持することができるので、安全性が向
上し、またグローブの折り返し部分の物性劣化を
抑制することができるので、グローブの耐久性が
向上し、さらにオーリング等が引つ張られても浮
き上がらないようにすることができるので、グロ
ーブ交換時の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例におけ
るグローブボツクス用グローブの保護枠の正面図
および横断平面図、第3図はこの保護枠を装着し
た状態におけるグローブボツクスの一部を示す縦
断側面図、第4図は従来のグローブボツクスの一
部を示す縦断側面図である。 11……前窓、12……筒状体、13……フラ
ンジ、14……グローブポート、15……グロー
ブ、16……オーリング、21……保護枠、22
……筒状体、23,24……フランジ、27……
孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状体の基端部に外向きのフランジを有してな
    るグローブポートのフランジをグローブボツクス
    の前窓の開口部内面に取り付け、グローブポート
    の筒状体を前窓の外側に突出させ、グローブポー
    トの筒状体の内部を介して前窓の内部に挿入され
    たグローブの基端部を外側に折り返してグローブ
    ポートの筒状体の外周面に装着させてなるものに
    おいて使用されるものであつて、グローブポート
    の筒状体の外周面におけるグローブの折り返し部
    分の外周面に密接される筒状体と、この筒状体の
    先端部に形成され、グローブポートの筒状体の突
    出端におけるグローブの折り返し部分を被うため
    の内向きのフランジと、筒状体の基端部に形成さ
    れ、前窓に対するグローブポートのフランジの取
    り付け部分を閉塞するための外向きのフランジと
    を可撓性を有する合成樹脂によつて一体的に形成
    してなることを特徴とするグローブボツクス用グ
    ローブの保護枠。
JP10432184U 1984-07-10 1984-07-10 グロ−ブボックス用グロ−ブの保護枠 Granted JPS6119797U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10432184U JPS6119797U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 グロ−ブボックス用グロ−ブの保護枠

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JP10432184U JPS6119797U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 グロ−ブボックス用グロ−ブの保護枠

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JPS6119797U JPS6119797U (ja) 1986-02-05
JPS6236625Y2 true JPS6236625Y2 (ja) 1987-09-17

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JP10432184U Granted JPS6119797U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 グロ−ブボックス用グロ−ブの保護枠

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JP2011161607A (ja) * 2010-02-13 2011-08-25 Nara Kikai Seisakusho:Kk コンテインメント装置のポート構成部材及びコンテインメント装置

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JPS6119797U (ja) 1986-02-05

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