JPH0631440Y2 - グローブポート用遮蔽体 - Google Patents
グローブポート用遮蔽体Info
- Publication number
- JPH0631440Y2 JPH0631440Y2 JP641489U JP641489U JPH0631440Y2 JP H0631440 Y2 JPH0631440 Y2 JP H0631440Y2 JP 641489 U JP641489 U JP 641489U JP 641489 U JP641489 U JP 641489U JP H0631440 Y2 JPH0631440 Y2 JP H0631440Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- port
- shield
- glove
- top plate
- radiation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21F—PROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
- G21F7/00—Shielded cells or rooms
- G21F7/04—Shielded glove-boxes
- G21F7/047—Shielded passages; Closing or transferring means between glove-boxes
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Manipulator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は原子力研究所、再処理工場、核燃料物質取扱施
設等の原子力施設等において使用されるグローブボック
ス用グローブの基端部を取付けるためのグローブポート
に適用するグローブポート用遮蔽体に関するものであ
る。
設等の原子力施設等において使用されるグローブボック
ス用グローブの基端部を取付けるためのグローブポート
に適用するグローブポート用遮蔽体に関するものであ
る。
原子力研究所や再処理工場等に代表される原子力施設に
おいてプルトニウム等の核燃料物質を取扱う場合、それ
らの操作はグローブボックスと呼ばれる設備の中で行わ
れており、作業者はグローブボックスに取り付けられた
グローブを介して作業を行っている。
おいてプルトニウム等の核燃料物質を取扱う場合、それ
らの操作はグローブボックスと呼ばれる設備の中で行わ
れており、作業者はグローブボックスに取り付けられた
グローブを介して作業を行っている。
これらのグローブボックスは第4図に例示するようにボ
ックスの内側が外部から視認できるようにする為に前面
には透明な前窓11…11が多数設けられており、その
一部には操作用のグローブa…aを取付けるためのグロ
ーブポート12が気密的に装着されている。
ックスの内側が外部から視認できるようにする為に前面
には透明な前窓11…11が多数設けられており、その
一部には操作用のグローブa…aを取付けるためのグロ
ーブポート12が気密的に装着されている。
プルトニウム等の核燃料物質は放射線(ガンマー線)を
放出するため、グローブボックスの前面に設けた前窓1
1…11には放射線に対する遮蔽効果の大きい鉛入りの
ガラス板或いはアクリル板を取り付け、作業者が放射線
によって被曝することを防止する措置をとっているがこ
れら従来の構造の場合には以下のような欠点を有してい
ることが指摘されている。即ち (1)作業者がグローブ作業中にグローブポート部から漏
洩してくる放射線(ガンマー線)により被曝する恐れが
ある。
放出するため、グローブボックスの前面に設けた前窓1
1…11には放射線に対する遮蔽効果の大きい鉛入りの
ガラス板或いはアクリル板を取り付け、作業者が放射線
によって被曝することを防止する措置をとっているがこ
れら従来の構造の場合には以下のような欠点を有してい
ることが指摘されている。即ち (1)作業者がグローブ作業中にグローブポート部から漏
洩してくる放射線(ガンマー線)により被曝する恐れが
ある。
(2)グローブポート部から漏洩する放射線(ガンマー
線)による被曝を防止するために、作業者は鉛エプロン
を着用して作業を行っているが、鉛エプロンは重量が重
いために作業者に肉体的な負担をかけている。
線)による被曝を防止するために、作業者は鉛エプロン
を着用して作業を行っているが、鉛エプロンは重量が重
いために作業者に肉体的な負担をかけている。
また、鉛エプロンは作業者の前面のみに着用されるがこ
の場合には作業者の背面に位置しているグローブボック
スのグローブポート部から漏洩してくる放射線に対して
は全く無防備でありこの放射線によって被曝する恐れが
ある。
の場合には作業者の背面に位置しているグローブボック
スのグローブポート部から漏洩してくる放射線に対して
は全く無防備でありこの放射線によって被曝する恐れが
ある。
等がそれである。
本考案は上記した事情に鑑みこれに対処しようとするも
のであり、本考案の遮蔽体をグローブボックスのポート
部に取付けることによりグローブ作業中にグローブポー
ト部から漏洩してくる放射線を遮蔽し、グローブボック
ス作業者の被曝を防止しようとするものである。
のであり、本考案の遮蔽体をグローブボックスのポート
部に取付けることによりグローブ作業中にグローブポー
ト部から漏洩してくる放射線を遮蔽し、グローブボック
ス作業者の被曝を防止しようとするものである。
ゴム、合成ゴム等を用いて深皿状に形成してなるポート
遮蔽体において、遮蔽体を構成する頂板部を緩い円錐状
に形成し、当該頂板部に中央部から外側に向かって多数
の放射状の切り筋を形成すると共に、前記する放射状の
切り筋は必要に応じて自由に切り離すことができるよう
に構成したことを特徴とするグローブポート用の遮蔽体
の構造を考案の要点としている。
遮蔽体において、遮蔽体を構成する頂板部を緩い円錐状
に形成し、当該頂板部に中央部から外側に向かって多数
の放射状の切り筋を形成すると共に、前記する放射状の
切り筋は必要に応じて自由に切り離すことができるよう
に構成したことを特徴とするグローブポート用の遮蔽体
の構造を考案の要点としている。
以下に本考案の実施例を図面を参照して説明する。
総括的にBで示すポート遮蔽体は、筒状体として構成し
ているグローブポート12の端面開口部に冠着して使用
するものであり、ゴム、合成ゴム等によって深皿状に形
成するとともに、その組成中には放射性物質からの放射
線による影響を防護することができる鉛を含有させてい
る。
ているグローブポート12の端面開口部に冠着して使用
するものであり、ゴム、合成ゴム等によって深皿状に形
成するとともに、その組成中には放射性物質からの放射
線による影響を防護することができる鉛を含有させてい
る。
31…31はポート遮蔽体Bの頂面板3に形成した放射
状の切り筋であり、緩い円錐状に形成した頂面板3の中
央部から外側に向かって放射状に多数の切り筋31……
31となるようにして形成している。
状の切り筋であり、緩い円錐状に形成した頂面板3の中
央部から外側に向かって放射状に多数の切り筋31……
31となるようにして形成している。
なお、切り筋31…31はポート遮蔽体Bを形成した当
初から切り離しているものではなく、使用の必要が生じ
た場合に初めて切り離せるように浅い切り筋を刻設して
形成している。
初から切り離しているものではなく、使用の必要が生じ
た場合に初めて切り離せるように浅い切り筋を刻設して
形成している。
ポート遮蔽体Bの周胴部32はグローブポート12の高
さに合致できる寸法を持たせて形成するものである。
さに合致できる寸法を持たせて形成するものである。
また、周胴部32の適宜位置にはグローブ2をグローブ
ポートに緊締するためのクランプ部分を収容するための
膨大部33…33を形成することがある。
ポートに緊締するためのクランプ部分を収容するための
膨大部33…33を形成することがある。
実施例(1) 鉛当量0.6mmを含有させた合成ゴムによってポート遮蔽
体Bを形成し、円錐状の頂板部に形成した放射状の切り
筋31…31を切り離さない状態でグローブポート部に
取り付けたのち放射線量率を測定した、その結果ポート
遮蔽体Bを取り付ける前の放射線量が30mR/hであ
ったのに対して2mR/hとなり、放射線量率が約15
分の1と著しく低減したことが確認できた。
体Bを形成し、円錐状の頂板部に形成した放射状の切り
筋31…31を切り離さない状態でグローブポート部に
取り付けたのち放射線量率を測定した、その結果ポート
遮蔽体Bを取り付ける前の放射線量が30mR/hであ
ったのに対して2mR/hとなり、放射線量率が約15
分の1と著しく低減したことが確認できた。
実施例(2) 鉛当量0.6mmを含有させた合成ゴムによってポート遮蔽
体Bを形成し、円錐状の頂板部に形成した放射状の切り
筋31…31をすべて切り離した状態でグローブポート
部に取り付けたのち放射線量率を測定した、その結果ポ
ート遮蔽体Bを取り付ける前の放射線量が30mR/h
であったのに対して2mR/hとなり、放射線量率が約
15分の1と著しく低減したことが確認できた。
体Bを形成し、円錐状の頂板部に形成した放射状の切り
筋31…31をすべて切り離した状態でグローブポート
部に取り付けたのち放射線量率を測定した、その結果ポ
ート遮蔽体Bを取り付ける前の放射線量が30mR/h
であったのに対して2mR/hとなり、放射線量率が約
15分の1と著しく低減したことが確認できた。
上記のように構成した本考案の効果を述べれば以下の通
りである。
りである。
(1)従来より公知のポート遮蔽体に比較して放射線量率
がその15分の1というように飛躍的に低減させること
が可能となり、放射線を積極的かつ有効に遮蔽すること
ができる優れた効果を有することができた。
がその15分の1というように飛躍的に低減させること
が可能となり、放射線を積極的かつ有効に遮蔽すること
ができる優れた効果を有することができた。
(2)緩い円錐状に形成したポート遮蔽体Bの頂面板3部
分には放射状の切り筋31…31を多数形成したので、
グローブaを使用している操作者の腕首部分は第1図及
び第3図に例示するように放射状の切り筋31…31に
よって保護されるようになり従来の遮蔽体の透孔部分が
有していた各種の不安を完全に解消することができた。
分には放射状の切り筋31…31を多数形成したので、
グローブaを使用している操作者の腕首部分は第1図及
び第3図に例示するように放射状の切り筋31…31に
よって保護されるようになり従来の遮蔽体の透孔部分が
有していた各種の不安を完全に解消することができた。
(3)グローブを使用しない場合にグローブボックスの外
側に引き出されたグローブの基端部は放射状に形成され
た切り筋31…31の先端鋭角部によって係止されるよ
うになる、その結果グローブはグローブボックスの負圧
によっても内側に引き込まれることも無くなり、グロー
ブの引き込みに伴う各種のトラブルの発生を完全に解消
することができるようになった。
側に引き出されたグローブの基端部は放射状に形成され
た切り筋31…31の先端鋭角部によって係止されるよ
うになる、その結果グローブはグローブボックスの負圧
によっても内側に引き込まれることも無くなり、グロー
ブの引き込みに伴う各種のトラブルの発生を完全に解消
することができるようになった。
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図は放射状
の切り筋を開放しない前の状態を示すグローブポート用
遮蔽体の平面図、第2図は遮蔽体の中央縦断面図、第3
図はグローブポートに装着した状態を示す縦断面図、第
4図はグローブボックスの前面部を示す斜視図である。 11……前窓、12……グローブポート、B……ポート
遮蔽体、a……グローブ、3……頂面板、31……切り
筋、32……周胴部、33……膨大部
の切り筋を開放しない前の状態を示すグローブポート用
遮蔽体の平面図、第2図は遮蔽体の中央縦断面図、第3
図はグローブポートに装着した状態を示す縦断面図、第
4図はグローブボックスの前面部を示す斜視図である。 11……前窓、12……グローブポート、B……ポート
遮蔽体、a……グローブ、3……頂面板、31……切り
筋、32……周胴部、33……膨大部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 國井 護 東京都千代田区神田富山町25番地 株式会 社コクゴ内 (56)参考文献 特開 昭61−19594(JP,A) 実開 昭61−8898(JP,U) 実開 昭56−175800(JP,U) 実開 昭57−153300(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】ゴム、合成ゴム等を用いて深皿状に形成し
てなるポート遮蔽体において、遮蔽体を構成する頂板部
を緩い円錐状に形成すると共に、当該頂板部には、中央
部から外部に向かって多数の放射状の切り筋を形成し、
前記放射状の切り筋部が必要に応じて自由に切り離すこ
とができるように構成したことを特徴とするグローブポ
ート用の遮蔽体。 - 【請求項2】ポート遮蔽体を構成する素材中には放射性
物質からの放射線を遮蔽することができる鉛を含有させ
ているものである実用新案登録請求の範囲第1項記載の
グローブポート用遮蔽体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP641489U JPH0631440Y2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | グローブポート用遮蔽体 |
FR9000280A FR2642221A1 (fr) | 1989-01-25 | 1990-01-11 | Bonde de protection pour orifice de boite a gants |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP641489U JPH0631440Y2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | グローブポート用遮蔽体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0299397U JPH0299397U (ja) | 1990-08-08 |
JPH0631440Y2 true JPH0631440Y2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=11637709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP641489U Expired - Lifetime JPH0631440Y2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | グローブポート用遮蔽体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631440Y2 (ja) |
FR (1) | FR2642221A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2920334B1 (fr) * | 2007-08-31 | 2010-02-12 | Cogema | Systeme de protection pour ouverture de boite a gant |
DE102008001411A1 (de) * | 2008-04-28 | 2009-10-29 | Robert Bosch Gmbh | Handschuhanordnung für Produktionseinrichtung |
FR3002362A1 (fr) * | 2013-02-21 | 2014-08-22 | Commissariat Energie Atomique | Dispositif de protection contre les rayonnements ionisants et enceinte de confinement equipee d'un tel dispositif |
JP7201901B2 (ja) * | 2018-11-12 | 2023-01-11 | 澁谷工業株式会社 | 無菌システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2695605A (en) * | 1949-12-12 | 1954-11-30 | Philadelphia Children Hospital | Closure device for isolation chambers |
GB1455863A (en) * | 1973-11-09 | 1976-11-17 | British Nuclear Fuels Ltd | Glove boxes |
FR2590198B1 (fr) * | 1985-11-20 | 1990-02-02 | Elastotecnnic | Dispositif obturateur pour boite a gants |
-
1989
- 1989-01-25 JP JP641489U patent/JPH0631440Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-01-11 FR FR9000280A patent/FR2642221A1/fr active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2642221A1 (fr) | 1990-07-27 |
JPH0299397U (ja) | 1990-08-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |