JPH04506962A - 水酸基官能カルボン酸誘導体及び/又はカルボン酸のアルコキシル化生成物 - Google Patents

水酸基官能カルボン酸誘導体及び/又はカルボン酸のアルコキシル化生成物

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JPH04506962A
JPH04506962A JP2510676A JP51067690A JPH04506962A JP H04506962 A JPH04506962 A JP H04506962A JP 2510676 A JP2510676 A JP 2510676A JP 51067690 A JP51067690 A JP 51067690A JP H04506962 A JPH04506962 A JP H04506962A
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ダウテ、ペーター
シュトール、ゲルハルト
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ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C59/00Compounds having carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms and containing any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, groups, groups, or groups
    • C07C59/125Saturated compounds having only one carboxyl group and containing ether groups, groups, groups, or groups

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 水酸基官能カルボン酸誘導体及び/又はカルボン酸のアルフキン本発明は、水酸 基官能C1゜〜2.カルボン酸誘導体及び/又は水酸基官能C1゜−2,カルボ ン酸のアルコキシル化生成物、およびそのようなアルコキシル化生成物の製造方 法に関する。
例えば、化粧品、洗剤および潤滑油中に、およびナイロンカーペットのための帯 電防止剤としてエトキシル化及び/又はプロポキシル化ヒマシ油が使用される〔 カーク−オスマー(K irk −Othmer) : rエンサイクロペディ ア・オブ・ケミカル・テクノロジ= (E ncyelopedia or C hemical Technolog)’)J 、第5巻、9頁、ジョン・ワイ リ(J ohn W 1ley)、ニュー・ヨーク(1979年)〕。しかしな がら、エエトキシル化び/又はプロポキシル化ヒマシ油を使用する場合、市場で 入手できるヒマシ油およびエトキシル化及び/又はプロポキシル化ヒマシ油の量 がかなり変動することを考慮しなくてはならない。ブラジルおよびインドの主要 な産地での収穫量が減少すると、多少はあれ長い期間、出発物質のヒマ7浦が欠 乏する。従って、アルコキンル化ヒマシ油の同等の代替物か必要となる。特に、 この代替物は、広範囲の変動が少ない原料から得られるべきであり、生態学的お よび毒物学的に安全でなくてはならない。
アルキレンオキシドでアルコキシル化した特定の水酸基官能カルボン酸及び/又 は水酸基官能カルボン酸誘導体をアルコキシル化ヒマシ油の代替物として使用で きることがわかった。
すなわち、本発明は、 〔式中、Rは水素原子、水酸基またはOR’基を表し、ここで、R′または、C IC−2!力ルボン酸誘導体として相当するモノ、ジ及び/又はトリグリセリド を使用する場合、R’はCg〜I11アルキル基、Co−+sアルケニル基もし くはC−R″基(R’は水素原子、CI+tlア1[ キル基またはCt−41アルケニル基を表す。)を表す。〕で示される構造単位 をその9.10及び/又は13.14位に有するカルポン酸基を含むC+o−t tカルボン酸誘導体及び/又はC1゜2゜カルボン酸とエチレンオキシド、プロ ピレンオキシド及び/又はブチレンオキシドとの反応により得られるアルコキシ ル化生成物に関する。
本発明は、式:oH −CH−CH− C式中、Rは水素原子、水酸基またはOR+基を表し、ここで、RIまたは、c  +o+ttカルボン酸誘導体として相当するモノ、ジ及び/又はトリグリセリ ドを使用する場合、RIlよCI−1@アルキル基、Cゆ〜、8アルケニル基も しくはC−R”基(Rtは水素原子、Cl−!Iア牛ル基またはC!〜□アルケ ニル基を表す。)を表す。〕で示される構造単位をその9.10及び/又は13 .14位に有するカルボン酸基を含むCl0−txカルボン酸誘導体及び/又は C1G’−□カルボン酸を、110〜200℃の温度でl O’〜2 ・I Q ’P aの圧力下に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド及び/又はブチレ ンオキシドと反応させることを特徴とするアルコキシル化生成物の製造方法にも 関する。
本発明のアルコキシル化生成物は、標準的な有機合成法により調製することがで きる。アルコキシル化水酸基官能C+a+ttカルボン酸のための適当な出発物 質は、9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つの二重結合を有する合成 及び/又は天然起源の水酸基無含有不飽和C1゜〜、カルボン酸、例えば、9c mドデセン酸、9C−テトラデセン酸、9C−ヘキサデセン酸、9cmオクタデ セン酸、9t−オクタデセン酸、9c、12cmオクタデカジエン酸、9c、1 2c、15cmオクタデカトリエン酸、9c−エイコセン酸及び/又は13C− トコセン酸、並びに/若しくは、少なくともそのような不飽和カルボン酸を多量 に含む混合物である。好ましい被処理物質は、9及び/又は13位に少なくとも 一つまたは二つの二重結合を有する16〜22個の炭素原子を含むカルボン酸、 または、9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つの二重結合を有する1 6〜22個の炭素原子を含むカルボン酸を少な(とも多量に含む混合物である。
水酸基官能アルコキシル化C+o+□カルボン酸誘導体のための適当な被処理物 質は、9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つの二重結合を有し、カル ボン酸残基を含み水酸基を有さない天然及び/又は合成の不飽和C1゜〜7.カ ルボン酸誘導体である。10〜22個の炭素原子を含む不飽和カルボン酸基の例 は、既述したカルボン酸である。9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二 つの二重結合を有するCle−*tカルボン酸基を含む不飽和カルボン酸誘導体 が好ましい。適当な不飽和C1゜、□カルボン酸誘導体は、例えば、不飽和C8 ゜〜1.カルボン酸エステル、不飽和C1゜4□カルボン酸アミド、不飽和Ct o−ttカルボン酸モノ及び/又はジ−C1〜4アルキルアミド並びに/若しく は不飽和C3゜−11カルボン酸モノ及び/又はジーC1,4アルカノールアミ ドである。−価アルコール成分に1〜18個の炭素原子を含む不飽和C1゜〜、 カルボン酸アルキルエステル、及び/又は、9及び/又は13位に少なくとも一 つまたは二つの二重結合を有するC1゜−2,カルボン酸基を含むモノ、ジ及び /又はトリグリセリドが好ましい。
既知の方法により、相当する不飽和カルボン酸をエステル化することにより、ま たは、相当するモノ、ジ及び/又はトリグリセリドとC1〜1゜アルキルアルコ ール、例えばメタノール、エタノール、プロハノール、ブタノール、イソブタノ ール、2−エチルヘキサノール、デカノール及び/又はステアリルアルコールと をエステル交換することにより得られる不飽和C1゜〜、カルボン酸CI−1゜ アルキルエステルの例は、パルミトレイン酸メチルエステル、オレイン酸メチル エステル、オレイン酸エチルエステル、オレイン酸イソブチルエステル、オレイ ン酸2−エチルヘキシルエステル及び/又はオレイン酸デシルエステル、並びに /若しくは、カルボン酸基の9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つの 二重結合を有するC1゜2.カルボン酸Cl−18アルキルエステルを少なくと も多量に含むC3゜、!1カルボン酸CI〜3.アルキルエステル混合物、例え ば、パーム油メチルエステル、大豆油メチルエステル、ナタネ油メチルエステル 及び/又は獣脂脂肪酸メチルエステルである。9及び/又は13位に少なくとも 一つまたは二つの二重結合を有する水酸基無含有不飽和C1G−!tカルボン酸 残基を含む適当なモノ、ジ及び/又はトリグリセリドは、特に、カルボン酸成分 が、9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つの二重結合を膏する不飽和 CIG−2!カルボン酸を主成分とする、好ましくは、9及び/又は13位に少 なくとも一つまたは二つの二重結合を有する不飽和CIll〜9.カルボン酸を 主成分とする、天然起源の脂肪及び/又は油、例えば、オ+7 +ブ油、アマニ 油、ヒマワリ油、サフラワー油、大豆油、落花生油、綿実油、エルカ酸を豊富に 含む及び/又はあまり含まないナタネ油、パーム油、ラード及び/又は獣脂であ る。
不飽和C1゜〜□カルボン酸誘導体及び/又は不飽和Cl0−□カルボン酸は、 酸性触媒の存在下における過酢酸との反応により、又は例えば西ドイツ特許85 7 364に記載の方法により蟻酸と過酸化水素からその場で形成された過蟻酸 との反応によりエポキシ化される。得られたエポキシ化生成物はヨウ素価が20 以下、好ましくは15以下である。
次に、エポキシ化されたカルボン酸誘導体及び/又はカルホン酸のオキシラン環 を、水素またはプロトン性化合物、例えば、水、直鎖状及び/又は分岐状アルキ ル及び/又はアルケニルアルコール若しくは直鎖状及び/又は分岐状の飽和及び /又は不飽和C1〜7.カルボン酸により開環して水酸基を形成する。開環条件 は、酸誘導体および酸基がそのまま残るように選択される。
エポキシ化カルボン酸誘導体及び/又はエポキシ化カルボン酸の水素化は、例え ば、西ドイツ特許20 21 530号に記載の方法により、周期表の第■族重 金属系の触媒の存在下に、100〜250℃の温度で108〜5・lQ’Paの 水素圧下に実施することができる。
エポキシ化カルボン酸誘導体及び/又はエポキシ化カルボン酸とプロトン性化合 物との反応は、マリノウスキー(M、S 、 MaLinovskii)、rエ ポキ/ズ・アンド・ゼア・デリバテイブズ(E pox 1des and t heir Derivatives)j 、シボン・プレス(S 1von P  ress)、1965年に記載の方法により、50〜200°Cの温度で10 5〜10’Paの圧力下に実施することかできる。直鎖状及び/又は分岐状アル キル及び/又はアルケニルアルコールによるオキシラン環の開環は、好ましくは 、硫酸及び/又はパラトルエンスルホン酸のような酸性触媒の存在下に行われる 。9〜18個の炭素原子を含むアルキル及ヒ/又はアルケニルアルコールが、エ ポキシ化モノ、ジ及び/又はトリグリセリドのオキシラン環の開環に用いられる 。他の全てのエポキシ化カルホン酸誘導体のオキシラン環およびエポキシ化カル ボン酸のオキシラン環は、C1〜18アルキルアルコール及び/又はC2〜18 アルケニルアルコールにより開環することができる。
9.10.13及び/又は14位に少なくとも一つの水酸基を有するカルボン酸 基を含む、オキシラン環の開環により得られるカルボン酸誘導体およびカルボン 酸が、次に、既知の工業的方法において、好ましくは触媒、例えば水酸化カルシ ウム及び/又はナトリウムメチラートの存在下に、110〜200°C1好まし くは140〜175°Cの温度で、10’〜2 ・l O”P a、好ましくは 3−10’〜5・105の圧力下に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド及 び/又はブチレンオキシド、好ましくはエチレンオキシド及び/又はプロピレン オキシドによりアルコキシル化される〔例えば、[ヘミソシエ・テヒノロギ−( Chemische Technologie) J 、第7巻、1.31〜1 32頁、カールーハンセルーフエルラーク(K arl−Hanser−V e rlag)、ミュンヘン(Milnchen)/ウィーン(Wien)、(19 86年)参照〕。
アルコキシル化すべき水酸基官能カルボン酸誘導体及び/又はカルボン酸のアル キレンオキシド含量は、未アルコキシル化化合物基準で2〜400重量%、好ま しくは40〜200重量%である。
エポキシ化大豆油(脂肪酸概略組成:バルミチン酸8重量%、ステアリン酸4重 量%、オレイン酸28重量%、リノール酸53重量%およびリルン酸6重量%: エポキシド含量=6.78重量%、ヨウ素価−5、酸価=0.4)20kgおよ びニッケル触媒(担体:珪藻土)0.2kgをオートクレーブに導入し、反応器 中の空気を窒素バ−ジし、エポキ/化大豆油を、150〜170’Cの温度で2 ・10@Paの水素圧下、水素か吸収されな(なるまで(約6時間)、水素化し た。冷却および触媒分離後、ヒドロキシル価(OHV)1658、ケン化価(S V)181.4、E?’7素価(I V)8.3 オヨヒ酸価(AV)1の水素 化大豆油エポキシド20kgを得た。
水酸化カリウムの30重量%メタ/−ル溶液5.0gを、水素化大豆油エポキシ ド650gに添加し、続いてオートクレーブ内で100°Cで加熱した。存在す る痕跡量のメタノールを、その温度において、減圧および窒素パージを5回繰り 返すことにより除去した。反応温度を150’Cに上げた後、反応器内の圧力が 5・lQ’Paを越えないように、エチレンオキシドを少しずつ合計で308g 添加した。反応終了時に、反応混合物を約90°Cに冷却し、オートクレーブを 約15分間減圧してなお存在している痕跡量のエチレンオキシドを除去した。0 HV124.5の透明な黄色液体を得た。
水酸化カリウムの30重量%メタノール溶液6.2kgを、実施例1により水素 化した大豆油エポキシド371gに添加し、それを実施例1と同じ条件下に、ま ず、エチレンオキシド440gと反応させ、次に同じ反応器においてプロピレン オキシド232gと反応すせた。減圧下に痕跡量のプロピレンオキシドを除去し 、乳酸3.3gにより触媒を中和した後、0HV72.1の黄金色の液体を得た 。
実施例1と同様に、エポキシ化アマニ油(脂肪酸概略組成:バルミチン酸5重量 %、ステアリン酸4重1%、オレイン酸22重量%、リノール酸17重量%およ びリルン酸52重量%:エボキシド含量−8,9重量%、ヨウ素価−10、酸価 −0,7)1200gおよびニッケル触媒(担体:珪藻土)15gをオートクレ ーブに導入し、オートクレーブ中の空気を窒素パージした後、エポキシ化アマニ 油を、150〜170℃の温度で2・1Q6Paの水素圧下、水素が吸収されな くなるまで水素化した。冷却および触媒分離後、0HV2026、SVl、78 .2、IV16.9およびAVQ、7の無色の水素化アマニ浦エポキシドを得た 。
実施例1と同様に水素化アマニ油エポキシド650gをエチレンオキシド308 gと反応させた。OHV 152の黄色の液体を得た。
飽和脂肪酸混合物(オクタン酸60重量%、デカン酸35重1%、ドデカン酸3 重量%およびヘキサン酸2重量%、AV=361.9、rV<1)126kg( 85モル)および(実施例1に特性を示す)エポキ/化大豆油]、 80kg( 766モル)を撹拌タンクに導入し、撹拌下に170℃に加熱した。反応混合物 がエポキシドを含まないようになったとき(約4時間)、それを約190’Cま での温度で減圧下に蒸留した。○HV84.6.5V239およびA、V2.4 (7)暗黄色ノ液体を得た。
水酸化カリウムの30重量%メタノール溶液6.9gを、大豆油エポキシドとカ ルボン酸の反応生成物423gに添加し、それを実施例1のように140′Cで エチレンオキシド660gと反応させた。
痕跡量のエチレンオキシドを減圧除去し乳酸により中和した後、0HV54.7 の暗黄色の液体を得た。
撹拌タンクにおいて、(実施例1に特性を示す)大豆油エポキシド474gおよ びラウリルアルコール745gに濃硫酸3.6gを添加し、反応器の内容物を1 00°Cに加熱した。反応混合物がエポキシドを含まないようになったとき(約 3.5時間)、それをジエチルエタノールアミン3.6gで中和し、過剰のラウ リルアルコールを135°Cで10Paの減圧下に留去した。OHV l 12 、rV20.5V116およびAV72の反応生成物723gを得た。
水酸化カリウムの30重量%メタノール溶液4.Ogを、大豆油エポキシドとラ ウリルアルコールの反応生成物390gに添加し、それを実施例1のように17 0°Cでエチレンオキシド610gと反応させた。痕跡量のエチレンオキシドを 減圧除去し乳酸により中和しタ後、黄色ペーストを得た。
国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは水素原子、水酸基またはOR1基を表し、ここで、R1はC1〜1 8アルキル基、C2〜18アルケニル基もしくは■−R2基、または、C10〜 22カルボン酸誘導体として相当するモノ、ジ及び/又はトリグリセリドを使用 する場合、R1はC9〜18アルキル基、C8〜18アルケニル基もしくは■− R2基(R2は水素原子、C1〜21アキル基またはC2〜21アルケニル基を 表す。)を表す。〕で示される構造単位をその9、10及び/又は13、14位 に有するカルボン酸基を含むC10〜22カルボン酸誘導体及び/又はC10〜 22カルボン酸とエチレンオキシド、プロピレンオキシド及び/又はブチレンオ キシドとの反応により得られるアルコキシル化生成物。 2.未アルコキシル化カルボン酸誘導体及び/又は非アルコキシル化カルボン酸 を基準としたアルキレンオキシド含量が2〜400重量%、好ましくは40〜2 00重量%である請求項1記載のアルコキシル化生成物。 3.エチレンオキシド及び/又はプロピオレンオキシドの反応により得られる請 求項1または2記載のアルコキシル化生成物。 4.カルボン酸誘導体及び/又はカルボン酸が、カルボン酸基の炭素鎖に16〜 22個の炭素原子を含む請求項1〜3のいずれかに記載のアルコキシル化生成物 。 5.カルボン酸誘導体が、モノ、ジ及び/又はトリグリセリド並びに/若しくは 一価アルコール基に1〜18個の炭素原子を含むカルボン酸アルキルエステルで ある請求項1〜4のいずれかに記載のアルコキシル化生成物。 6.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは水素原子、水酸基またはOR1基を表し、ここで、R1はC1〜1 8アルキル基、C2〜18アルケニル基もしくは■−R2基、または、C10〜 22カルボン酸誘導体として相当するモノ、ジ及び/又はトリグリセリドを使用 する場合、R1はC9〜10アルキル基、C8〜18アルケニル基もしくは■− R2基(R2は水素原子、C1〜21アキル基またはC2〜21アルケニル基を 表す。)を表す。〕で示される構造単位をその9、10及び/又は13、14位 に有するカルボン酸基を含むC10〜22カルボン酸誘導体及び/又はC10〜 22カルボン酸を、110〜200℃の温度で105〜2・106Paの圧力下 に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド及び/又はブチレンオキシドと反応 させることを特徴とするアルコキシル化生成物の製造方法。 7.アルコキシル化を140〜175℃の温度で3・105〜5・105の圧力 下に行う請求項6記載の方法。 8.アルコキシル化を触媒の存在下に行う請求項6または7記載の方法。 9.未アルコキシル化カルボン酸誘導体及び/又は非アルコキシル化カルボン酸 を基準にしたアルコキシル化生成物のアルキレンオキシド含量が2〜400重量 %、好ましくは40〜200重量%であるような量でアルキレンオキシドを使用 する請求項6〜8のいずれかに記載の方法。 10.エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドを用いてアルコキシル化 を行う請求項6〜9のいずれかに記載の方法。 11.カルボン酸基に16〜22個の炭素原子を含むカルボン酸誘導体及び/又 はカルボン酸を使用する請求項6〜10のいずれかに記載の方法。 12.カルボン酸誘導体として、モノ、ジ及び/又はトリグリセリド並びに/若 しくは一価アルコール基に1〜18個の炭素原子を含むカルボン酸アルキルエス テルを使用する請求項6〜11のいずれかに記載の方法。 水酸基官能カルボン酸誘導体及び/又はカルボン酸のアルコキシル化生成物 本発明は、水酸基官能C10〜22カルボン酸誘導体及び/又は水酸基官能C1 0〜22カルボン酸のアルコキシル化生成物、およびそのようなアルコキシル化 生成物の製造方法に関する。 例えば、化粧品、洗剤および潤滑油中に、およびナイロンカーべットのための帯 電防止剤としてエトキシル化及び/又はプロボキシル化ヒマシ油が使用される〔 カークーオスマー(Kirk−Othmer):「エンサイクロペデイア・オブ ・ケミカル・テクノロジー(Encyclopedia of Chemica l Technology)」、第5巻、9頁、ジョン・ワイリ−(John  Wiley)、ニュー・ヨーク(1979年)〕。しかしながら、エトキシル化 及び/又はプロボキシル化ヒマシ油を使用する場合、市場で入手できるヒマシ油 およびエトキシル化及び/又はプロポキシル化ヒマシ油の量がかなり変動するこ とを考慮しなくてはならない。ブラジルおよびインドの主要な産地での収穫量が 減少すると、多少はあれ長い期間、出発物質のヒマシ油が欠乏する。従って、ア ルコキシル化ヒマシ油の同等の代替物が必要となる。特に、この代替物は、広範 囲の変動が少ない原料から得られるべきであり、生態学的および毒物学的に安全 でなくてはならない。 アルキレンオキシドでアルコキシル化した特定の水酸基官能カルボン酸及び/又 は水酸基官能カルボン酸誘導体をアルコキシル化ヒマシ油の代替物として使用で きることがわかった。 すなわち、本発明は、 式:▲数式、化学式、表等があります▼〔式中、Rは水素原子、水酸基またはO R1基を表し、ここで、R1はC1〜18アルキル基、C2〜18アルケニル基 もしくは■−R2基、または、C10〜22カルボン酸誘導体として相当するモ ノ、ジ及び/又はトリグリセリドを使用する場合、R1はC9〜18アルキル基 、C9〜18アルケニル基もしくは■−R2基(R2は水素原子、C1〜21ア キル基またはC2〜21アルケニル基を表す。)を表す。〕で示される構造単位 をその9、10及び/又は13、14位に有するカルボン酸基を含むC10〜2 2カルボン酸誘導体及び/又はC10〜22カルボン酸とエチレンオキシド、プ ロピレンオキシド及び/又はブチレンオキシドとの反応により得られるアルコキ シル化生成物に関する。 本発明は、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは水素原子、水酸基またはOR1基を表し、ここで、R1はC1〜1 8アルキル基、C2〜18アルケニル基もしくは■−R2基、または、C10〜 22カルボン酸誘導体として相当するモノ、ジ及び/又はトリグリセリドを使用 する場合、R1はC9〜18アルキル基、C9〜18アルケニル基もしくは■− R2基(R2は水素原子、C1〜21アキル基またはC2〜21アルケニル基を 表す。)を表す。〕で示される構造単位をその9、10及び/又は13、14位 に有するカルボン酸基を含むC10〜22カルボン酸誘導体及び/又はC10〜 22カルボン酸を、110〜200℃の温度で105〜2・106Paの圧力下 に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド及び/又はブチレンオキシドと反応 させることを特徴とするアルコキシル化生成物の製造方法にも関する。 本発明のアルコキシル化生成物は、標準的な有機合成法により調製することがで きる。アルコキシル化水酸基官能C10〜22カルボン酸のための適当な出発物 質は、9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つの二重結合を有する合成 及び/又は天然起源の水酸基無含有不飽和C10〜22カルボン酸、例えば、9 c−ドデセン酸、9c−テトラデセン酸、9c−ヘキサデセン酸、9c−オクタ デセン酸、9t−オクタデセン酸、9c、12c−オクタデカジエン酸、9c、 12c、15c−オクタデカトリエン酸、9c−エイコセン酸及び/又は13c −ドコセン酸、並びに/若しくは、少なくともそのような不飽和カルボン酸を多 量に含む混合物である。好ましい被処理物質は、9及び/又は13位に少なくと も一つまたは二つの二重結合を有する16〜22個の炭素原子を含むカルボン酸 、または、9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つの二重結合を有する 16〜22個の炭素原子を含むカルボン酸を少なくとも多量に含む混合物である 。 水酸基官能アルコキシル化C10〜22カルボン酸誘導体のための適当な被処理 物質は、9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つの二重結合を有し、カ ルボン酸残基を含み水酸基を有さない天然及び/又は合成の不飽和C10〜22 カルボン酸誘導体である。10〜22個の炭素原子を含む不飽和カルボン酸基の 例は、既述したカルボン酸である。9及び/又は13位に少なくとも一つまたは 二つの二重結合を有するC10〜22カルボン酸基を含む不飽和カルボン酸誘導 体が好ましい。適当な不飽和C10〜22カルボン酸誘導体は、例えば、不飽和 C10〜22カルボン酸エステル、不飽和C10〜22カルボン酸アミド、不飽 和C10〜22カルボン酸モノ及び/又はジ−C1〜4アルキルアミド並びに/ 若しくは不飽和C10〜22カルボン酸モノ及び/又はジ−C1〜4アルカノー ルアミドである。一価アルコール成分に1〜18個の炭素原子を含む不飽和C1 0〜22カルボン酸アルキルエステル、及び/又は、9及び/又は13位に少な くとも一つまたは二つの二重結合を有するC10〜22カルボン酸基を含むモノ 、ジ及び/又はトリグリセリドが好ましい。 既知の方法により、相当する不飽和カルボン酸をエステル化することにより、ま たは、相当するモノ、ジ及び/又はトリグリセリドとC1〜18アルキルアルコ ール、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブタノ ール、2−エチルヘキサノール、デカノール及び/又はステアリルアルコールと をエステル交換することにより得られる不飽和C10〜22カルボン酸C1〜1 8アルキルエステルの例は、パルミトレイン酸メチルエステル、オレイン酸メチ ルエステル、オレイン酸エチルエステル、オレイン酸イソブチルエステル、オレ イン酸2−エチルヘキシルエステル及び/又はオレイン酸デシルエステル、並び に/若しくは、カルボン酸基の9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つ の二重結合を有するC10〜22カルボン酸C1〜18アルキルエステルを少な くとも多量に含むC10〜22カルボン酸C1〜18アルキルエステル混合物、 例えば、パーム油メチルエステル、大豆油メチルエステル、ナタネ油メチルエス テル及び/又は獣脂脂肪酸メチルエステルである。9及び/又は13位に少なく とも一つまたは二つの二重結合を有する水酸基無含有不飽和C10〜22カルボ ン酸残基を含む適当なモノ、ジ及び/又はトリグリセリドは、特に、カルボン酸 成分が、9及び/又は13位に少なくとも一つまたは二つの二重結合を有する不 飽和C10〜22カルボン酸を主成分とする、好ましくは、9及び/又は13位 に少なくとも一つまたは二つの二重結合を有する不飽和C16〜22カルボン酸 を主成分とする、天然起源の脂肪及び/又は油、例えば、オリーブ油、アマニ油 、ヒマワリ油、サフラワー油、大豆油、落花生油、綿実油、エルカ酸を豊富に含 む及び/又はあまり含まないナタネ油、パーム油、ラード及び/又は獣脂である 。 不飽和C10〜22カルボン酸誘導体及び/又は不飽和C10〜22カルボン酸 は、酸性触媒の存在下における過酢酸との反応により、又は例えば西ドイツ特許 857364に記載の方法により蟻酸と過酸化水素からその場で形成された過蟻 酸との反応によりエポキシ化される。得られたエポキシ化生成物はヨウ素価が2 0以下、好ましくは15以下である。 次に、エポキシ化されたカルボン酸誘導体及び/又はカルボン酸のオキシラン環 を、水素またはプロトン性化合物、例えば、水、直鎖状及び/又は分岐状アルキ ル及び/又はアルケニルアルコール若しくは直鎖状及び/又は分岐状の飽和及び /又は不飽和C1〜22カルボン酸により開環して水酸基を形成する。開環条件 は、酸誘導体および酸基がそのまま残るように選択される。 エポキシ化カルボン酸誘導体及び/又はエポキシ化カルボン酸の水素化は、例え ば、西ドイツ特許2021530号に記載の方法により、周期表の第VIII族 重金属系の触媒の存在下に、100〜250℃の温度で106〜5・106Pa の水素圧下に実施することができる。 エポキシ化カルボン酸誘導体及び/又はエポキシ化カルボン酸とプロトン性化合 物との反応は、マリノウスキー(M.S.Malinovskii)、「エポキ シ化・アンド・ゼア・デリバティブズ(Epoxides and their  Derivatives)」、シボン・プレス(Sivon Press)、 1965年に記載の方法により、50〜200℃の温度で105〜106Paの 圧力下に実施することができる。直鎖状及び/又は分岐状アルキル及び/又はア ルケニルアルコールによるオキシラン環の開環は、好ましくは、硫酸及び/又は パラトルエンスルホン酸のような酸性触媒の存在下に行われる。9〜18個の炭 素原子を含むアルキル及び/又はアルケニルアルコールが、エポキシ化モノ、ジ 及び/又はトリグリセリドのオキシラン環の開環に用いられる。他の全てのエポ キシ化カルボン酸誘導体のオキシラン環およびエポキシ化カルボン酸のオキシラ ン環は、C1〜18アルキルアルコール及び/又はC2〜18アルケニルアルコ ールにより開環することができる。 9、10、13及び/又は14位に少なくとも一つの水酸基を有するカルボン酸 基を含む、オキシラン環の開環により得られるカルボン酸誘導体およびカルボン 酸が、次に、既知の工業的方法において、好ましくは触媒、例えば水酸化カルシ ウム及び/又はナトリウムメチラートの存在下に、110〜200℃、好ましく は140〜175℃の温度で、105〜2・106Pa、好ましくは3・105 〜5・105の圧力下に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド及び/又はブ チレンオキシド、好ましくはエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドに よりアルコキシル化される〔例えば、「へミッシェ・テヒノロギー(Chemi sche Technologie)」、第7巻、131〜132頁、カール− ハンゼルーフェルラーク(Karl−Hanser−Verlag)、シュンヘ ン(Munchen)/ウィーン(Wien)、(1986年)参照〕。 アルコキシル化すべき水酸基官能カルボン酸誘導体及び/又はカルボン酸のアル キレンオキシド含量は、未アルコキシル化化合物基準で2〜400重量%、好ま しくは40〜200重量%である。 実施例 1.水素化大豆油エポキシドからのエトキシル化水酸基官能大豆油の製造 エポキシ化大豆油(脂肪酸概略組成:パルミチン酸8重量%、ステアリン酸4重 重%、オレイン酸28重量%、リノール酸53重重%およびリノレン酸6重量% ;エポキシド含量=6.78重量%、ヨウ素価=5、酸価=0.4)20kgお よびニッケル触媒(担体:珪藻土)0.2kgをオートクレーブに導入し、反応 器中の空気を窒素パージし、エポキシ化大豆油を、150〜170℃の温度で2 ・106Paの水素圧下、水素が吸収されなくなるまで(約6時間)、水素化し た。冷却および触媒分離後、ヒドロキシル価(OHV)165.8、ケン化価( SV)181.4、ヨウ素価(IV)8.3および酸価(AV)1の水素化大豆 油エポキシド20kgを得た。 水酸化カリウムの30重重%メタノール溶液5.0gを、水素化大豆油エポキシ ド650gに添加し、続いてオートクレーブ内で100℃で加熱した。存在する 痕跡量のメタノールを、その温度において、減圧および窒素パージを5回繰り返 すことにより除去した。反応温度を150℃に上げた後、反応器内の圧力が5・ 105Paを越えないように、エチレンオキシドを少しずつ合計で308g添加 した。反応終了時に、反応混合物を約90℃に冷却し、オートクレーブを約15 分間減圧してなお存在している痕跡量のエチレンオキシドを除去した。OHV1 24.5の透明な黄色液体を得た。 2.水素化大豆油エポキシドからの水酸基官能エトキシル化およびプロボキシル 化大豆油の製造 水酸化カリウムの30重量%メタノール溶液6.2kgを、実施例1により水素 化した大豆油エポキシド371gに添加し、それを実施例1と同じ条件下に、ま ず、エチレンオキシド440gと反応させ、次に同じ反応器においてプロピレン オキシド232gと反応させた。減圧下に痕跡量のプロピレンオキシドを除去し 、乳酸3.3gにより触媒を中和した後、OHV72.1の黄金色の液体を得た 。 3.水素化アマニ油エポキシドからの水酸基官能エトキシル化アマニ油の製造 実施例1と同様に、エポキシ化アマニ油(脂肪酸概略組成:パルミチン酸5重重 %、ステアリン酸4重量%、オレイン酸22重量%、リノール酸17重量%およ びリノレン酸52重量%;エポキシド含量=8.9重量%、ヨウ素価=10、酸 価=0.7)1200gおよびニッケル触媒(担体:珪藻土)15gをオートク レーブに導入し、オートクレーブ中の空気を窒素バージした後、エポキシ化アマ ニ油を、150〜170℃の温度で2・106Paの水素圧下、水素が吸収され なくなるまで水素化した。冷却および触媒分離後、OHV202.6、SV17 8.2、IV16.9およびAV0.7の無色の水素化アマニ油エポキシドを得 た。 実施例1と同様に水素化アマニ油エポキシド650gをエチレンオキシド308 gと反応させた。OHV152の黄色の液体を得た。 4.カルボン酸と反応させた大豆油エポキシドからの水酸基官能工トキシル化大 豆油の製造 飽和脂肪酸混合物(オクタン酸60重量%、デカン酸35重重%、ドデカン酸3 重量%およびヘキサン酸2重量%、AV=361.9、1v<1)126kg( 85モル)および(実施例1に特性を示す)エポキシ化大豆油180kg(76 6モル)を撹拌タンクに導入し、撹拌下に170℃に加熱した。反応混合物がエ ポキシドを含まないようになったとき(約4時間)、それを約190℃までの温 度で減圧下に蒸留した。OHV84.6、SV239およびAV2.4の暗黄色 の液体を得た。 水酸化カリウムの30重量%メタノール溶液6.9gを、大豆油エポキシドとカ ルボン酸の反応生成物423gに添加し、それを実施例1のように140℃でエ チレンオキシド660gと反応させた。 痕跡量のエチレンオキシドを減圧除去し乳酸により中和した後、OHV54.7 の暗黄色の液体を得た。 5.ラウリルアルコールと反応させた大豆油エポキシドからの水酸基官能エトキ シル化大豆油の製造 撹拌タンクにおいて、(実施例1に特性を示す)大豆油エポキシド474gおよ びラウリルアルコール745gに濃硫酸3.6gを添加し、反応器の内容物を1 00℃に加熱した。反応混合物がエポキシドを含まないようになったとき(約3 .5時間)、それをジエチルエタノールアミン3.6gで中和し、過剰のラウリ ルアルコールを135℃で10Paの減圧下に留去した。OHV112、IV2 0、SV116およびAV72の反応生成物723gを得た。 水酸化カリウムの30重量%メタノール溶液4.0gを、大豆油エポキシドとラ ウリルアルコールの反応生成物390gに添加し、それを実施例1のように17 0℃でエチレンオキシド610gと反応させた。痕跡量のエチレンオキシドを減 圧除去し乳酸により中和した後、黄色ペーストを得た。
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