JPH04506663A - インターロイキン含有安定ワクチン組成物 - Google Patents
インターロイキン含有安定ワクチン組成物Info
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- JPH04506663A JPH04506663A JP2510600A JP51060090A JPH04506663A JP H04506663 A JPH04506663 A JP H04506663A JP 2510600 A JP2510600 A JP 2510600A JP 51060090 A JP51060090 A JP 51060090A JP H04506663 A JPH04506663 A JP H04506663A
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- A61K2039/55527—Interleukins
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
インターロイキン含有安定ワクチン組成物背景
免疫化すべき有機体内のより強い免疫応答を得る目的で、そして抗原含有剤に対
する宿主の耐性を強化する目的で、抗原の免疫原性能力を増強することがしばし
ば望まれている。注入される抗原の免疫原性を増強する物質はアジュバントと呼
ばれている。最も有効なアジュバントの1つはフロイントのアジュバント、即ち
油中水エマルジョンである。抗原と一緒のエマルジョン(フロイント完全アジュ
バント)内に生存もしくは死滅ミコバクテリアを懸濁させたとき、フロイントの
アジュバントが最も有効である。しかしながら、このエマルジョンが付着した回
りに激しい慢性の炎症を生じるため、ヒトに対するこのアジュバントの使用は排
除されている。ミコバクテリアが入っていないエマルジョン(不完全フロインド
アジュバント)は刺激性が低いため、ヒトに対して用いられてきた。もう1つの
種類のアジュバントは、抗原をその上に吸着させた鉱物の懸濁液である。
特定のリンフアカイン類がアジュバント活性を有し、それが抗原に対する免疫応
答を増強する、ことが示された。例えば、Good他は、マラリア関連抗原に対
する免疫応答を増強させるための、ミョウバン上に吸着させた組換えヒトIL−
2(rhIL−2)の使用を示している。この組成物は製造した後直ちに使用さ
れ、そして長時間に渡る安定性は確立されていなかった。Good、 M、F、
、J、 Immunol、 141: 972−977 (1988)。
Nakamura他は、インターフェロン−ガンマがいくつかの抗原に対して2
〜4倍から成る抗体生成の増強を誘発したことを示した。Nakamura他、
Nature 307: 381−382 (1984)、インターロイキン類
は他の抗原に対する免疫応答を増強することも示された。Nencioni他、
J、Immunol、 139:800−804 (1987) ; Dota
rd他、EP285441゜発明の要約
本発明は、懸濁液内の鉱物上に吸着させた抗原とアジュバント量のインターロイ
キンと、の混合物から成る、安定なインターロイキン含有ワクチン組成物に関す
る。この混合物は防腐剤を含有し得る。抗原に対する免疫応答を調節するため、
ミョウバン(例えば水酸化もしくは燐酸アルミニウム)の如き鉱物懸濁物上に吸
着させた抗原(特に糖液合体)と−緒に、アジュバントとしてインターロイキン
類、例えばインターロイキン−1α、インターロイキン−1β、インターロイキ
ン−2、インターロイキン−3、インターロイキン−4、インターロイキン−5
、インターロイキン−6およびインターロイキン−7が使用できる。このワクチ
ン組成物は貯蔵できる。
発明の詳細な説明
本発明のワクチン組成物は、懸濁液内の鉱物上に吸着させた抗原と共にアジュバ
ント量のインターロイキンおよび防腐剤から成る。好適には、この、鉱物は、水
系媒体内に懸濁しているミョウバン(例えば水酸化アルミニウムまたは燐酸アル
ミニウム)である。
このインターロイキンは、抗原の免疫応答を調節し、一方ミヨウパンは、このイ
ンターロイキンの生物学的活性を安定化させる働きをする。
ミョウバンが存在していない場合、インターロイキン類は短い半減期を有する。
従って、本発明のワクチン組成物は長期間貯蔵でき、そしてもしそれがなければ
該インターロイキンの不安定化をもたらす。安定化により、ワクチン調剤を投与
するに先立つこのワクチン調剤の製造、輸送および貯蔵許容時間を太き(延長す
る。
いくつかの異なるインターロイキン類が使用できる。これらには、インターロイ
キン−1α、インターロイキン−1β、インターロイキン−2、インターロイキ
ン−3、インターロイキン−4、インターロイキン−5、インターロイキン−6
、インターロイキン−7、或はこれらの混合物が含まれる。免疫調節活性を有す
るインターロイキン類の一部もまた使用できる。好適なインターロイキンはイン
ターロイキン−2である。
インターロイキンはいかなる適切な給源からも得られる。これらは組換えDNA
方法によって製造され得る。例えば、いくつかのヒトのインターロイキン類をコ
ード化する遺伝子をクローン化した後、種々の宿主系内で発現させることで、純
粋なヒトのインターロイキンを多量に生産することができる。更に、特定のTリ
ンパ球系は高レベルのインターロイキンを生産し、従ってこのインターロイキン
の給源と成り得る。
この防腐剤は薬学的に許容されるいかなる防腐剤であってもよい。これらには、
チメロサール、フェノール、m−クレゾール、ベンジルアルコール、メチルもし
くはエチルパラベン、および2−フェノキシエタノールが含まれる。
インターロイキンは数多くの異なる種類の抗原のためのアジュバントとして使用
できる。一般に、これらの抗原は、バクテリア、ウィルスおよび細胞微細成分の
如き粒子状抗原、蛋白質、ペプチド、糖蛋白質および炭水化物の如き可溶抗原で
あり得る。特に興味の持たれている抗原は、ウィルスもしくはバクテリアの抗原
、アレルゲン、自己免疫関連抗原、腫瘍関連抗原、オンコジーン生産物、寄生虫
抗原、菌・カビ抗原、或はこれらのフラグメントである。これらの抗原は、天然
の給源から得られるか、或はこれらは、組換えDNA技術または他の人工手段に
よって製造できる。
興味の持たれているバクテリア抗原の中には、ヒトのバクテリア病原体に関連し
たものがあり、これらには例えば、分類可能および分類不可能なインフルエンザ
菌(Haemophilus 1nfluenzae) 、大腸菌(Esche
richia calf) 、髄膜炎菌(Neisseria meningi
tidis) 、肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumon
iae) 、化膿連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)
、カタル球菌(Branhamella catarrhalfs) 、コレラ
m CVibria cholerae)、ジフテリア菌(Corynebac
teria diphtheriae) 、淋菌(Neisseria g。
norrhoeae) 、百日咳菌(Bordetella pertussi
s) 、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa) 、黄色ぶ
どう球菌(Staphylococcus aureus) 、化膿連鎖球菌(
Streptococcus pyogenes) 、肺炎かん菌(Klebs
iella pneuIIloniae)および破傷風菌(Clostridi
um tetani)が含まれる。いくつかの特異的バクテリア抗原には、バク
テリア表面および外膜蛋白質(例えばインフルエンザ菌、髄膜炎菌、淋菌または
カタル球菌からの)およびバクテリア表面蛋白質(例えば化膿連鎖球菌からのM
蛋白質)が含まれる。
病原性ウィルスからのウィルス抗原には、これに限定されるものではないが、ヒ
ト免疫不全ウィルス(タイプIおよびI I) 、ヒトT細胞白血病ウィルス(
タイプ■、IIおよびI I I) 、呼吸シンシチウムウイルス、A型肝炎、
B型肝炎、C型肝炎、非A型および非B型肝炎ウィルス、単純ヘルペスウィルス
(タイプ■およびIILシトメガロウイルス、インフルエンザウィルス、バライ
ンフルエンザウィルス、ポリオウィルス、ロタウィルス、コロナウィルス、風疹
ウィルス、麻疹ウィルス、水痘、エプスタイン・バールウィルス、アデノウィル
ス、乳頭腫ウィルスおよび黄熱病ウィルスが含まれる。
これらの病原性ウィルスのいくつかのの特異的ウィルス抗原には、呼吸シンシチ
ウムウィルス(RS V)のF蛋白質[特に、Paradiso、 P、他の、
表題が1呼吸シンンチウムウィルス:ワクチンおよび診断方法J (Respi
ratory 5yncytial Virus: Vaccines and
DLagnostic As5ays)のWO39102935内に記述され
ているFペプチド283=315を含有している抗原]、NおよびG蛋白質、ロ
タウィルスのVF6 (、従来vP3として知られている) 、vp6およびV
P7ポリペプチド、ヒト免疫不全ウィルスのエンベロープ糖蛋白質、B型肝炎の
SおよびプレS抗原、そしてヘルペス糖蛋白質BおよびDが含まれる。
また、興味の持たれているものは、自己免疫病、例えばリウマチ様関節炎および
紅斑性ろうそう、に関連した種々の抗原である。
ワクチンにおける使用で特に興味の持たれているものは、バクテリア病原体によ
って生産される皮膜ポリマー類(CP)である。皮膜ポリマー類は、糖含有ポリ
マー類、例えば糖類、糖酸、アミノ糖類、多価アルコール類および燐酸糖類のポ
リマー類である。いくっがの皮膜ポリマー類およびオリゴマー類がワクチンとし
て有益である。
これらの皮膜ポリマー類(CP)は数多くの異なる種類のバクテリアから誘導さ
れ得る。これらの種類には、インフルエンザ菌、肺炎連鎖球菌(特に加納型1.
4.5.6A、6B、9V、14.18C,19Fおよび23F)、化膿連鎖球
菌およびS、 agalactiaeを含む連鎖法菌属の種、髄膜炎(例えばセ
ログループa、 l)およびc)、肺炎かん菌、緑1IIl菌および黄色ぶどう
球菌が含まれる。
非バクテリアポリマー類は、酵母および菌・カビ、例えばクリプトコックス0ネ
オホルマンス(Cryptococcus neoformans) 、或は癌
細胞上にユニークに見いだされる炭水化物含有単位、或はアレルゲンに関連して
見いだされるもの、から誘導され得る。
? 本発明の抗原類は、を椎動物(例えば哺乳動物宿主)内の抗原に対する免疫
応答を引き出すために使用され得る。この方法は、懸濁液内の鉱物上に吸着させ
た抗原およびアジュバント量のインターロイキンと、添加防腐剤と、の混合物か
ら成るワクチン組成物の免疫学的有効量を動物に投与することから成る。このワ
クチン組成物は微生物感染の予防に対して有益である。これらの抗原は、薬学的
に許容される媒体、例えば生理食塩水、或はエタノールポリオール類(例えばグ
リセロールまたはプロピレングリコ−ノリ中に入れて投与され得る。このワクチ
ン組成物は、任意に、他のアジュバント、例えば植物油もしくはそれらのエマル
ジョン、界面活性剤、例えばヘキサデシルアミン、オクタデシルアミノ酸エステ
ル、オクタデシルアミン、リソレシチン、臭化ジメチル−ジオクタデシルアンモ
ニウム、N、N−ジオクタデシル−N’ 、 N’ ビス(2−ヒドロキシエチ
ル−プロパンジアミン)、メトキシヘキサデシルグリセロール、およびプルロニ
ック(pluronic)ポリオール類;ポリアミン類、例えばビラン、デキス
トランスルフェート、ポリIC1カルボポル(Carbopol) :ペプチド
類、例えばムラミル(muramyl)ジペプチド、ジメチルグリジン、ツフッ
シン(tuftsin) ;免疫刺激複合体(ISCOMS);オイルエマルジ
ョン;そして鉱物ゲルを含んでいてもよい。本発明の抗原はまた、リポワーム類
またはlSC0M5に組み込まれていてもよい。補助的活性材料も利用され得る
。
これらのワクチン類は、種々の方法でヒトもしくは動物に投与され得る。これら
には、皮肉、経皮(例えば徐放ポリマー類の使用による)、筋肉内、腹膜内、静
脈内、皮下、経口および鼻孔内投与ルートが含まれる。上記ワクチンで用いられ
る抗原量は、使用される抗原の識別に応じて変化し得る。本ワクチン類に適合さ
せるための古典的担体抗原と一緒に用いられる確立された服用範囲を調節および
操作することは、本分野の技術者の能力の範囲内である。、本発明のワクチン類
は、未成熟および成熟両方の温血動物、特にヒトの治療における使用を意図した
ものである。また、本組成物の使用は、予防用途に限定されるものでなく、治療
用途もまた意図したものである(例えばエイズの予防および治療)。
インターロイキンのアジュバント活性は次のような数多くの重要な意味を有して
いる:インターロイキンのアジュバント活性は、予防接種した有機体内の抗原に
対して生産される保護抗体の濃度を上昇させ得る。
その結果として、有効な(即ち保護する)予防接種が、通常必要とされるよりも
少ない量の抗原を用いて達成され得る。抗原に関するこの必要量の減少は、製造
が困難でありそしてコストのかかるワクチン類使用の拡大をもたらす可能性を有
している。このことは特に、健康管理予算が非常に限定されておりそして呼吸病
、下痢病およびマラリアが流行している発展途上国において事実である。これは
また、この抗原が有効な免疫化に通常必要とされている濃度では毒性を示す場合
、より安全な予防接種を提供し得る。抗原の量を減少させることによって、毒性
を示す反応の危険性が減少する。
インターロイキン類は、それらが有する免疫調節活性により、免疫原性外もしく
は非免疫原性抗原に対する保護免疫応答を引き出す補助を与える。このようにし
て、より大きい蛋白質、合成抗原、或は組換えDNA技術の生産物、のフラグメ
ントを含有しているワクチン組成物は、それらをインターロイキン類と混合する
ことによって、より活性のあるものにされ得る。
典型的に、予防接種食餌法は、「保護」免疫応答を刺激するために数週間から数
カ月の期間に渡る抗原投与を必要としている。保護免疫応答は、ワクチンに対し
て特異性を示す特別な病原体もしくは病原体類による生産力のある感染から、免
疫化した宿主もしくは被験者を保護するに充分な免疫応答である。インターロイ
キンは、これを抗原と一緒に投与しそして懸濁液内の鉱物上に吸着させたとき、
保護免疫応答の発生を促進し得る。このことにより、有効な予防接種食餌期間を
減少させることができる。ある場合には、これにより、1回の服用で保護免疫応
答を生じさせることができる。更に、本発明のワクチン調剤は4℃で充分に安定
であり、このワクチン調剤の製造、輸送および貯蔵を可能にする。
以下に示す実施例により本発明を更に説明する。
IL−1またはrhIL−2のアジュバント効果ヘモフィルス属(■aemop
hilus)のタイプb CRM接合体(HbOC)の低服用量(0,1μg/
マウス)物を、ミョウバン(100μg/マウス)の有り無し、そして1xlO
”〜5x20’単位/マウスから成る種々の濃度のrhIL−2、rhIL−1
aまたはrhIL−1βを用いて調合した。全てのワクチン類は、免疫化するそ
の日に製造して、注射するまで4℃で保持した。これらのワクチンの製造で用い
たインターロイキン類は、その調合日に再構成するか、或は−70℃に保持した
希釈ストック(25μg/mL)から回収した。5w1ss−febsterマ
ウス(Taconic Farms、 Germantown、 NY)のグル
ープに、0週および2週目に、Q、1mLのワクチン調剤を筋肉内(1,M、)
注射した。種々の表の中に示されているように、血清サンプルを採取した。
A、アジュバントとしてのrhlL−2表1は、ミョウバン無し[(−)で示さ
れているコラム]およびミョウバンとの組み合わせ[(+)で示されているコラ
ムコの両方で、マウスの予防接種におけるアジ、バンドとしてrhlL−2を投
与し、たとき観察された結果を示している。抗体濃度はμg/mLとして表され
ており、そして抗原を11μg投与した後2.4および6週間目に測定した。こ
れらの試験で用いた抗原はHbOCであった。投与したrhlL−2の用量範囲
は1xlO’〜1xlO’単位/マウスの範囲であった。
表1
HbOC単位 2週 4週 6週
ug 功旦 (リ (−) (+) (−> (+) (−)1組:
0.1 1,03 4.70 0.28 7.89 3.46 8.16 3.
620.1 10’ 2.25 0.51 9.39 5.01 17.77
5.830.1 10’ 0.37 0.55 4.71 3.04 5.31
2.910.1−0.46 <0.10 3.53 0.42 5,46 3
.532組:
0.1 10” 1.02 0.40 6.32 4.21 5.90 3.3
20.1 10” 0.54 0.75 5.77 4.73 5.60 4.
610.1 10’ 1.68 <0.10 12.99 1.95 19.0
6 1.250.1 10’ 0.25 <0.10 5.94 5.46 3
.91 3.820.1−0.53 0.30 7.09 2.64 g、30
2.82上に(−)で示したコラムで見られるように、ミョウバン無しのrh
IL−2は抗体生産に対して刺激効果を有している。例えば、2つの異なる実験
において、対照サンプル内に存在している抗体濃度は0.42μg/mLおよび
2.62μg/mLであった。
このアジュバント混合物にrhlL−2と共にミョウバンが含まれているとき観
察された結果が、表1の(+)で表されているコラムに示されている。再び、有
意な刺激効果が見られる。しかしながら、ミョウバンが存在していると、この抗
体応答の大きさは、ミョウバン無しの同一サンプルで見られる応答よりも有意に
上昇している(予防接種)。
4週の時点を再び考慮すると、ミョウバンが入っている(+)抗体濃度は相当す
るミョウバンが入っていない(−)抗体濃度よりも10倍大きいことが分かる。
更に、明らかなrhlL−2濃度依存性が存在しているが、これは、ミョウバン
が入っていない(−)サンプルには見られない。特に、観察された相関関係は、
このrhlL−2濃度がlX105未満に減少したとき抗体濃度が上昇すること
であった。ミョウバンと一緒に用いたrhlL−2の場合、最大の抗体生産を刺
激すると見られる用量はマウス当たりおおよそ1xlO’単位であった。
B、アジュバントとしてのrhlL−1表2および3は、それぞれrhIL−1
αおよびrhIL 1βをアジュバントとして用いた免疫化から得られる結果を
示している。表2は、2週間の間隔での後免疫化で、抗PRP抗体測定(μg/
mLで表す)から得られたデータを表している。再び、ミョウバン有り(+)ま
たは無しく−)で行った。
表2
1組:
0.1 1031..96 1.02 14.63 4.94 13.25 4
.930、l 10’ 0.70 2.54 7.16 5.11 12.44
11.170.1 1050.33 1.49 4.69 7.02 6.1
4 8.730.1 −IL (1,46<0.10 3.53 0.42 5
.46 3.53対照
2組:
0.1 102 <0.10 1,02 3.68 4.36 4.07 3.
000.1 10” ]、、06 1.17 12.31 5.54 8.74
3.080.1 10’ 0.47 147 4.73 g、97 5.98
6.550.1 1050.34 1.00 8.55 16.74 7.7
7 16.290.1−ILO1530,307,092,648,302,8
2対照
rhIL−1αおよびrhIL−1βアジユノ(シト混合物から観察された結果
は、全体として、該rhlL−2の組で観察されたのと同様である。例えば表2
は、rhIL−1αをミョウバン無しでアジュバントとして投与したとき、リン
フォカイン無しの同一ワクチンと比較して刺激効果が有ることを示している。(
−)で表されているコラムに示されているように、このアジュバント混合物内の
rhlL−1αの量をマウス当たり1xlO’から1xlO”単位に減少させる
と抗体生産を減少させる傾向が観察された。
ミョウバンの存在下、rhlL−1αもまた刺激効果を有していた。
驚(べきことに、rhlL−1αはその濃度を減少させたとき免疫応答を刺激す
る能力が上昇することが示された。ミョウバン存在下でのrhIL−1αの最適
アジュバント量は約1xlO’であった。上記濃度での抗体濃度は、ミョウバン
無しく−)の同一サンプルよりも2〜3倍大きいことが見いだされた。
表3に示されているように、rhlL−1βをアジュバントとして用いたときも
同様の結果が観察された。表3のデータは、ミョウバンの有り無しで、アジュバ
ントとしてのrhlL−1βの濃度を変化させたときの、2.4および6週目に
行った抗体濃度測定の結果を要約したものである。21個の実験グループの中で
6を除く全てにおいて、ミョウバンを用いた(+)ワクチンは、ミョウバン無し
く−)のワクチンよりも高い抗体濃度を生じさせた。
表3
1組:
0.1 1030.41 0,96 5.27 4.09 g、32 5.22
0.1 10’ 0.90 0.62 4.13 3.39 8.15 6.3
90.1 1051.46 0.46 13.35 1..77 8,60 1
..060.1. −IL 0146 <0.10 3.53 0.42 5.
46 3.53対照
2組:
0.1 1020.85 0.16 8.76 0.04 6.66 1.91
0.1 1030.30 0.40 4.57 0.68 6.87 10.3
30.1 10’ 1.08 0J6 5.75 5.15 5.17 4.4
70.1 to’ 0.19 0,36 2.34 3.0 4.98 3,9
20.1 −IL O,530,307,092,648,302,82対照
実施例11:R8VF蛋白質ワクチンに対するrhIL−1α、工hIL−1β
、rhIL−2およびそれらの混合物のアジュバント効果インターロイキン類を
用いて蛋白質ワクチンに対する抗体応答を増強させ得るか否かを測定するため、
種々の濃度の呼吸シンシチウムウイルス(RSV)のF蛋白質を、1xlO’も
しくは1x105単位/マウスのrhlL−2もしくはrhIL 1α有り無し
で、ミョウバン(最終的に100 tt g/マウス)と−緒に調合した。5w
1ss−Websterマウスのグループ(グループ当たり5匹の動物)を0週
および2週目に筋肉内注射で免疫化させた。表4に示されているようにして動物
から採血した。
3種の服用量から成るRSV F蛋白質(1,0,1および0.01μg/マウ
ス)を投与した。これらの中で、0.01μgのみが使用した条件下で最適以下
であった。ミョウバン上独で領 01μgの蛋白質が与えられた対照グループに
対して、種々のインターロイキン類を含有しているワクチンを与えたグループで
見られた応答を比較したとき、F蛋白質への抗体応答に対するrhIL−2もし
くはrhlL 1αの有意な効果(タイターで4倍の差)が見られた。しかしな
がら、このrhIL−2で処理したグループにおける応答は、1xlO’単位/
マウス用量の対照よりも高く、これはHbOCにおける試験で得られた結果と同
様である。IL−1αを用いたとき、両方の用量共、対照に比較していくらか改
良された抗体応答を示しているように見られる。興味の持たれることには、1x
lO’単位/マウスから成るrhIL−2およびrhlL−1αの混合物は、い
かなる相乗効果も示すことなくむしろ、対照に比較していくらか減少した応答を
示していたが、これは、これらのインターロイキン類の起こり得る拮抗相互作用
を示唆している。
表4
RSV F蛋白質ワクチンに対するrhll、−2のアジュバント効果表1は、
ミョウバン有り無しでrhlL−2を用いたときの、HbOCに対する免疫応答
を示す実験結果を示している。ミョウバン存在下での1xlO3単位濃度のrh
lL−2では、単−投与後、HbOCを基としたワクチンは4.7μg/mLか
ら成る抗体応答を刺激した。上記抗体濃度は、保護に必要な量として一般的に許
容される閾レベル以上である。
ミョウバン含有組成物内でのrhlL−2安定性を試験する目的で、HbOC抗
原(2,5μg/vウス)を、104単位のrhIL−2と混合し、燐酸アルミ
ニウム上に吸着させた後4℃で保存した。表5はインビトロ安定性分析で観察さ
れた結果を示している。この分析において、種々の濃度のrhIL−2標準およ
びHbOCワクチンと一緒に5x103個のCTLL−2細胞を培養した。10
%のFBSが入っているRPMI培地内で細胞を37℃で24時間培養した後、
ウェル当たり1゜0μCiの[3H]チミジンで16時間標識した。ミョウノく
ンに吸着したrhlL−2の量を見積もる目的で、この調合物を遠心分離してミ
ョウバンをベレット化し、そしてrhIL−2活性に関して上澄み液を分析した
。ミョウバン上に該rhlL−2の約273が吸着されていることが確認された
。表5に示されるように、燐酸アルミニウム吸収の後でr h、 I L−2活
性を試験したとき、このリンフ才力インはその活性を2週間に渡って保持してい
ることが認められた。
表5
rhIL−2安定性に関するインビトロ分析(1,OU/mL IL−2A+C
PM±SDの[3H]チミジン組み込み)B、rhIL−2安定性に関するイン
ビボ分析rhIL−2の安定性に関するインビボ分析を設計した。上述したよう
にして予め保存したHbOC/ミョウバン/IL−2ワクチンを用いてマウスを
免疫化した。2匹のDBA/2マウスから成る4つのグループを、連続して3週
間、CFA、ミョウバン、rhIL−2/ミヨウバン、またはrhlL−2、内
の10μg (蛋白質)HbOCで免疫化した。注射後1週間でリンパ節を取り
出した後、1つの細胞懸濁液を得た。
分裂促進因子および種々の濃度のDT、CRMおよびTTと一緒に3X105の
LNGを培養した。1.0%のNMSが入っているRPMI培地内で細胞を37
℃で3日間培養し、ウェル当たり1.0μCjの[3H]チミジンで16時間標
識した後、LSカウンターを用いて数を数えるために収穫した。HbOC−CF
Aグループで有意なT細胞応答が観察された。しかしながら、2週および3週目
で、rhlL−2は増大したT細胞応答を誘発した。更に、Hb OC単独でも
明らかにrhIL−2を劣化から保護している。
同等物
常規以下の実験を用いることで、本分野の技術者は、本文中に記述した本発明の
特異的具体例に対する数多(の同等物を認識するか、或は確かめることができる
であろう。上記同等物は、以下の請求の範囲に包含されるものと解釈される。
表6
HbOCワクチンを用いたI L、−2のインビボ安定性SI±SDとしての最
大組み込み[3H]チミジンシンOC開始1週目:
培地(x cpm) 454 ±22 190 ±19 386 ±35 12
5 ±8培地 1.185 ±175 590 ±42 552 ±48 18
7 ±11DT 16.5±0.4 1.1±0.01.3±0.2 2.9±
0.OCRM 50.6±0.5 1.3±0.0 10.5±0.3 1.6
±0.ODT 5.6±0.8 8A 2.2±0.2 NACRM 98.1
±8.1 17.9±1.4 25.2±1.6 31.4±2,6TT 0.
4±0.1 0.2±0.0 0.51 0.0 0.1±0.0* これらの
グループは、1.0%の代わりに20%のNMSが与えられている。
補正書の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条平成4年1月9日
Claims (38)
- 1.懸濁液内の鉱物上に吸着させた抗原およびアジュバント量のインターロイキ ンと、薬学的に許容される防腐剤と、の混合物から成る安定なワクチン組成物。
- 2.該インターロイキンが、インターロイキン−1α、インターロイキン−1β 、インターロイキン−2、インターロイキン−3、インターロイキン−4、イン ターロイキン−5、インターロイキン−6、インターロイキン−7、或はこれら の混合物から成る群から選択される請求の範囲1のワクチン組成物。
- 3.該インターロイキンがヒトのインターロイキン−2である請求の範囲2のワ クチン組成物。
- 4.該鉱物懸濁液がミョウバンの水懸濁液である請求の範囲1のワクチン組成物 。
- 5.該抗原が、バクテリア、ウイルス、細胞微細成分、蛋白質、ペプチド、糖蛋 白質、炭水化物、寄生虫、菌・カビ、オンコジーン生産物、および癌細胞から成 る群から選択される抗原である請求の範囲1のワクチン組成物。
- 6.該バクテリア抗原がバクテリア病原体からのものである請求の範囲5のワク チン組成物。
- 7.該バクテリア病原体が、インフルエンザ菌(Haemophilus in fluenzae)、大腸菌(Escherichia coli)、髄膜炎菌 (Neisseria meningitidis)、肺炎連鎖球菌(Stre ptococcus pneumoniae)、化膿連鎖球菌(Strepto coccus pyogenes)、カタル球菌(Branhamella c atarrhalis)、コレラ菌(Vibrio cholerae)、ジフ テリア菌(Corynebacteria diphtheriae)、淋菌( Ncisseria gonorrhoeae)、百日咳菌(Bordetel la pertussis)、緑膿菌(Pseudomonas aerugi nosa)、黄色ぶどう球菌(Staphylococcus aureus) 、化膿連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)、肺炎かん 菌(Klebsiolla pneumoniae)および破傷風菌(Clos tridium tetani)から成る群から選択される請求の範囲6のワク チン組成物。
- 8.該抗原がバクテリア皮膜ポリマー、オリゴマー、或はそれらのフラグメント である請求の範囲1のワクチン組成物。
- 9.該バクテリア皮膜ポリマー、オリゴマー、或はそれらのフラグメントが、イ ンフルエンザ菌、肺炎連鎖球菌、髄膜炎菌、肺炎かん菌、緑膿菌または黄色ぶど う球菌である請求の範囲8のワクチン組成物。
- 10..該抗原が糖接合体に連成させられている請求の範囲1のワクチン組成物 。
- 11.該糖接合体がジフテリア、破傷風、百日咳またはCRMのバクテリアトキ シン、或はそれらのトキソイドから成る請求の範囲10のワクチン組成物。
- 12.該糖接合体がポリリボシルリボトールホスフェートそしてジフテリアトキ シンのCRM197から成る請求の範囲10のワクチン組成物。
- 13.該バクテリア抗原がバクテリア表面もしくは外膜蛋白質である請求の範囲 1のワクチン組成物。
- 14.該バクテリア表面もしくは外膜蛋白質が、インフルエンザ菌、髄膜炎菌、 淋菌またはカタル球菌のものである請求の範囲13のワクチン組成物。
- 15.該バクテリア表面蛋白質が化膿連鎖球菌から得られるM蛋白質である請求 の範囲13のワクチン組成物。
- 16.該ウィルス抗原が、呼吸シンシチウムウィルスのF蛋白質、呼吸シンシチ ウムウィルスのN蛋白質、呼吸シンシチウムウィルスのG蛋白質、ロタウィルス のVP4ポリペプチド、ロタウィルスのVP6ポリペプチド、ロタウィルスのV P7ポリペプチド、ヒト免疫不全ウィルスのエンベロープ糖蛋白質、ヘルペス糖 蛋白質BおよびD、そしてB型肝炎のSおよびプレS抗原から成る群から選択さ れる請求の範囲5のワクチン組成物。
- 17.該防腐剤がチメロサール、フェノール、ベンジルアルコール、メチルもし くはエチルパラベン、2−フェノキシエタノール、或はm−クレゾールである請 求の範囲1のワクチン組成物。
- 18.懸濁液内の鉱物上に吸着させたところの、抗原およびアジュバント量のイ ンターロイキン−1α、インターロイキン−1β、インタ−ロイキン−2、イン ターロイキン−3、インターロイキン−4、インターロイキン−5、インターロ イキン−6またはインターロイキン−7の混合物から成る安定なワクチン組成物 。
- 19.更に防腐剤を含む請求の範囲18のワクチン組成物。
- 20.該防腐剤がチメロサール、フェノール、m−クレゾール、ベンジルアルコ ール、メチルもしくはエチルパラベン、或は2−フェノキシエタノールである請 求の範囲19のワクチン組成物。
- 21.該鉱物懸濁液がミョウバンの水懸濁液である請求の範囲18のワクチン組 成物。
- 22.該抗原が、バクテリア、ウィルス、細胞微細成分、蛋白質、ペプチド、糖 蛋白質、炭水化物、寄生虫、菌・カビ、オンコジーン生産物、および癌細胞から 成る群から選択される抗原である請求の範囲18のワクチン組成物。
- 23.該バクテリア抗原がバクテリア病原体からのものである請求の範囲22の ワクチン組成物。
- 24.該バクテリア病原体が、インフルエンザ菌(Haemophilus i nfluenzae)、大腸菌(Escherichia coli)、髄膜炎 菌(Neisseria meningitidis)、肺炎連鎖球菌(Str eptococcus pneumoniae)、化膿連鎖球菌(Strept ococcus pyogenes)、カタル球菌(Branhamella catarrhalis)、コレラ菌(Vibrio cho1erae)、ジ フテリア菌(Corynebacteria diphtheriae)、淋菌 (Neisseria gonorrhoeae)、百日咳菌(Bordete lla pertussis)、緑膿菌(Pseudomonas aerug inosa)、黄色ぶどう球菌(Staphylococcus aureus )、化膿連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)、肺炎か ん菌(Klebsiella pneumoniae)および破傷風菌(Clo stridiumtetani)から成る群から選択される請求の範囲23のワ クチン組成物。
- 25.該抗原がバクテリア皮膜ポリマー、オリゴマー、或はそれらのフラグメン トである請求の範囲18のワクチン組成物。
- 26.該バクテリア皮膜ポリマー、オリゴマー、或はそれらのフラグメントが、 インフルエンザ菌、肺炎連鎖球菌、髄膜炎菌、肺炎かん菌、緑膿菌または黄色ぶ どう球菌である請求の範囲25のワクチン組成物。
- 27.該抗原が糖接合体に連成させられている請求の範囲18のワクチン組成物 。
- 28.該糖接合体がジフテリア、破傷風、百日咳またはCRMのバクテリアトキ シン、或はそれらのトキソイドから成る請求の範囲27のワクチン組成物。
- 29.該糖接合体がポリリボシルリボトールホスフェートそしてジフテリアトキ シンのCRM197から成る請求の範囲28のワクチン組成物。
- 30.該バクテリア抗原がバクテリア表面もしくは外膜蛋白質である請求の範囲 18のワクチン組成物。
- 31.該バクテリア表面もしくは外膜蛋白質が、インフルエンザ菌、髄膜炎菌、 淋菌またはカタル球菌のものである請求の範囲30のワクチン組成物。
- 32.該バクテリア表面蛋白質が化膿連鎖球菌から得られるM蛋白質である請求 の範囲30のワクチン組成物。
- 33.該ウィルス抗原が、呼吸シンシチウムウィルスのF蛋白質、呼吸シンシチ ウムウィルスのN蛋白質、呼吸シンシチウムウィルスのG蛋白質、ロタウィルス のVP4ポリペプチド、ロタウィルスのVP6ポリペプチド、ロタウィルスのV P7ポリペプチド、ヒト免疫不全ウィルスのエンベロープ糖蛋白質、ヘルペス糖 蛋白質BおよびD、そしてB型肝炎のSおよびプレS抗原から成る群から選択さ れる請求の範囲22のワクチン組成物。
- 34.薬学的に許容される媒体および任意のアジュバント内の、懸濁液および薬 学的に許容される防腐剤内の鉱物上に吸着させた抗原とアジュバント量のインタ ーロイキンとの混合物から成る有効量の安定ワクチン組成物を脊椎動物宿主に投 与することから成る、抗原に対する免疫応答を引き出す方法。
- 35.該インターロイキンが、インターロイキン−1α、インターロイキン−1 β、インターロイキン−2、インターロイキン−3、インターロイキン−4、イ ンターロイキン−5、インターロイキン−6、インターロイキン−7、或はそれ らの混合物から成る群から選択される請求の範囲34の方法。
- 36.該鉱物懸濁液がミョウバンの水懸濁液である請求の範囲34の方法。
- 37.該抗原が、バクテリア、ウイルス、細胞微細成分、蛋白質、ペプチド、糖 蛋白質、炭水化物、寄生虫、菌・カビ、オンコジーン生産物、および癌細胞から 成る群から選択される抗原である請求の範囲34の方法。
- 38.薬学的に許容される媒体および任意のアジュバント内の、懸濁液内の鉱物 上に吸着させた抗原とアジュバント量のインターロイキン−1α、インターロイ キン−1β、インターロイキン−2、インターロイキン−3、インターロイキン −4、インターロイキン−5、インターロイキン−6またはインターロイキン− 7との混合物から成る安定なワクチン組成物の有効量を脊椎動物宿主に投与する ことから成る、抗原に対する免疫応答を引き出す方法。
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