JPH04506134A - 電話機支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電話機支持装置、とりわけ、使用者の頭部につけるヘッドバンドを有し 、かつ既存の電話送受話器を支持してその受話口を耳に当て、使用者の両手が完 全に自由となるようにできる装置に関する。

この一般的な型の電話送受話器支持諸装置は既知であり、送受話器を使用者が屑 でバランスさせる試みよりも好まれるものである。公知の諸装置の例は米国特許 第２４８１３８７号、第４０４８４５３号、第２０２００８４号、第４１２１０ ６１号に示されている。しかし以前のこれらの特許に記述されている構造は、米 国特許第４１２１０６１号のように、その電話送受話器自体を特別に改造するこ とを要したり、送受話器を所定の位置に保つために、固定帯として受話口の回り に適合するループかループ状のものを使用することを要する。実質上すべての電 話機が同じ形と寸法で、その固定帯が適合するならば、このような構造は満足で きたかもしれないが、当今の新しい電話機では、送受話器はさまざまな形状及び 寸法を持っているので、各デザインの送受話器毎に固定帯を用意するのは実際的 でないであろう。

従って本発明の目的は、その形状及び寸法にかかわりなくほとんどどのような電 話送受話器でも支持することのできる装置を提供することにある。

本発明によれば、電話送受話器支持装置は、使用者の頭部上に適合し得ると共に 、使用者の両耳に宛てがわれる耳当てを両端部付近に備えた弾力性のあるヘッド バンドと、片方の耳当てに脱着自在に取り付けられた留め具とを有し、その留め 具は、脱着自在に前記ヘッドバンドに結合する結合手段を有する基盤を含み、そ の結合手段は、電話機受話口内のスピーカからの音が結合手段及びヘッドバンド を通して使用者の耳に達し得るようにする中央開口部と、はぼ前記基盤から外側 へ離れ且つ互いに向かって延びたところの一対の離間した弾力性のある把持アー ムであって、その把持アームが電話送受話器の受話口の回りを把持するように受 話口がその中に配置され得る領域を規定するものと、前記基盤の方向へ付勢され 、而も、受話口を基盤に押し付け、前記把持アームと共に受話口をホルダー内に 保持するべ（受話口の端部を圧するように配置されたところの弾性的に取り付け られたレバーとを有する。

この把持アーム及び弾性的に取り付けられたレバーからなる構造により、電話送 受話器のどんな形状や寸法の受話口も、留め具にうまく連結することができる前 記結合手段は、留め具またはヘッドバンドの何れかに、他方の対応する溝部内ま たは対応する出張り部の後ろにかみ合う一対の相対する突部を有してなる差し込 み（バヨネット）構造を含むことが好ましい。このような構造は、留め具を素早 （着脱できるので、留め具を電話機に取り付けたままで、而もヘッドバンド使用 者が、必要な時に素早くかつ容易に電話送受話器をヘッドバンドに取り付けるこ とができ、電話機を使わない時には同様に素早く取り外すことができるという長 所を持つ。

またこの差し込み構造は、留め具がどちらの方向に捩られても前記一対の突部が 保持されるようになっていることが好ましい。それによってこの差し込み構造は 、左手を使う使用者にも右手を使う使用者にも、製品の構造に何らの変更なくと も適応し得る。つまり、もし使用者が、電話受話口が左耳にあたるように本装置 を着用することを望むならば、留め具を一つの方向に捩って結合して電話送話口 が使用者の口の前に吊り下がるようにし、逆にもし使用者が電話機を右耳に装着 することを望むならば、留め具を逆方向に捩ってヘッドバンドをあべこべに着用 する。

電話送受話器をその送話口が使用者の口の近くに位置するように維持するために 、同突部を所定の位置に保持するために必要な程度以上に留め具がヘッドバンド に対して捩られることを防ぐ停止手段を設けることが望ましい。

本発明の電話送受話器支持装置を、添付図面を参照しつつ、実施例により説明す る。それらの図面のうち、 図１は、本発明装置の斜視分解図であって、電話送受話器を破線で示している図 ２は、図１に示された装置の逆側からの側面図である。

図３は、この装置の留め具部分の拡大側面図である。

図４は、留め具部分の拡大底面図である。そして、図５は、図３と図４に示され た留め具の、図４の５−５線に沿った断面図である。

これらの図面に示された電話送受話器支持装置１０は、一端部に幅の広がった耳 当て１４を有するヘッドバンド１２を含む、他端部付近には、別の耳当て１６が ある。耳当て１４に脱着自在に取り付けられているのは、破線で概略的に示され た電話送受話器２０を支持する構造になっている留め具１８である。

ヘッドバンド１２は１合成プラスチック製であり、弾力性を有する。それは、一 体的に外方へ盛り上がった補強用の突条１３を含む。このヘッドバンドは、使用 者の頭部を上から把持するように設計されている。耳当て１４の内側に向いてい る面には、発泡体リング２２が取り付けられており、この耳当てが使用者の耳の 一つに圧接するときに、クッションとして作用する。耳当て１４の中央部には開 口部２３があり、発泡体リング２２の中央部と同軸状に配置され、音を使用者の 耳まで通すようになっている。

他の耳当て１６も同様に、その内側に向いている面に、使用者の他の耳に対する クッションのための発泡体リング２４を有する。またこの耳当て１６は、その外 側へ向いている面から外方へ延びる固定帯３０を有し、この固定帯は、ヘッドバ ンド１２の端部な取り囲む、従ってこの端部はこの固定帯の中を滑ることができ 、それによって耳当て１６の位置を諸使用者に適するように調節することができ るようになっている。この耳当てを運ばれた位置に保持するために、ヘッドバン ド１２の端部は、その外側へ向いた面の上に、一体成形された多数の離間した凸 部３２を有し、これらはストラップの縁部とかみ合い、耳当て１６を、一時的に あらかじめ定めた位置に保持するようになっている。

留め具１８は、実質的に平坦な基盤４０を有し、その基盤は、それと一体的に成 形された一対の直立した把持アーム４２及び４４を有する。これらは、図４に示 される状態における前端付近に形成されている。留め具１８は、弾力性を有する 合成プラスチック材料製であり、従って把持アーム４２及び４４は、幾分弾力性 があり、バネ状となっている。各アームはそれぞれ内側部分４４ａ及び４４ｂを 有し、それらは基盤４０と一体的に成形されると共に両アームが互いに向かって 僅かに曲がる方向に延びている。また各アームは外端部分４２ｂ及び４４ｂを有 し、それらはさらに曲がって内側部分４２ａ及び４４ａよりも遥かにもつと互い に向かって延びている。この構造によって、把持アーム４２及び４４が電話送受 話器２０の周囲を部分的に取り囲んで把持し得るものとなっている。これに加え て図３に最もよく見られるように、部分４２ｂは図３のように側面から見て僅か に後方に延びるが、部分４２ａは図３のように側面から見て基盤に対して実質的 に直角である。

また、留め具１８の前端部において基盤と一体成形されているのは、一体的な直 立突部４６である。これは電話機の受話口の内端部にかみ合って、アーム４２及 び４４と共に、この内端部が留め具１８から滑り出ることを防ぐものである。

基盤４０に回動可能に取り付けられているのは、レバー５０である。このレバー ５０は、両サイドアーム５２を含んでおり、１本の回動ビン５４が、これらのサ イドアームを通して架装されている。この回動ビン５４は、基盤４０と一体成形 された一対の離間した垂直突部５６をも通して架装されており、レバー５０がそ の回りに回動するポイントを提供している。ビン５４の回りにコイルバネ５８が あり、このコイルバネは、基盤４０及びレバー５０を押圧して、レバー５０をそ の基盤に向かって図５の矢印６０の方向に付勢している。また区５に最もよ（示 されるように、このレバーは一体成形された下方に延びる突部６２を有する。

これによりスプリング５８の作用が制限されレバーが基盤４０の方へ図５に実線 で示した位置よりもさらに動くことを防ぐ。その際に突部６２が、基盤から突出 している両突部５６に当たるからである。しかしこのレバーは、外方へ図５に１ 点鎖線で示す開放位置まで旋回でき、その位置では、アーム５０の外端部が基盤 に接すると共に、使用者が電話送受話器を挿入したり取り外したりするための空 間が生ずる。これに関連して、レバー５０は外方指掛は部６４を有し、これによ り、使用者が当該レバーを押圧して図５に１点鎖線で示す開放位置までレバーを 動かすことができるようになっている。

耳当て１４の中央部に、開口部２３と同軸状に、環状凹部７０がある。直径方向 に相対する一対の突部７２が、耳当て１４と一体成形されて、前記凹部内に突出 している。これらの各々は、実質的に開口部２３及び凹部７０の軸線に平行な外 方突出部７４、並びに、半径方向外方へ向く外端部７６を有する。

基盤４０には、円形開口部７８がある。この開口部から内側に、出張り部８゜が 延設されている。これは前記開口部の円周に添って延設されている。その出張り 部に、直径上で離間し、而も突部７２が通過し得る一対の切欠部８２が形成され ている。

留め具１８をヘッドバンド１２に取り付けるためには、切欠部８２を突部７２に 位置合わせしつつその留め具を耳当て１４に押し付ける。そうすると両切大部は 出張り部８０を通過することができる。次いで留め具がヘッドバンドに対して捩 られると、両突部７２の外端部７６が出張り部とかみ合って留め具を所定位置に 保持する。留め具を取り外すには、それを単に逆に捩って突部７２と切欠部８２ を位置合わせする。すると留め具はヘッドバンドから分離され得る。

電話送受話器をしまりなく下方に垂れ下がらせずにその送話口が使用者の顔の口 近くに保持されることを確保するために、一体成形された一対の突部９０が基盤 ４０から下方に延設されている。これらの一方又は他方が、以下に説明するよう に、ヘッドバンドの側面に、領域９２（図１を見よ）において接し、それによっ て、突部７２が一旦切欠部８２に入って出張り部８０に保持されてしまえば、留 め具がそれ以上板れることが防がれる。

この留め具は左手使いの使用者にも右手使いの使用者にも適するように取り付け ることができる。図１に示す状況では、電話機は使用者の右耳から前方に延びる ように位置している。もう一つのやり方として、留め具１８と送受話器２０を開 口部７８の軸線の回りに１８０°回転して耳当て１４に取り付けることができる 。そうすると送受話器は使用者の左耳から前方に延びるように支持される。

レバー５０並びにアーム４２及び４４からなる構造により、留め具は、はとんど どんな電話送受話器にも容易に固定することができる。特に、レバー５０を図５ に１点鎖線で示される開放位置に素早くかつ容易に動かすことができるので、送 受話器の受話口側の端部をアーム４２及び４４の間に、それらのアームを過剰に 曲げることなく挿入することができる。もしそのように過剰に曲げられたならば 、使用中の送受話器を支持するために十分な剛性を必要とするそれらのアームは 、破損するかもしれない。

送受話器の拡声器からの音は、位置合わせされた開口部７８と２３を通して使用 者の耳に達し得る。しかし、必要であれば、開口部２３の内部に増幅装置を装置 することができる。そのような増幅装置は、公知の、そして電話送受話器の受話 口に適合し得るものであればよい。

国際調査報告 ｍｍｒｗｌｌ＃ｖ　Ａｅｅｌｌｕｌｌｅａ　Ｉｔｓ、　ＰＣＴ／四９０１００３ ０９国際調査報告

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．使用者の頭部上に適合し得ると共に、使用者の両耳に宛てがわれる耳当てを 両端部付近に備えた弾力性のあるヘッドバンドと、片方の耳当てに脱着自在に取 り付けられた留め具とを有してなり、その留め具は、脱着自在に前記ヘッドバン ドに結合する結合手段を有する基盤を含み、その結合手段は、電話機受話口内の スピーカからの音が結合手段及びヘッドバンドを通して使用者の耳に達し得るよ うにする中央開口部と、ほぼ前記基盤から外側へ離れ且つ互いに向かって延びた ところの一対の離間した弾力性のある把持アームであって、その把持アームが電 話送受話器の受話口の回りを把持するように受話口がその中に配置され得る領域 を規定するものと、前記基盤の方向へ付勢され、而も、受話口を基盤に押し付け 、前記把持アームと共に受話口を留め具内に保持するべく受話口の端部を圧する ように配置されたところの弾性的に取り付けられたレバーとを含んでなる電話受 話器支持装置。
2. ２．結合手段が、留め具またはヘッドバンドの何れかに、他方の対応する溝部内 または対応する出張り部の後ろにかみ合う一対の相対する突部を有してなる差し 込み構造を含む請求の範囲第１項記載の電話受話器支持装置。
3. ３．差し込み構造が、留め具がどちらの方向に捩られても一対の突部が保持され るよう構成されている請求の範囲第２項記載の電話受話器支持装置。
4. ４．電話送受話器をその送話口が使用者の口の近くに位置するように維持するた めに、上記突部を所定の位置に保持するために必要な程度以上に留め具がヘッド バンドに対して捩られることを防ぐ停止手段を備える請求の範囲第２項又は第３ 項記載の電話受話器支持装置。
5. ５．弾力性を有する各把持アームが、基盤に連帯すると共に互いに向かって僅か に曲がる方向に延びる内側部分と、内側部分に比しより一層互いに向かって延び るよう更に曲がった外端部分とを有する前記何れかの請求の範囲に記載された電 話受話器支持装置。
6. ６．本質的に添付図面についてこれまでに述べた通りの電話受話器支持装置。